JPH02227042A - 糸引き納豆用たれ - Google Patents
糸引き納豆用たれInfo
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- JPH02227042A JPH02227042A JP1045424A JP4542489A JPH02227042A JP H02227042 A JPH02227042 A JP H02227042A JP 1045424 A JP1045424 A JP 1045424A JP 4542489 A JP4542489 A JP 4542489A JP H02227042 A JPH02227042 A JP H02227042A
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- Seasonings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、食品用のたれ、即ち調味液に関するものであ
るが、更に詳細には、特に糸引き納豆用に好適な従来未
知のたれに関するものである。
るが、更に詳細には、特に糸引き納豆用に好適な従来未
知のたれに関するものである。
(従来の技術)
近年になって納豆、特に1人前〜数人前に小分は包装し
た納豆に調味液(たれ)のパックが付されて販売される
ようになってきた。
た納豆に調味液(たれ)のパックが付されて販売される
ようになってきた。
しかしながら、そもそもこの「たれ」は、納豆食用時に
醤油がない場合のことを考慮してパックされたものであ
るから、醤油の単なる立替品としてしか取扱われておら
ず、「たれ」については従来より格別の科学的な顧慮が
払われていなかった。
醤油がない場合のことを考慮してパックされたものであ
るから、醤油の単なる立替品としてしか取扱われておら
ず、「たれ」については従来より格別の科学的な顧慮が
払われていなかった。
本発明は、このような[たれ」に対して科学的なスポッ
トライトを当てて、特にL−7スコルビン酸を用いるこ
とにより、呈味性を増強しただけでなく、納豆特有の臭
みをとることに成功し、納豆を食べ易くしたものである
が、従来このようなことは全く知られておらず新規であ
る。
トライトを当てて、特にL−7スコルビン酸を用いるこ
とにより、呈味性を増強しただけでなく、納豆特有の臭
みをとることに成功し、納豆を食べ易くしたものである
が、従来このようなことは全く知られておらず新規であ
る。
(発明が解決しようとする問題点)
従来、納豆用のたれが市販されていることは前記したと
おりであるが、それは、生醤油を単にパックしたり、醤
油に単に調味料や味淋を加えたものにすぎず、あくまで
醤油ないし塩分を主体とする単なる調味を目的としたも
のにすぎない。
おりであるが、それは、生醤油を単にパックしたり、醤
油に単に調味料や味淋を加えたものにすぎず、あくまで
醤油ないし塩分を主体とする単なる調味を目的としたも
のにすぎない。
しかしながら、納豆、特に糸引き納豆には強い臭いがあ
るため、単に調味料を添加しただけでは臭いを減じたり
ないしは消滅させたりすることはできず、この強い臭い
の故に、納豆がすぐれた栄養食品、ダイエツト食品であ
るにもかかわらず、好悪が激しく、納豆の消費ないし需
要の拡大にも自ら限界が存するのである。
るため、単に調味料を添加しただけでは臭いを減じたり
ないしは消滅させたりすることはできず、この強い臭い
の故に、納豆がすぐれた栄養食品、ダイエツト食品であ
るにもかかわらず、好悪が激しく、納豆の消費ないし需
要の拡大にも自ら限界が存するのである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は上記欠点を一挙に解決する目的でなされたもの
であって、納豆臭を除去して納豆を食べ易くする目的で
なされたものである。
であって、納豆臭を除去して納豆を食べ易くする目的で
なされたものである。
この目的を達成する手段につき各方面から検討した結果
、納豆自体を処理するよりも「たれ」を利用する方が有
効であるとの感触を得た。
、納豆自体を処理するよりも「たれ」を利用する方が有
効であるとの感触を得た。
そこで、調味性はいささかとも損うことなく納豆臭を除
去する「たれ」の開発という全く新規な技術課題を設定
し、この課題を解決するために各種食品添加物に着目し
て広範なスクリーニングを行った結果、有機酸に着目す
るに到った。そしてその中から特にL−アスコルビン酸
が有効であるということを発見した。
去する「たれ」の開発という全く新規な技術課題を設定
し、この課題を解決するために各種食品添加物に着目し
て広範なスクリーニングを行った結果、有機酸に着目す
るに到った。そしてその中から特にL−アスコルビン酸
が有効であるということを発見した。
本発明は、この新知見を基礎としてなされたものであっ
て、アスコルビン酸及び/又はその誘導体を添加してな
ることを重要なポイントとする納豆用のたれに関するも
のである。
て、アスコルビン酸及び/又はその誘導体を添加してな
ることを重要なポイントとする納豆用のたれに関するも
のである。
本発明に係るたれは、従来市販されている液状のたれに
ビタミンC及び/又はその誘導体を単に配合すればよく
、その製造工程に格別にデリケートな操作を必要とする
ことが、ないので、工業化するのに非常に好適である。
ビタミンC及び/又はその誘導体を単に配合すればよく
、その製造工程に格別にデリケートな操作を必要とする
ことが、ないので、工業化するのに非常に好適である。
ビタミンCを配合する「たれ」成分としては。
上記したように市販の「たれ」が自由に使用でき、醤油
、砂糖、味淋、調味料(グルタミン酸系、核酸系、又は
、カツオ、シイタケ等天然系の粉末ないし液状調味料)
、食酢その他室用される成分であればいずれのものも自
由に使用できる。また、本発明に係る[たれ」は、液状
のほか、粉末醤油、粉末味噌、食塩等を主体とした粉末
状の形態にしてもよいし、ペースト状にしてもよい。
、砂糖、味淋、調味料(グルタミン酸系、核酸系、又は
、カツオ、シイタケ等天然系の粉末ないし液状調味料)
、食酢その他室用される成分であればいずれのものも自
由に使用できる。また、本発明に係る[たれ」は、液状
のほか、粉末醤油、粉末味噌、食塩等を主体とした粉末
状の形態にしてもよいし、ペースト状にしてもよい。
アスコルビン酸の配合量は、0.1〜5.0%、好まし
くは0.6〜1.0%程度であるが、たれの成分、納豆
の種類等に応じて適宜定める。また、遊離のアスコルビ
ン酸だけでなくその誘導体を使用することができ、例え
ばナトリウム塩やカリウム塩といった塩類のほか、ステ
アリン酸エステルといったエステル類も使用することが
できる。
くは0.6〜1.0%程度であるが、たれの成分、納豆
の種類等に応じて適宜定める。また、遊離のアスコルビ
ン酸だけでなくその誘導体を使用することができ、例え
ばナトリウム塩やカリウム塩といった塩類のほか、ステ
アリン酸エステルといったエステル類も使用することが
できる。
これらL−アスコルビン酸は、他のたれ成分に添加混合
し、必要あればそれらに溶解したり、あるいは少量の水
に溶液した後、単に添加混合すればよく、製造工程自体
にデリケートな操作は必要とされないので工業的に大量
生産するのがきわめて容易である。
し、必要あればそれらに溶解したり、あるいは少量の水
に溶液した後、単に添加混合すればよく、製造工程自体
にデリケートな操作は必要とされないので工業的に大量
生産するのがきわめて容易である。
これらL−アスコルビン酸を用いることによって納豆臭
が消失し、納豆臭の故に納豆の食用に困難を感じていた
人々であっても何の抵抗なく納豆を楽しめるようになっ
た。しかも全く予期せざることに「たれ」の呈味性には
全く影響がないことも併せ確認され1本発明は、納豆臭
の消失と呈味性の保持という本来同時には達成し得ない
効果を同時に達成できたという点に対して、更にその有
効性、画期的成果に対して高い評価が得られるものであ
る。
が消失し、納豆臭の故に納豆の食用に困難を感じていた
人々であっても何の抵抗なく納豆を楽しめるようになっ
た。しかも全く予期せざることに「たれ」の呈味性には
全く影響がないことも併せ確認され1本発明は、納豆臭
の消失と呈味性の保持という本来同時には達成し得ない
効果を同時に達成できたという点に対して、更にその有
効性、画期的成果に対して高い評価が得られるものであ
る。
本発明のこの著効は、本来納豆臭の強い糸引き納豆にお
いて特に顕著に認められるが、他の納豆においても同様
の著効が認められることは当然のことである。
いて特に顕著に認められるが、他の納豆においても同様
の著効が認められることは当然のことである。
アスコルビン酸の作用機作については今後の研究にまた
ねばならないが、他の有機酸、例えばクエン酸では満足
のいく結果は得られない。これらの点については、以下
の試験例により詳述し、次いで実施例について本発明を
更に詳述する。
ねばならないが、他の有機酸、例えばクエン酸では満足
のいく結果は得られない。これらの点については、以下
の試験例により詳述し、次いで実施例について本発明を
更に詳述する。
試験例1
後記する実施例によって得た「たれ」 (本発明品)、
実施例においてL−アスコルビン酸をクエン酸にかえた
「たれ」(対照品1)、実施例においてL−アスコルビ
ン酸を除去した従来タイプの「たれ」(対照品2)を、
それぞれ7謙Qずつ用意し、これを納豆各100mQに
添加混合した。
実施例においてL−アスコルビン酸をクエン酸にかえた
「たれ」(対照品1)、実施例においてL−アスコルビ
ン酸を除去した従来タイプの「たれ」(対照品2)を、
それぞれ7謙Qずつ用意し、これを納豆各100mQに
添加混合した。
このようにして調理した味付は納豆を用いて、熟練した
パネル10名による10点満点法にるパネルテストを行
い、特に脱臭性と呈味性について検討し、成人の結果を
得た。
パネル10名による10点満点法にるパネルテストを行
い、特に脱臭性と呈味性について検討し、成人の結果を
得た。
第1表
脱臭性 呈味性 合計(%)
本発明品 9.2 9,7 18.9(100)対
照品(1) 7.4 7,9 15.3 (80
)対照品(2) 4.5 7,8 12.3 (
65)(点数はパネル10人の平均点数を指す)上記結
果からも明らかなように1本発明によれば納豆臭を除去
できるだけでなく調味効果もきわめて高いものが得られ
ることがわかる。しかも、これらの効果は、他の有機酸
(例えばクエン酸)を用いた場合よりもはるかにすぐれ
ている。そのうえ、本発明によれば、ビタミンCの強化
という他の有機酸では代替不可能な著効も奏される。
照品(1) 7.4 7,9 15.3 (80
)対照品(2) 4.5 7,8 12.3 (
65)(点数はパネル10人の平均点数を指す)上記結
果からも明らかなように1本発明によれば納豆臭を除去
できるだけでなく調味効果もきわめて高いものが得られ
ることがわかる。しかも、これらの効果は、他の有機酸
(例えばクエン酸)を用いた場合よりもはるかにすぐれ
ている。そのうえ、本発明によれば、ビタミンCの強化
という他の有機酸では代替不可能な著効も奏される。
実施例1
次の成分からなる基本配合物を調製した。
醤油 60%
砂糖 5%
調味料 34%
なお調味料としては、市販されているグルタミン酸系調
味料とイノシン酸系調味料の10=1混合物を使用した
。
味料とイノシン酸系調味料の10=1混合物を使用した
。
上記基本成分配合物にL−アスコルビン酸1%を添加混
合して、「たれ」を製造した。
合して、「たれ」を製造した。
このようにして調製した「たれ」は7muずつに分けて
包装し、これを納豆100gに1包の割合で包装してた
れ付き納豆製品とした。遊離のアスコルビン酸にかえて
アスコルビン酸ナトリウムを用いた場合にも、同様にす
ぐれた効果が奏されることを確認した。
包装し、これを納豆100gに1包の割合で包装してた
れ付き納豆製品とした。遊離のアスコルビン酸にかえて
アスコルビン酸ナトリウムを用いた場合にも、同様にす
ぐれた効果が奏されることを確認した。
(発明の効果)
本発明によれば、アスコルビン酸を用いるという新規な
構成を採用したことにより、納豆臭を消失せしめるとい
う著効を有する新規な「たれ」を製造することができる
。しかもその際、「たれ」が有する調味性、呈味性につ
いてはいささかもそれらが失われることがない。
構成を採用したことにより、納豆臭を消失せしめるとい
う著効を有する新規な「たれ」を製造することができる
。しかもその際、「たれ」が有する調味性、呈味性につ
いてはいささかもそれらが失われることがない。
そのうえ、納豆にビタミンCを強化できるという著効も
併せ得ることができ、本発明は数多くのすぐれた利点を
有するものである。
併せ得ることができ、本発明は数多くのすぐれた利点を
有するものである。
Claims (1)
- アスコルビン酸及び/又はその誘導体を含有してなるこ
とを特徴とする糸引き納豆用のたれ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1045424A JPH02227042A (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 糸引き納豆用たれ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1045424A JPH02227042A (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 糸引き納豆用たれ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02227042A true JPH02227042A (ja) | 1990-09-10 |
JPH0511947B2 JPH0511947B2 (ja) | 1993-02-16 |
Family
ID=12718896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1045424A Granted JPH02227042A (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 糸引き納豆用たれ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02227042A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008086298A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Mizkan Nakanos:Kk | だし入り液体調味料及びその風味改善方法 |
JP2016067326A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | マルイチフーズ株式会社 | 納豆のたれ用調味料及びそれを用いた味付納豆巻食品 |
JP2016123411A (ja) * | 2014-12-27 | 2016-07-11 | ヤマサ醤油株式会社 | カルシウム強化醤油調味料 |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP1045424A patent/JPH02227042A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008086298A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Mizkan Nakanos:Kk | だし入り液体調味料及びその風味改善方法 |
JP2016067326A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | マルイチフーズ株式会社 | 納豆のたれ用調味料及びそれを用いた味付納豆巻食品 |
JP2016123411A (ja) * | 2014-12-27 | 2016-07-11 | ヤマサ醤油株式会社 | カルシウム強化醤油調味料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0511947B2 (ja) | 1993-02-16 |
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