JPH0151139B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0151139B2
JPH0151139B2 JP57157591A JP15759182A JPH0151139B2 JP H0151139 B2 JPH0151139 B2 JP H0151139B2 JP 57157591 A JP57157591 A JP 57157591A JP 15759182 A JP15759182 A JP 15759182A JP H0151139 B2 JPH0151139 B2 JP H0151139B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorbance
sample
reagent
reaction
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57157591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5946554A (ja
Inventor
Makoto Okaji
Shinobu Ozawa
Kuniaki Nakajima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Nihon Denshi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Denshi KK filed Critical Nihon Denshi KK
Priority to JP57157591A priority Critical patent/JPS5946554A/ja
Publication of JPS5946554A publication Critical patent/JPS5946554A/ja
Publication of JPH0151139B2 publication Critical patent/JPH0151139B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/52Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/00584Control arrangements for automatic analysers
    • G01N35/00594Quality control, including calibration or testing of components of the analyser
    • G01N35/00603Reinspection of samples

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は単色光による吸光度測定を利用した化
学分析における血清検体判定方法に関する。
尿や血液等を分析する場合、試料(例、尿又は
血液)に試薬を加えて反応させ、該反応液の吸光
度を測定して、試料を分析している。特に単色光
を利用した分析では測定すべき項目に応じて、光
源と反応液の入つた反応管との間に配置されるフ
イルタの種類を選択して(即ち光源の波長を選択
して)反応液の吸光度を測定している。
さて、血液を分析する場合、一般に遠心分離等
で分離された血清を分析する訳であるが、採血ミ
スで取つた血液や食後直ぐ取つた血液から分離さ
れた血清中には濁り(乳び)、溶血、黄疸等が含
まれていることから、測定した吸光度は血清と試
薬の反応による吸収と前記濁り等の不純物と試薬
の反応による吸収とからなり、極めて質の悪いも
のとなる。従つて測定すべき沢山の検体の中か
ら、測定した吸光度に前記不純物による吸光度が
加わつている検体を知る必要がある。
本発明はこの様な目的でなされたもので、第1
試薬に第2試薬を入れて反応させ、異なる二つの
波長の光それぞれにより、該反応中の吸光度を検
出し、該検出値からそれぞれの波長における第1
試薬の吸光度を算出し、次に分析すべき血清検体
と前記第1試薬の混合液に前記第2試薬を入れて
反応させ、前記異なる二つの波長の光それぞれに
より該反応中の吸光度を検出し、該検出値から
夫々の波長における血清検体自身と第1試薬によ
る吸光度を算出し、該算出値と前記第1試薬のみ
による吸光度とから分析すべき血清検体自身の
夫々の波長における2種の吸光度を算出し、該血
清検体自身の異る二つの波長の光それぞれによる
吸光度から分析すべき血清検体が正常検体か異常
検体かの判定を行う様にした新規な血清検体判定
方法を提供するものである。
第1図に示す特性曲線A,B,Cは血清に含ま
れる不純物即ち濁り、溶血、黄疸各々の種々の波
長の光に対する吸光度を表わしたものである。こ
の特性曲線から例えば濁りと溶血で同一波長にお
いて吸光度に大きな差があり、しかも何れの波長
においても黄疸の吸光度が濁りの吸光度と溶血の
吸光度の中間にある二つの波長を選び、この二つ
の波長の光夫々による複数の検体の吸光度を求
め、x座標に一方の波長の吸光度、y座標に他方
の波長の吸光度を取つて複数の検体の吸光度分布
を作成すれば、正常検体領域、濁りのみを含む検
体領域、溶血のみを含む検体領域、及び濁りと溶
血と黄疸の何れか二つ以上を含む検体(以後複数
不純物を含む検体と称す)と黄疸のみ含む検体の
領域が分離して分布されることを見い出した。同
様に溶血と黄疸で同一波長において吸光度に大き
な差がある二つの波長を選び、X座標に一方の波
長の吸光度、Y座標に他方の波長の吸光度を取つ
て前記複数不純物を含む検体と黄疸のみ含む検体
の領域にある複数の検体の吸光度分布を作成すれ
ば、黄疸のみ含む検体領域と濁りと溶血と黄疸の
何れか二つ以上含む検体領域(以後複数不純物検
体領域と称す)が分離して分布されることを見い
出した。そして、実際の例としては、血清の化学
分析における反応速度分析法(以後RRAと称す)
測定項目GOT,GPT,LDH,BUN,…は例え
ば波長340nmの光によつて吸光度が計られ、
ALP,LAP,γGPT,…は例えば410nmの光に
よつて吸光度が計られており、第1図から明らか
な様にこれらの二つの波長において濁りと溶血の
吸光度に大きな差があることから、これらの二つ
の波長の光それぞれによつて複数の検体の吸光度
を測定して吸光度分布を作成したところ、該分布
に正常検体領域、濁りのみ含む検体領域、溶血の
み含む検体領域及び複数不純物を含む検体と黄疸
のみ含む検体領域を見い出した。又、AMY等は
例えば540nmの光によつて吸光度が側られてお
り、第1図から明らかな様に410nmび540nmの波
長において溶血と黄疸の吸光度に大きな差がある
ことから、これらの二つの波長の光それぞれによ
つて複数の検体の吸光度を測定して吸光度分布を
作成し、該分布に黄疸のみ含む検体領域と複数不
純物検体領域とを見い出した。
この吸光度分布の作成の詳細を次に示す。
先ず、透明の反応管と光源との間に配置される
フイルタを340nm用のものにする。そして反応管
に第1試薬のみ入れる(第2図に示す時点T1)。
次に時点T2で第2試薬(反応開始剤)を入れ、
t分後(時点T3)の吸光度A1を検出する。この
t分間は第1試薬と第2試薬の反応が開始され反
応が進行中の状態にあり、吸光度も大略直線的に
変化するので、例えば1分間当りの吸光度の変化
量を求め、この変化量からt分間の吸光度変化量
△A1を求める。そして前記吸光度A1から該吸光
度変化量△A1を差引いて反応開始剤(第2試薬)
が添加される前の第1試薬のみの吸光度Afが求
まる。
次に、反応管に検体と第1試薬を入れ(時点
T1)、予備反応(後で第2試薬を入れた時に直ぐ
発色反応が開始するように準備する反応過程)さ
せた後、時点T2で第2試薬(反応開始剤)を入
れ、t分後(時点T3)の吸光度A2を検出する。
このt分間は予備反応した検体と第2試薬の発色
反応が開始され反応が進行状態にあり、吸光度も
大略直線的に変化するので、例えば1分間当りの
吸光度の変化量を求め、この変化量からt分間の
吸光度変化量△A2を求める。そして前記吸光度
A2から該吸光度変化量△A2を差引いて、反応が
開始される前の検体自身の吸光度と第1試薬の吸
光度との和Asが求める。この反応が開始される
前の検体自身の吸光度と第1試薬の吸光度との和
Asから前記反応が開始される前の第1試薬のみ
の吸光度Afを差引き、検出自身の吸光度を求め
る。
次に、同一検体について、フイルタを410nmの
ものにして同じ様にして検体自身の吸光度を求め
る。
第3図は、溶血のみ含む多数の検体、濁りのみ
含む多数の検体、黄疸のみ含む多数の検体及び不
純物を含む多数の検体の各々について前記した如
く測定項目GOT,GPT,LDH等の測定波長
340nmと測定項目ALP,LAP,γGPT等の測定
波長410nm光各々による検体自身の吸光度を求
め、x座標に340nm光による検体自身の吸光度、
y座標に410nm光による検体自身の吸光度を取つ
てその交点を平面上に表したもので、斜線を複数
本引いた領域は不純物検体の全くないか或いはそ
の存在が無視できる正常検体領域、白丸は溶血の
み含む検体、黒丸は濁りのみ含む検体、白い四角
は黄疸のみ含む検体、白と黒の混じつた丸は複数
不純物を含む検体を示す。尚、前記検体の溶血の
程度や濁りの程度はバラバラである。
さて、第3図に示す如き吸光度分布において、
溶血のみを含む検体群と、黄疸のみ含む検体及び
複数不純物を含む検体群との境界にy=αx(傾き
α)なる直線が引ける。同様に黄疸のみ含む検体
及び複数不純物を含む検体群と、濁りのみ含む検
体群との境界に、y=βx(傾きβ)なる直線が引
ける。従つて前記y=αxなる境界線とy軸との
間の領域に位置する検体は溶血のみ含む検体、y
=βxなる境界線とx軸との間の領域に位置する
検体は濁りのみ含む検体、y=αxとy=βxとの
間の領域に位置する検体は黄疸のみ含む検体及び
複数不純物を含む検体と夫々判別される。尚、吸
光度レベルがx=L1とy軸との間で且つy=
L1′とx軸との間にある領域は濁りや溶血のない
かあるいはそれらの存在を無視し得る正常検体領
域である。
次にx=L1から適宜間隔をおいてx=L2,x
=L3を引きこれらを濁りのレベル線とし、y=
L1′から同様にy=L2′,y=L3′を引きこれらを
溶血のレベル線とし、該レベル線とy=αx,y
=βx及びx軸、y軸とから出来る領域に(+,
0),(2+,0),(3+,0),(0,+),(+

+),(2+,+),…の様に(濁りレベル、溶血レ
ベル)の程度を表わす符号を付け、これらに従つ
て、各検体の濁りと溶血の純度を判定する。
第4図は前記y=αxとy=βxとの間の領域に
位置する黄疸のみ含む検体と複数不純物を含む検
体とを分ける為に黄疸のみ含む多数の検体、複数
不純物を含む多数の検体各々について、前記した
如く測定項目AMY等の測定波長の540nm測定項
目ALP,γGPT等の測定波長の410nm光各々によ
る検体自身の吸光度を求め、x座標に540nm光に
よる検体自身の吸光度、y座標に410nm光による
検体自身の吸光度を取つてそれらの交点を平面上
に表したもので白い四角は黄疸のみ含む検体、白
と黒の混じつた丸は複数不純物を含む検体を示
す。尚、前記検体の黄疸の程度や溶血の程度はバ
ラバラである。該第4図に示す如き吸光度分布に
おいて、黄疸のみ含む検体群と、複数不純物を含
む検体群との境界にy=γx(傾きγ)なる直線を
引く。従つてy=γxとy軸との間の領域に位置
する検体は黄疸のみ含む検体、y=γxとy=
L1′との間の領域に位置する検体は複数不純物を
含む検体と夫々判定される。尚、吸光度レベルが
y=L1′とx軸との間にある領域は正常検体領域
である。次にy=L1′から同様にy=L2′,y=
L3′を引き、これらを黄疸のレベル線とし、該レ
ベル線とy=γxとから出来る領域に(+),(2
+),(3+),…の様に黄疸レベル程度を表わす
符号を付け、これらに従つて、黄疸の程度を判定
する。
前記第3図や第4図等の吸光度分布は例えば電
子計算機の如き演算機能を有するものに予め記憶
させておき、分析すべき血清検体を前述した如く
第2図のT1〜T3の間に340nm,410nm,540nm
の各波長の光により検体自身の吸光度を求めて、
先ず340nmと410nmの二つの吸光度に基づく第3
図に示す如き吸光度分布に照し合わせ、正常検体
か異常検体か及び異常検体なら溶血検体か濁り検
体か、或いはその他の不純物検体かを判定し、更
に及びその程度を判定する。又、この際その他の
不純物検体と判定されたら、410nmと540nmの二
つの吸光度に基づく第4図に示す如き吸光度分布
に照し合わせ、黄疸検体か複数不純物検体かを判
定する。
尚、前記実施例では測定項目に応じた測定波長
340nm,410nm及び540nm光を使つて吸光度分布
を求めたが、別の波長の光を使つてもよい。
本発明によれば、測定すべき血清検体が正常検
体か否か及び正常でない場合、含まれる不純物の
程度が各々判定でき、該判定により測定項目によ
り再測定すべきか否かが判断出来、この結果測定
値に対する誤つた判断を無くすことが出来る。
さて、化学分析法にはEPAとRRAとがある
が、不純物の影響を受けるのは概してEPAで、
EPAの分析において不純物が検体に混入してい
ると、測定された吸光度は検体と試薬との反応に
よるものと不純物によるものの和となり、極めて
不正確なものとなつてしまう。そこで、分析すべ
き検体を前記検体判定法に基づいて判定し、異常
検体の判定が出た場合、EPAで測定した値を次
の様にして補正している。第5図は該補正をする
様になした多項目分析用化学分析装置の概略図を
示すものである。
図中1A,…,1P,…は血清検体を収容した
試料管で、該試料管はターンテーブル5とターン
テーブル駆動装置6からなる試料供給装置のター
ンテーブル円周部に設けられている。2A,2
B,2C,2D,…は該血清検体に種々の操作を
施し、該検体の吸光度を測定するための回転反応
器、3は各回転反応器で測定された吸光度に基づ
いて種々の演算や指令等を行う電子計算機(以後
CPUと称す)である。前記回転反応器は第6図
に示す様に特公昭53−134079号、特公昭53−
40915号、特公昭56−11103号等に示す回転反応器
と同様のものである。7は固定部材8,9と等し
い容積の穴10A,10Bを有する回転部材11
からなる測定バルブである。12はパイプ13を
介して固定部材8に接続されたポンプで、前記試
料管内の血清検体を吸上管14を通して測定バル
ブ7の穴10Aに導入させる。15はパイプ16
を介して固定部材9に接続されたポンプで、第1
試薬容器17に収容された第1試薬を吸い上げ、
回転部材11の穴10B内に分取された血清検体
を押し出し、パイプ18を介して回転反応器本体
19の反応管20の下部から管内に導入する。該
回転反応器本体は回転体21とそれに保持された
複数の反応管を有し、駆動装置(図示せず)によ
り回転体21は間歇的に回転される。図中A,
B,C,D,……Gは反応管の特定位置を示す。
22は光源、23は検出器である。Aの位置は血
清検体と第1試薬を反応管内に導入する位置、B
は、反応管の上部を真空ポンプ24で減圧し、下
部より抵抗管25を介してエアを導入し、反応管
中の液を気泡撹拌する位置、Cはポンプ26で第
2試薬容器27中の第2試薬を吸い上げて反応管
内に導入させる第2試薬導入位置、Dは気泡撹拌
位置(28は真空ポンプ、29は抵抗管)、Eは
光源22からフイルタ30を介して測定項目に応
じた波長の光を反応管中の液に照射し、その吸光
度を検出器23に検出させる様にした吸光度測定
位置、Fはコンプレツサ31により圧縮空気を反
応管に送り、管内の液を外部へ捨てる排出位置、
Gはポンプ32で洗浄液容器33中の洗浄液を反
応管中に導入し、その洗浄液を外部に捨てるよう
にした洗浄位置である。尚、第5図の各回転反応
器は第6図に示す回転反応器本体19、測定バル
ブ7及び検出器23からなる。
さて、前述した様に第5図に示した多項目化学
分析装置は、同一検体に対し、同時に多項目の分
析が可能な装置であり、検体に応じて必要な項目
について測定され、又、項目によりEPAかRRA
の何れかの分析法が選択される。では、血清検体
K1が不純物を含んでいた場合のEPA項目T−
BILについての測定値の補正の仕方について次に
述べる。例えば第1回転反応器2AでEPA項目
T−BILを、第2回転反応器2BでRRA項目
GOTを、第3回転反応器2CでRRA項目ALP
を、第4回転反応器2DでRRA項目AMYを……
夫々測定させるとする。尚前記第1、第2、第
3、及び第4回転反応器で用いられるフイルタは
各々540nmの光用、340nmの光用、410nmの光
用、540nmの光用のものである。先ず試薬自身の
吸光度を知る必要がある。従つてAの位置で反応
器の反応管20には第1試薬のみ導入される。こ
の場合、一般に第1試薬とは予備反応の為のもの
であるが、項目により1試薬系のもの、2試薬系
のもの、3試薬系のものがあり、1試薬系のもの
はこの第1試薬が発色反応を起こさせるものであ
る。そして、各反応管はCの位置で第2試薬が導
入され、Dの位置で撹拌され、Eの位置で第1試
薬と第2試薬の反応液の吸光度を検出する。この
場合、第2図に示す様に第2試薬を入れてからt
分後の吸光度と該t分間における1分間当りの吸
光度が検出器に検出される。CPU3は各検出器
からの吸光度に基づき、540nm,340nm,
410nm,540nmの各波長の光による第1試薬のみ
の吸光度を算出し記憶する。次にCPU3の指令
によりターンテーブル駆動装置6はターンテーブ
ルを駆動し、試料管1Aが吸上管14の真下に来
る様にする。そして、Aの位置で、該1Aに入つ
ている血清検体K1は各回転反応器2A,2B,
2C,2D,……の反応管20に第1試薬と共に
導入される。反応管20はBの位置で撹拌され、
Cの位置で第2試薬が導入され、Dの位置で撹拌
され、Eの位置で検体と第1試薬と第2試薬との
反応液の吸光度が検出器に検出され、CPU3へ
送られる。この場合、第1回転反応器2Aにおい
ては反応が終結してから540nmの波長の光により
吸光度SA(E)が検出される。又、第2、第3、第
4回転反応器2B,2C,2Dにおいては第2図
に示す様に、第2試薬を入れてからt分後の吸光
度と該t分間における1分間当りの吸光度が検出
される。CPU3は第1回転反応器2Aの検出器
からの値を一応EPA項目T−BILの測定値として
記憶し、第2、第3、第4回転反応器2B,2
C,2Dの各検出器からの値からRRA項目
GOT,RRA項目ALP,RRA項目AMYの値を演
算して記憶すると共に340nm,410nm,540nm、
の波長の光による検体と第1試薬とによる吸光度
を算出し、前に記憶した340nm,410nm,540nm
の波長の光による第1試薬のみによる吸光度を
各々差引き、340nm,410nm,540nmの波長の光
各々による分析すべき検体自身の吸光度を算出し
記憶する。そしてCPUは先ず340nmの波長光に
よる検体自身の吸光度と410nmの波長光による検
体自身の吸光度との交点を予め記憶されている第
3図に示す如き吸光度分布に照し合わし、正常領
域にあれば前記EPA項目T−BILの測定値を正常
な測定値として取扱うが、例えば第3図の(0,
2+)の領域に位置すれば検体K1は異常検体で、
しかも溶血が2+含まれていると判定し、前記第
4回転反応器2Dの検出器で検出した540nmの波
長光による検体自身の吸光度(即ち、溶血のみに
よる吸光度)を前記T−BILの測定値(即ち、検
体と試薬による発色反応による吸光度と溶血によ
る吸光度の和)から差引き、正確なT−BILの値
(即ち、検体と試薬による発色反応による吸光度)
を算出する。尚、この場合、血清情報判定の為に
行なわれるRRAで使用されない波長の光を使用
するEPA項目の測定値を補正する場合には、
CPUは再測定の指令を出す。即ち、CPU3は図
示しないが該CPUの指令で作動する表示装置に
前記判定結果と、この異常検体に付けられた番号
を表示すると共に、前記ターンテーブル駆動装置
6に指令を送り、再測定すべき検体の入つた試料
管が再び吸上管14の真下に来る様にする。尚、
第5図に示す如き試料供給装置を使用せずに別の
装置を使えば、表示装置が表示した番号の異常検
体を吸上管14の真下に手動にてもつて来るよう
にしてもよい。この場合、Aの位置で第1回転反
応器2Aのみの反応管20Aに検体が導入され
る。又、Aの位置及びCの位置で該反応管20A
の検体に加えられる試薬としては、該検体と混ざ
つても発色反応しない様な成分からなるものが選
択されて導入され、Eの位置で吸光度が検出器2
3Aに検出される。前の工程で測定したEPA項
目T−BILの測定値は検体と試薬との発色反応に
よる吸光度と溶血にる吸光度との和であり、再測
定された吸光度は溶血のみによる吸光度である。
そこでCPU3は前工程で測定した吸光度から再
測定で測定した吸光度を差引き、検体と試薬との
発色反応による吸光度を算出する。従つて極めて
正確な検体の吸光度が測定される。尚、再測定は
実質的に発色反応を起こす前の血清検体自身の吸
光度を測定すればよいので、直接所望の波長の光
による検体自身の吸光度を測定してもよい。又、
前記実施例をプログラム制御する場合、EPA項
目名を1ラウンド分析項目名に登録し、溶血の影
響を受け易い項目、濁りの影響を受け易い項目、
黄疸の影響を受け易い項目を選択し、溶血の判定
が出た時再測定する項目名、濁りの判定が出た時
再測定する項目名及び黄疸の判定が出た時再測定
する項目を夫々第2ラウンド分析項目名に登録す
る。次に各検体について必要な1ラウンド分析の
項目を記した装置用ワークシートをマニアルで作
成し、化学分析装置で該項目の吸光度を測定する
と同時に、不純物判定を行う。該不純物判定によ
りクロと出た場合、その不純物の種類に応じて前
記登録した第2ラウンド分析の項目を記した装置
用ワークシートを自動作成するように予めプログ
ラミングする。該ワークシートに従つて化学分析
装置は第2ラウンド分析、即ち再測定して第1ラ
ウンド分析で測定した値を自動補正する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例の説明を補
足する為に用いた図、第5図及び第6図は本発明
の一応用例を示したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1試薬に第2試薬を入れて反応させ、異な
    る二つの波長の光それぞれにより、該反応中の吸
    光度を検出し、該検出値からそれぞれの波長にお
    ける第1試薬の吸光度を算出し、次に分析すべき
    血清検体と前記第1試薬の混合液に前記第2試薬
    を入れて反応させ、前記異なる二つの波長の光そ
    れぞれにより該反応中の吸光度を検出し、該検出
    値から夫々の波長における血清検体自身と第1試
    薬による吸光度を算出し、該算出値と前記第1試
    薬のみによる吸光度とから分析すべき血清検体自
    身の夫々の波長における2種の吸光度を算出し、
    該2種の吸光度から分析すべき血清検体が正常検
    体か異常検体かの判定を行う様にした血清検体判
    定方法。
JP57157591A 1982-09-09 1982-09-09 血清検体判定方法 Granted JPS5946554A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57157591A JPS5946554A (ja) 1982-09-09 1982-09-09 血清検体判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57157591A JPS5946554A (ja) 1982-09-09 1982-09-09 血清検体判定方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1431183A Division JPS5946539A (ja) 1983-01-31 1983-01-31 血清情報判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5946554A JPS5946554A (ja) 1984-03-15
JPH0151139B2 true JPH0151139B2 (ja) 1989-11-01

Family

ID=15653051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57157591A Granted JPS5946554A (ja) 1982-09-09 1982-09-09 血清検体判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5946554A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723871B2 (ja) * 1986-01-31 1995-03-15 株式会社島津製作所 多項目生化学分析方法
JP2732448B2 (ja) * 1987-04-28 1998-03-30 株式会社島津製作所 自動レート分析法
JP4875391B2 (ja) * 2006-03-30 2012-02-15 シスメックス株式会社 検体分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5946554A (ja) 1984-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5478750A (en) Methods for photometric analysis
JPH0259671A (ja) 免疫分析方法
EP0714506B1 (en) Method and instrument for automatically performing analysis relating to thrombosis and hemostasis
US20060275906A1 (en) Method for ascertaining interferents in small liquid samples in an automated clinical analyzer
JP2003057248A (ja) 自動分析装置及び化学分析方法の精度管理方法
JPH04130248A (ja) 自動分析装置
JPH06265554A (ja) 血液生化学成分の分析方法およびその装置
JPH0151139B2 (ja)
JPS6350743A (ja) 溶血のある血液試料の分析方法
US7569183B2 (en) Fecal assay method and analyzer
JPS62144071A (ja) 自動化学分析装置
CN118226048A (zh) 微流控分析仪及微流控检测方法
JP2000266754A (ja) 自動化学分析装置
CN113533226A (zh) 一种抗干扰测量方法及样本分析仪
JP4394940B2 (ja) 便の検査方法及び検査装置
JPS6118982B2 (ja)
Liedtke et al. Centrifugal analysis with automated sequential reagent addition: measurement of serum calcium.
JPH0547782B2 (ja)
JPH0579984A (ja) 自動分析装置
JP2020128906A (ja) 分析方法、検量線の作成方法、および自動分析装置
CN117169149B (zh) 提高hil样本检测准确度的方法及hil样本检测方法
CN209570500U (zh) 痕量蛋白检测试剂盒
JPH02259551A (ja) 生化学分析方法
JPH0153739B2 (ja)
JPH0363025B2 (ja)