JPS63139971A - 繊維用接着剤 - Google Patents

繊維用接着剤

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JPS63139971A
JPS63139971A JP28814286A JP28814286A JPS63139971A JP S63139971 A JPS63139971 A JP S63139971A JP 28814286 A JP28814286 A JP 28814286A JP 28814286 A JP28814286 A JP 28814286A JP S63139971 A JPS63139971 A JP S63139971A
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JP
Japan
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polyorganosiloxane
adhesive
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silicone
silicon atom
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JP28814286A
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English (en)
Inventor
Chiharu Okada
岡田 千春
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は繊維用接着剤、特に布製品や服地の接着に適し
た付加反応性シリコーンを主成分とする液状接着剤に関
するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
衣服、布袋を初めとする繊維製品の組立加工は通常ミシ
ンで行われている。しかしながら、ミシン縫製において
はボビン内の下糸の交換、針穴への糸通し、布の折り曲
げ縫製や重ね合わせ縫製等いずれも人手で行わなければ
ならず、省力化、自動化の大きな妨げになっている。
このような不便さを少しでも解消して自動化を図るため
、接着による裁断布の組立も行われるようになってきて
いる。、米国のボビン誌(W。
A、 Joseph、 Bobin、 January
、 77−84(1983))によればフィルム状のホ
ントメルト接着剤を用いてジーンズの尻ポケットの接着
組立が行われている。しかしながら、この方法では所定
の形にフィルムを打ち抜かねばならず、また、位置合わ
せ作業を人手に頬らざるを得ないので、十分な省力化は
図れない。更にまた、本方法で用いられるホットメルト
接着剤はアイロン掛けによって再溶融し、布の中に染み
込んで、風合を硬くしたり外観を損なったり、接着強度
が低下したりする欠点がある。
また、特開昭59−102970号広報には、付加型液
状シリコーンによる布の接着技術が開示されている。こ
の発明は、実質的には有機過酸化物を架橋剤として含有
するシリコーン重合体を主成分とする一成分型の接着剤
に係る。この接着剤は120℃で30〜40秒間の熱プ
レスにより布地を接着できることが開示されているが、
その剥離強度が小さいという欠点がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は従来の繊維用接着剤がもつ上記の諸欠点
を克服して、ディスペンサによる自動塗布ができ、しか
も短時間で硬化し、より強い接着力と接着耐久性を発現
する繊維用接着剤を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり
、本発明者等は付加反応性シリコーンの持つ優れた柔軟
性、耐熱性、耐水性を保持しつつ、上記の用途に適する
シリコーン系接着剤の探索検討を進めた結果、特定の構
造と物性からなる付加反応性シリコーンが上記の目的を
達成し得ることを見出して本発明を完成するに至−た。
即ち本発明は、 (a)  けい素原子に直結したアルケニル基を分子鎖
中に2個以上もつポリオルガノシロキサン、lb)  
けい素原子に直結した水素原子を分子鎖中に3個以上も
つポリオルガノシロキサン、及び (C)  貴金属触媒 を必須成分とする繊維用接着剤を提供するものである。
本発明に用いられるポリオルガノシロキサン(a)は、
けい素原子に直結したアルケニル基を2個以上有するも
のであればよく、直鎖状であっても分岐状であってもよ
い。また、これらの混合物であってもよい。アルケニル
基としてはビニル基、アリル基、1−ブテニル基、l−
へキセニル基などが例示される。中でも一般式(1)で
表されるところの、分子の両末端にけい素原子に直結し
たビニル基を有するポリオルガノシロキサン、又は分子
の両末端に加えて分子鎖中に1個以上のけい素原子を直
結したビニル基を有するポリオルガノシロキサンが合成
しやすく、また、付加反応性が高いので好んで用いられ
る。
Ht (但しRはメチル基、フェニル基をはじめとする同−又
は異種の炭素数が1−10の炭化水素である。nは50
〜5,000の整数である。mは0〜lOの整数である
。) 本ポリオルガノシロキサンは公知の方法によって合成さ
れる。
また、本発明に用いられるポリオルガノシロキサン(b
)は架橋により液状の接着剤を固化させて凝集力を発現
させ、また、網目構造を形成して耐洗濯性、耐ドライク
リーニング性、耐熱性(耐アイロン掛は性)等の接着部
の耐久性を持たせるために必要である。このポリオルガ
ノシロキサンは分子鎖中にけい素原子に直結した水素原
子を3個以上持つものであればよく、直鎖状であっても
分岐状であってもよい。また、これらの混合物であって
もよい、中でも一般式(II)で表されるものが好んで
用いられる。
(但しRは一般式(1)と同じである。XはRと同じか
又は水素である。pは1〜500の整数である。qは1
〜100の整数である。)本ポリオルガノシロキサンも
公知の方法によって合成される。
(b)成分の使用量は、(al成分のアルケニル基1個
に対して(bl成分中のけい素原子に直結した水素原子
が0.5〜4個、より好適には1〜2個となるような割
合であることが好ましい。アルケニル基に対する水素原
子の割合が少ないと硬化が十分に進行しない。また、ア
ルケニル基に対する水素原子の割合が多すぎると硬化後
の凝集力が弱くなったり、耐熱性が悪くなったりするの
で好ましいない。
(C)成分の貴金属触媒は、(a)成分のアルケニル基
と申)成分のヒドロシリル基との付加反応を促進するも
ので、公知の白金及びロジウム触媒が凡て包含される。
中でも白金及び白金化合物系の貴金属触媒が好ましく、
白金の単体、塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金
−アルコール錯体、白金配位化合物などが例示される。
(C)成分の使用量は、硬化速度及び経済性の面から、
(a)成分に対して貴金属原子の量で1〜500ppa
tの範囲であることが好ましい。
本発明の接着剤は貯蔵安定性を高め、また、混合時に硬
化が早く進むようにする必要があるため、二成分に分け
て貯蔵されることが好ましい。第一成分は(al成分と
(C)成分の混合物よりなり、第二成分は(bl成分単
独又は山)成分と(al成分を混合したものとすること
が好ましい。
本発明の組成物には必要に応じて無機又は有機の充填剤
を添加してもよい。充填剤は液状のシリコーンにチクソ
トロピー性を与えて、繊維製品に塗布した時に、布中へ
の浸透を抑え、裏面への染みだしを防ぐ効果を有する。
また、シリコーンが硬化した後の接着層の強度を高め、
剥離強度を大きくする働きもする。更にまた、繊維製品
の色と同系統の色にして目立たないようにしたり、逆に
別系統の色にしてデザイン性を高めるのに用いられる。
代表的な充填剤としては微粉末状シリカ、酸化チタン、
酸化アルミニウム、タルク、珪藻土、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、カーボンブラ
ックなどが例示されるが、これらに限定されるものでは
ない。充填剤の添加量は前述の第−成分又は第二成分の
各々100重量部に対して各々0〜300重量部が好ま
しい。
本発明に用いられるシリコーンの各成分を混合したとき
の粘度は、布への浸i31の面から、30Pa−s以上
であることが好ましい。繊維製品へのシリコーンの塗布
は細いノズルを通して行われるので、粘度は毛細管式の
粘度計によって測定されるのが好ましい。本発明の実施
例では、シリコーンの各成分を混合してから30分後に
、■島津製作所製のフローテスタにより30℃の温度で
10kgf/cm”の荷重をかけて、直径1mm、長さ
10mmのダイより押し出して測定した。
シリコーンの繊維への密着性が良好な場合、塗布量一定
の条件下ではT−剥離強度は硬化後のシリコーンの引張
強度(接着層の凝集力)に比例することが見出されてい
る。本発明に用いられるシリコーンの硬化後の引張強度
が30kgf/cm”以上であることが、強いT−剥離
強度を得る上で好ましい。
なお、シリコーンの引張強度は、離型紙上にシリコーン
を厚さ約200μになるように流延し、室温で1日放置
した後、熱風乾燥品中で150℃で1時間加熱すること
により硬化させた皮膜を幅1cmの短冊状に切り出して
、20℃にて10抛m/winの引張速度で引張試験を
行って求めた。
T−剥離強度はシリコーンの塗布方向に直角の方向に接
着布を2.5cmの幅に裁断し、20℃にて100mm
/minの引張速度で剥離したときの強度である。5枚
の試験片についての平均値をとっ  (てT−剥離強度
とした。
接着布の風合は繊維学会で公知のKES法により、曲げ
剛性B値を計測して評価した。
洗濯試験はJIS L1018F−1法に準じて、洗剤
として花王側製のニュービーズを水に0.1%加えた洗
濯液を用い、家庭用洗濯機で1回洗濯毎に洗濯液を替え
ながら40℃、40分の洗濯を10回繰り返して行った
。その後、接着布を風乾してT−剥離試験に供した。
ドライクリーニング試験はJIS LO860に準じて
、パークロルエチレン11に洗剤として花王■製のペレ
ックス0T−Pを7.143g、エマルゲン910を5
g加えたものを使用し、ドライクリーニング試験装置に
より1回毎に液を替えながら5回繰り返してドライクリ
ーニングを行った。その後、接着布を風乾してT−剥離
試験に供した。
アイロン掛は試験は接着布を150℃にて、30g/c
m!の圧力を加えて30秒間、両面から加熱する方法に
よった。
実施例〕 以下実施例により本発明を更に詳しく説明する。
実施例1 30℃における見掛けの粘度が約50Pa−3の両末端
がジメチルビニルシリル基で封鎖されたポリオルガノシ
ロキサン100重量部に、平均粒径12n+μの微粉末
状シリカ15!を置部と、白金原子としての濃度が1%
の塩化白金酸の2−エチルヘキサノール溶液0.1重量
部を加え、2本ロールで均一に混練して粘稠な第一成分
を得た。また、ヒドロシリル基を0.9%含存するポリ
オルガノシロキサン10重量部に、上記の両末端がジメ
チルビニルシリル基で封鎖されたポリオルガノシロキサ
ン90重量部と、同じく上記の微粉末状シリカ15重量
部とを加え、2本ロールで均一に混練して粘稠な第二成
分を得た。
使用に当たって第一成分と第二成分を重量比で1:1の
割合で混合した。
この混合液を内径0.5mn+のノズルを付けたディス
ペンサにより2.7kg/cm”の圧力をかけて押し出
しながら、布とノズル先端の間隔を1mmに保って、ノ
ズルを1.95cm/secの速度で動かすことにより
、0.03g/10c+mの塗布量でポリエステルトロ
ピカル布(厚さ0.31++uw、密度0.465g/
m3)上に細線状に塗布した。
塗布されたシリコーンは布に乗っているだけで布の中に
は全く染み込まなかった。
同種類の布を重ねて120℃、30g/cn+”の圧力
で30秒間両面より加熱してシリコーンを硬化させ接着
を行った。
接着してから1日後、更に洗濯試験後とドライクリーニ
ング後、また、アイロン掛けをした後のT−剥離強度を
表1に示す。
なお、この布を綿糸(番手50)でlO針/3cmのピ
ッチでミシンにより縫製した場合の布の曲げ剛性B値は
0.28gf−cm”/cnであった。従って、シリコ
ーンにより接着した布の風合は縫製の場合とほぼ同じで
ある。
実施例2 実施例1において第−成分及び第二成分の微粉末状シリ
カを12重量部とした他は同様にして粘稠な二成分型シ
リコーンを調製した。そして実施例1と同様にしてポリ
エステルトロピカル布の接着を行った。この場合も塗布
されたシリコーンは布に乗っているだけで、布の中には
全く染み込まなかった。評価結果を表1に示す。
実施例3 30℃における見掛けの粘度が約20Pa−sの両末端
がジメチルビニルシリル基で封鎖されたポリオルガノシ
ロキサン100重量部に、平均粒径16mμの疎水性微
粉末状シリカ5重量部と、白金原子としての濃度が1%
の塩化白金酸の2−エチルヘキサノール溶液0.1重量
部を加え、2本ロールで均一に混練して流動性のある第
一成分を得た。また、ヒドロシリル基を1.4%含有す
るポリオルガノシロキサン10重量部に、上記両末端が
ジメチルビニルシリル基で封鎖されたポリオルガノシロ
キサン90重量部と、上記の疎水性微粉末状シリカ5重
量部と酸化チタン1重量部を加え、同様にして均一に混
合して粘稠な第二成分を得た。そして実施例1と同様に
してポリエステルトロピカル布の接着を行った。但し、
ノズルの移動速度は3.9cm/seeに変更した。
塗布されたシリコーンは布に若干染み込んだが、裏面へ
の染み出しはなかった。評価結果を表1に示す。
表  1 哀 曹 〔発明の効果〕 本発明の付加反応性シリコーンを用いれば、ディスペン
サにより繊維製品の上に細線状に自動塗布することがで
き、組立工程の自動化、省力化を図ることができる。ま
た、繊維製品を損傷しない温度(100〜140℃)と
時間(30〜90秒)で加熱、加圧接着をすることによ
りシリコーンが硬化し、約2 kgf/2.5cm以上
のT−剥離強度を発現する。布の裏面への接着剤の染み
出しはなく、風合も柔らかであるので接着の違和感の殆
どない優れた接着が可能となる。この接着部は洗濯やド
ライクリーニング、それにアイロン掛けに対して優れた
耐久性があり、このような使い方をされるアパレル製品
の組立工程への適用も可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)けい素原子に直結したアルケニル基を分子鎖中に
    2個以上もつポリオルガノシロキサン、(b)けい素原
    子に直結した水素原子を分子鎖中に3個以上もつポリオ
    ルガノシロキサン、及び (c)貴金属触媒 を必須成分とする繊維用接着剤。
JP28814286A 1986-12-03 1986-12-03 繊維用接着剤 Pending JPS63139971A (ja)

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