JPS63148432A - 光ピツクアツプの暴走阻止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ピックアップの暴走阻止装置に関し、特に
コードデータ、静止画、動画、音声等のデジタル情報を
光ディスクにより記録、再生する装置において光ピツク
アンプの暴走を阻止する装置に関する。

従来の技術 第２図は、回動型の光ピックアップを有する一般的な光
デイスク装置を示し、粗アクチュエータ１は一対のガイ
ドレール２に沿って往復移動可能であり、その可動範囲
は通常数十Ｕである。粗アクチェエータ１の軸１ａには
、密アクチュエータ３が回動可能（回転角θ）に取り付
けられ、密アクチュエータ３には光ピックアップの対物
レンズ４が取り付けられている。

密アクチュエータ３が微小角で回転すると、対物し／ズ
４は同様に移動（通常数十〜数百μｒｎ）し、したがっ
て、対物レンズ４は粗アクチュエータ１により粗く位置
決めされ、密アクチュエータ３により精密に位置決めさ
れる。

光ピックアップは、不図示の光ディスクにレーザ光を照
射して情報を記録したり、反射光により記録情報を再生
したり、またトラッキングサーボ用のトラッキングエラ
ー信号やフォーカスサーボ用のフォーカスエラー信号を
得、密アクチェエータ３はトラッキングエラー信号によ
り制御される。

他方、従来の粗アクチュエータ１の制御は、例えば粗ア
クチュエータ１の位置を検出する検出器を設けることに
より外部からの制御信号により行われたり、また、密ア
クチュエータ３の回転角θを検出する検出器を設けるか
或いはトラッキングエラー信号によりθ＝０となるよう
に制御される。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のトラッキングエラー信号により粗
アクチュエータ１を制御する方法にあっては、トラッキ
ングエラー信号は通常、トラック位置に対し周期的に得
られるために制御可能な偏差が所定の範囲に決められて
おり、したがって、トラッキングエラー信号を１つのレ
ーザビームにより得る場合、対物レンズ４の位置制御が
外乱等により外れたときに、トラックに対するレーザス
ポットの相対速度が大きくなると正常なトラッキングエ
ラー信号を得ることができなくなり、前記相対速度を増
加させて光ピックアップが暴走状態となる問題点がある
。

また、この理由による暴走を阻止するために、粗アクチ
ュエータ１の制御ゲインを下げなければならず、正確な
トラッキングを行うことができなくなるという問題点が
ある。

本発明は上記問題点に鑑み、粗アクチュエータの制御ゲ
インが高い場合に密アクチュエータの位置制御が外れて
も光ピックアップの暴走を阻止することができる装置を
提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、異常なトラッキ
ング外れの場合であってトラッキングエラー信号が所定
のレベルを超えたときに粗アクチュエータを制御する手
段をオフにすることを特徴とする。

作　　用 本発明は上記構成により、異常なトラッキング外れの場
合であってトラッキングエラー信号が所定のレベルを超
えない場合に粗アクチュエータの制御を行うために、高
い制御ゲインで光ピックアップの暴走を制御することが
できる。

実施例 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図
は、本発明に係る光ピックアップ暴走阻止装置の一実施
例を示すブロック図である。

トラッキングエラー信号Ａは、第２図で説明したように
光ピックアップが光ディスクにレーザ光を照射した反射
光により得られ、第１図に示すように光ディスクのトラ
ックと対物レンズの相対変化に対してトラックピッチを
一波長とする正弦波状の周期性を有する信号である。

信号Ａのレベルが「０」のときは、レーザビームが光デ
ィスクのトラック上に照射されているときを示し、「０
」から外れたときはトラッキングサーボが動作し、レー
ザビームが常に光ディスクのトラック上に照射されるよ
うに制御される。

検知回路１１は、トラ、ツクエラー信号への正負のピー
クレベルを±６Ｑ％とし、トラックエラー信号Ａのレベ
ルが±３０％を超えた場合にハイレベルの信号を出力す
る。

論理ゲート１２には、検知回路１１の出力信号が入力さ
れ、またトラッキングが外れても正常な場合を示す信号
、例えばトラッキングサーボがオフであることを示す信
号、光ディスクの所定のアドレスのトラックを捜すとき
のシーク信号、各種のトリックプレイにおいて複数のト
ラックをジャンプするときのジャンピング信号等が反転
されて入力される。

尚、これらのトラッキングサーボがオフであることを示
す信号、光ディスクの所定のアドレスのトラックを捜す
ときのシーク信号、各種のトリックプレイにおいて複数
のトラックをジャンプするときのジャンピング信号等は
、それぞれの不図示の制御回路から出力される。

論理ゲート１２の出力端子は、粗アクチュエータのトラ
ッキングを制御する回路１３に接続され、この回路１３
は、論理ゲート１２からの信号がハイレベルのときにオ
フとなって第２図に示す粗アクチェエータ１を固定し、
またローレベルのときに粗アクチェエータ１を１回転角
θが「０」になるように制御する。

すなわち、本実施例では、トラッキングサーボがオフの
とき、シーク時、ジャンピング時等のトラッキング外れ
が正常であるとき以外の場合に、トラッキングエラー信
号Ａが±３０％を超えると、粗アクチュエータ１は暴走
の恐れがあるためにロックされる。

他方、異常なトラッキング外れの場合であってトラッキ
ングエラー信号Ａが±３０％を超えない場合には、粗ア
クチェエータ１は暴走の恐れがないために、トラッキン
グ制御が行われる。

発明の詳細 な説明したように、本発明は、異常なトラッキング外れ
の場合であってトラッキング信号が所定のレベルを超え
たときに粗アクチュエータを制御する手段をオフにする
ように構成したので、高い制御ゲインで光ピックアップ
の暴走を制御することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る光ピックアップ暴走阻止装置の
一実施例を示すブロック図、第２図は、光ピックアップ
装置の概略構成図である。 １・・・粗アクチェエータ、１１・・・検知回路、１２
・・・論理ゲート、１３・・・粗アクチュエータ制御回
路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　粗アクチュエータをトラッキング制御する手段と、ト
   ラッキングエラー信号が所定のレベルを超えたことを検
   出することによりトラッキング外れを検出する第１の検
   出手段と、トラッキング外れが正常な場合を検出する第
   ２の検出手段と、前記第１及び第２の検出手段によりト
   ラッキング外れが異常な場合であつてトラッキングエラ
   ー信号が所定のレベルを超えたときに前記制御手段をオ
   フにする手段とを有する光ピックアップの暴走阻止装置
   。