JPH0296169A - 転写記録媒体および画像形成方法 - Google Patents

転写記録媒体および画像形成方法

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JPH0296169A
JPH0296169A JP22641988A JP22641988A JPH0296169A JP H0296169 A JPH0296169 A JP H0296169A JP 22641988 A JP22641988 A JP 22641988A JP 22641988 A JP22641988 A JP 22641988A JP H0296169 A JPH0296169 A JP H0296169A
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JP22641988A
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Masashi Miyagawa
昌士 宮川
Noriyoshi Ishikawa
典良 石川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばプリンター、複写機、ファクシミリ等
の記録装置に利用できる転写記録媒体および画像形成方
法に関する。
〔従来の技術〕
近年、情報処理産業の急激な発展に伴ない、種々の画像
記録方法が開発されている。そのような記録方法の一つ
である感熱転写記録方式は、操作性に優れ、コンパクト
で騒音が少なく、且つその感熱転写記録方式に使用する
転写記録媒体は保存安定性に優れる。しかし、感熱転写
方式により多色の画像を得るには、複数回の転写を繰り
返し行なって色を重ね合わせることが必要であり、色ず
れのない画像を得ることが難しかった。
一方、発色剤と顕色剤とを用いて多色の可視像を形成す
る方法が知られている。例えば、米国特許4.399.
209号明細書は感光性組成物と発色剤とを含有したマ
イクロカプセルを基材上に配列した記録媒体を用い、記
録画像に応じて変換された主に紫外光によりマイクロカ
プセル内の感光性組成物を硬化させて転写像を形成し、
更にこの転写像を顕色層を有する被記録媒体に重ねて一
対の圧力ローラ間のニップに通過させてマイクロカプセ
ルを破壊しかつ画像を顕色する転写形成システムを開示
している。この画像形成方法は、発色剤が画像形成シー
トに造像的に転写され、そこで発色剤が顕色剤と反応し
て画像を形成することによって多色画像を得るものであ
る。
また、米国特許4,416,966号明細書は、顕色剤
が感光マイクロカプセルと同一の支持体表面上に存在す
るセルフコンテインド(self−contained
)画像形成システムを開示している。このシステムでは
、記録画像に応じて変換された主に紫外光により露光し
た後、画像形成シートを圧力ロールに通過させるときに
、マイクロカプセルは破壊し、内相を造像的に放出する
。その際、発色剤は、通常別個の層内に設けられる顕色
剤を含む層に移行し、そこで発色剤は顕色剤と反応しか
つ色画像を形成する。
しかしこの方法では発色剤を含有するマイクロカプセル
を完全に硬化しないと、発色剤と顕色剤が若干量反応し
て発色する為彩度が低下して色味が悪くなり、本質的に
感度が低いという問題があった。
上記2方式のような記録方式はいずれもマイクロカプセ
ル内に光重合開始剤を含有し、光重合開始剤の感光波長
域を異ならせしめ、それぞれの感光波長域に対応するよ
うに変換された主に紫外光により、マイクロカプセル内
の内容物を硬化させるものである。しかしながらこれら
の方式の共通の問題点は、像形成に用いる手段が、いず
れも主に紫外光すなわち光エネルギーのみをマイクロカ
プセルを配列した基材上に照射することで、記録媒体上
転写像を形成するために、鮮明な記録画像を高速で得る
には、光に対して高感度の感光材料を用いるか、または
、高いエネルギーの光を照射する必要があった。
しかしながら、光反応のみを利用した高感度の記録媒体
の場合、光来照射時の反応性も高く、室温付近での保存
安定性が悪いという致命的な欠点があった。また、高エ
ネルギー光を得るには装置が大型化し、多色記録を得る
ための装置としては大型化し、装置コストも大となり、
実用上望ましくない。また、上記方式は、光エネルギー
のみを用いて像形成するため、プリンターなどのように
、外部からの信号に応じて画像を出力する場合や、カラ
ー複写機のように、カラー原稿からの画像読み取りをカ
ラーイメージス、キャナーでデジタル信号に変換後、画
像情報を記録媒体に付与する場合には不適当である。す
なわち、高エネルギー光を照射する場合には短波長、主
に紫外光を用いる必要があり、紫外光のデジタル制御可
能な光源は現在得られていない。例えば、デジタル光源
を得る方法としては、液晶シャッターアレイやLEDア
レイなどの光ヘッドの適用が検討されているが、これら
は小型化に適しているとしても、紫外領域の波長では液
晶分子の劣化が起こり、紫外光は取り出せない。
さらに、露光後の加圧による現像を容易にせしめるため
に、マイクロカプセルの内包物は常温で液相を有する感
光組成物とする必要があり、保存安定性にとぼしく、さ
らに得られた画像も未反応物が破壊されるために存在モ
ノマー臭があり、実用的に望ましくない特性を有する。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記従来の問題点を解決する画像形成方法、
即ち、高品位の転写像を形成でき、高速記録が可能で、
中間調記録が可能で、多色の転写画像を得る場合にも被
転写媒体に複雑な動きをさせることなく、鮮明な、色ず
れのない多色画像が得られる画像形成方法に有効に供し
得る記録媒体を提供することを主な目的とする。
さらに、本発明の目的は、特別な顕色層を必要としない
表面平滑度の低い一般的に用いられる普通紙に鮮明な転
写画像を形成できる記録媒体を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、特別な光エネルギーの高いデ
ジタル光源を必要とすることなく、低いパワーでデジタ
ル画像記録できる高感度な記録媒体を提供することにあ
る。
さらに、本発明の目的は、保存安定性が高くかつ高感度
な記録媒体を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、鮮明な階調性の高い多色記録
画像を小型で、安価な装置で得ることのできる記録媒体
を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、転写像形成時の環境依存性が
極めて少ない画像形成方法に供し得る記録媒体を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段〕 本発明は、色素前駆体を含有し、光および熱エネルギー
の付与によりその転写特性を支配する物性が変化する内
部相を有するマイクロカプセルと、前記色素前駆体を発
色させる顕色剤とを含有する転写記録層を支持体上に設
けたことを特徴とする転写記録媒体、 および、色素前駆体を含有し、光および熱エネルギーの
付与によりその転写特性を支配する物性が変化する内部
相を有するマイクロカプセルと、前記色素前駆体を発色
させる顕色剤とを含有する転写記録層を支持体上に設け
た転写記録媒体に、光および熱エネルギーの少なくとも
一方を記録画像情報に応じて選択的に付与しつつ両方を
付与し、前記転写記録層中の前記マイクロカプセルの内
部相の転写特性の変化に応じた潜像を形成する過程と、
該潜像の形成された転写記録層を被記録媒体に加圧下で
接触させ、マイクロカプセルを破壊し、該転写可能な内
部相に含まれる色素前駆体と転写記録層中の顕色剤とを
反応させて、該潜像を実像化するとともに、該被記録媒
体に転写する過程とを有することを特徴とする画像形成
方法を含む。
なお、本件出願人は、常温で固体状の光熱感応性物質と
着色剤とを内部相に含有するマイクロカプセルを有する
転写記録媒体と、その転写記録媒体を利用した画像形成
方法を先に出願した(特開昭62−174195など)
それら先に出願された転写記録媒体は、着色剤を有する
ものであり、色素前駆体および顕色剤を同一支持体上に
有するものではなかった。
第1図に本発明による転写記録媒体の構成を示す。1a
に示すマイクロカプセルの内部相は、後述する少なくと
も光重合開始剤及びエチレン性不飽和二重結合を有する
高分子化成分から成る感応成分と木質的には透明な色素
前駆体とから形成される。これらの成分において、該内
部相を形成する成分のうち融点の一番低い成分のその融
点がT+n4であり、かつ少なくとも1種以上のTm2
以下の融点の成分を内部相は含有する。ここで、転写記
録媒体をサーマルヘッド等の加熱手段を用いてTln1
ln1以上風下(内部相が光感度を有するようになる温
度範囲)に加熱すると、マイクロカプセルの内部相の粘
度は急激に低下する。この時、転写記録媒体に光照射が
行われると、転写記録層中の光重合開始剤が活性化され
、且つ高分子化成分が重合する確率が飛躍的に大きくな
って硬化が急激に進行する。一方、加熱と光照射が同時
且つ有効に行われなかった転写記録層部のマイクロカプ
セルの内部相は硬化しない。この原理を用いて光と熱エ
ネルギーが同時に付与された時のみマイクロカプセルの
内部相は硬化する。ここで該マイクロカプセルはTm3
の軟化温度を有するワックスあるいは熱可塑性高分子か
ら成る結着層にて支持体上に担持されている為、Tm1
あるいはTm3いずれか高い温度以上に保持した加熱加
圧ローラーを被転写媒体と接触して通過せしめれば、マ
イクロカプセルとそれに付随する結着層は被転写媒体に
転写する。また、このとき硬化したマイクロカプセル中
の色素前駆体は、加圧加熱によりマイクロカプセルの外
に放出されないが、硬化しないマイクロカプセルの色素
前駆体は造像放出され、結着層中に含有された顕色剤と
反応して発色する。
次に、本発明の転写記録媒体の各構成成分の具体例を詳
述する。
本発明の転写記録媒体のマイクロカプセルの内部相は、
高分子化成分、光重合開始剤および色素前駆体を含有す
る。
マイクロカプセルの内部相形成用の高分子化成分として
は、不飽和二重結合を有するモノマーもしくはオリゴマ
ー等が好ましく用いられる。具体的にはエポキシアクリ
レート、ウレタンアクリレート、オリゴエステルアクリ
レート、ジアリールフタレート樹脂、ブタジェンもしく
はイソプレンオリゴマー等のゴム等を挙げることができ
る。
より詳しくは、エチレングリコールジアクリレート、エ
チレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ビ
スフェノールA、ヘキサンジオール、タレゾールノボラ
ック樹脂等の多価アルコールとエピクロルヒドリンとの
反応生成物からなるエポキシ化合物とアクリル酸あるい
はメタクリル酸との反応により合成されるエポキシアク
リレート、トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート
、4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,
4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等のイ
ソシアネート化合物と2−とドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2ヒドロキ
シプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタ
クリレートとの反応生成物からなるウレタンアクリレー
ト、ポリ(0−ジアリールフタレート)、ポリ(イソジ
アリールフタレート)、ブタジェンゴム、インプレンゴ
ム、環化イソプレンゴム、あるいはアクリル酸、メタク
リル酸を含有する高分子化合物とグリシジルメタクリレ
ート、グリシジルアクリレート、アクリル酸クロリド、
メタクリル酸クロリドとの反応生成物からなるプレポリ
マー等を挙げることができる。
本発明に使用される光重合開始剤としては、アゾ化合物
、有機イオウ化合物、カルボニル化合物、ハロゲン化合
物等のラジカル開始剤を挙げることができる。また画像
に対して無視でき得る濃度及び量であれば感光色素類も
使用できる。例えば、ベンゾフェノン、ベンジル、ベン
ゾイン、エチルエーテル、4−N、N−ジメチルアミノ
−4′−メトキシ−ヘンシフエノン等のカルボニル化合
物;ジブチルスルフィド、ベンジル・ジスルフィド、デ
シルフェニルスルフィド等の有機硫黄化合物;ジーte
rt−ブヂルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド等
の過酸化物四塩化炭素;臭化銀、2−ナフタリンスルホ
ニルクロライド等のハロゲン化合物;アゾビスイソブチ
ロニトリル、ベンゼンジアゾニウムクロライド等の窒素
化合物等があげられる。
本発明に使用できる色素前駆体としては、顕色剤との反
応により発色する本質的には無色(完全に無色ではなく
若干の濁りが有ってもよい)の電子供与性化合物等を挙
げることができる。そのような色素前駆体には、例えば
トリアリールメタン化合物、ビスフェノールメタン化合
物、キサンチン化合物、フルオラン、トリアジン化合物
、スピロピラン化合物などの骨格中に、例えばラクトン
、ラクタム、サルトン、スピロピラン、エステルあるい
はアミド構造を有する化合物等があり、具体的には、ク
リスタルバイオレットラクトン、マラカイトグリンラク
トン、ベンゾイルロイコメチレンブルー 3−ジアミノ
−7−メチルアミノフルオラン、3−ジメチルアミノ−
6−メドキシフルオラン等を挙げることができる。
これら各成分の他、転写記録層は必要に応じてハイドロ
キノン、p−メトキシフェノール、p−tert−ブチ
ルカテコール、2.2′−メチレン−ビス−(4−エチ
ル−6−tert−ブチルフェノール)等の安定化剤を
含有してもよい。
更には、上記の色素前駆体、光重合開始剤等の分散性を
高めるため、結着成分としてアクリル樹脂、スチレン樹
脂、塩化ビニル樹脂、塩素化オレフィン樹脂、ポリエス
テル樹脂、アミド樹脂等の高分子化合物を含有させても
よい。
マイクロカプセルの壁材1eに用いられる材料としては
、例えばゼラチン、ゼラチン−アラビアゴム、エチルセ
ルロース、ニトロセルロース等のセルロース系尿素ホル
マリン、ナイロン、テトロン、ポリウレタン、ポリカー
ボネートが挙げられる。
以上説明した構成のマイクロカプセルの形成力法として
は従来公知の方法がいずれも適用でき、例えば単純コア
セルベーション法、コンプレックスコアセルベーション
法、界面重合法、1n−situ重合法、界面沈殿法、
相分離法、スプレードライング法、気中懸濁被覆法、メ
カノケミカル法などが用いられる。
次に、少なくとも上述のようにして得たマイクロカプセ
ルと、顕色剤とを含有する結着剤ICを用いて、支持体
上の転写記録層1b中に含有させて本発明の転写記録媒
体を得る。
本発明に使用できる顕色剤としては、ノーカーボン紙で
通常使用されている顕色剤などを使用することができる
。そのような顕色剤には、例えば酸性白土、活性白土、
タンニン酸、侵食子酸、安息香酸、またはそれらのアル
ミニウム塩、マグネシウム塩など、もしくはビスフェノ
ールA、フェノールホルムアルデヒド樹脂、マレイン酸
−ロジン酸などの酸ポリマー、無水マレイン酸とスチレ
ンやエチレン等との共重合体などがある。
また、金属塩と反応して発色するキレート剤をマイクロ
カプセル内に含有せしめて画像形成することも可能であ
る。
本発明に使用できる結着剤としては、ワックスや熱可塑
性樹脂などを挙げることができる。ワックスとしては、
具体的には、例えば脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪酸
エステル、ケトンワックス、アミンワックス、塩素化ワ
ックス等の合成ワックス、パラフィンワックス、鉱物性
ワックス、植物性ワックス、動物性ワックス等の天然ワ
ックスなどを挙げることができる。熱可塑性樹脂として
は、被転写体と接着できる熱可塑性樹脂であればよく、
具体的には、例えば飽和ポリエステル、塩化ビニル、ポ
リ−n−ブチルメタクリレート、塩素化ポリオレフィン
等を挙げることができる。このような結着剤中に、少な
くとも上述した顕色剤およびマイクロカプセルを混合調
製し、その混合物を熱溶融状態として、あるいは適当な
ソルベントで溶液状とし、所定の厚さで支持体上に塗布
し、乾燥あるいは冷却することにより転写記録層を得る
ことができる。
なお、転写記録層の厚さは、1〜10μmが望ましい。
支持体としては、特に限定されるものではなく、従来よ
り公知のものをそのまま使用できる。
例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチ
ルセルロース、ナイロン、ポリイミド、ポリエチレンテ
レフタレート、アラミド樹脂等が挙げられる。
第2a図は本発明の記録媒体を用いて画像形成するに好
適な装置の一例の概略図である。この記録装置は、複数
の加熱素子を備えた単一の加熱手段を、画信号に応じて
選択的に駆動するとともに、少なくとも前記駆動された
加熱素子の位置に、記録しようとする画像の色調により
異なる光を照射して多色の転写像を形成するための形成
方法を実施するためのもので、図中に符合1にて示すも
のが本発明に言うところのマイクロカプセルの転写記録
層1bをフィルム(支持体)ldに配した記録媒体、2
は記録媒体1を巻回した供給ロール、3は記録媒体1に
光を一様照射するための低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタ
ル八ロイド、蛍光灯、キセノンランプ等の光照射手段、
4は画信号に基づいて制御回路5により熱パルスを発生
せしめるサーマルヘッド等の加熱手段である。ここで、
記録媒体1は、通電して発熱させる通電発熱型の記録媒
体とすることも可能であり、此の場合加熱手段4は通電
の為の電気パルスを発生せしめる通電ヘッドとするとよ
い。この加熱手段4は、複数の加熱素子(加熱素子は、
例えば加熱手段をサーマルヘッドとする場合には発熱抵
抗体、加熱手段が通電ヘッドの場合には電極とするとよ
い。)を備えている。加熱素子は一列に配列してもよい
し、その化マトリクス状もしくは複数列配列など所望の
配列方法をとり得る。また、加熱素子は各々分離したも
のでも、連続的な棒状の通電発熱素材を複数の電極で分
離されたものでもよい。
7.8は転写手段で、7は内部にヒーター6をもつビー
トロールであり、8は前記ビートロール7に対向配置さ
れ、普通紙やOHPシート等の被転写媒体9及び記録媒
体1をはさんで押圧するピンチローラ、10は転写記録
後に記録媒体を巻取る巻取りロールである。記録画像1
1は被転写媒体9に転写されて記録媒体から分離される
さて、供給ロール2から送り出された記録媒体1は、サ
ーマルヘッド4により画信号に基づいた熱パルスが与え
られる。サーマルヘッド4により記録媒体1に熱パルス
が与えられるのと同時にランプ3から波長の異なる光が
順次(色)画信号に基づいた熱パルスに同期して照射さ
れる。転写像形成工程の原理は、先に説明したとおりで
ある。
図に示すランプ3は模式的に示したものであり、複数の
ランプにより波長の異なる光を照射するとよい。すなわ
ち、1つのランプで1つの波長の光を照射するならば、
転写記録層の呈する色調の種類と同数のランプが必要に
なる。
サーマルヘッド4及びランプ3により転写記録層1bに
転写像が形成され、この転写像はビートロール7及びピ
ンチローラ8により被転写媒体9に転写される。
此の場合、前述した様に画信号に基づいて制御されるの
は基本的にサーマルヘッド等の選択的加熱手段の1つで
あり、制御回路は従って簡素なものとしうる。その結果
小型な高信頼性の装置の実現および安定的な画像形成が
容易となる。
また、画信号に応じて加熱と光照射との双方を制御する
事も可能である。例えば、発熱した発熱抵抗体に対応し
た位置に光を照射する。加熱と光照射の双方を制御する
場合は、光照射位置がサーマルヘッドの発熱位置と合致
するように制御される。こうして、転写記録層の画像形
成素体として波長依存性のものを使用した場合には、画
像形成素体の色に応じて光の波長を順次変化させ、画像
形成素体として温度依存性のものを使用した場合は、画
像形成素体の色に応じて加熱温度を変化させる。
以上のような加熱と光照射の双方の制御は、転写像の物
性変化のコントラストを大きくするのに有利であり、シ
ャープな画像を得る事が容易となる。又、片方が劣化し
た場合の画像に与える影響も半減する為、信頼性の高い
装置とすることができる。
以上、主として多色画像の形成について説明したが、マ
イクロカプセル内部相1aに含有する色素前駆体を一種
とすれば、第2a図に示す装置でモノカラー画像の形成
も可能である。
又、転写記録媒体に光と熱エネルギーを付与した後、転
写記録媒体を被転写媒体と加圧接触せしめ、選択的に加
熱せしめれば、被転写媒体に画像記録信号に応じた画像
形成が成される。
本発明の記録媒体を多色画像形成に使用する場合には、
転写記録層を構成する画像形成素体が、色材の種類によ
って波長依存性を有する必要がカラー画像を再現する場
合にある。すなわち、転写記録層がn種類の色の画像形
成素体により構成されている場合には、着色された色ご
とに異なる波長の光、即ちn種類の異なる波長で急激に
反応速度が変化する様な感応成分の組合せで画像形成素
体の分布層を構成する。この様な感応成分の組合せとし
て、例えば、増感剤として340〜400nmで感光す
るアゾ化合物や300〜400nmで感光するハロゲン
化合物を組合せる事によって2色の画像形成素体を用い
る事ができる。
更に、開始剤の組合せとして、■2−クロロチオキサン
トン/エチルp−ジメチルアミノベンゾエイトと、■ジ
クロロベンゾフェノン/エチルp−ジメチルアミノベン
ゾエイトの組合せを用いることもできる。この組合せに
対して使用する光源としては、■ピーク波長が390n
mの蛍光灯と■ピーク波長313nmの蛍光灯が使用で
きる。同一反応量を得る(転写濃度が等しい)ために必
要な照射エネルギーは0−■の組合せを1とすると、■
−■は4、■−■の組合せは 1,1、■−■は5であ
る。
実施例1 第1表に示す成分の10重量部を塩化メチレン20重量
部に混合し、ノニオン系界面活性剤ノニボール100 
()ILB−13、三洋化成工業) 0.05gとゼラ
チン1gを溶解した水200mJ2に混合し、60℃加
温下ホモミキサーによって、a、ooo〜10.OOO
rpmで攪拌して乳化し、平均粒径5μmの油滴を得た
更に60℃下で攪拌を30分間続は塩化メチレンを留去
することにより平均粒径を3μmにした。これにアラビ
アゴム1gを溶かした水20m2を加え、ゆっくり冷却
しなからN)140H(アンモニア)水を添加しpH1
1以上にすることによってマイクロカプセルスラリーを
得、グルタルアルデヒド20%水溶液1.0mj2をゆ
っくり加えてカプセル壁を硬化した。
その後ヌッチェ濾過器で固液分離し、真空乾燥器で35
℃、10時間乾燥してマイクロカプセル状の画像形成素
体を得た。
次いで、ビスフェノールAを5wt%添加した飽和ポリ
エステル樹脂(日本合成化学工業製、ゴーセノール02
2)をトルエンで10倍に希釈し、溶液に先に得たマイ
クロカプセルを30ニア0(マイクロカプセル)の割合
で混合し、該混合物を厚さ6μmのPETフィルム上に
アプリケーターで塗工して乾燥し、厚さ8μmの転写記
録層を形成し、本発明の転写記録媒体を得た。
上記手法にて作製した記録媒体をロール状に巻き回して
第2a図に示す装置に組み込んで記録を行なった。
サーマルヘッド4としては8ドツト/[lImのΔ4サ
イズのライン・タイプで発熱素子列がエツジ部に配列さ
れているものを用い、記録媒体1の基材1d側が発熱素
子に接する様に配し、記録媒体1のテンションにより発
熱素子に押圧される様にした。そして対向した部所で記
録媒体1に対向する位置に約2kWの高圧水銀灯3を配
置した。
次に画信号に応じてサーマルヘッドの発熱を制御した。
本実施例においては光と熱が与えられて転写開始温度が
上昇する転写記録層を扱う為、ネガ記録となる。即ちサ
ーマルヘッドの制御はマーク信号(黒)の場合は通電せ
ずマーク信号でない(白)の時に通電して発熱させる。
此の発熱時の通電エネルギーは0.8W/dot x2
.0m5ec、であった。こうして高圧水銀灯で光照射
を一様にしながら上記した様な要領で画信号に応じてサ
ーマルヘッドを制御、駆動し5 m5ec、/1ine
の繰返し周期で同期して記録媒体をステッピングモータ
とドライブゴムロールとで搬送した。
次いで本転写記録媒体を、記録紙と密着して第2図の分
離転写部の温度100℃に保持したヒートロールで搬送
した後、PETフィルムを剥離したところ、コントラス
トの良好な高品位画像が形成できた。
実施例2 第1表および第2表に示す成分を実施例1と同様にして
造粒、カプセル化した。次いで実施例1と同様にしてP
UTフィルム上に塗布した。
上記記録媒体をロール状に巻き回して第2a図に示す装
置に組み込んだ。ここで3で示される光源は、両組成体
の吸収特性に対応させ、発光ピーク波長335nm (
東芝製FL10A70E35)及び発光ピーク波長39
0nm (東芝製FLIOへ70E39)の2種の蛍光
灯を並列に配置し、試料面との間に1mmのスリットを
介して照射できる第2b図に例示の如きものとした。
転写記録層1は所定波長の光と熱とがイ」与されると硬
化し、発色しなくなる性質を有している為に第3図のタ
イミングチャートに示すように、青色記録に際しては発
熱素子列のうち画信号の青に相当する発熱素子に通電せ
ず、画信号の白(記録媒体1は白色とする)に相当する
部分に25[118の通電を行ない、5msの遅れをも
って蛍光灯3bを一様に照射する。このときの照射時間
は45m5とする。
次に黄色記録に際しては、前記照射終了後50m5経過
してから、即ち前記通電時間より100m5後に今度は
発熱素子列のうちの画信号の黄に相当する発熱素子には
通電せずに画信号の白に相当する部分に25m5の通電
を行ない、Sms後に蛍光灯3Cを様に照射する。この
ときの照射時間も前記と同様に45m5である。
以上のような要領で黄、青、白の・画信号に応じて、サ
ーマルヘッド4を制御して転写記録層1bにネガ像を形
成し、200m5/1ineの繰り返し周期で同期して
記録媒体1を搬送する。更に転写部において、前記像が
形成された転写記録層1bを記録紙9に圧接して加熱す
ることによって黄、青2色の転写像を記録紙9に転写す
ることが出来る。その後、記録媒体1と記録紙9とを剥
離し、所望の色の画像記録を行う。
上記の如くして2色記録がワンショットで行われるもの
である。
尚、第4図に第1表に示す成分の開始剤の吸収スペクト
ルA、第2表に示す成分の開始剤の吸収スペクトルB及
び第5図に使用した2種の蛍光灯の発光スペクトルを示
す。
実施例3 実施例2で用いた転写記録媒体に、光及び熱エネルギー
を付与し潜像を形成した後、図20に示す分離転写部の
サーマルヘッド上を記録紙と密着して搬送した後PUT
フィルムを剥離した。尚分離転写部のサーマルヘッドは
潜像形成部で像形成を行った箇所のみ転写させる様加熱
を行った。
以上の結果、記録紙上に鮮明な画像を形成できた。
実施例4 第3表および第4表に示す成分を実施例1と同様に造粒
しカプセル化した。本マイクロカプセルを夫々等量混合
し、実施例1と同様にPETフィルム上に塗布し転写記
録媒体を作成した。次いで木転写記録媒体を実施例2と
同様に潜像を形成し、記録紙と密着して記録紙上に転写
した。以上の結果、記録紙上に鮮明な画像を形成できた
第1表 第2表 第3表 第4表 〔発明の効果〕 以上に説明したように、本発明の記録媒体は光を含む複
数種のエネルギーが同時に加わった時にのみ性質が異な
る転写発色記録層を有している為、従来例におけるが如
き環境温度に影響を受けやすい熱のみを用いる記録媒体
や光エネルギーのみを用いる記録媒体に比べて、対環境
安定性が高くなり、常に安定に高精細な画像を得る事が
可能になるとともに、記録媒体自体の保存性の向上のみ
ならず記録画像の保存性も向上した。
また、本発明の記録媒体を利用した画像形成方法は光を
含む複数のエネルギーを制御して記録を行なうために高
速記録が可能である。更には、複数種のエネルギーで転
写発色像を形成するため、転写発色像を形成する物性変
化の程度を段階的に調整することが容易となって中間調
記録が可能である。
また、本発明の転写記録媒体を使用した画像形成方法は
、−数的に使用される普通紙に多色画像を容易に形成す
ることが可能であり、顕色層を有する特殊紙を使用する
必要が無い。
また、本発明の転写記録媒体は、原理的には、色素前駆
体を含有するマイクロカプセルが被転写体と接触する必
要がなく、マイクロカプセルの粒度分布が非常に広くて
も構わない。また、マイクロカプセルの支持体上への塗
工が容易なので製造費が安価である。
また、マイクロカプセル表面に顕色剤を外添する場合、
顕色剤を含有したマイクロカプセルを混合することによ
っても普通紙上への多色画像の形成は可能であるが、前
者に於ては、粉状の顕色剤が外添される為マイクロカプ
セルの支持体上への付着力が低下し、保存安定性、及び
記録媒体の製造安定性が劣る。また、後者に於ては、イ
エロー、マゼンタ、シアン、顕色剤の4種のカプセルが
ランダムに担持される為、確率的に色素前駆体と顕色剤
が混合する割合が低下し、画像濃度の低下とムラを生じ
易い、等の問題が生じ、本発明による転写記録媒体に於
てはこれらの問題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の転写記録媒体の態様を示す部分断面図
、第2図は本発明の画像形成方法を使用できる装置の一
例を示す概略図、第3図は実施例において熱及び光を付
与したタイミングチャートを示す図、第4図は本発明の
実施例に用いた光重合開始剤の吸収スペクトルを示す図
、第5図は本発明の実施例に用いた光源の発光スペクト
ルを示す図である。 1・・・記録媒体 1a・・・マイクロカプセル内部相 1b・・・マイクロカプセルシェル IC・・・結着層      1d・・・支持体2・・
・供給ロール    3・・・ランプ4・・・サーマル
ヘッド  5・・・制御回路6・・・ヒーター    
  7・・・ビートローラー8・・・ピンチローラ−9
・・・記録紙10・・・巻取りロール   11・・・
記録画像3b・・・ランプ1     3c・・・ラン
プ212・・・サーマルヘッド 転写様 第 b 図 シ1クイ亀形以舒 第 a 図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)色素前駆体を含有し、光および熱エネルギーの付
    与によりその転写特性を支配する物性が変化する内部相
    を有するマイクロカプセルと、前記色素前駆体を発色さ
    せる顕色剤とを含有する転写記録層を支持体上に設けた
    ことを特徴とする転写記録媒体。
  2. (2)前記内部相に含まれる色素前駆体の発色する色が
    異なり、かつ該異なる色に応じて前記光の感光波長域ま
    たは感度が異なる二種以上のマイクロカプセルを有する
    請求項1に記載の転写記録媒体。
  3. (3)前記転写記録層がワックスまたは熱可塑性樹脂を
    含む請求項1または2に記載の転写記録媒体。
  4. (4)色素前駆体を含有し、光および熱エネルギーの付
    与によりその転写特性を支配する物性が変化する内部相
    を有するマイクロカプセルと、前記色素前駆体を発色さ
    せる顕色剤とを含有する転写記録層を支持体上に設けた
    転写記録媒体に、光および熱エネルギーの少なくとも一
    方を記録画像情報に応じて選択的に付与しつつ両方を付
    与し、前記転写記録層中の前記マイクロカプセルの内部
    相の転写特性の変化に応じた潜像を形成する過程と、該
    潜像の形成された転写記録層を被記録媒体に加圧下で接
    触させ、マイクロカプセルを破壊し、該転写可能な内部
    相に含まれる色素前駆体と転写記録層中の顕色剤とを反
    応させて、該潜像を実像化するとともに、該被記録媒体
    に転写する過程とを有することを特徴とする画像形成方
    法。
  5. (5)前記内部相に含まれる色素前駆体の発色する色が
    異なり、かつ該異なる色に応じて前記光の感光波長域ま
    たは感度が異なる二種以上のマイクロカプセルを有する
    請求項4に記載の画像形成方法。
  6. (6)前記転写記録層がワックスまたは熱可塑性樹脂を
    含む請求項4または5に記載の画像形成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100318151B1 (ko) * 1998-07-25 2002-04-22 김동호 클럽의이중샤프트

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KR100318151B1 (ko) * 1998-07-25 2002-04-22 김동호 클럽의이중샤프트

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