JPS6314032Y2 - - Google Patents

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JPS6314032Y2
JPS6314032Y2 JP1982012206U JP1220682U JPS6314032Y2 JP S6314032 Y2 JPS6314032 Y2 JP S6314032Y2 JP 1982012206 U JP1982012206 U JP 1982012206U JP 1220682 U JP1220682 U JP 1220682U JP S6314032 Y2 JPS6314032 Y2 JP S6314032Y2
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JP1982012206U
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JPS58114851U (ja
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、デイーゼルエンジン等の燃料噴射エ
ンジンの始動時燃料増量装置に関し、始動時の回
転数上昇途中で(始動直後からアイドリング回転
に至るまでの間で)エンジン回転数を停滞させる
ことなく、迅速にエンジン回転数を所定の回転数
に立上らせることを目的として提案されたもので
ある。
従来、燃料噴射エンジンの始動時燃料増量装置
として、燃料噴射ポンプの燃料噴射量調節用ラツ
クにガバナのフオークレバーを連動連結し、ガバ
ナフオースでフオークレバーを介してラツクを燃
料減量方向に付勢可能に構成するとともに、ガバ
ナスプリングでフローテイング具を介してフオー
クレバー及びラツクを最小量位置から定格増量制
限位置にわたつて燃料増量方向に付勢し、エンジ
ン停止状態でフオークレバー及びラツクを最大増
量位置からさらに燃料増量側の始動増量位置に変
位させるスタートスプリングを設ける構造のもの
が知られている。
しかし、この従来のものは、エンジン回転数が
始動開始から所定の回転数に立上る途中で、例え
ば700〜800rpmに達してから回転数が停滞し、所
定の回転数に達するのに比較的長時間かかつてい
るのが実情である。(第2図点線図)。
本考案者は、かかる回転数停滞の原因が第3図
点線図に示すように、エンジン始動の際にガバナ
フオースの増大によりラツクが比較的早期に定格
増量制限位置に押し戻され、燃料噴射量の減少が
回転数の立上りよりも先走りしてしまうことにあ
ることを究明した。
そこで、本考案者は、上述の回転数停滞をなく
すために、スタートスプリングを強くして、ラツ
クが最大増量位置に押し戻される回転数を回転数
停滞の生じる回転数よりも高回転数に高めること
を考案した。
しかし、この場合には、エンジンのアイドリン
グ運転時にハンチングが起こり易くなる問題を伴
なうきらいがある。
本考案は、かかる問題を伴なうことなく、始動
時に回転数上昇途中で(始動直後からアイドリン
グ回転に至るまでの間で)回転数停滞を起こさず
に、迅速に始動を完了させるために、フオークレ
バーとフローテイング具との間に始動時減量制限
バネを介在させ、この始動時減量制限バネは始動
直後からアイドリング回転に至るエンジン回転数
の上昇途中でたわみきつて、それからはフオーク
レバーとフローテイング具とにバネ力を作用させ
ないように構成し、始動増量位置から定格増量制
限位置にわたる間の始動時減量制限位置に、エン
ジン始動後回転数が一定以上に立上りガバナフオ
ースが始動時減量制限バネの設定バネ圧を上回る
まで、フオークレバーを始動時減量制限バネを介
してフローテイング具で押し止めるよう構成した
ことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図はデイーゼルエンジンの始動用燃料増量
装置の正面図であり、符号1は燃料噴射ポンプ、
2はその燃料噴射量調節用ラツク、3はガバナを
全体的に示す。
このガバナ3は、共通の枢支軸4に可回転に枢
支されたフオークレバー5とフローテイングレバ
ー(フローテイング具)6とを備え、フオークレ
バー5に上記ラツク2が連動連結される。
フオークレバー5は、ガバナスリーブよりなる
スラスタ7に連動連結され、エンジンの回転に伴
なつてガバナウエイト8が発生するガバナフオー
スでスラスタ7を介して燃料減量方向(図上、左
方向)に付勢される。
フオークレバー5には、筒状のホルダケース9
を、その軸心がフローテイングレバー6に向う姿
勢に連設する。
ホルダケース9内にはピストン10を進退自在
に挿入し、ピストン10のフローテイングレバー
側端面に突設した接当具11を、ホルダケース9
のフローテイングレバー側端壁の挿通孔12に貫
通させて、フローテイングレバー6に向つて進退
可能にする。
また、ホルダケース9内には、その反フローテ
イングレバー側端壁13とピストン10との間に
トルクスプリング14と始動時減量制限バネ15
を同心並列状に挿入し、ピストン10及び接当具
11を始動時減量制限バネ15ないしトルクスプ
リング14で進出付勢する。
エンジン停止時には、フオークレバー5はこれ
と固定部とにわたつて架装したスタートスプリン
グ16によつて、始動増量位置(第1図実線図)
に変位させられる。
エンジンが始動され始めて、回転数が700〜
800rpmに達しない低回転で、フオークレバー5
及びラツク2はスタートスプリング16に対抗す
るガバナフオースで始動増量位置から始動時減量
制限位置(第1図1点鎖線図)に変位させられ
る。そして、接当具11が定格増量制限位置に位
置するフローテイングレバー6の受け止め部17
に受け止められる。
始動時減量制限バネ15はトルクスプリング1
4の自由高さよりも高い組込み高さを備え、所定
の設定圧、即ち、従来回転数停滞が起つていた
700〜800rpmをこえる回転数(本例では約
870rpm)におけるガバナフオースに対等に対抗
する設定圧でホルダケース・内に組込む。
これによつて、始動開始後、始動時減量制限位
置に変位させられたフオークレバー5及びラツク
2は、エンジン回転数が上記適当な回転数(約
870rpm)をこえるまでその位置に押し止められ
ることになる(第3図実線図)。
エンジン回転数が上記適当な回転数に達するま
でフオークレバー5及びラツク2が始動時減量制
限位置に押し止められることによつて、燃料噴射
ポンプ1の燃料噴射量は、運転中の最大増量時よ
りも増量された状態に保たれ、高トルクでエンジ
ンが運転されることになるから、従来回転数停滞
が起つていた700〜800rpmの回転域においても回
転数停滞を起こすことなく、上記適当な回転数ま
でエンジン回転数が立上る。(第2図実線図)。
エンジン回転数が上記適当な回転数よりも高ま
ると、始動時減量制限バネ15が圧縮され、約
1000rpmでトルクスプリング14の両端がピスト
ン10及びホルダケース9の反フローテイングレ
バー側端壁13に受け止められる最大増量位置を
経て、さらに、トルクスプリング14、始動時減
量制限バネ15が最大撓みに達する定格増量制限
位置(第1図2点鎖線図)に達する。ガバナフオ
ースがガバナスプリング18、トルクスプリング
14、始動時減量制限バネ15及びスタートスプ
リング16に対向してフオークレバー5、ラツク
2及びフローテイングレバー6を定格増量制限位
置より燃料減量側に変位させるに足る回転数(本
例では約1750rpm)をこえると、フオークレバー
5、ラツク2及びフローテイングレバー6はさら
に燃料減量側に変位させられ、やがて設定された
回転数(約3000rpm)に達して設定回転数位置に
位置することにより始動が終了する。
符号19はガバナスプリング18の張力を設定
する速度設定レバー、20はフローテイングレバ
ー6を定格増量制限位置で燃料減量側から受け止
める定格増量制限具、21はラツク2に連設した
接当具、22はその接当具21を最少量位限に燃
料減量側から受け止める低速減量制限装置であ
る。
本考案は、上記実施例に限定されるのではな
く、例えば、次のイないしホに示すように、その
構成の一部を本考案の本質的な技術的思想から逸
脱することなく変形することができる。
(イ) 図示はしないが、ホルダケースをフローテイ
ングレバーに連設し、ホルダケース及びピスト
ンを介してフローテイングレバーに支持された
接当具をフオークレバーの一部、またはこれに
連設した受け止め部で受け止めるように変形し
てもよい。
(ロ) フオークレバー(またはフローテイングレバ
ー)に支持させた接当具は、エンジン停止状態
でフローテイングレバー(またはフオークレバ
ー)の受け止め部に受け止められるようにして
もよい。この場合、始動増量位置と始動時減量
制限位置とは一致することになる。
(ハ) 第4図に示すように、ホルダケース9を二重
筒形に形成し、外筒9a内に摺動可能に内嵌し
た内筒9b内にトルクスプリング14及びピス
トン10を内・外両筒9b・9a間に始動時減
量制限バネ15をそれぞれ挿入してもよい。こ
の場合、トルクスプリング14の組込み圧力を
適宜選定することにより、最大増量位置でもつ
フオークレバー及びラツクの減量方向への移動
を押し止めさせることができる。
(ニ) 図示はしないが、トルクスプリングと始動時
減量制限バネとをそれぞれ別のホルダケースに
収納し、一方のホルダケースをフオークレバー
に、他方のホルダケースをフローテイングレバ
ーにそれぞれ連結し、各ホルダケースに、互い
に対向する接当具を進退可能に支持させ、一方
の接当具をトルクスプリングで、他方の接当具
を始動時減量制限バネでそれぞれ進出付勢し、
各接当具が互いに他方を受け止める受け止め部
を兼ねるよう構成してもよい。
(ホ) トルクスプリングを省略し、過負荷時にはエ
ンジンが停止するよう構成してもよい。
(ヘ) 第5図に示すように、前記フローテイングレ
バー6の代りにフローテイングスライダー6を
用い、これをポンプ1の本体1aに形成したス
ライド溝23に摺動自在に挿嵌する。そして、
そのスライダー6をラツク2を介してフオーク
レバー5に連動連結する。
本考案は、上述のように、従来品のフオークレ
バーとフローテイング具との間に、始動直後から
アイドリング回転に至るエンジン回転数の上昇途
中でたわみきつて、それからはフオークレバーと
フローテイング具とにバネ力を作用させないよう
な弱いバネ力を有する始動時減量制限バネを付加
するだけで、エンジンの始動後、回転数が一定以
上に立上りガバナフオースが上記設定バネ圧を上
回るまで、フオークレバー及びラツクを最大増量
位置よりもさらに燃料増量側の始動時減量制限位
置に押し止めるよう構成するので、フオークレバ
ーの燃料減量方向への変位が回転数の立上りに先
走りせず、回転数上昇途中で(始動直後からアイ
ドリング回転に至るまでの間で)回転数停滞を起
こすことなく、迅速に始動を完了できるうえ、構
造が簡単で、容易かつ安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るデイーゼルエンジンの始
動時燃料増量装置の正面図、第2図はその始動時
の回転数立上り特性を模式的に示す回転数−時間
関係図、第3図はその始動時ラツク変位特性を示
すラツク位置−時間関係図、第4図は別実施例の
要部拡大図、第5図はさらに別実施例の第1図相
当図である。 1……燃料噴射ポンプ、2……ラツク、3……
ガバナ、5……フオークレバー、6……フローテ
イング具、11……接当具、14……トルクスプ
リング、15……始動時減量制限バネ、16……
スタートスプリング、18……ガバナスプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴射ポンプ1の燃料噴射量調節用ラツク2
    にガバナ3のフオークレバー5を連動連結し、ガ
    バナフオースでフオークレバー5を介してラツク
    2を燃料減量方向に付勢可能に構成するととも
    に、ガバナスプリング18でフローテイング具6
    を介してフオークレバー5を最小量位置から定格
    増量制限位置にわたつて燃料増量方向に付勢可能
    に構成し、エンジン停止状態でフオークレバー5
    を定格増量制限位置からさらに燃料増量側の始動
    増量位置に変位させるスタートスプリング16を
    設けた燃料噴射エンジンの始動時燃料増量装置に
    おいて、エンジン始動時にガバナフオースで付勢
    されたフオークレバー5を、始動増量位置から定
    格増量制限位置に至るまでの間の始動時減量判限
    位置に、始動時減量制限バネ15を介してフロー
    テイング具6に受け止めさせ、始動時減量制限バ
    ネ15は始動直後からアイドリング回転に至るエ
    ンジン回転数の上昇途中でたわみきつて、それか
    らはフオークレバー5とフローテイング具6とに
    バネ力を作用させないように構成し、始動開始後
    エンジン回転数が一定以上に立上り、ガバナフオ
    ースが始動時減量制限バネ15の設定バネ圧を上
    回るまで、フオークレバー5を始動時減量制限位
    置に押し止めるように構成したことを特徴とす
    る、燃料噴射エンジンの始動時燃料増量装置。
JP1220682U 1982-01-29 1982-01-29 燃料噴射エンジンの始動時燃料増量装置 Granted JPS58114851U (ja)

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JP1220682U JPS58114851U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 燃料噴射エンジンの始動時燃料増量装置

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JP1220682U JPS58114851U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 燃料噴射エンジンの始動時燃料増量装置

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Publication Number Publication Date
JPS58114851U JPS58114851U (ja) 1983-08-05
JPS6314032Y2 true JPS6314032Y2 (ja) 1988-04-20

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ID=30024794

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JP1220682U Granted JPS58114851U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 燃料噴射エンジンの始動時燃料増量装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559852B2 (ja) * 1975-12-17 1980-03-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5827070Y2 (ja) * 1978-07-04 1983-06-11 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 内燃機関の分配型燃料噴射装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559852B2 (ja) * 1975-12-17 1980-03-12

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JPS58114851U (ja) 1983-08-05

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