JPS63137937A - 塩素含有重合体用安定剤及びその製法 - Google Patents

塩素含有重合体用安定剤及びその製法

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JPS63137937A
JPS63137937A JP28416586A JP28416586A JPS63137937A JP S63137937 A JPS63137937 A JP S63137937A JP 28416586 A JP28416586 A JP 28416586A JP 28416586 A JP28416586 A JP 28416586A JP S63137937 A JPS63137937 A JP S63137937A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、三塩基性硫酸鉛とこれを被覆する高級脂肪酸
鉛とから成る塩素含有重合体用安定剤及びその製法に関
するもので、より詳細には塩素含有重合体に配合したと
きの配向性が解消され且つ透明性の向上した安定剤及び
その製法に関する。
(従来の技術) 三塩基性硫酸鉛の如き塩基性硫酸鉛は、塩化ビニル樹脂
の如き塩素含有重合体に対して優れた熱安定性を示すこ
とから、工業的な塩素含有重合体成形品に対する熱安定
剤として広く使用されている。
三塩基性硫酸鉛は、一般に一酸化鉛と硫酸とを、酢酸或
いは硝酸のような一塩基酸触媒の存在下、水性媒体中で
反応させ次いで高級脂肪酸鉛で被覆することにより製造
されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記方法で合成される三塩基性硫酸鉛は、白色で斜方晶
系の結晶であるが、一般にb軸方向に結晶が長く生長し
ておシ、短径と長径との比(アスペクト比)は一般に2
乃至10に達する。
この三塩基性硫酸鉛を塩素含有重合体に配合し、押出成
形した場合、この成形体には外観特性上酸る種の欠陥を
生じることがわかった。即ち、押出成形に際し、三塩基
性硫酸鉛の粒子が溶融樹脂の流動方向に沿って配向し、
成形品において上記流動方向と直角方向の断面では、白
っぽい外観を呈し、流動方向に平行な断面では幾分黒ず
んだ外観を呈するのである。
この原因は、三塩基性硫酸鉛の粒子が細長い形状を有し
ていることに関連しておシ、上記アスペクト比をよシ小
さい値に抑制することにより、上記欠点が解消されるこ
とが期待される。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、一酸化鉛と硫酸とを、−塩基酸触媒の存
在下水性媒体中で反応させるに際し、反応系中に微粒子
非晶質シリカを存在させると、三塩基性硫酸鉛の結晶の
b軸方向への生長が抑制されると共に、C軸方向への生
長が増進されること及びこの三塩基性硫酸鉛を塩素含有
重合体用安定剤として用いると上記欠点が解消され、配
合樹脂における配向性が抑制されると共に、その透明性
も顕著に向上することを見出した。
本発明によれば三塩基性硫酸鉛と、これを被覆する高級
脂肪酸鉛とから成る塩素含有重合体用安定剤において、 三塩基性硫酸鉛がa=3.27X、a=3.14X及び
d=3.09XにおけるX線回折像のピーク強度を”3
.271 ”3.14及びI3.27、I3.14及び
I3.09としたとき、下記”3..4/”3.27 
=0.45〜0.75I3.27、I3.14及びI3
.09/I3.2. =0.30〜0.75■3.。9
/I3.14”0−65〜1.50で表わされるX線回
折パターンを有する三塩基性硫酸鉛であることを特徴と
する塩素含有重合体用安定剤が提供される。
本発明によればまた、一酸化鉛と硫酸とを一塩基性酸触
媒の存在下に水性媒体中で反応させ、生成する三塩基性
硫酸鉛を高級脂肪酸鉛で被覆することから成る塩素含有
重合体用安定剤の製法において、 一酸化鉛と硫酸との反応を微粒子非晶質シリカの存在下
に行うことを特徴とする塩素含有重合体用安定剤の製法
が提供される。
(作用) 添付図面第1図は、三塩基性硫酸鉛の粒子形状の説明図
であシ、この粒子は一般に直方体の形状を有している。
普通の方法で製造される粒子(4)はb軸方向に結晶が
発達しておシ、b / aで定義されるアスペクト比は
一般に2乃至10の範囲内である。また、特公昭49−
20474号公報に記載されている通シ、一酸化鉛と硫
酸との反応を、高級脂肪酸、そのエステフシ類又は高級
脂肪酸塩の水浴液又は水性乳化液中で行なうことにより
得られる粒子(B)は、b軸方向への結晶の発達が抑制
され、粒子サイズが微小化されているがこの場合もC軸
方向への結晶生長は行われていなく、粒子形状は鱗片状
である。しかして、このような針状乃至鱗片状の三塩基
性硫酸鉛を塩素含有重合体に配合し、溶融押出成形を行
うと、前述した配向傾向を顕著に生じるのである。
本発明は、第1図の(qに示される三塩基性硫酸鉛粒子
、即ちb軸方向への結晶生長が抑制される一方で、C軸
方向への結晶生長が十分に行われた粒子を、塩素含有重
合体に安定剤として配合すると、浴融押出成形物におけ
る配向傾向が顕著に抑制されるという知見に基づくもの
である。
三塩基性硫酸鉛の粒子形状が上記3つのタイプのどれに
該当するかは、電子顕微鏡写真及びX線回折像によシ確
認することができる。
添付図面第2図、第3図及び第4図は夫々、第1図の(
A) 、 (B)及び(C)に対応する三塩基性硫酸鉛
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。これらの写真
から本発明に用いる三塩基性硫酸鉛では、立方体に近い
形に結晶の生長が生じているという驚くべき事実が明ら
かとなる。
また、添付図面第5図、第6図及び第7図は夫々、第1
図の(A) 、 (B)及び(C)に対応する三塩基性
硫酸鉛のX線回折像である。これらのX線回折像の対比
から、本発明に用いる三塩基性硫酸鉛(第7図)ではd
=3.09iにおける回折ピークが異常に強いという事
実が明らかとなる。3つのタイプ(A) 、 (B)及
び(C)のd=3.27Å、d=3.14X及びd−3
,09XにおけるX線回折像の相対ピーク強度を示すと
次の通シとなる。
第   1   表 I3..4/I3,2.0.200.420.56I 
/I  O,060,140,615,093,27 I3.27、I3.14及びI3.09/I、140.
300.331.09本発明によれば、上記第1表(C
)のX線回折パターンを示す三塩基性硫酸鉛を塩素含有
重合体用安定剤とすることによシ、従来の三塩基性硫酸
鉛が有する本来の熱安定性を保全しながら、溶融押出成
形品にみられる配向性を顕著に防止し、また成形品の透
明性を向上させることが可能となる。
用いる三塩基性硫酸鉛の粒径(二次粒径)には特に制限
はないが、一般に0.5乃至8μm、特に0.5乃至5
μmの範囲内にあることが、熱安定性と分散性等の見地
から望ましい。
三塩基性硫酸鉛粒子の凝集を防止し、分散性を向上させ
るために、その粒子表面には高級脂肪酸鉛、例えばステ
アリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の鉛塩を被覆す
る。被覆する高級脂肪酸鉛塩の量は、三塩基性硫酸鉛当
j50.1乃至203(量チ、特に0.5乃至10TL
量チの範囲内にあることが望ましい。
本発明はまた、上述した新規な粒子形状と新規なX線回
折像とを有する三塩基性硫酸鉛は、−酸鉛と硫酸とを一
塩基酸の存在下に且つ水性媒体の存在下に反応させる際
、系中に微粒子の非晶質シリカを存在させることによシ
得られるという新規知見にも基づくものである。
即ち、反応系中に存在する微粒子状の非晶質シリカは、
三塩基性硫酸鉛の結晶のb軸方向の生長を抑制すると共
に、C軸方向への発達させるのに特異的に作用する。例
えば、各種粘土類、その酸処理物、或いは合成ケイ酸塩
等では、上述した作用効果は期待できない。非晶質シリ
カによる結晶生長方向の制御作用は、現象として見出さ
れたものであシ、その作用機構は、未だ解明されるに至
っていないが、シリカの四面体構造に関連するのではな
いかと思われる。
微粒子の非晶質シリカとしては、この制限を満足する限
シ、任意のものを用いることができる。
例えば種々の非晶質シリカの中でも一次粒径が最も微細
なものである、シリカのヒドロシル、ヒドロゲル、キャ
ロダル或いはそれらの粉砕品等を用いることができる。
また、エアロジル等の気相法非晶質シリカや、湿式性非
晶質シリカを用いることもできる。更に、酸性白土等の
モンモリロナイト族粘土鉱物を徹底的に酸処理すること
によシ得られた微小粒径の層状非晶質シリカを用いるこ
ともできる。
微粒子状非晶質シリカは、上述した作用が得られる皿、
一般に一酸化鉛当、!l)0.15乃至31量チ、特に
0.2乃至2重量係の量で用いるのがよい。即ち、上記
範囲よシも少ないと、結晶生長の制御作用を得ることが
困難であシ、また上記範囲よシも多いと、得られる三塩
基性硫酸鉛の粒子形状がランダムな形状になる傾向があ
る。
本発明方法は、反応系中に微粒子非晶質シリカを存在さ
せる点を除けば、それ自体公知の条件下で行い得る。し
かしながら、粒子形状がほぼ立方体で一定であシ且つ粒
度特性も均斉な三塩基性硫酸鉛を得るには、次の条件で
製造を行うことが望ましい。
即ち、一酸化鉛、前述した量の非晶質シリカ及び触媒量
の一塩基酸を含む水性スラリーを先ず調製する。−塩基
酸としては、酢酸が好適に使用されるが、硝酸、塩酸等
の一塩基性鉱酸や、他の一塩基性有機酸を用いることも
できる。−塩基酸の使用量は所謂触媒量であってよく、
一般に一酸化鉛当シ0.1乃至1.5モルチ、特に0,
2乃至1.2モル係の量で用いるのがよい。−塩基酸の
濃度が上記範囲を越えて多いときには、b軸方向の生長
が生じ、針状結晶となる傾向がある。
=10= 上述した一酸化鉛の水性スラリーに硫酸を添加して反応
を行左う。この場合、一酸化鉛の水性スラリーに対して
硫酸を一気に注加することがb軸方向の生長を抑制する
上で望ましい。壕だ、反応系中における固形分濃度は一
般に30重量係以下、特に10乃至25重量饅の範囲と
することが有利である。即ち、反応系の濃度が上記範囲
よりも高いときには、反応が不均一となって、粒子形状
や粒度分布が不均値なものとガる傾向がある。また、反
応系濃度を上記範囲よシも低くすることは、装置費や生
産性の点で不利である。反応温度は、一般に40乃至8
0℃、特に50乃至70℃の範囲とすることが望ましい
。この反応温度も結晶の生長方向と関連することがわか
った。反応温度が上記範囲よりも低いときには、C軸方
向の生長が不十分となり易くなシ、一方上記範囲よりも
高いときには、b軸方向への生長が顕著となシ易い。
本発明によれば、かくして特定の粒子形状とX線回折像
を有する三塩基性硫酸鉛が生成する。三塩基性硫酸鉛の
結晶が生成した反応系を、上記温度で更に0.5乃至3
.0時間熟成して、粒子形状及び粒子径を鉤素化させる
ことができる。
最後に、反応系中に高級脂肪酸或いはそのアンモニウム
塩、更には高級脂肪酸鉛を添加し、三塩基性硫酸鉛の表
面に高級脂肪酸鉛の被覆を形成させる。前者の場合には
、反応系中に残存する鉛分と高級脂肪酸成分とが反応し
、生成する鉛塩が三塩基性硫酸鉛に沈着して被覆の形成
が行われる。
後者の場合には、上記温度で軟化した鉛塩が粒子表面に
付着する。
本発明方法による安定剤は、任意の塩素含有合成樹脂、
例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン塩化ビニ
ル/塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル
共重合体、塩素化ポリエチレン等の樹脂に対して、安定
化に必要な量で配合する。配合量は、用いる樹脂の種類
、並びに用途によっても相違するが、一般的に言って、
樹脂100重量部当fi0.2乃至10重量部の割合い
で配合することができる。
塩素含有合成樹脂には、前述した鉛系安定剤の他に、そ
れ自体公知の任意の配合剤、例えば、可塑剤(フタル酸
エステル類、リン酸エステル類等)、金属石鹸(ステア
リン酸鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリ
ウム等)、滑剤(ステアリン酸等の脂肪酸、ワックス類
、油脂等)、安定化助剤(エポキシ化合物、亜リン酸エ
ステル類等)、着色剤、充填剤、改質剤(ABS樹脂、
アクリル樹脂等)を配合することができる。今、配合樹
脂組成物の数例を示すと次の通りである。
硬質配合 塩素含有合成樹脂        100  重量部鉛
系安定剤          0.2〜10金属石鹸 
        0.1〜5滑  剤        
     O〜 2安定化助剤           
O〜 2改質剤    θ〜30 着色剤   0.05〜3 充填剤    O〜60 半硬質乃至軟質配合 塩素含有合成樹脂        100  重量部鉛
系安定剤        0.2〜lO重量部可塑剤 
   lO〜70 金属石#       0・1〜3 滑    剤            0− 1安定化
助剤         O〜 2改質剤    O〜3
0 着色剤    0〜3 充填剤    0〜60 組成物の配合は、それ自体既知の手段によυ行うことが
でき、例えばロール、ブレンダー、ミキサー、ニーダ一
、ベレッター、ミックストルーダ−等の装置によシ、各
配合成分を混練し、エクストルーダー、インジェクショ
ン成形機等で5/#イゾ、シート、各種配管部品、等の
任意の形状に成形する。
本発明の優れた作用効果を次の実施例で説明する。
実施例1 市販のりサージ(一酸化鉛)粉末に水を加え、140 
fj/lのスラリーを調整しこのスラリー800+dを
21ビーカーに取り攪き混ぜながら非晶質シリカ(水滓
化学工業(株)M、ジルトンA)粉末1,2gを添加し
、均質混合スラリーを得た。
次いで、攪き混ぜながら1.5N酢酸27!を添加し、
スラリ一温度を35〜40℃に調整し、その後、6N硫
酸41.7−を強く攪き混ぜながら1分で注加した。
このスラリーの温度を60〜65℃に保ちながら90分
間攪き混ぜ熟成をし、三塩基性硫酸鉛の白色スラリーを
得た。
この時のスラリー−は8.0であった。次いで各種の高
級脂肪酸鉛の中から本実施例では主にステアリン酸鉛を
主に被覆剤として選んだ。このスラリーに粉末のステア
リン酸鉛3.5gを添加し、均一混合分散させ60〜6
5℃の温度を保ちながら60分間加熱熟成して表面処理
を行った。
次いで水洗濾過し、110℃で乾燥後、粉砕し。
三塩基性硫酸鉛を得た。
ここで得られた三塩基性硫酸鉛について、X線回折ピー
ク強度比の測定、高比重測定、安息角測定、および走査
電顕による結晶形状観察を行った。
又、安定剤としての性能試験のため、下記A配合物をロ
ール混練し、次いでプレス加工を行い厚さ1m+nのポ
リ塩化ビニル軟質シートを作成した。
このシートについて隠蔽力測定(白色光透過率測定)、
初期着色性試験、190℃でのギヤオーブン耐熱試験、
および180℃でのコンゴーレッド法による塩化水素捕
捉性試験を行った。
A配合 (試料粉末) 又、下記B配合物を押出加工し、厚さ4wnのポリ塩化
ビニル硬質板を作成した。
この板を切断し、厚み方向切断面の色相変化有無を観察
し三塩基性硫酸鉛の配向性を確認した。
(配向性の強い材料の場合、切断面、特に切断面の中央
部が著しく配向に帰因した変色が確認される。) B配合 なお、本発明を明確にする為、比較例として下記の三塩
基性硫酸鉛についてもそれぞれ上記の試験を行った・ 比較例1:本実施例の製造方法で硫酸の注加時間を60
分にした場合に得られた三塩基性硫酸鉛 比較例2:本実施例の製造方法で非晶質シリカ粉末を添
加しない場合に得られた三塩基性硫酸鉛 比較例3:本実施例の製造方法で非晶質シリカ粉末を添
加せず、かつ、硫酸の注加時間を60分にした場合に得
られた三塩基性硫酸鉛 比較例4:本実施例の製造方法で反応熟成温度を35〜
40℃にした場合に得られた三塩基性硫酸鉛 比較例5:本実施例の製造方法で反応熟成温度を75〜
80℃にした場合に得られた三塩基性硫酸鉛 比較例6:本実施例の製造方法で酢酸の添加量を8−に
した場合に得られた三塩基性硫酸鉛比較例7一本実施例
の製造方法でリサージのスラリー濃度を35011/I
tにし、七の使用量を320−にした場合に得られた三
塩基性硫酸鉛 それぞれの試験結果は第2表に示す通りであったO
【図面の簡単な説明】
第1図は三塩基性硫酸鉛の粒子形状の説明図であって、
(A)はb軸方向に結晶が発達したもの、(B)はb軸
方向への結晶の発達が抑制されたもの、(C)はb軸方
向への結晶の発達が抑制されると共にC軸方向への結晶
の発達が十分に行われたものを示し、 第2図、第3図及び第4図は三塩基性硫酸鉛の粒子構造
を示す電子顕微鏡写真であって、第2図。 第3図及び第4図は夫々第1図の(A、) 、 (B)
及び(C)に対応し、 第5図、第6図及び第7図は夫々第1図の(2)。 (B)及び(Qに対応する三塩基性硫酸鉛のX線回折図
であり、 第8図、第9図、第10図、第11図、第12図及び第
13図は夫々比較例1,2.4,3.6及び7で得られ
た三塩基性硫酸鉛の粒子構造を示す電子顕微鏡写真であ
る。 第1図 (A) CB)     (C)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)三塩基性硫酸鉛とこれを被覆する高級脂肪酸鉛と
    から成る塩素含有重合体用安定剤において、三塩基性硫
    酸鉛が、d=3.27Å、d=3.14Å及びd=3.
    09ÅにおけるX線回折像のピーク強度をI_3_._
    2_7、I_3_._1_4及びI_3_._0_9と
    したとき、下記I_3_._1_4/I_3_._2_
    7=0.45〜0.75I_3_._0_9/I_3_
    ._2_7=0.30〜0.75I_3_._0_9/
    I_3_._1_4=0.65〜1.50で表わされる
    X線回折パターンを有する三塩基性硫酸鉛であることを
    特徴とする塩素含有重合体用安定剤。
  2. (2)一酸化鉛と硫酸とを一塩基性酸触媒の存在下に水
    性媒体中で反応させ、生成する三塩基性硫酸鉛を高級脂
    肪酸鉛で被覆することから成る塩素含有重合体用安定剤
    の製法において、 一酸化鉛と硫酸との反応を微粒子非晶質シリカの存在下
    に行なうことを特徴とする塩素含有重合体用安定剤の製
    法。
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