JPS63147749A - 電子複写機の給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、電子複写機の給紙装置に関する。

「従来の技術」 電子写真方式を採用した複写機においては、感光体上に
原稿上の画像を露光し、これを現像してトナー像を形成
する。このトナー像を複写用紙上に静電的に転写し、定
着処理を終えてコピーを得る。

このように電子複写機に使用される複写用紙は、その転
写部において静電的な処理が行われるが、多量に湿気を
含んだ複写用紙は、感光体上のトナーを引き寄せるのに
十分なほど帯電させることができず、いわゆる白抜けと
いう転写不良の状態が発生する。そこで、複写用紙は、
ある程度乾燥していることが要求される。

特に、複写用紙をロール状に巻回して、複写動作のつど
これを所定のサイズに切断して供給する給紙装置を備え
たものにあっては、大量の複写用紙を長時間保管するこ
とになることから、通常、その内部の湿度管理が行われ
ている。

第４図に、そのような湿度管理を施した給紙装置の断面
図を示した。

この装置は、２巻のロール状に巻回したサイズの異なる
複写用紙１ａ、ｌｂが、上下２役に配置されて、給紙ボ
ックス２に収容されたものである。

各複写用紙１ａ、ｌｂは、必要に応じて選択して引き出
され、使用される。

例えば、下側の複写用紙１ａは、ガイドロール３を経て
搬送ロール４ａに挟まれ、ガイド板５によってカッター
６のところへ案内されている。この複写用紙１ａを使用
する旨の指令が図示しない複写装置から入力すると、搬
送ロール４ａが複写用紙１ａを所定長さだけ送り出し、
カッター６が作動して複写用紙１ａが切断される。複写
用紙１ａは、排出ロアを経て図示しない複写装置に向け
て搬送される。上段の複写用紙１ｂは、搬送ロール４ｂ
により送り出されて同様の処理が行われる。

ここで、この給紙ボックス２の底部には、隔壁１１が設
けられ、その透孔１２の直下に温風乾燥機１３が取り付
けられている。この温風乾燥機１３は、その内部にヒー
タとファンとが組み込まれたもので、透孔１２から矢印
のように吸い込んだ空気を加熱して、給紙ボックス２の
側壁に沿わせてこの温風を給紙ボックス２内に循環させ
る。

これによって、給紙ボックス２内の相対湿度が低下し、
複写用紙１ａ、ｌｂを乾燥させることができる。

しかし、この温風乾燥機１３を連続運転すると、複写用
紙１ａ、１ｂが乾燥しすぎてしまう。その場合にも、紙
質によっては転写不良が発生する場合もある。

そこで、この給紙ボックス２の内壁に湿度センサ１４を
取り付け、この湿度センサ１４により測定した相対湿度
が所定値を越えたとき、制御回路１５が温風乾燥機１３
を起動させるようにしている。

「発明が解決しようとする問題点」 ここで、第４図の給紙ボックス２内の空気の流れに着目
すると、温風乾燥機１３から吹き出した温風は図の実線
の矢印のように循環するが、もともと給紙ボックスその
ものは構造上、比較的気密性が低く、各所から温風が流
出する。また、複写用紙１ａ、ｌｂが送り出される際に
もその排出孔７から温風が流出する。従って、通常、こ
の給紙ボックス２の内部はわずかに負圧となる傾向があ
る。

ところが、この給紙ボックス２の内部がこうして負圧に
なると、こんどは逆に外気が流入する。

特に、図に示したように、給紙ボックス２の下部からは
破線の矢印のように外気が流入し易い。

下段の複写用紙１ａがこの外気にさらされると、その部
分が許容限度以上に吸湿し、転写不良が発生してしまう
。

給紙ボックス２を気密にすればこのような弊害は防止で
きるが、オペレータによる操作性や給紙機能を考慮する
と、これ以上の気密構造を採用することは困難な状況に
ある。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、外気の流
入を防止し内部を均一に除湿することができる電子複写
機の給紙装置を提供することを目的とするものである。

「問題点を解決するための手段」 本発明の電子複写機の給紙装置は、複写用紙をロール状
に巻回して収容した給紙ボックスと、この給紙ボックス
に送気パイプを介して接続された温風乾燥機とからなり
、この温風乾燥機は、温風を上記給紙ボックスへ向けて
送風することにより、上記給紙ボックス内を常に加圧状
態に保持することを特徴とするものである。

「作用」 以上のように、給紙ボックスの外部に温風乾燥機を設け
て、ここから十分な風量の温風を給紙ボックスに送り込
むようにすれば、給紙ボックス内は全体的に加圧状態に
なって、外壁の隙間から外気が流入するのを防止するこ
とができる。

「実施例」 第１図は、本発明の電子複写機の給紙装置の実施例を示
す断面図である。

この装置は、第４図に示したものと同様に、ロール状に
巻回された２巻の複写用紙１ａ、１ｂが、上下２段に配
置され、給紙ボックス２内に収容されている。

この給紙ボックス２の上部には、各複写用紙ｌａ、ｌｂ
を搬送する搬送ローラ４ａ、４ｂと、ガイド板５と、複
写用紙１ａ、ｌｂを切断するカッター６とが設けられて
いる。

複写用紙１ａ、ｌｂは、第４図によって説明したのと同
様にして、所定サイズに切断されて、排出孔７から送り
出される構成になっている。

ここで、この給紙ボックス２の下部には、中央に透孔１
２を有する隔壁１１が設けられており、この隔壁１１の
透孔１２の直下に、温風吹出口２１が設けられている。

一方、給紙ボックス２の外部には、温風を送り出す温風
乾燥機２０が設置され、この温風乾燥機２０は、送気パ
イプ２２を通じて給紙ボックス２の吹出口２１に温風を
送り込むように構成されている。

第２図は温風乾燥機２０の正面図で、内部構成の説明の
ために、その前面パネル２３の一部が除去されている。

また、第３図はその横断面図である。この両図を用いて
温風乾燥機２０の構成を説明する。

この温風乾燥機２０は、フレーム２４内に、送風機２６
とヒータ２７とが収容され、前面パネル２３には、送風
パイプ接続用の口金２８が取り付けられた構成のもので
ある。

送風機２６は、既知の電動式のファンで、ヒータ２７は
、送風機２６から送り出された空気を加熱する電熱線と
ラジェータ等から構成されたものである。この送風機２
６とヒータ２７とは、第４図に示した従来のものと同様
に、制御回路１５（第４図）によってオン・オフ制御さ
れるが、第　−１図ではその湿度センサと制御回路等の
結線の図示を省略した。

以上の構成の第１図に示した電子複写機の給紙装置は、
図示しない制御回路から駆動電力が供給されると温風乾
燥機２０が始動し、その送風機２６（第２図）から送り
出される空気がヒータ２７により加熱され、送風バイブ
２２を経て給紙ボックス２の吹出口２１から吹き出す。

この吹出口２１から吹き出した温風は、第１図中実線の
矢印で示したような経路で、給紙ボックス２の各部へ流
れ込む。

ここで本発明において、この温風乾燥機２０は、給紙ボ
ックス２内が常に加圧状態になるように十分な風量の温
風を送風する。

従って、温風乾燥機２０による温風の送風されている間
は、給紙ボックス２の各部では、必ず内部の空気が外部
へ流出するような流れが生じ、湿気を含んだ外気が外壁
の隙間から流れ込むことがない。

給紙ボックス２内の湿度が一定値以下になったとき温風
乾燥機２０の送風が停止されるが、この場合外気の流入
が最も激しい給紙ボックス２の底部に湿度センサを設け
ておくことにより、湿度の上昇する前に再び温風乾燥機
２０を起動させるよう制御することができる。

また、外気の無秩序な流入を防止するためには、温風乾
燥機２０の送風機２６は連続運転し、ヒータ２７だけを
オン・オフしたり、あるいはヒータ２７の温度を変化さ
せるようにしてもさしつかえない。

特に、複写用紙１ａＳ　ｌｂの異常乾燥が生じない程度
の温風を給紙ボックス２に２４時間送風し続けることが
できれば、複写用紙の湿度管理は万全になる。

なお、温風乾燥機の構造、送気パイプの構造や給紙ボッ
クスへの取り付は位置は、必要に応じて適当に変更して
さしつかえない。

「発明の効果」 以上説明した本発明の電子腹写既の給紙装置によれば、
給紙ボックスの外部に設けた温風乾燥機から給紙ボック
スに向けて温風を送り込むので、給紙ボックス内が負圧
状態にならず、外気の流入を防止し、常にその内部全体
を適切な湿度に保つことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子複写機の給紙装置の実施例を示す
断面図、第２図はその温風乾燥機の正面図、第３図は同
じく温風乾燥機の横断面図、第４図は従莱の電子複写機
の給紙装置の断面図である。 １ａ、１ｂ・・・・・・複写用紙、 ２・・・・・・給紙ボックス、２０・・・・・・温風乾
燥機、２２・・・・・・送気パイプ。 出　願　人　　　　富士ゼロックス株式会社代　　理　
　人　　　　　　弁理士　　山　　内　　梅　　雄第２
＠ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複写用紙をロール状に巻回して収容した給紙ボックスと
   、この給紙ボックスに送気パイプを介して接続された温
   風乾燥機とからなり、この温風乾燥機は、温風を前記給
   紙ボックスへ向けて送風することにより、前記給紙ボッ
   クス内を常に加圧状態に保持することを特徴とする電子
   複写機の給紙装置。