JPS63147605A - スリツプキヤステイング用鋳型の製作法及びスリツプキヤステイング成形方法 - Google Patents

スリツプキヤステイング用鋳型の製作法及びスリツプキヤステイング成形方法

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JPS63147605A
JPS63147605A JP62074066A JP7406687A JPS63147605A JP S63147605 A JPS63147605 A JP S63147605A JP 62074066 A JP62074066 A JP 62074066A JP 7406687 A JP7406687 A JP 7406687A JP S63147605 A JPS63147605 A JP S63147605A
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JP
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mold
solvent
water
soluble
model
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JP62074066A
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名取 達雄
島口 崇
山田 俊宏
和明 横井
三原 芳光
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B1/00Producing shaped prefabricated articles from the material
    • B28B1/26Producing shaped prefabricated articles from the material by slip-casting, i.e. by casting a suspension or dispersion of the material in a liquid-absorbent or porous mould, the liquid being allowed to soak into or pass through the walls of the mould; Moulds therefor ; specially for manufacturing articles starting from a ceramic slip; Moulds therefor
    • B28B1/261Moulds therefor
    • B28B1/262Mould materials; Manufacture of moulds or parts thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B1/00Producing shaped prefabricated articles from the material
    • B28B1/26Producing shaped prefabricated articles from the material by slip-casting, i.e. by casting a suspension or dispersion of the material in a liquid-absorbent or porous mould, the liquid being allowed to soak into or pass through the walls of the mould; Moulds therefor ; specially for manufacturing articles starting from a ceramic slip; Moulds therefor
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    • Y10S264/44Plastic and nonmetallic article shaping or treating: processes using destructible molds or cores in molding processes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば、セラミック粉末、金属粉末。
炭素粉末などの耐火性粉末を含むスリップ(泥漿)を鋳
込んで成形体を得るためのスリップキャスティング用鋳
型の製作法並びにそのスリップキャスティング成形方法
に係わり、特に逆勾配などで抜去できないような、形状
複雑な中子や主型を必要とする成形体に好適な鋳型の製
作法とこの鋳型を用いたスリップキャスティング成形方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
スリップキャスティングによって製品を得る一般的な工
程は次の通りである。
(1)模型の作成 (2)鋳型造型・・・キャビティの形成(3)スリップ
の鋳込み (4)スリップの固化・・・スリップ中の媒液が鋳型壁
に吸収されグリンボデイが できる。
(5)鋳型の除去・・・グリーンボディが得られる。
(6)グリーンボディの焼結 成形品の形状が平板状、ストレート状など単純なものは
別として、逆テーパのものや三次元的な凹凸の多い形状
のもの(以下「複雑形′状品」と略す)を成形する場合
に前記(1)〜(6)の工程のうち。
(2)の鋳型造型工程、(4)のスリップの固化工程、
及び(5)の鋳型の除去工程に問題があり工夫を要する
すなわち複雑形状品を成形するには、第1に複雑な鋳型
キャビティを必要とする。そのためには多数個の主型や
中子が必要であり、その理由は(i)多数個の鋳型(主
型や中子)をアセンブリイするのでなければ複雑形状の
キャビティを作ることができない((2)の鋳型造型工
程)。
(it)スリップが固化する過程、及び固化後の脱水乾
燥によるグリーンボディの収縮過程において、グリーン
ボディはリジッドな中子や主型からストレスを受はクラ
ンクが発生し易い((4)スリップの固化工程)。
(ffl)スリ羊プが固化してグリーンボディになった
のち、グリーンボディを傷けることなく鋳型を除去する
には、鋳型が多数個に分割されていなければならない、
グリーンボディの強さは鋳型より大巾に低く、通常11
5以下だからである((5)の鋳型の除去工程)。
外観形状及び空洞部の形状が複雑な成形体をスリップキ
ャスティングで成形する場合、従来は多数個の主型や中
子を組合せて所望の鋳型とする方法が一般的であった。
しかし、この方法は多数個の主型や中子の製作及び組立
てに多くの工数が掛ると共に、製品にパリが多発するな
どの問題点がある。
これらの問題を解決するための方法として例えば英国特
許第1482436号明細書がある。この方法は形状が
複雑な鋳型部を有機材料で構成し、単純形状の部分を石
膏鋳型としてスリップを鋳込み、その水分を石膏に吸収
させることによりスリップを固化させる。その後、有機
材料を溶剤で溶かすことにより湿態の成形体(グリーン
ボディ)を得る方法である。
更に、米国特許第2830343号明細書に発泡スチロ
ール模型を鋳物砂中に埋設し、そのまま溶融金属を注入
して溶湯の熱で模型を消失させ模型の占める空間を溶融
金属と置換する方法、すなわちフルモールド鋳造法(充
填鋳型鋳造法)がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
英国特許第1482436号明細書記載の方法は次の点
について配慮されていなかった。
(膣)グリーンボディの表面に有機材料の溶解残渣が局
部的に残留し、形状が複雑であればあるほど除去が困難
である。また残渣の除去が不十分な場合やグリーンボデ
ィに残渣が浸透し残留した場合には製品の品質が低下す
る。
(v)吸水能力のある鋳型部分が少ないので、グリーン
ボディの固化に極めて長時間を有する。
一方、米国特許第2830343号明細書記載の方法を
スリップキャスティングに応用することは、鋳込操作に
よって模型の除去と溶湯置換を同時に行うという原理か
らして極めて困難と考えられる。
上記従来技術において英国特許第1482436号明細
書は、グリーンボディの表面に有機材料の溶解残渣が局
部的に残留し、形状が複雑であればあるほど除去が困難
である。また残渣の除去が不十分な場合やグリーンボデ
ィに残渣が浸透し残留した場合には製品の品質が低下す
る。
また、アセンブリイにより鋳型を造型するので熟練およ
び多大の工数を要するなどの問題点があった。また米国
特許第2830343号の方法をスリップキャスティン
グに応用することは、鋳込操作によって模型の除去と溶
湯置換を同時に行うという“フルモード法”の原理から
して極めて困難と考えられる。
本発明の目的は複雑形状品のスリップキャスティングを
行うに際し、1体鋳型を容易に作ることにある。
本発明の目的は、溶剤可溶性の有機材料を鋳型模型とし
て外観形状および空洞部の形状が複雑な成形品をスリッ
プキャスティングで成形する場合に、鋳型空洞内面に模
型の溶解残渣が全く残らない鋳型、とりわけ1体鋳型の
製作法を提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、グリーンボディの乾燥収縮
に伴なう中子拘束割れなどの割れの発生を完全に防ぐ鋳
型の製作法を提供することにある。
加えて本発明の目的は、こうして得られる特殊な鋳型を
用いてスリップキャスティング成形を行う方法を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本願第1番目の発明のスリップキャスティング用鋳型の
製作法は、所定の溶剤Aに可溶性の有機材料で作られた
鋳型模型の表面の少なくとも一部を所定の溶剤Bに可溶
性かつ溶剤Aに不溶性・不浸透性の被膜で被覆し、この
周囲に所定の鋳型材料を充填し、次いで溶剤Aを前記模
型に接触させてこの模型を収縮乃至溶解し、この模型を
鋳型外に除去することにより鋳型空洞を形成させる工程
を特徴とする。
本願第2番目の発明のスリップキャスティング用鋳型の
製作法は、所定の有機溶剤に可溶性の有機材料で作られ
た鋳型模型の表面の少なくとも一部を水溶性かつ前記有
機溶剤に不溶性の被膜で被覆し、この周囲に水溶性の粘
結剤を用いた鋳型材料を充填し、次いで前記有機溶剤を
前記模型に接触させてこの模型を収縮乃至溶解し、この
模型を鋳型外に除去することにより鋳型空洞を形成させ
る工程を特徴とする。
本願第3番目の発明のスリップキャスティング用鋳型の
製作法は、所定の溶剤Aに可溶性の有機材料で雌型の鋳
型模型を用意し、前記鋳型模型の表面の少なくとも凹部
内面を所定の溶剤Bに可溶性かつ溶剤Aに不溶性の被膜
で被覆し、この内部に所定の溶剤Cに可溶性の粘結剤を
用いた鋳型材料を充填し、次いで溶剤Aを前記模型に接
触させてこの模型を収縮乃至溶解して除去することによ
り雄型の鋳型を形成する工程を特徴とする。
本願第4番目の発明及び第5番目の発明はスリップキャ
スティング成形方法に係り5本願第4番目の発明は前述
の本願第1番目の発明により得られたスリップキャステ
ィング用鋳型の空洞部に溶剤Bを付与して皮膜を溶解せ
しめ、しかる後溶剤Cを含むスリップを鋳込むことによ
り前記スリップを固化し併せて前記鋳型材を崩壊し易く
させ、しかる後固化したスリップ成形品を得ると共に鋳
型材を崩壊除去する工程を特徴とする。
更に本願第5番目の発明は本願第2番目の発明により得
られたスリップキャスティング用鋳型の空洞部に水を含
むスリップを鋳込むことにより皮膜を溶解せしめ、それ
と共に前記スリップを固化し、併せて前記鋳型材を崩壊
し易くさせ、しかる後固化したスリップ成形品を得ると
共に鋳型材を崩壊除去する工程を特徴とする。
本願筒6,7番目の発明のスリップキャスティング用鋳
型の製作法及びスリップキャスティング成形方法は、所
定の溶剤Aに可溶性の有機材料で作られた鋳型模型の表
面の少なくとも一部を所→叶定の溶剤Bに可溶性でかつ
溶剤Aに不溶性・不浸透性の被膜で被覆し、この周囲に
無機物粉末を骨材2石膏をバインダーとして水を添加し
たスラリー、望ましくは硬化後において、加熱により強
度が大巾低下する鋳型材料、を充填し1次いで溶剤Aを
前記模型に接触させてこの模型を収縮乃至溶解し、この
模型を鋳型外に除去することにより鋳型空洞を形成し、
望ましくはその後加熱によって鋳型強度を低下させる工
程を特徴とする。
上記本願第6番目の発明により得られた本願第7番目の
発明のスリップキャスティング用鋳型の空洞部に水若し
くはエチルアルコール、若しくはアセトンなどを溶媒と
するスリップを鋳込むことにより前記スリップを固化す
ることも有利である。
この場合、スリップが固化しグリーンボディとなったの
ち、鋳型を除去するのである。この際鋳型は鋳込前の加
熱によって強度が大巾に低下しているので、容易にグリ
ーンボディから分離除去できる。
(鋳型模型) 本願第2番目、第4番目及び第6番目の発明に用いる鋳
型模型は溶剤Aに易溶性の発泡樹脂成形体であることが
望ましい、また本願第1番目、第3番目、第5番目及び
第7番目の発明に用いる鋳型模型は有機溶剤に易溶性の
発泡樹脂成形体であることが望ましい。
特に望ましくは1発泡ポリスチロール、発泡ポリエチレ
ン及びp−ジクロロベンゼンの群から選ばれることにな
る。
(鋳型模型溶解用の溶剤) 溶剤Aは鋳型模型を溶かすものなら何でも良いがトリク
ロルエタン、トリクロルエチレン、テトラクロルエチレ
ン、メチルエチルケトン、トルエン酢酸エチルの群から
選ばれる有機溶剤の1若しくは2以上の混合液が便利で
ある9発泡ポリエチレンに対してはトリクロルエチレン
、トリクロルエタン、メチルエチルケトンが適しており
、p −ジクロロベンゼンに対してはトルエンが好適で
ある。テトラクロルエチレンや酢酸エチルはスチレンを
良く溶かすが、酢酸エチルは引火し易いので、注意を要
する。
(被膜が可溶性の溶剤) 溶剤Bはスリップの溶媒として使われる水、アルコール
、アセトンの群から選ぶことが簡便である。更にたいて
いのスリップの溶媒が水であることを考えれば、被膜は
結果として水溶性の場合が多い。
(鋳型材料の粘結剤が可溶性の溶剤) 溶剤Cは溶剤Bと同じもの、特に水がスリップキャステ
ィング工程の簡略化の上で望ましい、溶剤Cは例えば水
、アルコール、アセトンの群から選ばれる。
なお、溶剤A、B、Cの関係から言えば、例え梗 ば被膜槍質がデンプンのと、きは溶剤Aにトリクロルエ
タン、溶剤Bに水、溶剤Cにアセトンを適用質がポリビ
ニールアルコールのときは、溶剤Aにトリクロルエタン
、溶剤Bに水、溶剤Cにエチルアルコールを適用する組
合せが挙げられる。
なお鋳型材料に上記のような溶剤可溶性粘結剤を用いる
ことは必須要件ではなく、例えば石膏に多量の無機微粉
(S i Ox粉など)を添加し所定量の水を加えて作
ったスラリーによる“熱崩壊性鋳型”を用いても差支え
ない。
(被膜) 被膜材質はこれを溶解する溶剤によって異なるが、水溶
性の場合には、例えば、ポリビニールアルコール(PV
A)、水溶性のイソブタン−無水マレイン酸共重合体、
ポリアクリルアミド(PAA■)。
ポリエチレンオキサイド(PEO)、ポリビニルピロリ
ドン(pvP)、水溶性の酢酸ビニル共重合体、アクリ
ル系共重合体、ポリエチレングリコール(PEG)、メ
チルセルロース(MC)、カルボキシメチルセルロース
(CMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(RPC)
、水溶性ワックス、デンプン、ニカワ、アラビアゴムの
うち1つ若しくは2つ以上を水に溶解したものである。
ポリビニールアルコール(PVA)を例にとれば、これ
は水にもアルコール(例えばエタノール)にも可溶性で
あることから、溶剤Bが水及び/またアルコールのとき
はPVAが望ましい。
尚、この被膜は模型の表面或いは内面に薄くほぼ均一に
塗布して形成されるが、その形成方法は例えばへヶぬり
、スプレィ、スピンナーによることが簡便である。被膜
の厚さは最終5〜100μmの範囲であれば良く、特に
5〜30μmが好ましい、但し、模型の形状や塗付けす
る箇所によ侃 り、適宜膜厚変弘を伴っても差し支えない。
(水溶性の鋳型粘結剤) 粘結剤としては無機質と有機質の両者を適用し得る。
水溶性の無機粘結剤としては、例えば炭酸ナトリウム(
NazCOa)*炭酸カリウム(KzCO8)の炭酸塩
、塩化ナトリウム(NaCQ)、塩化カリウム(K(1
1) 、塩化マグネシウム(MgCQ z) 。
塩化リチウム(LiCA)の塩化物、燐酸3ナトくは硫
酸マグネシウム(MgSO4)、硫酸カリラム(KzS
Oa)*硫酸ナトリウム(N a zs Oa) s硫
酸アルミニウム(A 41 zs Oa) 、硫酸アン
モニウム(NHJISO4)の硫酸塩の1つ若しくは2
つ以上を水に溶解した形で用いるものが挙げられる。
有機質の水溶性粘結剤としては、例えばポリビニールア
ルコール(PVA)、水溶性のイソブタン−無水マレイ
ン酸共重合体、ポリアクリルアミド(PAAm)、ポリ
エチレンオキサイド(P E O)。
ポリビニルピロリドン(pvp)、水溶性の酢酸ビニル
共重合体、アクリル系共重合体、ポリエチレングリコー
ル(PEG)、メチルセルロース(MC)、カルボキシ
メチルセルロース(CMC)。
ヒドロキシプロピルセルロース(RPC)、水溶性ワッ
クス、デンプン、ニカワ、アラビアゴムのうちの1つ若
しくは2つ以上の有機物を水に溶解したものが挙げられ
る。
尚、鋳型粘結剤は特に水溶性に限定されず、例えばアル
コール可溶性でも良い、アルコール可溶性の場合は例え
ばポリビニールアルコール(PVA)をアルコールに溶
解したものを使用可能である。
即ちPVAについてみれば、水及び/またはアルコール
(例えばエタノール)に溶解したものを使用できること
になる。
〔作用〕
本発明によれば複雑キャビティを有する鋳型であっても
個数1ケの1体鋳型とすることができ、この鋳型は造型
後においてスリップの鋳込前に既に強度を失っており、
或いはスリップ中の溶媒を吸収して強度を失うのでグリ
ーンボディは乾燥収縮の過程で鋳型よりのストレスを受
けず、従ってクラックは全く発生しない。
いずれにしても、グリーンボディが形成、されたのちの
鋳型強度は失われているので鋳型除去は極めて容易であ
る。従ってグリ−ボディは健全な状態で鋳型と分離され
る。
次に本願発明における典型的に一例をあげることにより
本願発明の概要を述べる。
まず製品と同一形状(大きさは縮み代の分だけ幾らか大
きくしである)の発泡スチロール模型を用意し、この表
面にポリビニールアルコール被膜を形成する1次にこの
模型を熱崩壊性鋳型スラリー(α石膏;30重量部、5
ift微粉;70重量部、水;50重量部)中に埋設し
鋳型を硬化させる。
その後、湯口部よりトリクロルエタンを注入し、模型を
溶解し、これを鋳型外に除去する。この際、上記被膜は
トリクロルエタンに不溶性なので鋳型内壁に残留する0
次に鋳型を加熱(300℃×2’ <らい)すると石膏
の特性により鋳型強度は大巾に低下し、およぞ1kg/
em”以下となる。なお、この加熱によって被膜は焼失
する。
次に、水を溶媒としたセラミックスリップを鋳)型空洞
に注入するとスリップ中の水分は鋳型中に吸収され徐々
に固化しグリーンボディが形成される。
この場合、鋳型強度が極めて低いのでグリーンボディに
クラックは発生しない、加えて容易に鋳型除去をするこ
とができ健全なグリーンボディが得られる。
〔実施例〕
(第1実施例) 本実施例のスリップキャスティング用鋳型の製作法は、
溶剤に可溶性の有機材料、例えば発泡スチロールなどで
模型を作り、前記鋳型模型の表面に水溶性かつ溶剤不溶
性の被膜を形成させ、その周囲に水崩壊性の鋳型材料を
充填し鋳型を硬化させたのち、模型を完全に溶解するこ
とのできる溶剤で模型を溶解し、模型を除去して鋳型空
洞を形成させることを特徴とするものである。
即ち本実施例は1次の順序で実施する。
(1)第1図に示す溶剤可溶性樹脂(たとえば発泡スチ
ロール)模型1を用意する。
(2)第2Wiに示す円筒状の非吸水性湯口(たとえば
塩ビパイプ)2を模型1に接着し、模型1の表面に溶剤
不溶性で水溶性である物質を約5〜100μm(望まし
くは5〜30μm)の厚さに均一に塗布し被膜3を形成
し乾燥する。
(3)定盤4の上に、枠5を設置し、枠5内に前記模型
を設置し、その周囲に耐火物粉末などの難水溶性粉末に
水溶性粘結剤を配合した水崩壊性鋳型部6を充填する(
第3図参照) (4)第4図に示す湯口2より模型を溶解するための溶
剤7(たとえば、トリクロルエタン)を注入し、模型1
を溶解する。模型1が見掛上、全て溶解したところで溶
剤7に模型1が溶けた溶解液を鋳型外に除去する。鋳型
壁の一部に模型分が少しでも残っている場合は再度溶剤
7の注入を行い模型分を完全に除去する(第4図参照)
なお、本工程において、被膜3は模型溶解用溶剤に不溶
性なので溶剤7は鋳型中に全く浸透しないので模型体積
に相当する少量の溶剤のみで所期の目的を達しうる。ま
た溶剤7に模型1が溶けた前記溶解液も鋳型中に浸透し
ないので鋳型の吸水特性を阻害することは無い。
(5)以上の操作によって、模型1と同一の鋳型キャビ
ティ8が形成される(第5図参照)。
(6)前記鋳型キャビティ8の中に、セラミック粉末を
水でといたセラミックスリップ9を注入する(第6図参
照)、被膜3はスリップ9中の水に溶けるうえに、水分
を透過させるので、スリップ9中の水分は水崩壊性鋳型
6中に逐次吸収される。したがって、スリップ9は固化
し、グリーンボディとなる。それと同時に、#R型6の
粒子同士を接着している水溶性粘結剤の粘結力が失なわ
れるので鋳型強度は極めて低下し、当距離的にグリーン
ボディに近い鋳型部はど顕著である。
(7)スリップが固化したのち、鋳型6中より第7図に
示すグリーンボディ10を取出す、鋳型強度が極めて低
くなっているので、鋳型6の除去は極めて容易である。
以下、このグリーンボディ10を所定条件で焼結し完全
な焼結セラミックス品を得る。
本実施例の原理は簡単な形状の模型を例にして説明した
が、実際の応用面では形状複雑な製品に適用した方が効
果が大きい、すなわち、いかなる形状の製品をつくる場
合であっても、模型を機械的に抜去する工程が不要であ
るため、一体鋳型を簡単に造ることができ、従来技術の
ように中子や主型を数多く作り、それらを組立てるとい
う繁雑な作業からは完全に開放される。
また、前記(6)で述べたように吸水により鋳型が軟化
するので、セラミックスのグリーンボディが水分を失な
って収縮する際に鋳型(特に中子)から拘束力などを受
けることがない、したがって、中空部を有する複雑形状
のグリーンボディであっても収縮割れ等は全く発生しな
い。
更に1本実施例はセラミックスに限らず金属粉や樹脂粉
などのスリップキャスティングにおいても、水を媒液と
する限り、全く同様に適用できてその効果も全く同様に
得られる。
(第2実施例) 第8図に示す発泡ポリスチロール製の試験片11(発泡
倍率40倍)の上端を除く全表面に15%ポリビニール
アルコール水溶液を塗布し、約50μmの被膜12を形
成させる0次に第9図のように定盤13の上に設置した
木枠14の中央部に固定し1周囲に石膏100部(重量
部、以下同じ)、水60部を混練して調整したスラリー
を注入した。このようにして発泡スチロール製の試験片
11が埋設された鋳型を2ヶ作成し、鋳型15を反転し
定盤13及び木枠14を除去した(第10図参照)。
Nα1の鋳型については、模型試験片11の頂部(ポリ
ビニールアルコール被膜のない部分)よりアセトンを流
しこんだところ模型の溶解速度は急模型を溶解すう、い
うよiJ &縮工1、う。
Nα2の鋳型については、模型試験片の頂部よりトリク
漂左タンを流しこんだところ、模型は徐々に溶解し、模
型とトリクロルエタンの溶解液を鋳型外に除去したとこ
ろ第12図に示すように残渣の全く認められない鋳型空
洞18が得られた。
このように、発泡スチロール製の模型表面に水溶性かつ
溶剤不溶性の被膜を塗布し、模型の溶剤としてトリクロ
ルエタンを使用したものは内壁に溶解残渣が全く付着し
ていない所定の空洞を有すろ水崩壊性鋳型を得ることが
できた。
尚、上述の通すアセトンでは模型は収縮のみとなり、鋳
型から溶解残渣或いは収縮物を除去する都合上好ましく
ない、但し、収縮のみでなく溶解との併用(次の実施例
参照)ならば何等支障はない。
(第3実施例) 第13図乃至、第19図に示す通り、本実施例はアセト
ンによる模型収縮を利用したものである。
先ず第2実施例に準じて発泡ポリスチロール模型1の周
囲に被膜2を形成し、しかる後詩型材6を充填する(第
13図)、シかる後この模型部分にアセトン7を注ぐと
模型1は見かけ上収縮し、(第14図)、アセトンと収
縮物(残渣)が鋳型中空部の底に粘性物34として残留
する(第15図)、この中空部に更にトリクロエタン3
5を注ぎ込むと(第16図)、中空部内には、ホモジニ
アスソリューション36が形成される(第17図)。
しかる後この溶液を鋳型外へ排除して(第18図)、本
実施例の鋳型が得られる(第19図)。
アセトンはポリスチロールを溶解するが、溶解度はトリ
クロルエタンやトリクロルエチレンと比な外w4)、こ
れに対しては、トリクロルエタンやトリクロルエチレン
の場合は一様な溶液(ホモジニアスソリューション)と
なるので、このような溶液を得た後に溶解残渣を鋳型外
へ除去することが賢明である。
(第4実施例) 第10図乃至第23図に示す通り、本実施例は中子を作
るものであり、従ってスタート時点に使分する模型は第
20図の如き雌型である。
丸 即ち曇ず発泡ポリスチロールの雌型模型を用意しく第2
0図)、その内面に被膜を施しく第21図)、更に模型
の中空部へ鋳型材を鋳込み(第22図)、鋳型の硬化後
適切な有機溶剤にて模型を溶解するならば(第23図)
本実施例の鋳型が得られる。
(第5実施例) 車輌用ターボチャージャのケーシングと同一形状に形成
した発泡ポリスチロール製の第24図に示す模型19(
体積200cmδ、模型の発泡倍率20倍)の表面にポ
リビニールアルコールの15%水溶液は約50μm厚さ
に塗布し乾燥し被膜20を形成させた。
第1実施例に準じて、この模型を定盤上に固定し周囲に
木枠を設置した。
アルミナ(350〜325メツシユ):100部(重量
部、以下全て同じ)、8%ポリビニールアルコール水溶
液35重量部を混練して調整した鋳型砂をポリスチロー
ル製模型の周囲につき固め。
上記模型を埋設した、直ちに鋳型を反転し、木枠と定盤
を取り出し模型の湯口部(被膜を形成させてない部分)
よりトリクロルエタン所定量を注入した。鋳型19はト
リクロエタンと接触することにより上部から急速に溶解
した。次にハンディ度 ポンプを用いてポリスチロールの溶けたトリクロルエタ
ン溶液を鋳型外に除去した。
この鋳型を電子レンジ内に入れ、マイクロ波を10分間
照射することにより乾燥硬化させた。その結果として、
模型分の残留が全くなく寸法精度が高く型肌の滑らかな
所定の鋳型空洞を形成させることができた。
次に、平均粒径0.5μmの5isN番粉末を主体とし
、解こう剤、粘結剤及び蒸溜水よりなる5iaNiスリ
ツプを上記鋳型の空洞部に鋳込み2時間後、グリーンボ
ディが硬化したのを確認したのち、型ばらしを行った。
その際、鋳型の崩壊を助長させるために、噴霧水を鋳型
に吹付けたところ極めて容易に鋳型材を除去することが
でき、パリが全くなく寸法精度が良好で表面の平滑な5
iaNaのグリーンボディが得られた。
このグリーンボディを窒化炉内に入れ室温よす徐々に加
熱し、1850’Cで2時間加熱し、以後徐冷すること
により、高密度で完全な5iaNa焼結品としての第2
5図に示すターボチャージャケーシング21が得られた
(第6実施例) 第26図に示す発泡ポリスチロール製(発泡倍率20倍
)のスクリュコンプレッサ用の雄型ロータ模型22の上
端面を除く全表面に15%ポリビニルピロリドン水溶液
を約50μmの厚さに塗布し、被膜23を形成させた。
この模型22を第27図に示すように第1実施例に準じ
て、造型定盤24上に湯口部を接着剤で固着し周囲に木
枠25を設置し、アルミナ(250〜325メツシユ)
;100重量部、1.7 %カルボキシメチルセルロー
ス(CMC)水溶液;40重量部を混練して作成した鋳
型砂を模型の周囲につき固めた。直ちに鋳型を反転し、
定盤24を取り外し、模型22の湯口部よりトリクロー
ルエチレンを注入し模型22を溶解した。模型22はト
リクロールエチレンと接触することにより上部から急速
に溶解した。
つぎに鋳型を反転し余剰分のトリクロールエチレンを型
外に除去し、その後1時間大気中に放置することにより
溶剤を蒸発させ鋳型外に排除した。
この鋳型に第2実施例に準じてマイクロ波を20分間照
射することにより乾燥硬化させることにより第28図に
示すように所定の鋳型空洞26を有する鋳型27を完成
させた。
第29図に示すように、Y2O2を固溶させた1μm以
下80%のジルコニア粉末を主体とし、解こう剤、粘結
剤及び蒸溜水を均一に混合させたジルコニアスリップ2
8を鋳型27の空洞26に鋳込み、大気中に5時間放置
しグリーンボディの硬化を確認したのち第2実施例に準
じて噴霧水を水溶性鋳型に吹きつけたところ、極めて容
易に鋳型材を除去することができ、パリなどが全く無く
て表面が平滑で寸法精度の良好なジルコニアのグリーン
ボディが得られた。
このグリーンボディを、焼成炉中に入れ徐々に温度を上
げていき1500℃で3時間加熱することにより、均一
かつ完全なジルコニア焼結体を得ることができた。
(第7実施例) 第30図に示す発泡スチロール製(発泡倍率50倍)の
ケーシング模型29の湯口部を除く全表面に水溶性ワッ
クスを約70μmの厚さに塗布し皮膜30を形成させる
。この模型29を第31図に示すように定盤31の上に
固定し、模型29の周囲に2分割の専用金枠32を設置
した。
AnxOδ(250〜325メツシユ);100重量部
、K2CO3;12重量部、水;13重量部を混練して
鋳型材を調整し、上記模型の周囲に充填した。
直ちに鋳型33を反転させ、金枠32と定盤31を取外
しトリクロルエタンの蒸気中に30分間放置した。模型
29をトリクロルエタンの蒸気と接触することにより急
速に溶解し徐々に滴下して鋳型外に排出された。その後
200℃乾燥炉中にて鋳型を乾燥し硬化させた。
次に平均粒径2.5μmのアルミナ粉末を主体とし、焼
結助剤、解こう剤、及び蒸溜水を均一に混合したアルミ
ナスリップを作成し、これを上記鋳型33の空洞に鋳込
み大気中に3時間放置しグリーンボディが硬化したのを
確認したのち噴霧水を水溶性鋳型に吹きつけたところ極
めて容易にアルミナ質のグリーンボディを取出すことが
できた。
その後、このグリーンボディをガス炉内に入れ常温より
徐々に加熱し、1650℃で3時間保持し、以後徐冷す
ることによりアルミナ質の良好なケーシング焼結体を得
ることができた。
上述の実施例によれば、1体鋳型を簡単に作ることがで
きるので本例のように複雑形状のケーシング鋳型であっ
ても、その個数は1ケで済む。
しかし、従来法すなわち鋳型を分割する方法で作ると主
型及び中子の総数が20個を越える数となり、これらの
パーツの造型及び組立には多大の工数及び高い熟練度を
要する。またできたグリーンボディにはパリが多発し、
本実施例によるものと比べて寸法精度、鋳肌は共に極め
て不良であった。本実施例におけるこれらの効果は、前
述した全ての実施例において、共通のものである。
(第8実施例) 第32図に示すごとき断面の模型は内部が複雑であるゆ
え皮膜材を塗布するのに難点がある。このような凹凸が
三次元的に複雑な場合には第32図に示すように例えば
A、B、Cのセクションに予め模型を分割して夫々につ
いてコーティング作業を行い、しかる後貼り合わせるこ
とにより所定の模型を得られることになる。模型作成後
は第1乃至第7実施例に準じて鋳型を形成すれば良い。
(第9実施例) 本実施例は第1実施例に準じた方法で得られた水崩壊性
の鋳型からセラミックのグリーンボディを得るスリップ
キャスティング成形方法の一例を示す6 第33図に示す通りスリップ水溶液9を鋳型6の中空部
に注入するとその水分は皮膜3を溶かしつつ鋳型材に浸
透し、鋳型の粘結力は失われる(第34図)、従って鋳
型材は崩壊し易くなり(第35図)、極めて軽度の外力
にて簡単に崩壊してしまう(第36図)。
即ち皮膜3は模型の溶解時に溶剤が鋳型方向へ浸透する
ことを防ぐが、その後スリップを峙込むときには容易に
溶解して鋳型と共にグリーンボディから完全に除去し得
るものである。
(第10実施例) 第8図i示す発泡ポリスチロール製の試験片11(発泡
倍率40倍)の上端を除く全表面に25%ポリビニルア
ルコール水溶液を塗布し約30μmの皮膜12を形成さ
せる1次に第9図のように定盤13の上に設置した木枠
14の中央部に固定し、周囲にα石膏:20重量部、珪
砂微粉(約300メツシユ以下):80重量部、水=6
0重量部を混練して調整したスラリーを注入した。
鋳型15が硬化したのち、これを反転し定盤13及び木
枠14を除去した(第10図参照)。
次に試験片11の頂部(ポリビニルアルコール皮膜のな
いところ)よりトリクロルエタンを流しこんだところ、
模型は徐々に溶解した。
模型とトリクロルエタンの溶解液を鋳型外に除去したと
ころ第12図に示すように残渣の全く認められない鋳型
空洞18が得られた。
この鋳型を400℃×3時間加熱したところ石膏の粘結
力が失われ、結果として圧縮強度でおよそQ、8kg/
cm”乃至それ以下の鋳型強度となった。
なお加熱によって、結果として皮膜23は消失してしま
った。
次に、この鋳型空洞にYaksを固溶させた1μm以下
80%ジルコニア粉末を主体とし、解こう剤、粘結剤及
び蒸溜水を均一に混合させたジルコニアスリップ28を
鋳型27の空洞26に鋳込み、大気中に5時間放置しグ
リーンボディの硬化を確認した。その後極めて容易に鋳
型材を除去することができ、パリなどが全く無くて表面
が平滑で寸法精度の良好なジルコニアのグリーンボディ
が得られた。
このグリーンボディを、焼成炉中に入れ徐々に温度を上
げていき1500℃で3時間加熱することにより、均一
かつ完全なジルコニア焼結体を得ることができた。
(第11実施例) 第26図に示す発泡ポリスチロール製(発泡倍率20倍
)のスクリュコンプレッサ用の雄型ロータ模型22の上
端面を除く全表面に15%ポリビニルピロリドン水溶液
を約50μmの厚さに塗布し、皮膜23を形成させた。
この模型22を第27図に示すように第1実施例に準じ
て、造型定盤24上の湯口部を接着剤で固着し周囲に木
枠25を設置し、アルミナ(250〜325メツシユ)
;70重量部、α石膏;30重量部、セルロース粉末(
300メツシユ以下);8重量部、水;75重量部を混
練して作成した鋳型スラリーを模型の周囲に充填した。
鋳型の硬化後、直ちに鋳型を反転し、定盤24を取り外
し、模型22の湯口部よりトリクロルエチレンを注入し
模型22を溶解した。模型22はトリクロールエチレン
と接触することにより上部から急速に溶解した。
つぎに鋳型を反転しこの溶解液を鋳型外に除去した。こ
の鋳型を400℃×3時間加熱したところ石膏の粘結力
が失われ、結果として圧縮強度でおよそ0.8kg/c
+w”乃至それ以下の鋳型強度となった。なお加熱によ
って結果として皮膜23は消失してしまった。
以上の結果として、模型分の残留が全くなく寸法精度が
高く型肌の滑らかな所定の鋳型空洞を形成させることカ
モできた。
次に、平均粒径0.5μmの5iaNa粉末を主体とし
、解こう剤、粘結剤及び蒸溜水よりなる5iaN+スリ
ツプを上記鋳型の空洞部に紡込み、2時間後、グリーン
ボディが硬化したのを確認したのち、型ばらしを行った
。その際、鋳型の崩壊を助長させるために、噴霧水を鋳
型に吹付けたところ極めて容易に鋳型材を除去すること
ができ、パリが全くなく寸法精度が良好で表面の平滑な
51gNaのグリーンボディが得られた。
このグリーンボディを窒化炉内に入れ室温より徐々に加
熱し、1850℃で2時間加熱し、以後徐冷することに
より、高密度で完全な5iaNa焼結晶としての第25
図に示すターボチャージャケーシング21が得られた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば外観形状および空
洞部の形状が複雑な成形体をスリップキャスティングで
成形する場合に、1体鋳型を極めて容易につくることが
できる。従って多数個の主型や中子を作って後にこれら
を組合わせて所望の鋳型とするなどの工程は不要である
さらに、本発明の付随効果として次の2点が挙げられる
(1)鋳型空洞内面に溶解残渣の全く残らない鋳型が得
られる。
(2)乾燥収縮に伴なう中子拘束割れなど、グリーンボ
ディに割れが発生するのを完全に防ぐことができる。
以上の2点により、複雑形状の成形体がパリの発生なく
簡便に得られることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスリップキャスティング用鋳型の製作
法の第1の実施例に用いる鋳型模型の断面図、第2図は
第1図の鋳型模型に皮膜を形成した皮膜付模型の断面図
、第3図は第2図の模型周囲に鋳型材を充填した後を鋳
型材及び模型の断面図、第4図は第3図の模型を溶解中
の鋳型材及び模型の断面図、第5図は第4図の模型溶解
除去後の皮膜付鋳型の断面図、第6図は第5図で得られ
た鋳型へのスリップ鋳込み工程中の鋳型断面図。 第7図は第6図の鋳込みで得られたグリーンボディの断
面図、第8図は本発明の第2.第1の実施例に用いる皮
膜付模型の断面図、第9図、第10図は第8図の模型周
囲に鋳型材を充填した後の鋳型材及び模型の断面図、第
11図は第10図の模型を溶解中の鋳型断面図、第12
図は第11図の模型溶解物を除去後の鋳型断面図、第1
3図は本発明の第3の実施例に用いる鋳型材充填模型の
断面図、第14図、第15図、第16図及び第17図は
いずれも第13図の模型の溶解工程中の鋳型断面図、第
18図は第17図の鋳型から溶解物を除去する様子を示
す鋳型断面図、第19図は第18図の溶解物除去後の鋳
型断面図、第20図は本発明の第4の実施例に用いる雌
型模型の断面図、第21図は第20図の模型に皮膜を設
けた皮膜付模型の断面図、第22図は第21図の模型に
鋳型材を充填した鋳型材及び模型の断面図、第23図は
第22図の模型溶解工程中の中子鋳型断面図、第24図
は本発明の第5の実施例に用いるターボチャージャ模型
の断面図、第25図は第24図の模型に基づき得られた
ターボチャージャケーシング焼結晶の斜視図、第26図
は本発明の第6.第11の実施例に用いるスクリューロ
ータ模型の断面図、第27図は第26図の模型を鋳型中
に埋設した状態の鋳型及び模型の断面図、第28図は第
27図の模型除去後の鋳型断面図、第29図は第28図
の鋳型へのスリップ鋳込み工程を示す鋳型断面図、第3
0図は本発明の第7の実施例に用いるケーシング模型の
斜視図、第31図は第30図の模型を鋳型材へ埋設した
鋳型型及び模型の断面図、第32図は本発明の第8の実
施例に用いる鋳型模型の断面図、第33図は本発明の第
9の実施例に係るスリップ鋳込み工程中の鋳型断面図、
第34図は第33図の鋳型にスリップを鋳込んだ後の鋳
型断面図、第35図及び第36図は第34図の鋳型が崩
壊する様子を示すグリーンボディ及び鋳型の断面図であ
る。 1.19,22,29・・・模型、2・・・湯口、3゜
12.20,23・・・皮膜、4,13,24,31・
・・定盤、5,14,25・・・木枠、6・・・鋳型材
、7゜35・・・溶剤、8,18.26・・・鋳型空洞
、9゜28・・・スリップ、10・・・グリーンボディ
、11・・・試験片、15,27,33・・・鋳型、1
7,34・・・模型残渣、21・・・ターボチャージャ
ケーシング、系1図        $2I¥1 3・・・良咳 算3図 第40 ネ g 旧 拠 6同 3−・皮膜   9 ヌリ・lデ 2も   コ   い 単10図      累11図 1ξ 1う 因                )h
 14 ジ]某1ダm ネ円図    hzo f3 5th 251B      j+ 2t llI21
−’ターボケ忙すど       22・−娼型  2
3−皮膜17−5′−7 第27図        璃28図 1h 21 図 準 30図 2q′鏝工

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定の溶剤Aに可溶性の有機材料で作られた鋳型模
    型の表面の少なくとも一部を所定の溶剤Bに可溶性かつ
    溶剤Aに不溶性の被膜で被覆し、この周囲に鋳型材料を
    充填し、次に溶剤Aを前記模型に接触させてこの模型を
    収縮乃至溶解し、この模型を鋳型外に除去することによ
    り鋳型空洞を形成させることを特徴とするスリップキャ
    スティング用鋳型の製作法。 2、前記鋳型模型は溶剤Aに易溶性の発泡樹脂成形体で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のスリ
    ップキャスティング用鋳型の製作法。 3、前記発泡樹脂は発泡スチロール、発泡ポリエチレン
    及びp−ジクロロベンゼンの群から選ばれることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載のスリップキャスティ
    ング用鋳型の製作法。 4、前記溶剤Aはトリクロルエタン、トリクロルエチレ
    ン、テトラクロルエチレン、酢酸エチルの群から選ばれ
    る1または2以上の混合液であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のスリップキャスティング用鋳型
    の製作法。 5、前記溶剤Bは水、アルコール、アセトンの群から選
    ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のス
    リップキャスティング用鋳型の製作法。 6、前記鋳型材料は所定の溶剤Cの可溶性の粘結剤を用
    いており、この溶剤Cが溶剤Bと同じものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のスリップキャス
    ティング用鋳型の製作法。 7、前記溶剤Cが水、アルコール、アセトンの群から選
    ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のス
    リップキャスティング用鋳型の製作法。 8、所定の有機溶剤に可溶性の有機材料で作られた鋳型
    模型の表面の少なくとも一部を水溶性かつ前記有機溶剤
    に不溶性の被膜で皮覆し、この周囲に水溶性の粘結剤を
    用いた鋳型材料を充填し、次いで前記有機溶剤を前記模
    型に接触させてこの模型を収縮乃至溶解し、この模型を
    鋳型外に除去することにより鋳型空洞を形成させること
    を特徴とするスリップキャスティング用鋳型の製作法。 9、前記鋳型模型は前記有機溶剤に易溶性の発泡樹脂成
    形体であることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載
    のスリップキャスティング用鋳型の製作法。 10、前記発泡樹脂は発泡スチロール、発泡ポリエチレ
    ン及びp−ジクロロベンゼンの群から選ばれることを特
    徴とする特許請求の範囲第9項記載のスリップキャステ
    ィング用鋳型の製作法。 11、前記有機溶剤はトリクロルエタン、トリクロルエ
    チレン、テトラクロルエチレン、酢酸エチルの群から選
    ばれる1または2以上の混合液であることを特徴とする
    特許請求の範囲第8項記載のスリップキャスティング用
    鋳型の製作法。 12、前記水溶性の鋳型粘結剤は無機質であることを特
    徴とする特許請求の範囲第8項記載のスリップキャステ
    ィング用鋳型の製作法。 13、前記水溶性の無機粘結剤が、炭酸ナトリウム、炭
    酸カリウムの群から選ばれる炭酸塩、塩化ナトリウム、
    塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化リチウムの群か
    ら選ばれる塩化物、燐酸3ナトリウム、燐酸3カリウム
    、燐酸水素2カリウムの群から選ばれる燐酸塩、若しく
    は硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、
    硫酸アルミニウム、硫酸アンモニウムの群から選ばれる
    硫酸塩の1または2以上を水に溶解した形で用いるもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第12項記載の
    スリップキャスティング用鋳型の製作法。 14、前記水溶性の鋳型粘結剤は有機質であることを特
    徴とする特許請求の範囲第8項記載のスリップキャステ
    ィング用鋳型の製作法。 15、前記有機質の水溶性粘結剤がポリビニールアルコ
    ール、水溶性のイソブタン−無水マレイン酸共重合体、
    ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリビ
    ニルピロリドン、水溶性の酢酸ビニル共重合体、アクリ
    ル系共重合体、ポリエチレングリコール、メチルセルロ
    ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
    ルセルロース、水溶性ワックス、デンプン、ニカワ、ア
    ラビアゴムのうちの1または2以上の有機物を水に溶解
    したものであることを特徴とする特許請求の範囲第14
    項記載のスリップキャスティング用鋳型の製作法。 16、前記有機質の水溶性粘結剤はポリビニールアルコ
    ールを水及び/またはアルコールに溶解したものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第14項記載のスリッ
    プキャスティング用鋳型の製作法。 17、前記被膜はポリビニールアルコール、水溶性のイ
    ソブタン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリルアミ
    ド、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、
    水溶性の酢酸ビニル共重合体、アクリル系共重合体、ポ
    リエチレングリコール、メチルセルロース、カルボキシ
    メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、水
    溶性ワックス、デンプン、ニカワ、アラビアゴムのうち
    の1または2以上の有機物を水に溶解したものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第8項記載のスリップキ
    ャスティング用鋳型の製作法。 18、前記被膜はポリビニールアルコールを水及び/ま
    たはアルコールに溶解したものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第8項記載のスリップキャスティング用
    鋳型の製作法。 19、所定の溶剤Aに可溶性の有機材料で雌型の鋳型模
    型を用意し、前記鋳型模型の表面の少なくとも凹部内面
    を所定の溶剤Bに可溶性かつ溶剤Aに不溶性の被膜で被
    覆し、この内部に鋳型材料を充填し、次いで溶剤Aを前
    記模型に接触させてこの模型を収縮乃至溶解して除去す
    ることにより雄型の鋳型を形成することを特徴とするス
    リップキャスティング用鋳型の製作法。 20、前記鋳型模型は溶剤Aに易溶性の発泡樹脂成形体
    であることを特徴とする特許請求の範囲第19項記載の
    スリップキャスティング用鋳型の製作法。 21、前記発泡樹脂は発泡ポリスチロール、発泡ポリエ
    チレン及びp−ジクロロベンゼンの群から選ばれること
    を特徴とする特許請求の範囲第20項記載のスリップキ
    ャスティング用鋳型の製作法。 22、前記溶剤Aはトリクロルエタン、トリクロルエチ
    レン、テトラクロルエチレン、酢酸エチルの群から選ば
    れる1または2以上の混合液であることを特徴とする特
    許請求の範囲第19項記載のスリップキャスティング用
    鋳型の製作法。 23、前記溶剤Bは水、アルコール、アセトンの群から
    選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第19項記載
    のスリップキャスティング用鋳型の製作法。 24、前記鋳型材料は所定の溶剤Cに可溶性の粘結剤を
    用いており、この溶剤Cが溶剤Bと同じものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第19項記載のスリップキ
    ャスティング用鋳型の製作法。 25、前記溶剤Cが水、アルコール、アセトンの群から
    選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第19項記載
    のスリップキャスティング用鋳型の製作法。 26、所定の溶剤Aに可溶性の有機材料で作られた鋳型
    模型の表面の少なくとも一部を所定の溶剤Bに可溶性か
    つ前記溶剤Aに不溶性・不浸透性の被膜で被覆し、この
    周囲に所定の溶剤Cに可溶性の粘結剤を用いた鋳型材料
    を充填し、次いで前記溶剤Aを前記模型に接触させてこ
    の模型を収縮乃至溶解し、この模型を鋳型外に除去する
    ことにより鋳型空洞を形成させ、この空洞部に溶剤Bを
    付与して被膜を溶解せしめ、しかる後溶剤Cを含むスリ
    ップを鋳込むことにより前記スリップを固化し併せて前
    記鋳型材を崩壊し易くさせ、しかる後固化したスリップ
    成形品を得ると共に鋳型材を崩壊除去することを特徴と
    するスリップキャスティング成形方法。 27、前記溶剤Aはトリクロルエタンであり、前記溶剤
    Bは水であり、前記溶剤Cはアセトンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第26項記載のスリップキャステ
    ィング成形方法。 28、所定の有機溶剤に可溶性の有機材料で作られた鋳
    型模型の表面の少なくとも一部を水溶性かつ前記有機溶
    剤に不溶性、不浸透性の皮膜で被覆し、この周囲に水溶
    性の粘結剤を用いた鋳型材料を充填し、次いで前記有機
    溶剤を前記模型に接触させてこの模型を収縮乃至溶解し
    、この模型を鋳型外に除去することにより鋳型空洞を形
    成させ、この空洞部に水を含むスリップを鋳込むことに
    より前記被膜を溶解せしめ、それと共に前記スリップを
    固化し、併せて前記鋳型材を崩壊し易くさせ、しかる後
    固化したスリップ成形品を得ると共に鋳型材を崩壊除去
    することを特徴とするスリップキャスティング成形方法
    。 29、前記鋳型模型は前記有機溶剤に易溶性の発泡樹脂
    成形体であることを特徴とする特許請求の範囲第28項
    記載のスリップキャスティング成形方法。 30、前記発泡樹脂は発泡ポリスチロール、発泡ポリエ
    チレン及びp−ジクロロベンゼンの群から選ばれること
    を特徴とする特許請求の範囲第29項記載のスリップキ
    ャスティング成形方法。 31、前記有機溶剤はトリクロルエタン、トリクロルエ
    チレン、テトラクロルエチレン、酢酸エチルの群から選
    ばれる1または2以上の混合液であることを特徴とする
    特許請求の範囲第28項記載のスリップキャスティング
    成形方法。 32、前記水溶性の鋳型粘結剤は無機質であることを特
    徴とする特許請求の範囲第28項記載のスリップキャス
    ティング成形方法。 33、前記水溶性の無機粘結剤が、炭酸ナトリウム、炭
    酸カリウムの群から選ばれる炭酸塩、塩化ナトリウム、
    塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化リチウムの群か
    ら選ばれる塩化物、燐酸3ナトリウム、燐酸3カリウム
    、燐酸水素2カリウムの群から選ばれる燐酸、若しくは
    硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫
    酸アルミニウム、硫酸アンモニウムの群から選ばれる硫
    酸塩の1または2以上を水に溶解した形で用いるもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第32項記載のス
    リップキャスティング成形方法。 34、前記水溶性の鋳型粘結剤は有機質であることを特
    徴とする特許請求の範囲第28項記載のスリップキャス
    ティング成形方法。 35、前記有機質の水溶性粘結剤がポリビニールアルコ
    ール、水溶性のイソブタン−無水マレイン酸共重合体、
    ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリビ
    ニルピロリドン、水溶性の酢酸ビニル共重合体、アクリ
    ル系共重合体、ポリエチレングリコール、メチルセルロ
    ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
    ルセルロース、水溶性ワックス、デンプン、ニカワ、ア
    ラビアゴムのうちの1または2以上の有機物を水に溶解
    したものであることを特徴とする特許請求の範囲第34
    項記載のスリップキャスティング成形方法。 36、前記有機質の水溶性粘結剤がポリビニールアルコ
    ールを水及び/またはアルコールに溶解したものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第34項記載のスリッ
    プキャスティング成形方法。 37、前記被膜はポリビニールアルコール、水溶性のイ
    ソブタン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリルアミ
    ド、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、
    水溶性の酢酸ビニル共重合体、アクリル系共重合体、ポ
    リエチレングリコール、メチルセルロース、カルボキシ
    メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、水
    溶性ワックス、デンプン、ニカワ、アラビアゴムのうち
    の1または2以上の有機物を水に溶解したものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第28項記載のスリップ
    キャスティング成形方法。 38、前記被膜はポリビニールアルコールを水及び/ま
    たはアルコールに溶解したものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第28項記載のスリップキャスティング
    成形方法。 39、所定の溶剤Aに可溶性の有機材料で作られた鋳型
    模型の表面の少なくとも一部を所定の溶剤Bに可溶性か
    つ溶剤Aに不溶性の被膜で被覆し、この周囲にに無機粉
    末を骨材、石膏をバインダーとして水を添加したスラリ
    ーを鋳型材として充填し、鋳型が硬化した後、溶剤Aを
    前記模型に接触させてこの模型を収縮乃至溶解し、この
    模型を鋳型外に除去することにより鋳型空洞を形成させ
    ることを特徴とするスリップキャスティング用鋳型の製
    作法。 40、所定の溶剤Aに可溶性の有機材料で作られた鋳型
    模型の表面の少なくとも一部を所定の溶剤Bに可溶性か
    つ溶剤Aに不溶性の被膜で被覆し、この周囲に無機物粉
    末を骨材、石膏をバインダーとして水を添加したスラリ
    ーを鋳型材として充填し、鋳型が硬化した後、溶剤Aを
    前記模型に接触させてこの模型を収縮乃至溶解し、この
    模型を鋳型外に除去することにより鋳型キャビティを形
    成させ、該キャビティにスリップを鋳込んでこれを固化
    させ、その後鋳型材を崩壊除去させることを特徴とする
    スリップキャスティング成形方法。
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