JPS6314292Y2 - - Google Patents

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JPS6314292Y2
JPS6314292Y2 JP8113983U JP8113983U JPS6314292Y2 JP S6314292 Y2 JPS6314292 Y2 JP S6314292Y2 JP 8113983 U JP8113983 U JP 8113983U JP 8113983 U JP8113983 U JP 8113983U JP S6314292 Y2 JPS6314292 Y2 JP S6314292Y2
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JP
Japan
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heat
regenerator
source water
evaporator
refrigerant
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JP8113983U
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JPS59186768U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吸収ヒートポンプの改良に関する。
第1図は従来の吸収ヒートポンプの系統図であ
り、先ずこれについて説明する。1は冷媒を吸収
した稀溶液を加熱器2で加熱して冷媒蒸気と濃溶
液を再生する再生器、3は再生器1から導入され
る冷媒蒸気を凝縮しこのとき発生する凝縮熱で管
4を流れる温水を加熱する凝縮器、5は凝縮器3
から導入される凝縮冷媒を管6を流れる熱源水と
の熱交換によつて蒸発させる蒸発器、7は蒸発器
5から導入される冷媒蒸気を再生器1から導入さ
れる濃溶液に吸収させて稀溶液とする吸収器、8
は再生器1からの高温の濃溶液と、吸収器7から
の稀溶液との熱交換を行なう溶液熱交換器であ
り、ここで稀溶液は加温されたうえで再生器1へ
導入される。なお9は凝縮器3からの凝縮冷媒を
蒸発器5か吸収器7かどちらか一方へ供給するた
めの切換用の電磁弁である。
さて、通常は電磁弁9は閉じており、再生器1
−凝縮器3−蒸発器5−吸収器7−再生器1の循
環系によつて吸収ヒートポンプが動作し、このと
きの熱収支は、第2図に示すように、再生器1へ
の入熱量を100とした場合、管4から得られる温
水出力は140となる。これは排気、放熱損失が入
熱量の20%すなわち20あるものの、管6を流れる
熱源水から60の熱回収が行なわれるためである。
ところで、蒸発器5へ供給すべき熱源水がない
場合には、電磁弁9を開いて凝縮器3から吸収器
7へ直接凝縮冷媒を供給するようにする。すなわ
ち蒸発器5をバイパスさせて、再生器1−凝縮器
3−吸収器7−再生器1の循環系によつて吸収ヒ
ートポンプを動作させる。従つてこのときの熱収
支は、第3図に示すように再生器1への入熱量
100に対し、管4からの温水出力は80となり、こ
の場合にはヒートポンプとはならず一般のボイラ
と変わらない結果となる。
このように、従来の吸収ヒートポンプでは、通
常のヒートポンプとして運転している場合の温水
出力と、蒸発器5へ入る熱源水がない場合の温水
出力との差が大きいため、負荷の計画が難しいと
いう欠点があつた。また、温水出口温度を一定に
しようとすれば温水流量を大幅に変えなければな
らなかつた。
本考案はこのような従来の欠点を除去して、通
常のヒートポンプ運転時と蒸発器5へ入る熱源水
のない状態での運転時において、温水出力温度・
流量をほぼ同じくし得る吸収ヒートポンプを提供
することを目的としてなされたものである。
以下本考案の一実施例を第4図及び第5図を参
照して詳細に説明する。なお第4図において第1
図と同一部分には同一符号を附してあるので、そ
の部分の説明は省略する。
さて第4図において、10は管6を通して蒸発
器5へ熱源水を供給するために、熱源水を貯えて
いる熱源水槽である。この熱源水槽10には熱源
水の有無又は貯水量を検出するための水位検出器
11及び熱源水の温度を検出する温度センサ12
が設けられている。また、13は熱源水を管6へ
供給するためのポンプである。そして、再生器1
の溶液を加熱するための加熱器2には入熱量を調
整するための調整器14が設けてある。この加熱
器2としては、ガスや油等の燃料を燃焼させた
り、高温の排ガス或いは蒸気等各種のものが使用
されるが、これらの供給量等を調整器14で調整
することにより、再生器1への入熱量を調整す
る。
このような本考案の吸収ヒートポンプにおい
て、熱源水槽10に所定量の熱源水があり、その
温度が所定値以上であれば(このことは水位検出
器11と温度センサ12の出力として検出され
る)、図示しない制御装置によつて イ 電磁弁9を閉じる ロ ポンプ13を駆動する ハ 調整器14を標準入熱量に設定する ように制御し、通常のヒートポンプ運転を行なわ
せる。この運転状態は従来の場合と同様である。
次に熱源水槽10に熱源水が無かつたり或いは
その温度が所定温度より低いときには、制御装置
によつて イ 電磁弁9を開く ロ ポンプ13を停止する ハ 調整器14により入熱量を増加させる ように制御する。このときヒートポンプは再生器
1−凝縮器3−吸収器7−再生器1の循環系で動
作する。そして熱収支を第2図に示す通常の動作
状態と同様に140の出力を得るようにするために
は、調整器14によつて再生器1への入熱量が通
常の場合100に対し175となるように燃料等の供給
量を増加させる。
すなわち、第3図にも示されていたように、排
気及び熱損失によつて入力の20%が捨てられるこ
とになるため、第5図に示すように、熱源水から
熱回収を行なわずに、140の出力を得るためには、
入力としては175が必要となりこのときの排気・
熱損失は35である。すなわち再生器1の加熱器2
では、通常の場合の1.75倍の入熱量が必要とな
り、そのように図示しない制御装置によつて制御
するものである。
以上詳述したように本考案によれば、熱源水の
有無にかかわらず、出力を略一定とすることがで
できるので、負荷の計画が立て易くなるととも
に、制御も簡便となり、実用上の効果の大きな吸
収ヒートポンプが提供できる。
本考案は上述の一実施例に限定されることな
く、要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の吸収ヒートポンプを示す系統
図、第2図は吸収ヒートポンプの通常の運転状態
における熱収支を説明するために示した熱収支
図、第3図は従来の吸収ヒートポンプにおいて熱
源水のない運転状態における熱収支図、第4図は
本考案に係る吸収ヒートポンプの一実施例を示す
系統図、第5図は本考案の吸収ヒートポンプにお
いて熱源水のない運転状態における熱収支図であ
る。 1……再生器、2……加熱器、3……凝縮器、
4,6……管、5……蒸発器、7……吸収器、8
……溶液熱交換器、9……電磁弁、10……熱源
水槽、11……水位検出器、12……温度セン
サ、13……ポンプ、14……調整器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷媒を吸収した稀溶液を加熱して冷媒蒸気と濃
    溶液を再生する再生器と、この再生器からの冷媒
    蒸気を凝縮させる凝縮器と、この凝縮器からの凝
    縮冷媒を熱源水との熱交換によつて蒸発させる蒸
    発器と、この蒸発器からの蒸発冷媒を前記再生器
    からの濃溶液に吸収させて稀溶液となし、この稀
    溶液を前記再生器へ供給する吸収器とを備える吸
    収ヒートポンプにおいて、前記蒸発器に導入され
    る熱源水の温度および量の少なくとも一方を検出
    する装置と、この装置にて熱源水の温度および量
    の少なくとも一方が所定の温度または量以下であ
    ることを検出したときに、前記凝縮器からの凝縮
    冷媒を前記吸収器へ導入させる切換装置及び前記
    再生器にて稀溶液を加熱するための入熱量を増加
    させる装置を具備することを特徴とする吸収ヒー
    トポンプ。
JP8113983U 1983-05-31 1983-05-31 吸収ヒ−トポンプ Granted JPS59186768U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8113983U JPS59186768U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 吸収ヒ−トポンプ

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JP8113983U JPS59186768U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 吸収ヒ−トポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59186768U JPS59186768U (ja) 1984-12-11
JPS6314292Y2 true JPS6314292Y2 (ja) 1988-04-21

Family

ID=30211109

Family Applications (1)

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JP8113983U Granted JPS59186768U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 吸収ヒ−トポンプ

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JPS59186768U (ja) 1984-12-11

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