JPS63139160A - ジペルオキシ酸前駆物質及びその合成法 - Google Patents

ジペルオキシ酸前駆物質及びその合成法

Info

Publication number
JPS63139160A
JPS63139160A JP62249124A JP24912487A JPS63139160A JP S63139160 A JPS63139160 A JP S63139160A JP 62249124 A JP62249124 A JP 62249124A JP 24912487 A JP24912487 A JP 24912487A JP S63139160 A JPS63139160 A JP S63139160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
reaction mixture
formula
diperoxy
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62249124A
Other languages
English (en)
Inventor
アルフレッド・ジー・ジールスケ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Clorox Co
Original Assignee
Clorox Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clorox Co filed Critical Clorox Co
Publication of JPS63139160A publication Critical patent/JPS63139160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C309/00Sulfonic acids; Halides, esters, or anhydrides thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3902Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
    • C11D3/3905Bleach activators or bleach catalysts
    • C11D3/3907Organic compounds
    • C11D3/3915Sulfur-containing compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ペルオキシ酸(過酸)類に関し、漂白及び洗
濯の用途に有用なジペルオキシ酸前駆物質類(即ち、ジ
ペルオキシ酸を形成する化合物類のようなジカルボン酸
のスルホン化フェニルエステル類)の合成方法に関する
〈従来の技術〉 過酸化合物類は効果的な漂白剤であり、過酸化合物類を
含有する組成物は工業操作及び家庭内の洗濯作業で有用
なものである。たとえば、1976年12月7日付で公
刊された米国特許第3996152号(発明者:エドワ
ーズ等(Edward et al)は、ジペラゼライ
ック酸(diperazelaic acid)及びジ
ペリソフタル酸(diperisophthalic 
acid)等のベルオキシケン化合物類(peroxy
gen compounds)を含有する漂白組成物を
開示している。
ペルオキシ酸は、通常、硫酸の存在下でカルボン酸を過
酸化水素と反応させて製造する。たとえば米国特許第4
337213号(発明者:マリノフスキー等(Mary
nowski et al) ; 1982年6月29
日公刊)には、処理固体量を大きくすることができるジ
ペルオキシ酸の製造方法が開示されている。
しかしながら、ペルオキシ化合物を含有する粒状漂白製
剤は、ペルオキシ酸の分解のために、貯蔵中に漂白刃を
失いがちである。ペルオキシ酸が比較的不安定であるた
め、ペルオキシ酸から成る組成物あるいはペルオキシ酸
を含有する組成物の貯蔵安定性上の問題が生じる。ペル
オキシ酸組成物の漂白刃(漂白活性)の低下の問題に対
処する1つの解決策は、特に約90℃未満の温度でペル
オキシ酸漂白組成物の漂白作用を活性化し若しくは漂白
作用の触媒として働くと言われているケトン類を含有さ
せることである。−例を挙げると、米国特許第4001
131号(発明者:モントゴメリー(Montgome
ry)  ; 1977年1月4日公刊)明細書には、
水溶性有機ペルオキシ酸漂白剤と、水溶性ジケトン活性
剤とを含有する漂白組成物が開示されている。
米国特許第4283301号(発明者:ディール(Di
ehl)  ; 1981年8月11日公刊)明細書に
は、過硼酸ナトリウム・−水化物又は過硼酸ナトリウム
・四水化物等のベルオキシダン漂白化合物類と、イソプ
ロペニル・ヘキサノエート及びヘキサノイル・マロン酸
ジエチルエステル等の活性剤化合物類とを含有する漂白
組成物が開示されている。しかしながら、米国特許第4
486327号(発明者:マーフィ等(Murphy 
et al、);1984年12月4日公刊)、米国特
許第4536314号(発明者:ハーディ等(l(ar
dy et al、);1985年8月20日公刊)、
米国特許第4539130号(発明者:トンプソン等(
Thompson etal、);1985年9月3日
公刊)の各明細書に開示されているように、上記の如き
漂白活性剤は不快臭を出す傾向がある。上記の各特許明
細書は、ベルオキシゲン漂白剤を活性化し不快臭を軽減
すると言われているCG−C□8カルボン酸のアルファ
置換誘導体類を開示している。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、水溶性であり、過酸化物源となる化合
物と共に水中に溶解した際のジペルオキシ酸の生成量が
優れている固体状無臭ジペルオキシ酸前駆物質を提供す
ることである。
本発明の別の目的は、90℃よりも冷たい温度下におい
ても、洗濯作業時に効果的なベルオキシゲン漂白効果を
示す貯蔵安定性の優れたドライ漂白組成物及び/又はド
ライ洗濯組成物を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、洗濯及び漂白の用途に有効
なジペルオキシ酸前駆物質の経済的且つ実際的な化合法
を提供することである。
本発明により、上述及びその他の薄目的を達成できる。
本発明の一つの特徴は、下記の構造式を持つ化合物類を
提供することである。
式中、nは約4〜約18の整数;Mはアルカリ金属、ア
ルカリ土類金属又はアンモニウムである。
上記の化合物類は一般に固体粉末状であり、無臭で、水
溶性であって、過酸化アルカリの如き過酸化物源ととも
に水に解離すると優れた収率で過酸類を生じる。退却水
分解(perhydrolysis)の際には臭いも色
も生じない。これらの化合物類は、漂白及び洗濯の用途
に用いた場合、C6〜C2oジペルオキシ酸(即ち、ジ
ペルオキシアジピン酸〜ジペルオキシアイコサンジオイ
ック酸(dj、peroxyeicosanedioi
c acid))を形成する有用な前駆物質である。
本発明のもう一つの特徴によれば、4種の必須成分、即
ちカルボン酸又はジカルボン酸、スルホン酸フェノール
、低級アルキル酸無水物及びアルキル炭化水素溶剤を含
む原料反応混合物からモノカルボン酸又はジカルボン酸
のスルホン酸フェニルエステル類を合成する方法が提供
される。原料反応混合物を充分な時間加熱し還流して副
産物である酸を形成させる。副産物である酸を共沸蒸留
等によって除去する。この場合の共沸混合物の成分は、
アルキル炭化水素と副産する酸である。別法として、ア
ルキル炭化水素溶剤が副産物である酸を随伴し、除去す
るような蒸留により、副産物の酸を除去することもでき
る。
この単一反応器合成時にスルホン酸フェノールエステル
反応生成物が形成される。本発明方法は、合成全工程で
単一の反応容器を使用するので、複雑な有機反応が簡単
になり、反応剤の移しかえが不要になるので移しかえに
より生成物が失なわれる惧れを回避できる。濾過等の手
段により、所望する反応生成物を容易に単離し、簡単に
高純度にできる。本発明方法は、大規模生産の実施に応
用できる。
〈実施例〉 ジペルオキシ酸類はよく知られており、一般に次式■で
表わされる。
六−」− nが4〜18(即ち、鎖中の炭素数が6〜20)のジペ
ルオキシ酸の名前を以下に示し、参照の便に供する。
ユ     ジペルオキシ酸の名前 4  ジペルオキシヘキサンジオイック酸(ジペルオキ
シアジピン酸) 5  ジペルオキシヘプタンジオイック酸6  ジペル
オキシオクタンジオイック酸7  ジペルオキシノナン
ジオイック酸(ジペルオキシアゼライン酸) =13= 8  ジペルオキシデカンジオイック酸9  ジペルオ
キシウンデカンジオイック酸10   ジペルオキシド
デカンジオイック酸11   ジペルオキシトリデカン
ジオイック酸12   ジペルオキシテトラデカンジオ
イック酸13   ジペルオキシペンタデカンジオイッ
ク酸14   ジペルオキシヘキサデカンジオイック酸
15   ジペルオキシヘプタデカンジオイック酸16
   ジペルオキシオクタデカンジオイック酸17  
 ジペルオキシノナデカンジオイック酸18   ジペ
ルオキシエイコサンジオイック酸本発明の化合物類は、
上記のジペルオキシ酸類の前駆物質であり、次式■で表
わされる構造を持つ。
式−四 式中、nは約4〜約1.8の整数であり;Mはアルカリ
金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムである。
=14= 上記の本発明化合物類(式■で示されるもの)は、詳細
については後述する。反応機構による式Iのジペルオキ
シ酸類の前駆物質である。本発明のジペルオキシ酸前駆
物質は、以下に記載するスルホン酸フェニルエステル類
の新規な合成法によって便宜に合成される。
本発明の方法は、初期反応混合物に4種の必須成分を必
要とする。これら4種の成分は、モノカルボン酸又はジ
カルボン酸、スルホン酸フェノール、低級アルキル酸無
水物、及びアルキル炭化水素溶剤である。これら4種の
必須成分は、2摺切期反応混合物を形成する。初期反応
混合物の1相は、固体(スルホン酸フェノール)である
。モノカルボン酸又はジカルボン酸及び低級アルキル酸
無水物は、アルキル炭化水素溶剤中の水滴溶解物の形で
溶剤中に溶解するか若しくは懸濁して液相を形成してい
る。
初期反応混合物への供給物としてモノカルボン酸又はジ
カルボン酸の何れかを選択することができるが、式■で
表わされるスルホン酸フェノールエステル反応生成物を
与える点から06〜C2oジカルボン酸が好ましい。
スルホン酸基はスルホン酸フェノールの水酸基のパラ位
置に位置し、ナトリウム若しくはカリウム等のアルカリ
金属、カルシウム若しくはマグネシウム等のアルカリ土
類金属又はアンモニウム基を持っている。フェノールス
ルホン酸ナトリウムは市場で容易に入手できるので、フ
ェノールスルホン酸ナトリウムが好ましい。
本発明方法で使用するに適した低級アルキル酸無水物の
例としては、無水酢酸、無水プロピオン酸及び無水ブチ
ル酸を挙げることができる。入手が容易で低コストであ
る点から、無水酢酸が好ましい。
詳細については後述するように、本発明方法を実施する
と、副産カルボン酸が生成する。この副産物は、初期反
応混合物中で使用した低級アルキル酸無水物と対応する
酸である。即ち、初期反応混合物中の低級アルキル酸無
水物として無水酢酸を使用した場合には、副産物として
酢酸が生成する。
本発明の実施に当たっては、所望する反応生成物が形成
される際に、初期反応混合物から副生カルボン酸を除去
する必要がある。副生カルボン酸は、共沸混合物として
、或いは共沸蒸留により、或いは随伴蒸気として除去す
るのが好ましい。ここで共沸混合物とは、副生カルボン
酸とアルキル炭化水素溶剤との混合物である。従って、
このような共沸混合物を形成するか或いは副生ずる酸を
随伴する(共蒸留物となる)能力を持つ炭化水素溶剤を
選択する。
上記の目的に適する炭化水素溶剤としては、ヘプタン、
オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、ト
リデカン及びこれらの混合物を挙げることができる。エ
クソン・コーポレイション(Exon Corpora
tion)から「イソパーJ (Iso−Par)とい
う名称で市販されている種類の水に不溶なイソパラフィ
ン系溶剤類も、アルキル炭化水素溶剤として適する。
初期反応混合物から所望するスルホン酸フエ二ル反応生
成物に至る全反応を以下に反応式で示すが、次式では初
期反応混合物をジカルボン酸の形で表示し、R□がメチ
ル、エチル又はプロピルの場合を示しである。
R工C=O ジカルボン酸を選択使用した場合には(反応式■で示す
場合)、ジカルボン酸:スルホン酸フェノール:低級ア
ルキル酸無水物の化、常置論的な比率は1:2:2にな
るが、高収率にするには、低級アルキル酸無水物及びス
ルホン酸フェノールを化学量論比よりも多量に使用する
のが好ましいという知見を得た。たとえば、適宜に過剰
量のスルホン酸フェノール及び低級アルキル酸無水物成
分、化学量論比よりも約12〜15%過剰の量の上記周
成分を用いるのが最も好ましい。
初期反応混合物を充分な時間、加熱・還流して副生カル
ボン酸を含有する中間反応混合物を形成させた後、副生
カルボン酸を除去する。スルホン酸フェノールの低級ア
ルキル酸無水物への親核性反応によって形成される中間
生成物である。低級アルキルエステルを介して、反応式
■で示す反応機構が進行するのであるから、還流時間が
必要になる。還流を僅かしか行なわないか又は全く行な
わない場合には、所望するスルホン酸フェニルエステル
反応生成物の収率が低くなるという知見が得られた。中
間生成物である低級アルキルエステル及び副生カルボン
酸の形成に充分な還流時間は少なくとも約2時間、より
好ましくは約4時間〜約6時間である。還流時間を上記
範囲よりも長くしても、収率の増量は僅かである。
初期反応混合物を少なくとも約150℃、より好ましく
は少なくとも約170℃、最も好ましくは約200 ’
C〜215℃に加熱する。約150℃未満の温度では、
収率が低い。温度は300℃を越えてはならず、好まし
くは約り50℃〜約270″Cを越えないようにする。
温度を高くしすぎると、成分のフラッシュ・オフ(fl
ash−off;揮散)及び炭化(charring)
によって、低級アルキル酸無水物の損失を来たす。
副生カルボン酸の除去により、ジカルボン酸が中間生成
物の低級アルキルエステルと親核性反応して混合酸無水
物を形成する反応が促進され、混合酸無水物がスルホン
酸フェノールと反応して、所望するスルホン酸フェノー
ルエステル反応生成物を生じることになる。還流に続く
副生カルボン酸の除去の結果、所望反応生成物の収率が
よくなる。
副生カルボン酸の除去は、蒸留によって行なうのが好ま
しい。副生カルボン酸共沸物はアルキル炭化水素溶剤に
随伴されて除かれる。初期分留は、著しく副生カルボン
酸に富むものである。好ましくは蒸留物(及び内部温度
)をモニターして、内部温度が純粋のアルキル炭化水素
溶剤の蒸留温度にまで]1昇し且つ蒸留物の上部相(副
生じた酸を含有する)が定常状態になった後に、蒸留を
止める。
所望するスルホン酸フェニルエステル反応生成物は、反
応の終期には固体懸濁物として存在する。
この粗製反応生成物は、濾過等の方法によって、容易に
分離できる。たとえば再結晶のような方法によって粗製
反応生成物を精製することができる。
初期反応混合物がジカルボン酸を含有する場合には、反
応生成物は式■で示す構造を持つ。
従って、好ましくは、本発明方法を実施して本発明のジ
ペルオキシ酸前駆物質類を収率良く合成する。
一般的には、少なくとも大部分のジペルオキシ酸前駆物
質が退却水分解し効果的な漂白が行なわれるに充分な量
の過酸化アルカリ等の固体状過酸化物源とジペルオキシ
酸前駆物質とを調合する。
過酸化物源として使用するに適した化合物の例としては
、過硼酸ナトリウム・−水塩、過硼酸ナトリウム・四水
塩、過酸化水素化炭酸ナトリウム(sodjum ca
rbonate peroxyhydrate)、過酸
化水素化ピロ燐酸ナトリウム、過酸化水素化尿素、過酸
化ナトリウム及びこれらの混合物を挙げることができる
。乾燥(ドライ)漂白組成物、或いは表面活性剤を含有
させて乾燥状態での洗濯(ドライ・ランドリング)若し
くはドライ漂白組成物として使用するときにジペルオキ
シ酸前駆物質と組み合わせて使用するのに特に好適なア
ルカリ過酸化物は過硼酸す1−リウム・−水塩及び過硼
酸ナトリウム・四水塩である。
過酸化物源(即ち、水溶液中で過酸化水素を生じる化合
物)自身が、ベルオキシゲン漂白化合物を構成する。し
かしながら、ジペルオキシ酸前駆物質及び過酸化物源を
ともに含有するドライ漂白組成物は、過酸化物源のみか
ら成るものよりも、特に60℃未満の温度下においては
、より良好な漂白を行なう。過酸化物対ジペルオキシ酸
前駆物質の比率の範囲は、過酸化物に対する前駆物質中
に含有されるエステル基のモル比で定めるのが好ましい
。従って、ジエステル類前駆物質を用いた場合には、各
エステル基に対する過酸化物の比は、モル比で、約1対
10、より好ましくは約2対5ある。
漂白組成物も洗濯組成物である(即ち、表面活性剤を含
有する)場合には、ドライ・ランドリング組成物に対す
るベルオキシゲン漂白組成物の量は約1重量%〜約20
重量%、好ましくは約5重量%〜約10重量%である。
ベルオキシゲン漂白組成物(ジペルオキシ酸前駆物質及
び過酸化物源を含有)は種々の表面活性剤と調合するこ
とができ、周知の乾燥状態のアニオン性、カチオン性、
非イオン性、両性イオン性(又は2イオン性)表面活性
剤又はこれらの混合物が適宜に使用できる。使用できる
表面活性剤の幾つかを以下に記載する。使用可能なアニ
オン性表面活性剤の例としては、炭素数約10〜約20
のアルキル基、及びスルホン酸基若しくはアルキル硫酸
ナトリウム及びアルキル硫酸カリウム等の硫酸エステル
基が分子構造中に含有されている有機硫酸反応生成物類
及びアルキルベンガンスルホネート類(alkyl b
enzene 5ulfonates)の水溶性塩類(
たとえばアルカリ金属、アンモニウム及びアルキル・ア
ンモニウム塩類)である。
本発明のドライ・ランドリング組成物中で使用するに適
した非イオン性表面活性剤の例としては、アルキルフェ
ノール類の酸化ポリエチレン縮金物類、及び脂肪族アル
コール類と約1モル〜約25モルのエチレンオキサイド
との縮合生成物類等を挙げることができる。
使用に適した2イオン性表面活性剤の例としては、第二
級及び第三級アミン類の誘導体、複素環式第二級及び第
三級アミン類の誘導体、又は第四級アンモニウム、第四
級ホスホニウム若しくは第三級スルホニウム化合物類の
誘導体を挙げることができる。
使用に適したカチオン性表面活性剤の例としては、アル
キル第四級アンモニウム表面活性剤(alkyl qu
aternary ammonium 5urfact
ans)を挙げることができる。
本発明による乾燥漂白組成物又はドライ・ランドリング
組成物は、清浄剤形成物、緩衝剤、酵素並びに湿潤剤、
染料及び香料のような極く少量の水溶性固体物質を含有
するものであってもよい。
本発明のベルオキシゲン漂白組成物はPH約9.0〜約
10.5で最大の効果を発揮するから漂白及び/又はラ
ンドリング溶液のアルカリ性のpH値に保つために、緩
衝剤を利用することができる。
pH値が9.5又は10.5であり、温度が21℃、過
酸化物対ジペルオキシ酸前駆物質のモル比が4:1(即
ち、過酸化物対各エステル基のモル比が2=1)の場合
には過加水分解率は約86%であり、pH10,5で温
度が30℃の場合の過加水分解率は約94%である。こ
のように望ましい高い過加水分解率は、同様に望ましい
低い率から中庸の率の加水分解率と組み合わされている
従って、本発明のジペルオキシ酸前駆物質は、水中に溶
解すると、優先的にジペルオキシ酸を形成する。
次ぎに挙げる実施例IA〜ICに本発明の3例のジペル
オキシ酸前駆物質の実施例を製造するための本発明によ
る方法例を示す。
矢二順」[ニーN 2リツトル容の三つ口のモルトン・フラスコ(Mort
on flask)にパドル攪拌器、乾燥チューブつき
のコンデンサ及び加熱マントルを取り付けた。
フラスコにドデカン(600mM、融点=215℃)を
加えて、約165℃に加熱した。強く攪拌しながら、ア
ジピン酸(40,9g;280ミリモル:融点=152
℃)を加えた。アジピン酸の全量が融解した時点で無水
p−フェノールスルフェート(118,5g、6ooミ
リモル)を加え、次いで無水酢酸(57mU、600ミ
リモル)及び酢酸ナトリウム(1,8g、20ミリモル
)を加えた。
高速攪拌を行ないながら上記の混合物を4時間約165
℃に保持した。保持時間の終期に、反応フラスコとコン
デンサの間にディージ・スターク・トラップ(Dean
−5tark trap)を入れ、反応ポットに温度計
を入れた。次の3時間の期間に、ディージ・スターク・
トラップを介して、酢酸を除去した。ディージ・スター
ク・トラップ内で蒸留が始まったときの始期内部温度は
131℃であり、3時間後の終期温度は215℃にまで
上昇した。
反応混合物を冷却した後、濾過したところ、固体の社友
状物(jan)が得られた。この社友状固体をアセトン
で(2X700m12)洗浄し、濾過し、フード中で空
気乾燥したところ、147.5g粗製生成物が得られた
。この粗製生成物中のジエステルの割合について分析し
たところ71.0%の値が得られ、従って、反応中のジ
エステルの収率は75%であった。
粗製物の一部分(135,0g)を、熱メタノール/水
(容積比で50150 ; 675mR)に溶解したと
ころ、汚れた黄色の溶液になった。この熱い溶液を濾過
すると、明るい黄金色の溶液になった。この溶液を攪拌
しながら、水浴で5℃に冷却した。得られたスラリーを
濾過すると白色固体が得られ、これを真空オーブンで乾
燥した(110℃、6時間)ところ、64.og製品が
得られた。
乾燥した固体状物の赤外線スペクトルは1755■−1
に大きなエステルのピークを示した。再結晶させた固体
をHPLC(外部標準)により分析したところ、ジエス
テルが92.2%、フェノールスルフェートが4.1%
であることがわかった。
’ ” C−NMR(D20)分析の結果は以下の通り
であった。
177.1ppm(エステルのカルボニル基)154.
8  (酸素についた芳香環)14.3.6  (硫黄
についた芳香環)130.1  (硫黄に対してオルト
位置の芳香環)124.8  (酸素に対してオルト位
置の芳香環)36.1   (カルボニル基に対してア
ルファ位置のメチレンの炭素) 26.2  (カルボニル基に対してベータ位置のメチ
レンの炭素) 実施例IB 500mQ容の三つ口のモルトン・フラスコにパドル攪
拌器、乾燥チューブつきのコンデンサ及び加熱マントル
を取り付けた。フラスコにドデカンを加えて、約160
℃に加熱した。強く攪拌しながら、アゼライン酸(11
,75g ; 62.5ミリモル;融点=110℃)を
加えた。アゼライン酸の全量が融解した時点で、無水酢
酸(13,5mQ、143ミリモル)を加え、続いて無
水p−フェノール硫酸ナトリウム(27,5g、1.4
0ミリモル)及び酢酸ナトリウム(0,41,g、5ミ
リモル)を加えた。
上記混合物を同一温度で22時間、高速攪拌視た。高速
攪拌・同一温度保持時間の終期に、反応フラスコとコン
デンサとの間にディージ・スターク・トラップを入れ、
フラスコに温度計を入れた。
次に6時間かけて、酢酸を除去した。ディージ・スター
ク・トラップ中で蒸留が始まる始期温度は139℃であ
り、6時間経過後の終期温度は215°Cに上昇した。
反応混合物を冷却し、濾過したところ、社友状固体が得
られた。この社友状固体をアセトン(2X500rr+
Q)で洗浄し、濾過し、空気乾燥したところ、37.6
gの粗製物が得られた。この粗製物のジエステルについ
て分析(HPLCによる)したところ、ジエステル78
.6%であり、従って、上記反応におけるジエステルの
収率は87%であった。赤外スペクトルは1755cm
−1で大きなエステルのピークを示した。
同様にして、多量の粗製アゼライン酸前駆物質サンプル
をつくった。粗製物サンプルを熱メタノール/水(容積
比50150.650 m Q )に溶解すると黄色溶
液になったが、これを水浴で5℃に冷却した後、濾過す
ると白みかかった固体が得られた。この固体をアセトン
(2X600mQ)で洗浄し、濾過し、空気乾燥し、最
後に真空オーブン(110℃、1晩)で乾燥した。クリ
ーム色の固体のうち乾燥後の固体は100.2gになり
、赤外線スペクI〜ル中で強いエステルの吸収バンド(
1,755cm −’ )を示した。この精製固体のH
PLC(外部標準)は94.8%ジエステルを示した。
”C−NMR(D20)の分析結果は以下の通りであっ
た。
]、 76.9ppm(エステルのカルボニル基)15
5.5  (酸素についた芳香環)144.9  (硫
黄についた芳香環)1.30.9  (硫黄に対してオ
ルト位置の芳香環)125.1  (酸素に対してオル
ト位置の芳香環)37.4  (カルボニル基に対して
アルファ位置のメチレンの炭素) 27.8  (カルボニル基に対してベータ位置のメチ
レンの炭素) 31.7   (その他の内部メチレン基の炭素)実施
例rc 三つ口のモルトン・フラスコ(500mM容)にパドル
攪拌器と、乾燥チューブのついたコンデンサとを取りつ
けたこのフラスコにアルキル炭化水素溶剤としてドデカ
ンを加え、油浴で150〜160℃に加熱した。固体状
のドデカンジオイック酸(14,4g、62.5ミリモ
ル、融点=140℃)を加え、融解して曇った混合物が
形成されるまで、攪拌した。融解したドデカンジオイッ
ク酸に無水フェノールスルホン酸ナトリウム(27,0
g−138ミリモル)と、無水酢酸(13,5m fl
 、143ミリモル)と、酢酸ナトリウム(0,41g
、5ミリモル)とを添加した。この初期反応混合物を3
.5時間還流した後、装置にディーン・スターク・トラ
ップと温度計を取りつけた。油浴温度を235℃に上昇
させ、内部温度及び留出物の容積をモニターした。
反応混合物中では副生酢酸が生成するが、これをドデカ
ン溶剤を用いて蒸留した。留出物の内部温度及び容積を
モニターした。内部温度が純粋の炭化水素溶剤の沸点に
まで上昇し、留出物の容積が一定値に成った後に(約2
3時間後)、蒸留を停止した。反応混合物を冷却し、濾
過によって反応生成物を除去した。反応生成物(社友状
固体)をアセトンで洗浄し、乾燥した。収率は、38.
4g (83%)であった。
粗製反応生成物の特性をIR−HPLC及び”C−NM
R(D20)によって調べた。固体のIRは1755a
n−1で強い芳香族エステルの吸収バンドを示し、約3
500国−1で非常に小さなOHの吸収バンドを示した
。粗製品のHPLC分析結果は、ジエステル78.8%
、モノエステル4.2%、酢酸エステル10.3%、フ
ェノールスルフォネート(スルホン酸フェノール)3.
7%であった。従って、粗製品中に存在するジエステル
の全量は30.3g、即ちジエステル51.7ミリモル
が存在し、収率は83%になった。”C−NMR(D2
0)の分析結果は以下の通り。
175.6ppm(エステルのカルボニル基)154.
5  (酸素についた芳香環)143.8  (硫黄に
ついた芳香環)129.8  (硫黄に対してオルト位
置の芳香環)124.1  (酸素に対してオルト位置
の芳香環)36.4  (カルボニル基に対してアルフ
ァ位置のメチレンの炭素) 31.3   (内部メチレンの炭素)26.9   
(カルボニル基に対してベータ位置のメチレンの炭素) 同様にして、粗製ジペルオキシ・ドデカノイック酸前駆
物質の別のサンプルを調製し、調製した粗製ジエステル
(ジエステル含有率767.4重量%)を熱H20/M
eOH(容積比で50150゜800 m fl )に
添加した。全ての固体が溶解するまでスラリーを攪拌し
、次いで内部温度が5℃になるまで水浴で冷却した。得
られた粘稠なスラリ一を濾過とた後、フィルタ・パッド
上の固体をアセトンで洗浄し、(2X600m)、濾過
し、空気乾燥した。真空オーブン(110℃)中で1晩
かけて、固体の最終的な乾燥を行なった。98.9 g
の精製・乾燥製品は、HPLC(外部標準)分析によれ
ば、97.3%のジエステルを含有するものであること
が確かめられた。
実施例■ 実施例ICに記載したと同様の方法で、ただし塩基性触
媒を用いずに(即ち、酢酸ナトリウムを使用せず)、ジ
ペルオキシアゼライン酸前駆物質を製造した。
2リツトル容の三つ口のモルトン・フラスコにパドル攪
拌器と、乾燥チューブつきのコンデンサと、加熱マント
ルとを取りつけた。これにイソパーM (Isoper
 M ;融点=207℃、550mFl)を加え、約1
50℃に加熱した。アゼライン酸 (52,6g、280ミリモル、融点=110℃)を添
加し、それが全部融解した時点で、無水酢酸(61,4
Q、650ミリモル)を加え、次いで無水p−フェノー
ルスルホン酸ナトリウム(116g、592ミリモル)
を加えた。
上記混合物を4.5時間約165℃に保持した。
その後、反応フラスコとコンデンサの間にディージ・ス
ターク・トラップを入れ、フラスコには温度計を差し込
んだ。続く3.5時間の間に酢酸を除去した。ディージ
・スターク・トラップ中で蒸留が認められるようになっ
たときの温度は133℃であり、3.5時間の終期の温
度は210℃に上昇した。
反応混合物を冷却した後、濾過したところ、暗色の社友
状固体が得られた(酢酸ナトリウム触媒を使用した反応
で得られるものよりも色は暗かった)。固体をアセトン
で洗浄し、(2X 700m fl )、濾過し、週末
まで期間をかけて空気乾燥した。この固体から、赤外部
の1760■−1のところに非常に強いエステルの吸収
バンドを持つ物質が得られた。HPLC分析(外部標準
)によって、72.3%のジエステルの存在が示された
上記固体の1回分(バッチ;140.0g)を熱メタノ
ール/水(容積比50150.525mQ)を加えたと
ころ、暗褐色の溶液が得られた。これを水浴で5°Cに
冷却し、得られたスラリーを濾過すると明るい色の社友
状固体が得られた。この固体をアセトンで洗浄しく2X
600mff、)−濾過し、乾燥し、真空オーブン中で
最終的な乾燥を行なった。(110℃、1晩)。得られ
た固体(89,0g )は、赤外部の1.760 an
−’の位置に強いエステルの吸収バンドを示した。HP
 L C分析(外部標準)によればジエステル100%
であった。
得られた所望反応生成物の収率(粗製物及び精製物の両
方)は、実施例ICで記載した収率に比較し得る収率で
あった。しかしながら本実施例で製造された粗製物は、
触媒存在下で製造されたものよりも暗いタンニン色であ
った。
酸性触媒(メタンスルホン酸)を用いて、更に試験例を
実施した。触媒として8%のメタンスルホン酸を用い、
151℃で満足すべき量の製品が得られたが、この製品
の色は塩基性触媒を用いたものよりも暗いタンニン色で
あった。174℃(溶剤としてデカンを使用)の温度、
並びに215℃(溶剤としてドデカンを使用)した場合
の製品(生成物)は暗褐色であった。
表■、■並び■に、上述の3群の初期反応混合物につい
て、温度及び時間が収率に与える影響を示す。表■に示
すデータをとった初期反応混合物は、塩基性触媒として
酢酸ナトリウムを含有し、酸無水物成分及びスルホン酸
フェノール成分が化学量論比よりもモル比で12〜14
%多い混合物である。表■で示すデータをとった初期反
応混合物は、酸性触媒としてメタンスルホン酸を用いた
こと以外は上記と同様の混合物である。表■のデータを
とった初期反応混合物は、触媒を使用せず、スルホン酸
フェノール成分及び酸無水物成分が12〜14モル%過
剰の混合物である。以上の3群全てで用いた酸無水物は
、無水酢酸である。第一群及び第二群(表I及び表■)
のジエステル反応生成物は、ジー(ナトリウムP−フェ
ニルースルホン酸)−ドデカンジオエートである。
−37= 表−一一工 1  ノナン  151  4.5   21    
192  デカン  174  4.5  26   
583  ドデカン  2152      2624
  ドデカン  215  2     1.2   
 735  ドデカン  215  4.5    4
    796  ドデカン  215  3.5  
 2−3    78表■かられかるように、塩基性触
媒を用いた場合には、温度が174℃未満になると収率
が顕著に落ちる。
表   ■ 実験 溶剤   溶剤の  還流時間 蒸留時間 ジエ
ステル番号□□−−□□j剰久実狗−仰労り  時間)
 の収率(%7  ノナン  1512     95
08  ノナン   151  3    26.5 
  579  デカン  1742     6351
0   ドデカン  215  2      2.5
   41表■かられかるように、酸性触媒を用いた場
合には温度が約151°Cを越えると収率が低下する。
人−一一世 表■は、無触媒で本発明を実施した例である。
実験番号11の生成物は、ジー(ナトリウムp −フェ
ニル−スルホン酸)−アゼレートである。
表■は、還流時間と、スルホン酸フェノール成分及び酸
無水物成分の量を変化させた場合の効果を示す例である
。実験番号12〜16は、8%塩基性触媒(酢酸ナトリ
ウム)を用いた例であり、実験番号17は触媒を用いな
い例である。ジエステル化反応の生成物はジー(ナトリ
ウムP−フェ老ニー−■ 下表■に異なる溶媒系を用いる再結晶法により、アゼラ
イン酸のフェノールスルフォネート・ジエステルの粗製
物を精製して得られたデータを要約含有置傘50150
    物比  ジエステル ジエステル67    
H2O−MEOH5: 1   97    8973
    H2O−MEOH4:1  100    8
772    H2O−MEOH3,7: 1  10
0    8870    H,0−iPrOH3,7
:1   93    7870    H2O−ET
OH3,7:1   97    84一つの容器内部
での合成におけるp−フェノールスルホネーのモノエス
テル類の収率を高めるために、初期反応混合物中でモノ
カルボン酸を用いて本発明方法を実施した。斯くして、
本発明方法を用いて、下表■に示す各種の異なるモノエ
ステ一邦一 本発明方法の実施により、退却水分解により「良い」〜
「優れている」収量でモノペルオキシ酸類又はジペルオ
キシ酸類を生じるペルオキシ酸前駆物質が得られる。次
表(表■)に示す7種のペルオキシ酸前駆物質を製造し
、過酸化物:エステル基の比を1=2にとり、0.02
Mの炭酸緩衝液(carbonate buffer;
pH=10.5.21℃)中に溶解し、5分後のペルオ
キシ酸生成量を試験した。各溶液について、理論量の1
4− p p m A 、○を与えるも表   ■ 以上の記載においては、好ましい実施例を挙げて本発明
につき説明を加えたが、本発明は上記実施例のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲の全範囲が本発明
の権利範囲として保護されるべきものである。
特許出願人  ザ・クロロックス・カムパニイ代理人弁
理士  兼  坂     異同       酒  
 井       −同      兼   坂   
    繁一羽一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)次の構造式で表わされるジペルオキシ酸前駆物質化
    合物: ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、nは約4〜約18の整数であり;Mはアルカリ金
    属、アルカリ土類金属又はアンモニウムである。 2)nが5又は8であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の化合物。 3)Mがナトリウムであることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項に記載の化合物。 4)ジペルオキシ酸前駆物質と過酸化物源とから成り、
    ジペルオキシド前駆物質が次の構造式で表わされること
    を特徴とする乾燥状態の漂白組成物: ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、nは約4〜約18の整数であり;Mはアルカリ金
    属、アルカリ土類金属又はアンモニウムであり;過酸化
    物源の量は少なくとも約9.0のpH値の水溶液の存在
    下で少なくとも約21℃の温度において少なくとも大部
    分のジペルオキシ酸前駆物質が過加水分解される量であ
    る。 5)過酸化物源が、過硼酸ナトリウム・一水塩、過硼酸
    ナトリウム・四水塩、過酸化水素化炭酸ナトリウム、過
    酸化水素化ピロ燐酸ナトリウム、過酸化水素化尿素、過
    酸化ナトリウム及びこれらの混合物から成る群から選択
    されたものであることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項に記載の組成物。 6)ジペルオキシ酸前駆物質の過加水分解の結果として
    、ジペルオキシ酸前駆物質からジペルオキシ酸が形成さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第4項又は第5項
    に記載の漂白組成物。 7)アニオン性、カチオン性、非イオン性若しくは両イ
    オン性(2イオン性)表面活性剤又はこれらの混合物と
    、 ジペルオキシ酸前駆物質と過酸化アルカリとを含有する
    ペルオキシゲン漂白組成物とから成り、 前記ジペルオキシ酸前駆物質が2つのエステル残基を有
    し、 過酸化アルカリ:ジペルオキシ酸前駆物質の各エステル
    残基のモル比が少なくとも2:1であり、 ジペルオキシ酸前駆物質が次の構造式によって表わされ
    ることを特徴とするドライ・ランドリング組成物: ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、nは約4〜約18の整数;Mはアルカリ金属、ア
    ルカリ土類金属又はアンモニウムである。 8)更に洗濯補助剤を含有することを特徴とする特許請
    求の範囲第7項に記載のドライ・ランドリング組成物。 9)カルボン酸又はジカルボン酸と、スルホン酸フェノ
    ールと、低級アルキル酸無水物と、アルキル炭化水素溶
    剤とを含有する初期反応混合物を調製し; 初期反応混合物を加熱し、副生カルボン酸を含有する中
    間反応混合物が形成されるに充分な時間、加熱された初
    期反応混合物を還流させ、副生カルボン酸を除去してス
    ルホン化フェニルエステルな応生成物を形成させること
    を特徴とするスルホン化フェニルエステル類の合成方法
    。 10)副生カルボン酸がアルキル炭化水素溶剤とともに
    留出物として除去されることを特徴とする特許請求の範
    囲第9項に記載の方法。 11)ジカルボン酸が以下の構造式で表わされることを
    特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の方法: ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、nは約4〜約18の整数であり;約150℃〜約
    270℃の間の温度にまで初期反応混合物を加熱する。 12)スルホン酸フェノールが以下の構造式で表わされ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第10項又は第11
    項に記載の方法: HOφSO_3M 式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモ
    ニウムである。 13)低級アルキル酸無水物が、無水酢酸、無水プロピ
    オン酸又は無水ブチル酸であることを特徴とする特許請
    求の範囲第10項又は第11項に記載の方法。 14)低級アルキル酸無水物が、無水酢酸であることを
    特徴とする特許請求の範囲第10項又は第11項に記載
    の方法。 15)アルキル炭化水素溶剤がヘプタン、オクタン、ノ
    ナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン若し
    くはこれらの混合物又は水不溶性イソパラフィン系溶剤
    類であることを特徴とする特許請求の範囲第10項又は
    第11項に記載の方法。 16)約200℃〜約215℃の温度で加熱することを
    特徴とする特許請求の範囲第10項又は第11項に記載
    の方法。 17)少なくとも2時間還流を行なうことを特徴とする
    特許請求の範囲第16項に記載の方法。 18)初期反応混合物及び中間反応混合物が何れも固体
    相及び液体相を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第9項に記載の方法。 19)スルホン化フェニルエステル反応生成物が以下の
    構造式で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第
    11項に記載の方法: ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、nは約4〜約18の整数であり;Mはアルカリ金
    属、アルカリ土類金属又はアンモニウムである。 20)実質的に全部の副生酸を除去した後に、反応生成
    物を単離する工程を更に有することを特徴とする特許請
    求の範囲第19項に記載の方法。 21)反応生成物が濾過によって単離され、次いで再結
    晶により精製されることを特徴とする特許請求の範囲第
    20項に記載の方法。 22)初期反応混合物中のスルホン酸フェノール:ジカ
    ルボン酸のモル比及び低級アルキル酸無水物:ジカルボ
    ン酸のモル比が、何れも、少なくとも約2:1であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第11項に記載の方法。 23)初期反応混合物に、所望に応じて、酸性触媒又は
    塩基性触媒を含有させることを特徴とする特許請求の範
    囲第10項に記載の方法。
JP62249124A 1986-10-03 1987-10-03 ジペルオキシ酸前駆物質及びその合成法 Pending JPS63139160A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US915133 1986-10-03
US06/915,133 US4735740A (en) 1986-10-03 1986-10-03 Diperoxyacid precursors and method

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63139160A true JPS63139160A (ja) 1988-06-10

Family

ID=25435271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62249124A Pending JPS63139160A (ja) 1986-10-03 1987-10-03 ジペルオキシ酸前駆物質及びその合成法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US4735740A (ja)
EP (1) EP0262895B1 (ja)
JP (1) JPS63139160A (ja)
AR (1) AR242021A1 (ja)
AT (1) ATE53382T1 (ja)
AU (2) AU605510B2 (ja)
CA (1) CA1305971C (ja)
DE (1) DE3763074D1 (ja)
ES (1) ES2016365B3 (ja)
GR (1) GR3000579T3 (ja)
TR (1) TR23011A (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4927559A (en) * 1988-04-14 1990-05-22 Lever Brothers Company Low perborate to precursor ratio bleach systems
US4915781A (en) * 1988-07-27 1990-04-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Stabilized hydrogen peroxide compositions
US5269962A (en) 1988-10-14 1993-12-14 The Clorox Company Oxidant composition containing stable bleach activator granules
US5182045A (en) * 1989-03-29 1993-01-26 The Clorox Company Late peracid precursors
EP0396287A3 (en) * 1989-05-04 1991-10-02 The Clorox Company Method and product for enhanced bleaching with in situ peracid formation
US5078907A (en) * 1989-11-01 1992-01-07 Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. Unsymmetrical dicarboxylic esters as bleach precursors
US5124475A (en) * 1991-03-01 1992-06-23 Stepan Company Preparation of p-phenyl sulfonate esters of acyl glycolic acids
JP3231834B2 (ja) * 1991-05-04 2001-11-26 クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング イミドカルボン酸活性化剤およびスルフィミドカルボン酸活性化剤、それらの製造方法およびそれらの使用方法
MX9207050A (es) * 1991-12-19 1993-06-01 Ciba Geigy Ag Dispersion de blanqueador estable durante el almacenamiento
US5710296A (en) * 1995-05-25 1998-01-20 The Clorox Company Process for preparing phenyl esters
US5705091A (en) * 1995-09-11 1998-01-06 The Clorox Company Alkoxylated peracid activators
DE19721588A1 (de) * 1997-05-23 1998-11-26 Henkel Kgaa Oxacarbonsäureester als Bleichaktivatoren für Wasch- und Reinigungsmittel
US6448430B1 (en) 1999-09-10 2002-09-10 Eastman Chemical Company Process for the preparation of aryl carboxylate esters
US6448431B1 (en) 1999-09-13 2002-09-10 Eastman Chemical Company Production of aryl carboxylate esters
US20080051881A1 (en) * 2006-08-24 2008-02-28 Feng James Q Medical devices comprising porous layers for the release of therapeutic agents
CN102241610A (zh) * 2011-04-20 2011-11-16 上海交通大学 磺化芳香二羧酸及其制备方法

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2262720A (en) * 1940-06-21 1941-11-11 Clarence E Earle Medicinal composition
US2813896A (en) * 1952-12-12 1957-11-19 Bayer Ag Process for preparing organic peracids
US2852495A (en) * 1955-09-26 1958-09-16 J I Holcomb Mfg Company Inc Resinous polymers of di-ester monomers
GB864798A (en) * 1958-03-20 1961-04-06 Unilever Ltd Bleaching processes and compositions
US3052715A (en) * 1960-10-24 1962-09-04 Shell Oil Co Preparation of esters
US3706786A (en) * 1970-02-13 1972-12-19 Chemagro Corp Chloronitrophenyl esters of polycarboxylic acids
US3996152A (en) * 1975-03-27 1976-12-07 The Procter & Gamble Company Bleaching composition
US4001131A (en) * 1975-06-03 1977-01-04 The Procter & Gamble Company Activation of organic peracids by di-ketones
US4172086A (en) * 1977-03-28 1979-10-23 Fmc Corporation Process for the manufacture of peroxycarboxylic acids
US4115058A (en) * 1977-10-03 1978-09-19 Fmc Corporation Aromatic sulfonic anhydrides as peroxygen activators
US4244884A (en) * 1979-07-12 1981-01-13 The Procter & Gamble Company Continuous process for making peroxycarboxylic acids
US4283301A (en) * 1980-07-02 1981-08-11 The Procter & Gamble Company Bleaching process and compositions
US4367156A (en) * 1980-07-02 1983-01-04 The Procter & Gamble Company Bleaching process and compositions
US4314949A (en) * 1980-07-23 1982-02-09 The Procter & Gamble Company Process for making peroxycarboxylic acids
US4337213A (en) * 1981-01-19 1982-06-29 The Clorox Company Controlled crystallization diperoxyacid process
US4412934A (en) * 1982-06-30 1983-11-01 The Procter & Gamble Company Bleaching compositions
US4451664A (en) * 1982-09-24 1984-05-29 Occidental Chemical Corporation Process of manufacturing diaryl esters of dicarboxylic acids
EP0105672B1 (en) * 1982-09-28 1986-04-09 The Procter & Gamble Company Synthesis of sulphonated organic compounds
DE3377490D1 (en) * 1982-09-28 1988-09-01 Procter & Gamble Synthesis of hydrophilic phenol ester derivatives
GB8304990D0 (en) * 1983-02-23 1983-03-30 Procter & Gamble Detergent ingredients
GB8310081D0 (en) * 1983-04-14 1983-05-18 Interox Chemicals Ltd Peroxygen compounds
US4544503A (en) * 1983-09-01 1985-10-01 Ethyl Corporation Process for producing acyloxybenzenesulfonate salts
DE3337921A1 (de) * 1983-10-19 1985-05-02 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur herstellung von alkali- und erdalkalisalzen von acyloxibenzolfulfonsaeuren
GB8328654D0 (en) * 1983-10-26 1983-11-30 Interox Chemicals Ltd Hydrogen peroxide compositions
US4486327A (en) * 1983-12-22 1984-12-04 The Procter & Gamble Company Bodies containing stabilized bleach activators
US4483778A (en) * 1983-12-22 1984-11-20 The Procter & Gamble Company Peroxygen bleach activators and bleaching compositions
US4539130A (en) * 1983-12-22 1985-09-03 The Procter & Gamble Company Peroxygen bleach activators and bleaching compositions
EP0148148A3 (en) * 1983-12-27 1985-10-09 Monsanto Company Production of sodium alkanoyloxybenzene sulfonate
FR2559768B1 (fr) * 1984-02-17 1986-06-13 Rhone Poulenc Chim Base Procede de preparation de para-acyloxybenzenesulfonate par catalyse acide
GB8414696D0 (en) * 1984-06-08 1984-07-11 Shell Int Research P-isononanoyloxybenzenesulphonate
GB8415909D0 (en) * 1984-06-21 1984-07-25 Procter & Gamble Ltd Peracid compounds
DE3671438D1 (de) * 1985-07-03 1990-06-28 Akzo Nv P-sulphophenylcarbonate und diese enthaltende reinigungsmittel.

Also Published As

Publication number Publication date
ES2016365B3 (es) 1990-11-01
AR242021A1 (es) 1993-02-26
AU7715191A (en) 1991-11-28
EP0262895A1 (en) 1988-04-06
CA1305971C (en) 1992-08-04
DE3763074D1 (de) 1990-07-12
TR23011A (tr) 1989-01-10
US4735740A (en) 1988-04-05
AU7929987A (en) 1988-04-14
GR3000579T3 (en) 1991-07-31
ATE53382T1 (de) 1990-06-15
AU605510B2 (en) 1991-01-17
EP0262895B1 (en) 1990-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63139160A (ja) ジペルオキシ酸前駆物質及びその合成法
JP2786222B2 (ja) 漂白剤としてのイミド芳香族ペルオキシ酸
EP0484324A2 (en) Cleaning compositions containing bleach activator compounds
JPS59144734A (ja) 親水性フエノ−ルエステル誘導体の合成法
WO1994029270A1 (fr) Nouveau sulfonate, procede pour sa fabrication, et composition de blanchiment le contenant
IE56048B1 (en) Synthesis of sulphonated organic compounds
JPH02149541A (ja) アルキレングリコールエーテルのカルボン酸エステルの製造方法およびその使用方法
US5078907A (en) Unsymmetrical dicarboxylic esters as bleach precursors
JPH0321541B2 (ja)
JPH03246263A (ja) 新規ポリカチオン化合物及びこれを含有する漂白剤組成物
US4814110A (en) Method for esterifying dihydroxybenzenes
JP2738550B2 (ja) 新規なパーオキシカルボン酸アミノ誘導体
JP3231834B2 (ja) イミドカルボン酸活性化剤およびスルフィミドカルボン酸活性化剤、それらの製造方法およびそれらの使用方法
KR0140220B1 (ko) 이미도-유도 과산화산
JP2812717B2 (ja) アミド窒素ヘテロ原子含有複素環式ペルオキシ酸
JPH02202600A (ja) トリアシル化されたエタノールアミンを液状水混和性過酸化物活性剤として使用する方法
IE49183B1 (en) Compositions containing an alkali metal mono-or polyalkylarylsulfonate and the corresponding hydroperoxide,process for their preparation and detergent compositions containing them
EP0267048B1 (en) Peroxyacids, phenoxyacetate peracid precursors and perhydrolysis system
US4680145A (en) Process for producing diperoxoic acids
US6022982A (en) Method for the development of δ-lactones and hydroxy acids from unsaturated fatty acids and their glycerides
CA1280423C (en) Process for the preparation of dihydro-1h-pyrrolizine- 3,5-(2h,6h)-dione
US5710296A (en) Process for preparing phenyl esters
US5849935A (en) Method for the development of δ-lactones and hydroxy acids from unsaturated fatty acids and their glycerides
JP2002530370A (ja) 改良されたブリーチアクチベーターの合成
KR20070068826A (ko) 테트라아세틸에틸렌디아민의 제조방법