JPH0783690B2 - 食塩の塩辛度の増加法 - Google Patents
食塩の塩辛度の増加法Info
- Publication number
- JPH0783690B2 JPH0783690B2 JP61285226A JP28522686A JPH0783690B2 JP H0783690 B2 JPH0783690 B2 JP H0783690B2 JP 61285226 A JP61285226 A JP 61285226A JP 28522686 A JP28522686 A JP 28522686A JP H0783690 B2 JPH0783690 B2 JP H0783690B2
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- JP
- Japan
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- salt
- saltiness
- increase
- thaumatin
- amount
- Prior art date
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Seasonings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は食品に係るものであって、食塩の塩辛さの度
合を増加させることを目的とする。
合を増加させることを目的とする。
食塩の塩辛さの度合即ち塩辛度を増加させるには、食塩
の使用量を増すという方法、含有不純物、例えば塩化マ
グネシウム、炭酸カルシウム等を除去、精製するという
方法及び食酢を添加するという方法が知られているだけ
で、それ以外の方法は知られていない。
の使用量を増すという方法、含有不純物、例えば塩化マ
グネシウム、炭酸カルシウム等を除去、精製するという
方法及び食酢を添加するという方法が知られているだけ
で、それ以外の方法は知られていない。
この発明は、同一量の食塩を使用して、その有する塩辛
度を、工業的に有利に増加させることを目的とする。
度を、工業的に有利に増加させることを目的とする。
以下に詳しくこの発明を説明する。
この発明は、塩辛度を増加するために増加剤を採用する
ものであって、それはソーマチンである。ソーマチンの
使用量は食塩に対する約1/1000以下量でよい。この範囲
において、殊に約1/1000〜1/10000の範囲が目的にとっ
て有効である。
ものであって、それはソーマチンである。ソーマチンの
使用量は食塩に対する約1/1000以下量でよい。この範囲
において、殊に約1/1000〜1/10000の範囲が目的にとっ
て有効である。
食塩は、その形態が、固状、溶液状のいずれでもよい。
また、他種食品、例えば、漬物、練製品、その他の食品
であって、食塩を含有するものに添加してもよい。ソー
マチンの使用態様は、食塩が固状の場合は、その表面に
ソーマチンを吸着させる又は造粒するなど食塩の表面を
コーテイングする、又粉体混合してもよい。
また、他種食品、例えば、漬物、練製品、その他の食品
であって、食塩を含有するものに添加してもよい。ソー
マチンの使用態様は、食塩が固状の場合は、その表面に
ソーマチンを吸着させる又は造粒するなど食塩の表面を
コーテイングする、又粉体混合してもよい。
ここにこの発明は目的を達し終える。
〔発明の効果〕 ソーマチンは、周知の通り、甘味料の1種であるが、こ
の発明におけるソーマチンの使用量は、甘味料としての
使用量にはおよばない。そして塩辛度の増加にのみ寄与
する。
の発明におけるソーマチンの使用量は、甘味料としての
使用量にはおよばない。そして塩辛度の増加にのみ寄与
する。
さらに、食塩にこの発明におけるソーマチン使用量を添
加したものは、塩辛度の増加以外には、何等の悪作用な
いし、悪性質を示さない。
加したものは、塩辛度の増加以外には、何等の悪作用な
いし、悪性質を示さない。
以下に実施例をもってこのことを詳しく説明する。
実施例1 精製塩0.8%(重量、以下同じ)溶液にソーマチンを種
々濃度に添加したものの塩辛度を官能検査(男性5人、
女性5人、平均年令23才)により調べた。
々濃度に添加したものの塩辛度を官能検査(男性5人、
女性5人、平均年令23才)により調べた。
なお比較対照品としては、0.8%を基準として、0.2%刻
みの精製塩溶液をおいた。
みの精製塩溶液をおいた。
その結果は添付の第1図に譲る。
実施例2 精製塩0.5%溶液に各種甘味料(ソーマチンカゼインナ
トリウム、砂糖、グリチルリチン、サッカリンナトリウ
ム)を各甘味、或は、味の出ない量である0.0001%添加
したものの塩辛度を官能検査(男5人、女5人平均年令
23才)により調べた。
トリウム、砂糖、グリチルリチン、サッカリンナトリウ
ム)を各甘味、或は、味の出ない量である0.0001%添加
したものの塩辛度を官能検査(男5人、女5人平均年令
23才)により調べた。
その結果は次の通りであった。
各試料を添加した食塩溶液の塩辛度が標準精製塩溶液の
何%濃度に相等するかを評価しパネル数で示した。
何%濃度に相等するかを評価しパネル数で示した。
ソーマチン以外の物質は何等、塩辛度の増加に寄与しな
かった。
かった。
図面は、ソーマチン添加による塩辛度の変化を示すグラ
フである。
フである。
Claims (1)
- 【請求項1】食塩又はその水溶液にソーマチンを添加す
ることを特徴とする食塩の塩辛度増加法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61285226A JPH0783690B2 (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 食塩の塩辛度の増加法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61285226A JPH0783690B2 (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 食塩の塩辛度の増加法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63137658A JPS63137658A (ja) | 1988-06-09 |
JPH0783690B2 true JPH0783690B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=17688737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61285226A Expired - Lifetime JPH0783690B2 (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 食塩の塩辛度の増加法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0783690B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05316960A (ja) * | 1992-05-21 | 1993-12-03 | Takasago Internatl Corp | 飲食品の香味を改善する方法 |
ATE354288T1 (de) | 1999-11-29 | 2007-03-15 | Kyowa Hakko Food Specialties C | Verfahren und mittel zur geschmacksverstaerkung von natriumchlorid, gewuerz mit natriumchloridgeschmack sowie lebensmittel mit verstaerktem natriumchloridgeschmack |
RU2444910C2 (ru) | 2007-04-09 | 2012-03-20 | Джапан Тобакко Инк. | Композиция приправы, усилитель соленого вкуса и способ усиления соленого вкуса пищевого продукта или напитка |
US8409653B2 (en) | 2008-03-14 | 2013-04-02 | Nippon Suisan Kaisha, Ltd. | Salty taste enhancer and food or drink containing the same |
NZ600306A (en) | 2008-03-24 | 2012-10-26 | Nippon Suisan Kaisha Ltd | Salty taste enhancing agent that contains an ezymatic decomposition product of an animal and an enzymatic product of an plant protein and food or drink containing the same |
JP5593641B2 (ja) | 2009-06-26 | 2014-09-24 | 味の素株式会社 | 減塩飲食品用組成物 |
KR101682803B1 (ko) | 2015-04-10 | 2016-12-06 | 중앙대학교 산학협력단 | 짠맛 펩타이드 |
KR101682864B1 (ko) | 2016-10-18 | 2016-12-06 | 중앙대학교 산학협력단 | 짠맛 펩타이드 |
KR101682865B1 (ko) | 2016-10-18 | 2016-12-06 | 중앙대학교 산학협력단 | 짠맛 펩타이드 |
-
1986
- 1986-11-28 JP JP61285226A patent/JPH0783690B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63137658A (ja) | 1988-06-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |