JPS63144343A - 記録媒体 - Google Patents

記録媒体

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JPS63144343A
JPS63144343A JP29162986A JP29162986A JPS63144343A JP S63144343 A JPS63144343 A JP S63144343A JP 29162986 A JP29162986 A JP 29162986A JP 29162986 A JP29162986 A JP 29162986A JP S63144343 A JPS63144343 A JP S63144343A
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JP29162986A
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English (en)
Inventor
Masashi Miyagawa
昌士 宮川
Masanori Takenouchi
竹之内 雅典
Norio Okuma
典夫 大熊
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPS63144343A publication Critical patent/JPS63144343A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/002Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor using materials containing microcapsules; Preparing or processing such materials, e.g. by pressure; Devices or apparatus specially designed therefor

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  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリンターや複写機、ファクシミリ等のlL
録装置に用いら九る新規な記録媒体に関するものである
〔従来の技術] 近年、情報産業の急速な発展に1パVない、種々の情報
処理システムか開発され、また、それぞれの情報処理シ
ステムに適した記録方法および装置も開発、採用されて
いる。このような記録方法の一つとして、感熱転写記録
方法は、使用する装置がコンパクトで騒音がなく、操作
性、保存性に優れるという特長を任している。しかしな
がら、従来の感熱転写記録方法には、転写記録性能、す
なわち印字品質が被転写媒体である紙などの表面平滑度
に大きく影習される、あるいは印字速度が主として熱ヘ
ッドからの熱供給により決められてしまうため、高速記
録が難しい等の問題があった。さらに、従来の感熱転写
記録方法では、1回の転写で1色の画像しか得ることが
できないため、多色の画像を得るには、複数回の転写を
繰り返して色を重ね合わせる事が必要であった。しかし
、色の異なる画像を正確に重ね合わせる事は非常に困難
であり、色ずれの無い画像を得ることは難しかった。
また、従来の感熱転写記録方法で多色の画像を得ようと
した場合、複数のサーマルヘッドを設けたり、あるいは
被転写媒体に逆送、停止環PA雑な動きをさせなければ
ならず、装置全体が大きく複雑になったり、記録速度が
低下する等の欠点があった。
また、発色剤と顕色剤とを用いて多色の可視像を形成す
るものとして米国特許4,399,209号明細書があ
る。米国特許4,399,2σ9号明細書は感光性組成
物と発色剤とを含有したマイクロカプセルを基材トに配
列した記録媒体を用い、記録画像に応じて変換された主
に紫外光によりマイクロカプセル内の感光性組成物を硬
化させて転写像を形成し、更にこの転写像を顕色層を有
する被記録媒体に重ねて一対の圧力ローラ間のニップに
通過させてマイクロカプセルを破壊しかつ画像を顕色す
る転写形成システムを開示している。画像は、発色剤を
画像形成シートに造像的に転写し、そこで発色剤が反応
して画像を形成することによって多色画像を得るもので
ある。
また、米国特許4.416.966号明細書は、顕色剤
が感光マイクロカプセルと同一の支持体表面トに存在す
るセルフコンテインド(5elf−contained
)画像形成システムを開示している。記録画像に応して
変換された主に紫外光により露光した後、画像形成シー
トを圧力ロールに通過させるときに、マイクロカプセル
は破壊し、内相を造像的に放出する。その際、発色剤は
、通常別個の層内に設けられる顕色剤に移行し、そこで
発色剤は反応しかつ色画像を形成する。
ト記2方式のような記録方式はいずれもマイクロカプセ
ル内に光重合開始剤を含有し、光重合開始剤の感光波長
域を異ならせしめ、それぞれの感光波長域に対応するよ
うに変換された主に紫外光により、マイクロカプセル内
の内容物を硬化させるものである。しかしながらこれら
の方式の共通の問題点は、像形成に用いる手段か、いず
れも主に紫外光すなわち光エネルギーのみをマイクロカ
プセルを配列した基材Fに照射することで、記録媒体上
転写像を形成するために、鮮明な記録画像を高速で得る
には、光に対して高感度の感光材料を用いるか、または
、高いエネルギーの光を照射する必要があった。
しかしながら、光反応のみを利用した高感度の記録媒体
の場合、光来照射時の反応性も高く、室温付近での保存
安定性が悪いという致命的な欠点かあった。また、高エ
ネルギー光を得るには装置が大型化し、多色記録を得る
ための装置としては大型1化し、装置コストも大となり
、実用ト望ましくない。また、F配力式は、光エネルギ
ーのみを用いて像形成するため、プリンターなどのよう
に、外部からの信号に応じて画像を出力する場合や、カ
ラー複写機のように、カラー原稿からの画像読み取りを
カラーイメージスキャナーでデジタル信号に変換後、画
像情報を記録媒体に付与する場合には、不適当である。
すなわち、高エネルギー光を照射する場合には短波長、
tに紫外光を用いる必要かあり、紫外光のテシタル制御
可能な光源は現在得られていない。例えば、デジタル光
源を得る方法としては、液晶シャッターアレイやLED
アレイなとの光ヘッドか考案されているか、これらは小
型化に通しているとしてす、紫外領域の波長では液晶分
4の劣化が起こり、紫外光は取り出せない。
さらに、顕色方法として、ロイコ染料の発色を利用して
いるために本質的に記録画像の安定性が劣るという欠点
も有している。
さらに、露光後の加圧による現像を容易にせしめるため
に、マイクロカプセルの内包物は常温で液相を何する感
光組成物とする必要があり、保存安定性にとぼしく、さ
らに得られた画像も未反応物が破壊されるために存在モ
ノマー臭があり、実用的に望ましくない特性を有する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記従来の問題点を解決する画像形成方法、
即ち、高品位の転写像を形成でき、高速記録が可能で、
中間調記録が可能で、多色の転写画像を得る場合にも被
転写媒体に複雑な動きをさせることなく、鮮明な、色ず
れのない多色画像が得られる画像形成方法に有効に供し
つる記録媒体を提供することをトな目的とする。
さらに、本発明の目的は、特別な顕色層を必要としない
表面平滑度の低い一般的に用いられる斤通紙に鮮明な転
写画像を形成できる記録媒体を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、特別な光エネルギーの高いデ
ジタル光源を必要とすることなく、低いパワーでデジタ
ル画像記録できる高感度な記録媒体を提供することにあ
る。
さらに、本発明の目的は、保存安定性が高くかつ高感度
な記録媒体を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、耐光性に優れた記録画像を得
ることのできる記録媒体を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、鮮明な階調性の高い多色記録
画像を小型で、安価な装置で得ることのできる記録媒体
を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、転写像形成部の環境依存性が
極めて少ない画像形成方法に供しつる記録媒体を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するためのf段〕
本発明のE記目的は、光を含む複数種のエネルギーをそ
れらのうち少なくとも一種のエネルギーを画像記録情報
に対応させて同時に付写することにより、その転写特性
を支配する物性が変化する転写記録層を支持体上に有す
る記録媒体であって、該転写記録層か、少なくとも着色
剤と、光エネルギー及び熱または熱変換し得るエネルギ
ーの付与によって感応する感応成分とを含有し、該感応
成分が少なくとも光重合開始剤と、不飽和二重結合を打
する高分子化成分とを含み、該品分ト化成分の分子量分
散度(η)と重量平均分子量(Mw)とが、 77−4 X IQ°5×Mw≦1.3なる関係を有す
ることを特徴とする記録媒体によって達成される。
本発明の記録媒体を用いての転写記録、すなわち転写像
の形成は、基本的にはE記の如き転写記録層に光を含む
複雑柿のエネルギーをそれらのうち少なくとも一種のエ
ネルギーを画像記録情報に対応させて同時に付与するこ
とにより転写特性を支配する物性を変化させ、その物性
か変化した部分が形成している転写像を例えば加熱と加
圧を用いることにより被転写媒体に転写することにより
行なわれる。この転写特性を支配する物性とは、具体的
には転写記録層の軟化温度の変化や軟化温度にコ1(<
粘着性の変化などである。また、転写像を形成するのに
用いられる複数種のエネルギーとしては、光の他、熱あ
るいは熱に変換し得る電気、超肝波、圧力等か挙げられ
る。
尚、転写記録層は上記の如き各成分を含有する限りにお
いて、これら各成分をマイクロカプセルに担持するなど
して形成した微小な画像形成に体を支持体に塗布してな
るような画像形成素体の分布層としたり、こわら各成分
を混合した組成物を単に支持体に塗!1するなどして形
成した層状J+’¥造なとの種々の形態をとり得るもの
であるが、特に支持体りに微小な画像形成素体を設けて
なるものが好ましい。また、高分子化成分としては、例
えば後述するような不飽和二重結合を打するモノマーら
しくはオリゴマー等が好ましく用いられる。
本発明の記録媒体を用いての画像形成方法の好ましい例
を説明するため、光と熱エネルギーにより転写像形成を
行なう場合を例として第1a図〜第1d図により説明す
る。
第1a図〜第1d図の各時間l1iIII(横軸)はそ
れぞれ対応している。また、転写記録層には感応成分と
して、後述する少なくとも光重合開始剤および不飽和二
重結合を有する高分子化成分が含まれている。
第1a図はサーマルヘッド等の加熱手段を時間0〜t3
の開発熱駆動させた場合の加熱手段の表面温度の変化を
示す。この加熱手段に圧接されている記録媒体は、加熱
手段の温度変化に伴い、第1b図に示すような温度変化
を示す。この記録媒体の転写記録層は高分子化成分とし
て、融点もしくは軟化点(Tm)を有する千ツマ−ある
いはオリゴマー等を含み、Tmを越えた温度で第1C図
に示す如くに粘度が急激に低下する。この時、図中に符
合Bにて示すように光照射が行われると、転写記録層中
の光重合開始剤が活性化され、■1つ重合性モノマーか
重合する確率が飛躍的に大きくなって、硬化が急激に進
行し、転写記録層の軟化温度がT5→Ts’ に上昇す
る。この様子を第1d図に示す。一方、加熱と光照射と
が同時、[1つ有効に行なわれなかった転写記録層の部
分では、図中に符合Aにて示すように軟化温度の上昇か
起こらない。そこで例えばTa<Tr<Ta’を満たす
Trに転写記録層を加熱(但し、Ta、Ta’ は転写
記録層のガラス転移点の変動により変化する転写温度)
し、被転写媒体と圧着すれば、硬化が進行して軟化温度
の上昇した部分は転写せず、軟化温度の上昇を生じなか
った部分が転写されて画像記録が成される。
第2a図は本発明の記録媒体を用いて画像形成するに好
適な装置の一例の概略図である。この記録装置は、複数
の加熱素子を備えた乍−の加熱手段を、画信号に応じて
選択的に駆動するとともに、少なくとも前記駆動された
加熱素子の位置に、記録しようとする画像の色調により
異なる光を照射して多色の転写像を形成するための形成
方法を実施するためのもので、図中に符合1にて示すも
のか本発明に言うところの転写記録層1bをフィルム(
支持体)laに配した記録媒体、2は記録媒体1を巻回
した供給ロール、3は記録媒体1に光を一様照射するた
めの低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタル八ロイド、蛍光灯
、キセノンランプ等の光照射手段、4は画信号に基づい
て制御回路5により熱パルスを発生せしめるサーマルヘ
ッド等の加熱手段である。ここで、記録媒体1は、通電
して発熱させる通電発熱型の記録媒体とすることも可能
であり、此の場合加熱手段4は通電の為の電気パルスを
発生せしめる通電ヘッドとするとよい。この加熱り段4
は、複数の加熱素子(加熱素子は、例えば加熱手段をサ
ーマルヘッドとする場合には発熱抵抗体、加熱手段か通
電ヘットの場合には電極とするとよい。)を備えている
。加熱素f・は−列に配列してもよいし、その他マトリ
クス状もしくは複数列配列など所望の配列方法をとり?
Uる。また、加熱素子は各々分離したものでも、連続的
な棒状の通電発熱素材を複数の電極で分離されたもので
もよい。
8.9は転写手段て、8は内部にヒーター7をもつヒー
トロールであり、9は航記ヒートロール8に対向配置さ
れ、四通紙やOHPシート等の被転写媒体10及び記録
媒体1をはさんで押圧するピンチローラ、11は転写記
録後に記録媒体を巻取る巻取りロールである。記録画像
12は被転写媒体10に転写されて記録媒体から分離さ
れる。
さて、供給ロール2から送り出された記録媒体1は、サ
ーマルヘッド4により画信号に基づいた熱パルスが学え
られる。サーマルヘッド4により記録媒体1に熱パルス
かシ1えられるのと同時にランプ3から波長の児なる光
が順次(色)画信号にJ、Hづいた熱パルスに同期して
照射される。転写像形成丁程の原理は、第1a図〜第1
d図で説明したとおりである。図に示すランプ3は模式
的に示したものであり、複数のランプにより波長の異な
る光を照射するとよい。すなわち、1つのランプで1つ
の波長の光を照射するならば、転写記録層の呈する色調
のLm類と同数のランプが必・要になる。
サーマルヘッド4及びランプ3により転写記録層1bに
転写像か形成され、この転写像はと−トロール8及びピ
ンチローラ9により被転写媒体10に転写される。
此の場合、前述した様に画信号に基づいて制御されるの
は基本的にサーマルヘッド等の選択的加熱f段の1つで
あり、制御回路は従って簡素なものとじつる。その結果
小型な高信頼性の装置の実現および安定的な画像形成が
容易となる。
また、画信号に応じて加熱と光照射との双方を制御する
事も可能である。例えば、熱を第1a図〜第1d図に示
す例と同様に加えて、発熱した発熱抵抗体に対応した位
置に光を照射する。つまり、第1a図〜第1d図に示す
例では光を一様に照射するが、加熱と光照射の双方を制
御する場合は、光照射位置がサーマルヘッドの発熱位置
と合致するように制御される。こうして、転写記録層の
画像形成素体として波長依存性のものを使用した場合に
は、画像形成素体の色に応じて尤の波長を順次変化させ
、画像形成素体としてン品度依q性のものを使用した場
合は、画像形成素体の色に応じて加熱温度を変化させる
以りのような加熱と光照射の双方の制御は、転写像の物
性変化のコントラストを大きくするのに仔利であり、シ
ャープな画像をえる1(が容易となる。又、片方か劣化
した場合の画像に与える影響もr−減する′1)、信頼
性の高い装置とすることができる。
以に、tとして多色画像の形成について説明したか、転
写記録層1bに含有する着色剤を一種とすれば、第2a
図に示す装置てモノカラー画像の形成も可能である。
上記の記録方法に適用される記録媒体には、光および熱
エネルギーの同時に付与によって生じる転写特性を支配
する物性の変化が極力大きいこと、すなわち高感度であ
ること、また、このようなエネルギー付学した部分の物
性変化がエネルギー付与を行なわない部分に対して際立
っていること、すなわち物性変化のコントラストか高い
ことが所望される。
そこで本発明者らは、このような要求を満足するべく鋭
意検討したところ、感応成分を構成する不飽和二重結合
を有する千ツマ−もしくはオリゴマー等の高分子化成分
の分子量分散度(η)と重量ヅ均分子−購(MW)とが
、 y7−4 X l(+−’ XMw≦1.3(但し、M
nは数モ均分子量であり、η=Mw/Mnである。) なる関係を満たす場合に優れた感度とコントラストを存
する記録媒体か得られることを見い出し、本発明に償っ
たものである。
ここで転写特性を支配する物性の変化としては、ト述の
如き高分子化成分が重合あるいは架橋してガラス転移点
あるいは軟化点が上昇することに起因する被転写媒体と
の粘着性の変化がある。
−・般的に高分子化合物のガラス転移温度や軟化温度は
、分子構造が同一であれば分子−1が人きなるにつれて
高くなるのめhη−通である。また、高分子化合物は、
通常、分子−腓の異なる(「合体の混合物で、多分散性
である。この為、分子■分散度が大きい程、ガラス転移
温度や軟化温度はブロードな変化となる。従って、転写
特性を支配する物性の変化を大きなものとして高いコン
トラストを得るためには、エネルギー付学の前後におけ
る高分子化成分のガラス転移温度もしくは軟化温度の差
をできるたけ太きしてやること、すなわちm台面の高分
子−化成分の分子量分散度をできるだけ狭くすることが
望ましいのである。
本発明の理解を深めるため、第7図に光および熱エネル
ギーの付与前後における高分子化成分の分子−’itの
変化を模式的に示す。
第7図(a)には、?1分散の高分子化成分が小倉によ
り高分子化され、分子■の高いポリマーとなる場合か示
されている。この場合、最も大きなガラス転移温度もし
くは軟化温度の差か得られるが、実際の反応系において
は通常のラジカル重合て弔分散のポリマーを得ることは
難しく、実用的でない。
第7図(b)は、本発明の概念を示すものであるが、噴
分散もしくは分子量分散度の狭い高分子化成分が重合し
、分子量の高い多分散ポリマーとなる場合である。
また、第7図(C)には、多分散の高分子化成分が爪合
し、より分散度の広いポリマーとなる場合が示されてい
る。第7図(C)の場合には、分散度が広い高分子化成
分を重合しているため、重合前後のガラス転移温度や軟
化温度の差は極めて小さなものとなる。
本発明は第7図(b)に示すように、光および熱エネル
ギー付与前の高分子化合物の分子量分散度を狭めること
により、エネルギー付与前後の高分子化成分のガラス転
移温度もしくは軟化温度の差をより大きくして、高いコ
ントラストが得られるようにしたものである。
尚、航速したように、高分子化合物のガラス転移温度や
軟化温度は分子量の増加とともに高くなるのが一般的で
あり、この傾向は比較的分子量の低い領域で顕著であり
、分子量が高い領域では分7’ filが大きく増加し
ても、その上昇の程度は低い領域はど高くならないのが
η通である。従って、高分子化成分として分子量の低い
ものを用いるほど重合反応によるガラス転移温度もしく
は軟化温度の変化が大きくなって、記録媒体の高感度化
か図れるが、分子量の低い高分子化成分は液状もしくは
粘調なタール状を呈することが多く、このため転写率の
低下や形成画像にかぶりを生じるなどの画像品位の低下
を招く場合があるので、分子量は固体状を呈する範囲内
でできるだけ低分子のものが好ましい。
このような高分子化成分としては、不飽和二重結合を仔
するモノマーもしくはオリゴマー等が好ましく用いられ
る。具体的にはエポキシアクリレート、ウレタンアクリ
レート、オリゴエステルアクリレート、ジアリールフタ
レ−1・樹脂、ブタジェンもしくはイソプレンオリゴマ
ー等のゴム等を挙げることができる。より詳しくは、エ
チレングリコールジアクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
ペンタエリトリトールテトラアクリレート、ペンタエリ
トリトールテトラメタクリレート、ビスフェノールA、
ヘキサンジオール、タレゾールノボラック樹脂等の多価
アルコールとエピクロルヒドリンとの反応生成物からな
るエポキシ化合物とアクリル酸あるいはメタクリル酸と
の反応により合成されるエポキシアクリレート、トルエ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
、シクロヘキシレンジイソシアネート、4.4′ −ジ
フェニルメタンジイソシアネート、4.4′−ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート等のイソシアネート化
合物と2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレートと
の反応生成物からなるウレタンアクリレート、ポリ(0
−ジアリールフタレート)、ポリ(イソジアリールフタ
レート)、ブタジェンゴム、イソプレンゴム、環化イソ
プレンゴム、あるいはアクリル酸、メタクリル酸を含有
する高分子化合物とグリシジルメタクリレート、グリシ
ジルアクリレート、アクリル酸クロリド、メタクリル酸
クロリドとの反応生成物からなるプレポリマー等を挙げ
ることができる。
本発明の記録媒体が含有する着色剤は、光学的に認識で
きる画像を形成するために含有させる成分てあり、各種
顔料、染料が適宜用いられる。このような顔料、染料の
例としては、カーボンブラックや黄鉛、モリブデン赤、
ベンガラ等の無機顔料、バンザイエロー、ヘンジジンイ
エロー、ブリリアントカーミン6B、レークレッドC、
パーマネントレッドF5R,フタロシアニンブルー、ビ
クトリアブルーレーク、ファストスカイブルー等の有機
顔料、ロイコ染料、フタロシアニン染料等を挙げること
がてきる。
本発明における光重合開始剤としては、アゾ化合物、打
機イオウ化合物、カルボニル化合物、ハロゲン化合物な
どのラジカル開始剤が好ましい。
例えば、ベンゾフェノン、ヘンシル、ベンゾインエチル
エーテル、4−N、N−ジメチルアミノ−4′ −メト
キシ−ベンゾフェノン等のカルボニル化合物、ジブチル
スルフィド、ベンジル・ジスフィルド、デシルフェニル
スルフィド等の有機硫黄化合物、ジーtert−ブチル
パーオキシド、ベンゾイルパーオキシド等の過酸化物四
塩化炭素、臭化銀、2−ナフタリンスルホニルクロライ
ド等のハロゲン化合物、アゾビスイソブチロニトリル、
ベンゼンジアゾニウムクロライド等の窒素化合物等があ
げられる。
これら各成分の他、転写記録層は必要に応じてハイドロ
キノン、p−メトキシフェノール、P−tert−ブチ
ルカテコール、2.2′−メチレン−ビス(4−エチル
−6−tert−ブチルフェノール)等の安定化剤を含
有してもよい。
更には、上記着色剤や光重合開始剤の分散性を高めるた
め、結着成分としてアクリル樹脂、スチレン樹脂、塩化
ビニル樹脂、塩素化オレフィン樹脂、ポリエステル樹脂
、アミド樹脂等の高分子化合物を含有させてもよい。
本発明に基く記録媒体は、コ1(材フィルム上に一層に
塗丁し使用する?l(が可能であるが、大気中の酸素阻
害による感度低下を助1トする為、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のフィルムを記録媒体−Lに圧着せしめ、
転写記録の転写像形成後に剥離する手段も有効である。
また、一方、画像形成素体を造粒し、酸素透過性の小さ
い高分子化合物にて被覆すれば、感度低下の防止、更に
は画像の解像性も向りでき得る。更には、着色剤及び吸
収波長領域の異なる光重合開始剤より成る複数種の組成
体をマイクロカプセル化し、ランダムに基材フィルムト
に担持することによりカラー記録に対応する記録媒体と
なる。
転写記録層を構成する画像形成素体にマイクロカプセル
を使用する場合には、コア部に上記説明した材料を含有
させる。マイクロカプセルの壁材に用いられる材料とし
ては、例えばゼラチン、ゼラチン−アラビアゴム、エチ
ルセルロース、ニトロセルロース等のセルロース系尿素
ホルマリン、ナイロン、テトロン、ポリウレタン、ポリ
カーボネイト、無水マレイン酸系共重合体、塩化ビニル
デン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。
本発明の記録媒体は、転写記録層の厚みは1〜20μが
好ましく、特に3〜10μが好ましい。
転写記録層がマイクロカプセルの画像形成素体で構成さ
れている場合には、マクロカプセルの粒径は1〜20μ
が好ましく、特に3〜10μの粒径が好ましい。また、
マイクロカプセルの粒径分布は、数モ均径に対して±5
0%以下が好ましく、特に±20%以Fが好ましい。マ
イクロカプセルの壁材の厚さは、 0,1〜2.0μが
好ましく、特に0.1〜0.5μが好ましい。
マイクロカプセル化の方法としては従来公知の方法がい
ずれも適用でき、例えば中−純コアセルベーシ三1ン法
、コンプレ・ンクスコアセルベーション法、界面1「合
法、1n−situ重合法重合面沈殿法、相分離法、ス
プレートライング法、気中懸濁被覆法、メカノケミカル
法などが用いられる。
マイクロカプセルの画像形成素体を基材に結着させるに
は、例えばポリビニルアルコール(PvA)やエポキシ
系接着剤などの塗布用バインダーにより行う。塗布用バ
インダーの厚みは、 0.1〜1μが好ましい。
本発明の記録媒体を多色画像形成に使用する場合には、
転写記録層を構成する画像形成素体が、色材の種類によ
って波長依存性を仔する必要がカラー画像を再現する場
合にある。すなわち、転写記録層がn種類の色の画像形
成素体により構成されている゛場合には、着色された色
ごとに異なる波長の光、即ちn種類の異なる波長で急激
に反応速度が変化する様な感応成分の組合せで画像形成
素体の分II層を構成する。この様な感応成分の組合せ
として、例えば、増感剤として の様におよそ400〜500nmで感光するものと、ま
た C7H3C21−1゜ 様におよそ480〜600nmで感光するものを用いる
事によって2色記録を可能にする。・:の場合両者の感
光域は、 480〜500nmの波長域が重なってはい
るが感度の低い領域でもあり、また光源を′、l!i当
に選択する1(て、殆ど完全に両者を分離できる。
また、これらに340〜400nmで感光するアゾ化合
物や300〜400nmで感光するハロゲン化合物を組
合せるドによって3色の画像形成素体を用いる事ができ
る為、フルカラー記録へと展開が可能となる。
史に、開始剤の組合せとして、■2−クロロチオキサン
トン/エチルp−ジメチルアミノベンゾエイトと、■ジ
クロロベンゾフェノン/エチルρ−ジメチルアミノベン
ゾエイトの組合せを用いることもできる。この組合せに
対して使用する光源としては、■ピーク波長か390n
mの蛍光灯と■ビーク波長313nmの蛍光灯が使用で
きる。同一反応b1を得る(転写濃度が等しい)ために
必要な照射エネルギーは■−■の組合せを1とすると、
■−■は4、■−■の組合せはl、!、■−■は5であ
る。・ 従って、■の照射エネルギーを1、■の照射エネルギー
を1.1 とすることて、■、■の反応を区別すること
ができる。
また異なる色調を呈する画像形成素体に含まれる感応成
分の波長依存性がほぼ等しい場合も、着色剤のフィルタ
効果によって、波長依存性を持たせる事が可能である。
例えば着色剤が青の場合、このhの着色剤は青い光の波
長約400〜500ni+を反射及び透過し、緑〜赤の
500〜700nmの波長の光を吸収する。従って、青
い着色剤を含打する画像形成素体はi腎い先に感応する
。同様な理由で赤い着色剤を打する場合赤い光に感応す
るrドができる。そこでhから赤までの光に感応しつる
感応成分を打してもその着色剤によって波長依存性を持
たせる事か出来る。
本発明の記録媒体は、空気中の酸素のために転写記録層
のラジカル反応が抑圧されることがある。これを防1ト
するために、例えばポリビニルアルコール水溶液に界面
活性剤を少量加えたものを酸素防止層として転写記録層
トに塗I5するのか好ましい。この酸素防止層は転写像
形成後水洗いして除去する。又、マイクロカプセル化さ
れた素体の場合は壁材に酸素防止層としての機能を持た
せる“1■ができる。
本発明の記録媒体は、例えば次のようにして製造するこ
とができる。
感応成分、光重合開始剤、増感剤、安定剤、着色剤等の
各成分を溶融混合してアプリケーター等により基材トに
塗布して本発明の記録媒体を作成する。また、転写記録
層が画像形成素体により構成されている場合には、航記
成分を各色毎に噴霧乾燥法等によって、微小な画像形成
素体とし、更にポリエステル樹脂等のバイングーと共に
各色画像形成素体をメチルエチルケトン、エチレングリ
コールジアセタート等の溶剤中で充分混合した後、ポリ
イミド等のフィルム上ヘンルヘントコートを行い、更に
80℃て3分間乾燥させて溶剤を除去する等によって所
望の記録媒体を得る41(かできる。
画像形成素体か、マイクロカプセルにより構成ざわてる
場合には、例えば後述の実施例に詳述されているような
方法によりマイクロカプセルの画像形成本体を製造し、
粒子状の画像形成素体の場合と同様にして、基材上にソ
ルベントコート法により塗布する。
また、該粒子状素体を支持体上に静電気的に付着させて
も良く、その場合には該粒子状素体または支持体または
両方をコロナ帯電させるか摩擦帯電させ付着させる。
本発明に於いて、画像形成素体を支持体上に物理的また
は化学的に担持する方法には、物理的方法としては上記
のようなソルベントコートや静電気的に付着させる方法
があり、化学的方法としては画像形成素体と支持体とが
接する表面のそれぞれに官能基を持たせ化学的に結着す
る方法等がある。
支持体としては、特に限定されるものではなく、従来よ
り公知のものをそのまま使用できる。
例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチ
ルセルロース、ナイロン、ポリイミド、ポリエチレンテ
レフタレート、アラミド樹脂等が挙げられ、これらはフ
ィルム状、板状、ドラム状、J来状であってもよし\。
〔実施例〕
以下、実施例および合成例により本発明を史に説明する
合成例 下記の実施例および比較例に用いた高分子化成分を、以
下のようにして作成した。尚、第1表中に試料A P 
−1およびF−2にて示すものが実施例で用いたもので
あり、試料AFoおよびF−3は比較例にて用いたもの
である。
まず、メチルメタクリレート50gとメタクリル酸43
gをテトラヒドロフランに溶解せしめた後、反応開始剤
としてI’r、N’−アゾビスイソブチロニトリル0.
8gを添加し、60℃の温度で3時間反応を行なった。
こうして得られた反応液を、500 mlのシクロヘキ
サンに投入し、反応生成物を沈殿回収した。
次いで、この生成物を150gのテトラヒドロフランに
溶解せしめた後、これに80gのアクリル酸グリシジル
エーテルと、触媒として1gのテトラメチルアンモニウ
ムクロライドとを添加し、40℃にて48時間反応を行
なった。
こうして得られた反応液を500 mlのシクロヘキサ
ン中に没入し、反応生成物を沈殿回収した。その後、該
生成物を再度テトラヒドロフラン300gに溶解した後
、シクロヘキサンで分別沈殿を行なうことにより、第1
表に試料届、F−0〜F−3にて示す高分子化成分を得
た。これら各試料の分子量分散度(r))およびm里平
均分子量(Mw)を第1表に示す。
尚、上記各試料の分子量および分子量分散度は、ケルハ
ーミエイションクロマトグラフィ装置(Waters 
As5ociates Inc、社製)を使用し、分離
カラムを昭和rKL 、−L製のショーデックスにF−
802、KF−804、にト806を直列に配したもの
とし、キャリヤー溶媒をテトラヒドロフランとして、流
速1s+17m1nで行なった5、検星線はポリスチレ
ン標準試料でT・め作成したものをそのまま使用して、
上記試料の分子量および分子量分散度を算出した。
実hh例1 高分子化成分を第1表の試料A711F1(但し、y7
−4 X !0°″−X Mw= 1.134≦1,3
)とし、またこれとともに第2表に示す成分を用い、こ
れら各成分をジクロルメタン溶剤に溶解せしめ、厚さ6
μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム
Lにソルベントコート法により厚さ4μmにて塗布した
。この膜上にポリビニルアルコール(Mw=1200)
水溶液をソルベントコート法にて塗ノロし、酸素防11
二膜(膜p’$ 10 p )を形成して記録媒体を得
た。
次に、上記ト段にて作成した記録媒体を所定の温度に加
熱したホットプレート上に乗せ、この記・録媒体と対向
する位置に人力2Kwの高圧水銀灯を設置し所定の時間
紫外光を照射した。紫外光照射の後、反応を加速、均一
化するために記録媒体を 100℃のホットプレートド
に3秒間置き、その後、ポリビニルアルコール(PVA
)の酸素防+I−膜を水洗して除去した。
次いで、この記録媒体の転写記録層に、その表面γ滑度
か10〜30秒の範囲にある普通紙を重ねた後、該紙を
重ねた記録媒体をii’r述した第2a図の分離転写部
に対応した部分を有する装置のビートロール8とピンチ
ロール9とで挟んで搬送した。ビートロール8は300
Wのヒータを内部に持ち、表面を2mm厚さのシリコン
ゴムで被覆したアルミロールとし、その表面を150℃
に保つ様にヒータを制御した。ピンチロール9はJIS
ゴム硬度計の硬度50°のシリコンゴムロールで押圧を
1〜1.5 にg/ c rr?とした。
こうして搬送した記録媒体からPETフィルムを剥離し
て露光部分の転写の有無を見た。
このような操作を露光時間を種々に変化させて行なった
ところ、露光時間が90m5以下の場合には露光部分に
おいても転写を生じたが、露光時間100m5以りのも
のでは露光部分の転写は全く生じず、この記録媒体が1
00m5以トで画像形成できることが分った。
これとは別に、上記手法にて作製した記録媒体をロール
状に巷き回して第2a図に示す装置に組み込んで記録を
行なった。
サーマルヘッド4としては8トツド/ m mのA−4
サイズのライン・タイプで発熱素子列がエツジ部に配列
されているものを用い、記録媒体lの基材1a側が発熱
素子に接する様に配し、記録媒体1のテンションにより
発熱素子に押圧される様にした。そして対向した部所で
記録媒体1に対向する位置に約2KWの高圧水銀灯3を
配置した。
次に画信号に応じてサーマルヘッドの発熱を制御した。
本実施例においては光と熱が与えられて転写開始温度が
上昇する転写記録層を扱う為、ネガ記録となる。即ちサ
ーマルヘッドの制御はマーク信号(黒)の場合は通電せ
ずマーク信号でない(白)の時に通電して発熱させる。
此の発熱時の通電エネルギーは0.8w / d o 
tX 2.Om s e c 、であった。こうして高
圧水銀灯で光照射を一様にしながら上記した様な要領で
画信号に応じてサーマルヘッドを制御、駆動し5m5e
c、/1ineの繰返し周期で同量して記録媒体をステ
ッピングモータとドライブゴムロールとで搬送した。
次いでPVA膜を除去し、記録紙と密着して第2a図の
分離転写部のヒートロールで搬送した接、PETフィル
ムを剥離したところ、定着性およびコントラストの良好
な高品位画像か形成できた。
実施例2 高分子化成分を第1表の試料通F2(但し、r) −4
X 10−’ x Mvp= 1.22≦1.3)とし
、第3表に示す各成分を用い、実施例1と同様の手法で
記録媒体を作成した後、この記録媒体について実施例1
と同様の手法て光と熱エネルギーを付l)して露光部分
の転写の有無を見た。
このような操作を露光時間を種々に変化させて行なった
ところ、露光時間か100m5以下の場合には露光部分
においても転写を生じたか、露光時間110m5以りの
ものでは露光部分の転写は全く生じず、この記録媒体が
110m5以上で画像形成できることが分った。
また、これとは別に第2a図の装置を用い、実施例1と
同様にして作画を行なったところ、定着性およびコント
ラストの良好な高品位画像を形成することができた。
実施例3 第3図に示す如く転写記録層1bはコア1c、ldとし
て第4表および第5表に示す成分を用いて次に示す方法
によりマイクロカプセル状の画像形成本体を形成した。
即ち、第4表および第5表に示す成分10i[i)部を
塩化メチレン20重量部に混合したものを、カチオン又
はノニオン等HLB値の少なくとも10倍以七の界面活
性剤とゼラチン1gを溶解した水200m1に混合し、
60℃加温下ホモミキサーによって、8.000〜IO
,00Or p mで撹拌して乳化し、・ト均粒径26
μmの油滴を得る。
更に60℃下で撹拌を30分間続は塩化メチレンを留去
することにより゛Y均粒径を10μmにする。これにア
ラビアゴム1gを溶かした水2011を加え、ゆっくり
冷却しなからNi1401+ (アンモニア)水を添加
しp)111以上にすることによってマイクロカプセル
スラリーを得、グルタルアルデヒド20%水溶液1.0
mlをゆっくり加えてカプセル壁を硬化する。
その後ヌッチェ濾過器で固液分離し、真空乾燥器で35
℃、10時間乾燥してマイクロカプセル状の画像形成素
体を得る。
前記の如くして形成された画像形成素体く平均粒径10
p)をそれぞれ等量混合し、PVA5%水溶液に界面活
性剤を100CC当たり数12i重らしてなる付着剤1
fを用いて厚さ6鱗のポリエチレンテレフタレートフィ
ルムよりなる支持体1a上に付着して転写記録層1bを
形成し、これによって第3図示の如き記録媒体1を得た
を記記録媒体をロール状に巻き回して第2a図に示す装
置に組み込んだ。ここで3で示される光源は、両組成体
の吸収特性に対応させ、発光ピーク波長335nm (
東芝製FLIO^70E35)及び発光ピーク波長39
0nm (東芝製FL10八70U39)の2種の蛍光
灯を並列に配置し、試料面との間に1mmのスリットを
介して照射できる第2b図に例示の如きものとした。
転写記録層1bは所定波長の光と熱とか付!メされると
軟化温度が上昇し、記録紙10に転写されなくなる性1
1を有している為に第4図のタイミングチャートに示す
ように、赤色記録に際しては発熱素子列のうち画情5)
の赤に相当する発熱素子に通電せず、画信号の白(記録
媒体1は白色とする)に相当する部分に25m5の通電
を行ない、5msの遅れをもって蛍光灯3bを−・様に
照射する。このときの照射時間は45m5とする。
次に黄色記録に際しては、首記照射終了後50m5経過
してから、即ち首記通電時間より +00m5後に今度
は発熱素子列のうち画信号の黄に相当する発熱素子には
通電せずに画信号の白に相当する部分に25m5の通電
を行い、Sms後に蛍光灯3Cを一様に照射する。この
ときの照射時間も前記と同様に45m5である。
以上のような要領で黄、赤、白の画信号に応じて、サー
マルヘッドヘッド4を制御して転写記録層1bにネガ像
を形成し、 200m5/ 1ineの繰り返し周期で
同期して記録媒体1を搬送する。更に転写部において、
前記像が形成された転写記録層1bを記録紙10に圧接
して加熱することによって黄、赤2色の転写像を記録紙
10に転写することが出来る。その後、記録媒体1と記
録紙10とを剥離し、所望の色の画像記録を行う。
L記の如くして2色記録がワンショットで行われるもの
である。
尚、第5図に第4表に示す成分の開始剤の吸収スペクト
ルA、第5表に示す成分の開始剤の吸収スペクトルB及
び第6図に使用した二種の蛍光灯の発光スペクトルを示
す。
実施例4 高分子化成分を第6表に示したトリスアクリロキシイソ
シアヌレート(但し、η−4×10−’xMw= 0.
923≦1.3)とし、第6表に示す各成分を用い、実
施例1と同様の丁法で記録媒体を作成したj麦、この記
録媒体について実施例1と同様のY法で光と熱エネルキ
ーを付学して露光部分の転写の有無を見た。
このような操作を露光時間を種々に変化させて行なった
ところ、露光時間が40m5以下の場合には露光部分に
おいても転写を生じたが、露光時間50m5以l−のち
のでは露光部分の転写は全く生じず、この記録媒体か5
0m5以トで画像形成できることが分った。
また、これとは別に第2a図の装置を用い、実施例1と
同様にして作両を行なったところ、定着性およびコント
ラストの良好な高品位画像を形成することができた。
比較例1 高分子化成分を第1表の試料/aFo(但し、η−4X
 10’ X Mw= 1.682≧1.3)とし、第
7友に示す各成分を用い、実、Sh例1と同様のT法で
記録媒体を作成した後、この記録媒体について実施例1
と同様のB法て尤と熱エネルギーを付’> L/て露光
部分の転写の4i−無を見た。
このような操作を露光時間を種々に変化させて行なった
ところ、転写は露光時間110m5以下で生じ、その後
、120m5.130m5と露光時間か長くなるにつれ
部分的に転写を生じなくなった。
そして、露光m5分が紙に転写しなくなるに必要な最少
露光時間として140m5を要し、この記録媒体は感度
の低いものであることが分った。
また、これとは別に第2a図の装置を用い、実施例1と
同様にして作画を行なったところ、形成画像は白抜けや
かぶりのある低品位なものであったつ 比較例2 高分子化成分を第1表の試料誠F3(但し、η−4x1
o−5xM胃=1.518≧1.3)とし、第8表に示
す各成分を用い、実施例1と同様のY法で記録媒体を作
成した後、この記録媒体について実施例1と同様の手法
で光と熱エネルギーを付与して露光部分の転写の有無を
見た。
このような操作を露光時間を種々に変化させて行なった
ところ、転写は露光時間150m5以下で生し、その後
、160m5乃至180m5と露光時間が長くなるにつ
れ部分的に転写を生じなくなった。そして、露光部分が
紙に転写しなくなるに必要な最少露光時間として190
m5を要し、この記録媒体は感度の低いものであること
が分った。
また、これとは別に第2a図の装置を用い、実施例1と
同様にして作画を行なったところ、形成画像は白抜けや
かぶりのある低品位なものであった。
比較例3 実施例4にて用いたアロニクスM−315の50gを、
テトラヒドロフラン 100gに溶解せしめた後、反応
開始剤としてN、N’−アゾイソブチロニトリル0.5
gを添加し、2時間重合を行なった。こうして得られた
反応液をシクロヘキサンに投入した後、これを1.4−
ジオキサン50gに溶解し、引き続いて濾過によりケル
分を除去し、その後凍結乾燥によりトリスアクロキシイ
ソシアヌレートオリゴマー(但し、η−4x 10’ 
x MlI+= IJ9≧1.3)を得た。
F記オリゴマーを高分子化成分とし、第9表に示す各成
分を用い、実施例1と同様の手法で記録媒体を作成した
後、この記録媒体について実施例1と同様の手法で光と
熱エネルギーを付与して露光部分の転写の有無を見た。
このような操作を露光時間を種々に変化させて行なった
ところ、実施例1とほぼ同様に短時間の露光(70ms
以F)で転写を生じ、露光部分が紙に転2Jシなくなる
に必要な最少露光時間も100m5と高感度なものであ
ったか、実施例1と同様にして第2a図の装置δを用い
て作画を行なったところ、形成画像は自抜けやかぶりの
ある低品位なものとなった。
第1表 第2表 第3表 第  4  表 第  5  表 第6表 第  7  表 第8表 wS9表 (発明の効果) 以上に説明したように、本発明の記録媒体は光を含む複
数種のエネルギーが同時に加わった時にのみ性質が児な
る転写記録層を有しているX%、従来例におけるが如き
環境温度に影習を受けやすい熱のみを用いる記録媒体や
光エネルギーのみを用いる記録媒体に比べて、対環境安
定性が高くなり、掌に安定に高精細な画像を得る事が可
能になるとと乙に、記録媒体自体の保存性の向上のみな
らず記録画像の保存性も向上した。
また、本発明の記録媒体は光を含む複数のエネルギーを
制御して記録を行なうために高速記録が可能である。更
には、複数種のエネルギーで転写像を形成するため、転
写像を形成する物性変化の程度を段階的に調整すること
が容易となって中間調記録が可能である。
また、本発明の記録媒体は、感応成分を構成する高分子
化成分の分子量分散度を適正化しているため、感度およ
びコントラストに優れた記録媒体を提供できるとともに
、自抜けやかぶりのない高品位な画像形成が可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の記録媒体を用いた転写記録の原理図で
あり、第2図は本発明の記録媒体を用いて転写記録を行
なう装置の模式図であり、第3図は本発明の記録媒体の
構成図であり、第4図は熱および光を付与するタイミン
グチャートであり、第5図は本発明の実施例に係わる光
重合開始剤の吸収スベク1−ルであり、第6図は本発明
の実施例に係わる光源の発光スペクトル、第7図は熱お
よび光の付与館後における高分子化成分の分子量分散度
の変化を説明する図である。 1・・・記録媒体、la−支持体、1b・・・転写記録
層、lc、ld・・・コア、1e・・・シェル(壁材)
、1f・・・付着剤、2・・・供給ロール、3・・・ラ
ンプ、4・・・サーマルヘッド、5・・・制御回路、7
・・・ヒーター、8・・・ヒートローラ、9・・・ピン
チローラ、10・・・記録紙、11・・・巻取りロール
、12・・・記録画像。 分献転寧静 第2a図 第2b図 転写像+>成なt 第り図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光を含む複数種のエネルギーをそれらのうち少な
    くとも一種のエネルギーを画像記録情報に対応させて同
    時に付与することにより、その転写特性を支配する物性
    が変化する転写記録層を支持体上に有する記録媒体であ
    って、該転写記録層が、少なくとも着色剤と、光エネル
    ギー及び熱または熱変換し得るエネルギーの付与によっ
    て感応する感応成分とを含有し、該感応成分が少なくと
    も光重合開始剤と、不飽和二重結合を有する高分子化成
    分とを含み、該高分子化成分の分子量分散度(η)と重
    量平均分子量(Mw)とが、 η−4×10^−^5×Mw≦1.3 なる関係を有することを特徴とする記録媒体。
  2. (2)前記着色剤および感応成分が支持体上に物理的ま
    たは化学的に層状に担持されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の記録媒体。
  3. (3)前記着色剤および感応成分が粒子状素体であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記
    載の記録媒体。
  4. (4)前記粒子状素体に含有する感応成分の感光波長域
    がそれぞれ異なる複数種の素体を支持体上に混合状態で
    担持したことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    3項のいずれかに記載の記録媒体。
  5. (5)前記着色剤および感応成分を含有する粒子状素体
    がカプセル化されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5028986A (en) * 1987-12-28 1991-07-02 Hitachi, Ltd. Semiconductor device and semiconductor module with a plurality of stacked semiconductor devices

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5028986A (en) * 1987-12-28 1991-07-02 Hitachi, Ltd. Semiconductor device and semiconductor module with a plurality of stacked semiconductor devices

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