JP2738550B2 - 新規なパーオキシカルボン酸アミノ誘導体 - Google Patents

新規なパーオキシカルボン酸アミノ誘導体

Info

Publication number
JP2738550B2
JP2738550B2 JP63287504A JP28750488A JP2738550B2 JP 2738550 B2 JP2738550 B2 JP 2738550B2 JP 63287504 A JP63287504 A JP 63287504A JP 28750488 A JP28750488 A JP 28750488A JP 2738550 B2 JP2738550 B2 JP 2738550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
amino
group
novel compound
compound per
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63287504A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01153674A (ja
Inventor
カルロ、ベントゥレロ
クラウディオ、カバロッティ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Solvay Specialty Polymers Italy SpA
Original Assignee
Ausimont SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ausimont SpA filed Critical Ausimont SpA
Publication of JPH01153674A publication Critical patent/JPH01153674A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2738550B2 publication Critical patent/JP2738550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3945Organic per-compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C409/00Peroxy compounds
    • C07C409/40Peroxy compounds containing nitrogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D211/00Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings
    • C07D211/04Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D211/06Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D211/08Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to ring carbon atoms
    • C07D211/18Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D211/34Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms with hydrocarbon radicals, substituted by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は(ポリ)パーオキシカルボン酸アミノ誘導体
と称することのできる自体新規の有機(ポリ)パーオキ
シ酸及びその製法に関する。
より詳しくは、本発明は、下記一般式(I)を有する
(ポリ)パーオキシカルボン酸アミノ−誘導体: 〔式中の記号は次の意味を有する: R、R1及びR2は互いに同種或いは異種であってよく、
水素原子、アルキル基を表わし、或いはR、R1及びR2
ら選ばれた二つの基がそれらが結合する窒素原子と共に
それらの全てが任意に置換されてよい脂肪族複素環を生
ぜしめ、Aは(シクロ)アルキレン基、シクロ脂肪族基
で縮合されてもよいアリーレン基、シクロアルキレン−
アルキレン又はアルキレン−シクロアルキレン基、シク
ロ−脂肪酸基に縮合されてもよいアリーレン−アルキレ
ン或いはアルキレン−アリーレン基を表わし(該アルキ
レン基はCONR3基を介在して有してもよく、R3は水素原
子或いはアルキル基又はアリール基を表わす)、X-はHS
O4 -或いはCH3SO3 -を表わす〕、 それらの製法、及びそれらの漂白剤としての使用に関
する。
上記一般式(I)を有するパーオキシカルボン酸アミ
ノ誘導体化合物はそれ自体新規であり、工業的観点から
極めて興味深い新規製品群を構成する。
それらは事実、パーオキシ酸について既に公知のもの
と同様にプラスチックの分野においてモノマー重合にお
ける開始剤特にオレフィンエポキシ化及びヒドロキシル
化のための酸化剤として、及びファイン化学の分野にお
ける多くのその他の酸化方法において一般的な用途を有
する。
より具体的には、例えば上記一般式(I)(式中、A
=アルキレン基)を有する(ポリ)パーオキシカルボン
酸アミノ誘導体は洗剤工業における漂白の分野において
特に有効な用途を有する。
この観点の下に、一般的に過去においてこれらの有機
パーオキシ酸は、特に中−低温度洗浄のため配合物にお
ける漂白剤としての用途に対するそれらの優れた可能性
により工業分野において益々興味を喚起しており、更に
又、省エネルギー的考慮により一層普及している。
従って、漂白活性及び特に熱的安定性及び貯蔵安定性
即ち貯蔵寿命の必要な要請を備えた有機パーオキシ酸化
合物に関する数多くの文献が存在し、これらの後者の要
請事項は工業的実施及びその様な化合物の広範な応用の
ために、必須のものである。
従って、特に洗剤分野においては、多くのモノ−或い
はジ−パーオキシカルボキシル、直鎖或いは環状の有機
パーオキシ酸が知られており、用いられている。
既に説明されているパーオキシカルボン酸としては例
えば次のものが挙げられる:ジパーオキシドデカンジオ
ン酸、モノパーオキシフタル酸、ジ過アゼライン酸及び
置換ジパーオキシグルタル及びアジピン酸など。
特に、出願人は上記一般式(I)を有する(ポリ)パ
ーオキシカルボン酸アミノ誘導体或いはそれらの製法に
ついては知らない。
パーオキシカルボキシル化法は基質(有機酸或いはエ
ステル)の酸化を過酸化水素の濃溶液を用いて濃H2SO4
或いはCH3SO3Hで行うものである。
従って、反応媒体の強酸性及び出発基質中の塩基性の
塩化可能な窒素原子の存在は該基質に酸性媒体における
高い溶解度を与える。
その様な高い溶解度は容易に予見される様に又、出願
人により広く試験された様に酸化反応において過酸化水
素により形成されるパーオキシカルボン酸誘導体の単離
の如何なる伝統的方法を適用することを不可能にする。
特に、水による強い稀釈或いはパーオキシカルボン酸生
成物に選択的であり、残存反応液と非混和性の有機溶媒
による抽出による通常用いられる反応液からの沈澱方法
は非実用的である。
驚くべきことに、本発明により窒素原子上にHSO4 -
いはCH3SO3 -アニオンで塩化された一般式(I)を有す
る(ポリ)パーオキシカルボン酸アミノ誘導体が本発明
の一部でもある新規方法により得られることが本出願人
により発見された。
従って、本発明の目的はそれ自体新規な化合物として
上記一般式(I)を有する(ポリ)パーオキシカルボン
酸アミノ誘導体を提供することである。
本発明のもう一つの目的は上記一般式(I)を有する
該パーオキシカルボン酸のそれ自体安定な形態における
簡単且つ安価な製造方法を提供することである。
更に、本発明の目的は上記一般式(I)を有するパー
オキシカルボン酸アミノ誘導体の洗剤配合物における漂
白剤特に低−中温用のものとしての使用である。
これら及び以下の詳細な開示から当業者に更に明らか
になるその他の目的は、本発明に従って上記一般式
(I)を有する(ポリ)パーオキシカルボン酸アミノ誘
導体、及び一般式(I)を有する目的パーオキシカルボ
ン酸に対応する構造を有する(ポリ)カルボン酸アミン
−誘導体及びその四級塩から選ばれる基質を濃H2O2と濃
H2SO4及びCH3SO3Hから選ばれる反応媒体中で操作するこ
とにより反応させ、及びパーオキシカルボン酸(I)を
次いで反応液からテトラヒドロフラン及び酢酸エチルよ
り選ばれた有機溶媒を添加することにより分離すること
を特徴とする関連する製法により達成される。
この様にして、一般式(I)を有するパーオキシカル
ボン酸は一般的に安定な固体としてそれらの窒素原子上
で出発物質として用いられる基質上に任意に既に存在す
る或いは反応媒体から得られるHSO4 -或いはCH3SO3 -アニ
オンにより溶媒によるそれらの反応媒体中での不溶化に
より塩化されて得られる。
より明確に説明すると本発明による方法は濃H2SO4
いはCH3SO3Hの酸媒体中におけるH2O2による任意に既に
N−原子上で四級化された(ポリ)酸(一般式(I)の
目的(ポリ)パーオキシカルボン酸に対応)よりなる基
質のパーオキシカルボキシル化反応及びその反応の終了
時点における目的生成物を溶解することによりそれを混
和性でなく、反対に酸性反応媒体(濃H2SO4或いはCH3SO
3H)並び過剰のH2O2を反応水と共に完全に溶解すること
のできる適当な有機溶媒の引続く添加にある。これは、
一般式(I)を有する(ポリ)パーオキシカルボン酸生
成物の不溶化による結果的分離を含むものである。
上記の如く、一般式(I)を有する(ポリ)パーオキ
シカルボン酸に対応する原料として用いられる基質は既
に窒素原子上で任意に四級化されたカルボン酸アミン誘
導体により構成されてよい。
原料として用いられる基質はそれ自体公知の化合物で
あるか及び/又は常法により製造することができる。
より詳細には、上記の既に四級N−原子を含有する出
発化合物はそれ自体公知の生成物を構成するか及び/又
は公知技術により製造されるしかしながら、基質中に
R、R1及びR2の少なくとも一つが水素原子により構成さ
れる場合には、操作上の観点から前記製造を(HSO4 -
いはCH3SO3 -の形態下にて)H2O2の不存在下において上
記パーオキシカルボキシル化反応と同一条件において行
い、次いでパーオキシド化される得られた四級生成物塩
を分離することにより行うのが有利であることが判明し
た。R、R1及びR2の少なくとも一つが水素原子により構
成されている場合には、パーオキシド化反応における予
め四級化された出発基質生成物の使用が特別の基質の存
在下において有利な結果を与える。
得られた生成物を次いで常法に従い過、溶媒洗浄、
乾燥などに付する。
一般式(I)に関して上記同種或いは異種のR、R1
びR2は水素原子或いは好ましくは1個乃至5個の炭素原
子を含有する直鎖或いは分岐アルキル基で構成され、更
にそれらの基の二つはそれらの結合する窒素原子と共に
4〜6個の炭素原子を含有する複素環−脂肪族環を形成
してもよい。
該基は更に製造が行われる反応条件下に及び/又は活
性化過カルボン酸酸素の存在下において不活性な同種又
は異種の1個以上の原子或いは基で構成される置換基例
えばF、Cl原子、OH、NO2基、低級アルコキシ基、カル
ボキシル基などを含有してもよい。
上記の如く、Aは直鎖或いは分岐アルキレン基(C
H2(mは1〜20、好ましくは1〜15から選ばれた整
数を表わす)を表わす、或いはAシクロアルキレン基
(C3−C12)を表わし、加えて、Aはアリーレン(C3−C
14)基或いは一般式(C3−C12)シクロアルキレン−(C
H2或いは(CH2アルキレン−シクロアルキレン
(C3−C12)(式中、nは1〜5の整数である)を有す
るシクロアルキレン−アルキレン基、或いは一般式(C6
−C14)アリーレン−(CH2或いは(CH2−(C6
−C14)アリーレン(式中、nは上記意味を有し、及び
これらの基におけるアリーレン部分はシクロ脂肪族基と
縮合されてよい)を有するアリーレン−アルキレン基に
より構成されてよい。
記号Aにより表わされる基は又R、R1及びR2基に対し
て説明した1個以上の基によって置換されていてもよ
い。
最後に、Aが直鎖或いは分岐アルキレン鎖基により構
成されるか或いはそれを含有する場合には該鎖はCONR3
基(式中、R3は低級(C1−C5)アルキル基、アリール基
或いは水素原子を表わす)を介在して有してよい。
一般式Iを有する対応する(ポリ)パーオキシカルボ
ン酸アミノ誘導体を得るための出発基質としては例えば
次のものが挙げられる:4−アミン−酪酸、3−アミン−
プロピオン酸、(カルボキシメチル)−トリメチルアン
モニウムヒドロキシド或いはクロライド(或いは一水和
ベタイン)、3−ピペリジン−プロピオン酸、11−アミ
ノ−ウンデカン酸、12−アミノ−ドデカン酸、グリシル
−グリシン、3−アミノ−安息香酸、5−アミノ−イソ
フタル酸、4−アミノ−フェニル酢酸、5−アミノ−吉
草酸、6−アミノ−カプロン酸、L−アスパラギン酸、
N,N−ジメチルアミノラウリン酸、N,N−ジメチルアミノ
ウンデカン酸。
好ましい操作態様に従えば、出発基質として用いられ
るカルボン酸アミノ誘導体、或いはそれらの四級塩、の
パーオキシカルボキシル化の反応は約70重量%〜90重量
%の範囲の濃度を有するH2O2を反応経過中の反応温度を
基質の反応性に応じて15〜50℃の範囲に維持することに
より濃H2SO4或いはCH3SO3H中の基質の溶液に徐々に添加
することにより行われる。
100%濃度にて決定されるH2SO4或いはCH3SO3Hの量は
基質のモル当り2モル以上、例えば2〜30モル、好まし
くは7〜10モルである。
過酸化水素は基質に対して過剰量で用いられ、基質の
モル当り1モル以上例えば約1〜6モル、好ましくは1.
2〜2モルである。
反応時間は基質の性質、操作温度、及び反応終了時に
存在する最終の全H2SO4/H2O或いはCH3SO3H/H2Oモル比に
応じて異る。該比は各種関連パラメータを調整すること
により1.5以上例えば約1.5〜10、好ましくは約4〜6に
される。
約30分乃至4時間の反応時間が操作可能であることが
示され、通常約1〜2時間の反応時間が十分である。
テトラヒドロフラン或いは酢酸エチル溶媒の仕用量は
通常4/基質モル以上であり、更にそれは10℃以下の
温度で添加される。
一般式(I)を有するパーオキシカルボン酸アミノ誘
導体生成物は通常室温で固体である。それらは特に洗剤
組成物例えば顆粒配合物において広い温度範囲に亘る溶
液中の漂白剤として特に有用である。
洗剤組成物は常法に従ってその他の成分及び/又は添
加剤などと共に配合される。
最後に、最終反応液を一般式(I)の(ポリ)パーオ
キシカルボン酸の分離前に粘質化操作に付することがで
きる。
以下、本発明を更に詳細に具体例により説明するが、
これらは純粋に例示を目的として与えられるものであっ
て、本発明を限定する趣旨のものではない。
これらの具体例により製造された製品はそれらの活性
酸素含量を求めることにより(ヨード滴定法による)、
及びフーリエ変換赤外分光光度法(FT−IR)を用いるこ
とにより元素分析により特徴付けられた。
例5、6及び12は別々に塩化された基質について行わ
れた。
例 1 30g(0.312モル)のメタンスルホン酸を攪拌機、温度
計及び外浴を備えたビーカー中に入れた。
内温を35゜、40℃に上昇させ、4g(0.0387モル)の4
−アミノ酪酸を撹拌しながら15分間に亘って添加した。
上記温度をアミノカルボン酸の完全な溶解が得られる
まで維持し、次いで温度を15℃に低下させ、3.2gの85%
のH2O2(0.08モル)を温度が25℃未満に維持されるよう
に撹拌しながら徐々に添加した。撹拌を20〜25℃で1.5
時間継続した。
終了時に反応液を次いで撹拌しながら0〜10℃に保た
れた300mlのテトラヒドロフラン(THF)中に注いだ。1
時間撹拌後、分離生成物を多孔性隔膜上で過し、THF
(2×30ml)で洗浄し、次いでエチルエーテルEt2O(2
×30ml)で洗浄し、最後に真空下に室温で1時間CaCl2
−乾燥器内に保存した。
7.5gの実質的に純粋な結晶性4−アミノ−過酪酸メタ
ンスルホネートが得られた:収率89.8%。
元素分析値: 計算値:C5H13O6NSとして:C,27.90%;H:6.08%;N:6.50
%;O(活性):7.43%;CH3SO3H,44.65%。
実測値:C:27.99%;H:6.00%;N:6.49%;O(活性):7.42
% CH3SO3H:43.13%。
融点:44℃(分解)。
同様に操作することにより対応する基質から出発して
5−アミノ−過吉草酸メタンルホネート及び6−アミノ
−過カプロン酸メタンスルホネートを調製した。
5−アミノ−過吉草酸:計算値O(活性):6.98%;
実測値O(活性):6.80% 6−アミノ−過カプロン酸:計算値及び実測値O(活
性):6.57% 例 2 2g(0.0224モル)の3−アミノ−過プロピオン酸を15
gの96%のH2SO4(約0.146モル)に溶解し、例1と同様
に操作することにより次いで1.8gの85%のH2O2(0.045
モル)で処理し、次いで1時間撹拌を継続した。終了時
に、常に例1の操作条件に従って、反応液を上記と同様
にして200mlのTHF中に注いだ。
4gの結晶性の実質的に純粋な3−アミノ−過プロピオ
ン酸サルフェートが得られた。収率:87.8%。
元素分析値: 計算値:C3H9O7NSとして:C,17.73%;H:4.46%;N:6.89%;
O(活性):O:7.87%;H2SO4:48.27%。
実測値:C:18.02%;H:4.79%;N:6.91%;O(活性):7.86
%; H2SO4:47.98% 例 3 例1と同様に操作することにより3g(0.0222モル)の
トリメチルアンモニウム(カルボキシメチル)ヒドロキ
シド(ベタイン一水和物)を30gの96%のH2SO4(0.292
モル)に完全に溶解し、次いで3gの85%H2O2(0.075モ
ル)で温度を30℃以内に維持するように処理し、次いで
撹拌を30℃で4時間継続した。終了時に、例1と同様に
操作して反応液を400mlのTHF中に注ぎ、次いで上記と同
様な操作を行った。73.7%の収率に相当する90%の純度
(活性酸素含量6.22%;理論値6.92%)を有する4.2gの
結晶性トリメチルアンモニウム(パーカルボキシメチ
ル)バイサルフェートが得られた。
元素分析値: 計算値C5H13O7NSとして:C:25.97%;H:5.66%;N:6.06%;
O(活性):6.92%;H2SO4:45.42% 実測値:C:25.96%;H:5.72%;N:6.1%;O(活性):6.22
%;H2SO4:45.89%。
融点:52℃(分解)。
例 4 例1と同様に操作することにより、4.7g(0.0287モ
ル)の3−ピペリジンプロピオン酸を36g(0.374モル)
のメタンスルホン酸に溶解し、次いで6gの70%のH2O
2(0.123モル)で温度を20℃に維持するように処理し、
次いで撹拌を15〜20℃で1時間継続した。終了時に、常
に例1と同様の操作に従って反応液を上記と同様にして
400mlのTHF中に注いた。7.2gの結晶性の実質的に純粋な
3−ピペリジン−過プロピオン酸メタンスルホネートが
得られた。収率:93%。
元素分析値: 計算値C9H19O6NSとして:C:40.13%,H:7.11%;N:5.20%;
O(活性):5.94%;CH3SO3H;35.68%。
実測値:C:39.73%;H:6.94%;N:5.08%;O(活性);5.93
%; CH3SO3H:35.9%。
融点:132℃(分解)。
例 5 5g(0.0248モル)の11−アミノ−ウンデカン酸を冷却
浴を用いることにより温度を40℃に維持する注意を払い
ながらゆっくり撹拌下に50mlビーカー中の15gのメタン
スルホン酸に添加し、撹拌を完全に溶解するまで35〜40
℃で継続した。
この混合物を次いで撹拌下に10℃に保たれた150mlの
酢酸エチル中に注いだ。撹拌を30分間継続した。沈澱し
た11−アミノ−ウンデカン酸メタンスルホネートを多孔
性隔膜上で過し、先ず酢酸エチル(2×30ml)、次い
でEt2O(2×30ml)で洗浄した後、真空下に室温でCaCl
2上で乾燥させた。7gの生成物が得られた。
6.6g(0.0222モル)の11−アミノ−ウンデカン酸メタ
ンスルホネートを室温で13gのCH3SO3中に溶解した。
1.1gの85%H2O2(0.0275モル)をゆっくり、温度を15
℃以内に維持するように撹拌下に添加し、次いで撹拌を
10〜15℃で30分間継続した。
終了時に、例1と同様に操作することにより反応液を
上記と同様にして300mlの酢酸エチル中に注いだ。4.9g
の結晶性の実質的に純粋な11−アミノ−過ウンデカン酸
メタンスルホネートが得られた。収率:70.4%。
元素分析値: 計算値C12H27O6NSとして:C,45.98%;H,8.68%;N,4.46
%;O(活性),5.10%;CH3SO3H,30.66%。
実測値:C,45.83%;H,8.78%;N,4.48%;O(活性),5.09
%; CH3SO3H,30.79%。
融点:63℃(分解)。
例 6 5g(0.0232モル)の12−アミノ−ドデカン酸を25gのC
H3SO3Hで例5と同様にして処理した。
酢酸エチルの代りにテトラヒドロフランを用いること
により上記操作を用いた。6.7gの12−アミノ−ドデカン
酸メタンスルホネートが得られた。
8.3g(0.0267モル)の12−アミノ−ドデカン酸メタン
スルホネートを周囲温度にて16gのCH3SO3H中に溶解し
た。
例5の操作と同様にして、1.3gの85%のH2O2(0.0325
モル)を撹拌下にゆっくり添加した。終了時に例1の操
作に従い8gの結晶性の実質的に純粋な12−アミノ−過ド
デカン酸メタンスルホネートが得られた。収率:91.4
%。
元素分析値: 計算値C13H29O6NSとして:C:47.68%;H:8.93%;N:4.27
%;O(活性):4.88%;CH3SO3H;29.35%。
実測値:C:47.08%;H:8.82%;N:4.25%;O(活性):4.87
%; CH3SO3H:29.21%。
例 7 例1と同様にして、5g(0.0378モル)のグリシル−グ
リシンを25gのCH3SO3H中に完全に溶解させ、次いで3.6g
の85%のH2O2で処理し、更に20〜25℃で2時間撹拌し
た。例1と同様にして400mlのTHFを用い、87.2%の収率
に相当する91.5%の純度(活性酸素含量5.99%;理論値
6.55)を有する8.8gの結晶性グリシル−アミノ−過酢酸
メタンスルホネートを分離した。
元素分析値: 計算値:C5H12O5N2Sとして:C:24.59%;H:4.95%;N:11.47
%;O(活性);6.55%CH3SO3H,39.35%。
実測値:C:24.58%;H:5.32%;N:11.51%;O(活性)5.99
%; CH3SO3H:39.20%。
融点:97℃(分解)。
例 8 4−アミノ−酪酸の代りに3−アミノ−安息香酸(4
g;0.0291モル)を用い、3.2gの代りに2.9gの85%のH2O2
(0.0725モル)を用いることにより例1の操作を繰返し
た。6.6gの98%の純度を有する結晶性3−アミノ−過安
息香酸メタンスルホネートを得た。収率89.8%。
元素分析値: 計算値C8H11O6NSとして:C,38.55%;H,4.45%;N,5.62%;
O(活性),6.42%;CH3SO3H,38.55%; 実測値:C,39.0%;H,4.22%;N,5.62%;O(活性),6.29
%; CH3SO3H,37.9%。
この生成物は溶融することなしに114℃で分解した。
例 9 3−アミノ安息香酸の代りに5−アミノ−イソフタル
酸(2g;0.011モル)を用い、30gの代りに32gのCH3SO
3H、2.9gの代りに2.7gの85%H2O2(0.0675モル)及びTH
Fの代りに酢酸エチル(800ml)を用いることにより例8
の操作を繰返した。
3.1gの結晶性の実質的に純粋な5−アミノ−ジ−過イ
ソフタル酸メタンスルホネートが得られた。収率:91
%。
元素分析値: 計算値C9H11O9NSとして:C,34.95%;H,3.58%;N,4.5.3
%;O(活性),10.34%;CH3SO3H,31.07%。
実測値:C,34.96%;H,3.85%;N,4.30%;O(活性),10.33
%; CH3SO3H,30.96%。
この生成物は溶融することなしに122℃で分解した。
例 10 3−アミノ−安息香酸の代りに4−アミノ−フェニル
酢酸(3g;0.0198モル)を用い、30gの代りに19gのCH3SO
3H、2.9g代りに2.2gの85%のH2O2(0.055モル)及びTHF
の代りに酢酸エチル(300モル)を用いることにより例
8の操作を繰返した。
5.2gの結晶性の実質的に純粋の4−アミノ−フェニル
−過酢酸メタンスルホネートが得られた。収率:98.5
%。
元素分析値: 計算値C9H13O6NSとして:C,41.06%;H,4.98%;N,5.32%;
O(活性),6.07%;CH3SO3H,36.5%。
実測値:C,40.71%;H,5.24%;N,4.95%,O(活性),6.00
%; CH3SO3H,35.82%。
この生成物は溶融することなしに134℃で分解した。
例 11 硫酸の代りにメタンスルホン酸(15g;0.156モル)を
用いて例2の操作を繰返した。4.4gの結晶性の実質的に
純粋な3−アミノ−過プロピオン酸メタンスルホネート
が得られた。収率:98%。
元素分析値: 計算値C4H11O6NSとして:C,23.87%;H,5.51%;N,6.96%;
O(活性),7.95%;CH3SO3H,47.76%。
実測値:C,23.88%;H,5.66%;N,6.70%;O(活性),7.95
%; CH3SO3H,48.02%。
例 12 5g(0.056モル)の3−アミノ−プロピオン酸を冷却
浴を用いることにより温度を40℃に保つ注意を払いなが
ら50mlのビーカー中の15gの硫酸に撹拌しながらゆっく
り添加した。撹拌を次いで35〜40℃で完全に溶解するま
で継続した。
混合物を次いで150mlのテトラヒドロフラン中に注
ぎ、撹拌しながら10℃に維持した。撹拌は30分間継続し
た。分離した3−アミノ−プロピオン酸サルフェートを
多孔性隔膜上で過し、先ず、テトラヒドロフラン(2
×30ml)、次いでEt2O(2×30ml)で洗浄し、次いでCa
Cl2上で室温にて真空下に乾燥させた。
3−アミノ−プロピオン酸の代りに上記で得られた3
−アミノ−プロピオン酸サルフェート(4.18g、0.0224
モル)を用いて繰返した。同様な結果が得られた。
例 13 (カルボキシメチル)トリメチルアルミニウムヒドロ
キシドの代りに対応するクロライド(3.41g;0.0222モ
ル)を用いて例3の操作を繰返した。同様な結果が得ら
れた。
例 14 メタンスルホン酸の代りに硫酸を用いる以外は例5と
同様にして5g(0.0248モル)の11−アミノ−ウンデカン
酸を対応するサルフェートに転換した。6.5gの生成物が
得られた。
6g(0.0201モル)の上記で得られた11−アミノ−ウン
デカン酸サルフェートを9gの96%のH2SO4(0.0882モ
ル)中に室温で溶解した。次いで、2.1gの85%のH2O
2(0.052モル)を温度を15℃に保つように撹拌しながら
添加し、次いで撹拌を10〜15℃で30分間継続した。終了
時に、例1と同様にして反応液を上記操作と同様にして
300mlの酢酸エチル中に注いだ。
6gの結晶性の実質的に純粋な11−アミノ−過ウンデカ
ン酸サルフェートを得た。収率:95%。
組成を元素分析により確認した。O(活性):計算値
5.07%;実測値5.04%。
同様な操作により12−アミノ−過ドデカン酸サルフェ
ートを調製した。
O(活性):計算値4.85%;実測値4.85%。
例 15 15gの96%のH2SO4(0.147モル)を攪拌機、温度計及
び外浴を備えたビーカー中に入れた。内温を0℃に保
ち、撹拌下に10分間で等温を+5℃より低温に保ちなが
ら、4.8gの85%のH2O2(0.045モル)を添加した。次い
で、6gL−アスパラギン酸(0.045モル)を温度が15℃に
保たれるように添加した。撹拌を15℃で1時間継続し
た。
終了時に反応液を250mlの撹拌下に0℃に保たれた酢
酸エチル中に注いだ。この温度で30分間撹拌後、結晶性
の分離生成物を多孔性隔膜上で真空上に過し、2×30
mlの酢酸エチル及び次いで2×30mlのエチルエーテルで
洗浄した。生成物を次いで室温においてCaCl2乾燥機内
で真空下に1時間乾燥させた。
8.5gの結晶性の実質的に純粋な2−アミノ−モル−過
コハク酸サルフェートが得られた。収率:76%。
元素分析値: 計算値C4H9O9NSとして:C;19.43%;H:3.67%;N:5.66%;O
(活性)6.47%;H2SO4:39.67%。
実測値:C:19.43%;H:3.88%;N:5.63;O(活性):6.46%;
H2SO4:39.1。
融点:98℃(分解)。
例 16 例1と同様にして2gの85%のH2O2(0.05モル)を撹拌
しながら温度を5℃以下に保つように6.3gの96%のH2SO
4(0.0617モル)に添加した。2gの4−アミノ−酪酸
(0.0194モル)を温度を+10℃未満に保つようにゆっく
り添加した。撹拌は10℃で30分間継続した。終了時に例
1と同様にして反応液を60mlの酢酸エチル中に注ぎ、上
記と同様にして0℃に撹拌しながら保った。
3.8gの結晶性の実質的に純粋な4−アミノ−過酪酸サ
ルフェートが得られた。収率:90%。
元素分析値: 計算値C4H11NSO7として:C:22.12%;H:5.1%;N:6.45%;O
(活性):7.36%;H2SO4:45.15%。
実測値:C:22.22%;H:5.32%;N:6.39%;O(活性):7.35
%; H2SO4:44.93%。
融点:40℃(分解)。
例 17 例1と同様にして、3g(0.0229モル)の6−アミノ−
カプロン酸を0〜5℃で撹拌しながら温度を10℃以内に
保つように7.5gの96%のH2SO4(0.0734モル)及び2.4g
の85%のH2O2(0.06モル)の混合物に添加した。
撹拌を10℃で30分間継続した。反応液を上記例1と同
様にして100mlの酢酸エチル中に注いだ。
4gの結晶性の実質的に純粋な6−アミノ−過カプロン
酸サルフェートが得られた。収率:71%。
元素分析値: 計算値C6H15NSO7として:C:29.38%;H:6.16%;N:5.71%;
O(活性):6.52%;H2SO4:39.99%。
実測値:C:29.97%;H:6.39%;N:5.69%;O(活性):6.51
%; H2SO4:39.01%。
融点:47℃(分解)。
例 18 例1と同様にして2gの5−アミノ−吉草酸(0.0171モ
ル)を4.9gの96%のH2SO4(0.048モル)及び1.6gの85%
H2O2(0.04モル)の混合物に添加し、温度を10℃以内に
保つように0〜5℃で撹拌しながら維持した。撹拌を10
℃で30分間継続した。反応液を例1と同様にして100ml
の酢酸エチル中に注いだ。3.4gの実質的に純粋な5−ア
ミノ−過吉草酸サルフェートが得られた。収率:86%。
元素分析値: 計算値C5H12NSO7として:C:25.97%;H:5.23%;N:6.05%;
O(活性):6.92%;H2SO4:42.41%。
実測値:C:25.6%;H:5.8%;N:5.93%;O(活性):6.91
%; H2SO4:41.88%。
融点:64℃(分解)。
例 19 3g(0.0088モル)のN,N−ジメチルアミノ−ラウリン
酸メタンスルホネートを15℃で4.5gのCH3SO3H(0.0468
モル)中に完全に溶解させ、次いで温度を15℃以内に保
つように0.5g(0.0125モル)の85%のH2O2で処理した。
撹拌を15℃で45分間継続した。
反応液を次いで−10℃に撹拌しながら保たれた70mlの
テトラヒドロフラン中に注いだ。例1と同様にして1.5g
の結晶性の実質的に純粋なN,N−ジメチル−アミノ−過
ラウリン酸メタンスルホネートが得られた。
収率:48%。
元素分析値: 計算値C15H33O6NSとして:C:50.68%;H:9.35%;N:3.94
%;O(活性):4.5%;CH3SO3H:27.03%。
実測値:C:50.28%;H:9.35%;N:3.91%;O(活性):4.49
%; CH3SO3H:26.91%。
融点:75℃(分解)。
例 20 2g(0.0088モル)のN,N−ジメチル−アミノ−ウンデ
カン酸を2.9gの96%のH2SO4(0.0284モル)中に完全に
溶解させた。
次いで、0.9gの85%H2O2(0.0226モル)を温度を10℃
以内に保つように0〜5℃で撹拌しながら混合物に添加
した。
撹拌は15℃で1時間継続した。反応液を80mlの酢酸エ
チル中に注ぎ、撹拌下に−30℃で維持した。例1と同様
にして、2.2gの結晶性の実質的に純粋なN,N−ジメチル
−アミノ−過ウンデカン酸サルフェートが得られた。
収率:73%。
元素分析値: 計算値C13H29NSO7として:C:45.46%;H:8.51%;N:4.08
%;O(活性):4.66%;H2SO4:28.55%。
実測値:C:45.31%;H:8.55%;N:4.02%;O(活性):4.65
%; H2SO4:28.47%。
融点:46℃(分解)。
例 21(応用例) 付表1及び2に掲げた新規パーオキシカルボン酸アミ
ノ誘導体を用いてアルカリ性pH(表1)及び酸性pH(表
2)において下記のものに対比して漂白試験を行った: (a) H48(モノ過フタル酸のMg塩)、洗剤技術にお
いて公知の市販のパーオキシ酸でINTEROX Chemical Lt
d.、(英国、ロンドン)により製造(表1及び2); (b) 過ホウ酸塩+過ホウ酸塩活性化剤系であり、知
られているように両製品が水に溶解された時点におい
て、その場でパーオキシ酸(過酢酸)を発生し、現在、
中−低温度(60℃)において漂白作用を得る目的で最
も広く用いられている形態であり、活性化剤としてTAED
(テトラアセチルエチレンジアミン)が過ホウ酸塩に対
して化学量論比に対応する量で選ばれたもの(表1); (c) 過ホウ酸ナトリウム(NaBO3・4H2O)単独(PB
S)(表1)。
全ての試験は60℃の恒温で行われ、漂白溶液中の全活
性酸素の初期濃度は全製品について同等であり、200mg/
に等しかった。
方 法 各試験について凝縮器を備えた1000mlのフラスコに入
れた500mlの脱イオン水を60℃の温度まで加熱し、9.5の
pH値(数滴のNaOH溶液により)(表1)及びpH2〜3
(数滴稀H2SO4により)(表2)に調整し、次いで漂白
製品を下記表に示されるような量で撹拌しながら添加
し、その直後St.Gallen(スイス)のEMPA INSTITUTEに
おいてレッドワインの標準染色により染色され“EMPA
114"マークを付した2枚の10cm×10cmの綿試料を添加し
た。
この系を引続き60分間撹拌し、この時間の終了時点に
おいて試料を流水下に濯ぎ、乾燥及びアイロン掛けを
し、次いで反射測定による白色度の測定により漂白効果
の評価を行った。結果を下記表1及び2に示すが、これ
らのデータは次式により定義される漂白%として表わさ
れた: (式中、A=試験後に漂白された試料の白色度%; B=試験前の試料の白色度%; C=完全に漂白された試料の白色度%で茲に白
色度はMgO=100%白色度と想定し、フィルターN.6.(λ
=464nm)を用いElrepho Zeiss反射計により測定し
た。) アルカリ性pHで行われた試験の表1に示されるデータ
は、本発明のパーオキシ酸はH48の漂白力と比肩され場
合によりそれよりも高い漂白力を有することを示してい
る。
同様に、表2に示される漂白%で表わされる結果は照
明された製品がH48のそれよりも特に高い及び極めて高
い酸溶液中における漂白力を有することを示している。
これはパーオキシド化合物が一般的に酸性pHにおいて
極めて控え目な場合によっては無視し得る程度の漂白活
性を示すに過ぎないという事実を考慮すると特に驚くべ
きことである。

Claims (38)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式で表わされる(ポリ)−パーオ
    キシカルボン酸アミノ誘導体: 〔式中の記号は次の意味を有する: R、R1及びR2は互いに同種或いは異種であってよく、水
    素原子、アルキル基を表わし、或いはR、R1及びR2から
    選ばれた二つの基がそれらが結合する窒素原子と共にそ
    れらの全てが任意に置換されてよい脂肪族複素環を生ぜ
    しめ、Aは(シクロ)アルキレン基、シクロ脂肪族基で
    縮合されてもよいアリーレン基、シクロアルキレン−ア
    ルキレン又はアルキレン−シクロアルキレン基、シクロ
    −脂肪酸基に縮合されてもよいアリーレン−アルキレン
    或いはアルキレン−アリーレン基を表わし(該アルキレ
    ン基はCONR3基を介在して有してもよく、R3は水素原子
    或いはアルキル基又はアリール基を表わす)、X-はHSO4
    -或いはCH3SO3 -を表わす〕。
  2. 【請求項2】R、R1及びR2が互に同種或いは異種であっ
    てよく、水素原子或いは1〜5個の炭素原子を有する直
    鎖又は分岐アルキル基により構成される一般式(I)を
    有する請求項1に記載の(ポリ)パーオキシカルボン酸
    アミノ誘導体。
  3. 【請求項3】R、R1及びR2のうちの二つの基が全部で少
    なくとも4個乃至6個の炭素原子を有する直鎖或いは分
    岐アルキル基により構成され、それらの基がそれらが結
    合する窒素原子と共に複素環を生ぜしめる一般式Iを有
    する請求項2に記載の(ポリ)パーオキシカルボン酸ア
    ミノ誘導体。
  4. 【請求項4】Aが1〜20個、好ましくは1〜15個の炭素
    原子を有する直鎖或いは分岐アルキレン基、シクロアル
    キレン(C3−C12)基、6〜14個の炭素原子を有するア
    リーレン基、(C3−C12)シクロアルキレン−(C1
    C5)アルキレン基、(C1−C5)アルキレン−(C3
    C12)シクロアルキレン基、(C6−C14)−アリーレン−
    (C1−C5)−アルキレン基或いは(C1−C5)−アルキレ
    ン−(C6−C14)−アリーレン基により構成される請求
    項1に記載の(ポリ)パーオキシカルボン酸誘導体。
  5. 【請求項5】その様なAアリーレン基中のアリーレン部
    分がシクロ脂肪族基と縮合されている一般式Iを有する
    請求項4に記載の(ポリ)パーオキシカルボン酸アミノ
    誘導体。
  6. 【請求項6】R、R1及びR2を構成する該基が更に互に同
    種或いは異種であってよいF、Cl、OH、NO2、低級アル
    コキシ基、カルボキシル基よりなる群から選ばれる少な
    くとも1種の置換基により置換されてよい一般式Iを有
    する前記請求項1〜5のいずれかに記載の(ポリ)パー
    オキシカルボン酸アミノ誘導体。
  7. 【請求項7】Aがアルキレン鎖により構成されるか或い
    はアルキレン鎖を含有し、該鎖が−CONR3−(R3は水素
    原子或いは低級アルキル或いはアリール基を表わす)を
    介在して有してもよい前記請求項1〜6のいずれかに記
    載の(ポリ)パーオキシカルボン酸アミノ誘導体。
  8. 【請求項8】それ自体新規化合物としての4−アミノ−
    過酪酸メタンスルホネート。
  9. 【請求項9】それ自体新規化合物としての3−アミノ−
    過プロピオン酸サルフェート。
  10. 【請求項10】それ自体新規化合物としての(パーカル
    ボキシメチル)−トリメチル−アンモニウムバイ−サル
    フェート。
  11. 【請求項11】それ自体新規化合物としての3−ピペリ
    ジン−プロピオン酸メタンスルホネート。
  12. 【請求項12】それ自体新規化合物としての11−アミノ
    −過ウンデカン酸メタンスルホネート。
  13. 【請求項13】それ自体新規化合物としての12−アミノ
    −過ドデカン酸メタンスルホネート。
  14. 【請求項14】それ自体新規化合物としてのグリシル−
    アミノ−過酢酸メタンスルホネート。
  15. 【請求項15】それ自体新規化合物としての3−アミノ
    −過安息香酸メタンスルホネート。
  16. 【請求項16】それ自体新規化合物としての5−アミノ
    −ジ−過イソフタル酸メタンスルホネート。
  17. 【請求項17】それ自体新規化合物としての4−アミノ
    −フェニル過酢酸メタンスルホネート。
  18. 【請求項18】それ自体新規化合物としての3−アミノ
    −過プロピオン酸メタンスルホネート。
  19. 【請求項19】それ自体新規化合物としての5−アミノ
    −過吉草酸メタンスルホネート。
  20. 【請求項20】それ自体新規化合物としての6−アミノ
    −過カプロン酸メタンスルホネート。
  21. 【請求項21】それ自体新規化合物としての12−アミノ
    −過ドデカン酸サルフェート。
  22. 【請求項22】それ自体新規化合物としての11−アミノ
    −過ウンデカン酸サルフェート。
  23. 【請求項23】それ自体新規化合物としての2−アミノ
    −モノ過コハク酸サルフェート。
  24. 【請求項24】それ自体新規化合物としての4−アミノ
    −過酪酸サルフェート。
  25. 【請求項25】それ自体新規化合物としての6−アミノ
    −過カプロン酸サルフェート。
  26. 【請求項26】それ自体新規化合物としての5−アミノ
    −過吉草酸サルフェート。
  27. 【請求項27】それ自体新規化合物としてのN,N−ジメ
    チルアミノ−過ラウリン酸メタンスルホネート。
  28. 【請求項28】それ自体新規化合物としてのN,N−ジメ
    チルアミノ−過ウンデカン酸サルフェート。
  29. 【請求項29】請求項1に記載の一般式Iを有する(ポ
    リ)パーオキシカルボン酸アミノ誘導体の製造方法にお
    いて、一般式Iを有する目的パーオキシカルボン酸に対
    応する(ポリ)カルボン酸アミノ誘導体とその四級塩の
    一つから選ばれた基質を濃H2SO4及びCH3SO3Hから選ばれ
    た媒体中で操作することにより濃H2O2と反応させ、及び
    パーオキシカルボン酸(I)を次いでテトラヒドロフラ
    ン及び酢酸エチルから選ばれた有機溶媒を添加すること
    により反応混合物から分離することを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】請求項1に記載の一般式(I)を有する
    (ポリ)パーオキシカルボン酸アミノ誘導体の製造方法
    において、R、R1及びR2の少なくとも一つが水素原子に
    より構成される一般式(I)を有する目的パーオキシカ
    ルボン酸に対応する(ポリ)カルボン酸アミノ誘導体及
    びその四級塩の一つから選ばれる基質をその対応するHS
    O4 -及びCH3SO3 -塩に転換し、それを次いで濃H2SO4或い
    はCH3SO3Hから選ばれる媒体中において濃H2O2と反応さ
    せ、この様にして得られた一般式(I)の(ポリ)パー
    オキシカルボン酸を反応混合物からテトラヒドロフラン
    及び酢酸エチルから選ばれた有機溶媒の添加により分離
    することを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】基質が4−アミノ−酪酸、3−アミノ−
    プロピオン酸、(カルボキシメチル)トリメチルアンモ
    ニウムヒドロキシド及びクロライド、3−ピペリジンプ
    ロピオン酸、11−アミノ−ウンデカン酸、12−アミノ−
    ドデカン酸、グリシル−グリシン、3−アミノ−安息香
    酸、5−アミノ−イソフタル酸、4−アミノ−フェニル
    −酢酸、5−アミノ−吉草酸、6−アミノ−カプロン酸
    から選ばれる請求項29及び30に記載の方法。
  32. 【請求項32】(ポリ)カルボン酸アミノ誘導体基質或
    いはその四級塩が濃H2SO4或いはCH3SO3H中において、約
    15゜乃至約50℃の範囲の温度において、約70重量%乃至
    約90重量%の範囲の濃度を有するH2O2と徐々に反応させ
    られる請求項29及び30に記載の方法。
  33. 【請求項33】H2SO4或いはCH3SO3Hの量が基質のモル当
    り2モル以上、好ましくは約2〜30モル、より好ましく
    は約7〜10モルの範囲である請求項29及び30に記載の方
    法。
  34. 【請求項34】過酸化水素の量が基質のモル当り1モル
    以上、好ましくは約1〜6モル、より好ましくは約1.2
    乃至約2モルの範囲で用いられる請求項29及び30に記載
    の方法。
  35. 【請求項35】反応終了時に存在する全H2Oに対するH2S
    O4或いはCH3SO3Hの最終モル比が1.5以上、約1.5〜10の
    範囲、好ましくは約4〜6の範囲である請求項29及び30
    に記載の方法。
  36. 【請求項36】使用されるテトラヒドロフラン或いは酢
    酸エチルの溶媒量が好ましくは基質のモル当り4以上
    である請求項29及び30に記載の方法。
  37. 【請求項37】テトラヒドロフラン或いは酢酸エチル溶
    媒が約10℃以下の温度で添加される請求項29及び30に記
    載の方法。
  38. 【請求項38】一般式(I)を有する(ポリ)パーオキ
    シカルボン酸アミノ誘導体からなる洗剤配合物中の漂白
    剤。
JP63287504A 1987-11-13 1988-11-14 新規なパーオキシカルボン酸アミノ誘導体 Expired - Fee Related JP2738550B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT8722619A IT1232956B (it) 1987-11-13 1987-11-13 Ammino derivati perossicarbossilici
IT22619A/87 1987-11-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01153674A JPH01153674A (ja) 1989-06-15
JP2738550B2 true JP2738550B2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=11198504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63287504A Expired - Fee Related JP2738550B2 (ja) 1987-11-13 1988-11-14 新規なパーオキシカルボン酸アミノ誘導体

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0316809B1 (ja)
JP (1) JP2738550B2 (ja)
KR (1) KR960007803B1 (ja)
AT (1) ATE96782T1 (ja)
AU (1) AU617707B2 (ja)
BR (1) BR8805908A (ja)
DE (1) DE3885415T2 (ja)
ES (1) ES2059473T3 (ja)
IT (1) IT1232956B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1219689B (it) * 1988-05-04 1990-05-24 Ausimont Spa Perossiacidi azotati monopersolfati
EP0485927A1 (de) * 1990-11-16 1992-05-20 Hoechst Aktiengesellschaft Sulfimidoperoxicarbonsäuren
GB9105959D0 (en) * 1991-03-21 1991-05-08 Unilever Plc Cationic peroxyacids and bleach compositions comprising said peroxyacids
WO1994001399A1 (en) * 1992-07-14 1994-01-20 Unilever Plc Peroxyacids
GB9305863D0 (en) * 1993-03-22 1993-05-12 Unilever Plc Peroxyacids
WO1996005802A2 (en) * 1994-08-22 1996-02-29 Unilever N.V. Teeth whitening composition containing organic peroxyacids
US5578136A (en) * 1994-08-31 1996-11-26 The Procter & Gamble Company Automatic dishwashing compositions comprising quaternary substituted bleach activators
CA2236438A1 (en) * 1995-10-30 1997-05-09 David William Thornthwaite Peroxyacids
EP0823474A1 (en) * 1996-07-24 1998-02-11 The Procter & Gamble Company Peracids, stable aqueous compositions comprising peracids, and a process for forming said peracids
JP5092665B2 (ja) * 2007-10-04 2012-12-05 三菱瓦斯化学株式会社 過カルボン酸組成物
WO2014050524A1 (ja) 2012-09-26 2014-04-03 株式会社クボタ 農作管理システム及び農作物収穫機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2437698A1 (de) 1973-08-10 1975-02-27 Procter & Gamble Mundpflegemittel

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3988433A (en) * 1973-08-10 1976-10-26 The Procter & Gamble Company Oral compositions for preventing or removing stains from teeth

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2437698A1 (de) 1973-08-10 1975-02-27 Procter & Gamble Mundpflegemittel

Also Published As

Publication number Publication date
IT8722619A0 (it) 1987-11-13
ATE96782T1 (de) 1993-11-15
BR8805908A (pt) 1989-08-01
EP0316809A3 (en) 1989-11-29
KR890008090A (ko) 1989-07-08
DE3885415D1 (de) 1993-12-09
IT1232956B (it) 1992-03-11
KR960007803B1 (ko) 1996-06-12
EP0316809A2 (en) 1989-05-24
DE3885415T2 (de) 1994-02-24
EP0316809B1 (en) 1993-11-03
AU2508888A (en) 1989-05-18
AU617707B2 (en) 1991-12-05
ES2059473T3 (es) 1994-11-16
JPH01153674A (ja) 1989-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2786223B2 (ja) 新規のイミド芳香族ペルオキシ酸
US5423998A (en) Peroxy carboxylic amino-derivatives
JP2786222B2 (ja) 漂白剤としてのイミド芳香族ペルオキシ酸
US5117049A (en) Nitrogen-containing peroxycarboxylic monopersulfates
JP2738550B2 (ja) 新規なパーオキシカルボン酸アミノ誘導体
JP2812717B2 (ja) アミド窒素ヘテロ原子含有複素環式ペルオキシ酸
JP2915020B2 (ja) 新規なイミド誘導ペルオキシ酸
JP2541630B2 (ja) 複素環式ペルオキシカルボン酸
JP2758408B2 (ja) 芳香族複素環式ペルオキシカルボン酸
JPH04273865A (ja) スルフィミドペルオキシカルボン酸
JP2874922B2 (ja) ピリジン‐3‐ペルオキシカルボン酸モノペルスルフェート
JP2871721B2 (ja) 新規の窒素含有複素環式ペルオキシ酸モノペルサルフェート
US5268472A (en) Nitrogen containing heterocyclic peroxyacid

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees