JPS6314075A - カセツトカゴ式乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、被乾燥物、殊に、おからのような固まりや
すい物をも効率よく乾燥することができる、新規のカセ
ットカゴ式乾燥機に関する。

従来技術 粒状物あるいは礫状物を乾燥する小規模な乾燥機として
は、バッチ式の回転乾燥殿が一般に使用される。この乾
燥機は、単一の、被乾燥物投入用の回転円筒を備え、こ
の回転円筒を、その軸線が略水平になるようにして回転
し、被乾燥物を回転円筒内の下側で循環させながら、熱
風を送り込んで乾燥するものである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来技術によるときは、被乾燥物
が前記回転円筒内で循環しているにしても、見かけ上は
、単一の固まりとしての外観を呈するので、熱風にさら
される被乾燥物の表面積が回転円筒の中心に向う面に限
定され、したがって、乾燥の熱効率が良好ではないとい
う欠点がめった。

特に、たとえば、おからのような固まりやすい被乾燥物
は、それ自体が単一の固まりとなり、前記回転円筒の内
壁上を滑りながら、回転円筒内の下側に常に一定の形状
で位置するので、熱風にざらされる而が上面に限定され
て、一層、乾燥が困難となるものであった。

そこでこの発明の目的は、かかる従来技術の実情に鑑み
、被乾燥物を、回転枠体とともに回転する複数のカセッ
トカゴに分υ］収納するとともに、回転枠体の中心部か
ら熱風を供給することによって、熱風にざらされる被乾
燥物の表面積が増大するので、乾燥の熱効率を高めるこ
とができるのみならず、被乾燥物が固まりやすいもので
あっても、固まりの全表面が熱風にさらされるので、効
率よく充分なる乾燥を行なうことができるカセットカゴ
式乾燥機を提供することにある。

問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、略水平
な中心軸のまわりに回転自在に支承された回転枠体の中
心部に多数の透孔付きの筒体を設け、この筒体と回転枠
体の外周との間に複数個の仕切りを設けることによって
カレットカゴの収容空間を形成し、この空間に、被乾燥
物が収容されたカセットカゴを挿脱自在に掛止し得るよ
うにするとともに、筒体の一端に熱風を導入するための
接続口を設け、さらに、この回転枠体を回転するための
駆動部を設けたことをその要旨とする。

作用 前記構成によれば、被乾燥物は、複数のカセットカゴに
分割された状態で回転枠体の収容空間に収容されるから
、回転枠体を回転すれば、被乾燥物は、回転枠体の略水
平な中心軸のまわりに周回するとともに、カセットカゴ
内で、カセットカゴを通して、中心部の筒体から噴出す
る熱風にさらされるので、熱風にざらされる被乾燥物の
表面積は、単一の回転円筒を使用するときに比して、格
段に大きくすることができる一方、固まりやすい乾燥物
であっても、固まりの全表面を熱風にさらすことができ
るようになるものである。

実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。

カセットカゴ式乾燥機は、回転枠体２０と、回転枠体２
０に挿脱自在な複数のカセットカゴ４０．４０・・・と
、回転枠体２０を回転するための駆動部５０とを主要部
材としてなる（第１図）。これらの部材は、箱体１０の
中に配置されるとともに、箱体１０は、ざらに、回転枠
体２０を回転自在に支承するローラ６０．６０・・・と
１．熱風発生機７０とを備えている。

箱体１０は、前端から中間部に回る隔壁１１によって上
下に分離され、上部は乾燥室１２となり、下部は動力室
１３となっており、さらに、乾燥室１２の後部には、乾
燥室１２の容積を減少して換気効率を向上するための乾
燥室隔壁１２ａが、回転枠体２０の後部と干渉しないよ
うにして設けられている。

乾燥室１２の中には、回転枠体２０と、これを略水平な
中心１ｋｈｃＬのまわりに回転自在に支承するローラ６
０．６０・・・とが収容されるとともに、回転枠体２０
の下方には、シュート８１が設けられ、ざらに、その下
方に、ダスト受け１Ｔｒ１８２が、挿脱可能にＭ、＠さ
れている（第１図、第２図）。

また、乾燥室１２の上部には、回転枠体２０の回転を停
止するブレーキ８３が設けられる一方、乾燥室１２の天
板１２Ｇに開口部１２ｄを設けた上、乾燥室１２を換気
するための排気装置８４を設けである。ざらに、乾燥室
１２には、回転枠体２０の前端の開口部に対応した正面
扉１２ｅを、正面側板１２ｂに一端を枢着して設け、そ
の下方に、ダスト受は皿８２を挿脱するための扉１２ｆ
を設けである。

動力室１３は、前後左右の側面を、図示しない点検口付
の側板で囲んでなり、その中に、駆動部５０と熱ｊ虱発
生ＵＮ　７０とを配置しである。

回転枠体２０は、中心部に、多数の透孔２１ａ、２１ａ
・・・イ」の筒体２１を設け、外周の前端（第３図中、
左側をいう）と後端（同図中、右側をいう）とに、ロー
ラ６０．６０・・・が当接する環状凹部２２ａを有する
環状レール２２．２２を設け、さらに、外周の中間部に
補強用の帯板２３を設けである。そして、筒体２１と、
環状レール２２．２２および帯板２３との間には、外周
に向かって開拡するように取り付けた２枚の平板２／Ｉ
ｃ、２４ｃからなる仕切り２４．２４・・・を等間隔に
δ９けて、カセットカゴ４０．４０・・・を挿入する収
容空間２５．２５・・・を形成するとともに、カセット
カゴ４０が、仕切り２４．２４と、環状レール２２．２
２および帯板２３と接する箇所に、カセットカゴ４０を
固定するための掛止部材たる３木の凹状レール２６．２
６・・・を設けである。また、回転枠体２０の後端は、
後板２７で塞がれる一方、前端は、正面扉１２ｅが閉じ
たとき、回転枠体２０が回転自在な状態で正面＠１２ｅ
の裏面の印ろう部１２Ｑに嵌合するように、仕切り２４
．２４・・・および筒体２１の前端面が環状レール２２
の前端面より若干凹状に後退している（第１図、第３図
）。一方、筒体２１は、＠端を円板２１ｂによって塞ぎ
、後端を後板２７に貫通して後方へ突出せしめるととも
に、熱風発生機７０からの接続配管７２と回転自在に接
続する接続口２１ｃを備えている。また、回転枠体２０
の後端部には、ローラチェーンスプロケット５４が取り
付けられている。

カセットカゴ４０は、有孔板ないし金網４１を使用して
円筒形に形成されている（第４図）。カセットカゴ４０
の底部には底板４２を設けるとともに、開口部にはフラ
ンジ４３を設け、ざらに、掛止部材として、回転枠体２
０の凹状レール２６．２６・・・に挿脱自在に係合する
３本のレール４”ｌａ、４１ａ・・・を外周の側面に等
間隔に設けである。また、カセットカゴ４０の詰４４は
円板状であり、その直径の両端（に、カセットカゴ４０
の開口端の側面に設けた掛止具４１ｂ、４１ｂに掛合す
る掛止金具４１Ｃ，４１Ｃを設けである。

ローラ６０．６０・・・は、回転枠体２０の環状レール
２２．２２の下方で、それぞれ、左右から挟むような位
置で当接することにより、回転枠体２０を回転自在に、
且つ、略水平に支承している（第１図、第２図）。そし
て、ローラ６０．６０は、軸受６１．６１に支承された
軸６２の両端に固着されている。また、軸受６１は、隔
壁１１の上面に、軸受ベース６３を介して固着されてい
る。

駆動部５０は、減速機付モータ５１と、その出力軸に固
着したローラチェーンスプロケット５２と、回転枠体２
０のローラチェーンスプロケット５４と、それらの間に
張架されたローラチェーン５３とからなり、図示しない
テンショナによって、ローラチェーン５３に適度な張力
をもたせである。

熱風発生１ｉ１７０は、たとえば、都市ガス・プロパン
ガス等を燃焼して熱風を発生させる装置であり、おから
の乾燥にあっては、約２５０’Ｃの熱風を発生するもの
が好適である。この熱風を回転枠体２０の筒体２１に導
入するため、熱風発生は７０の熱風送出ロア１と、筒体
２１の接続口２１Ｃとの間に接続配管７２を設けである
。ここで、箱体１０に固定した接続配管７２の先端を接
続口２１Ｇに若干の間隙を持たせて挿入することにより
、接続配管７２と接続口２１ｃとは、回転自在に接続さ
れている。

かかるカセッ１−カゴ式乾燥機によって被乾燥物を乾燥
するときは、まず、あらかじめ被乾燥物を投入しておい
たカセットカゴ４０，４０・・・を、ブレーキ８３によ
って固定して必る回転枠体２０の収容空間２５．２５・
・・に、カセットカゴ４０のレール４１ａ、４１ａ・・
・と回転枠体２０の凹状レール２６．２６・・・とを掛
合させて挿入し、固定する。

そして、正面ｌＮ１２ｅを閉じ、ブレーキ８３による回
転枠体２０の固定を解除した上、回転枠体２０を回転さ
せるとともに熱風発生Ｆ！１７０を運転して、筒体２１
の透孔２丁ａ、２１ａ・・・から熱風を噴出させ、ざら
に、排気装置８４によって乾燥室１２を換気しながら、
被乾燥物の乾燥を行う。

所定の乾燥時間の経過後、回転枠体２０の回転と、熱風
発生機７０および排気装置８４の運転とを停止し、ブレ
ーキ８３によって回転枠体２０を固定した上、正面１１
２ｅを開いてカセットカゴ４０．４０・・・を取り出す
。続けて、被乾燥物が投入されている別のカセットカゴ
４０．４０・・・を回転枠体２０に装着して、前記の手
順を繰り返す。

以上のようなカセットカゴ式乾燥機においては、被乾燥
物は、複数のカセットカゴ４０．４０・・・に分けられ
た上、回転枠体２０とともに回転する。

したがって、被乾燥物は、カセットカゴ４０の内部で循
環しながら、カセットカゴ４０を通して、熱風にざらさ
れて乾燥されるので、被乾燥物の熱風に接触する表面積
は、被乾燥物を分割しない場合に比して格段に増加し、
乾燥の熱効率を一段と向上させることができる。

一方、被乾燥物が、おから等の固まりやすい物でおる場
合、被乾燥物自体がカセットカゴ４０の中で循環しなく
ても、カセットカゴ４０が回転枠体２０の中心軸ＣＬの
まわりに周回するので、カセットカゴ４０が下方に位置
しているときは、被乾燥物の固まりの上面が、反対に、
カセットカゴ４０が上方に位置しているときは、被乾燥
物の固まりの下面が、それぞれ、熱風にざらされること
になり、結局、被乾燥物の全表面が熱風にさらされて、
固まりやすい乾燥物であっても、効率よく充分に乾燥す
ることができる。

なお、カセットカゴ４０のレール４１ａ、４１ａ・・・
と、回転枠体２０の凹状レール２６．２６・・・との掛
合関係を逆にして、凹状レール２６．２６・・・をカセ
ットカゴ４０に設け、レール４１ａ、４１ａ・・・を回
転枠体２０４．：設けてもよいものとする。

さらに、図示しない別置きの熱源からの熱風が利用でき
るときは、熱風発生１３１７０を省略することもできる
ものとする。

他の実施例 回転枠体２０の仕切り２４．２４・・・は、それぞれ、
板材を折り曲げて、断面が外周に向ってＶ形に開拡する
ように形成した略Ｖ字形部材２４ａと、これを筒体２１
に接続する支承板２４ｂとによって構成することができ
る（第５図）。さらには、支承板２４ｂを省いて、略Ｖ
字形部ｖｉ２４　ａの折り曲げ部を筒体２１の外周に直
接接合してもよい。

いずれにしても、仕切り２４によって塞がれる透孔２１
ａ、２１ａ・・・の数を少なくすることができるので、
熱風噴出時の圧力１０失を少なくすることができる。

発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、略水平な中心軸
のまわりに回転する回転枠体の中心部に、多数の透孔付
きの筒体を設け、この筒体と回転枠体の外周との間に、
複数の、被乾燥物投入用のカレットカゴを掛止できるよ
うにすることによって、被乾燥物が、複数のカセットカ
ゴに分割されて収容された上、回転枠体とともに周回し
、ざらに、カセットカゴを通して、透孔から噴出する熱
風にざらされるので、被乾燥物の熱風にざらされる表面
積は、被乾燥物を分割しないときに比して格段に大きく
することができ、したがって、乾燥の熱効率を一段と向
上することができる一方、おから等の固まりやすい被乾
燥物でめっても、固まりの全表面が熱風にさらされるの
で、効率よく充分に乾燥できるという優れた効果がある
。

加えて、被乾燥物を、カセットカゴを介して乾燥機に投
入または排出するとともに、乾燥機の運転と併行して、
カセットカゴに対する被乾燥物の入替え作業ができるの
で、ロスタイムなしで効率よく乾燥機を運転できるとい
う優れた効果もおる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は実施例を示し、第１図は要部を破
断した全体側面図、第２図は要部を破断した全体正面図
、第３図は回転枠体の斜視図、第４図はカセッ［ヘカゴ
の分解斜視図である。 第５図は別の実施例を示す第３図のＸ−Ｘ線矢視断面相
当図である。 Ｃ［・・・中心軸 １０・・・箱体　　２０・・・回転枠体２１・・・筒体 ２１ａ・・・透孔　　２１Ｇ・・・接続口２４・・・仕
切り ２４ａ・・・略Ｖ字形部材　　２４Ｃ・・・平板２５・
・・収容空間 ４０・・・カセッ１〜カゴ　　５０・・・駆動部８４・
・・排気装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）略水平な中心軸のまわりに回転自在に支承された回
   転枠体と、該回転枠体に挿脱自在な複数の被乾燥物投入
   用のカセットカゴと、前記回転枠体を回転するための駆
   動部とを備え、前記回転枠体は、中心部に設けた多数の
   透孔付きの筒体と前記回転枠体の外周との間に仕切りを
   設けることによって、前記カセットカゴを挿入する収容
   空間を形成するとともに、前記筒体の一端に熱風を導入
   する接続口を設けてあることを特徴とするカセットカゴ
   式乾燥機。 ２）前記カセットカゴと、前記収容空間を形成する前記
   仕切りと外周とは、前記カセットカゴを前記収容空間に
   挿入したとき、前記カセットカゴを固定するための掛止
   部材を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載のカセットカゴ式乾燥機。 ３）前記各仕切りは、前記回転枠体の外周に向って開拡
   して取り付けた２枚の平板からなることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項または第２項記載のカセットカゴ式
   乾燥機。 ４）前記各仕切りは、断面が前記回転枠体の外周に向っ
   て開拡する略Ｖ字形部材からなることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項または第２項記載のカセットカゴ式乾
   燥機。 ５）前記回転枠体は、箱体に収容されているとともに、
   該箱体の上方に排気装置が設けられていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれか記載
   のカセットカゴ式乾燥機。