JPS63139967A - 一液型接着剤 - Google Patents

一液型接着剤

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JPS63139967A
JPS63139967A JP28860186A JP28860186A JPS63139967A JP S63139967 A JPS63139967 A JP S63139967A JP 28860186 A JP28860186 A JP 28860186A JP 28860186 A JP28860186 A JP 28860186A JP S63139967 A JPS63139967 A JP S63139967A
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rubber
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小塚 壮一郎
Sumiyuki Yoshikawa
吉川 純行
Tetsuya Kojimoto
哲哉 柑本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一液型で化学反応かつ溶剤乾燥型の接着剤に関
する。
〔従来の技術〕
従来、−波型で化学反応かつ溶剤乾燥型の接着剤は、ゴ
ムに充填材やフェノール樹脂などを加えて混練し、得ら
れた混線物を溶剤に熔解させることによって調製されて
いた(例えば、「接着剤ハンドブック」、日本接着剤協
会編、日刊工業新聞社発行、第326頁)。
また、カルボキシル基を有するゴムを用い、酸化亜鉛、
酸化マグネシウムなどの金属酸化物で架橋することによ
って、耐熱性を向上させるようにした接着剤も提案され
ている(例えば、上記「接着剤ハンドブック」の第33
6頁)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のようにゴムを充硬材やフェノール
樹脂などと混練し、溶剤に熔かした接着剤は、耐熱性に
乏しく、また、カルボキシル基を有するゴムを用い、金
属酸化物で架橋することによって耐熱性を向上させるよ
うにした接着剤は、使用されているゴムの分子量が約1
5万と高いため、ゲル化がはやく、製造上ならびに貯蔵
安定性において問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ゴム、フェノール樹脂および溶剤を含有する
一液型で化学反応かつ溶剤乾燥型の接着剤に、活性水素
を有するアミンを添加することによって、耐熱性を向上
させたものである。
また、分子量が小さく、かつカルボキシル基を有するゴ
ムを添加し、該ゴムを金属酸化物で架橋することによっ
て、ゲル化を防止しつつ、耐熱性をより一層向上させる
ようにしたものである。
すなわち、活性水素を有するアミンを添加することによ
って、フェノール暑射脂と上記活性水素を有するアミン
とが常温下、溶液中で反応し、フェノール樹脂が重合し
て耐熱性が向上する。また、カルボキシル基を有するゴ
ムを添加した場合、カルボキシル基がアミンにより活性
化され、金属酸化物との反応性が高められて架橋が促進
され、このアミンによる架橋促進作用と、上記のアミン
によるフェノール樹脂を重合させる作用とが相剰的に働
いて、耐熱性がより一層向上するようになるのである。
また、カルボキシル基を有するゴムが低分子量であるこ
とにより、分子量の大きいカルボキシル基を有するゴム
を用いた場合のようなゲル化が抑制され、製造上ならび
に貯蔵安定性の問題も解消されるのである。
本発明において、活性水素を有するアミンとしては、例
えばオレイルアミン、オクチルアミン、ステアリルアミ
ンなどのモノ脂肪族アミン、ジエチルアミン、ジェタノ
ールアミン、ジステアリルアミンなどのジ脂肪族アミン
、インホロンジアミンなどの脂環式アミン、ジフェニル
ジアミノメタン、フェニレンジアミンなどの芳香族アミ
ン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシ
リレンジアミンなどのジアミン、ジエチレントリアミン
、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン
などのポリアミンなどが用いられる。
この活性水素を有するアミンの添加量は、ゴム100重
量部に対して0.5〜20!!!量部にするのが好まし
い、これはアミンの添加量はフェノール樹脂の配合量と
かかわりを有しており、フェノール樹脂が一般にゴム1
00重量部に対して50〜100重量部配合さ置部こと
から、アミンの添加量が上記範囲より少なくなると、フ
ェノール樹脂を重合させて耐熱性を向上させる作用が不
充分となり、一方、アミンの添加量が上記範囲より多く
なると、アミンの添加によりコストアップを招くにもか
かわらず、耐熱性を向上させる効果はそれほど向上せず
、また、アミンの添加量が著しく多くなった場合には、
アミンがフェノール樹脂をゲル化させたり、あるりは可
塑剤的に作用して接着剤の凝集力を低下させるおそれが
あるからである。
ゴムとしては、例えばニトリルブタジェンゴム(以下、
NBRという)、クロロプレンゴム、天然ゴム、スチレ
ンブタジェンゴム、ブチルゴム、再生ゴムなどが用いら
れる。もとより、これらのゴム同士をブレンドしたもの
も使用することができ、また、これらのゴムに伯のゴム
をブレンドしたものも使用することができる。さらに、
上記ゴム中にカルボキシル基を有し、かつ数平均分子量
が10,000以下のゴムを添加すると、このカルボキ
シル基を有するゴムは、金属酸化物が存在すると、金属
酸化物によって架橋され、接着剤の耐熱性をより向上さ
せ、かつ分子量が小さいのでゲル化を起こさせないとい
う顕著な効果を発揮する。そして、このようなカルボキ
シル基を有し、かつ数平均分子量がio、ooo以下の
ゴムの添加量としては、該ゴムが全ゴム成分中3重量%
以上になるように添加するのが好ましい。
フェノール樹脂は、ノボラック型、レゾール型のいずれ
も使用可能であり、溶剤としては、例えばアセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケト
ン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、さら
にはトルエン、キシレンなど、この種の接着剤に通常使
用される溶剤をすべて用いることができる。
接着剤の調製にあたっては、上記ゴム、フェノール樹脂
、活性水素を有するアミン、溶剤を必須成分とし、要す
れば、さらに酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの金H酸
化物や、老化防止剤その他の添加剤などが用いられる。
各成分の量は特に限定されることはないが、通常、ゴム
100重量部に対して、活性水素を有するアミンを0.
5〜20M量部、フェノール樹脂を50〜100重量部
にするのが好ましい、また金属酸化物、老化防止剤その
他の添加剤を要する場合は、金属酸化物をゴム100重
量部に対して5〜15重量部にするのが好ましく、老化
防止剤その他の添加剤はそれらの用途に応じて適宜配合
量を決定するのが好ましい。なお、上記のようにフェノ
ール樹脂の量をゴム100重量部に対して50〜100
重量部にするのが好ましいというのは、従来と同様の考
えに基づくものであるが、フェノール樹脂の量が前記範
囲より少なくなると充分な接着強度が発揮できず、また
フェノール樹脂の量が前記範囲より多くなると接着強度
は向上するが脆くなる可能性があるからである。
そして、溶剤は、接着剤の使用の態様に応じて接着剤が
通した粘度になるように用いればよく、その使用量は特
に限られることはないが、通常、接着剤中の固形分が2
0〜60重量%、好ましくは25〜40重量%程度にな
るような量が選ばれる。
接着剤の調製は、通常、ゴムを素線し、それをアミン、
フェノール樹脂などとともに溶剤に熔解させつつ混合す
ることによって行われる。また金属酸化物や、老化防止
剤その他の添加剤を用いる場合は、通常、ゴムと金属酸
化物や老化防止剤その他の添加剤をあらかじめ混練して
おき、得られた混練物をアミン、フェノール樹脂などと
ともに溶剤に熔解させつつ混合することによって接着剤
がm製される。もとより、各成分をあらかじめ混練して
おき、得られた混線物を溶剤に溶解させる調製方法も採
用することができる。
また、ゴム、フェノール樹脂および溶剤を含有し、すで
に接着剤として調製されたものの中に活性水素を有する
アミンを添加することも可能であるが、アミンを均一に
分散させるための混合にかえって長時間を要するので、
通常は前記のようにアミンをゴム、フェノール樹脂など
とともに溶剤に熔解させつつ混合する方法が採用される
。なお、特許請求の範囲などでは本発明の特徴を明確に
するために活性水素を有するアミンが添加される旨記載
されているが、それは上述のように特徴を明確にするた
めであって、本発明の接着剤がすでに接着剤として調製
済のものの中に活性水素を有するアミンを添加すること
によってのみ調製されるものであるということを意味す
るものではない。
〔実施例〕 カルボキシル基含有ゴムとして日本ゼオン(株)のNB
RDNIQ3  (商品名)を用い、アミンとしてオレ
イルアミンを用いて、第1表に示す配合により接着剤を
調製し、アミンの添加効果、その配合量、DN103の
効果などを調べ、その結果を第2表に示した。なお、D
N103は日本ゼオン(株)製のNBRの商品名で、そ
の内容は数平均分子量15万のNBRにカルボキシル基
を0.007(EPHR,ただし、EPHRとはゴム1
00 gに対する当量を示す)含有する数平均分子量3
,000のNBRを約1Of!it%ブレンドしたもの
である。
第1表に示す13F[の配合に基づき、まず、ゴム、老
化防止剤、酸化亜鉛をニーグーにて混練し、得られた混
練物をアミン、フェノール樹脂などとともにアセトンに
固形分が一定濃度(約37重量%)になるように熔解さ
せつつ混合して接着剤を調製した。
接着試験は、被接着体として二軸延伸ポリエステルシー
トとSBRバッキング人工芝(スチレンブタジェンゴム
を裏打ちした人工芝)を用い、第1図に示すように、二
軸延伸ポリエステルシート2上に接着剤1によってSB
Rバッキング人工芝3a、3bを接着することにより試
験体を作製し、2週間室温で放置後、人工芝3a、3b
を左右に引っ張ってその剪断剥離強度を測定することに
よって行った。試験条件は、引張速麿を100m5+/
+ninとし、試験温度としては50℃で2時間放置(
#生)l&50℃で測定する場合とそのような加at生
を行うことなく常温下で測定する場合との両方を採用し
た。なお、比較例4はゲル化を生じ、接着剤としての機
能を喪失したので接着試験は行わなかった。
第1〜2表に示すように、アミンを添加した実施例1〜
3は、アミンを添加していない比較例1〜3に比べて、
耐熱性を示す50を試験の結果において、それぞれ接着
強度の向上が認められた。すなわち、アミンの添加の有
無だけが異なる実施例1と比較例1を比較すると、アミ
ンを添加した実施例1は50℃試験で比較例1より40
.okJr15cs接着強度が大きく、また、実施例2
と比較例2とでは、アミンを添加した実施例2の方がア
ミンを添加していない比較例2より36.9に+r/ 
5 cm接着強度が大きかった。また、実施例3と比較
例3とでは、アミンを添加した実施例3の方がアミンを
添加していない比較例3より19.4kg/ 5 cm
接着強度が大きかった。この結果より、アミンの添加に
より耐熱性が向上することが明らかであり、またカルボ
キシル基を含有するDN103の使用により接着強度の
向上度合が大きくなり、耐熱性がより一層向上すること
も明らかにされた。
また、実施例4〜8の50℃試験結果より、アミンはゴ
ム100重量部に対して0.5重量部以上添加すると耐
熱性が向上することも明らかにされた。
そして、酸化亜鉛を添加した実施例2と酸化亜鉛を添加
していない実施例9とを比較した場合、実施例2は実施
例9より50℃試験で接着強度が10.6kg15cm
太き(、カルボキシル基を含有するDN103を用いた
場合、酸化亜鉛のような金属酸化物が存在すると、架橋
が進行し、耐熱性がより一層向上することも明らかにさ
れた。なお、カルボキシル基含有ゴムで分子量が大きい
N I P OL1072(商品名)を用いた比較例4
は、前述のようにゲル化が生じ、接着剤としての機能が
消失して、接着試験をすることができなかったが、DN
103を用いたものはそのようなゲル化が生じなかった
また、ゴムが同組成で、オレイルアミンの添加量を0〜
lO重量部と変化させた比較例2、実施例4、実施例5
、実施例2、実施例6.7.8の50℃試験での接着強
度とアミンの添加量との関係を図示すると第2図のとお
りである。
(発明の効果〕 以上説明したように、本発明では、活性水素を有するア
ミンを添加することにより、耐熱性を向上させることが
できた。また、カルボキシル基を有する低分子量ゴムを
添加し、金属酸化物架橋をすることによって、ゲル化を
防止しつつ、耐熱性をより一層向上させることができた
【図面の簡単な説明】
第1図は接着試験を実施するための試験体を示す断面図
であり、第2図はアミンの添加量と接着強度との関係を
示す図である。 l・・・接着剤 第  l  図 1・・・接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴム、フェノール樹脂および溶剤を含有し、活性
    水素を有するアミンが添加されていることを特徴とする
    接着剤。
  2. (2)フェノール樹脂がゴム100重量部に対して50
    〜100重量部であり、かつ活性水素を有するアミンの
    添加量がゴム100重量部に対して0.5〜20重量部
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の接
    着剤。
  3. (3)カルボキシル基を有し、かつ数平均分子量が10
    ,000以下であるゴムと、金属酸化物が添加されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の接着剤。
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