JPS63137657A - 塩化カリウムの苦味除去の方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 塩化カリウムは、食品・医薬品として有用である。この
発明は、食品・医薬品としての塩化カリウムに係るもの
であり、塩化カリウムの有する個有の性質である苦辛味
から、工業的に有利に苦味だけを調節除去することを目
的とする。

〔従来の技術〕

塩化カリウムから苦味のみを調節除去するための工業的
に有用な方法は知られていない。従来この目的を達する
ために、砂糖、グルタミン酸ナトリウム、脂肪類等を添
加する方法が採用されているがいずれも有用な方法では
ない。

この発明は、このような課題に答えるものであって以下
にこの詳細を説明する。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、苦味調節除去材として、ソーマチンを塩化
カリウムに、併用するものである。ソーマチンの使用量
は、塩化カリウムに対する約１％（重量、以下同じ）以
下量でよい、ソーマチンの使用態様はソーマチン水溶液
を塩化カリウムの表面に吸着させ乾燥させる、又は造粒
するなど塩化カリウムの表面をソーマチンでコーティン
グする。

又は粉体混合でもよい。

塩化カリウムは、塩化ナトリウムとの混合物でもよい。

この場合、塩化ナトリウムの使用割合が増えるにつれて
、苦味は減少するが、皆無になることは殆んどない。そ
してこのような、混合系にもソーマチンを添加すること
も出来る。このようにすると、塩化カリウムの対塩化ナ
トリウムの使用量を増加させることが出来て、しかも、
系は苦味を示さない。さらに塩化ナトリウムの個有の塩
味の塩辛度は、増加すると同時に、塩化カリウムの苦味
も殆んど消滅する。

ここにこの発明は、その目的を達し終える。

実施例 塩化カリウムの０．５％溶液に、ソーマチンを加えた時
の塩化カリウムに由来する苦味の変化を、各種濃度の塩
化カリウム溶液をコントロールとして、官能検査（男子
４人、女子６人、平均年令２２才）により求めた。

パネル評価 パネル評価値：ソーマチン添加した時の塩化カリウムの
苦味の度合を苦味が同 等となる塩化カリウムの濃度（４） で示す。

ソーマチン添加量＝×１０　％

【図面の簡単な説明】 図面はソーマチン添加による塩化カリウムの苦味の減少
を示すグラフである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 塩化カリウムにその１％以下量のソーマチンを併用する
   ことを特徴とする。塩化カリウムの苦味の調節除去の方
   法。