JPS6314506A - 電圧増幅回路 - Google Patents

電圧増幅回路

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JPS6314506A
JPS6314506A JP61157854A JP15785486A JPS6314506A JP S6314506 A JPS6314506 A JP S6314506A JP 61157854 A JP61157854 A JP 61157854A JP 15785486 A JP15785486 A JP 15785486A JP S6314506 A JPS6314506 A JP S6314506A
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JP
Japan
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current
current mirror
circuit
voltage
differential amplifier
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JP61157854A
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Inventor
Shigeru Takehara
竹原 茂
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EISHITSUKU TECHNOL KK
Original Assignee
EISHITSUKU TECHNOL KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電圧増幅回路、特に差動増幅器とカレントミラ
ー回路とを組合わせることによってノイズが小さく、大
きな電圧利得が得られ、しかも直流電圧降下が少なく、
電源電圧の低電圧化および入力の電源方向に見た同相電
圧範囲の拡大(ヒが可能な電圧増幅回路に関するもので
ある。
(従来の技術) 差動的な入力端子を周囲温度変化あるいは)<イアスミ
流変動に対して安定に増幅する電圧増幅器としては第8
図に示すような差動増幅器が広く用いられている。すな
わち、第1および第2のトランジスタ01およびQ2の
エミッタをそれぞれエミッタ抵抗REを経て共通に接続
し、これらエミッタ抵抗REの共通接続点をバイアス電
流源IHに接続する。
また、トランジスタQ1およびQ2のベース間には増幅
すべき差動電圧v1゜を印加する。トランジスタ0、お
よび02のコレクタはそれぞれ負荷抵抗Rしを介して直
流電圧源VCCに接続する。出力電圧V。。、はコレク
タ間より取り出す。
このような差動増幅器の電圧利得は、抵抗REおよびR
Lの値をそれぞれR5およびR5とするとき、次式で与
えられる。
Vlh   l”e”R2 ここにR8はバイアス電へ源IEを流れる電流をIE 
、ボルツマン定数をに、絶対温度をT、電子の電荷量を
qとするとき、 q ゛ − で与えられる。上式(1)と(2)から明らかなように
、第8図の示す従来の差動増幅器においては、エミッタ
抵抗REの抵抗値R5をR8に比べて十分大きく設定す
ると電圧利得の温度変化あるいはバイアス電流l、の変
化による変動は抑えられ、利得の安定化を図ることがで
きる。しかしながら従来の差動増幅器は低雑音化の点で
著しく不利となっている。すなわち、トランジスタの内
部で発生したノイズ成分はエミック電流中に含まれてエ
ミッタ抵抗REに流れるため、エミッタ抵抗の両端にノ
イズ電圧として現われることになる。このノイズは入力
に直列に加算されたノイズ電圧源として考えられるので
、利得の安定化を図るためにエミッタ抵抗REの値を大
きくすればするほど信号対ノイズ比が悪化することにな
る。
上述した欠点を除去するために、第9図に示すようにエ
ミッタ抵抗を取除き、トランジスタQ、およびQ2のエ
ミッタを直接結合するとともに負荷抵抗をダイオード0
1〜08で置換えた差動増幅器も提案されている。1つ
のダイオードの小信号に対する端子間のインピーダンス
roは、Inをダイオードを流れるバイアス電流とする
と、で与えられる。第8図の差動増幅器においてはt 1ε q ・ □ ここでNは直列接続したダイオードn、、 D2−−−
D、Iの個数、T1はグイ万一ドの温度、T2はトラン
ジスタの温度である。−役にT1・T2 と考えること
ができるので、第9図の差動増幅器の利得は、となり、
温度変化に対して安定な利得が得られることがわかるc
T、=T2 とするのは実際上困難ではなく、例えば差
動増幅器を集積回路で構成することによりこの条件は容
易に満たすことができる。
また、エミッタ抵抗は設けられていないのでノイズに対
しても有利である。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように、第9図に示す従来の差動増幅器におい
ては、温度変化による影響を受けない安定した電圧利得
が得られるとともに両トランジスタのエミッタは直結さ
れているので信号対ノイズ比を悪化させないと言う利点
がある。しかし、電圧利得の値は負荷としてコレクタに
直列に接続されたダイオードDI、 D2−−−ONの
個数Nによって決まるため、大きな利得を得ようとすば
する程多数のダイオードを接続する必要がある。その結
果、負荷での直流電圧降下が一層大きくなり、電源の低
電圧化あるいは入力の電源方向に見た同相電圧範囲が狭
くなる欠点がある。
本発明の目的は上述した欠点を除去し、大きな電圧利得
が1尋られるとともに信号対ノイズ比を改善することが
でき、しかも負荷での直流電圧降下を小さくすることが
できる電圧増幅回路を提供しようとするものである。
本発明の池の目的は低い電源電圧で作動し、入力の電源
方向の同相電圧範囲の広い電圧増幅回路を提供しようと
するものである。
本発明のさらに池の目的は、直列接続したダイオードの
個数によって電圧利得を設定することができ、しかも負
荷での直流電圧降下を極力小さくすることができる電圧
増幅回路を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明の電
圧増幅回路は、差動入力が供給される第1および第2の
入力端子と、差動出力を供給する第1および第2の出力
端子とを有する差動増幅器と、それぞれ電流制御枝路お
よび電流出力枝路を有する第1および第2のカレントミ
ラー回路とを具え、前記差動増幅器の第1の出力端子を
前記第1のカレントミラー回路の電流制御枝路に結合す
るとともに第2のカレントミラー回路の電流出力枝路に
結合し、前記差動増幅器の第2出力端子を前記第2のカ
レントミラー回路の電流制御枝路に結合するとともに第
1のカレントミラー回路の電流出力枝路に結合したこと
を特徴とするものである。
さらに本発明の電圧増幅回路は、差動入力が供給される
第1および第2の入力端子と、差動出力を供給する第1
および第2の出力端子とを有する差動増幅器と、それぞ
れ電流制御枝路および電流出力枝路を有する第1.第2
.第3および第4のカレントミラー回路とを具え、前記
差動増幅器の第1および第2の出力端子を前記第3およ
び第4のカレントミラー回路の電流制御枝路に結合し、
第3のカレントミラー回路の電流出力枝路を少なくとも
1つのダイオードを介して第1のカレントミラー回路の
電流制御枝路に結合するとともに第2のカレントミラー
回路の電流出力枝路に結合し、第4のカレントミラー回
路の電流出力枝路を少なくとも1個のダイオードを介し
て第2のカレントミラー回路の電流制御枝路に結合する
とともに第1のカレントミラー回路の電流制御枝路に結
合したことを特徴とするものである。
第1図は本発明の電圧増幅回路の基本的構成を示す回路
図である。差動増幅器1を構成する第1および第2のト
ランジスタ2および3のベースをそれぞれ入力端子4−
1および4−2に接続する。これろ入力端子には増幅す
べき差動入力端子V、およびv2を印加する。また、ト
ランジスタ2および3のコレクタは出力端子5−1およ
び5−2に接続する。
トランジスタ2および3のエミッタは相互に結合し、バ
イアス電流源6に接続する。このバイアス電流、56は
グラウンドに接続する。本発明においては、さらに第1
および第2のカレントミラー回路7および8を設ける。
これらカレントミラー回路7および8は、それぞれ第1
および第2のトランジスタ9.11および10.12を
具えており、第1のトランジスタ9および11のベース
−コレクタは短絡する。また、第1および第2のトラン
ジスタのベースは相互接続するとともにエミッタも卜目
互接続し、十V。0が印加される直流型デ原ライン13
に接続する。このようなカレントミラー回路7および8
自体は既知であり、第1トランジスタ9および11は制
御トランジスタとして動作し、そのエミッターコレクタ
通路を流れる電流に対して所定の関係を有する電流を第
2トランジスタ10および12のエミッターコレクタ通
路に流すものである。したがって本明細書においては、
第1のトランジスタ9および11のエミッターコレクタ
通路を電流制御枝路と称し、第2のトランジスタ10お
よび12のエミッターコレクタ通路を電流出力枝路と弥
することにする。
本発明においては、差動増幅器1の第1のトランジスタ
2のコレクタを第1のカレントミラー回路7の電流制御
枝路に接続するとともに第2のカレントミラー回路8の
電流出力枝路に接続し、差動増幅器1の第2のトランジ
スタ3のコレクタを第2のカレントミラー回路8の電流
制御枝路に接続するとともに第1のカレントミラー回路
7の電流出力枝路に接続する。
一般にカレントミラー回路では第1のトランジスタ9.
11を流れるエミッタ電流IEIと、第2のトランジス
タ10.12を流れるエミッタ電流IE2との間には、
近似的に次式の関係がある。
Iい、ζα・IEI   −(5) ここにαはカレントミラー回路の電流制御枝路を流れる
電流と電流出力枝路を流れる電流の比を表わす比例定数
である。さらにエミッタ電流とコレクタ電流の比は一般
に1にきわめて近く、ベース電流はコレクタ電流に比べ
て無視し得ることを考慮すると、次式が得られる。
1o+ΔI #1.+α2’IY  −−−(6)io
−ΔI !;l、+α、・IX−−−−−(7)ここで
I。はバイアス電流であり、バイアス電流源6を流れる
電流をIE とするとI、/2に等しいものであり、△
Iは信号変化分に相当し、I8およびIYは第1および
第2のカレントミラー回路7および8の電流制御枝路を
流れる電流であり、α1およびα2は第1および第2の
カレントミラー回路7および8の比例定数である。ただ
し、α1 く1゜α2 く1とする。上記の(6)およ
び(7〕式をlxおよびI、について整理すると次式が
得られる。
ここで差動増幅器■の第1のトランジスタ2の出力端子
と第1および第2のカレントミラー回路7および8の入
力端子との結合点であるノードAにおけるΔ■に対応す
る電圧変化ΔvAについて考えて見る。第1カレントミ
ラー7の第1トランジスタ9はダイオードと等価である
ので、そのコレクタとグラウンド(大地電位)との間の
インピーダンスは上述した式(2)で与えられる。ここ
でΔIが零のときの第1トランジスタ9を流れるバイア
ス電流は、式(8)におけるΔtoを零と置(ことによ
って与えられ、 となる。したがって、この第1トランジスタ9のインピ
ーダンスは、式(2〕とαつより、で与えられることに
なる。一方、第2カレントミラー回路8の第2トランジ
スタ12のコレクターグラウンド間のインピーダンスは
トランジスタの性質上、第1カレントミラー回路7の第
1トランジスタ9のインピーダンスに比べて相当大きい
ことが期待できるので、これを無視すると、信号成分Δ
Iに対応する出力電圧変化ΔVA は弐Ql)より、次
式で与えられる。
ここでΔIXはΔlに対するIXの変化分であり、式(
8)より、 で与えられる。したがってΔvAは、 で与えられることになる。したがってノードAのインピ
ーダンスは、 で与えられる。同様に差動増幅器1の第2トランジスタ
3のコレクク出力端子と第1および第2のカレントミラ
ー回路7および8との結合点であるノードBのインピー
ダンスは、 IE で与えられることになる。ここで1゜=□となることに
留意すると、本発明の電圧増幅回路のノードAおよびB
におけるインピーダンスはダイオード1個分のインピー
ダンスのそれぞれる。今、α1=α2・αとして、式(
4)より電圧利得を求めると、 はダイオード1個分ではあるが、信号に対するインピー
ダンスは7個のダイオードを直列に接続したことと等価
となる。
上述したように本発明電圧増幅回路においては、差動増
幅器とカレントミラー回路とを巧みに組合せることによ
って、負荷での直流電圧降下を極力小さく抑えながら大
きな電圧利得が得られ、しかも電圧利得の温度依存性は
殆どないため安定したものとなる。さらに差動増幅器の
第1および第2のトランジスタのニミックは直結してい
るため信号対ノイズ比を良好に保てることになる。
(実方色例)     ・ 上述した本発明の電圧増幅回路は種々の用途に用いるこ
とができ、例えばフロッピ・ディスク・ドライブのリー
ド系のプリアンプとして用いることができる。このよう
なプリアンプに要求される条件を列挙すると次のように
なる。
(1)  ライト系の回路の最適化の要求により、入力
コモン電圧は電源電圧V ceまたはグラウンド電位と
したい。
(2)  ノイズを極力低減したい。
(3)バッテリ動作を考慮して広範囲の電源電圧で動作
させるのが望ましく、特に4.4v程度の低電圧でも動
作させたい。
(4)  ライト時に磁気ヘッドコイルに誘導される起
電圧に対して負荷とならないようにしたい。
このような要求をできるだけ満足するべ〈従来の手法で
は第10図に示されたような回路が用いられている。こ
の回路において第8図に示した要素と同じ要素には同じ
符号を付けて示す。磁気ヘッドM)lのコイルCの中点
は電源電圧+Vccに接続され、コイルCの両端はそれ
ぞれ直列接続したダイオード列SO,およびSO2を経
て差動増幅器を構成するトランジスタQ、および02の
ベースに接続されている。また、ダイオード列SO,お
よびSO2はそれぞれ直流電流源ILおよびIB2 に
よって1項方向にバイアスされている。これらのダイオ
ード列SO。
およびSO2はプリアンプを所望の動作域にセットする
ためのレベルシフトとして働くとともにライト時にコイ
ルCに誘導される起電圧からトランジスタQ1およびQ
2を保護するとともに誘導起電圧に対してプリアンプが
負荷とならないように働く。
また差動増幅器の負荷抵抗RLと電源電圧+VCCとの
間に接続されたダイオードDもコイルCでの誘導起電圧
が■。Cよりも高くなるときにコイルCからダイオード
列SD、−)ランジメタΩ1−負荷抵抗RLを経てまた
はダイオード列5D2− トランジスタ02−負荷抵抗
RLを経てy ccへ流れるのを阻止するように作用す
る。
しかしながら、第9図に示す従来のフロッピ・ディスク
・ドライブのリード系プリアンプでは、第7図に就き上
述したようにエミッタ抵抗RE間にノイズ電圧が発生す
るとともにダイオード列S貼。
SO2もノイズ源となり低ノイズ化の要求が満足されな
い欠点がある。ここで第8図に示すようにエミック抵抗
Rεを取除いて、負荷抵抗を直列接続したダイオードで
置換えることも考えられるが、電源電圧の低下を図るた
めには大きな電圧利得が得られない欠点が生ずる。一般
に初段アンプの増幅度は後段のアンプでのノイズの影響
を低減するためにできるだけ高くするこ七が望ましいが
、このためには多数のダイオードが必要となり、負荷で
の直流電圧降下が大きくなり、電源電圧の低減化ができ
なくなる。また、コイルCと直列に接続したダイオード
列のダイオードの個数も多く必要となり、ノイズがそれ
だけ増大する欠点もある。
第2図は本発明の電圧増幅回路を組込んだフロッピ・デ
ィスク・ドライブのリード系のプリアンプの構成を示す
ものであり、第1図および第10図に示した要素と同じ
ものには同じ符号を付けて示す。上述したように本発明
の増幅回路では、カレントミラー回路7および8のトラ
ンジスタ9〜12は第10図のダイオードDと同じ働き
をするため、コイルCに接続したダイオード列SD、お
よびSO2のダイオードの個数を減らすことができ、差
動増幅&のトランジスタ2および3のエミッタを直結し
たことと相俟ってノイズの発生を大幅に抑えることがで
きる。また、電圧利得を容易に高く設定することができ
、しかも負荷における直流電圧の降下はダイオード1個
分に抑えることができ、電源電圧の低減化を達成するこ
とができる。
第3図は、カレントミラー回路を追加するとともにダイ
オードを追加して電圧利得をさらに大きくすることがで
きるようにした本発明の電圧増幅回路の一例の構成を示
す回路図である。本例において第1図に示した要素と同
じ要素には同じ符号を付けて示す。この電圧増幅回路に
おいては、差動増幅器1の第1および第2のトランジス
タ2および3のコレクタを第3および第4のカレントミ
ラー回路21および22の電流制御枝路を構成する第1
のトランジスタ23および25のコレクタに接続する。
また、第3および第4のカレントミラー回路21および
22の電流出力枝路を構成する第2のトランジスタ24
および26のコレクタをダイオード列27および28を
経て第1および第2のカレントミラー回路7および8の
電流制御枝路を構成する第1のトランジスタ9および1
1のコレクタに結合するとともに第2および第1のカレ
ントミラー回路の電流出力枝路を構成する第2トランジ
スタ12および10のコレクタに結合する。
本例の電圧増幅回路においては入力端子は差動増幅器1
で電流に変換され、この電流は第3および第4のカレン
トミラー回路21および22で電流の方向が変換され、
この電流がノードAおよびBを介して第1および第2の
カレントミラー回路7および8で電圧に変換されること
になる。この場合、電圧利得は、ダイオード列27およ
び28のダイオードの個数をn、カレントミラー回路2
1と22の比例定数を1とするとき、 で与えられ、第1図に示した増幅回路の電圧利得に比べ
nだけ大きくなっている。しかもダイオード列27およ
び28は電源に関して差動増幅器と直列に接続されてお
らず、差動増幅器の直接の負荷での直流電圧降下は第1
図に示した増幅回路と比べて河んら増大していない。本
例では+V CCの電、原電圧が与えられる電源ライン
13とグラウンドとの間に1対のカレントミラー回路2
1および22を追加しただけであるが、複数対のカレン
トミラー回路を追加することもできる。
本発明は上述した実施例にのみ限定されるものではなく
、幾多の変形や変更を加えることができる。
第1〜第3図に示した増幅回路では、第1および第2の
カレントミラー回路として最も基本的な構成のカレント
ミラー回路を□用いたが、第4図A〜Dに示すようなカ
レントミラー回路を用いることができる。第4図Aに示
すカレントミラー回路を用いる場合、直流電圧降下はダ
イオード1個分であるが、第4図BおよびCに示すカレ
ントミラー回路ではダイオード2個分、第4図りではダ
イオード3個分の直流電圧降下が適当と思われるが、そ
れぞれの特徴を活かして最適のカレントミラー回路を採
用すればよい。
また、第5図AおよびBは本発明の電圧増幅回路の変形
例を示すものであり、第1図に示した素子と同一の素子
は同じ符号を付けて示す。第5図Aに示す例ではノード
Aと第1のカレントミラー回路7の電流制御枝路との間
に1個または複数個のダイオード列SD、を直列接続す
るとともに、ノードBと第2のカレントミラー回路8の
電流制御枝路との間に1個または複数個のダイオード列
SD2を直列にしたものである。本例の電圧増幅度は直
列接続したダイオードの個数をMとするとき、弐〇7)
を留意して、 となる。
また、第5図Bに示す例では、差動増幅器1の第1トラ
ンジスタ2のコレクタと一方の出力端子5−2との接続
点とノードAとの間に1個または複数個のダイオード列
SD、を直列接続するとともに第2トランジスタのコレ
クタと他方の出力端子5−2との接続点とノードBとの
間に1個または複数個のダイオード列SD2を直列に接
続する。この場合の電圧増幅度は、上式α母を参照する
ことにより、 となる。
さらに本発明においては第6図に示すようにノードAお
よびBとグラウンドとの間に可変のバイアス電流源31
および32を接続し、これを加減することにより電圧利
得を可変とすることができる。
あるいはまた性能向上のためにまたは何んらかの目的の
ために、抵抗等の回路素子を差動増幅器のコレクタ回路
やエミッタ回路に挿入したものも本発明の技術的範囲に
含まれるものである。また、PNP  )ランジスクと
NP・Nトランジスタとを入れ換えたり、バイポーラト
ランジスタをMOS  )ランジスタ等の能動素子で置
換えたりすることもできる。
さらに、カレントミラー回路での電流の比例定数αはカ
レントミラーを構成する第1および第2のトランジスタ
のエミッタの面積の比を任意に設定することによって所
望の値とすることができるが、第7図に示すように、複
数のトランジスタを並列に接続したカレントミラー回路
を以って実現することも可能である。
さらに、上述した実施例ではエミッタ共通形の差動増幅
器を用いたが、ベース共通形の差動増幅器を用いること
もできる。
(発明の効果) 上述したように、本発明の電圧増幅回路によれド1個分
とすることができ、電源電圧の低減化が可能である。ま
た、差動増幅器のエミッタまたはベースを直結すること
ができるので低ノイズ化が可能となる。さらに、第3お
よび第4のカレントミラー回路を設け、これをダイオー
ドを介して第1および第2のカレントミラー回路と結合
することによって直流電圧降下を増大することなくより
大きな電圧利得を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電圧増幅回路の基本的構成を示す回路
図、 第2図はフロッピ・ディスク・ドライブのリード系のプ
リアンプとして構成した本発明の電圧増幅回路の一実施
例の構成を示す回路図、第3図は本発明の電圧増幅回路
の他の実施例の構成を示す回路図、 第4図A−Dは本発明の電圧増幅回路のカレントミラー
回路の変形例を示す回路図、 第5図AおよびBおよび第6図は本発明の電圧増幅回路
のさらに他の実施例の構成を示す回路図、第7図は本発
明の電圧増幅回路に用いるカレントミラー回路の他の実
施例の構成を示す回路図、第8図および第9図は従来の
差動増幅器の構成を示す回路図、 第10図は従来のフロッピ・ディスク・ドライバのリー
ド系のプリアンプの構成を示す回路図である。 1・・・差動増幅器 2.3・・・第1.第2トランジスタ 4−1.4−2・・・入力端子  5−1.5−2・・
・出力端子6・・・バイアス電流源 7.8・・・第1.第2カレントミラー回路9.11・
・第1トランジスタ 10、12・・・第2トランジスタ 13・・・電源ライン    A、B・・・ノード21
.22・・・第3.第4カレントミラー回路23、25
・・・第1トランジスタ 24、26・・・第2トランジスタ 27、28・・・ダイオード列 第4図 A      B CD 第5図 第6図 グ3 第8図 )ln

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、差動入力が供給される第1および第2の入力端子と
    、差動出力を供給する第1および第2の出力端子とを有
    する差動増幅器と、それぞれ電流制御枝路および電流出
    力枝路を有する第1および第2のカレントミラー回路と
    を具え、前記差動増幅器の第1の出力端子を前記第1の
    カレントミラー回路の電流制御枝路に結合するとともに
    第2のカレントミラー回路の電流出力枝路に結合し、前
    記差動増幅器の第2出力端子を前記第2のカレントミラ
    ー回路の電流制御枝路に結合するとともに第1のカレン
    トミラー回路の電流出力枝路に結合したことを特徴とす
    る電圧増幅回路。 2、差動入力が供給される第1および第2の入力端子と
    、差動出力を供給する第1および第2の出力端子とを有
    する差動増幅器と、それぞれ電流制御枝路および電流出
    力枝路を有する第1、第2、第3および第4のカレント
    ミラー回路とを具え、前記差動増幅器の第1および第2
    の出力端子を前記第3および第4のカレントミラー回路
    の電流制御枝路に結合し、第3のカレントミラー回路の
    電流出力枝路を少なくとも1つのダイオードを介して第
    1のカレントミラー回路の電流制御枝路に結合するとと
    もに第2のカレントミラー回路の電流出力枝路に結合し
    、第4のカレントミラー回路の電流出力枝路を少なくと
    も1個のダイオードを介して第2のカレントミラー回路
    の電流制御枝路に結合するとともに第1のカレントミラ
    ー回路の電流制御枝路に結合したことを特徴とする電圧
    増幅回路。
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