JPS6314654Y2 - - Google Patents

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JPS6314654Y2
JPS6314654Y2 JP18024583U JP18024583U JPS6314654Y2 JP S6314654 Y2 JPS6314654 Y2 JP S6314654Y2 JP 18024583 U JP18024583 U JP 18024583U JP 18024583 U JP18024583 U JP 18024583U JP S6314654 Y2 JPS6314654 Y2 JP S6314654Y2
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gusset
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shoulder
bag
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JP18024583U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シヨルダー鞄、特に学生用のシヨル
ダー鞄の改良に関するものである。
シヨルダー鞄は、容量が多いにもかかわらず鞄
自体の重量は軽く、通学用には大変好適な鞄であ
る。
しかし、この種シヨルダー鞄は、鞄本体に加わ
る荷重を、肩掛けベルトの両端を両マチ部に連結
する連結部で全て受けているため、この連結部付
近が最も破損しやすいという欠点を有している。
従来、上記欠点を解決すべく種々の補強が試み
られてきたが、肩掛けベルトとマチ部との連結を
鋲着等により強固にすると、マチ生地自体が破損
しやすくなり、また、マチ部と鞄本体の前面部お
よび後面部との縫合上端部が裂けやすくなるとい
う欠点が表われ、今だ満足できるものが提供され
ないでいる。
また、従来、シヨルダー鞄は、肩に掛けて歩い
たり走つたりすると、鞄がオドルと称して、鞄本
体が体より離れて大きく揺れやすいという欠点を
有していることが知られている。そして、この鞄
本体の揺れは、上記連結部および肩掛けベルトの
破損の大きな原因ともなつている。
そこで、本考案は上記にかんがみ、肩掛けベル
トとマチ部との連結部付近全体を一体的に補強
し、かつ、この連結部を鞄本体の上方に位置させ
ることで該連結部を揺動軸として鞄本体が揺れる
際重心を下げて振子の原理により、鞄本体が揺れ
ずらいシヨルダー鞄を製造したものである。
以下、本考案を添付図面に示す一実施例にもと
ずいで詳細に説明する。
図において、1が鞄本体である。この鞄本体1
は、後面部5と底面部3の両側よりコの字に連設
した両マチ部2,2と前面部4とからなり、後面
部5の上端は延長され前面部4の外側に覆さる蓋
部6となしているのは従来と同じである。
上記鞄本体1の両マチ部2,2の上端部外面に
は補強片11,11が配される。この補強片11
は、厚手の生地、皮革、金属板等従来公知な補強
材が利用され、第6図に最も明らかに示される形
状となつている。すなわち、該補強片11は、マ
チ当接面部12の一端側に前面当接面部13を他
端側に後面縫合縁当接面部14を上端に上方突出
面部15をそれぞれ一体的に突出して形成してい
る。なお、第6図において、前面当接面部13と
後面縫合縁当接面部14とはマチ当接面部12よ
り折り曲げて連設してあるが、該補強片11を折
り曲げ可能な材質で形成するときは後述固着の際
に図示の形状に折り曲げればよいことは無論であ
る。また、後面縫合縁当接面部14は、図示例で
はマチ部2の外面にのみ当接するようになつてい
るが、さらに延長してその先端側を鞄本体1の後
面部5側に折り返して、第4図補強片22を兼ね
るようになしてもよい。すなわち、該後面縫合縁
当接面部14とその延長部が補強片22のかわり
となる。
また、図において、8は上記鞄本体1にその両
端部を連結する肩掛けベルトである。この肩掛け
ベルト8は、第8図に最も明らかに示されるごと
く、表生地8aと裏生地8bとの間にクツシヨン
材46を介在せしめてなり、表生地8aと裏生地
8bとの間を縫糸47,47…で長手方向に平行
に縫合している。この縫糸47による縫合は表生
地8aと裏生地8bとクツシヨン材46との一体
化のためであるが、縫合部が凹み凹凸部が形成さ
れることにより肩に掛けた際に該肩掛けベルト8
が滑り落ちずらいようにもなつている。なお、裏
生地8bは表生地8aより軟質なものを使用すれ
ば該肩掛けベルト8の肩当接面に上記凹凸が形成
されやすい。また該肩掛けベルト8は、その両端
を連結部10a,10bとなしている。この連結
部10a,10bとは、肩掛けベルト8の端部自
体で直接マチ部2に連結するものであつてもよ
く、または環20を介して連結される環取付生地
17部であつてもよい。図示例においては、該肩
掛けベルト8は、その一端(第1図右側)を直接
マチ部2に連結する連結部10aとなし、該肩掛
けベルト8の自由端側にはスライド位置変更可能
なバツクル21を通し、さらにその先端側を環2
0を通して折り返し、その先端をバツクル21に
止着してある。そして、該環20には二つ折り状
の環取付生地17を配し、この環取付生地17が
他方側(第1図左側)の連結部10bとなしてい
るが、図示例とはことなり、両マチ部2,2とも
に環20を有した環取付生地17を配し肩掛けベ
ルト8の一端は一方の環20に止着し他端は他方
の環20を通して折り返してバツクル21に止着
してもよく、または、一対の肩掛けベルトを使用
して、両肩掛けベルト8各々一端はマチ部2,2
に直接、または環20と環取付生地17とを介し
て連結し、両肩掛けベルトの自由端どうしをバツ
クルで連結するようになしてもよい。
上記肩掛けベルト8の連結部10a,10b
は、マチ部2,2と補強片11,11との間に介
在せしめられ、該連結部10a,10bは補強片
11,11のマチ当接面部12,12とともにマ
チ部2,2の上端に固着するとともに該補強片1
1,11の上方突出面部15,15に固着してい
る。この固着は、図示例においては縫糸19によ
る縫合と鋲18による鋲着とによつているが、い
ずれか一方でもよく、または別に糊着等にかえて
もよく、従来公知な固着方法を適宜単独または複
合して使用すればよい。
そして、上記補強片11の前面当接面部13は
鞄本体1の前面部4に、後面縫合縁当接面部14
は鞄本体1のマチ部2と後面部5との縫合縁部に
固着してなる。この固着も前記と同様、従来公知
な固着方法が使用できるが、最も破損しやすい後
面縫合縁当接面部14には、第4図に最も明らか
に示すごとく、さらに二つの折状のツマミ補強材
と称する補強片22を当がつて鋲23で鋲着し、
マチ部2と後面部5との縫合上端が裂けるのを防
止している。
また、後面部5とそれに続く蓋部6とは生地を
二枚重ねとなし、縁部を縁生地24を介して縫合
し、後面部5の外側生地5aと内側生地6aとの
間にはクツシヨン材25を収納し、蓋部6の外側
生地5aと内側生地5bとの間は、内側生地5b
に開口を設けてポケツト部となしている。なお、
内側生地6a,5bは、第7図に示すごとく途中
で連結生地48で連結しているが一枚の生地を使
用してもよい。
上記蓋部6の外側生地5aには反射テープ37
と角補強生地50,50とが縫着されている。こ
の反射テープ37は、自動車のヘツドライト等の
光を反射して交通事故を防止するもので、マチ部
2,2にも同様な反射テープ37a,37bが縫
着されている。また、該蓋部6の内側生地5bに
は前記開口32の開口補強片33と、カサ止めバ
ンド35,35と時間割り入れ部31と、蓋係止
ベルト28,28とが縫着されている。該カサ止
めバンド35は弾性帯からなり両端のみを縫糸3
6で縫着して、図示しないカサをその内側に通し
て保持できるようになつている。また、上記蓋係
止ベルト28,28はその上端(第3図では下
方)を縫糸29で内側生地5bに縫着して、自由
端内側には他方側係合テープ27を縫糸30で縫
着してある。
上記他方側係合テープ27に対応する一方側係
合テープ26は鞄本体1の前面部4(図示例にお
いては前面部4に設けたポケツト部7)に縫着さ
れ両係合テープ27,26の係合により蓋部6は
前面部4に係止されるようになつている。なお、
蓋係止ベルト28はその上端部のみを縫着して下
端部係合面部は自由端となしてあるため、蓋部6
を折り上げておいて両係合テープ27,26の係
合着脱が容易に行なえるようになつている。
また、上記蓋部6の内側には後面部5の上端と
前面部4の上端とを連結する内ベルト39が配さ
れている。この内ベルト39は、一端を後面部5
の内側と前記連結生地48間に挟持され鋲40で
鋲着されている。また前面部4の上端にはバツク
ル42が二つ折り状のバツクル取付片41で取り
付けられ、上記内ベルト39の自由端はこのバツ
クル42に止着されるようになしてある。なお、
バツクル取付片41は鋲44,44で鋲着してい
るが、この鋲着に際しては、両鋲44,44の間
のバツクル取付片41にはベルト通し環43の一
辺を通し、上記バツクル42に止着された内ベル
ト39のさらに先端部は、このベルト通し環43
内を通すようにしてある。
なお、図中38はマチ部2に設けた名札入れ、
45はポケツト部7の開口を開閉するフアース
ナ、16は鋲孔を示すものである。
本考案シヨルダー鞄は上記のごとき構成であつ
て、マチ部2,2と肩掛けベルト8との連結部1
0a,10bに補強片11,11を配しているた
め耐久性に富んだシヨルダー鞄を提供できるもの
である。特に、該補強片11は、マチ当接面部1
2に前面当接面部13と後面縫合縁当接面部14
とを突出してなるため、マチ部上端の肩掛けベル
ト8との連結部が補強されるばかりでなく、マチ
部2と前面部4およびマチ部2と後面部5との縫
合角部上端の裂けやすい部位をも一体的に補強
し、極めて耐久性を向上することができるもので
ある。
また、本案シヨルダー鞄は、上記補強片11
が、マチ当接面部12上端に上方突出面部15を
突出しており、肩掛けベルト8の連結部10a,
10bはこの上方突出面部15にも固着されるた
め、マチ部2に加わる力は補強片11の全体、す
なわちマチ部2の上端全巾と前面部4と後面部5
とのマチ部2への縫合縁部に到る広い面積に分散
され、大きい荷重にも充分抗し得るものである。
さらにまた、本案は上記補強片11の上方突出
面部15に肩掛けベルト8の連結部10a,10
bを固着してあるため、肩に掛けた本案シヨルダ
ー鞄が歩行や走行により揺れる際、その揺動軸が
上方に位置して揺れを最少にとどめ、体に鞄本体
1を密着した状態に保ちやすい。鞄本体1は、そ
の材質が柔軟材であつても、使用状態においては
収納物で一つの変形不能な容体となり、また、鞄
本体1に固着される補強片11も、肩掛けベルト
8と比らべれば、その材質、厚み、および連結部
10a,10bと二重となつていること等から変
形しずらい。そのため鞄本体1が揺れる際は、上
方突出面部15の上端を揺動軸とする傾向にあ
る。そして、揺動は振子の原理からその揺動軸が
上方にある程、ゆつくりと揺れ、また重心が下つ
ているため揺れにくくなる。したがつて、上方突
出面部15によりこの揺動軸を上方に位置させる
ことで揺れずらく、体にフイツトし、また揺れに
くいことで連結部10a,10bの破損も防止で
きるという効果を有し、さらに後面部5にクツシ
ヨン材25を収納してあることとあいまつて、常
に鞄本体1が体に違和感なく接しているシヨルダ
ー鞄を提供できるものである。
さらにまた本案は、肩掛けベルト8にクツシヨ
ン材46を介材せしめているため、重い荷重が肩
にかかつても肩への刺激が和らぎ、上記の効果と
あいまつて使用者の体にフイツトするシヨルダー
鞄を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案シヨルダー鞄の一実施例を示す
正面図、第2図は左側面図、第3図は蓋を開けた
状態での正面図、第4図はA−A線拡大断面図、
第5図はB−B線拡大断面図、第6図は本案に使
用する補強片の斜視図、第7図はC−C線拡大断
面図、第8図はD−D線拡大断面図である。 1……鞄本体、2……マチ部、4……前面部、
5……後面部、6……蓋部、8……肩掛けベル
ト、10a,10b……連結部、11……補強
片、12……マチ当接面部、13……前面当接面
部、14……後面縫合縁当接面部、15……上方
突出面部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鞄本体1の両マチ部2,2の上端部外面に配す
    る補強片11,11を、マチ当接面部12の一端
    側に前面当接面部13の他端側に後面縫合縁当接
    面部14を上端に上方突出面部15をそれぞれ一
    体的に突出して形成し、 表生地8aと裏生地8bとの間にクツシヨン材
    46を介在せしめてなる肩掛けベルト8の連結部
    10a,10bを、上記マチ部2,2と補強片1
    1,11との間に介在せしめて、該連結部10
    a,10bは補強片11,11のマチ当接面部1
    2,12とともにマチ部2,2の上端に固着する
    とともに該補強片11,11の上方突出面部1
    5,15に固着し、 さらに、該補強片11,11の前面当接面部1
    3は鞄本体1の前面部4に、後面縫合縁当接面部
    14は鞄本体1のマチ部2と後面部5との縫合縁
    部に固着し、 上記鞄本体1の後面部5は外側生地5aと内側
    生地6aとの二枚重ねとし該外側生地5aと内側
    生地6a間にクツシヨン材25を収納してなるシ
    ヨルダー鞄。
JP18024583U 1983-11-22 1983-11-22 シヨルダ−鞄 Granted JPS6086135U (ja)

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JPS6086135U JPS6086135U (ja) 1985-06-13
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