JPS63133941A - 健康食品 - Google Patents

健康食品

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JPS63133941A
JPS63133941A JP28287286A JP28287286A JPS63133941A JP S63133941 A JPS63133941 A JP S63133941A JP 28287286 A JP28287286 A JP 28287286A JP 28287286 A JP28287286 A JP 28287286A JP S63133941 A JPS63133941 A JP S63133941A
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health food
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俊郎 堀
Katsuya Nishimoto
西元 勝也
Masaaki Kimura
正明 木村
Nagataka Yamazaki
山崎 長孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は健康食品に係り、特に整腸作用を有する食品に
関するものである。
従来の技術 従来、整腸を目的とする健康食品あるいは健康食品用原
料素材としては、各種発酵乳、発酵乳飲料、あるいはフ
ラクトオリゴ糖、乳酸菌束等があった。これらの食品あ
るいは食品用素材の多くは、腸内での乳酸菌の繁殖を促
進することで細菌およびウィルスの増殖を抑制し生理的
自然な整腸作用を期待するものであるが、急性の症状に
対しての改善効果はほとんど期待できない。
近年、人母乳の腸管における免疫機構が解明きれ、母乳
中の免疫グロブリンが腸管の表面を覆って細菌およびウ
ィルスの感染を防御することが見出された。腸管内での
免疫グロブリンの上述の効果は、細菌およびウィルスの
感染を防御すると同時に下痢症状の速やかな改善にも効
果が期待できると考えられる。しかし人の免疫グロブリ
ンを食品あるいは食品素材として使用しようとする場合
、その供給源を人母乳あるいは人血清に求めなければな
らず、その供給量や食品衛生上の問題があり、実施は不
可能である。
発明が解決しようとする問題点およびその手段発明者等
はかかる現状に鑑み、人母乳等にかわる原料を検索した
結果、チーズやカゼインの製造時に副産物として得られ
る牛乳清が、免疫グロブリンを含み、しかもその整腸効
果が人N乳中の免疫グロブリンの有する効果と変わらな
いこと、さらに牛乳清は食品原料としても広く使用きれ
ており供給量、安全性においてもすぐれた原料であるこ
とを見出した。しかしながら、牛乳清をそのまま飲用し
ても免疫グロブリン含有量が少ないため大量に飲用しな
ければ充分な整腸作用が得られず、逆に大量に飲用した
場合乳糖不耐症の人では下痢を誘引する場合もある等の
欠点がある。
そこで本発明者らは、牛乳清を限外濾過膜を用い免疫グ
ロブリン画分を濃縮、乾燥、粉末化させた牛乳清タンパ
ク粉末に着目し、これの免疫グロブリン含有量を測定し
たところ人母乳乾燥物中に含まれる量の約10倍置台ま
れていることを見出した。この牛乳清タンパク粉末は、
はとんど無味無臭ではあるがそのまま飲用するには不味
であり、食品として摂取しやすい形にするためには他の
食品原料、素材と併用することが必要となる。そこで、
糖類、酸味料および香料で風味を改良し飲用しやすい形
にした牛乳清タンパク粉末飲料について下痢を起こしや
すい体質の成人に長期間に渡って飲用許せたところ本旨
の飲用中は下痢を発病しなかったことから本発明を完成
するに到った。
問題点を解決するための手段 すなわち本発明は、牛乳清タンパク粉末と食品用原料、
添加物の内から選ばれた1種以上とを混合してなる健康
食品である。
以下本発明につき詳細に説明する。
本発明に使用する牛乳清タンパク粉末とは、免疫グロブ
リンとして測定される含有量が5%以上である牛乳清タ
ンパク粉末であればよく、その製造法について限定する
ものではない。製造法としては例えば、健康な牛の常乳
から酵素および/または酸を作用させて沈殿するカゼイ
ンを除去した乳清部分を限外濾過膜等適当な方法を用い
て低分子の可溶性塩類、乳糖等を除去しタンパク画分を
濃縮した後、加熱による免疫グロブリンの力価の低下を
生じない方法、すなわちできるだけ低い温度で瞬時に噴
霧乾燥する方法や凍結乾燥する方法などがある。次に、
上記のようにして得た牛乳清タンパク粉末を食品原料、
添加物の内から適宜選択しその1種以上と混合して飲食
に適した風味、物性を付与し本発明の健康食品を得る。
ここでいう食品原料、添加物とはタンパク類、例えば卵
白粉末、ゼラチンなどのタンパク、油脂類、例えば大豆
油、ヤシ油、ココナツツ油などの食用植物油脂および豚
脂、牛脂などの食用動物油脂、糖類、例えばグルコース
、フラクトースなどの単糖類、乳糖、庶糖などの2糖類
や、デキストリン、澱粉、セルロースなどの多糖類など
、さらにビタミン類、ミネラル類や食品用香料等を指し
、食品としての栄養バランスの調整や風味、物性の改良
の目的で使用するがその種類、数を限定するものではな
い。食品原料、添加物との混合割合は、牛乳清タンパク
粉末の免疫グロブリン含有量の差違により適宜選択でき
るが、本発明の目的とする整腸作用もしくは下痢症の改
善を期待するためには免疫グロブリンを人体型kgあた
り10mg以上飲用することが望ましく、この条件を満
足させる牛の乳清タンパク粉末の使用量は、免疫グロブ
リン含有量が10%として人体型kgあたり100mg
以上である。例えば、体重50kgの成人には牛の乳清
タンパク粉末を5g以上飲食させる必要がある。また、
本発明の健康食品は副食として手軽にいつでも飲用でき
る程度の量である事が重要である。このため牛の乳清タ
ンパク粉末の含有量は乾燥物として全量の50重量%以
上であることが望ましく、きらに、経済性、整腸作用の
観点からは50〜70重量%の範囲が好ましい。また、
本発明の健康食品の形状は特に限定するものではないが
取り扱い、保存性等から乾燥粉末あるいは顆粒状が望ま
しい。本旨の使用法については、好みにより水、温湯、
ジュース、スープ等に溶かして飲用したり、ゼリー状に
加工調理して食する事ができる。
作用 次に、本発明の健康食品に使用する牛乳清タンパク粉末
の免疫グロブリン含量およびウィルスに対する抗体価を
以下の試験例にて示す。
試験例1 新鮮な牛の常乳IQOOkgに乳酸を加えpH4,8と
し、沈殿するカゼインを除去した乳清部分を限外濾過膜
を用いて分離濃縮を行ない最終80kgの牛乳清タンパ
クを得た。次いでこのものを品温50°C以下で噴霧乾
燥し牛乳清タンパク粉末8kgを得た。得られた牛乳清
タンパク粉末(乾燥直後および乾燥後3ケ月)と人母乳
の噴霧乾燥粉末の免疫グロブリン含有量を、プロティン
Aをリガンドとしたアフィニティカラムによる高速液体
クロマトグラフ法(装置:東洋曹達803Dシステム、
カラム:昭利電工FA−894)で測定することによっ
て求めた。
結果を表1に示した。牛乳清タンパク粉末中の免疫グロ
ブリン含有量は10%であり、人母乳粉末中の免疫グロ
ブリン含有量より著しく多いことが認められた。さらに
牛乳清タンパク粉末は、保存による免疫グロブリン含有
量の低下も小さいことが認められた。
表1 1)J士児J父クロノリンこしくυノ苫壱皿試験例2 試験例1と同様の牛乳清タンパク粉末(乾燥直後および
乾燥後3ケ月)および人母乳粉末につき、ロタウィルス
HI抗体価(赤血球凝集抑制反応より求める)を測定し
た。
結果を表2に示した。乳幼児に下痢を起こすウィルスで
あるロタウィルスに対する牛乳清タンパク粉末中の免疫
グロブリンの抗体価は、人母乳粉末中の免疫グロブリン
以上であることが認められた。さらに牛乳清タンパク粉
末は、保存による抗体価の低下も小さいことが認められ
た。本試験例により牛乳清タンパク粉末は、下痢を起こ
すウィルスに対し有効な抗体を含むことが実証された。
表2 実施例 実施例1 試験例1で得た牛乳清タンパク粉末を用い下記組成の混
合物からなる健康食品を製造した。本旨10gを100
m1の水に溶解し、高タンパク飲料として飲用できる。
牛乳清タンパク粉末      50%卵白粉末   
        30%ゼラチン          
   9%フルクトース           5%デ
キストリン           5%ミネラル、ビタ
ミン        1%香料           
   適量実施例2 実施例1と同様な健康食品の配合処方を示す。
本旨Logを100m1の温湯に溶解し、高タンパク飲
料として飲用できる。
牛乳清タンパク粉末      50%卵白粉末   
        25%ゼラチン          
 10%ココナツツ油          1%グルコ
ース            4%セルロース    
        9%ミネラル、ビタミン      
  1%香料              適量実施例
3 試験例1の牛乳清タンパク粉末を用いたゼリータイプの
健康食品の配合処方を示す。本旨Logを100 m 
lの水に溶解した後冷蔵庫にて冷却凝固させれば高タン
パクゼリーが得られる。
牛乳清タンパク粉末      50%卵白粉末   
         5%水溶性ゼラチン       
 30%グルコース            2%デキ
ストリン           5%セルロース   
        7%ミネラル、ビタミン      
  1%香料              適量実施例
4 試験例1の牛乳清タンパク粉末を用いたスープ用健康食
品の配合処方を示す。氷晶10gを200m1のポター
ジュスープに溶解させれば高タンパクスープが得られる
牛乳清タンパク粉末      70%卵白粉末   
        17%ゼラチン          
  7%デキストリン           5%ミネ
ラル、ビタミン        1%香料      
        適量以上の如く、本発明の健康食品は
、水、温湯、ジュース、スープ等に溶かして飲用したり
、ゼリー状に加工調理して食する事ができる。
実施例1.2.3.4の健康食品について試験例2と同
様の方法でロタウィルスHI抗体価を測定した。
結果を表3に示した。ロタウィルスに対する実施例1.
2.3.4の健康食品の抗体価は、牛乳清タンパク粉末
と同等であることが認められた。
本実施例により、牛乳清タンパク粉末を混合してなる本
発明の健康食品は下痢を起こすウィルスに対し有効な抗
体を含むことが実証された。
表3 になるように水で希釈して試料とした。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明は下痢症の改善作用を有する
成分として牛乳清タンパクを効果的に配合した健康食品
に関するものであり、腸を健康な状態に維持する効果が
あり人の健康増進に寄与するところすこぶる大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、牛乳清タンパク粉末と食品用原料、添加物の内から
    選ばれた1種以上とを混合してなる健康食品。
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