JPS60164454A - 節類含有液状調味料の製造法 - Google Patents

節類含有液状調味料の製造法

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JPS60164454A
JPS60164454A JP59021357A JP2135784A JPS60164454A JP S60164454 A JPS60164454 A JP S60164454A JP 59021357 A JP59021357 A JP 59021357A JP 2135784 A JP2135784 A JP 2135784A JP S60164454 A JPS60164454 A JP S60164454A
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JP
Japan
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inosinate
extract
sodium
dried
dried fish
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JP59021357A
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Katsutoshi Yamazaki
勝利 山崎
Toru Uchijima
叡 内島
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、節類エキス、節粉を含有する液状調味料の製
造法に関し、更に詳しくは、高濃度で5′−イノシン酸
ナトリウムを配合し、かつ、乳酸によりPHを4.5〜
6.3に調整することにより、節類の香味、エキス感が
良好で、かつ5′−イノシン酸塩、グルタミン酸塩、食
塩等の析出がない透明な液状調味料の製造法に関する。
鰹節、鯖節、線部、煮干節の節類から抽出したエキスは
、和風だしをはじめとする各種の調味料に配合されてい
るが、例えば、粉末エキスとして配合する場合、加熱乾
燥工程におけるエキスの風味劣化が生じることに加え、
調味料の流通保存中に粉末エキスが吸湿による固結現象
を起し易いこまま配合すれば解消するため、近年節類エ
キス乃至は節粉を含有した液状調味料が普及している。
ところで、上記製品加工工程で生じる官能乃至は物性上
の問題とは別に、近年、節類について、生臭み、雑味、
異臭等が少なく、かつ、節類の好ましい香気、旨味の増
強された節類含有調味料の取得が要望されている。
本発明者らの知見によれば、このような、より好ましい
官能を有する節類エキスは、5′−イノシン酸塩を高濃
度で配合することによシ取得可能となるが、この場合に
は、別の問題が新たに発生する。即ち、5′−イノシン
酸塩を液状調味料に高濃度で配合する場合、保存中に、
5′−イノシン酸塩の結晶の析出が□生じ、特に、グル
タミン酸ナトリウム(MGS)その他のグルタミン酸塩
、食塩等の共存下では、この傾向が顕著で、液状調味料
としての品質安定性が低下する。
状調味料の取得につき鋭意検討を重ねた結果、5′−イ
ノシン酸塩を高濃度で配合すると同時に、Hを特定の範
囲に調整することによシ、生臭み、雑味等の不快な味、
風味が抑えられて、かつ、節類エキスとしての味、風味
全体が向上すると共に、保存時の物性も安定な節類含有
液状調味料が得られると知見に至った。
本発明は、かかる知見に基づいて完成されたものであシ
、即ち、節類エキス及び/若しくは節粉並びにグルタミ
ン酸塩を含有する液状調味料の製造において、(1)5
’−イノシン酸ナトリウムを添加するか、及び/又は(
2)節類エキスの濃縮率を高めることによシ、5′−イ
ノシン酸ナトリウム(遊離の57−イノシン酸において
、5′−イノシン酸ナトリウムとして換算)の含有量を
0.7重量%以上とし、かつ、PHを6.3〜4.5に
調整することを特命とする節類含有液状調味料の製造法
である。
方法、条件については特に限定はない。
また、節粉としては、鰹節粉、鯖節粉、煮干粉等が挙げ
られる。節類エキス及び節粉は各単独で用いても併用し
てもよい。
グルタミン酸塩としては、グルタミン酸ナトリウムの他
、グルタミン酸カリウム、グルタミン酸カルシウム等の
グルタミン酸の各種塩類が使用可能である。
本発明においては、5′−イノシン酸ナトリウムを0.
7重量%以上となるように5′−イノシン酸ナトリウム
の含有量を調整するが、その方法とじては、(05′−
イノシン酸ナトリウムを添加する方法と(2)節類エキ
スの濃縮率を高める方法とが挙げられる。後者の方法、
即ち、節類エキスの濃縮率を高める方法は、加熱濃縮、
凍結濃縮等の適当な濃縮方法によシ、エキス中における
5′−イノシン酸含量を高めるが、通常「だし」として
抽出される場合の5′−イノシン酸含量は20〜50η
チであり、鰹等のエキスとして製造される場合において
モ、5′−イノシン酸含量は60〜80rngチである
ので、本発明においては、これを更に3〜50倍以上に
濃縮する必要があり、エネルギーコスト、場合によって
は、風味等において必ずしも好ましくない。従って、5
′−イノシン酸ナトリウムの添加により、調味料(に含
まれる水分)全体の重量に対し、0.7%以上の5Lイ
ノシン酸ナトリウム含量とするか、或いは、節類エキス
の濃縮と5′−イノシン酸ナトリウムの添加とを組合せ
て、調味料(含有水分)重量に対し、0.7%以上の5
′−イノシン酸ナトリウム含量となるように調整するこ
とが好ましい。尚、5′−イノシン酸ナトリウムの添加
量は、好ましくは、調味料に対し、13〜30重量%で
ある。また、エキス中に含まれるイノシン酸については
、5′−イノシン酸ナトリウムとして重量換算する。
節類エキス、節粉、グルタミン酸塩類、5′−イノシン
酸ナトリウム以外の成分としては、食塩の他、各種のア
ミノ酸、その塩類、動植物蛋白加水分解物(HAP、H
VP ) 、塩化カリウムその他の無機塩類、酵母エキ
ス、各種有機酸及びその塩類と野菜エキス等が挙げられ
、特に、食塩については2〜25重量%、及び、グルタ
ミン酸ナトリウムについては2〜25重量%を調味料に
配合することが呈味バランス上好ましい。
本発明の節類含有液状調味料の製法は、上記各種成分を
単に混合する等、いずれの製法によってもよく、特に限
定はない。
調味料としてのpH1d、乳酸により63〜45好まし
くは5.9〜5.0に調整する。乳酸以外の有機酸、酸
性アミノ酸、これらの塩類等によるPHの低下において
も結晶析出防止効果・、味、風味調整効果が得られるが
、乳酸によシエキス感を特に高めながら、物性的に安定
な液状調味料を取得でき、好ましくはPHを5.9〜5
.0に調整すると、更に呈味的にも良好なエキス感の高
いものが得られる。
以下、実施例により本発明を更に説明する。
実施例 鰹節エキス 60重量部 5′−イノシン酸ナトリウム 3 L−グルタミン酸ナトリウム 5 酵母エキス 13 乳 酸 5 HVP 1 4 上記配合に従い、原料を混合溶解させて、鰹節エキス調
味料(PH5,5)を調整した。
対照として、5′−イノシン酸ナトリウムを添加しな−
い上記配合品(対照1)及び乳酸を添加しない上記配合
品(対照2、pH6,3)を調整し、これら3種の調味
料について、官能及び物性の安定性を測定した。結果を
第1表及び・第2表に示す。
(評点) 5 好ましい 4 やや好ましい 3普通 2 やや弱い 1弱い

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、節類エキス及び/若しくは節粉並びにグルタミン酸
    塩を含有する液状調味料の製造において、(1)5’−
    イノシン酸ナトリウムを添加するか及び/又は(2)節
    類エキスの濃縮率を高めることにより、5′−イノシン
    酸ナトリウム(遊離の51−イノシン酸においては、5
    ′−イノシン酸ナトリウムとして換算)の含有量を0.
    7重量%以上とし、かつ、乳酸により−を6.3〜4.
    5に調整することを特徴とする節類含有液状調味料の製
    造法。
JP59021357A 1984-02-08 1984-02-08 節類含有液状調味料の製造法 Granted JPS60164454A (ja)

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JPH057981B2 JPH057981B2 (ja) 1993-01-29

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