JPH0263500A

JPH0263500A - 乾燥機

Info

Publication number: JPH0263500A
Application number: JP21469588A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Yamauchi; 山内　俊昭
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-08-29
Filing date: 1988-08-29
Publication date: 1990-03-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明はドラムを備えた乾燥機に関する。

（従来の技術）従来の乾燥機例えば衣類乾燥機においては、金属板を円
筒状に曲成して胴部を形成し、この胴部の両端部に円板
状の端板を取付け、この胴部の内周面部にその円周方向
と直交するように突起部たるバッフルを一体に形成して
ドラムを構成し、被乾燥物を乾燥するにあたっては、ド
ラム内に被乾燥物たる衣類を収容したのち、ドラムを回
転させるとともにドラム内に熱風を供給する構成のもの
が供されている。そして、ドラムが回転されると、衣類
はバッフルによってドラムの上方に運ばれた後ドラム底
部に落下され、これによって衣類が攪拌されながら熱風
に接触して乾燥されるようになっている。

（発明が解決しようとする課題）上述の金属で形成されたドラムにおいては、衣類はもっ
ばら熱風と接触して乾燥されるものであり、一般的には
衣類と接触せずに排出される熱風もあって乾燥時間をあ
る程度長く設定する必要があった。

本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、乾燥効率を向上させ得る乾燥機を提供するにある。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）本発明の乾燥機は、回転されるドラム内に通風して該ド
ラム内に収容された被乾燥物を乾燥させるものにおいて
、前記ドラムの少なくともその一部を吸水性部材で形成
するようにしたところに特徴を有する。

（作用）本発明の乾燥機は、被乾燥物に含まれた水分をドラムの
吸水性部材部分が吸収するので、それだけ被乾燥物から
通風により蒸発させる水分量が少なくなって、乾燥効率
が向上し以って乾燥時間を短かくし得る。

（実施例）以下、本発明を衣類乾燥機に適用した第１の実施例につ
き第１図乃至第２図を参照して説明する。

先ず第２図において、１は外箱であり、そのうち前１ｉ
１ａの略中央部に衣類出入口２が形成され、その下方に
吸気口３が形成されており、吸気口３に吸気フィルタ４
が取付けられている。５は衣類出入口２を開閉する扉で
、これの下部に排気口６が形成され、この排気口６に排
気フィルタ７が取付けられている。

さて、８はドラムで、これは短円筒状の金属板製胴部９
の両端部に円形の金属板製前端板１０及び同じく円形の
金属板製前端板１１をかしめ結合し、内部に第１図に示
す複数個のバッフル１２を取付けて構成されている。こ
のドラム８の一部たるバッフル１２は、吸水性部材例え
ば親水性プラスチック焼結体（サンファインＡＱ：旭化
成工業■の商品名）製で断面山形状に形成され、両辺部
１２ａ、１２ａの先端部が胴部９の内面部に当接し、取
付突条部１２ｂの先端部が胴部９の内周面に当接し、そ
の取付突条部１２ｂに胴部９の孔９ａを貫通した複数本
の取付ねじ１３を螺挿させることによりドラム８に固定
されている。１４は前端板１０の略中央部に形成された
円形の開口部で、この開口部１４を外箱１の前板１ａの
衣類出入口２周囲の部分に形成したドラム支え部１５に
嵌合して軸受１６により回転可能に支承している。

一方、１７は外箱１の背部に固定した支持板で、これに
は外箱１の内方に窪む凹陥部１８を上下方向に長く形成
していて、その背部開放面を外箱］の背板１ｂにより塞
ぐことにより通風ダクト１９を形成している。また、凹
陥部１８略中火には軸受２０を取るしており、この軸受
２０に前記ドラム８の後端板１１から突設した輔２１を
１茨挿して回転可能に支承している。２２は凹陥部１８
の上部に形成した通風口で、これにはヒータ特にはＰＴ
Ｃヒータ２３を装填している。２４はＰＴＣヒタ２３に
対応してドラム８の後端板１１の中心部回りに形成した
多数の通風孔で、２５はその通風孔２４部分を囲繞して
後端板１１と支持板１７との間に設けた環状のシール部
材である。２６は外箱１の底面上に取付けられたモータ
で、これの回転軸にはプーリ２７が取付けられ、このプ
ーリ２７とドラム８の外周との間にベルト２８が掛は渡
されれている。２９はプーリ２７の側面部に取付けられ
たファンで、これは通風ダクト１９の下部に形成された
吸込口３０に対向している。

次に上記構成の作用について説明する。

卯５を開けて衣類出入口２からドラム８内に図示しない
被乾燥物たる衣類を入れ、その後扉５を閉じて、運転を
開始させると、ＰＴＣヒータ２３が通電され発熱すると
ともに、モータ２６が通電され起動する。これによって
、プーリ２７からベルト２８を介してドラム８が回転さ
れ、衣類はバッフル１２によってドラム８の上方に運ば
れた後ドラム８の底部に落下されて攪拌される。一方、
モータ２６によりファン２つが回転駆動されて機外の空
気が吸気口３から機内に吸入される。そして、吸入され
た空気は、吸込口３０から通風ダクト１９を通り、通風
口２２を通る折にＰＴＣヒータ２３によって熱せられて
熱風化する。この熱風はドラム８内に送り込まれ、衣類
と接触して水分を蒸発させて排気口６から機外に排出さ
れ、衣類は次第に乾燥される。

而して、上述の乾燥過程において、バッフル１２は衣類
が接する毎にその衣類から水分を吸収して、全体が吸水
状態となる。尚、バッフル１２に吸収された水分は乾燥
運転後に徐々にドラム８内に自然放出される。

上記実施例によれば、次の効果を奏する。即ち、ドラム
８の一部即ちバッフル１２を吸水性部祠て形成型るよう
１こしたので、熱風により衣類を乾燥させるばかりでな
く、バッフル１２が衣類から水分を吸収するので、熱風
によってのみ衣類を乾燥させていた従来に比して乾燥効
率を著しく向上させることができ乾燥時間を短かくし得
る。

第３図は本発明の第２の実施例を示すもので、第１の実
施例との相違は、バッフル１２に取付突条部１２ｂより
大なる長さの取付突条部１２ｃを突設して、その先端部
を胴部９の孔９ｂを貫通して外方に突設させ、その突出
基部に複数個の抜止めビン３１を挿通させることにより
、バッフル１２をドラム８に固定したもので、これにて
バッフル１２の吸水容量の増大を図ったものである。

尚、上記実施例ではドラム８のバッフル１２を吸水性部
材で形成したが、例えば、ドラム８は、ｈｓ’ｊ成部品
全部品全体性部材で形成しても良く、あるいは、胴部９
のみを吸水性部材で形成しても良く、また、胴部９の内
面に吸水性部材を連続的若しくは断続的に貼付けて形成
しても良い等、要はドラムの少なくともその一部を吸水
性部材で形成すればよいものであり、この場合に、吸水
面積が大であれば外気温の高い時等には冷風のみにても
乾燥が可能になる。

その他、本発明は図面に示す実施例にのみ限定されるも
のではなく、例えば吸水性部材としては水分浸透性の大
なるセラミックを用いても良い等、要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形が可能である。

［発明の効果］以上の説明から明らかなように本発明の乾燥機は、回転
されるドラム内に通風して該ドラム内に収容された被乾
燥物を乾燥させるものにおいて、前記ドラムの少なくと
もその一部を吸水性部材で形成するようにしたので、ド
ラムの吸水性部材が被乾燥物の水分を吸収することにな
って、それたけ通風により被乾燥物から蒸発させる水分
二が少なくなり、乾燥効率を著しく向上させることがで
き乾燥時間を短かくし得るという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の第１の実施例を示すもので
、第１図は要部の縦断面図、第２図は全体の縦断側面図
であり、第３図は本発明の第２の丈１恒例の第１図相当
図である。図中、８はドラム、９は胴部、１２はバッフル、１２ｂ
、１２ｃは取付部、２３はＰＴＣヒータ、２６はモータ
、２９はファンを示す。出１知人株式会′ｆＬ東芝第　１　図

Claims

【特許請求の範囲】

１、回転されるドラム内に熱風を供給して該ドラム内に
収容された被乾燥物を乾燥させるものにおいて、前記ド
ラムの少なくともその一部を吸水性部材で形成するよう
にしたことを特徴とする衣類乾燥機。