JPS63145215A - ゲル状毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一上の１　ノ　・ 本発明は、安定なゲルを形成し、べとつきがなく良好な
使用感を有するゲル状組成物に関し、特に毛髪化粧料と
して用いた場・合に毛髪に濡れたツヤを付与するなどの
効果に優れたゲル状組成物に関する。

立米り且貨返び発明が解決しようとする間１・墨従来よ
り、種々のアニオン性高分子化合物のゲルにグリセリン
やソルビットを配合してゲル状組成物を得ることが行な
われており、例えばカルボキシビニルポリマーとグリセ
リンとを、Ｙ且合せたヘアスタイリングゲル等の化粧料
が特公昭４５−０１７３１８号、特開昭６０−８１１１
９号や用研ファインケミカル、１９８ｏ最新洗浄剤処方
集などに提案されており、またカルボキシビニルポリマ
ーとソルビットとを組合せたヘアスタイリングゲルとし
ては特開昭６０−８１１１９号に提案がある。

しかしながら、これらアニオン性高分子化合物とグリセ
リンやソルビットとから形成されたゲル状組成物はゲル
形成が不安定である上、皮膚等に使用するとべとついて
使用感が好ましくなく、また、これらを毛髪に使用した
場合、毛髪に濡れたツヤを付与する効果が不十分であり
、いずれも品質的に劣るものであった。

そこで、安定なゲルを形成し、良好な使用感を有する高
品質のゲル状組成物の開発が要望されていた。

本発明は−に記事情に鑑みなされたもので、安定なゲル
を形成すると共に、べとつきがなく良好な使用感を有し
、しかも良好な保湿性を与え、また毛髪化粧料として使
用した場合、毛髪に濡れたツヤを付与する効果に優れた
ゲル状組成物を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段及び作用 本発明性らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ね
た結果、アニオン性高分子化合物を好ましくは全成分量
に対し０．１〜１０重量％配合して水性ゲルを形成する
と共に、この水性ゲルにポリグリセリン及び／又はその
誘導体を好ましくは全成分量に対し２０〜８０重量％配
合することにより、アニオン性高分子化合物が安定なゲ
ルを形成し得る上、皮膚等に使用したときにべとつきが
なく、良好な使用感を有し、優れた保湿性を与えると共
に、毛髪化粧料として毛髪に濡れたツヤを付与する優れ
た効果を与えるゲル状組成物が得られることを知見し、
本発明をなすに至った。

従って、本発明はアニオン性高分子化合物のゲルにポリ
グリセリン及び／又はその誘導体を配合してなることを
特徴とするゲル状組成物を提供する。

以下、本発明につき更に詳しく説明する。

本発明のゲル状組成物は、消炎薬、鎮痛鎮痒剤、しもや
け・あかぎれ用架等の外皮用ゲル剤、９１　外科、ヘア
ートリートメント剤、化粧水、洗顔剤、ゼリー状バブル
バス等として調製されるもので、アニオン性高分子化合
物とポリグリセリン及び／又はその誘導体とを主成分と
したゲル状に形成されてなるものである。

ここで用いられるアニオン性高分子化合物としては、特
に制限されず、通常ゲル状組成物に利用されるものを使
用することができ、例えばポリアクリル酸、アルギン酸
ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、カルボキシ
ビニルポリマー等の１種又は２種以上が好適に用いられ
るが、この中で、特にカーボボール９３４，９４０，９
４１（米国グツドリッチ社製）、ハイビスワコー１０３
゜１０４．１０５（和光純薬社製）、シュンロンＰｗ１
１０．１１１　（日本純薬社製）等の商品名で販売され
ているカルボキシビニルポリマーが好ましく使用し得る
。また、アニオン性高分子化合物の配合量は必ずしも限
定されないが、ゲル状組成物の全成分量に対し好ましく
は０．１〜１０重量％。

より好ましくは０．５〜３．０重量％である。

なお、アルカリで中和することによりゲルを形成するカ
ルボ番ジビニルポリマー等のアニオン性高分子化合物を
用いる場合は、無機アルカリ化合物や有機アルカリ化合
物を併用して配合することができる。このようなアルカ
リ化合物として具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化カルシウム等の無機アルカリ化合物や
、モノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエ
タノールアミン、アミノメチルプロパツール、アミノメ
チルプロパンジオール等の有機アルカリ化合物が例示さ
れる。この場合、アルカリ化合物の配合量は、アニオン
性高分子化合物をゲル化する量であり、アニオン性高分
子化合物の種類や使用量に応じて適宜選択される。

本発明のゲル状組成物は、上述したアニオン性高分子化
合物のゲルにポリグリセリン及び／又はその誘導体を配
合してなるものであり、このようにアニオン性高分子化
合物とポリグリセリン及び／又はその誘導体とを併用す
ることにより、安定なゲルを形成し得、へどつきがほと
んどなく良好な使用感を有し、しかも皮ｎ用化粧料又は
薬剤として保湿性に優れ、また毛髪化粧料として毛髪に
濡れたツヤを付与する効果に優れたゲル状組成物を得る
ことができる。

ここで、本発明に使用されるポリグリセリンとしては、
グリセリン重合度が２〜１００のもの。

特に２〜２ｏのポリグリセリンを用いることが好ましく
、重合度１のグリセリンを用いても本発明の目的は達成
し得ない。

また、ポリグリセリン誘導体としては、上述したポリグ
リセリンの脂肪酸エステルやポリグリセリン、ポリグリ
セリン脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物が
好適に用いられる。ポリグリセリン脂肪酸エステルの脂
肪酸としては、そのアシル基が直鎖でも分枝状でもよい
が、炭素数８〜２２のもので、更に平均エステル化度が
低いものが好適であるが、脂肪酸エステルはモノエステ
ルでもジスチルでも差支えない。なおまた、ポリアルキ
レン付加物としては、ポリオキシエチレン。

ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレン付加物等が好適に用いられる。

上述したようなポリグリセリンやその誘導体として、具
体的にはジグリセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセ
リン等のポリグリセリン、デカグリセリンモノラウレー
ト、ジグリセリンモノステアレート等のポリグリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンデカグリセリンモ
ノラウレート。

ポリオキシプロピレンジグリセリンモノステアレート等
のポリグリセリン脂肪酸エステルの付加物等が例示され
、これらは単独で又は２種以上を併用して用いることが
できる。

また、ポリグリセリンやその誘導体の配合量は、ゲル状
組成物中に好ましくは２０〜８０重址％、より好ましく
は４０〜７０重量％である。配合量が２０重量％より少
ないと、皮膚用化粧料又は薬剤とした場合、十分保湿性
が付与されない場合があり、また毛髪化粧料とした場合
、毛髪に濡れたツヤが付与されない場合がある。一方−
８Ｑ　ｑｔ量％より多いと使用時にべたつきが生じる場
合がある。

本発明のゲル状組成物は、その種類等に応じて種々の公
知の成分を配合することができる。具体的には、オキシ
ベンゾン及びその誘導体等のゲル安定化剤、ポリオキシ
エチレン（２０）オレイルエーテル、ポリオキシエチレ
ン（２ｏ）ステアリルエーテル等のエーテル系界面活性
剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニウｌｚｇジステ
アリルジメチルアンモニウ１１等のカチオン界面活性剤
、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルピロリドン／ビニルアルコール共
重合体等のノニオン性高分子化合物、カチオン化セルロ
ース等のカチオン性高分子化合物。

アクリル酸−メタアクリル酸エステル共重合体等の両性
高分子化合物、ポリエーテル変性シリコーン、ラノリン
誘導体等の油分、シノキサート等の紫外線吸収剤、０−
メントール等の清涼感付与剤、ニコチン酸ベンジル等の
刺激感付与剤、グルコン酸クロルヘキシジン、イソプロ
ピルメチルフェノール、パラオキシ安息香酸エステル等
の殺菌・防腐剤、タンパク加水分解物、アミノ酸、植物
抽出エキス、ビタミンＡ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、Ｅ、Ｈ等の各種
ビタミン及びＥ　Ｄ　Ｔ　、Ａ　−Ｎ　ａ等のキレート
化プｆすなどを挙げることができる。

なお、本発明のゲル状組成物は通常透明に形成されるが
、必要により半透明もしくは不透明に調製することがで
きる。

光ＪＢ榎爽釆− 以上説明したように、本発明のゲル状組成物は。

安定なゲルを形成すると共に、皮帰等に使用した場合に
べとつきがなく、良好な使用感を有し、優れた保湿性を
与え、更に毛髪に使用した場合に儒れたツヤを付与する
効果に優れている。

以下、実験例により本発明の効果を具体的に説明する。

なお、下記において％はいずれも重量％を示す。

〔実験例〕

下記処方のゲル状１Ｓ髪料を調製し、２０名のパネラ−
により官能試験及びゲル形成の評価を行なった。なお、
官能試験及びゲル形成の評価法塾は以下に示す通りであ
る。

官能試験の平均点を以下に示す判定基準に従って判定し
た。結果を第１表に示す。

ゲル状！！外科処方 カルボキシビニルポリマー　　　　１．５％第１表に示
す多価アルコール類　３０．０トリエタノールアミン　
　　　　適　重積製水　　　　　６８．５ 計　　　　　　　　　　　　　　　　１００．０％官官
能試験価基や く濡れたツヤ、べたつき、使用感〉 ５　かなり良好 ４良好 ３ｆ通 ２　やや悪い １悪い 朋１組鴎 ◎：５〜４点 Ｏ：４点未満〜３点 ６２３点未満〜２点 ×：２点未満〜１点 ゲル形成の評価筬皇 ◎：粘度１５００ボイズ以上のゲルを形成する。

○：粘度１０００〜１５００ポイズ未満のゲルを形成す
る。

Δ：粘度５ＱＯ〜１０００ボイズ未満のゲルを形成する
。

×：粘度５００ポイズ未満でゲルを形成しない。

第　　１　　表 第１表の結果から明らかなように、比較１’ｉ？＋　＆
こ比べ、ポリグリセリン誘導体を含有する本発明品はゲ
ル形成が良好である上、毛髪に濡れたツヤを与え、べた
つきもなく、使用感に優れたゲル状組成物であることが
確認された。

以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明は下記実施例に制限されるものではない。

〔実施例１〕　ゲル状整髪料 グリセリン　　　　　　　　　　６０．０ジグリセリン
　　　　　　　　　２０．０香　　　料　　　　　　　
　　　　　　　　　　　０．３５色　　　素　　　　　
　　　　　　　　　　　　微　量メチルパラベン　　　
　　　　　　０・２水酸化ナトリウム　　　　　　　　
適　重積製水　　　　　　　　１６．９５ 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００．０％
〔実施例２〕　化粧水 デカグリセリン　　　　　　　　１６．０デカグリセリ
ンモノラウレート　　２．０へキサグリセリン　　　　
　　　　２．０ポリエチレングリコール１０００　０．
５ソルビツト　　　　　　　　　　　０．５メチルパラ
ベン　　　　　　　　　０・１才キシベンゾンスルホン
Ｍ　　　　　Ｏ，０５トリエタノールアミン　　　　　
　　適　重積製水　　　　　　　　７７、７５ 計　　　　　　　　　　　　　　　　　１００．０％〔
実施例３〕　ゼリー状バブルバス ラウリン酸　　　　　　　　　　　　２．０リノール酸
ジエタノールアミド　　２．０タンパク加水分解物　　
　　　　２０．０ジグリセリン　　　　　　　　　３０
．０プロピレングリコール　　　　　１０．０香　　　
料　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．５殺菌料
　　　　　　　　０．２ 精製水　　　　　　　　１４．８ 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００．０％
〔実施例４〕　ゲル状洗顔剤 ヘキサグリセリン　　　　　　　２０．０ソルビトール
　　　　　　　　　１０．０ラウリン酸ジエタノールア
ミド　　５．０ミリスチン酸　　　　　　　　　１０．
０パルミチン酸　　　　　　　　　　２．０オレイン酸
　　　　　　　　　　　　２．０水酸化カリウム　　　
　　　　　　適　電番　　　料　　　　　　　　　　　
　　　　　　　０．３色　　　素　　　　　　　　　　
　　　　　　　微　重訂　　　　　　　　　　　　　　
　　　　１００．０％〔実施例５〕　ゲル状鎮痒剤 トリグリセリン　　　　　　　　　２０．０塩酸ジフエ
ンヒドラミン　　　　　　０．１サリチル酸メチル　　
　　　　　　　３．５Ｑ−メントール　　　　　　　　
　　４．０β−グリチルレチン酸　　　　　　　０．２
トリエタノールアミン　　　　　　　　１．０エタノー
ル　　　　　　　　　　　　３１．０精製水　　　　　
　　　　残 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００．０％
実施例１〜５の各組成物は、べとつきがなく。

良好な使用感を有し、更には毛髪化粧料については濡れ
たツヤ有することが確認された。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、アニオン性高分子化合物にポリグリセリン及び／又
   はその誘導体を配合してなることを特徴とするゲル状組
   成物。 ２、アニオン性高分子化合物の配合量が全成分量に対し
   ０．１〜１０重量％である特許請求の範囲第１項記載の
   ゲル状組成物。 ３、ポリグリセリン及び／又はその誘導体の配合量が全
   成分量に対し２０〜８０重量％である特許請求の範囲第
   １項又は第２項記載のゲル状組成物。 ４、ポリグリセリン誘導体がポリグリセリンの脂肪酸エ
   ステル又はポリグリセリンもしくはその脂肪酸エステル
   のポリオキシアルキレン付加物である特許請求の範囲第
   １項乃至第３項のいずれか１項に記載のゲル状組成物。