JPS6314117Y2 - - Google Patents

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JPS6314117Y2
JPS6314117Y2 JP14858582U JP14858582U JPS6314117Y2 JP S6314117 Y2 JPS6314117 Y2 JP S6314117Y2 JP 14858582 U JP14858582 U JP 14858582U JP 14858582 U JP14858582 U JP 14858582U JP S6314117 Y2 JPS6314117 Y2 JP S6314117Y2
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motor
pump
elastic
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vehicle body
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JP14858582U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のモータ直結型流体ポンプを車
体に弾性支持する支持構造に関するものである。
自動車に搭載するポンプはエンジンによるベル
ト駆動のものが多いが、このベルト駆動ポンプの
場合には、ベルトによりエンジンと連結される状
態にあるので、レイアウトに制約をうけることが
多い。
そこで比較的レイアウトが自由なモータ直結型
ポンプが有効である場合も多い。
しかし、このポンプでは、このポンプから吐出
される圧縮空気、油等の圧力流体を送出管により
車内の別装置へ供給することが必要になり、特に
このポンプをハイドロニユーマチツクサスペンシ
ヨン、油圧サーボブレーキ等の流体作動機器に使
用した場合には、これを断続運転させることにな
るので、このポンプには圧力流体吐出方向および
モータ回転軸を中心とするモータの回転方向に振
動が生じ、これが車体に伝達され、騒音を発生す
るという問題がある。
そこで、このポンプを弾性体を用いて車体に支
持することにより、ポンプの振動を吸収し、車体
の振動を低減せしめる弾性支持構造が必要とな
る。
従来、このための弾性支持装置としては、例え
ば実開昭55−112190号に開示されているような、
電動圧縮機の支持装置が知られている。この装置
は、電動圧縮機の両端を弾性的に支持し、少なく
ともその一端に圧縮機端面に固着された保持具
と、この保持具に保持される弾性防振材と、この
防振材を台板等の固定部に取付ける取付具とを備
えたものであつて、特に上記防振材に支持脚部を
設け、防振材外縁部と支持脚部のいずれか一方を
保持具に、他方を取付具に保持せしめたものであ
る。
しかしながら、このような支持装置では、電動
圧縮機の振動が顕著であるモータの回転軸を中心
とするモータの回転方向と、回転軸に平行な圧力
流体吐出方向の2方向の振動に対して十分な配慮
がなされていないので、振動を十分に吸収するこ
とはできない。
本考案は、上記の事情に鑑みて、少なくともこ
のモータの回転軸を中心とするモータ回転方向
と、この回転軸に平行な圧力流体吐出方向の2方
向の振動を効率よく吸収させ、それによつて生じ
る騒音の問題をも解消するモータ直結型流体ポン
プの車体支持構造を提供することを目的とするも
のである。
本考案の自動車のモータ直結型流体ポンプの車
体支持構造は、ポンプを少なくとも3点において
弾性体ブツシユにより車体の一部に支持する支持
構造であつて、この弾性体ブツシユが、前記モー
タの回転軸を中心とし、この弾性支持部材を通る
円の円周方向と、この回転軸と平行な圧力流体吐
出方向の2方向に対してバネ定数を低くし、かつ
上記円の径方向にバネ定数を高くしたものである
ことを特徴とするものである。
なお、前記弾性体ブツシユは、前記圧力流体吐
出方向に軸を一致させた外筒体と、この外筒体の
内部にこの外筒体と同軸に配された内筒体と、こ
の外筒体と内筒体の間にあつて、この円筒体の直
径方向すなわち前記円の径方向に延び、この外筒
体と内筒体とを結合する弾性体とからなるもので
あることが好ましい。
本考案の支持構造は、このような弾性体ブツシ
ユを用いることにより、モータ直結型流体ポンプ
の特に振動の大きい2方向における振動を吸収す
ることができるので、効率よく車体の振動や騒音
を低減することができる。
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図は、本考案の1実施例によるモータ直結
型流体ポンプの車体支持構造を用いてポンプを支
持した自動車のフロントエンジンルーム部を示す
ものである。
第1図において、3つの弾性体ブツシユ2a,
2b,2cは、モータ直結型流体ポンプ1を車体
に固着された支持ブラケツト13に支持してい
る。ポンプ1が作動すると、ポンプ1中の圧力流
体は、吐出管4を通過して、例えば流体作動機器
としての油圧サーボブレーキ5に送出される。エ
ンジンルーム内には、このポンプ1に電力を供給
するバツテリ7が設けられている。エンジン8は
ホイルエプロンの側壁部に形成されたフレーム間
に配置されている。
第2図は、車体に固着された支持ブラケツト1
3に弾性体ブツシユ2a,2b,2cにより支持
された状態にあるポンプ1の側面図であり、第3
図は、その正面図である。
ポンプ1は、第2図に示すように、流体ポンプ
9、流体ポンプ9に直結されたモータ10、流体
ポンプ9の上方に配されたリザーブタンク11と
からなつており、3つの弾性体ブツシユ2a,2
b,2cによつて、車体に固着された支持ブラケ
ツト13に支持されている。また、吐出管4はポ
ンプ1から上記モータ10の回転軸線方向に沿つ
て後方へ延びるように流体ポンプ9と結合されて
いる。
第4図は弾性体ブツシユの斜視図、第5図は第
4図のA−A線断面図、第6図は第4図のB−B
線断面図である。
第4図において、弾性体ブツシユ2a,2b,
2cは、圧力流体吐出方向に軸を一致させた外筒
体15と、この外筒体15の内部にこの円筒体と
同軸に配された内筒体16と、この外筒体15と
内筒体16の間にあつて、この外筒体15の直径
方向でかつモータ回転軸を中心とし、これら弾性
体ブツシユ2a,2b,2cを通る円の円周方向
に対し直角な方向に延びる、この外筒体15と内
筒体16とを結合する弾性体17とからなつてお
り、外筒体15と弾性体17の間に、内筒体16
をはさんで対称的、かつ内筒体16と平行に延び
る一対の空隙18,18を有している。
前記弾性体ブツシユ2a,2b,2cのうち2
つの弾性体ブツシユ2a,2bは、外筒体15が
モータ10から延びた腕部12に固着され、さら
に内筒体16が車体に固着された支持ブラケツト
13に結合されている。
また、弾性体ブツシユ2cは、外筒体15が車
体に固着された支持ブラケツト13に結合され、
さらに内筒体16がポンプ1から延びた取付ボル
ト14に結合されている。
前述したように、弾性体ブツシユ2a,2b,
2cは、一対の空隙18,18を有しているた
め、第5図の矢印方向にやわらかく、第3図の実
施例で示すように、3つの弾性体ブツシユ2a,
2b,2cを、前記弾性体17の延びる方向がモ
ータ回転軸を中心とし、これら弾性体ブツシユ2
a,2b,2cを通る円の円周方向に直角な方向
となるように配し、モータの回転軸を中心とし、
上記弾性体ブツシユ2a,2b,2cを通る円の
円周方向の振動の方向と、第5図の矢印の方向と
が一致するため、モータ10の回転軸を中心と
し、上記弾性体ブツシユ2a,2b,2cを通る
円の円周方向の振動が、車体3に伝達される前に
この弾性体ブツシユ2a,2b,2cにより効率
よく吸収、低減される。
さらに、弾性体ブツシユ2a,2b,2cは、
第6図に矢印で示すように、弾性体17のせん断
方向にやわらかいので、第3図の実施例で示すよ
うに、3つの弾性体ブツシユ2a,2b,2c
を、内筒体16が延びる方向が、モータの回転軸
と平行な圧力流体吐出方向と一致するように配
し、モータの回転軸と平行な圧力流体吐出方向の
振動も、車体3に伝達される前にこの支持手段に
より効率よく低減される。
また、弾性体ブツシユ2a,2bは、第2図に
示すように、内筒体16の両端が支持ブラケツト
13に結合されており、弾性体17破損時におい
ても外筒体15と支持ブラケツト13に支持され
た内筒体16とが互いに係合しあい、外れること
がないので、ポンプ1の脱落を防止することがで
きる。
なお、第7図に示すように、弾性体ブツシユ2
a,2b,2cの形状としては、外筒体15と内
筒体16の間に充填され両者を結合する弾性体1
7内部の対称的位置に、弾性体17を外筒体15
軸方向に貫通する一対のぬすみ18′,18′を設
けたものであつてもよい。
以上詳細に説明したように、本考案の支持構造
は、ポンプにおける最も振動の激しい2方向に対
してバネ定数を低くした弾性体により車体の一部
に支持する支持構造であるから、前記2方向に対
して振動を効率よく吸収することができる。
なお、本考案によるモータ直結型流体ポンプの
車体支持構造は、油圧サーボブレーキ用のポンプ
ユニツトのみならず、ハイドロニユーマチツクサ
スペンシヨン、あるいはパワーステアリングの油
圧室に圧油を供給するためのポンプや車高調整の
ための空気ばねに圧縮空気を供給するためのポン
プ等の支持装置に適用しても同様の効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるモータ直結型流体ポンプ
の車体支持構造の実施例を示す自動車のフロント
エンジン部の平面図、第2図は第1図のポンプの
側面図、第3図は第1図のポンプの正面図、第4
図は本考案の支持構造に使用する弾性体ブツシユ
の1例を示す斜視図、第5図は第4図のA−A線
断面図、第6図は第4図のB−B線断面図、第7
図は弾性体ブツシユの一部変更例を示す横断面図
である。 1……ポンプ、2a,2b,2c……弾性体ブ
ツシユ、4……吐出管、9……流体ポンプ、10
……モータ、12……モータユニツトの腕部、1
3……支持ブラケツト、14……取付ボルト、1
5……外筒体、16……内筒体、17……弾性
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車載の流体作動機器への圧力流体を発生する
    流体ポンプおよびこのポンプに直結されたポン
    プ駆動用の電動モータから成るモータ直結型流
    体ポンプにおいて、このポンプは、流体ポンプ
    の圧力流体吐出方向がモータの回転軸線方向と
    一致し、かつ少なくとも3点において弾性支持
    部材により車体に支持されており、前記弾性支
    持部材が前記モータの回転軸を中心とし該弾性
    支持部材を通る円の円周方向と、圧力流体吐出
    方向との2方向にバネ定数を低くし、前記円の
    径方向にバネ定数を高くした弾性体ブツシユで
    あることを特徴とする自動車のモータ直結型流
    体ポンプの車体支持構造。 (2) 前記弾性体ブツシユが、前記圧力流体吐出方
    向に軸を一致させた外筒体と、該外筒体の内部
    に該外筒体と同軸に配された内筒体と、これら
    両筒体の間にあつて、この筒体の直径方向でか
    つ前記円の径方向に延び、両筒体を結合する弾
    性体とからなることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の自動車のモータ直結型
    流体ポンプの車体支持構造。
JP14858582U 1982-09-30 1982-09-30 自動車のモ−タ直結型流体ポンプの車体支持構造 Granted JPS5952253U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14858582U JPS5952253U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 自動車のモ−タ直結型流体ポンプの車体支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14858582U JPS5952253U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 自動車のモ−タ直結型流体ポンプの車体支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5952253U JPS5952253U (ja) 1984-04-06
JPS6314117Y2 true JPS6314117Y2 (ja) 1988-04-20

Family

ID=30330078

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14858582U Granted JPS5952253U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 自動車のモ−タ直結型流体ポンプの車体支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4669389B2 (ja) * 2005-12-22 2011-04-13 株式会社ショーワ 油圧緩衝器の懸架スプリング調整装置

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JPS5952253U (ja) 1984-04-06

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