JPS63145945A - 油の汚染及び劣化物質分析方法及びその装置 - Google Patents

油の汚染及び劣化物質分析方法及びその装置

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JPS63145945A
JPS63145945A JP30649786A JP30649786A JPS63145945A JP S63145945 A JPS63145945 A JP S63145945A JP 30649786 A JP30649786 A JP 30649786A JP 30649786 A JP30649786 A JP 30649786A JP S63145945 A JPS63145945 A JP S63145945A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は石油製品の油例えば汚染油中に含まれる水分
や夾雑物などの汚染物質及び酸敗などによる劣化物質の
量(全酸価)を光学的に検出して分析する方法及びその
装置と、これを応用した自動分析装置に関するものであ
る。
(従来の技術〕 従来、油の汚染状態を光学的にとらえようとする試みは
数々成され、公知のものとして、油の側面より光を照射
し、油中の汚染粒子による散乱光の多少によって汚染物
質の含有量を知る方法、又は同様な手法によって光の透
過率としてとらえる方法がある。
第10図は上記散乱光方式による測定方法、第11図は
上記透過光方式による測定方法の説明図である。両図に
おいて、1は被検油すなわち試料2を注入する測定器、
3は発光部(光源)、4は細孔、5はホトマルチプライ
ヤ又は受光素子でなる受光部、6は試料2中に浮遊して
いる汚染物質粒子である。
以上のように構成された測定方法において、測定?S1
の中に汚染された試料2を採取し、次いで発光部3から
の光量を細孔4を通して直進する光を測定器1に入射さ
せると、光は被検油2中の汚染物質粒子6によって散乱
されて散乱光となるが、散乱されない光は透過光となり
そのまま直進してそれぞれ測定器1から出射され、受光
部5に入射して、光量として測定される。このようにし
て、散乱光及び透過光ともに、汚染物質の粒子密度や大
きさ又は色に依存する光変化量として測定されるから、
一定の散乱角方向の散乱光(第10図)や散乱をうけな
い透過光(第11図)の光量を測定すれば汚染物質粒子
の量に依存した情報をもつ出力が得られる。
このほか上記の方法を発願させて細い管の中を一定流速
で検体を通過させつつ側面より光を照射し、汚染粒子に
よる遮光の度合から油中に含まれる汚染粒子の粒度分布
を計算するものなどもある。
(発明が解決しようとする問題点〕 上記のような従来の測定法では汚染粒子と云うとらえが
たをしている為、油中の夾雑物及び水粒子の総合量しか
検知出来ないと云う問題点がある。また、水を分離ある
いは水を油に熔解させる等の前処理を行なったとしても
それらはあくまでも夾雑物の粒子だけを検出する為のも
のであり水粒子だけを検出しようと云うところまで考慮
されていない。
一般に油を管理する場合、夾雑物量、水分量を個々に検
出する要求は高く、現時点では夾雑物量測定用機器と水
分量測定用機器を組み合わせて用いるしかなく、非常に
高価なものとなってしまい一連の動作の中で各々を検出
する方法などは考えられていない。又、これらの測定機
には様々な試薬を用いる為、そのまま日本工業規格で定
めるところの全酸価測定方法に用いる事など不可能であ
る。
また、上記のように、石油製品の劣化度を測定する重要
な分析項目には水分、夾雑物、全酸価値があるが、従来
個々の分析項目の自動化は実施されてい7.が 静祈頂
日6+1 Pぜ稔l太ル暮宙111.で宙六午する必要
があり、全項目の分析結果を得るまでに長時間を要し、
各項目別に操作人員を必要とするとともに試験体の量も
多量に必要である。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、水分や夾雑物のような汚染物質の量を一連の
分析動作によって測定したのち、引続いてこの検体を用
いて劣化物質に起因する全酸価を測定可能とするもので
あり、石油製品例えば油の劣化度(汚染物質及び劣化物
質の含有度合)を、水分、夾雑物の量及び全酸価を分析
項目別に求める検出手段により実用効果の大きい分析方
法とその装置、さらに上記分析を連続かつ自動的に短時
間測定を行うことのできる自動分析装置を得ることを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る油中汚染物質分析方法及びその:装置は
、汚染油による第1の光変化量と、上記油の水分に由来
する水分粒子を溶解する試薬を加えたときの第2の光変
化量を求め、第1及び第2の光変化量から油中の夾雑物
と水分の含有率を個々に測定又は算出したのち、引続き
この検体試料を用いて全酸価滴定試薬による第3の光変
化量から全酸価を測定するものである。さらに上記一連
の分析操作を、複数の試料(検体)について、ターンテ
ーブルとセンサ部を釣支した昇降装置を用いて連続して
自動的に行う自動化機構を備えた自動分析装置とするこ
とによって、上記問題点を解決したものである。
〔作用〕
この発明においては、汚染油中に乳濁状態で浮遊して存
在する水分粒子による透過又は散乱光量の影響を、水分
粒子を溶解する試薬によって粒子としては存在しない溶
解状態に変換して、水分量酸価滴定試薬を導入すると、
検体が変色し、この光量変化に要する上記滴定試薬の量
から全酸価の測定を行うことができる。
さらに、この測定方法及び各プロセスを自動化して自動
分析装置とすることにより、全測定過程の個人差による
全分析項目の測定値のばらつきをなくすることができる
〔実施例〕
以下、この発明による測定方法と実施例を説明する。
まず、測定方法について、第1図は測定管の部分におけ
る水分粒子と夾雑物粒子が混在する被検油すなわち試料
の光変化量測定原理を示す説明図である。図において、
1〜5は前記第10図において説明したものと同じもの
であるが、7は前記6で示した油2中に浮遊する汚染物
質粒子の中の夾雑物粒子を示し、8は同じく6の中に包
含されく光を照射すると、光は水分粒子8や夾雑物粒子
7によって散乱されるが、散乱されない光は図に示した
ように透過光として検出器5に入射し、光電変換されて
電流として観測され、水分粒子8及び夾雑物粒子7の量
に依存する光の変化量として求められる。これが前記第
1の光変化量である。
第2図は、第2の光変化量を得るための測定法の原理を
示す説明図である。図に示したように、第1図の状態に
ある試料2の分散系を溶解するために、水と混合し易く
、かつ油に溶解する有機溶剤10(水粒子溶剤)を加え
て、水分粒子8の分散状態から、水分粒子8が粒子とし
ては存在しない溶解状態にする。(この状態は水分によ
る白濁状態が透明状態になることをいう)ここで上記有
機溶剤10には、トルエンとイソプロピルアルコール(
I PA)の混合液を用いた。このように処理された油
は夾雑物だけによる懸濁された状態と、なり、これに光
を照射し、その変化量を求めると前記第2の光変化量が
得られる。
以上説明したようにして、第1の光変化量を求めた後、
第2の光変化量を求めると、第1の光変化量と第2の変
化量の差は水分量と相関のある数値となる。このように
して汚染油中の水分と夾雑物量とを別個に定量すること
ができる。
第3図に、この実験結果を示した。図において、横軸は
水分量、縦軸は検出器5の出力である0図には夾雑物量
が異る2つの被検油(A)、(B)試料について、m軸
の出力から、水分量と夾雑物量の求め方をも示した。A
)は夾雑物が(B)より約2倍存在する試料である。A
1は水分量に対する試料な)の第1の光変化量であり、
A2は同様な第2の光変化量の測定値である。図の如く
、A2は全水分量の領域でほぼ一定値となり、これに対
してA1は水分moの点から水分量に依存して増大する
曲線が得られた。したがってA1とA2の差の出力値が
水分量に依存する量として求められる。
このようにすれば、全ての動作を一連のものとして組立
てる事が容易で、又、水分量だけ、あるいは夾雑物量だ
けを測定する機器として活用する事も容易である。又、
その効果のひとつとして水を溶解する溶剤としてイソプ
ロピルアルコールとトルエンの混合液を用いた場合、こ
れによって溶解された油は日本工業企画で定める油の酸
化度合を測定する方法(全酸価測定方法)にそのまま用
いる事が可能であると云う利点を有する。
実施例1: 第4図は全酸価の測定までを含めてシステム化した場合
の測定装置の説明図である。図において、10は前記水
粒子の溶剤すなわちイソプロピルアルコールとトルエン
の混合液にpH指示薬を加えた溶剤であり、12は全酸
価滴定の試薬として用いる水酸化カリウムのアルコール
溶液で、いずれもそれぞれ容器10a及び12aに用意
す置、16は出力の表示器である。
第4図に示す構成の測定装置において、測定器1に試料
2を採取し、上記第1の光量(透過度)を測定し、その
出力をαとする0次いで、ポンプ11により上記溶剤1
0を適量被検油2に加えて攪拌した後第2の光量(透過
度)を測定し、この値をβとすれば、βは夾雑物量に相
関する値であるから、α−βの値を演算装置15で求め
ればα−βとして水分量のみに相関する値を表示器16
により出力することができる。
つぎに、全酸価を求めるには、ポンプ13によって溶剤
12すなわち全酸価滴定試薬である水酸化カリウムアル
コール溶液を滴下し試料2の中のpH指示薬の変色によ
る第3の光変化量を光の透過度から同様にして割出し、
変色するに要した水酸化カリウムの量を求める。この添
加した水酸化カリウム量をもって全酸価として測定する
ことができる。
実施例2: 第5図は実施例1で示した分析装置を自動化したもので
、第3の発明を構成する自動分析装置の説明図である。
第5図(a)はその全体説明図であり、第5図(b)は
センサ部Aの詳細説明図である。
図において、9を除く2〜16は第1図及び第2図で示
したものと全く同一のものである。1aは被検油すなわ
ち試料2をサンプリングする複数個用意された試料ビン
であり、ターンテーブル9の所定位置に各試料ビン1a
がセットされる。
ターンテーブル9は図かられかるように円形板状のテー
ブルで、17のターンテーブル回転用モータに回転自在
に軸支されている。また、ターンテーブル9は図のよう
に同一円周上に等間隔に、試料ビン1aが収納可能な底
付きの穴が複数個設けられ、試料ビン1aがセットされ
る。
第5図(a)の一点鎖線で示したAはセンサ19を主構
成とするセンサ部で、昇降装置18に釣支さる。
また、昇降装置18に取付けられたセンサA部には、セ
ンサ19の近傍に位置するように攪拌用スクリュー20
が設けられて、センサ19による光量測定前にシステム
制御系(図示は省略)の指令で油の攪拌を行う。ざらに
センサ19の芯上811には3木の試薬用又は溶剤注入
用のノズル21゜22及び23が配設されている。この
ノズル21.22及び23は第1図(a)に示されてい
るように、それぞれポンプ10を介して水粒子溶解用の
有機溶媒、ポンプ13を介して全酸価滴定用試薬12及
びポンプ25を介して油希釈用有機溶剤24をサンプリ
ングされた試料ビン1aに供給するために用いられるも
のである。
なお、14はセンサ19の出力増幅器、15は演算装置
、16は出力器すなわち分析結果の表示器である。
上記のように構成された自動分析装置におい・検油を採
取する。この状態を第6図(a)に示す。
(2)試料の名称等の必要諸元をあらかじめ演算部15
に入力する。ここで必要諸元は油脂名等である。
(3)上記(1)の試料ビン1aをターンテーブル9の
所定位置にそれぞれセットしたのち、測定開始のスイッ
チボタン(図示は省略)をONにする。
(4)  測定の開始によって、ターンテーブル9が回
転し測定試料順に従って試料ビン1aはセンサ19の下
側位置にセットされる。
(5)センサ部Aが昇降装置18によって下降し、試料
ビン1aの中に挿入されると、ポンプ25によって有機
溶剤24が試料ビン1aの中にノズル23を介して注入
され試料2を希釈する。
この状態を第6図(b)に示す、ここで所定量の有機溶
剤24にはトルエンと pH指示薬の混合液を使用する
が、ノズル21を介して試料ビン2aの中に注入され、
油中の水分粒子を溶解する。この状態は第6図(C)で
あり、有機溶剤10にはイソプロピルアルコールを使用
する。
(8)上記(7)の状態でセンサ19によって夾雑物の
みによる透過光である第2の光変化量を測定する。
(9)  さらに、第6図(d)に示すようにポンプ1
3によって、溶剤12をノズル22を介して滴下し試料
2の前記pH指示薬の変色をセンサ19によって得られ
る第3の光の変化量による光の透過度から割出し、変色
に要した水酸化カリウムの量を求めて全酸価値を測定す
る。ここで溶剤12は水酸化カリウムのイソプロピルア
ルコール溶液を使用する。
αQ 上記第1.第2及び第3の光変化量測定が完了す
ると、昇降装置18によってセンサ部Aを上昇させ、次
の試料について順次上記(4)〜(9)の測及び全酸価
値との相関関係を求めておいた値とを演算装置15によ
って比較し、測定試料の分析値として出力器16によっ
て出力表示する。以上により自動分析装置による一連の
分析動作が終了する。
す19に関する他の実施例を示すもので、複数のセンサ
による複合形センサの説明図である。図において、セン
サ19aは、異る2つの波長(λ1及びλ2)の光の発
光部をもつセンナを2個組合わせて1個のセンサを形成
したものである。
−例として発光部3aと受光部5aでなるセンサは波長
λ1が960nmの近赤外線の光源すな、・上記のよう
に構成されたセンサ19aを、第5図のセンサ19と置
換えて使用することにより、二波長測定の手法によって
光の変化量の測定精度を向上させることができる。
実施例4: 第8図は油中の水分及び夾雑物の粒子による汚染物質の
含有量を、1個の試料について上記と同様な第1及び第
2の光変化量の測定によって連続的に行う測定装置の一
実施例を示す説明図である。
第8図において、27はフィルタを内蔵する夾雑物分離
器であり、IC及び1dはそれぞれ第1及び第2°の光
変化量を測定する測定管であり、26は試料吸引用のポ
ンプである。また、発光部31と受光部51で形成する
センサは第1の光変化量を、発光部32と受光部52で
なるセンナは第2°の光変化量を測定するものである。
ここ、で、以下の説明で明らかなように、第2°の光度
〉 において、測定管IC及び1dはそれぞれ上記第1及び
第2の光変化量を測定するための測定管であり、フィル
タを内蔵する夾雑物分離器27と図のように接続されて
いる。測定管ICの一端は被検油(試料)2の中に挿入
され、測定管1d側に設けられたポンプ26により所定
の排液速度で吸引されながら排油される。図示のように
、夾雑物分離器27の前後にセンサが設けられている。
夾雑物分離器27は水粒子と夾雑物粒子を分離するので
、第1の光変化量は検出器51、第2゛の光る。演算装
置15にはメモリ、タイマー及びホールド回路などが付
属内蔵されていて、実施例1と同様な手法で上記第1及
び第2°の光変化量やその差が演算されて、表示器16
により、水分量や・′第9図は上記実施例4で説明した
測定装置を、実施例2のように、複数個の試料の測定を
連続的に行うように自動化した場合の一実施例を示す自
動分析装置の説明図である。
第”9図において、28は測定管IC側の試料2る出口
であり、この出口29を介して試料2が試料ビン1aに
回収されるようになっている。吸込口28及び出口29
は一対となり昇降袋fil 18 aに取付けられ、光
量測定時には試料ビン1aの中に挿入される。また、タ
ーンテーブル9は第5図において示したものと同一の機
能をもち、その他の部分は第8図に示したものと全く同
一のものでで、ここでは以下自動分析装置としての動作
に必要な手順のみについて説明する。
(1)  複数個の試料ビン1aに所定量の試料2す(
3)  上記(1)の試料ビン1aをターンテーブル9
の所定位置にそれぞれセットしたのち、測定開始のスイ
ッチボタン(図示は省略)をONにする。
(4)測定開始によって、ターンテーブル9が回転し、
測定試料順にしたがって、試料ビン1aは゛吸込口28
及び出口29の下側位置にセットされる。
(5)吸込口28′gLび出口29のベアは昇降装置1
8aによフて下降し、試料ビン1aの中に挿入されると
、ポンプ26によって試料2が測定管1c及び1dの系
に吸引され、このパイプ系に試料2が充満する。
(6)この状態において、発光部31と受光部51のセ
ンサによって、水分と夾雑物量を含む試(7)ついで、
夾雑物分離器27によって夾雑物がトラップされて、測
定管1d側では水分量のみ力される。
(8)上記第1と第2゛の光変化量の出力値は演算器1
5によって計算されて、水分量と夾雑物量の分析値とし
てそれぞれ表示器16によって表示される。
(9)以上のようにして、1個の試料が分析完了して、
試料2がもとの試料ビン1aに回収されると、昇降装置
が上昇し、ターンテーブル9が回転して、次の試料のセ
ットが同様に行われ、同様な測定手順が順次実行される
ao  あらかじめセットされた全試料の測定が完了し
て分析値が出力器16に表示されると、この自動分析装
置による一連の分析操作が終了する。
なお、実施例4及び実施例5においては、必要に応じて
上記夾雑物分離器27の代りに水分のみく透過光量や散
乱光量が測定できないときは油をゝ1 、−装置によって、夾雑物や水分の総合分率を求めるこ
となども容易に実施できる。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、同一検体で夾雑物及び
水分の量を簡単な操作と装置によって個々に測定するも
のであり、さらに簡単なシステム化によって全酸価をも
測定することができる。したがって、油管壇上重要な水
分量、夾雑物及び全酸価の測定を一連の動作の上で進行
させることができるようになった。この結果、測定に要
する検体量も従来のIIlから10cc程度の少量です
ませられる効果がある。また、この一連の動作による測
定が可能となったので、例えば、バッチ測定で1回、1
5分で、上記3項目の測定ができるため、測定時間の大
幅な短縮が可能となる。
折装置としたことによって、水分量及び夾雑物量の自動
分析装置では、センサを被検油中に挿入して分析測定を
行うので、試料ビン等の汚れによる測定誤差を除去する
効果があり、分析値の測定精度が著るしく向上する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光学的手段による油中の汚染及び劣化物質の分析
    方法において、上記油による第1の光変化量と、水分粒
    子の溶剤を添加した上記油による第2の光変化量を測定
    し、上記第1及び第2の光変化量から、上記油中の水分
    及び夾雑物の含有量を求める手段と、引続いて全酸価滴
    定試薬による変色にもとづく第3の光変化量から全酸価
    値として劣化物質量を求める手段とを備えたことを特徴
    とする油中汚染及び劣化物質分析方法。
  2. (2)光学的手段による油中の汚染及び劣化物質の分析
    装置において、上記油による第1の光変化量と、水分粒
    子の溶剤を添加した上記油による第2の光変化量を一連
    の測定手順によって得る測定手段と、上記第1及び第2
    の光変化量から上記油中の水分含有量と、夾雑物含有量
    として汚染物質量を求める解析手段と、引続いて全酸価
    試薬滴定による変色にもとづく第3の光変化量を得る測
    定手段と、該第3の光変化量から全酸価として劣化物質
    量を求める解析手段とを備えたことを特徴とする油中の
    汚染及び劣化物質の分析装置。
  3. (3)光学的手段によって油中の汚染及び劣化物質を測
    定する分析装置において、上記油による第1の光変化量
    と、水分粒子の溶剤を添加した上記油による第2の光変
    化量を一連の測定操作によって得る測定手段と、上記第
    1及び第2の光変化量から上記油中の水分含有量と夾雑
    物含有量とを汚染物質量として求める解析手段と、引続
    いて全酸価試薬滴定による変色にもとづく第3の光変化
    量を検知する測定手段と、該第3の光変化量から全酸価
    値として劣化物質量を求める解析手段と、上記一連の測
    定操作を複数の試料について、ターンテーブルとセンサ
    部を釣支した昇降装置を用いて連続して自動的に行う装
    置とを備えたことを特徴とする油中の汚染及び劣化物質
    の自動分析装置。
JP30649786A 1986-07-03 1986-12-24 油の汚染及び劣化物質分析方法及びその装置 Expired - Fee Related JPH0682099B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0835930A (ja) * 1993-08-09 1996-02-06 Vickers Inc 流体の汚染レベルの監視方法および装置
JP2010281610A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Suwa Optronics:Kk 油脂劣化度測定装置、油脂劣化度測定装置の製造方法および油脂の劣化状態管理方法
CN107907665A (zh) * 2017-12-08 2018-04-13 武汉理工大学 模块化油液在线监测系统

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