JPS60168603A - スリツプキヤステイングによるセラミツク部品の製造法 - Google Patents
スリツプキヤステイングによるセラミツク部品の製造法Info
- Publication number
- JPS60168603A JPS60168603A JP2574084A JP2574084A JPS60168603A JP S60168603 A JPS60168603 A JP S60168603A JP 2574084 A JP2574084 A JP 2574084A JP 2574084 A JP2574084 A JP 2574084A JP S60168603 A JPS60168603 A JP S60168603A
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- slip casting
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明はスリップキャスティングによるセラミック部品
の製造法に関するものである。
の製造法に関するものである。
(従来技術)
流し込み成形法の一つとして、スリップ(泥しょう)を
成形型内に充填してスリップから脱液することにより成
形を行う泥しよう法(スリップキャスティング)がある
、従来のスリップキャスティングによる成形法では、ス
リップはフィラーと媒液として水とを用いて作成され、
を彫型は石こうのような吸液性のある材料で作成され、
成形型に充填されたスリップより成形型で脱液している
。しかし、成形型にスリップをいきなり充填する従来法
には以下に述べるような多くの問題があり、その解消が
切望されている。
成形型内に充填してスリップから脱液することにより成
形を行う泥しよう法(スリップキャスティング)がある
、従来のスリップキャスティングによる成形法では、ス
リップはフィラーと媒液として水とを用いて作成され、
を彫型は石こうのような吸液性のある材料で作成され、
成形型に充填されたスリップより成形型で脱液している
。しかし、成形型にスリップをいきなり充填する従来法
には以下に述べるような多くの問題があり、その解消が
切望されている。
(1)一般にスリップ媒液として水を用いているため、
水と反応し易いフィラー粉末や、脱水に伴って局部的な
凝集を起し、易いフィラー粉末には、スリップキャステ
ィングは適用が困難であった。
水と反応し易いフィラー粉末や、脱水に伴って局部的な
凝集を起し、易いフィラー粉末には、スリップキャステ
ィングは適用が困難であった。
(2)液分量の少ない粘稠なスリップでは石こう型壁近
傍部分と内側部とで流動性が変化し、厚内のセラミック
部品の均一な充填ができなかった。
傍部分と内側部とで流動性が変化し、厚内のセラミック
部品の均一な充填ができなかった。
(3)成形型へのスリップの充填未完了の内に脱液が生
じてしまうため、タービン等の複雑な形状のものには欠
陥が生じていた。
じてしまうため、タービン等の複雑な形状のものには欠
陥が生じていた。
本発明は、上述した従来技術の欠点を解消するためにな
されたもので、スリップキャスティングにおいて、複雑
な形状のセラミック部品であってもスリップからの成形
型を経ての均質な脱液を行うことができるスリップキャ
スティングによるセラミック部品の製造法を提供するこ
とを目的とする。
されたもので、スリップキャスティングにおいて、複雑
な形状のセラミック部品であってもスリップからの成形
型を経ての均質な脱液を行うことができるスリップキャ
スティングによるセラミック部品の製造法を提供するこ
とを目的とする。
本発明によれば、上記目的は、有機溶媒を分散媒液とし
たセラミック粉末のスリップ(泥しよう)を、吸液性を
有する材料で構成された成形型内へ流し込んで成形する
スリップキャスティング成形工程において、予め前記成
形型内壁を、スリップ充填後に前記スリップの分散媒液
へ溶解して消失してしまうプラスチックフィルムで被覆
しておくことを特徴とするスリップキャスティングによ
るセラミック部品の製造法によって達成される。
たセラミック粉末のスリップ(泥しよう)を、吸液性を
有する材料で構成された成形型内へ流し込んで成形する
スリップキャスティング成形工程において、予め前記成
形型内壁を、スリップ充填後に前記スリップの分散媒液
へ溶解して消失してしまうプラスチックフィルムで被覆
しておくことを特徴とするスリップキャスティングによ
るセラミック部品の製造法によって達成される。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
従来のスリップキャスティング成形法では、SiCやS
43 N 4のようなファインセラミックスのフィラー
と媒液としての水とのスリップを、吸液性のある石こう
のような成形型のギヤビティー内に充填し、脱液して所
要形状のセラミック部品を成形している。しかし、成形
型へのスリップの充填未完了の内に脱液が始まるなどの
不都合により、特に複雑な形状のセラミック部品のスリ
ップキャスティングには多くの問題のあったことは前述
の通りである。
43 N 4のようなファインセラミックスのフィラー
と媒液としての水とのスリップを、吸液性のある石こう
のような成形型のギヤビティー内に充填し、脱液して所
要形状のセラミック部品を成形している。しかし、成形
型へのスリップの充填未完了の内に脱液が始まるなどの
不都合により、特に複雑な形状のセラミック部品のスリ
ップキャスティングには多くの問題のあったことは前述
の通りである。
そこで、本発明においては、有機溶剤を分散媒液とした
セラミック粉末のスリップ(泥しよう)を、吸液性を有
する材料で構成された成形型内へ流し込んで成形するス
リップキャスティング成形において、スリップを成形を
に流し込む前に、成形型内壁をスリップ充填後にスリッ
プの分散媒液へ溶解して消失してしまラプラスチックフ
ィル7ムで被覆しておく、これにより、スリップからの
脱液はスリップを成形型内へ充填し終え、成形型キャビ
ティー内壁上のプラスチック被覆力曵スリップ中の分散
媒液により溶解されて11しめて生じるようになり、ス
リップの充填未完了以前の1税液ζ±生じなくなる。
セラミック粉末のスリップ(泥しよう)を、吸液性を有
する材料で構成された成形型内へ流し込んで成形するス
リップキャスティング成形において、スリップを成形を
に流し込む前に、成形型内壁をスリップ充填後にスリッ
プの分散媒液へ溶解して消失してしまラプラスチックフ
ィル7ムで被覆しておく、これにより、スリップからの
脱液はスリップを成形型内へ充填し終え、成形型キャビ
ティー内壁上のプラスチック被覆力曵スリップ中の分散
媒液により溶解されて11しめて生じるようになり、ス
リップの充填未完了以前の1税液ζ±生じなくなる。
本発明のスリップキャスティング工程にお1.tて、ス
リップの分散媒液と成形型キャビティー内壁上に形成す
るプラスチック被覆との組合せ(よ種々ある。その代表
−としては、ス1ノツプの分散媒液はフルフリルアルコ
ール、メチルクロロホルムき,これら1こ対してプラス
チック被111iポリアクリル酸樹脂、ウレタン系樹脂
、ポア<−)し系別能などを使用できる.スリップの分
散媒液の濃度とプラスチック被覆の厚さは相関的なもの
であり、必要とされるプラスチック被覆の溶解消失時間
に応じて決定さるべきである。
リップの分散媒液と成形型キャビティー内壁上に形成す
るプラスチック被覆との組合せ(よ種々ある。その代表
−としては、ス1ノツプの分散媒液はフルフリルアルコ
ール、メチルクロロホルムき,これら1こ対してプラス
チック被111iポリアクリル酸樹脂、ウレタン系樹脂
、ポア<−)し系別能などを使用できる.スリップの分
散媒液の濃度とプラスチック被覆の厚さは相関的なもの
であり、必要とされるプラスチック被覆の溶解消失時間
に応じて決定さるべきである。
なお、成形型、セラミック粉末、スI)−/プの充填条
件などは特に限定されることはなl/)。
件などは特に限定されることはなl/)。
本発明においては、吸液性のある石こうのような成形型
キャビティー内壁上にスリップの分散媒液により溶解消
失されるプラスチック被覆を施し、次いで成形型キャビ
ティーに上記プラスチックを溶解消失させることのでき
る有機溶媒を分散媒液としたセラミック粉末のスリップ
を充填する。この時、成形型キャビティー上のプラスチ
ック被覆は充填されたスリップの分散媒液により徐々に
溶解消失され、次第に成形型への脱液が始まる.従って
、従来のようにスリップの成形型への充填未完了の内に
脱液が始まって不都合を生じることはない。
キャビティー内壁上にスリップの分散媒液により溶解消
失されるプラスチック被覆を施し、次いで成形型キャビ
ティーに上記プラスチックを溶解消失させることのでき
る有機溶媒を分散媒液としたセラミック粉末のスリップ
を充填する。この時、成形型キャビティー上のプラスチ
ック被覆は充填されたスリップの分散媒液により徐々に
溶解消失され、次第に成形型への脱液が始まる.従って
、従来のようにスリップの成形型への充填未完了の内に
脱液が始まって不都合を生じることはない。
予め成形型キャビティー内壁上に施されたプラスチック
被覆が充填されたスリップの分散媒液により溶解消失さ
れてから、スリップの脱液が始まるから、湿気や水分を
嫌うSiCやSi3 M 4のようなファインセラミッ
クスのスリップキャスティングの適用が容易であり、ま
た粘稠なスリップでも脱液は均質的に行われるようにな
り、さらに例えばガスタービン部品であるダクト、スク
ロール、ノズル、コンパスタ−、タービンホイール、タ
ービンブレードなどの複雑な形状のセラミック部品をも
欠陥なく製造することができるようになった。
被覆が充填されたスリップの分散媒液により溶解消失さ
れてから、スリップの脱液が始まるから、湿気や水分を
嫌うSiCやSi3 M 4のようなファインセラミッ
クスのスリップキャスティングの適用が容易であり、ま
た粘稠なスリップでも脱液は均質的に行われるようにな
り、さらに例えばガスタービン部品であるダクト、スク
ロール、ノズル、コンパスタ−、タービンホイール、タ
ービンブレードなどの複雑な形状のセラミック部品をも
欠陥なく製造することができるようになった。
次に本発明を実施例につき具体的に説明する。
(実施例1)
厚さ10Xll150X長さ150mmのテストピース
を成形することができる石こう型の内壁へポリアクリル
酸樹脂のトルエン溶液を塗布乾燥することによって、石
こう型内壁表面上にポリアクリル酸樹脂のフィルムを生
成させた6石こう組織の細孔中に浸み込んだ液はそこで
ポリアクリル酸樹脂を析出させた。このようにして充填
されるスリップからの脱液経路をふさいだ後、スリップ
を1.5 Kg/【dの空気圧で注入した。注入圧力に
耐えるよう石こう型は金属枠で保持した。スリップはβ
−9iG (イビデン!(、に、製、ウルトラファイン
)98重量部、カーボンブラックと非晶質ホウ素それぞ
れ0.6重量部、粉末ベークライ)1重量部およびフル
フリルアルコール150重量部の均一混合組成であった
。充填に要する時間は数秒で、充填完了後にポリアクリ
ル酸フィルムのフルフリルアルコールによる溶解消失に
より圧力保持下で石こう型への脱液が開始され、脱液終
了後ヒビ割れすることなく成形体を石こう型から取出す
ことができた。
を成形することができる石こう型の内壁へポリアクリル
酸樹脂のトルエン溶液を塗布乾燥することによって、石
こう型内壁表面上にポリアクリル酸樹脂のフィルムを生
成させた6石こう組織の細孔中に浸み込んだ液はそこで
ポリアクリル酸樹脂を析出させた。このようにして充填
されるスリップからの脱液経路をふさいだ後、スリップ
を1.5 Kg/【dの空気圧で注入した。注入圧力に
耐えるよう石こう型は金属枠で保持した。スリップはβ
−9iG (イビデン!(、に、製、ウルトラファイン
)98重量部、カーボンブラックと非晶質ホウ素それぞ
れ0.6重量部、粉末ベークライ)1重量部およびフル
フリルアルコール150重量部の均一混合組成であった
。充填に要する時間は数秒で、充填完了後にポリアクリ
ル酸フィルムのフルフリルアルコールによる溶解消失に
より圧力保持下で石こう型への脱液が開始され、脱液終
了後ヒビ割れすることなく成形体を石こう型から取出す
ことができた。
(実施例2)
吸液性の細孔を設けたプラスチック性の型および金属粉
の焼結で作られた細孔を有する全型を用いて実施例1と
同様の操作を行ったところ、実施例1と同様の良好な結
果が得られた。これらの型の場合には充填圧力5〜6K
g/atfも可能で成形体は石こう型より高密度とする
ことができた。
の焼結で作られた細孔を有する全型を用いて実施例1と
同様の操作を行ったところ、実施例1と同様の良好な結
果が得られた。これらの型の場合には充填圧力5〜6K
g/atfも可能で成形体は石こう型より高密度とする
ことができた。
(比較例3)
実施例1および2で述べた型内壁をプラスチックフィル
ムで覆うことなく、そのままスリップを実施例1および
2と同じ条件で注入した。得られた成形体は型壁近傍の
みが高密度となって不均一であったばかりか、乾燥時に
ヒビ割れを生じた。
ムで覆うことなく、そのままスリップを実施例1および
2と同じ条件で注入した。得られた成形体は型壁近傍の
みが高密度となって不均一であったばかりか、乾燥時に
ヒビ割れを生じた。
Claims (1)
- (1)有機溶媒を分散媒液としたセラミック粉末のスリ
ップ(泥しよう)を、吸液性を有する材料で構成された
成形型内へ流し込んで成形するスリップキャスティング
成形工程において、予め前記成形型内壁を、スリップ充
填後に前記スリップの分散媒液へ溶解して消失してしま
うプラスチックフィルムで被覆しておくことを特徴とす
るスリップキャスティングによるセラミック部品の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2574084A JPS60168603A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | スリツプキヤステイングによるセラミツク部品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2574084A JPS60168603A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | スリツプキヤステイングによるセラミツク部品の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60168603A true JPS60168603A (ja) | 1985-09-02 |
JPH0514601B2 JPH0514601B2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=12174217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2574084A Granted JPS60168603A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | スリツプキヤステイングによるセラミツク部品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60168603A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0338303A (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-19 | Eagle Ind Co Ltd | 泥漿鋳込みによる成形方法 |
-
1984
- 1984-02-14 JP JP2574084A patent/JPS60168603A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0338303A (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-19 | Eagle Ind Co Ltd | 泥漿鋳込みによる成形方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0514601B2 (ja) | 1993-02-25 |
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