JPH02265456A - 食塩組成物 - Google Patents

食塩組成物

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JPH02265456A
JPH02265456A JP1084020A JP8402089A JPH02265456A JP H02265456 A JPH02265456 A JP H02265456A JP 1084020 A JP1084020 A JP 1084020A JP 8402089 A JP8402089 A JP 8402089A JP H02265456 A JPH02265456 A JP H02265456A
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JP
Japan
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salt
calcium
acid ester
fatty acid
composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP1084020A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ito
昌明 伊藤
Kazunori Nagamura
和典 長村
Shigemitsu Kimura
重光 木村
Kenji Shiaku
塩飽 賢治
Takashi Enjoji
円城寺 孝
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Alone World KK
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Alone World KK
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02265456A publication Critical patent/JPH02265456A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は健康的・機能性食塩の精製に際し、複合塩組成
中の無機塩に水を加えることによって生ずるケーキング
現象を防止することができる食塩組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来より知られる市販の食塩は、主として海塩成分中の
塩化ナトリウムを主成分とするものであるが、近時塩化
ナトリウムを主成分とする食塩は高血圧症・成人病の原
因になるとみなされ、塩化ナトリウムの一部をカリウム
塩やマグネシウム塩に置き換えるなどの各種複合塩製品
が市販されるようになっている。カリウムとマグネシウ
ムの体内摂取が高血圧症のほか成人病の予防によいこと
は医学的に認められており、塩化カリウムを塩化ナトリ
ウムの代替物として使用することも既に広く知られてい
る。
しかし、塩化ナトリウムの全てを塩化カリウムに置き換
えることは、塩化カリウムに特有の刺激性、苦味等があ
ることから必ずしも好ましいことではなく、そのため、
塩化カリウムに有機酸カルシウム塩及びグルタミン酸塩
等を加えることにより、塩化カリウムに特有の刺激性や
苦味、不快味等を改善するようにした食塩組成物が従来
において知られている(特開昭59−187761号)
〔発明が解決しようとする問題点〕
一方、上記のような複合塩は、成分的にみて成人病の予
防ならびに食味性の改善という面で良好な結果が得られ
るとしても、製法的にみた場合、従来では複合塩を単な
る混合物として製品化しているために、各種無機塩に多
量の水を加えて過飽和の状態で蒸発させ、これを乾燥す
るという工程によってやや均一な組成の食塩を得るが、
この方法では乾燥の工程で結晶体が固化するいわゆるケ
ーキング現象が生ずるという問題点がある。勿論製造工
程においてこのようなケーキング現象が生ずることは、
最終的に製品化するまでの過程でケーキング現象を粉砕
処理するための工程を必要とすることになり、その分生
産効率やコスト面で問題となる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記のような従来における複合塩の製造工程
におけるケーキング現象の発生という問題点を解消し、
併せて風味性も良好な複合塩を得ることを目的としたも
のである。複合塩の製造工程において生ずるケーキング
現象を解消するための手段として、種々検討の結果、本
発明者らは有機酸カルシウム塩とショ糖脂肪酸エステル
及び炭酸カルシウムの添加がアンチケーキング作用を生
じさせるうえで効果的であることを見出した。
即ち、本発明は健康的・機能性食塩として、塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウムからなる複合塩
組成物に、有機酸カルシウム塩とショ糖脂肪酸エステル
及び炭酸カルシウムの混合物を0.1乃至30重量%含
有することを特徴とするものである。
本発明は食塩組成物の製造工程において、アンチケーキ
ング剤として有機酸カルシウム塩とショ糖脂肪酸エステ
ル及び炭酸カルシウムを用いるが、この有機酸カルシウ
ム塩としては特にグルコン酸カルシウムが、またシ、 
1M脂肪酸エステルとしてはシー!tJ!−分子に脂肪
酸分子が一個結合したショ糖モノ脂肪酸エステルが好適
である。アンチケーキング作用としてはグルコン酸カル
シウム塩のみでも効果が見られるが、これにショ糖脂肪
酸エステル及び炭酸カルシウムを加えた場合には、顕著
なアンチケーキング作用が見られる。
、また本発明の食塩組成物は、前記の各原料成分に若干
の水を吸湿させて、これを加熱攪拌しながら水分を蒸発
させることによって製造される。なお、この水分蒸発を
早めるために、蒸発がある程度進行した時点で前記容器
を乾燥機内に収容し、蒸発乾燥を促進させるようにして
もよい。
〔作用〕
複合塩組成物として、有機酸カルシウム塩を添加した場
合、この有機酸カルシウム塩が塩化カリウムの刺激性や
苦味等を改善することは既に知られているが、一方、こ
の有機酸カルシウム塩、特にそのうちグルコン酸カルシ
ウムが、それ自体もしくはこれにシgtPM脂肪酸エス
テル及び炭酸カルシウムを添加することによって、食塩
の製造工程における水分蒸発過程で生ずる結晶体のケー
キング現象を阻止するためのアンチケーキング剤として
有効に作用する。
またシー!糖脂肪酸エステルは、前記のアンチ−キング
作用に加えて、その乳化作用、可溶化作用等により、複
合塩として組成された場合に、他の食品との混合作用を
良好にすると共に、塩化カリウムの刺激性・苦味等をマ
スキングする風味調整剤として有効に機能する。
本発明の食塩組成物では、製造工程として前記の組成成
分に若干の水を加えた状態で攪拌しつつ水分を蒸発させ
るだけの処理により、組成物結晶体が乾燥する際に生ず
る結晶体が強力に固結化するケーキング現象を適確に阻
止することができる。
水分蒸発により乾燥した上記の組成物は、大半の結晶体
が分離した粉末状となり、一部の結晶体が固着化した塊
状体を呈すことになるが、この塊状は結晶体が界面活性
作用をもつために簡単に崩壊しやすく、僅かな力で粉末
化される。また粉末化された結晶体はアンチケーキング
作用により以後吸湿しに<<、室内に放置しても固化し
にくい性質となる。
また硫酸マグネシウムの添加は、マグネシウム塩として
調味剤として機能する外、電解質補充際としての作用を
はたし、その結果、本発明は風味性の向上した健康的か
つ機能性のある複合塩を能率的に生産することができる
〔実施例〕
次に本発明を実施例により説明する。
実施例1 塩化ナトリウム     56g 塩化カリウム      28g 硫酸マグネシウム    12g グルコン酸カルシウム   1g シラ糖脂肪酸エステル   1g 炭酸カルシウム      2g 純水          30m1 上記混合物を湯浴上に浮上させた容器内で攪拌しながら
水分を蒸発させる。水分が蒸発するに伴って容器中に残
留する粒子は、結晶体内におけるアンチケーキング作用
により粒子間に強固な固結状態が生ずることなく乾燥し
、最終的に粉粒子状の機能性食塩を得た。また上記の粉
末化された塩組成物はアンチケーキング作用により、そ
の後室内に放置しても固着化しにくい性質を呈した。
実施例2 塩化ナトリウム     55g 塩化カリウム      28g 硫酸マグネシウム    12g グルコン酸カルシウム   3g ショ糖モノ脂肪酸エステル 1g 炭酸カルシウム      1g 純水          39ml ml上記物を実施例1と同様の条件により処理した。
実施例3 塩化ナトリウム     50g 塩化カリウム       29g 硫酸マグネシウム    13g グルコン酸カルシウム   3g ショ糖モノ脂肪酸エステル 2g 炭酸カルシウム      3g 純水          30 m Il上記混合物を
実施例1と同様の条件により処理した。
実施例1で得られた食塩は、塩としての刺激味が弱いが
全体的に風味としての幅に欠け、やや単純な味として感
じられた。これに対し実施例2では刺激味が適度であり
、風味もまろやかで苦味がな〈従来の塩味と比較して同
等の味を有し、製品として実施例1のものに比較し良好
であった。また、実施例3によるものは実施例2にほぼ
近い風味であり、塩化ナトリウムが通常塩の約半分でも
同等の塩味性を有し、概ね良好であった。
〔効果〕
以上に述べたように、本発明による食塩組成物は、製造
過程におけるアンチケーキング作用により製造工程の簡
易化と能率向上が期待でき、しかも塩味性の改善とミネ
ラルとしてのカルシウムの補給にも効果的な健康的機能
性食塩とすることができる。
特許出願人 株式会社アロンワールド 同   株式会社神戸製鋼所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)健康的・機能性食塩として、塩化ナトリウム、塩
    化カリウム、硫酸マグネシウムからなる複合塩組成中に
    、有機酸カルシウム塩とショ糖脂肪酸エステル及び炭酸
    カルシウムの混合物を0.1乃至30重量%含有する食
    塩組成物。
JP1084020A 1989-04-04 1989-04-04 食塩組成物 Pending JPH02265456A (ja)

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