JPS63148476A - 磁気デイスク装置のヘツド位置決め制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は磁気ディスク装置のヘッドの位置決め制御方式
において、積層した磁気ディスクの枚数に応じて位置決
め用ヘッドの選択を自動的に行うため種々の磁気ディス
クの積層枚数に対しても、各磁気ディスクの位置決め情
報に基づいて最適なヘッドの位置決め制御の基準となる
位置決め情報を読み取るヘッドを選択することができる
。

〔産業上の利用分野〕

本発明は磁性材料を塗布またはメッキした磁気ディスク
を複数枚積み重ねたものを記録媒体として常に高速で回
転させ読み書きヘッドを用いて記録再生する際の磁気デ
ィスク装置の位置決め制御方式に関する。

磁気ディスク装置の位置決めの制御を行うための基準と
なる位置決め情報は複数枚の積層された磁気ディスクの
うち最下位のディスク面に記録されているものを使用し
ていたが、磁気ディスクの回転機構部であるスピンドル
の材料力学的な特性や温度特性等の特性上の理由から磁
気ディスクのヘットの位置が積層された複数の磁気ディ
スクの最上面と最下面とては大きなずれが生じる。この
ずれをなるべく小さくするため最近では複数枚のディス
クのうち中央部の磁気ディスク面に記録された位置決め
情報（サーボ情報）を基準として使用するようになって
いる。

（従来の技術〕 従来、第６図は複数枚、この例では４枚の磁気ディスク
６１ａ、ｂ、ｃ、ｄを装備した磁気ディスク装置の位置
決め制御の方式を示す。

木刀式にあっては、データ面サーボ方式を採用し、積層
されている全磁気ディスク６１　ａ　＋　ｂ　＋ｃ、ｄ
の枚数（この例では４枚）から作業員がほぼ中央部に位
置している磁気ディスク面を判別し、その磁気ディスク
６１ｃのデータ面に記録されている位置決め情報を基準
位置情報として読み取り、ヘッド６２ａ〜ｈの中から位
置決め制御を行うためのサーボ・ヘッド６２ｅ（磁気デ
ィスクのシーク等のためのサーボ制御用のヘッドでデー
タの読み書き用のデータヘットと共用）をスイッチ６５
を開成することによりアナログスイッチ６３ａ、ｂを介
して選択する。

また、もし全磁気ディスク６１の枚数が２枚の場合には
積層された磁気ディスク６１ｃ、ｄのうち磁気ディスク
６１ｄの上面が積層位置の中央に近いのでスイッチ６５
を閉成することによりサーボ・ヘッド６２ｇをアナログ
スイッチ６３ａ、ｂを介して選択する。

尚１図中群号６４はインバータである。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、従来の磁気ディスク装置の位置決め制御方式
にあっては、前述したように複数種類の磁気ディスク枚
数を積層することのできるような磁気ディスク装置に対
応するためには、作業員か全磁気ディスクの枚数を判別
して、当該枚数に応じて位置決め制御用のサーボ・ヘッ
ドを選択する必要があり手間がかかるとともに、切り換
えのためのスイッチが全枚数の種類に応じて必要となり
装置が複雑になるという問題点を有していた。

また、当該スイッチを使用しない場合であって、磁気デ
ィスクの積層枚数が基準の枚数よりも減少する場合には
上位にダミーディスクを積層させて位置をずらす必要が
あり使用しにくいという問題点を有していた。

そこで、本発明は以上の問題点を解決するためになされ
たものであり、種々の磁気ディスクの積層枚数に容易に
対応することができる磁気ディスク装置の位置決め制御
方式を提供することを目的としてなされたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

以上の問題点を解決するために本発明では第１図に示す
ように、磁気ディスク装置に装備した複数枚の磁気ディ
スク１に記録された位置決め情報に基づいて磁気ディス
ク面に各々設けられたヘッドの位置決め制御を行う方式
において、複数の磁気ディスク１面に記録した位置決め
情報２を判別する位置決め情報判別手段３と、当該位置
決め情報２に基づいて磁気ディスクの積層数量を検出す
る積層数量検出手段３と、当該積層数量に基づいて前記
ヘッドの中から位置決めの基準となる位置決め情報を読
み取るヘッドを選択するヘッド選択手段４とを備えたも
のである。

〔作用〕

磁気ディスク装置のシーク動作（読み書きヘッドの位置
決めのための動作）に使用するための位置決め情報（サ
ーボ情報）が複数の各磁気ディスク面の所定箇所に他の
データ情報とともに予め記録されている。磁気ディスク
装置を使用する際には、本発明に係る磁気ディスク装置
が有する位置決め情報判別手段が磁気ディスクが記録し
ている情報の中から当該位置決め情報を判別する。する
と積層数量検出手段４は当該位置決め情報に基づいて磁
気ディスクの枚数等の積層数量を検出する。すると、ヘ
ッド選択手段５は当該積層数量に基づいて複数のヘッド
の中から複数の磁気ディスクの位置決め用の基準となる
位置決め情報を読み取るためのヘッド（サーボ・ヘッド
）を選択す・る、この基準となる位置決め情報を読み取
るヘッドは通常積層された全磁気ディスクのうちの中央
部または、その近傍にある磁気ディスク面のヘッドであ
る。これは磁気ディスクの位置ずれが最も小さくなるか
らである。

〔実施例〕

次に本発明に係る実施例について説明する。

第２図は本実施例に係る磁気ディスク装置の位置決め制
御方式に係る機器構成の一例を示したものである０本実
施例に係る磁気ディスク装置は例えば４枚及び２枚の磁
気ディスク２１を装備することができるものとする。ま
た各磁気ディスク２１の表面及び裏面には、ヘッドの位
置決め情報が記録されているデータ面サーボ方式である
とする。

本実施例の方式に係る装置は第２図に示すように、電源
電圧検出回路２０、位置決め情報判別手段３、積層数量
検出手段４及びヘッド選択手段５から主として構成され
ている。

電源電圧検出回路２０は電源電圧が投入されたか否かを
検出するものであり、電源が投入された場合にはトリガ
を発するものである。

位置決め情報判別手段３はシーク動作のために位置決め
情報としてのサーボ位置を記録している磁気ディスク上
の特定シリンダを示すために予め設定されているカウン
タ設定値を格納するメモリ３１、当該特定シリンダにヘ
ッド３６を移動させるためシリンダ、すなわちトラック
の本数をＴ　Ｘ　Ｐ　Ｌ　（ｔｒａｃｋ　ｃｒｏｓｓｉ
ｎｇ　ｐｕｌＳｅ）に基づいて計数するｕ　／　ｄカウ
ンタ３２、当該シリンダまでヘッド３６を移動（シーク
）させるための制御を行うサーボ制御回路３３、当該サ
ーボ制御回路３３に基づいてヘッド３６のシーク動作を
行うための駆動回路３４、当該駆動回路３４によって駆
動されるシーク動作用のＶＣＭ（ｖｏｉｃｅ　ｃｏｉｌ
ｅ　ｍｏｔｏｒ　）　、磁気ディスク２１からのデータ
の読み出し書き込みを行うヘッド３６（サーボ・ヘッド
と共用）、ヘッド３６が読み出したデータの復調を行う
復調回路３７及び当該復調回路３７が復調した復調デー
タから例えばＨＤ＝０４（最下位の磁気ディスク面をＨ
Ｄ　＝　００とした場合）の磁気ディスク面上にある位
置決め情報としてのサーボ情報を所定の間隔のタイミン
グＡ、Ｂでサンプリングするためのタイミング回路３８
から構成されている。

第４図にはタイミング回路３８の一例を示す。

タイミング回路３８はタイミングＡとＢとの論理和をと
るＯＲ回路５１、タイミングＡ、Ｈに従ってアナログ・
デジタル変換を行うＡ／Ｄ変換器５２、タイミングＡで
サンプリングして得た位置信号を一旦格納するレジスタ
Ａ及びタイミングＢで得た位置信号を一旦格納するレジ
スタＢから構成されている。

積層数量検出手段４はタミング回路３８が取り出した位
置決め情報としてのタイミングＡ、Ｂで得た位置決め信
号のレベルを比較することによりＨＤ　＝　０４の磁気
ディスク面より読み出し等を行うヘッド３６が位置決め
情報を読み出すか否かを判別することによって、磁気デ
ィスク２１の積層数量が３枚以上あるか否かが比較回路
３９によって検出される。

また、ヘッド３６の位置決めを行うために使用するヘッ
ド３６を選択するヘッド選択手段４は設定値つきレジス
タ４１及びヘッド選択回路４２から構成されている。

設定値付きレジスタ４１は電源投入の際には無条件にＨ
Ｄ　＝　０４の磁気ディスク面を選択する信号を出力し
、比較回路３９による比較結果がＨＤ　＝　０４の磁気
ディスク面の存在を示している場合にはＨＤ　＝　０３
の磁気ディスク面を選択する信号を出力し、比較回路３
９の比較結果がＨＤ　＝　０４の磁気ディスク面の存在
を示していない場合にはＨＤ＝０１の磁気ディスク面を
選択する信号を出力するものである。ヘッド選択回路４
２は当該レジスタ４１は、例えば磁気ディスク２１がイ
ンデックスｅタイプである場合にはヘッド３６が読み出
した所定の信号幅を有するコントロール信号（インデッ
クスからデータ領域までの間に出力される信号）が入力
している間は当該設定値付きレジスタ４１からの信号に
基づいてＨＤ　＝　０３またはＨＤ＝０１の磁気ディス
ク面にあるヘッド３６を選択し、コントロール信号がな
い場合にはインタフェースを介してヘッド３６の選択を
行うものである。

次に本実施例に係る磁気ディスク位置決め制御方式の作
動を説明する。

磁気ディスク装置の電源電圧検出回路２０により電源が
投入されたことが検出されるとトリガが発せられて、設
定値付きレジスタ４１は直ちにＨＤ　＝　０４の磁気デ
ィスク面のへラド３６を位置決め用に選択する信号を出
力し、ヘッド選択回路４１はＨＤ　＝　０４のヘッド３
６をサーボ・ヘッドとして選択する。その際、電源電圧
検出回路２０は同時にｕ　／　ｄカウンタ３２にトリガ
を発して予めメモリ３１に設定された位置決め情報を記
録している磁気ディスク上のシリンダ位置にヘッド３６
が到達するまでヘッド３６の移動によって生じるＴＸＰ
Ｌ信号をカウントし、サーボ制御回路３３にその位置を
知らせる。すると、駆動回路３４は当該サーボ制御回路
３３の指令に基づいてシーク動作を行わしめるためＶＣ
Ｍ３５を駆動させる。

こうして、ヘッド３６は磁気ディスクｚｌ上の位置決め
情報２２を記録しているシリンダの領域に到達し、位置
決め情報を読み取る。

位置決め情報はセクタ中タイプの場合には、例えば第３
図に示すように磁気ディスク２１のセクタ領域のある特
定のシリンダで分割されたトラック上に記されたインデ
ックス（起点マーカ）とデータ領域との間の領域に位置
決め情報が記録されている。

ヘッド３６に読み取られた当該位置決め情報は復調回路
３７で復調され、復調データとしてタイミング回路３８
に入力する。タイミング回路３８では第５図に示したＡ
／Ｄコンバータ５２により所定のタイミングＡ、Ｂでデ
ジタル変換され、タイミ、ングＡで変換された復調信号
はレジスタＡに格納され、タイミングＢで変換された復
調信号はレジスタＢに格納される。

当該復調信号は比較回路３９でそのレベルが比較されて
ＨＤ＝０４の磁気ディスク面とされたヘッド３６が位置
決め情報を検出したか否かが判別される。

もし、ヘッド３６が位置決め情報を検出した場合には、
ＨＤ　＝　０４の磁気ディスク面が存在するのであるか
ら設定値付きレジスタ４１はＨＤ　＝　０３にあるヘッ
ド３６を位置決め用の基準となる位置決め情報を読み取
るためのサーボ・ヘッドとすべき指令信号をヘッド選択
回路４２に送出する。

一方、位置決め情報が検出されなかった場合にはＨＤ　
＝　０４の磁気ディスク面がないのであるから設定値付
きレジスタ４１はＨＤ　＝　０１にあるヘッド３６を位
置決め用の基準となる位置決め情報を読み取るためのサ
ーボ・ヘッドとすべき指令信号をヘッド選択回路４２に
送出する。

するとヘッド選択回路４２はコントロール信号が入力し
ている場合には当該信号にノ＾づいて夫々サーボ・ヘッ
ドを選択し、コントロール信号がない場合にはインタフ
ェースを介した外部からの指令によるヘッド選択を行う
。

こうして電源投入時に積層された磁気ディスクの枚数に
応じてサーボ・ヘッドの選択を行い、その後は設定値付
きレジスタ４１によってそのヘッド選択が固定される。

尚、本実施例において、ＭＰＵを使用することにより、
本実施例に係る方式の一部またはその大部分をファーム
ウェア化することは可能である。

また、タイミング回路でのサンプリングは任意の回数行
うことができる。

〔発明の効果〕

本発明にあっては、ヘッドの位置決めの制御を行う際に
は、磁気ディスク装置が装備する磁気ディスクの積層枚
数が変った場合でも直ちに自動的に位置決めの基準とな
る位置決め情報を読み取るヘッドを選択することができ
るようにしている。したがって、従来のように作業員が
使用するたびに、積層枚数を確認して、スイッチを切り
換えて当該ヘッドを選択する必要がないので容易。

確実に磁気ディスクの積層枚数の切り換えに対応するこ
とができる。また、デバイス拳タイプの切り換えスイッ
チを必要としないので、幾種類もの枚数に対応する装置
である場合には構造が簡単になる。さらに、本発明にあ
っては、データ面サーボ方式またはサーボ面サーボ方式
（特定の磁気ディスク面のみに位置情報があり、当該デ
ィスク面をヘッドの位置決め用に使用する方式）を問わ
ず複数の磁気ディスク面に位置決め情報が記録されてい
る場合に有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原ブロック図、第２図は実施例を示す
ブロック図、第３図は磁気ディスクに記録された位置情
報の一例を示す図、第４図は復調された位置情報とタイ
ミングを示す図、第５図はタイミング回路の一例を示す
図、第６図は従来例を示すブロック図である。 １・・・磁気ディスク ２・・・位置決め情報 ３・・・位置決め情報判別手段 ４・・・積層数量検出手段 ５・・・ヘッド選択手段 ３６・・・ヘッド 渾翳そθｆ４ｎ斤Ｊ！ブＯソカコ 第１図 愼釆１月とホブフＯヮフＱ 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気ディスク装置に装備した複数枚の磁気ディスク（１
   ）に記録された位置決め情報に基づいて磁気ディスク面
   に各々設けられたヘッドの位置決め制御を行う方式にお
   いて、 磁気ディスク（１）面に記録した位置決め情報（２）を
   判別する位置情報判別手段（３）と、当該位置決め情報
   （２）に基づいて磁気ディスクの積層数量を検出する積
   層数量検出手段（３）と、 当該積層数量に基づいて前記ヘッドの中から位置決めの
   基準となる位置決め情報を読み取るヘッドを選択するヘ
   ッド選択手段（４）とを備えたことを特徴とする磁気デ
   ィスク装置のヘッド位置決め制御方式。