JPS631481Y2 - - Google Patents

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JPS631481Y2
JPS631481Y2 JP1981022383U JP2238381U JPS631481Y2 JP S631481 Y2 JPS631481 Y2 JP S631481Y2 JP 1981022383 U JP1981022383 U JP 1981022383U JP 2238381 U JP2238381 U JP 2238381U JP S631481 Y2 JPS631481 Y2 JP S631481Y2
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JP
Japan
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circuit
field strength
electric field
signal
intermediate frequency
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JP1981022383U
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JPS57135143U (ja
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Priority to US06/349,340 priority patent/US4455674A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はAM受信機に係り、実用電界強度以上
のAM放送信号受信時にのみアンテナ回路のQを
下げることにより、受信機としての特性を悪化さ
せることなく高忠実度再生し得るAM受信機を提
供することを目的とする。
従来のAM受信機において、AM放送信号を選
択同調するアンテナ回路は、一般にフエライトバ
ーアンテナ等のコイルとバリコンとからなる並列
共振回路により構成されていた。このアンテナ回
路は例えば第1図に示す如く断面積S、導磁率
μ、長さlのフエライトコアにコイルLが巻回さ
れてなるフエライトバーアンテナを用いた場合、
これより取り出し得る最大電力Pnaxは、次式で表
わされる。
Pnax≒1.39×s×l×S×k ×E2×μ×Q0×10-11(W) (1) ただし、(1)式中、sは受信周波数、kはフエラ
イトコアによる係数、Eは電界強度、Q0はコイ
ルLの無負荷Qである。(1)式よりもわかるよう
に、最大電力PnaxはQ0に比例する。従つて、AM
受信機の感度を高くするためには、アンテナ回路
のQを高くすればよい。
一方、このフエライトバーアンテナを使用した
アンテナ回路の通過帯域特性は第2図に示す如
く、受信周波数sをピークとする単峰特性を示
す。なお、同図中、△は受信周波数sのレベル
よりも3dB減衰したレベルの周波数とsとの差の
周波数である。このフエライトバーアンテナの減
衰度Aは で表わされる。ただし、(2)式中Qはアンテナ回路
のQを示す。(2)式からわかるように、△を一定
とした場合、Qを高くするほどAは大になるか
ら、アンテナ回路の通過帯域幅はQを高くするほ
ど狭くなる。
また、AM受信機の復調周波数特性を考える
と、高忠実度再生のためにはアンテナ回路の通過
帯域幅を広くした方がよい。例えばQ=100,s
=1000kHzとして(2)式より△を算出すると約3k
Hz/−3dBとなり、中間周波トランスの帯域幅を
広帯域としても実際はアンテナ回路の通過帯域幅
により制限される。しかし、従来のAM受信機で
はアンテナ回路のQは、前記したように受信機の
感度から考え低くはできなはつたので、充分な高
忠実度再生ができないという欠点があつた。
本考案は上記の欠点を除去したものであり、以
下第3図及び第4図と共にその一実施例につき説
明する。
第3図は本考案になるAM受信機の一実施例の
ブロツク系統図を示す。同図中、1はアンテナ回
路で、フエライトバーアンテナ等のコイルとバリ
コンとよりなる並列共振回路構成とされており、
後述する可変抵抗素子回路13が並列に接続され
ている。アンテナ回路1で受信同調された周波数
sの高周波AM信号は、RF増幅回路2を経て混
合回路3に供給され、ここで局部発振回路4より
の局部発振周波数pと混合されてs±pの周波数
とされた後、中間周波トランス5に供給されてs
±pの一方の所定の周波数のみが中間周波信号と
して取り出される。この中間周波信号はIF増幅
回路6で増幅された後検波回路7に供給され、こ
こでAM検波されて音声信号とされ出力端子8よ
り出力される。なお、検波回路7の一部より取り
出された信号はAGC電圧としてRF増幅回路2及
びIF増幅回路6に夫々供給され、入力信号の強
弱によりそれらの増幅度を制御する。
以上は従来のAM受信機と同様の構成である
が、本実施例では更に9〜13で示すブロツクが
付加されている。すなわち、中間周波トランス5
よりの中間周波信号(IF増幅回路6よりの中間
周波信号でもよい)は増幅回路9を経て狭帯域フ
イルタ10に供給される。狭帯域フイルタ10は
中間周波トランス5の通過帯域幅よりも狭い通過
帯域幅に選定されている。この狭帯域フイルタ1
0より取り出された狭帯域の中間周波信号は、増
幅回路11を経て検波及び積分回路12に供給さ
れ、ここでAM検波された後積分されて(整流さ
れて)音声信号が除去され、直流電圧とされる。
この直流電圧は受信電界強度に応じて増減する。
次にこの直流電圧は可変抵抗素子回路13に印加
され、その抵抗値をそのレベルに略反比例して可
変制御する。すなわち、可変抵抗素子回路13は
受信電界強度が実用電界強度以上になると抵抗値
が或る値よりも小に制御され、その結果、アンテ
ナ回路1のQを低下させる(ダンプさせる)。
ここで、実用電界強度とは、例えば第4図にお
いてアンテナ回路1のQが所定値のときの無信号
時のノイズ特性bが、小なる値で平坦となる特
性部分中の低い値の電界強度E1のようなものを
いう。なお、Qの値が上記所定値のときの検波信
号レベルと電界強度との関係はaで示す如くに
なり、Qの値を上記の所定値よりも低下させる
と、検波信号レベルはaで、また無信号時のノ
イズはbで示す如くに変化し、感度が低下する
ことがわかる。
上記のアンテナ回路1のQの低下により、アン
テナ回路1の通過帯域幅が広くなるので高忠実度
再生ができ、狭帯域フイルタ10は中間周波トラ
ンス5の通過帯域幅より狭い通過帯域幅に選定さ
れているので、隣接する放送局があつても、所望
の局のみ選択されそのレベルを判別し、Qの低下
が行なわれるので、受信機の他の特性を悪化させ
ることが殆どない。
なお、実用電界強度以下(弱信号又は離調時)
では、可変抵抗素子回路13の抵抗値が或る値よ
り大に制御され、アンテナ回路1のQが、実用電
界強度以上の入力受信時のそれに比し相対的に高
くなるようにされている。
なお、上記のスーパーヘテロダイン方式のAM
受信機において、増幅回路9又は11を省略して
もよい。また可変抵抗素子回路13の抵抗値の変
化のさせ方としては、段階的に変化させるなどの
方法も可能である。またアンテナ回路1のQを低
下させる方法としては、上記の実施例に限定され
るものではなく、例えば第1図示のコイルLに更
に別の巻線を設けそれをシヨートするような方法
その他種々の方法が考えられるものである。
上述の如く、本考案になるAM受信機は、中間
周波信号が供給され少なくとも中間周波トランス
の通過帯域幅よりも狭帯域に選定された帯域フイ
ルタと、帯域フイルタを通過した信号を整流して
直流電圧を得る検波及び積分回路と、受信電界強
度に応じたレベルの上記直流電圧により実用電界
強度以上の入力受信時にアンテナ回路のQを実用
電界強度よりも小なる受信時に比し相対的に低下
せしめる回路とを具備してなるため、実用電界強
度以上の受信AM信号の高忠実度再生ができ、し
かも高忠実度再生は上記帯域フイルタによる狭帯
域の受信AM信号に対してのみ行なわれるので、
アンテナ回路のQの低下による感度低下等の受信
機の他の特性の低下を殆ど無視することができ、
よつて例えば左右の和信号(L+R)を振幅変調
し、差信号(L−R)を位相変調して得られた
AMステレオ放送信号などの受信などに位相歪な
く受信できるので特に好適であり、また中間周波
トランスの通過帯域幅より狭い帯域フイルタを用
いて所望の局のみ選択しているので、所望の局に
近い周波数で強力レベルの局が受信されても、そ
れに引きずられてアンテナ回路のQを低下させる
ような誤動作がない等の特長を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はフエライトバーアンテナの外観の一例
を示す図、第2図はアンテナ回路の周波数特性の
一例を示す図、第3図は本考案の一実施例を示す
ブロツク系統図、第4図は第3図の検波出力と電
界強度との関係を示す特性図である。 1……アンテナ回路、5……中間周波トラン
ス、10……狭帯域フイルタ、12……検波及び
積分回路、13……可変抵抗素子回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中間周波信号が供給され少なくとも中間周波ト
    ランスの通過帯域幅よりも狭帯域に選定された帯
    域フイルタと、該帯域フイルタを通過した信号を
    整流して直流電圧を得る検波及び積分回路と、受
    信電界強度に応じたレベルの該直流電圧により実
    用電界強度以上の入力受信時にアンテナ回路のQ
    を実用電界強度よりも小なる受信時に比し相対的
    に低下せしめる回路とを具備してなるAM受信
    機。
JP1981022383U 1981-02-19 1981-02-19 Expired JPS631481Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981022383U JPS631481Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19
US06/349,340 US4455674A (en) 1981-02-19 1982-02-16 Amplitude-modulated signal receiver having a variable Q circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981022383U JPS631481Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57135143U JPS57135143U (ja) 1982-08-23
JPS631481Y2 true JPS631481Y2 (ja) 1988-01-14

Family

ID=29820184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981022383U Expired JPS631481Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS631481Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852737Y2 (ja) * 1976-12-30 1983-12-01 ヤマハ株式会社 受信機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57135143U (ja) 1982-08-23

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