JPS63134245A - 印刷機用ブランケツト胴の洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はオフセット印刷機において、ブランケット胴に
付着する印刷インキや紙粉などを洗い落す装置に関する
ものである。

（従来の技術） 従来この種の装置で、ブランケット胴に洗浄布を接し、
洗浄液などを供給しつつ付着する画像のインキ類を洗い
落とす手段は周知に属するものであり、第１に例えば特
開昭５５−１４８１６４号公報又ローラブラシ等を用い
ることも公知であった、即ち第２に例えば実開昭６０−
２９６３１号公報しかして、前記第１では「印刷機のブ
ランケットシリンダを洗浄布帛で洗浄するための装置で
あって、ブランケットシリンダの両端に近接して位置決
められたエンドフレーム手段と、洗浄布帛供給ロールと
、洗浄布帛巻取ロールと、洗浄布帛を前記供給ロールか
ら前記巻取ロールに導（ための手段と、水を洗浄布帛に
導くための手段と、水辺外の溶媒を洗浄布帛に導くため
の手段と、前記洗浄布帛を移動させ、ブランケットシリ
ンダの一部と接触させる手段とからなり、前記最後の手
段は膨張して洗浄布帛を移動させ、ブランケットシリン
ダに接触させることができ、緩んで洗浄布帛をブランケ
ットシリンダから離脱させることができる装置。」の如
く、装置自体を動かすことなく布帛をブランケット胴に
接触させる手段として、膨張、収縮で行なうもの、又前
記第２ではブラシロールを用いたもの並びに装置自体が
前、後進してブランケット胴と接、離する手段も公知で
ある。

即ち、複数のインキ着はロールと該インキ着はロールに
よってインキの供給を受ける円筒状を有する版胴と該版
胴の画像を紙に転写するための円筒状を有するブランケ
ット胴とによって構成されるブロックを有するオフセッ
ト印刷機において、上記ブランケット胴に接触せしめら
れるスポンジロール、ブラシロール、ロールタオルおよ
び装置全体を前後方向に移動させる前後動装置をそなえ
た洗浄装置をもうけ、上記ブランケット胴を回転せしめ
つつ上記洗浄装置と接触させて当該プランケプト胴を洗
浄せしめるとともに、上記印刷機が稼動中は上記洗浄装
置がプラングツｌ−胴から＝れるようにしたことを特徴
とするプランケラ）ＩＩ同洗浄装冒である、又ブラシを
移動する型式のものとしては前記のものと同じであるが
、第３としての実開昭５８−１８１５４３号公報の装置
ではブランケット胴の軸方向のみに往復運動するもの即
ち回転自在のブランケットシリンダーの軸長方向にブラ
シを往復運動させることによって該ブランケットシリン
ダーが洗浄されることを特徴としたブランケットシリン
ダーの自動洗浄装置が公知である。

（発明が解決しようとする問題点） 」―記の如き従来技術で、前記第１の例では洗浄布をパ
ッドの膨張、収縮により、接、離するのでその接、離の
間隔は極めて少量とならざるを得ない、従って印刷作業
中即ち布帛の離間中何等かの原因で布帛の緊張が緩んだ
場合ブランケット面に接触しないとも限らないし、前記
第２の例ではスポンジローラ、ブラシローラその他の装
置全体がブランケット胴に対してその軸長方向に装置全
体がスパン方向にも移動ずろもので、作業能率が悪く、
特にスポンジローラで洗浄液を供給した直後にブラシロ
ーラでブラシ掛けを行なうことにより液の飛沫が装置や
ブランケット胴に付着し又充分に液が胴面にまわらない
内にロールタオルで拭きとられてしまい充分な洗浄液の
効果が得られない欠点が多かった。更にまた、前記第３
の例では、ブラシが左右方向つまり軸方向のみにブラン
ケット胴を摺擦するもので、たとヘブランケッ）ｌｌｌ
ｑが回転しているにしても糸状のごみ等は各種の方向に
向っており且つ印刷紙の加圧等でほとんど平らに付着し
ているので充分な洗浄が不可能で再正の回数の洗浄が必
要であった。しかもこの洗浄は１日に士数回にもわたり
行なう必要があるので上記再三の洗浄は大きく能率の低
下を来たす欠点があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明においては、洗浄に当ってはブランケット胴面に
対し、ブラシが偏心ビンの偏心量を半径とする円運動に
よって摺擦するものでこれにより、先ず密着状態の紙粉
等を各方向より摺擦しで掻き起こし、次いで洗浄布で洗
浄液とともに拭ぎ取り洗浄を有効に行なうものである。

（作　用） 装置全体を本体移動機構でプランケラ）　１１１４を近
接せしめ、ブラシをブランケット胴に当接せしめブラン
ケット胴の回転は勿論ブラシを、モータの回転でベルト
（ヂエーン）を介して偏心板に回転を与えると、偏心板
の偏心ピンの円運動でブラシはブランケット胴に対し円
運動をもって摺擦するとともに洗浄液を加える。ブラシ
は洗浄液とともにブランケット胴に付着するゴミ、繊維
等を円運動による各方向より摺擦するので、これを有効
に掻き取り、次にブラシをプランケット胴より引き離し
て洗浄布をもって拭き取り必要に応じては水を加えて充
分に洗浄するものである。

（実施例） 次に図面を示した本発明の実施例により説明する。

１はブランケット胴であり、この胴１の両端部に側板２
が支軸３をもって機台４に軸支されて回転自在であり、
この支軸３に固定したアーム５を介して圧カビストン類
き本体移動機種６によりブランケット胴１方向に移動す
るよう設けられる。

側板２には洗浄布７が巻きつけられた供給ローラ８、こ
の布５を巻き取るべく摩擦伝動系（図示せず）を介して
回転される巻取ローラ９並びに洗浄布７の一定速度の送
りを行なう、布送りローラ１０等の両端が支持され、又
枢軸１１で両端が支持されて可動支持板１２がそれぞれ
固定されこの可動支持板１２の一端にはアーム１３、連
杆１４を介して例えばピストン装置の如きブラシ移動機
構１５が連結され且つ両端の可動支持板１０間にはビー
ム１６が構成される。

ビーム１６には偏心板１７が回転自在に軸２０で軸支さ
れ、この偏心板１７には偏心ピン１８を有し、これがブ
ラシ１９に直接或はブラシの交換自在なブラシホルダー
２４に連結され又少くとも片方の偏心板の軸２０にはプ
ーリ２１を有しベルト（チェーン）による駆動装置２２
を設け、これがモータ２３で回転されブラシ１９を円運
動させる。なお、洗浄布７に対し供給される洗浄液のノ
ズル２５、水洗用のノズル２６がそれぞれの液タンク、
水タンクにコック、ポンプ（何れも図示せず）を介して
接触される。

洗浄作業について示すと、本件移動機構６を操作して本
体をブランケット胴１に近接せしめて、洗浄布７がブラ
ンケット胴１の面に接触し、水または温水をノズル２６
より供給すると、洗浄布７は含水してブランケット胴１
の面を湿潤せしめる。

するとこの水分により紙粉は水分を含み膨潤し、ブラン
ケット胴１と分散しやすくなる。

次にノズル２５より洗浄液を供給すると、洗浄布７は含
液してブランケット胴１についているインキを転化する
と同時にブラシ移動機構１５をもって可動支持板１２を
枢軸１１のまわりに前傾せしめてブラシ１９を回転する
ブランケット胴１の面に接触せしめる。

そこで印刷用紙には製紙中、加工中、運搬中等の間にゴ
ミの付着や繊維の小片或は塊まり等の紙粉が付着してい
る、これが印刷時にブランケット胴の面に移され特にイ
ンキのある場所には付着しやすく、これらが印刷紙との
圧接で密着状態となっている。

そこで、前記したブラシ１９がブランケット胴１に接触
すると、ブラシ１９の円運動で付着する紙粉の各方向か
らの摺擦で掻き起される。

しかしてブラシ部分において前記の如く円運動により紙
粉を掻き落すと同時にインキは軟化し洗浄布７で拭き取
られ布送りローラ１０がモータ２７とベルト２８とを介
しての回転で布７は一定速度で送られ汚れた布は巻取ロ
ーラの回転で巻き取られ、布が巻取ローラ９に厚く巻き
とられるに従い回転は摩擦伝動機構等でスリップし常に
布送りローラｌＯの速度に対応して布７は送られる。

又洗浄液の送りを停止し且つブラシ移動機構１５で可動
支持板１２を引くとブラシ１９はブランケット胴１の面
より離脱し洗浄布７の送りを行なうことにより乾燥した
布が胴面を拭き取り胴面の乾燥を迅速にする。

しかして、再び印刷に入るときは本体移動機構６により
本体を大きく後退して行なうものである。

第４図に示す他の実施例は、前記した円運動を行なうブ
ラシ１９の装置は同一であるから同一符号を付して説明
は省略するが、前記洗浄布７がロール状に巻かれた拭き
取りローラ３１で、自由に前後し得るようローラ移動機
構２９で移動可能で洗浄液を拭き取り、これと前記ブラ
シの作動部を介してスポンジ等で形成される給液ローラ
３０が設けられ、これには洗浄液ノズル２５と絞りロー
ラ３１が臨んで設けられる。しかしてこれが洗浄作業に
ついては前記実施例とほぼ同一である。

（発明の効果） ブラシを単独でブランケット胴に接離し得ることにより
、洗浄布のみの洗浄或は両者協同の洗浄が自由に選択操
作し得られ、又ブラシが円形運動を行なってブランケッ
ト胴に接するので、粒子状のものは勿論繊維状の長さを
有する紙粉がブランケット胴面に密着していても密着面
の各方向より摺擦するので不規則に密着する紙粉はその
繊維長に対しほぼ直角方向に作用し紙粉の掻き起しに有
効に作用し、比較的短時間でブランケット胴面の洗浄が
充分に行ない得るちのである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明装置の実施例を示したもので、第１図は展開
式に図示した平面図、第２図は切断側面図、第３図はブ
ラシ部分の斜視図、第４図は他の実施例を示した切断側
面図である。 ■・・・・・・ブランケット胴、　　２・・・・・・側
板、６・・・・・・本体移動機構、　　７・・・・・・
洗浄布、８・・・・・・供給ローラ、　　　　９・・・
・・・巻取ローラ、１０・・・・・・布送りローラ、　
　１２・・・・・・可動支持板、１５・・・・・・プラ
ン移動機構、１７・・・・・・偏心板、１８・・・・・
・偏心ビン、　　　１９・・・・・・ブラシ、２５・・
・・・・洗浄液ノズル、　２６・・・・・・水洗ノズル
、３１・・・・・・拭き取りローラ。 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）版胴と接して画像が転写されるブランケット胴の
   洗浄のためにブランケット胴に接して摺擦を行なうブラ
   シと、離接可能な洗浄布と、洗浄液、水洗の供給手段を
   もって成るブランケット胴の接触装置において、上記各
   部材がブランケット胴に対して全体的に近接可能に支持
   され、且つ前記ブラシが偏心ピンに支持されて、この偏
   心量に対応する円運動を行なってブランケット胴に接し
   洗浄液の供給と相俟って洗浄を行なうことを特徴とする
   印刷機用ブランケット胴の洗浄装置。
2. （２）前記記載の洗浄布が、ローラ状に巻かれて成り、
   洗浄液が吸水性の給液ローラを介してブランケット胴に
   塗布される特許請求の範囲第（１）項記載の印刷機用ブ
   ランケット胴の洗浄装置。