JPH0411367A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はデータ面サーボ方式の磁気記録再生装置に関す
る。

（従来の技術） 従来、磁気・＼ラドを用いて記録媒体上にデータの記録
／再生を行うハードディスク装置では、専用のサーボ面
を持たずに磁気ヘッドの位置決め制御を行うデータ面サ
ーボ方式がある。この方式には、セクタサーボ方式とイ
ンデックス方式があるが、いずれもデータ面の一部にト
ラック識別情報およびポジションデータからなるサーボ
情報を予め記録しており、トラック識別情報で粗位置決
めを行い、ポジションデータで精密位置決めを行う。粗
位置決めとは、磁気ヘッドを目標トラックまでシークさ
せる制御である。また、精密位置決めとは、磁気ヘッド
を目標トラックの中心位置に位置決めする制御である。

ここで、第４図に従来のサーボ情報の記録状態を示す。

各セクタ毎あるいは各インデック毎に、トラック識別情
報１１およびボジンヨンデータ１２からなるサーボ情報
が記録されている。トラック識別情報１１は、各トラッ
ク毎に固をのアドレス情報であり、トラックの位置を示
す。また、ポジションデータ１２は、磁気ヘッド１３の
位置を検出するための位置情報であり、一般にａおよび
ｂで示される２相のバーストデータが用いられている。

このバーストデータａＳｂは、通常のトラック位置から
１／２トラツクずれた位置に半径方向に順に記録されて
いる。

このような構成のサーボ情報を用いるハードディスク装
置では、まず、トラック識別情報１１に基づいて磁気ヘ
ッド１３を目標トラックまでシークさせる。次に、ポジ
ションデータ１２のバーストデータａとバースデータｂ
の各出力レベルが一致するように磁気ヘッド１３の位置
を制御することで、磁気ヘッド１３を目標トラックの中
心位置に位置決めする。

（発明か解決しようとする課題） ところで、上記したようなデータ面サーボ方式では、デ
ータ面にサーボ情報を記録しているため、その分、デー
タ容量（データエリア）か少なくなる。特に、第４図の
ようなトラック識別情報１１およびポジションデータ１
２からなるサー、ボ情報を用いた場合には、そのサーボ
情報の記録エリアを多く必要とし、データ容量か少なく
なる。

本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、データ
面サーボ方式において、サーボ情報に必要な記録エリア
を少なくして、データ容量を増加させた磁気記録再生装
置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段と作用） すなわち、本発明は、各トラック毎に磁気ヘッドの位置
を検出するためのポジションデータを記録したデータ面
サーボ方式の磁気記録再生装置において、上記ポジショ
ンデータの記録エリアに偶数トラックを識別するための
第１の識別情報および奇数トラックを識別するための第
２の識別情報を半径方向に順に記録した記録媒体を備え
、この記録媒体から上記第１、第２の識別情報を読ａし
、同識別情報に基づいて磁気ヘッドの位置決め制御を実
行するようにしたものである。

このような構成によれば、トラック識別情報のみでサー
ボ情報を構成しているため、そのサーボ情報に必要な記
録エリアを少なくでき、データ容量を増加させることが
できる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る磁気記録
再生装置を説明する。

第１図は例えばセクタサーボ方式のハードディスク装置
におけるサーボ情報記録状態を示す図である。第１図に
おいて、記録媒体（データ面）には、従来、ポジション
データが記録されていたエリアに、トラック識別情報２
２が記録されている。

このトラック識別情報２２は、図中Ａで示される第１の
識別情報と、同じくＢで示される第２の識別情報Ｂから
なり、粗位置決めおよび精密位置決めの両制御用のサー
ボ情報として用いられる。

第１の識別情報Ａは、偶数トラックを識別するための情
報であり、ここでは偶数トラック毎に固有のアドレス情
報（コード）である。また、第２の識別情報Ｂは、奇数
トラックを識別するための情報であり、ここでは奇数ト
ラック毎に固有のアドレス情報である。これら識別情報
Ａおよび識別情報Ｂは、第１図に示すように半径方向に
順に記録されている。

さらに、同実施例では、各トラック毎に偶数トラックか
奇数トラックかを示すトラック確認情報２１が記録され
ている。このトラック確認情報２１は、ヘッド位置決め
制御時にトラックの確認のために用いられる。

次に、上記のようなサーボ情報を用いたヘッド位置決め
制御の方法について説明する。

第１図に示すＡのエリアには、偶数トラックの識別情報
Ａｎ、Ａｎ＋２・・が記録されている。また、Ｂのエリ
アには、奇数トラックの識別情報Ｂｎ＋１、Ｂ　ｎ＋３
・・・が記録されている。ここで、シーク命令がくると
、その目標トラック（シリンダ）により、偶数トラック
であればへの識別情報を、奇数トラックであればＢの識
別情報を参照できるようにウィンドウを開く。

例えばｎトラック（偶数トラック）に磁気ヘッド２３を
シークさせる場合には、識別情報Ａを読出すためのＡウ
ィンドウを通して、ｎトラックを示す識別情報Ａｎを捜
す。この識別情報Ａｎを検出した時点て、つまり磁気ヘ
ッド２３をｎトラックまでシークさせた時点で、制御を
粗位置決めから精密位置決めに切換える。そして、Ａお
よびＢの両ウィンドウを通して、識別情報Ａｎおよび識
別情報Ｂ　ｎ＋１を検出し、この識別情報Ａｎ、Ｂｎ＋
１を用いて磁気ヘッド２３をｎトラックの中心位置に位
置決めする。具体的には、識別情報Ａｎの出力レベルと
識別情報Ｂ　ｎ＋１の出力レベルのピークを検出し、両
レベルが均一になるように制御する。

このようにして、磁気ヘッド２３を目標トラックｎの中
心位置に位置決めした後は、トラック確認情報２１を用
いてトラックの確認を行う。このトラック確認情報２１
を１ビツトで構成し、例えば偶数トラックに「Ｏ」、奇
数トラックに「１」を書込んでおけば、このビットを確
認することにより、トラック間の位置すれを発見できる
。この場合、トラック確認情報２１か１ビツトであれば
、±１トラックの位置ずれをサポートでき、２ビツトで
あれば、±３トラックの位置ずれをサポートできる。

一方、例えばｎ＋１トラック（奇数トラック）に磁気ヘ
ッド２３をシークさせる場合には、Ｂウィンドウを通し
てＢｎ＋１の識別情報を捜せば、あとは上記同様の動作
である。

第２図は上述したヘッド位置決め制御を実現するための
具体的な回路構成を示す図である。

第２図において、カウンタ３１ａは、セクタパルスの人
力タイミングで所定数分のカウントを実行する。ウィン
ドウ作成回路３２ａは、例えば単安定マルチバイブレー
タ等からなるワンショト回路であり、カウンタ３１ａの
カウント信号を入力することにより、識別情報Ａを検出
するためのＡウィンドウ信号をＣＰＵ３６に出力する。

同様に、カウンタ３１ｂおよびウィンドウ作成回路３２
ｂによって、識別情報Ｂを検出するためのＢウィンドウ
信号が作成される。

再生回路３３は、磁気ヘッド２３を通じて得られる読出
しデータ（アナログ信号）を２値化し、これをトラック
識別情報としてＣＰＵ３Ｂに出力すると共ニ、ＰＰＤ　
（パルスピークディテクタ）機能を備え、識別情報Ａ、
Ｂの各ピークを検比し、その検出信号をピークホールド
回路３４に出力する。ピクホールド回路３４は、Ａおよ
びＢのウィンドウ信号に応じて再生回路３３からのピー
ク検出信号をホールドし、その信号をＣＰＵ３Ｂがらの
セレクト信号に基づいてＡ／Ｄ変換器３５に出力する。

Ａ／Ｄ変換器３５は、ピークホールド回路３４の出力信
号をディジタル化してＣＰＵ３Ｂに出力する。

ＣＰＵ３Ｇは、本装置全体の制御を司るものであって、
ここでは識別情報ＡＳＢに基づいて磁気ヘッド２３の位
置決め制御を実行する。

このような構成では、カウンタ３１ａおよびウィンドウ
作成回路３２ａによって、第１図に示すトラック識別情
報２２の識別情報Ａを検出するためのＡウィンドウ信号
が作成される。同様に、カウンタ３１ｂおよびウィンド
ウ作成回路３２ｂによって、識別情報Ｂを検出するため
のＢウィンドウ信号が作成される。ＣＰ　Ｕ　３６は、
このＡ、Ｂのウィンドウ信号に基づいて、識別情報Ａあ
るいは識別情報Ｂのうちの必要なトラック識別情報２２
を再生回路３３から得、磁気ヘッド２３を目標トラック
まで移動させる粗位置決め制御を実行する。

次に、ＣＰＵ３８は、再生回路３３、ピークホールド回
路３４およびＡ／Ｄ変換器３５を通じて、目標トラック
にまたがる識別情報Ａおよび識別情報Ｂ（例えば第１図
に示すｎトラックであれば、識別情報Ａｎと識別情報Ｂ
ｎ＋１）を従来のポジションデータとして得、磁気ヘッ
ド２３を目標トラックの中心に位置決めする精密位置決
め制御を実行する。

具体的には、Ａ／Ｄ変換器３５から得られる識別情報Ａ
および識別情報Ｂの各出力レベルのピークを比較し、両
者の出力レベルが一致するように制御する。また、ＣＰ
Ｕ３６は、磁気ヘッド２３を目標トラックに位置決めし
たときに、再生回路３３を通して第１図に示すトラック
確認情報２１を得、磁気ヘッド２３が正しいトラックに
あるか否かを確認する。

このトラック確認情報２１は、ウィンドウ信号に関係な
く検出できる。

このように、トラック識別情報２２だけで、粗位置決め
および精密位置決めの両制御を実行できるものであり、
これにより、データ面サーボ方式において、サーボ情報
に必要な記録エリアを少なくして、データ容量を増やす
ことができる。

なお、上記実施例では、識別情報Ａと識別情報Ｂは互い
異なるコードで構成されているが、偶数トラックと奇数
トラックとで別のウィンドウで識別情報を検出するので
、例えば第３図に示すよう１こＡｎ　−Ｂｎ　、　Ａｎ
＋２　＝　Ｂｎ＋２−というよう（こ、２トラック間隔
で同一のコードを用いることもできる。このような構成
によれば、従来の１／２のコードで済み、コード選択等
が早くなり、高速シークが可能となる。ただし、このよ
うな同一コードを用いた場合には、ヘッド位置決め制御
に際し、内周方向のシークか外周方向のシークかを知っ
ておく必要がある。

［発明の効果コ 以上のように本発明によれば、従来のポジションデータ
エリアにトラック識別情報を記録してヘッド位置決め制
御を実行したことにより、データ面サーボ方式において
、サーボ情報に必要な記録エリアを少なくして、データ
容量を増やすことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るサーボ情報の記録状態
を示す図、第２図は同実施例の回路構成を示すブロック
図、第３図は本発明の他の実施例に係るサーボ情報の記
録状態を示す図、第４図は従来のサーボ情報の記録状態
を示す図である。 ２１・・・トラック確認情報、２２・・・トラック識別
情報、２３・・・磁気ヘッド、３１ａおよび３１ｂ・・
カウンタ、３２ａおよび３２ｂ・・・ウィンドウ作成回
路、３３・・・再生回路、３４・・・ピークホールド回
路、３５・・・Ａ／Ｄ変換器、３Ｂ・・・ＣＰＵ０ 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 各トラック毎に磁気ヘッドの位置を検出するためのポジ
   ションデータを記録したデータ面サーボ方式の磁気記録
   再生装置において、 上記ポジションデータの記録エリアに偶数トラックを識
   別するための第１の識別情報および奇数トラックを識別
   するための第２の識別情報を半径方向に順に記録した記
   録媒体と、 この記録媒体から上記第１、第２の識別情報を読出し、
   同識別情報に基づいて磁気ヘッドの位置決め制御を実行
   する位置決め制御手段とを具備したことを特徴とする磁
   気記録再生装置。