JPS63132668A - カテ−テル - Google Patents

カテ−テル

Info

Publication number
JPS63132668A
JPS63132668A JP62226244A JP22624487A JPS63132668A JP S63132668 A JPS63132668 A JP S63132668A JP 62226244 A JP62226244 A JP 62226244A JP 22624487 A JP22624487 A JP 22624487A JP S63132668 A JPS63132668 A JP S63132668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
catheter
distal end
balloons
catheter shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62226244A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0370979B2 (ja
Inventor
ジー・ディビッド・ジャング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPS63132668A publication Critical patent/JPS63132668A/ja
Publication of JPH0370979B2 publication Critical patent/JPH0370979B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/104Balloon catheters used for angioplasty
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1011Multiple balloon catheters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1011Multiple balloon catheters
    • A61M2025/1013Multiple balloon catheters with concentrically mounted balloons, e.g. being independently inflatable
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M2025/1043Balloon catheters with special features or adapted for special applications
    • A61M2025/1072Balloon catheters with special features or adapted for special applications having balloons with two or more compartments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M2025/1043Balloon catheters with special features or adapted for special applications
    • A61M2025/1079Balloon catheters with special features or adapted for special applications having radio-opaque markers in the region of the balloon

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の背景] この発明は気球血管形成術に関し、特に多数の気球を利
用する血管形成術カテーテルシステムや、それらのカテ
ーテルを利用する血管形成術の手順に関するものである
冠状気球血管形成術は、狭窄の閉塞した冠状動脈の脈管
再生のためのバイパス手術に代わる現在実行可能な唯一
のものとして明らかになっている。
トランスルミナール血管形成術は末梢動脈疾患に適用さ
れるけれども、それは冠状動脈疾患の治療に最も幅広く
用いられる。バイパス手術と異なり、経皮血管形成術は
、一般的な麻酔法、胸壁の切開、体外の環流、あるいは
血液の輸注を必要としない。
経皮冠状血管形成術は患者への細菌の侵入や外傷が少な
いだけでなく、血管形成術を受ける患者は病院に入院す
る期間や手術後の回復期間もより短いので費用も少なく
てすむ。
経皮トランスルミナール血管形成術は、鼠径部の一方に
特別に設計された針でもって皮膚に穿刺し、その後、案
内カテーテル(典型的には8または9フランスサイズ)
を大動脈および冠状動脈口に導入することによって実行
される。予め決められた大きさと直径を有する、膨張と
収縮が可能な気球を内蔵している、より小さな口径のカ
テーテルは、目標とする動脈の開口部内に位置決めされ
る案内カテーテルに通される。(負の圧力によって全体
的にすぼませられた気球を有する)この気球カテーテル
は、拡張させられることが必要な閉塞点に向かって目標
とする動脈の内側を進ませられる。カテーテルの気球部
分が動脈の閉塞部分の内側に適当に位置づけられたまま
で、X線透視診断観察下において、気球は、閉塞部分の
アテローム性の血小板の抵抗に打ち勝つのに十分な圧力
でもって、塩分と混合した造影剤を注入することによっ
てふくらませられる。
案内カテーテルを操作している間、特に気球カテーテル
が動脈の狭くなった部分の中に進ませられている間、X
線透視診断は広範囲に用いられる。
しかしながら、X線透視診断下では、動脈を解剖学的に
普通は見ることができないので、造影材料が用いられる
。造影剤が動脈に注入されると、その造影材料が動脈中
の血液の流れとともに流れ去るまでは、動脈の解剖学的
構造の詳細は簡単にみることができる。放射線写真とし
ての動脈撮影像は、可視状態のその短い瞬間中、記録さ
れる。もし、その解剖学的な構造が複雑で、特別の動脈
の導管を気球カテーテルでもって通り抜けることが困難
ならば、その手順中においてしばしば造影剤を注入する
ことが必要となる。しかしながら、与えられる患者に用
いることができる造影材料の量には制限がある。たとえ
ば、正常な人間に対するレッグラフイン−76の上限は
体重1キログラムにつき、はぼ3ccである。肉体的に
病気である人間に対する耐容量は実質的にはより少ない
かもしれない。過剰の造影材料は腎臓、肝臓および脳に
対して有毒であり得る。
20−30秒と1,2分との間の時間にわたって複数回
、気球をふくらませること(膨張している間、血液を流
させながら)によって、動脈の閉塞された部分の所望の
拡張が達成され得る。所望の結果が気球膨張によって獲
得されると、案内カテーテルと気球カテーテルとは(気
球は負の圧力でもって完全にすぼませられた状態で)、
動脈から引込められ、その手順が成功裡に終えられる。
アテローム性の冠状動脈疾患は治すことができない。バ
イパス手術も気球血管形成術も一時緩和の治療法として
考慮されるものである。バイパス手術または冠状血管形
成術後の疾患の再発は一般によく起こることで、手術を
繰返すことは疾患の性質によりめずらしくはない。患者
は初期には単一血管性の冠状動脈疾患として発病し、そ
の後、複数血管性の疾患へと多年にわたって緩やかに進
行するもしれない。薬物治療、バイパス手術あるいは血
管形成術は症状を和らげるのに役立つが、それらは一般
的には疾患の緩やかな進行を防ぐことはできない。
バイパス手術の費用は血管形成術の費用の2ないし2.
5倍であり、バイパス手術はより侵入性でより外傷性で
あり、より長い入院期間と、手術後のより長い回復期間
を必要とするので、血管形成術に対する将来の需要は、
医者の技能と装置技術が発展するにつれて増大するもの
と予想される。
米国で実行される冠状動脈血管形成術の数は、1990
年代の初期から半ばまでには1年につき450.000
または500.000ケースへと2倍または3倍になる
であろうと見積られている。
また、複数血管性の血管形成術のケースの数は単一血管
性の血管形成術のケースの数の2〜2.5倍になるであ
ろうと見積られている。これは、冠状血管形成術のケー
スの70〜80%が単一血管の拡張であるという198
6年の状況からのドラマティックな変化であろう。複数
血管性の冠状血管形成術の予想される将来の発達は重大
な技術的および患者の関心を含んでいる。今日の冠状血
管形成術の技術は、単一血管性の疾患、よって単一血管
の拡張に取組むために設計された独創的な単一気球概念
に基づいている。しかしながら、単一気球技術は大抵の
複数血管性疾患の状況の要求を満たすには不充分である
典型的な冠状血管形成術中においては、その手順に要す
る時間の大部分は、気球が、目標とする動脈の閉塞され
た部分の内側でふくらませられ得る前に、必要な一定の
予備段階に使われる。実際、血管を拡張する真の仕事に
要する時間は全体の手順に要する時間の20%よりも少
ない。予備的な段階は、患者の(無菌的)準備、鼠径部
の準備と針の穿刺、案内カテーテルを導入するための動
脈への案内線の挿入、動脈のヘパリン化、目標とする冠
状口にカニユーレを挿入するための案内カテーテルの操
作、動脈内への造影剤注入を用いて放射線写真撮影をす
る予備的な動脈造影を含む。さらに、気球カテーテルは
、案内カテーテルの管を通って目標とする動脈内に導入
され得る前に準備されなければならない。気球カテーテ
ルの準備に要する時間は、最小でも15−20分かかる
。X線透視診断法と造影剤は、案内カテーテルと気球カ
テーテルの操作中、とりわけ、気球の先端によって再び
開けられるべき閉塞された部分に向かって動脈の内側を
通して、気球の先端が操作されているときに幅広く用い
られる。時には、その手順に要する時間の大部分および
造影剤の許容総量の制限量が1つの手順のこの局面にお
いて使い果たされる。その手順が長びけば長びくほど、
心臓への々チーチル挿入中において合併症の危険がより
大きくなることは、医学的な知識から明らかである。同
様に、造影材料の体積が大きくなればなるほど、脳およ
び/または肝臓の損傷を含んで、腎臓を衰えさせ、また
は組織に毒性をも、たらす可能性がより大きくなる。
トランスルミナール血管形成術に用いられるべき気球の
大きさと直径は、拡張されるべき動脈の     −閉
塞された部分の大きさと本来の直径にほぼ匹敵すべきで
ある。もし、気球の大きさと直径が本来の動脈よりも小
さいならば、気球血管形成術の結果は最適以下で、より
大きな大きさをもった気球でもって第2の拡張を必要と
するものである。ある場合では、その結果は失敗した手
順であり、それは第2の別々の血管形成術の手順(とり
わけ、もし、過剰の造影材料が既に用いられていたなら
ば)、あるいはバイパス手術を必要とするかもしれない
。もし、気球が本来の血管の閉塞された部分に関して大
きすぎるならば、動脈の内壁は動脈の残余部分から切り
裂かれ、心筋層の目標とする領域への血液の流れの全体
的な停止を引き起こして、完全に血管を塞ぐかもしれな
い。この併発は、希な場合を除いては、鋭い心筋梗塞を
もたらし、緊急のバイパス手術を必要とする。もし、鋭
い閉塞が大きな梗塞をもたらすならば、死ぬ可能性があ
る。
冠状血管形成術用として要求される最も一般的な気球の
直径は2.0mm、2.5mm、3.0mmおよび3.
5mmである。2.0mmおよび2.5mmの気球は、
小さな口径の冠状動脈を持つ患者に、あるいは普通の大
きさの冠状動脈を持つ患者の末端の冠状枝に用いられる
。3. 0mmおよび3.5mmの気球は、一般的には
中央に近い、より大きな本来の冠状動脈に用いられる。
もし、患者が右または左の冠状動脈系においてii −
の閉塞を有しているならば、それに匹敵する直径と大き
さとを持つ単一の気球カテーテルが、予定された拡張手
順のために選択されるであろう。気球が本来の動脈の閉
塞した部分の内側でふくらませられると、その気球は、
一般的に150psiまでの最大許容圧力下において、
独創的な予め形作られた形状と直径を維持すべきである
。PvC(ポリビニルクロライド)のようなポリマーや
ポリエチレンの種々の誘導体が冠状血管形成術用気球カ
テーテルを製造するのに相応しいものと証明されている
。マイラー材料の変形を含む新しいポリマー誘導体は、
非常に薄い壁をもった拡張気球を作るための高い抗張力
と潜在力を有するので、普及性を得ている。
単一の病巣の拡張において、気球カテーテルの独創的な
選択が不適当であり、そのために第2の気球カテーテル
がその手順を成功裡に完了させるために必要であるとい
う実例があるけれども、適当な大きさの気球カテーテル
を選択することは比較的簡単である。しかしながら、複
数血管性の疾患においては、気球カテーテルの選択は複
合的で複雑になる。たとえば、患者は左の冠状動脈にお
いて3つの病巣を有しているかもしれなく、そしてその
3つのすべての病巣には、気球血管形成術を成功させる
ために個々に接近されるかもしれない。しかし、そのよ
うな病巣は、左前方下向きの動脈(LAD)の中央に近
い部分において3.0mmの病巣、LADの末端部分に
おいて2. 0mmの病巣および多数の鈍形の縁をもっ
た動脈において2.5mmの病巣といったような異なっ
た大きさを持つ血管内におけるものであるかもしれない
。現在、利用可能な気球カテーテルでもって、これらの
3つの異なった大きさを持つ病巣の血管形成術を行なう
ことは必ずしも不可能でないかもしれないが、それは厄
介で能率の上がらないものとなる。各病巣に対して、匹
敵する気球カテーテルは、取替えられ、おびただしい造
影剤注入でもって行なわれる透視診断下において目標と
する病巣の中で操作される。これを3回連続的に行なう
ことは、手順に要する時間がざっと3倍、造影剤の量が
3倍、および最小限3つの別々の気球カテーテルとそれ
らの付属装置が必要となる。1990年代においては、
450,000ないし500゜000のほぼ3分の2の
患者が、複数血管性の冠状血管形成術を必要とするであ
ろうという予測を考慮すると、複数血管性の冠状血管形
成術用に特別に設計された(相応しい)、より効率的で
コストが有効的な血管形成術気球システムを与える、気
球血管形成術の大きな進歩に対する必要仕があることは
明らかである。
[発明の概要] この気球血管形成術用のカテーテルの発明は、異なる大
きさの複数の血管の拡張用として特別に設計されている
。この発明はまた、先行技術でもって可能なものよりも
かなり短い時間で、患者に対しては意味のあるだけ危険
性を減じて、複数血管性の血管形成術の手順を実行する
のにこの新しいカテーテルを用いる方法をも含4でいる
本発明のカテーテルは、予め決定された、異なった大き
さの、複数個の個々に膨張および収縮可能な気球をもっ
ている複数管型のカテーテルである。気球はタンデムに
カテーテルシャフト上に据付けられ、そのため、小さい
方の気球はより大きな、別々に膨張可能な気球からちょ
うど末端の方にある、カテーテルの末端部に接合される
本発明は、現存する、商業的に利用可能な案内線や案内
カテーテルに対して互換性を持つように、せいぜい、そ
れらの現存するシステムの最小変形ですむように設計さ
れる。
本発明で利用される気球は、血管形成術用気球に独特な
厳しい要求を満足しなければならない。
それらの要求は以下のようなものである。(a)気球は
、意味のある、あるいは過度の拡張または形の崩れなし
に、その予め決められた正確な直径とその独創的な形状
を、高い膨張圧力下(典型的には150psiまたはそ
れ以上まで)において維持しなければならない二己。(
b)気球の組立てに用いられる材料は高い抗張力を有し
、前述の高い圧力に対して膨張している間に破裂しない
こと。(C)気球は、オペレータの外部からのコントロ
ールのもとにおいて膨張および収縮可能なものであるこ
と。(d)気球の断面プロフィールは、目標とする動脈
の狭窄部分のきつく、時には非常に堅い内部管を通過し
得るように負の圧力で収縮されるとき、低いこと(0,
035インチないし0.065インチまたはそれより小
さい直径)。
(e)その材料は、気球カテーテルが、気球カテーテル
の前方の動脈内に既に位置づけられた案内線の上をたど
り、または進むことによって、曲がりくねった、時には
不規則な動脈を通り抜けることができるように弾力性も
あり可撓性も有していること。
したがって、本発明の1つの実施例に従うと、気球血管
形成術を実行するためのカテーテルが与えられ、そのカ
テーテルは、その中を通ずる複数の管を有している細長
い可撓性のあるカテーテルシャフトと、そのシャフト上
に閉塞した血管形成術用の複数個の気球とを備え、気球
の各々の内部は、その気球が別々に膨張し収縮するため
に要する異なる管に連結されている。気球の各々は、予
め決定された最大膨張直径をもった膨張可能な部分を有
しており、非エラストマ材料から形成されている。各気
球は、100psiの膨張圧力において、好ましくは1
50psiにおいて、最も好ましくは200ps iの
圧力において、予め決められた最大膨張直径を実質的に
は維持す8ことができる。カテーテル上の気球は、その
末端部付近のカテーテルシャフト上に第1の気球と、第
1の気球に隣接し、その気球から中央に近いカテーテル
シャフト上に第2の気球とを備えている。第2の気球の
最大膨張直径は第1の気球の最大膨張直径よりも大きい
。この発明の1つの実施例に従うと、付着位置は、第1
の気球と第2の気球との間でカテーテルシャフト上に備
えられ、そこに、第1の気球の中央に近い端部、または
第2の気球の末端部、あるいはその両方ともが、付着さ
れる。
上記気球の1つの膨張可能な部分の少なくとも一部は、
その付着位置の上方に存在する。
本発明の一実施例においては、カテーテルシャフトは、
従来の設計による舵取り可能な案内線を受止めるために
、長さ方向に通じて延びる中央の管を有している。本発
明のカテーテルは、カテーテルシャフトを通って気球を
通り過ぎる血液の流れを許容するために、さらに管を備
えていてもよい。この管は好ましくは中央の管である。
本発明の他の実施例に従うと、軸上にトルクを有する案
内線はカテーテルシャフトを通ってその末端部の外へ延
びており、第1の気球の中央に近い方の端部はカテーテ
ルシャフトの末端部に接合されており、第1の気球の末
端部はその線に接合されている。
本発明の他の観点に従うと、第3の気球は、第2の気球
から中央に近い力であるが、その気球に隣接して、カテ
ーテルシャフト上に備えられる。
第3の気球の最大膨張直径は第2の気球の最大膨張直径
よりも大きい。したがって、カテーテル上の気球の直径
は、好ましくは末端部の気球から中央に近い気球になる
につれて増大する。3つの気球をもったカテーテルは、
カテーテルシャフトを通ってカテーテルシャフトの末端
部の外側へ延びている、軸上にトルクを有する案内線を
備えていてもよく、第1の気球の末端部は、第1の気球
の中央に近い端部と、第2および第3の気球の中央に近
い端部および末端部とがカテーテルシャフトに接合され
るとともに、その線に接合されていてもよい。
3つの気球を有するカテーテルの別の実施例に従うと、
カテーテルは第1、第2、および第3の気球を通って延
びており、中央の管は舵取り可能な案内線を受止めるた
めにカテーテルシャフトを通って延びている。カテーテ
ルシャフトを通って気球を通り過ぎる血液の流れを許容
するために、穴が1つの管に通じるように、好ましくは
中央の管に通じるように備えられていてもよい。
3つの気球を備えたカテーテルの一実施例において、付
着位置が、第1の気球の中央に近い端部と第2の気球の
末端部とが接合されているカテーテルシャフト上に備え
られ、そこには第1の気球または第2の気球のどちらか
が、その付着位置の上方へ少な(とも部分的に脱げ出る
ように形成されている。脱げ出た気球は、好ましくは末
端の第1の気球であり、それは好ましくは実質的には付
着位置全体の上方に脱げ出る。第1の気球は不変的に脱
げ出た形状に形作られてもよく、また脱げ出た形状に保
持されるように付着位置に接合されてもよい。同様に一
部2の気球は、その中央に近い端部がカテーテルシャフ
トに接合される位置に被さるように戻って脱げ出されて
もよい。
この発明の他の実施例において、2つの気球はそれらを
連結する狭い腰部を持った同一断片の材料から形成され
る。気球材料のこの狭い腰部は中央付管位置に付着され
る。
本発明のカテーテルの別の実施例において、第2の気球
の末端部はカテーテルシャフト上の中央付着位置に付着
され、第1の気球の中央に近い端部は、カテーテルシャ
フト上の中央付着位置から中央に近い、第2の気球の壁
に付着されている。
第2の気球の中央に近い端部は、同様の方法で、第3の
気球の壁に付着されてもよい。舵取り可能な案内線、バ
イパス横穴、または軸上にトルクを有する案内線が、こ
れらの実施例のいずれにおいて備えられてもよい。
本発明の2つの気球を備えたカテーテルのいずれもは、
第2の気球が、第1の気球の中央に近い端部から末端の
方にある第1の気球の壁に接合されるように、組立てら
れてもよく、それによって第1の気球が部分的に第2の
気球の内側に存在する。この特別なカテーテルの一実施
例においては、第2の気球の内側に存在する第1の気球
の部分の最大膨張直径は、第1の気球が膨らませられ、
第2の気球が膨らませられていないとき、第1の気球に
彼さって横たわっている第2の気球の厚みにほぼ等しい
量だけ、第2の気球の外側にある第1の気球の部分の最
大膨張直径よりも小さい。したがって、第2の気球がす
ぼませられ、第1の気球が膨らませられるとき、完全に
膨らませられた第1の気球の有効直径はその気球の全体
の長さに沿って均一である。なぜなら、第2の気球の内
側にある第1の気球の部分は、すぼませられた第2の気
球の厚みを収めるために、第2の気球の外側にある部分
よりもわずかに小さい直径を有するからである。1つの
実施例においては、第1の気球の膨張可能な長さの少な
くとも約35%で、しかも約80%未満は第2の気球の
内側に存在する。別の実施例においては、第1の気球の
膨張可能な長さの約35%未満は第2の気球の内側に存
在する。
前述の気球のいずれかにおいて、第3の気球は第2の気
球の中央に近いところで備えられてもよい。第3の気球
は、第2の気球が第1の気球に付着される方法と実質的
には同一の方法で、第2または第3の気球を脱げ出させ
ること、第2の気球の中央に近い端部を第3の気球の壁
に接合させること、あるいは第3の気球の末端部を第2
の気球の壁に接合させることのいずれかによって、好ま
しくは第2の気球に付着される。第2の気球の中央に近
い端部が少なくとも部分的に第3の気球の内側に存在す
るところでは、第2の気球のその部分の最大膨張直径は
、第3の気球の外側にある第2の気球のその部分かられ
ずかに減じられていてもよく、好ましくは、第2の気球
が膨らませられ、第3の気球がすぼませられるとき、第
2の気球に被さって横たわっている第3の気球の厚みに
等しい量だけ減じられていればよい。この設計の1つの
実施例においては、第2の気球の膨張可能な長さの約3
5%未満は第3の気球の内側に存在している。あるいは
、別の設計においては、第2の気球の膨張可能な長さの
少なくとも約35%は第3の気球の内側に存在する。
本発明のさらに別の実施例においては、第3の気球は、
第3の気球の最大膨張直径が第2の気球の最大膨張直径
よりも大きくなるように、第2の気球の末端部分の上部
に、および第1の気球の中央に近い部分の上部に備えら
れてもよい。第3の気球の中央に近い端部は第2の気球
の壁に接合され、第3の気球の末端部は第1の気球の壁
に接合される。この設計においては、第1の気球と第2
の気球との間に存在する間隙を第3の気球が「橋渡し」
するので、間隔は保護され、第1の気球と第2の気球の
各々の実質的な部分は第3の気球の内側に存在する。
本発明の実施例のすべてにおいて、放射線を通さないマ
ーカーが、カテーテル上の気球のいずれか、またはすべ
ての長さ方向の位置を指示するためにカテーテル上に備
えられてもよい。
冠状血管形成術用としては、気球のいずれもが長さで約
40mmを越えないことが好ましく、最も好ましいのは
気球のいずれもが長さにおいて約30mmを越えないこ
とである。末梢血管形成術用としては、気球のいずれも
が長さで約100mmを越えないことが好ましく、最も
好ましいのは長さで約80mmを越えないことである。
冠状血管形成術用としては、気球の各々の最大膨張直径
が約4.5mmを越えないことが好ましい。末梢血管形
成術用としては、気球の各々の最大膨張直径が約15m
mを越えないことが好ましい。
また、本発明に従って、脈管の気球血管形成術を実行す
るための外科的な手順が与えられる。それは、第1の予
め決められた最大膨張直径を有する第1の気球と、異な
る第2の最大膨張直径を有する第2の気球とをその上に
有している血管形成術用のカテーテルを選択すること、
血管内の第1の狭窄部の内側で第1の気球の位置決めを
行ない、第1の狭窄部を拡張させるために第1の気球を
膨らませること、および血管内の第2の狭窄部の内側で
第2の気球の位置決めを行ない、第2の狭窄部を拡張さ
せるために第2の気球を膨らませることからなるステッ
プを備えている。第1の気球は、第1の狭窄部の拡張後
、第2の狭窄部の拡張前には、すぼませられるべきであ
る。この手順は好ましくはアテローム性狭窄症において
実行される。
第1の気球の予め決められた最大膨張直径は、好ましく
は第1の狭窄部が位置する本来の血管の直径にほぼ等し
く、第2の気球の予め決められた最大膨張直径は、好ま
しくは第2の狭窄部が位置する本来の血管の直径にほぼ
等しいものである。
本発明の手順が実行される血管は、冠状動脈であっても
よい。
この発明の他の観点に従うと、血管形成術用のカテーテ
ルはその上に第3の気球を有しており、そこでは第3の
気球は、第1の気球および第2の気球とは異なる最大膨
張直径を有しており、そしてこの方法は、血管内の第3
の狭窄部の内側で第3の気球の位置決めをし、第3の狭
窄部を拡張させるために第3の気球を膨らませるステッ
プをさらに備えている。第3の狭窄部は都合よくアテロ
ーム性の狭窄であってもよく、第3の気球の予め決めら
れた最大膨張直径は、第3の狭窄部が位置する本来の血
管の直径にほぼ等しいことが好ましい。
本発明の外科的手順のさらに別の観点に従うと、次のよ
うなステップを備えた、気球血管形成術を実行するため
の方法が与えられる。それは、まず、第1の予め決めら
れた最大膨張直径をもった第1の気球と、第1の気球よ
りも大きい、異なった予め決められ、た最大膨張直径を
有している第2の気球とを有する血管形成術用のカテー
テルを選択するステップを備えている。そこでは、第1
の気球は第2の気球の末端の方のカテーテル上に位置し
ている。さらに、この方法は、血管の内側の狭窄部の内
側で第1の気球の位置決めをすること、狭窄部を拡張す
るために第1の気球を膨らませること、部分的に拡張さ
れた狭窄部の内部に第2の気球を進ませること、および
さらに狭窄部を拡張するために、第2の気球を膨らませ
ることからなるステップを備えている。第2の気球の最
大膨張直径は、狭窄部が位置している本来の血管の直径
にほぼ等しいことが好ましい。血管は都合よく、冠状動
脈であってもよい。
[発明の実施例] ■、カテーテル設計 本発明のカテーテルは、従来から商業的に利用可能なポ
リマーから作られてもよいが、将来利用可能になる°よ
うな改善された材料を利用してもよい。本発明の気球部
分は、よく知られた温水バス、熱トーチ、あるいは熱オ
ーブンの方法を用いて形作られ、または吹き膨らませら
れてもよい。用いられてもよい、気球接合方法は熱接合
、硫化接合、溶剤接合、超音波溶接、レーザ溶接、およ
びにかわ接合を含む。
本発明の目的を達成するために、血管形成術用の気球カ
テーテルの数多くの異なった実施例が与えられている。
これらの異なった気球のモデルは、構造的具体例に従っ
て分類され、さらに機能的な特性や用いられる製作技術
に従って下位に分類され、とりわけ、気球付着技術と気
球幾何学に従って分類され得る。
下記に示すのは本発明の異なった実施例と置換例の一覧
である。
1)気球設計のモデル a) タンデム2重気球 b)’f、同中心の2重気球 C) タンデム3重気球 2)気球カテーテルの機能的なタイプ a) 舵取り可能な案内線タイプ b) バイパス横穴タイプ C) 軸上にトルクを有するタイプ 3)気球接合ボンディングの変形 a) 接触タンデム接合 b) 脱出タンデム接合 C)1重複タンデム接合 (1) 中央に近いところでの重複 (II)  末端での重複 d) ブリッジ重複 e) 仕切り重複 本発明の気球設計のすべてに共通な多くの特徴は第1図
において説明される。第1図を参照して、本発明のカテ
ーテル10は、末端部14と、その末端部と反対側の中
央に近い端部(示されていない)とを有しているカテー
テルシャフト12を備えている。
第1の気球16はカテーテルシャフト12の末端部14
の近くに備えられている。第1の気球16は、ポリビニ
ルクロライド、ポリエチレン、マイラー商標のポリエス
テル材料(デュポン製)、あるいは、血管形成術用気球
として薄い壁に形成されるとき、100ps 1、好ま
しくは150psiまたは200psiの圧力に耐える
ことができ、破裂せず、あるいは意味のある伸びを示さ
ない、他の相応しいフィルム形状の材料から形成されて
もよい。マイラーは特に好ましい。一般的に、気球の壁
18の厚みは約0.01mmと0.10mmとの間にあ
るだろう。この厚みは、説明のみの目的のために図にお
いては大いに誇張されている。気球16は、溶剤接合、
粘着接合、熱収縮接合、熱溶接などを含む、よく知られ
た接合技術のい、ずれかを使用して、カテーテルシャフ
ト12に付着されてもよい。第1の気球16は、所望の
形や形状に熱形成され、あるいは吹き膨らませられても
よい。第1の気球は、好ましくは一般的に円筒形状であ
り、中央に近い端部や末端部において先細になっていて
もよい。
第2の気球20は、第1の気球16から中央に近く、か
つ第1の気球16に隣接してカテーテルシャフト12上
に備えられている。第1図に図解されるように、第1の
気球16の膨張直径は第2の気球20の膨張直径よりも
小さい。
カテーテルシャフト12は中央の管22、第1の管24
、および第2の管26を備えている。中央の管22はカ
テーテルシャフト12を通って長さ方向に延びており、
カテーテル10の末端部14において終わる。第1の管
24はカテーテルシャフト12を通って延びており、第
1の気球16の内側で終わり、第1の気球16が、矢印
25によって示されるように第1の管24を通って流動
体が導入されたり、取り除かれたりすることによって、
個別に膨らませられたり、すぼませられたりすることを
許容している。同様に、第2の管26は第2の気球20
の内側で終わり、第2の気球20が、矢印27によって
示されるように第2の管26を通って流動体が導入され
たり、取り除かれたりすることによって、単独で膨らま
せられたり、すぼませられたりすることを許容している
第3の管28は、第3の気球21の内部と流動体が通じ
るように、カテーテルシャフト12内に備えられ、それ
によって第3の気球21が、矢印29によって示される
ように第3の管28を経て第3の気球21の内側に流動
体が導入されたり、その内側から流動体が取除かれたり
することによって、膨らませられたり、すぼませられた
りすることを許容している。
放射線を通さないマーカー32は、カテーテルシャフト
12上で気球の各々の内側に備えられる。
これらの放射線を通さないマーカー32は、都合良く、
金属または他の放射線を通さない材料から作られてもよ
く、好ましくは、気球16,20゜21の各々の中心に
おいてカテーテルシャフト上で長さ方向に位置している
。このようにして、気球の正確な配置が血管形成術の手
順中において透視診断法によって確めることができる。
カテーテルシャフトは、所望の気球の内側で終わる管を
必要な数だけ与えるために、何らかの所望の方法で組立
てられてもよい。カテーテル10は第2図、第3図、第
4図、および第5図においていくつかの断面が示される
。第2図においては、気球16,20.21の全部より
中央に近いところでの2−2線に沿う、カテーテルシャ
フト12の断面が示されており、(何らかの医学的に相
応しいプラスチックから作られてもよい)カテーテルシ
ャフト12は、そこを通り抜ける中央の管22、第1の
管24、第2の管26、および第3の管28を有するこ
とが認められ得る。注目すべきことは、中央の管22が
番号のつけられた管24゜26.28よりもも大きいと
はいえ、その中央の管は実際にはカテーテルシャフト1
2の中心に位置する必要はないことである。
令弟3図を参照すると、この図は、3−3線に沿う第3
の気球21を通るカテーテル10の断面を示している。
注目すべきことは、ここではカテーテルシャフト12が
中央の管22.第1の管24、および第2の管26を有
していることである。
もはや第3の管28は存在せず、この管は、第3の気球
21の内側で終わっている。もちろん、通常は、すぼま
せられて、カテーテルシャフト12に対して折りたたま
れているけれども、第3の気球21は完全に膨らませら
れて示されている。
第4図は、第2の気球20を通り、4−4線に沿う断面
における気球構造を示している。注目すべきことは、カ
テーテルシャフト12が中央の管22と第1の管24の
みを有しており、第2の管26は第2の気球20の内側
で終わっていることである。第2の気球20は同中心で
、カテーテルシャフト12を囲んでいる。第4図におい
ては、第2の気球20は完全に膨らませられた形で図示
されている。しかしながら、第2の気球20は通常は完
全にすぼませられ、カテーテルシャフト12に対して折
りたたまれているであろう。
第5図は第1の気球16を通り、5−5線に沿う断面図
である。注目すべきことは、カテーテルシャフト12が
、舵取り可能な案内線が挿入されてもよい単一の管とし
ての中央の管22のみを有していることである。第1の
気球16は、カテーテルシャフト12を同中心的に囲ん
でおり、他の ・気球20.21と同様に、カテーテル
シャフト12と同軸である。
気球をシャフトおよび/または隣接気球に連結すること
に対しては多くの可能性が存在する。気球が単一のタン
デム状に、すなわちシャフト上に順々に据付けられると
き、気球間に、「死んだ空間」が存在する。種々の接合
技術は、この死んだ空間を除去することができ、そのた
め、従来可能であったものよりも、より小さい空間によ
り多くの気球を許容することができる。
2つの気球間における単一のタンデム状の接合箇所は第
6図に図示される。この図において、第1の気球16と
第2の気球20とは、カテーテルシャフトL2上に備え
られる。気球間(二1よ中央付着位置34tI<あり、
そこに第1の気球16の中央に近い端部と、第2の気球
20の末端部とが付着される。第6図において、第1の
気球16と第2の気球20とは単一の連続片である気球
材料から作られる。気球16.20はこの単一片の材料
から膨らませられ、所望の直径を有するように形づくら
れると、狭い腰部36が、気球16.20のいずれより
も小さい直径を有する気球材料で形成される。この狭い
腰部36はカテーテルシャフト12に中央付着位置34
で接合される。この構造は、気球16.20が単一連続
片の気球材料から形成されているので、接触タンデム構
造と呼ばれ、それらの気球はカテーテルシャフト上にタ
ンデム状に据付けられている。
もちろん、気球16.20を別々の断片からなる気球材
料から形成し、その後それらをカテーテルシャフト上に
互いに隣接して据付けることは可能である。これは分割
タンデム接合と呼ばれる。
別の接合技術が第7図に図示される。この技術は脱出タ
ンデム接合と呼ばれる。脱出接合でもって、気球16.
20によって占められるカテーテル10の有効長が、気
球の1つを付着位fi!234の上方に脱げ出させるこ
とによって短くされてもよい。第1の気球16を中央付
着位置34の上方に脱げ出させることが好ましいけれど
も、気球16゜20のどちらかを付着位置34の上方に
部分的にあるいは完全に脱げ出させることができる。し
たがって、第7図においては、第2の気球20の末端部
と第1の気球16の中央に近い端部とがカテーテルシャ
フト12に中央付着位置34で付着されている。その後
、第1の気球16の中央に近い端部は、中央付着位置3
4の少なくとも一部分に被さって中央に近い方へもどっ
て(脱げ出るように)折りたたまれる。第1の気球16
は実質的には中央付着位置34の全体を覆うように脱げ
出させられ、それによって第1の気球16の脱げ出た部
分40は第2の気球20と直接隣接するか、あるいは接
触するようにまでなることが好ましい。
この脱出の設計は、中央付着位置34の死んだ空間を除
去す3ことを可能にし、カテーテル10のより短く、よ
り簡単に操作される気球部分を与えている。この短くさ
れた配置は、カテーテルの挿入および位置決め中におい
て、きつい曲がり角を通り抜けるのに有利である。この
短くされた配置はまた、中央に近い気球が使用されると
きに、使用されない末端の気球で末端の動脈の管が占有
される範囲を最小にする。脱げ出た部分40は第1の気
球16の膨張可能な部分の一部であり、中央付着位置3
4の上方に、第1の気球16の中央に近い端部がカテー
テルシャフト12に連結される点の上方に位置している
この脱出設計のための1つの適当な製作技術は、熱収縮
接合、溶剤溶接、粘着接合、超音波接合、熱接合、ある
いは他の適当な技術のような従来の接合技術を用いて第
2の気球をカテーテルシャフト12に接合することであ
る。第1の気球16の中央に近い端部もまた、カテーテ
ルシャフト12上で中央付着位置34に接合される。第
1の気球は所望の位置に脱げ出させられ、そして第1の
気球16の脱げ出た部分40は、粘着物42あるいは溶
剤のようなものでもって適当な方法でカテーテルシャフ
ト12に接合される。ある適当な技術においては、第2
の気球20と第1の気球16とは正の圧力(たとえば1
00−120ps i)で膨らませられ、第1の気球1
6の脱げ出た部分40は、中央付着位置に接触しており
、任意的には第2の気球20と接触し、溶剤または粘着
接合でもってそこに接合される。この接合技術は、第1
の気球16がその脱げ出た部分を維持し、カテーテルの
運動および気球の膨張中において、前方および後方の「
ローリング」を防止することを保証する。
本発明の気球を付着するのに用いられてもよい、さらに
もう1つの接合技術は第8図に図示される。
この技術は、中央に近いところでの重複接合と呼ばれる
。第8図に図示されるように、第2の気球20の末端部
は、前述したように、中央付・着位置34に付着される
。第2の気球20は、その末端部において、好ましくは
、第2の気球20がその最大膨張直径からシャフト12
の直径に至るまで先細になる末端部において、先細にな
った部分44を有する。第1の気球16の中央に近い端
部は、カテーテルシャフト12ではなく、第2の気球2
0の末端部が中央付着位置34に付着される点から中央
に近い、第2の気球20の壁18に接合され、好ましく
は第2の気球20の先細になった部分44上に接合され
る。このようして、第1の気球16の膨張可能な部分の
一部が中央付着位置34の上方に存在する。
膨張させられるとき、第1および第2の気球16.20
に対して理想的なプロフィールを維持するためには、第
1の気球16の中央に近い端部と、接合される第2の気
球20の先細になった部分44の一部との膨張直径は実
質的には同一であることが好ましい。もちろん、同一の
結果は、第2の気球20の末端部を、第1の気球16が
中央付着位置34に付着される点から末端の方にある、
第1の気球16の中央に近い端部の壁に接合することに
よって達成され得る。
第1の気球16と第2の気球20の先細になった部分4
4との重複接合部を形成するための製作方法は、溶剤接
合、粘着接合、硫化あるいは超音波溶接のような適当な
技術であればよい。重複気球接合部を作り出すためには
、第2の、気球20の先細になった部分44に接合され
るべき第1の気球16の中央に近い端部は、好ましくは
先細になった部分44のテーパと直径とに合うような朝
顔形の端部46を有する。ひとたび、第1の気球16が
第2の気球20の先細になった部分44上に置かれ、粘
着物42または溶剤がその接合部に付与されてしまえば
、カテーテルは、好ましくは膨張させられた第1の気球
16と、膨張させられた第2の気球20との外径に合う
空洞52を有している型50に挿入される。その後、第
2の気球は型の内側で完全に膨らませられ、その接合部
が湾曲してしまうまで、その型の内側に向かって先細に
なった部分44上の重複接合部を加圧してもよい。
さらにもう1つの別の気球接合設計が第9図に図示され
る。この設計は、1つの気球が実際にはもう1つの気球
の内側に部分的に存在するので、半開中心接合と呼ばれ
る。第9図を参照すると、第1の気球16の中央に近い
端部はカテーテルシャフト12に中央付着位ri134
で付着される。第2の気球20は中央付着位置34に重
なっており、第2の気球20の末端部は、第1の気球1
6の中央に近い端部と中央付着位置34とから末端の方
にある、第1の気球16の壁に接合される。したがって
、第1の気球16の膨張可能な長さの少なくとも一部分
54が第2の気球20の内側に存在している。この内側
の部分54は比較的短くてもよく、あるいは第1の気球
16の膨張可能な長さの少なくとも10%、好ましくは
少なくとも20%、最も好ましくは少なくとも35%含
んでいればよい。内側の部分54は第1の気球16の膨
張可能な長さの95%よりも少なく含むべきで、好まし
くは、第1の気球16の膨張可能な長さの90%よりも
少なく、最も好ましくは、第1の気球16の膨張可能な
長さの80%よりも少なく含むべきである。
本発明の1つの好ましい実施例に従うと、第1の気球1
6の内側の部分54は、第1の気球16の外側の部分5
6の最大膨張直径よりもわずかに小さい直径を存する。
内側の部分54と外側の部分56との直径の差は、第1
の気球16が完全に膨らませられ、第2の気球20がす
ぼませられるときに、内側の部分54に彼さって横たわ
る気球20の厚みにほぼ等しいことが好ましい。このよ
うにして、重複接合部60は使用中において滑らかなプ
ロフィールを与え、第1の気球16のR効実用直径はそ
の全体長さにわたって一定のままである。それは、膨ら
ませられた第1の気球16の内側の部分54の有効実用
直径が、内側の部分54に被さるように横たわる第2の
気球20のv18のすぼませられた厚みを含むからであ
る。
もう1つの別の気球組立方法は内部仕切方法である。こ
の設計は第10図に図示される。第1の気球16と第2
の気球20とは単一管の気球材料から膨らませられる。
その材料は、中央付着位置34の上方を緩やかに、第1
の気球16の最大膨張直径から第2の気球20の最大膨
張直径へ向かって外へ、次第に大きくなるように形成さ
れている。気球材料からなる内部仕切62は、第1の気
球16と第2の気球20とを備えている管の内側に与え
られる。この仕切は第1および第2の気球16.20と
を区切っている。仕切は、好まし゛くはフラスト円錐形
の形状をしており、カテーテルシャフト12に接合され
る狭い末端部と、気球16.20を形成している管の内
側に接合される広い中央に近い端部とを有しており、気
球16.20の間に位置づけられる。
脱出接合の別のタイプは第11図に図示される。
この脱出接合は第7図に図示される接合に非常に類似し
ている。第7図の設計と異なって、第1の気球16の中
央に近い端部はそれ自身の上で1度のみ(2度ではなく
)折り返されている。この脱出接合を組立てる上で、第
1の気球16は、中央付着位置34上の第1の気球16
の中央に近い端部でカテーテルシャフト12上に位置づ
けられ、第1の気球16の末端部が中央付着位置34か
ら中央に近く (末端の方ではなく)位置するほどまで
になる。第1の気球16の中央に近い端部はその後、中
央付着位置34に接合され、その後方で、第1の気球1
6は、第1の気球16の末端部が中央付着位置34から
末端の方に存在するまで、それ自身に被さるように折り
返される。したがって、第1の気球16は文字通り内側
に裏返される。その後、第2の気球20の末端部は中央
付着位置34に付着され、第1の気球16の脱げ出た部
分40は中央付着位置と、好ましくは、第2の気球20
の先細になった部分44とに、粘着物42あるいは適当
な溶剤を用いて接合される。。
本発明の気球カテーテルのいくつかの特別な実施例が、
カテーテルの構造を図式的に示す図面に関してより詳細
に以下で説明されるであろう。カテーテル10の要素が
各実施例にいて同一のままである限り、同一の参照数字
が用いられるであろう。
A、タンデム2重置球 (1) 軸上にトルクを有するタイプ この特別な気球設計は第6図に図示されるタンデム接合
を利用し、軸上にトルクを有する案内線を有するもので
ある。小さい方の末端の気球が軸上にトルクを有する案
内線に接合され、大きい方の中央に近い気球がカテーテ
ルシャフトに接合される。
したがって、第12図を参照すると、軸上にトルクを有
するタイプのタンデム2重置球が図式的に図示されてい
る。カテーテル10はカテーテルシャフト12を有し、
そのシャフト上には第1の気球16と第2の気球20と
が据付けられている。
第1の気球16は第2の気球20よりも直径が小さく、
第2の気球20から末端の方に位置している。
カテーテルシャフト12はそこを通り抜ける複数個の長
さ方向に延びる管または通路を備えている。これらの管
は実線間の2次元的な通路として第12図に図式的に図
示されている。したがって、気球16.20の中央に近
い側においては、カテーテルシャフト12は2つの管、
中央の管22と第2の管26とを含んでいる。中央の管
22の内側の実線は、中央の管22を通り、カテーテル
シャフト12の末端部の外へ延びている軸上にトルクを
有する案内線64を表わしている。
第2の気球20は、カテーテルシャフト12に、その中
央に近い端部とその末端部との両方で付着されている。
第2の管26は第2の気球20の内側で終わり、第2の
管26を通して、第2の気球20に流動体を導入したり
、第2の気球20から流動体を取り除いたりすることに
よって、第2の気球20をIll独で膨らませたり、す
ぼませたりするために備えている。
第1の気球16の中央に近い端部はカテーテルシャフト
12の末端部に付着され、第1の気球16の末端部は軸
上にトルクを有する案内線64に付着される。注目すべ
きことは、この設計においては、第1の管24が存在せ
ず、その管の機能は中央の管22によって果たされ、そ
の管の中には軸上にトルクを有する案内線64が延びて
いる。
したがって、中央の管22は、軸上にトルクを有する案
内線64を収めるだけでなく、第1の気球16内への流
動体の導入と、第1の気球16からの流動体の除去とを
許容するのに十分な大きさを持ち、それによって第1の
気球16を膨らませたり、すぼませたりする。
軸上にトルクを有する案内線64は可撓性を有し、形状
に沿うことが可能である。それは、カテーテル10の中
央に近い端部(図示せず)からカテーテル10の末端部
14の外に延びる先細になった鋼製の心棒を備え、第1
の気球16の末端部から外に延びている、形状に沿うこ
とが可能な末端の案内線の先端66で終わっている。第
1の気球16の外に末端の方へ延びている形状に沿うこ
とが可能な先端66は、好ましくは直径で0,012イ
ンチないし0.014インチであり、カテーテルシャフ
ト12に通じる、軸上にトルクを有する案内線64の残
余部分は、直径で0.018インチないし0.020イ
ンチであれば好都合である。
使用中において、トルクが、軸上にトルクを有する案内
線64にカテーテル10の中央に近い端部で付与されて
もよい。このトルクは、軸上にトルクを有する案内線6
4の鋼製の心棒部分によって、形状に沿うことが可能な
案内線の先端66へと伝えられ、血管形成術手順中にお
いて、所望の血管の枝を予め選択するために案内線の先
端の舵取りをするのに用いられる。
第1の気球16と第2の気球20とは単一の連続断片で
ある気球材料から作られ、第6図に示されるように、中
央付着位置34に接合される狭い腰部36を有していて
もよい。あるいは、2つの気球16.20は別々の断片
からなる材料から形成されてもよい。
1つの好ましい製作手順においては、気球材料をその軟
化温度まで熱し、適当な大きさの型の内側で所望の形状
に気球16.20を膨らませた後、気球16.20が、
適当な技術を用いて1.カテーテルシャフト12と軸上
にトルクを有する案内線64とに接合される。
気球の製作方法は、単一気球カテーテルのための従来の
現在利用可能な製作技術と同じであってもよい。たとえ
ば、米国特許第4.195.637号および第4,32
3,071号に開示されている。
典型的なカテーテル10は、直径が2.0mm。
長さが15mmである第1の気球16と、直径が2 、
 5 m m s長さが20mmである第2の気球20
とを有することができるであろう。しかしながら、気球
16.20は、冠状血管形成術用の気球直径として約1
.0mmから約5.0mmまで、長さで約7mmから約
40mmまでの範囲で、それぞれサイズの変形や組合わ
せで作られ得る。したがって、第1の気球16の直径は
1.0mm。
1.5mm、2.0mm、2.5mm、3.0mm、ま
たは3.5mmであり、第2の気球20の直径は1.5
mm、2.0mm、2.5mm、3゜0mm、3.5m
m、4.0mm、4.5mm。
または5.0mmであればよい(第2の気球20が第1
の気球16よりも大きい直径を有するという条件で)。
同様に、第1の気球16と第2の気球20の長さは7m
m、10mm、12mm、15mm、20mm、25m
m、30mm、35mm、または40mmであればよい
。末梢および弁の血管形成術に対しては、意味のあ企、
より大きな気球サイズが相応しく、気球の長さが約80
mmまたは100mmまでで直径が約10mmまで、あ
るいは、考えられるところでは15mmまでであればよ
い。
B、タンデム2装置球/脱出タンデム (1) 舵取り可能な案内線タイプ タンデム気球設計の1つの好都合な実施例に従うと、2
つの気球によって占められるカテーテルの有効長は、第
7図に関して述べられたように、気球の1つを脱げ出さ
せることによって短くされてもよい。第13図に図式的
に示されるように、第1の気球16と第2の気球20と
は、第12図に関して述べられたものと同様に、カテー
テルシャフト12上に据付けられる。第1の気球16の
中央に近い端部と第2の気球20の末端部とは、中央付
着位置34と称される1点でカテーテルシャフト12に
付着される。第1の気球16の中央に近い端部はその後
、第7図により詳細に示されるように、中央付着位置3
4の少なくとも一部分に被さるように中央に近い方へも
どって(脱げ出るように)折りたたまれる。あるいは、
第7図に示される脱出構造(2重折りたたみ脱出設計)
の代わりに、カテーテルは第11図に示される脱出構造
(単−折りたたみ脱出設計)を利用してもよい。いずれ
にしても、第1の気球16は中央付着位置34の実質的
には全部を覆って脱げ出させられ、それによって脱げ出
た部分40は第2の気球20に直接隣接し、あるいは接
触さえすることが好ましい。この脱出設計は中央付着位
置34の死んだ空間を除去し、カテーテル10のより短
く、より簡単に操作され、より安全な気球部分を与えて
いる。
この気球設計はカテーテルシャフト12内に中央の管2
2を含んでいる。カテーテルシャフト12と中央の管2
2とは第1の気球16と第2の気球20との両方を完全
に通り抜けて延び、第1の気球16から末端の方へ延び
ている。中央の管22は、従来の設計からなる舵取り可
能な案内線(図示せず)を納めるのに十分な大きさを持
っている。第12図に関して述べられた軸上にトルクを
有する案内線と異なり、舵取り可能な案内線はカテーテ
ル10の末端の部分に連結されず、中央の管22の内側
を自由に回転し、滑ることができる。舵取り可能な案内
線を使用して行なわれるカテーテル10の舵取りは、案
内線を回転させることによって行なわれる従来の方法で
なしとげられる。
中央の管の大きさは0.014インチの舵取り可能な案
内線を収めるのに十分であり、同時に、中央の管22を
通して末端の圧力を監視させるのにも十分である。
カテーテルシャフト12の外側の直径は約フランスサイ
ズ4.5または4.7よりも大きくあってはならない。
(2) バイパス溝穴 第13図に図示される設計の1つの好ましい実施例にお
いては、カテーテルは、第2の気球20の中央に近い側
の上に中央に近い穴70と、第1の気球16の末端の方
のカテーテルシャフト12内に末端の穴72とを備えて
いてもよい。これらの穴70.72は第13図に図式的
に示され、気球16.20を膨らませたり、またはすぼ
ませたりするために用いられない1本の管に通じている
穴70.72が通じる特別な管が備えられてもよいけれ
ども、穴70.72は、好ましくは中央の管22にのみ
連結され、他のいかなる管をも遮らず、他のいかなる管
にも連結されない。したがって、これらの穴は、血液の
流れがカテーテルシャフトを通って、気球16.20を
通り過ぎることを許容するための一手段を与える。血液
が気球16.20をバイパスすることを許容するために
穴70.72を設けることは、血管形成術の手順におい
て重要であり、その手順においては気球の位置づけ、膨
張、収縮および移動中での血管の閉塞を防止することが
望ましい。したがって、気球16.20の1つが膨らま
せられ、血管を塞ぐときでさえ、血液は中央に近い穴7
0を通って、中央の管22に通じて流れ、端末の穴72
の外へ、そしてカテーテル10の末端部14の外へと流
れることができる。穴70.72のために、中央の管を
通して末端の圧力を監視することは、別の管がその目的
のために備えられることができるである・うけれども、
不可能である。それにもかかわらず、従来の舵取り可能
な案内線がバイパス横穴タイプのカテーテルとともに用
いられてもよい。
中央に近い穴70は第2の気球20の中央に近い端部か
ら約1インチの範囲に位置することが好ましい。3ない
し5個の中央に近い、穴が用いられれば好都合である。
端末の穴72は1.カテーテル10の末端部14と、第
1の気球16がその末端部でカテーテルシャフト12に
接合される末端の接合部との間に、都合良く位置しても
よい。2つの末端の穴72で通常は十分であるだろう。
(3) 軸上にトルクを有するタイプ 軸上にトルクを有するタイプの脱出したタンデム2電気
球の設計は、第1の気球16と第2の気球20とが、第
7図に関して説明されるように、脱出するような方法で
中央付着位置34に接合されるという点を除いては、第
11図に図示される設計と実質的には同一である。した
がって、第7図の脱出接合は第12図に図示される設計
における分割タンデム接合の代用となるものである。
脱出接合を持った、軸上にトルクを有するタイプのタン
デム2圧気球カテーテルは、折りたたまれた第1の気球
のプロフィールが非常に小さいという利点を有する。さ
らに、カテーテルシャフト12は第1の気球16を通っ
て延びていないので、カテーテル10の末端部は舵取り
可能な案内線タイプのカテーテルよりもより大きな可撓
性を有する。末端の第1の気球16の低いプロフィール
は、堅く締付けられた狭窄部を通り抜け、拡張または予
備拡張するために特に好都合である。
C,タンデム2型録球/中央に近いところでの重複 (1) 舵取り可能な案内線タイプ 第14図は、第1の気球16と第2の気球20との間に
中央に近い重複接合を持った、タンデム2圧気球カテー
テルを図式的に示している。この設計においては、第1
の気球16はカテーテルシャフト12の末端部に位置し
ている。第2の気球20もまた、第1の気球16のちょ
うど中央に近いところでカテーテルシャフト12上に備
えられる。中央の管22は、カテーテルシャフト12を
通り、第1の気球16と第2の気球20との両方を通っ
て延びており、カテーテル10の末端部14における開
口部内で終わっている。第1の管24は第1の気球16
の内部に通じており、その気球は、第1の管24を通じ
て、第1の気球16の内部に流動体を導入したり、第1
の気球16の内部から流動体を取り除いたりすることに
よって、別々に膨らませられたり、すぼませられたりさ
れ得る。同様に、第2の管26は第2の気球20の内部
に通じており、同一の方法で第2の気球20の膨張と収
縮とを別々に行なわせている。
第2の気球20の中央に近い端部はカテーテルシャフト
12に付着され、第2の気球20の末端部はカテーテル
シャフト12に中央付着位置34で付着される。第1の
気球16の末端部はカテーテルシャフト12に付着され
、第1の気球の中央に近い端部は、カテーテルシャフト
12上で付着位置34から中央に近い、第2の気球の壁
に付着される。この中央に近いところでの重複接合は第
8図により完全に図示されている。したがって、第1の
気球16の膨張可能な部分の一部は中央付着位置34に
彼さっていることが、第14図において認められ得る。
第8図に関してより完全に説明されるように、第1の気
球16の朝顔形の端部46は、第2の気球20がその最
大膨張直径からカテーテルシャフト12の直径に至るま
で先細になっている、第2の気球20の末端部で先細に
なった部分44に付着される。
この設計は、中央付着位置34を第1の気球16の内側
に配置することによって、カテーテルの全長を意味のあ
る量だけ短くさせるという利点を有する。
カテーテルシャフト12を通っている中央の管22は、
前述のタイプの舵取り可能な案内線を受止めるだけの適
当な大きさを持っている。
(2) バイパス横穴タイプ 第14図に図示される設計の1つの好ましい実施例にお
いては、カテーテルは、第2の気球20の中央に近い側
において中央に近い穴70と、第1の気球16の末端側
において末端の穴72とを備えてもよい。第13図に関
して説明したように、これらの穴70.72は、血液が
、末端の心筋部を還流するために、中央の管22を通っ
て気球16.20をバイパスすることを許容する。
(3) 軸上にトルクを有するタイプ 中央に近いところで重複を持つタンデム2装置球の別の
実施例が第15図に図示される。この設計においては、
第14図に示すように、第1の気球16の中央に近い端
部は第2の気球20.の壁18に接合されている。第2
の気球20の末端部は、中央付着位置34上のカテーテ
ルシャフト12の末端部14でカテーテルシャフト12
に連結されている。第1の気球16の中央に近い端部は
、好ましくは朝顔形の形状をしており、第2の気球がそ
の末端部でその最大膨張直径からカテーテルシャフト1
2の直径に至るまで先細になっている、第2の気球の先
細になった部分44に都合良く接合されればよい。注目
すべきことは、中央付着位置34が第1の気球16の膨
張可能な部分の内側に存在することである。
第12図に示すように、軸上にトルクを有する案内線6
4は中央の管22を通り、第2の気球20と第1の気球
16とを通って延びている。軸上にトルクを有する案内
線64の末端部は、実質的には第12図に関して述べら
れたように、形状に沿うことが可能な案内線の先端66
を備えている。
第1の気球16の末端部は軸上にトルクを有する案内線
64に接合される。放射線を通さないマーカー32は気
球16.20の各々の中心に備えられている。
中央の管22は、第1の気球16の内側に終わり、軸上
にトルクを有する案内線64を支えることと、第1の気
球16の膨張と収縮とを単独に行なわせることとの両方
の機能を与えているので、第1の管24はこの設計にお
いては必要とされない。第2の管26は、第2の気球2
0を単独に膨らませ、すぼませるために、第2の気球2
0の内側に終わっている。
この特別な気球設計のための1つの新しい製作技術は、
気球16.20がカテーテルシャフト12に付着された
後、それらの気球を吹き膨らませることを含むものであ
る。第2の気球20が作られるべきポリマーの管の末端
部は、カテーテルシャフト12に中央付着位置34で接
合される。次に、第1の気球16に形づくられる、膨ら
んでいないポリマーの管は、その中央に近い端部で朝顔
形に開いて張られ、カテーテルシャフト12の末端部1
4の上方で、第2の気球20を形成する管の末端部の上
方で、中央付着位fi34から好ましくは2−3mm離
れた位置に配置される。
溶剤または粘着接合が用いられるなら、第1の気球16
に形成されるべき管の朝顔形の端部は第2の気球20を
形成する管に接合される。他方、熱的接合が要求される
ならば、適当な耐熱材料からなる中空の心棒が、シャフ
ト12の中央に近い端部から、カテーテルシャフト12
上の気球材料からなる管の内側に配置されるべきである
。第1の気球16と第2の気球20との間の重複接合部
になるべきところの下に直接この熱保護材料を置いて、
熱が、気球材料の2つの層を接合するために、その接合
部に加えられてもよい。その後、耐熱性の管はカテーテ
ルシャフト12から取除かれ、気球材料は、第2の気球
20の中央に近い端部と第1の気球16の末端部とにお
いてカテーテルシャフト12に接合され、そして、気球
材料は、完成した第1および第2の気球16.20の望
ましい外形に合う内室を有する型の中で熱せられ、吹き
膨らませられる。
D、タンデム2乗気球/末端での重複 (1) 舵取り可能な案内線タイプ 第16図はやや異なった気球設計を図式的に示しており
、その中では第1の気球16の中央に近い端部と末端部
との両方がカテーテルシャフト12に接合されている。
第1の気球16の中央に近い端部はカテーテルシャフト
に中央付着位置34で付着されている。第2の気球20
の中央に近い端部はカーテルシャフト12に付着され、
第2の気球20の末端部は、重複接合部60を形成する
ために、中央付着位置34から末端の方にある、第1の
気球16の壁に付着されている。この接合構造は第9図
により完全に図示されている。
中央付着位置34は、第1の気球16の内側の部分54
と同様に、第2の気球20の内側に存在している。第1
6図に図示される実施例においては、第1の気球16の
膨張可能な全長の35%よりも少ない部分が第2の気球
20の内側に存在している。
舵取り可能な案内線を受止めるための中央の管22はカ
テーテルシャフト12の長さにわたって通り抜け、第1
の気球16と第2の気球20との両方を通って延びてい
る。第1の管24は第1の気球16の内部に通じており
、それによってその気球を膨らませたり、すぼませたり
し、第2の管26は第2の気球20の内部に通じており
、それによってその気球を単独で膨らませたり、すぼま
せたりする。
前述の中央に近い部分で重複接合を持つものと同じよう
に、第9図および第16図に図示される末端での重複接
合は、中央に近いところでの重複接合に関して述べた技
術に類似して、第1の気球と第2の気球とがそれらの気
球を膨らませる前に形成されるべき、2つの断片からな
る気球材料を一緒に接合することによって形成されれば
好都合である。第1の気球16と第2の気球20とは、
好ましくは適当な大きさの型の中で別々に膨らませられ
、まず第1の気球16は小さく膨らませられ、A、第2
の気球20はそれよりも大きく膨らませられる。
末端で重複を持つ気球の1つの好ましい実施例において
は、第1の気球16の内側の部分54は第1の気球16
の外側の部分よりも小さな最大膨張直径を有している。
第1の気球16がビボの中において使用されるとき、膨
らませられた第1の気球16はその長さに沿って実質的
には均一な直径を示すことが望ましい。1つの気球のみ
が1度に膨らませられるので、第1の気球16の内側の
部分54の上部にある第2の気球20はすぼませられる
であろう。したがって、第1の気球16に被さって横た
わっている、すぼませられた第2の気球20の厚みにほ
ぼ等しい量だけ、外側の部分56の最大膨張直径よりも
小さい直径を持った、第1の気球16の内側の部分54
を与えることが望ましい。この減らされた厚みは、第2
の気球20が第1の気球16に既に接合されたままの状
態で、それらの気球が上述のように膨らませられるとき
、自動的に与えられる。
(2) バイパス横穴タイプ 第13図と第14図に関して説明されたものと同様に、
第16図の気球設計は、第2の気球20から中央に近い
ところのカテーテルシャフト12内に中央に近い穴70
と、第1の気球16から末端の方のカテーテルシャフト
12の末端部14に末端の穴72とを、任意的に備えて
もよい。これらの中央に近い穴と末端の穴70.72は
、中央の管22と通じており、血液が、カテーテルシャ
フト12を通って気球16.20の中央に近い側から気
球16.20の末端側に向かって流れ、それによって気
球を膨張している間に末端の心筋部分を環流する一手段
を与えてもよい。
(3) 軸上にトルクを有するタイプ 第17図は、第16図に示され、それに関して説明され
たものと同一の重複を持つ気球設計を有している、末端
で重複を持ったタンデム2ffi気球カテーテルを図式
的に示している。しかしながら、第16図と異なり、第
17図に図示される軸上にトルクを有するタイプの気球
カテーテルは、中央の管22を通って、第1の気球16
と第2の気球20とに通じて延びている、軸上にトルク
を有する案内線64の鋼製の心棒を有している。第1の
気球16の末端部は、第12図および第15図に関して
説明されたものと同じ方法で、軸上にトルクを有する案
内線64に直接接合されている。第1の管24はこの設
計においては備えられていない。なぜなら、中央の管2
2の末端部は第1の気球16の内側で終わり、その気球
を膨らませたり、すぼませたりするために、第1の気球
16内に流動体を導入することと、第1の気球16から
流動体を取除くこととの機能を与えているからである。
第2の管26は、第2の気球20を単独で膨らませたり
、すぼませたりするためにその気球の内側で終わってい
る。
E、半間中心の2重気球/末端での重複(1) 舵取り
可能な案内線タイプ 第18図は第16図に図示された気球設計の1つの変形
を図式的に示した図である。したがって、第16図のよ
うに、第1の気球16の中央に近い端部は中央付着位置
34に付着され、第1の気球16の末端部はカテーテル
シャフト12に付着されている。第2の気球20の中央
に近い端部はカテーテルシャフト12に付着され、第2
の気球2Oの末端部は中央付着位R34から末端の方に
ある、第1の気球16の壁に付着されている。この設計
は、第2の気球20の内側にある第1の気球16の内側
の部分54が、第1の気球16の膨張可能な長さの少な
くとも35%含んでいるという点において、第16図に
おける設計と異なる。第1の気球16の膨張と収縮のた
めに備えられる第1の管24と、第2の気球20を単独
で膨張および収縮させるために備えられる第2の管26
と同様に、中央の管22が舵取り可能な案内線を受止め
るために備えられている。
(2) バイパス横穴タイプ 第13図、第14図および第16図に関して説明したよ
うに、第2の気球20の中央に近い側における中央に近
い穴70と、第1の気球16の末端側における末端の穴
72とは、中央の管221;通じるようにカテーテルシ
ャフト12の中に備えられ、それによって血液が気球の
膨張中において気球16.20をバイパスするための一
手段を与えてもよい。
(3) 軸上にトルクを有するタイプ 第19図に図示される半間中心の2重気球カテーテルは
、次の点で、第18図に図示される舵取り可能な案内線
を持つ設計と類似している。その点は、第1の気球16
の膨張可能な長さの少なくとも35%が、第1の気球1
6の中央に近い端部が接合されている中央付着位置34
と同じように、第2の気球20の内側に存在しているこ
とである。
しかしながら、第12図、第15図および第17図に示
すように、軸上にトルクを有する案内線64は中央の管
22を通り、第1の気球16の末端部を通って外へ延び
ている。第1の気球16の末端部は軸上にトルクを有す
る案内線64に接合されている。第1の管24は別に備
えられておらず、その機能は中央の管22によって果た
される。第2の管26は、第2の気球20を単独に膨張
および収縮させるためにカテーテルシャフト12の中に
備えられる。
F、タンデム2重気球/内部仕切 第10図に詳細に図示される内部仕切接合部は、第20
図に図示されるようなタンデム2重気球カテーテルを与
えるために、単一の管からなる気球材料で備えられても
よい。この設計においては、第1の気球16と第2の気
球20とは単一の管からなる気球材料から形成され、そ
の管はその管の中央に近い端部と末端部とにおいてカテ
ーテルシャフト12に付着される。気球材料からなる管
の長さのほぼ4596は第1の予め決められた最大膨張
直径を有し、気球材料からなる管のほぼ55%は第2の
、より大きな予め決定された最大膨張直径を有しており
、それによって第1の気球16と第2の気球20とを形
づくっている。第1の気球16と第2の気球20とは1
つの内部仕切62によって区切られ、その内部仕切は第
2の気球20の末端部において第2の気球20の内壁に
接合され、カテーテルシャフト12に接合されており、
それによって第1の気球16と第2の気球20の内部を
効果的に区切っている。
内部仕切62は、好ましくは、第2の気球20の中央に
近い端部と、第1の気球16の末端部とをカテーテルシ
ャフト12に接合する前に、第2の気球20の内側と、
中央付着位置34においてカテーテルシャフト12とに
付着される。
舵取り可能な案内線を有するタイプの内部仕切を持った
タンデム2重気球カテーテルのみが図示されているけれ
ども、バイパス横穴タイプや軸上にトルクを有する案内
線タイプのカテーテルもまた、内部仕切の設計を利用し
て作られてもよい。
G、タンデム3重気球/中夫に近いところでの重複 (1) 舵取り可能な案内線タイプ 第21図は、第8図および第14図に図示される中央に
近いところで重複接合を有するタイプを用いた3Tf1
気球カテーテルを図式的に示している。
この設計においては、第3の気球がカテーテルに付加え
られている。したがって、第21図のタンデム3重電球
カテーテルはカテーテルシャフト12上に第1の気球1
6を有している。第1の気球16から中央に近いところ
で第2の気球20がカテーテルシャフト12上にも存在
し、第2の気球20の末端部がカテーテルシャフト12
上の中央付着位置34に付着されている。第1の気球1
6の中央に近い端部は、中央付着位置34から中央に近
い、第2の気球20の壁に付着され、それによって第1
の気球16の膨張可能な部分の一部が中央付着位置34
に被さっている。第3の気球21はカテーテルシャフト
12上に備えられている。
第3の気球21の末端部は第2の付着位置74において
カテーテルシャフト12に付着されている。
第2の気球20の中央に近い端部は、第2の付着位置7
4から中央に近い、第3の気球21の壁に付着され、そ
れによって第2の付着位置74は第2の気球20の膨張
可能な部分の内側に存在している。第1の気球16は最
も小さい最大膨張直径を有し、第2の気球20は次に最
も大きい直径を有し、第3の気球21は最も大きい最大
膨張直径を有している。
カテーテルに第3の気球を付加えることは、単一のカテ
ーテルで3重の血管形成術を実行するための能力を持っ
たカテーテルを与える。このカテーテルは3重血管の冠
状血管形成術において潜在的に使用可能であるが、血管
が長く、先細になっている末梢の脈管系における血管形
成術に対して、ことによると、より相応しいかもしれな
い。したがって、複数の病巣が同−血管内に存在してい
るとき、異なった直径を持った気球を必要とする。
もちろん、冠状脈管系において、血管は比較的短く、よ
り曲がりくねっている。
第21図のタンデム3!11気球カテーテルを製作する
方法は第15図のカテーテルに対して用いられる方法と
同じである。したがって、接合技術と気球部分を膨らま
せる方法は同じであるだろう。
しかしながら、カテーテルシャフト12は、舵取り可能
な案内線を受Iにめるための中央の管22と、第1の気
球16を膨張および収縮させるための第1の管24と、
第2の気球20を膨張させるための第2の管26だけで
なく、第3の気球21を膨張および収縮させるための第
3の管28をも備えるべきである。
(2) バイパス横穴タイプ 第21図のタンデム3重気球カテーテルは、第3の気球
21の中央に近い側においてカテーテルシャフト12内
に中央に近い穴70と、第1の気球16の末端側におい
て末端の穴72とを含めば、好都合である。これらの穴
70.72は前述のように中央の管22に通じており、
それによって血液が中央の萱22とカテーテルシャフト
12とを通って流れることによって、気球16,20.
21をバイパスすることを許容する。
(3) 軸上にトルクを有するタイプ 第22図に図示されるように、第21図のタンデム3重
気球設計が軸上にトルクを有するタイプのカテーテルに
組入れられてもよい。この設計においては、中央の管2
2は3つの気球16.20゜21の全部を完全に通り抜
けて延びていないが、その代わりとして第1の気球16
の内側で終わっている。軸上にトルクを有する案内線は
カテーテルシャフト12の中央の管22を通って、その
末端部から外に延びている。第1の気球16の末端部は
軸上にトルクを有する案内1!64に接合され、中央の
管22は第1の気球16の膨張および収縮のために用い
られる。別々の放射線を通さないマーカー32が気球1
6,20.21の各々の中心に備えられてもよい。重複
接合部60は、第8図および第21図に関して説明した
ように、第1の気球16を第2の気球20の壁に連結し
、第2の気球20を第3の気球21の壁に連結するため
に用いられる。
H,タンデム3重気球/末端での重複 (1)  舵取り可能な案内線タイプ 第9図および第16図の末端での重複接合は第23図に
図示されるように、3重気球カテーテルにおいて用いら
れてもよい。この設計においては、末端の方に位置する
第1の気球16と、まん中に位置する第2の気球20と
、中央に近いところに位置する第3の気球21とがカテ
ーテルシャフト12上に備えられている。第2の気球2
0の最大膨張直径は第1の気球16のそれよりも大きく
、第3の気球21の最大膨張直径は第2の気球のそれよ
りも大きい。
第1の気球16の中央に近い端部は中央付着位置34に
付着され、第2の気球20の末端部は重複接合部60に
おいて第1の気球16の壁に付着されている。第2の気
球20の中央に近い端部は第2の付着位置74において
カテーテルシャフト12に付°着され、第3の気球21
の末端部は第2の付着位置74から末端の方にある、第
2の気球の壁に付着されている。したがって、第2の気
球20の膨張可能な部分の一部は第3の気球21の内側
に存在し、第1の気球16の膨張可能な部分の一部は第
2の気球20の内側に存在している。
第2の気球20の内側にある第1の気球16の内側の部
分54は、その上で子ぼませられた第2の気球20の増
大した厚みを収めるだけのわずかに縮んだ直径を有して
いればよい。(この厚みの減少は説明の目的のみのため
に図においては誇張されている)同様に、第3の気球2
1の内側にある第2の気球20の内側の部分76は、被
さるように横たわっている第3の気球21の厚みを納め
るために、第2の気球20の残余部分に比較して、わず
かに縮んだ直径を有している。このカテーテルの製作技
術は第、16図に図示される設計のためのものと、次の
点を除いては、実質的には同一である。その点は、3つ
の気球16,20.21の全部を通り抜けて延びている
中央の管22と、第1および第2の気球16.20内で
それぞれ終わっている第1および第2の管24.26と
に加えて、カテーテルシャフト12はまた、その中を通
り抜けて、第3の気球21の内側で終わっている第3の
管28を有し、それによってその気球を単独で膨張およ
び収縮させるようになっていることである。
中央の管の直径は0.018インチの案内線を収めるの
に十分な、ちょうどよい大きさで、0゜014インチの
案内線がその場所に存在すると同時に、中央の管を通し
て圧力を監視するのに十分な大きさを有するべきである
。中央に近いカテーテルシャフト12の外径は、冠状系
に適用するためにはフランスサイズ4.7よりも大きく
あってはならない。
色々な実施例において、第2の気球20の内側の第1の
気球16の部分、および第3の気球21の内側の第2の
気球20の部分は、少なくとも10%、少なくとも20
%、少なくとも30%、少なくとも35%、あるいは3
5%よりも多いが、80%または85%よりも少なけれ
ばよい。このように気球の増大した「スクッキング」は
、気球16.20.21によって占められるカテーテル
の長さを意味のある量だけ縮めることができる。
このカテーテルは、第21図に図示される設計よりも冠
状血管形成術により相応しく、同時に末梢血管形成術に
対しても相応しい。
(2) バイパス横穴タイプ 第23図の気球カテーテルは、第3の気球21の中央に
近い側においてカテーテルシャフト12を通り、中央の
管22に入る複数個の中央に近い穴70と、第1の気球
16の末端側において中央の管22に通じる複数個の末
端の穴72とを備えれば、好都合である。これらの穴7
0.72は、前述のように、血液の流れがカテーテルシ
ャフト12を通り、気球16,20.21を通り過ぎる
ことを許容し得る。
(3) 軸上にトルクを有するタイプ 第24図の軸上にトルクを有するタイプのタンデム3重
気球カテーテルは、第23図に関して前述したように、
第1の気球16と第2の気球20と第3の気球21との
間にある、同一の末端で重複を持つ接合部を利用してい
る。しかしながら、第23図と異なり、カテーテルシャ
フト12は第1の気球16の内側で終わり、軸上にトル
クを有する案内線64はカテーテルシャフト12の端部
から第1の気球16を通り、その末端部の外へ延びてい
る。第1の気球16の末端部は軸上にトルクを有する案
内線64に接合されている。中央の管22は第1の気球
16の内側で終わり、別々の管24,26は気球20.
21をそれぞれ膨張および収縮させるために備えられて
いる。
■、タンデム3重重気/ブリッジ重複 (1) 舵取り可能な案内線タイプ 第25図に図示される3重気球の設計は、第3の(しか
も最大の)気球21が、基本的に別々に分れたタンデム
2重気球設計であるものに付加えられているという点で
独特である。したがって、カテーテルシャフト12上で
は、末端の第1の気球16と、第1の気球16に隣接し
て、第1の気球16からちょうど中央に近いところに位
置する第2の気球20とを備えている。第2の気球の末
端部と第1の気球16の中央に近い端部とは中央付着位
置34に接合されている。第16気球16は最小の直棒
を有し、第2の気球20は第1の気球16よりも大きい
直径を有している。
第3の気球21は、第2の気球20よりも大きな最大膨
張直径を有し、カテーテル上に備えられている。第3の
気球21の末端部は中央付着位置34から末端の方の、
第1の気球16の壁に付着され、気球21の中央に近い
端部は中央付着位置34から中央に近い、第2の気球2
0の壁に付着されている。第3の気球21が第1および
第2の気球16.20の壁に付着する接合部は、第9図
に図示されるような重複接合部であり、第3の気球21
の内側にある第1の気球16と第2の気球20との部分
は、すぼませられた気球21の厚みを収めるために縮ん
だ直径を有していてもよい。
このカテーテルの製作は、原則として、第16図のカテ
ーテルに類似している。第1の気球16が吹き膨らませ
られるべき管の中央に、近い端部と、第2の気球20が
吹き膨らませられるべき管の末端部とは、中央付着位置
34に接合される。その後、金属、テフロン、あるいは
他の適当な材料からなる耐熱性の管が、第1の気球16
と第2の気球20とを形成する管の内側を滑らせられる
。第3の気球21を形づくる管はその後、他の2つの管
に被さるように位置づけられ、その両端部は所望の位置
において第1の気球16と第2の気球20に接合される
。そして、耐熱性の材料は、第1の気球16と第2の気
球20とを形成する管の内側から取り除かれる。第1の
気球16の末端部と、第2の気球20の中央に近い端部
とは、カテーテルシャフトに接合され、その後、それら
の気球は吹き膨らませられる。第1の気球16と第2の
気球20とは、好ましくは、第3の気球21が膨らませ
られた後、適当な形状を持った型の中で吹き膨らませら
れる。
゛ 図示された設計においては、中央の管22は、第1
、第2および第3の管24.26および28が第1、第
2および第3の気球16.20および21の内部にそれ
ぞれ、通じるように、3つの気球16,20.21の全
部を通り抜けて延びている。
第2の気球20の中央に近い側におけるバイパス横穴7
0は中央の管22に通じるように備えられてもよい。末
端の横穴72は、第1の気球16の末端側において中央
の管22と通じるようにカテーテルシャフト12を通り
抜けて備えられてもよい。気球を膨張させると同時に、
血液が、カテーテルシャフト12内の中央の管を通して
流れることによって、気球16,20.21をバイパス
してもよい。
図示されていないが、タンデム3重気球/ブリッジ重複
の設計に関して軸上にトルクを有する案内線の実施例は
、カテーテルシャフト12が第1の気球16の内側で終
わり、軸上にトルクを有する案内線が中央の管22を通
って、第1の気球16の末端部の外へ延びるように与え
られてもよい。
第1の気球16の末端部は軸上にトルクを有する案内線
に接合される。
■、外科的手順 上記で述べられた新しいカテーテル設計に関して、現在
の技術に比較して大いに縮められた時間で、複数血管性
の冠状または末梢血管形成術を可能にする、それらの気
球を利用する外科的手順が開発されている。複数血管性
の疾患に対するこの新しい経皮トランスルミナール冠状
血管形成術(PTCA)の技術は、心臓血管の疾患の特
別な位置を図式的に示した図に関して以下に説明される
。もちろん、本技術は、本出願に開示されたカテーテル
設計のいずれかを用いて、ある1つの形式または別の形
式で利用されることができ、その技術の利用は以下の説
明とそれに伴なう図に例示および図示される特別な疾患
の位置に限定されるものではないことが理解されるであ
ろう。
色々な直径を持った血管内に複数の病巣を有している左
の冠状系の1つのモデルが、この説明の目的のために採
用されている。この説明において用いられる図、第26
図は、仮定ではあるが非現実的ではないケースを表わし
ている。もちろん、この中で述べられる新しい外科的技
術は、左または右の冠状動脈のどちらにも、あるいは同
一の外科的手順の一部分として両方の動脈において用い
られ得ることが理解されるべきである。問題となる病巣
の拡張に成功するために重大なことは、各拡張が、アテ
ローム製の血管の本来の直径に匹敵する、予め決められ
た最大膨張直径を有する気球を用いて実行されなければ
ならないことである。
第26図は左の冠状動脈系を示す図である。左の主動脈
110は左前方下向きの(LAD)動脈112に分岐し
、その動脈には2つのアテローム性の病巣が図示されて
いる。第1の病巣114は、本来3、Ommの直径を有
する血管内に、LADの中央に近い部分に位置している
。第2の病巣116は、本来2.0mmの直径を有する
血管内に、末端のLADに位置している。回旋動脈12
0は左の主動脈110から分岐している。第3の病巣1
22は、本来2.0mmの直径を有する血管内で、回旋
動脈120内に図示されている。最後に、鈍形の縁を持
つ動脈124 (OMA)は回旋動脈120から分岐し
ている。第4の病巣126は、本来2.5mmの直径を
有する血管内で、0MA124内に図示されている。
現在利用可能なPTCA技術でもっては、3つの別々の
PTCA用カテーテルが、このモデルにおける複数血管
性のPTCAを実行するためには必要であろう。要求さ
れるカテーテルの1つは3゜0mmの気球を有し、もう
1つは2.5mmの気球を有し、さらにもう1つは2.
0mmの気球を有するものであるだろう。本発明の手順
によれば、1つの特別に設計されたPTCA用カテーテ
ルのみが必要とされる。結果として、カテーテル交換の
必要性は除去され、X線露光量、注入される造影材料の
瓜およびPTCA手順の長さがすべて減らされる。
本発明は、以下のような方法で第26図に図示される病
巣を有する左の冠状動脈系に用いられてもよい。
患者は準備され、従来の案内カテーテルが大動脈を通じ
て左の主動脈110に挿入される。この中で前に述べら
れたタイプのいずれかの適当な3重気球カテーテルが、
案内カテーテルを通してLAD112の中に進められる
。3重気球カテーテ 。
ルは最大膨張直径2.0mmをHする第1の気球と、最
大膨張直径2.5mmを存するTs2の気球と、最大膨
張直径3.0mmを有する第3の気球とを備えている。
もちろん、3つの気球全部は、カテーテル10がLAD
112内の第1の病巣114の中へ進ませられるとき、
負の圧力ですぼませられている。
第3の気球の内側にある放射線を通さないマーカーの位
置を示す放射線写真によって確められて、3.0mmの
第3の気球が第1の病巣114の内側に適当に位置づけ
られると、第3の気球は、他の気球が折りたたまれたま
まの間に、選択的に膨らませられる。病巣114の適度
な拡張が達成されると、第3の気球は、第3の管に負の
圧力を付与することによってすぼませられる。その後、
気球カテーテルは、3つの気球の全部が完全にすぼませ
られた状態で次の目標とする病巣に進められる。
次に、気球カテーテルは、2.0mmの第1の気球が第
2の病巣116の内側に位置づけられるまで、LAD1
12の中の末端へと進ませられる。
ひとたび、すぼませられた2、Ommの第1の気球が第
2の病巣116の中心に置かれれば、第1の気球は、第
2の病巣116を拡張させるために膨らませられる。
病巣116が第1の気球の膨張によって完全に拡張させ
られてしまうと、負の圧力が、第1の気球を完全にすぼ
ませるために、付与される。その後、カテーテルは左の
主動脈110へと後方に引込められ、舵取り可能な案内
線を使用することによって、軸形の縁を持った動脈12
4の中へ通される。軸形の縁を持った動脈124内の第
4の病巣126は、本来2.5mmの直径を有する血管
内に存在しているので、最大膨張直径2. 5mmを有
する第2の気球が第4の病巣126の内側に位置づけら
れる。その後、第2の気球は、病巣126を拡張するた
めに完全に膨らませられ、前の拡張に関して説明された
ように、折りたたまれる。
そして、カテーテルは軸形の縁を持った動脈124から
引込められ、回旋動脈120内の第3の病巣122の中
に挿入される。本来2.0mmの直径を有する血管内に
存在する第3d病巣122は、第2の病巣116に関し
て述べられたことと同様にして、第1の気球でもって拡
張させられる。
その後、気球カテーテルと案内カテーテルとは引込めら
れ、標準的なPTCA技術に従って、この手順が終えら
れる。
この技術は左の冠状動脈系に関して述べられているけれ
ども、右の冠状動脈系のPTCAや、末梢血管形成術に
おいても等しく適用され得る。
右と左の冠状動脈系の両方ともがアテローム性の疾患に
等しく感染しやすいので、しばしば患者は同時に両方の
冠状動脈において疾患を有するであろう。病巣が気球血
管形成術に接近しやすい限り、それらは、複数の気球を
有するカテーテルを用いてこの中で述べられた技術によ
って都合良く、効果的に拡張させられてもよい。同一の
気球カテーテルが両方の動脈に用いられ得る。しかしな
がら、その手順が一方の動脈から他方の動脈への移動を
必要とするならば、案内カテーテルを交換することが典
型的には必要となるであろう。効果的な気球カテーテル
利用の原則は、2つの動脈において同じカテーテルを用
いることである。しかしながら、効率を増大させるため
には、一方の動脈から他方の動脈へ変えられる案内カテ
ーテルは、前に入り込んだ血管に戻ることを避けるよう
な方法で移動させられなければならない。このことは、
その手順が一方の動脈から他方の動脈へと移される度ご
とに、案内カテーテルを交換することが必要であるから
である。
本発明によれば、単一気球のカテーテルをもっては効果
的に拡張させることができない病巣を、完全に効果的に
拡張させることができる。進行したアテローム性の疾患
の成るケースにおいては、病巣は、本来の血管の直径と
同一の最大膨張直径を有している血管形成術用気球が、
その病巣の中に進ませられ得ないほどの、縮んだ直径に
結果としてなっているかもしれない。このケースにおい
て、本発明に従って作られた複数の気球を有するカテー
テルが有効に用いられてもよい。カテーテル上で低いプ
ロフィールを示す末端の気球は、血管の本来の直径より
も小さい膨張直径を有しており、病巣の中に進ませられ
、部分的に病巣を拡張させるために膨らませられること
ができ、それによって適当な大きさを持った気球が病巣
の内側に位置づけられることができ、病巣が完全に拡張
され得る。したがって、堅い病巣が、まず、小さい気球
によって予め拡張させられることができ、それによって
病巣の拡張がより大きな気球でもって完了され得る。気
球血管形成術が今、実行されている単一の病巣のケース
の20−25%は、現在節2の気球カテーテルを必要と
していることが見積られる。なぜな、ら、独創的に選択
された気球カテーテルはあまりにも大きすぎて病巣を横
切ることができないからである。本発明によれば、これ
らの緊縮した単一の病巣の拡張は、複数の気球を有する
、単一のカテーテルでもって実行され得る。
要約すると、本発明の手順は、複数個の異なった大きさ
の気球を有する、この中で述べられたタイプの複数気球
型の血管形成術用カテーテルを拡張させられるべき血管
内に進ませ、第1の直径を有する気球でもって第1の病
巣を拡張させ、第2の直径を有する気球でもって第2の
病巣を拡張させ、そして第3の病巣に相応しい予め決め
られた第3の直径を有する第3の気球でもって第3の病
巣を拡張させることを要する。
本発明の手順の他の観点に従うと、単一の病巣が、この
中で述べられたタイプの複数の気球を持ったカテーテル
で次のような過程で拡張されてもよい。まず、その病巣
内に予め決められた第1の直径を有する第1の気球を進
ませ、第1の気球でもってその病巣を拡張し、その後、
その病巣内に第2の気球を進ませ、そこでは第2の気球
が第1の気球の最大膨張直径よりも大きな最大膨張直径
を有しており、そして、第2の気球でもってその病巣を
拡張させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の3つの気球を持ったカテーテルの末
端部を示す斜視図であり、その中では気球は部分的に切
取られて示されている。 第2図は、第1図の2−2線に沿うカテーテルの断面図
である。 第3図は、第1図の3−3線に沿うカテーテルの断面図
である。 第4図は、第1図の4−4線に沿うカテーテルの断面図
である。 第5図は、第1図の5−5線に沿うカテーテルの断面図
である。 第6図は、カテーテルの中央付着位置の詳細図であり、
気球の断面図を示し、分割タンデム接合を図示している
。 第7図は、カテーテルの中央付着位置を示す拡大図であ
り、気球の断面図を示し、脱出接合を図示している。 第8図は、カテーテルの中央付着位置を示す拡大図であ
り、重複接合部を作る方法を図示し、気球と型の断面を
示している。 第9図は、カテーテルの中央付着位置を示す拡大図であ
り、気球の断面を示し、末端の重複接合部の構造を図示
している。 第10図は、カテーテルの中央付着位置を示す拡大図で
あり、気球の断面を示し、内部仕切接合部を図示してい
る。 第11図は、本発明に従ったカテーテルの中央付着位置
を示す拡大図であり、気球の断面を示し、別のタイプの
脱出接合部を図示している。 第12図は、接触タンデム接合と軸上にトルクを有する
案内線とを持ったタンデム2重気球カテーテルを図式的
に示した図である。 第13図は、舵取り°可能な案内線とともに使用される
、脱出接合を利用するタンデム2重カテーチルを図式的
に示した図である。 第14図は、舵取り可能な案内線とともに使用される、
中央に近いところでの重複接合を利用するタンデム2重
カテーテルを図式的に表わした図である。 第15図は、中央に近いところでの重複接合と軸上にト
ルクを有する案内線を持ったタンデム2重気球カテーテ
ルを図式的に表わした図である。 第16図は、舵取り可能な案内線とともに使用される、
末端での重複接合を持ったタンデム2重気球カテーテル
を図式的に表わした図である。 第17図は、末端での重複接合と軸上にトルクを有する
案内線とを持ったタンデム2ffi気球カテーテルを図
式的に表わした図である。 第18図は、舵取り可能な案内線とともに使用される、
末端で重複接合を持った半開中心の2重気球カテーテル
を図式的に表わした図である。 第19図は、末端での重複接合と軸上にトルクを有する
案内線を持った半開中心の2重気球カテーテルを図式的
に表わした図である。 第20図は、舵取り可能な案内線とともに使用される、
内部仕切接合を持ったタンデム2重気球カテーテルを図
式的に表わした図である。 第21図は、舵取り可能な案内線とともに使用される、
中央に近いところでの重複接合を持ったタンデム3重気
球カテーテルを図式的に表わした図である。 第22図は、中央に近いところでの重複接合と軸上にト
ルクを有する案内線とを持ったタンデム3重気球カテー
テルを図式的に表わした図である。 第23図は、舵取り可能な案内線とともに使用される、
末端での重複接合を持ったタンデム3重気球カテーテル
を図式的に表わした図である。 第24図は、末端での重複接合と軸上にトルクを有する
案内線とを持ったタンデム3重気球カテーテルを図式的
に表わした図である。 第25図は、舵取り可能な案内線とともに使用される、
ブリッジ重複接合を持ったタンデム3重気球カテーテル
を図式的に表わした図である。 第26図は、左の冠状動脈系を示す図である。 図において、10はカテーテル、12はカテーテルシャ
フト、16は第1の気球、20は第2の気球、21は第
3の気球、22は中央の管、24は第1の管、26は第
2の管、28は第3の管、34は中央付着位置、64は
軸上にトルクを有する案内線である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 X二つ1′二・:1.冑1に:二:=]□をし)F92
G 手続補正用〈方式) %式% 1、事件の表示 カテーテル 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  アメリカ合衆国、カリフォルニア州、レツド
ランズゴールデン・ウェスト・ドライヴ、636氏 名
  ジー・ディピッド・ジャンク4、代理人 住 所 大阪市北区南森町2丁目1番29シ号 住友銀
行南森町ビル昭和62年11月2十日 6、補正の対象 図面全図 7、補正の内容 1a墨で描いた図面全図を別紙のとおり。なお、内容に
ついての変更はない。 以上

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気球血管形成術を行なうためのカテーテルであっ
    て、 その中に通じる複数個の管を有する、細長く、可撓性の
    あるカテーテルシャフトと、 前記シャフトに、物理的に連結された、複数個の、閉塞
    した血管形成術用の気球とを備え、前記気球の各々の内
    部は、別々に膨張および収縮させるための別々の1つの
    前記管に流動体が通じるようになっており、前記気球の
    各々は、膨張可能な部分と予め決定された最大膨張直径
    とを有し、非エラストマ材料から形成されており、前記
    気球は、膨張圧力100psiにおいて前記予め決定さ
    れた最大膨張直径を実質的に維持することができるもの
    であり、さらに前記気球は、 その末端部の近くで前記カテーテルシャフト上に第1の
    気球と、 前記第1の気球から中央に近く、かつそれに隣接して前
    記カテーテルシャフト上に第2の気球とを備え、 前記第1の気球の最大膨張直径は、前記第2の気球の最
    大膨張直径よりも小さくなっており、さらに、当該カテ
    ーテルは、 前記カテーテルシャフト上に付着位置とを備え、前記付
    着位置には、前記第1の気球の中央に近い端部、前記第
    2の気球の末端部、またはそれらの両方の端部が付着さ
    れており、前記気球の1つの膨張可能な部分の一部が、
    前記付着位置の上方に不変に位置している、カテーテル
  2. (2)前記第1の気球の中央に近い端部と、前記第2の
    気球の末端部とは、前記付着位置に接合されており、前
    記第1の気球、または前記第2の気球のどちらかは、前
    記付着位置の上方で少なくとも部分的に脱げ出るように
    形成されている、特許請求の範囲第1項に記載のカテー
    テル。
  3. (3)前記第2の気球の末端部は前記付着位置に付着さ
    れており、前記第1の気球の中央に近い端部は、前記カ
    テーテルシャフト上で、前記付着位置から中央に近い、
    前記第2の気球の壁に付着されている、特許請求の範囲
    第1項に記載のカテーテル。
  4. (4)前記第2の気球の末端部は、前記第1の気球の中
    央に近い端部から末端の方にある、第1の気球の壁に接
    合されており、それによって前記第1の気球の膨張可能
    な部分が部分的に前記第2の気球の内側に存在している
    、特許請求の範囲第1項に記載のカテーテル。
  5. (5)前記第2の気球の内側にある前記第1の気球の部
    分の最大膨張直径は、前記第1の気球がふくらませられ
    、前記第2の気球がすぼませられているとき、前記第1
    の気球に被さって横たわっている前記第2の気球の厚み
    にほぼ等しい量だけ前記第2の気球の外側にある、前記
    第1の気球の部分の最大膨張直径よりも小さくなってい
    る、特許請求の範囲第4項に記載のカテーテル。
  6. (6)前記第1の気球の膨張可能な長さの35%未満は
    、前記第2の気球の内側に存在している、特許請求の範
    囲第4項または第5項に記載のカテーテル。
  7. (7)前記第1の気球の膨張可能な長さの少なくとも3
    5%で、しかも85%未満は前記第2の気球の内側に存
    在している、特許請求の範囲第4項または第5項に記載
    のカテーテル。
  8. (8)気球血管形成術を行なうためのカテーテルであっ
    て、 その中に通じる複数個の管を有する、細長く、可撓性の
    あるカテーテルシャフトと、 前記シャフト上に複数個の、閉塞した血管形成術用の気
    球とを備え、 前記気球の各々の内部は、別々に膨張および収縮させる
    ための別々の1つの前記管に流動体が通じるようになっ
    ており、前記気球の各々は、予め決定された最大膨張直
    径を有し、非エラストマ材料から形成されており、前記
    気球は、膨張圧力100psiにおいて前記予め決定さ
    れた最大膨張直径を実質的に維持することができるもの
    であり、さらに当該カテーテルは、 前記カテーテルシャフトを通り、前記カテーテルシャフ
    トの末端部の外へ延びている、軸上にトルクを有する案
    内線とを備え、そして前記気球は、その末端部の近くで
    前記カテーテルシャフト上に第1の気球と、 前記第1の気球から中央に近く、かつそれに隣接して前
    記カテーテルシャフト上に第2の気球とを備え、 前記第1の気球の最大膨張直径は前記第2の気球の最大
    膨張直径よりも小さく、前記第1の気球の末端部は前記
    案内線に接合され、前記第1の気球の中央に近い端部は
    前記シャフトに接合されている、カテーテル。
  9. (9)前記第1の気球と前記第2の気球とは、ポリマー
    材料からなる単一連続管から形成されている、特許請求
    の範囲第8項に記載のカテーテル。
  10. (10)前記第2の気球から中央に近く、かつそれに隣
    接して前記カテーテルシャフト上に第3の気球をさらに
    備え、前記第3の気球の最大膨張直径は前記第2の最大
    膨張直径よりも大きくなっている、特許請求の範囲第1
    項ないし第9項のいずれかに記載のカテーテル。
  11. (11)前記第3の気球の末端部は前記カテーテルシャ
    フトに接合され、前記第2の気球の中央に近い端部は、
    前記第3の気球の末端部から中央に近い、前記第3の気
    球の壁に接合されている、特許請求の範囲第10項に記
    載のカテーテル。
  12. (12)前記第3の気球の末端部は前記第2の気球の壁
    に接合されている、特許請求の範囲第10項に記載のカ
    テーテル。
  13. (13)前記第2の気球の膨張可能な長さの35%未満
    は前記第3の気球の内側に存在している、特許請求の範
    囲第12項に記載のカテーテル。
  14. (14)前記第2の気球の膨張可能な長さの少なくとも
    35%で、しかも85%未満は前記第3の気球の内側に
    存在している、特許請求の範囲第12項に記載のカテー
    テル。
  15. (15)前記カテーテルシャフト上に第3の気球をさら
    に備え、前記第3の気球の中央に近い端部は前記第2の
    気球の壁に接合され、前記第3の気球の末端部は前記第
    1の気球の壁に接合されている、特許請求の範囲第1項
    ないし第9項のいずれかに記載のカテーテル。
  16. (16)前記カテーテルシャフトを通って延び、前記カ
    テーテルシャフトの末端部から外へ延びている、軸上に
    トルクを有する案内線をさらに備え、前記第1の気球の
    末端部は前記線に接合されている、特許請求の範囲第1
    項ないし第15項のいずれかに記載のカテーテル。
  17. (17)前記気球は膨張圧力150psiにおいて前記
    予め決定された最大膨張直径を実質的に維持することが
    できる、特許請求の範囲第1項ないし第16項のいずれ
    かに記載のカテーテル。
  18. (18)前記気球の少なくとも1つの長さ方向の位置に
    おいて、前記カテーテル上に放射線を通さないマーカー
    をさらに備えている、特許請求の範囲第1項ないし第1
    7項のいずれかに記載のカテーテル。
  19. (19)前記気球の各々の長さ方向の位置において、前
    記カテーテル上に放射線を通さないマーカーをさらに備
    えている、特許請求の範囲第18項に記載のカテーテル
  20. (20)前記気球の各々の長さは、40mmを越えない
    ものである、特許請求の範囲第1項ないし第19項のい
    ずれかに記載のカテーテル。
  21. (21)前記気球の各々の最大膨張直径は、4.5mm
    を越えないものである、特許請求の範囲第1項ないし第
    20項のいずれかに記載のカテーテル。
  22. (22)前記気球の各々の長さは80mmを越えないも
    のである、特許請求の範囲第1項ないし第19項のいず
    れかに記載のカテーテル。
  23. (23)前記気球の各々の最大膨張直径は15mmを越
    えないものである、特許請求の範囲第22項に記載のカ
    テーテル。
  24. (24)前記カテーテル上の前記気球の各々の最大収縮
    直径は1mmを越えないものである、特許請求の範囲第
    1項ないし第23項のいずれかに記載のカテーテル。
  25. (25)カテーテルシャフトは前記気球のすべてを通っ
    て延びており、舵取り可能な案内線を受止めるための、
    前記カテーテルシャフトを通って延びる、中央の管をさ
    らに備えている、特許請求の範囲第1項ないし第15項
    のいずれかに記載のカテーテル。
  26. (26)カテーテルシャフトを通り、前記気球を通過す
    る血液の流れを許容するための管をさらに備えている、
    特許請求の範囲第25項に記載のカテーテル。
  27. (27)前記気球の少なくとも2つは、ポリマー材料か
    らなる単一連続管から形成されており、内縁および外縁
    を有する、気球材料からなる環状仕切を前記管内にさら
    に備え、前記管から形成される前記気球の内部を区切る
    ために、前記外縁は前記管に接合され、前記内縁は前記
    カテーテルシャフトに接合されている、特許請求の範囲
    第8項ないし第15項のいずれかに記載のカテーテル。
JP62226244A 1986-09-10 1987-09-09 カテ−テル Granted JPS63132668A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US905,840 1986-09-10
US06/905,840 US4763654A (en) 1986-09-10 1986-09-10 Tandem independently inflatable/deflatable multiple diameter balloon angioplasty catheter systems and method of use

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63132668A true JPS63132668A (ja) 1988-06-04
JPH0370979B2 JPH0370979B2 (ja) 1991-11-11

Family

ID=25421566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62226244A Granted JPS63132668A (ja) 1986-09-10 1987-09-09 カテ−テル

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4763654A (ja)
EP (1) EP0260107B1 (ja)
JP (1) JPS63132668A (ja)
AU (1) AU599137B2 (ja)
CA (1) CA1318206C (ja)
DE (1) DE3779710T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505470A (ja) * 2006-10-02 2010-02-25 ボストン サイエンティフィック リミテッド 接合二重バルーンカテーテル

Families Citing this family (141)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4921483A (en) * 1985-12-19 1990-05-01 Leocor, Inc. Angioplasty catheter
US5030227A (en) * 1988-06-02 1991-07-09 Advanced Surgical Intervention, Inc. Balloon dilation catheter
US5312430A (en) * 1986-12-09 1994-05-17 Rosenbluth Robert F Balloon dilation catheter
US5007898A (en) * 1988-06-02 1991-04-16 Advanced Surgical Intervention, Inc. Balloon dilatation catheter
US5527336A (en) * 1986-12-09 1996-06-18 Boston Scientific Corporation Flow obstruction treatment method
US4958634A (en) * 1987-05-06 1990-09-25 Jang G David Limacon geometry balloon angioplasty catheter systems and method of making same
US5071406A (en) * 1987-05-06 1991-12-10 Jang G David Limacon geometry balloon angioplasty catheter systems
CA1330285C (en) 1987-12-22 1994-06-21 Geoffrey S. Martin Triple lumen catheter
US4944745A (en) * 1988-02-29 1990-07-31 Scimed Life Systems, Inc. Perfusion balloon catheter
US4884573A (en) * 1988-03-07 1989-12-05 Leocor, Inc. Very low profile angioplasty balloon catheter with capacity to use steerable, removable guidewire
US4909258A (en) * 1988-08-08 1990-03-20 The Beth Israel Hospital Association Internal mammary artery (IMA) catheter
ATE121954T1 (de) * 1988-08-24 1995-05-15 Marvin J Slepian Endoluminale dichtung mit bisdegradierbaren polymeren.
US5328471A (en) 1990-02-26 1994-07-12 Endoluminal Therapeutics, Inc. Method and apparatus for treatment of focal disease in hollow tubular organs and other tissue lumens
US5575815A (en) * 1988-08-24 1996-11-19 Endoluminal Therapeutics, Inc. Local polymeric gel therapy
US5749915A (en) * 1988-08-24 1998-05-12 Focal, Inc. Polymeric endoluminal paving process
US5843156A (en) * 1988-08-24 1998-12-01 Endoluminal Therapeutics, Inc. Local polymeric gel cellular therapy
US5019042A (en) * 1988-11-23 1991-05-28 Harvinder Sahota Balloon catheters
US5147377A (en) * 1988-11-23 1992-09-15 Harvinder Sahota Balloon catheters
US5090958A (en) * 1988-11-23 1992-02-25 Harvinder Sahota Balloon catheters
US5160321A (en) * 1988-11-23 1992-11-03 Harvinder Sahota Balloon catheters
US5179961A (en) * 1989-04-13 1993-01-19 Littleford Philip O Catheter guiding and positioning method
US5054500A (en) * 1989-04-13 1991-10-08 Littleford Philip O Catheter guiding and positioning method
US5180367A (en) * 1989-09-06 1993-01-19 Datascope Corporation Procedure and balloon catheter system for relieving arterial or veinal restrictions without exchanging balloon catheters
DE9106499U1 (de) * 1990-08-09 1991-07-25 Schneider (Europe) AG, Zürich Dilatationskatheter
US5143093A (en) * 1990-10-05 1992-09-01 Harvinder Sahota Methods of angioplasty treatment of stenotic regions
WO1992019311A1 (en) * 1991-04-24 1992-11-12 Baxter International Inc. Exchangeable integrated-wire balloon catheter
US5490837A (en) * 1991-07-05 1996-02-13 Scimed Life Systems, Inc. Single operator exchange catheter having a distal catheter shaft section
US5833706A (en) * 1991-07-05 1998-11-10 Scimed Life Systems, Inc. Single operator exchange perfusion catheter having a distal catheter shaft section
US5645533A (en) * 1991-07-05 1997-07-08 Scimed Life Systems, Inc. Apparatus and method for performing an intravascular procedure and exchanging an intravascular device
US5976107A (en) * 1991-07-05 1999-11-02 Scimed Life Systems. Inc. Catheter having extendable guide wire lumen
US5195971A (en) * 1992-02-10 1993-03-23 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Perfusion type dilatation catheter
US5569184A (en) * 1992-04-29 1996-10-29 Cardiovascular Dynamics, Inc. Delivery and balloon dilatation catheter and method of using
US5368566A (en) * 1992-04-29 1994-11-29 Cardiovascular Dynamics, Inc. Delivery and temporary stent catheter having a reinforced perfusion lumen
GB2272159A (en) * 1992-11-10 1994-05-11 Andreas G Constantinides Surgical/diagnostic aid
US5320605A (en) * 1993-01-22 1994-06-14 Harvinder Sahota Multi-wire multi-balloon catheter
WO1994016633A1 (en) * 1993-01-29 1994-08-04 United States Of America, As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services Multifinger topocatheter tip for multilumen catheter for angioplasty and manipulation
US5704913A (en) * 1993-02-16 1998-01-06 Boston Scientific Corporation Dilation catheter and method of treatment therewith
US5344402A (en) * 1993-06-30 1994-09-06 Cardiovascular Dynamics, Inc. Low profile perfusion catheter
US5464437A (en) * 1993-07-08 1995-11-07 Urologix, Inc. Benign prostatic hyperplasia treatment catheter with urethral cooling
US5395333A (en) * 1993-09-01 1995-03-07 Scimed Life Systems, Inc. Multi-lobed support balloon catheter with perfusion
US5370617A (en) * 1993-09-17 1994-12-06 Sahota; Harvinder Blood perfusion balloon catheter
US6659977B2 (en) * 1993-10-27 2003-12-09 Schneider (Europe) A.G. Multilayer interventional catheter
DK0650740T3 (da) * 1993-10-27 1999-12-20 Schneider Europ Gmbh Indgrebskateter
US5961765A (en) * 1994-09-20 1999-10-05 Schneider (Europe) A. G. Method of making a catheter
US20030032963A1 (en) * 2001-10-24 2003-02-13 Kyphon Inc. Devices and methods using an expandable body with internal restraint for compressing cancellous bone
AU2359395A (en) * 1994-04-20 1995-11-16 Ronald J. Solar Active perfusion dilatation catheter
US5609605A (en) * 1994-08-25 1997-03-11 Ethicon, Inc. Combination arterial stent
NL9401759A (nl) 1994-10-21 1996-06-03 Cordis Europ Balloncatheter met verscheidene ballonnen.
US5733299A (en) * 1994-10-20 1998-03-31 Cordis Corporation Two balloon catheter
NL9500283A (nl) * 1994-10-21 1996-06-03 Cordis Europ Catheter met leiddraadkanaal.
US5536252A (en) * 1994-10-28 1996-07-16 Intelliwire, Inc. Angioplasty catheter with multiple coaxial balloons
US5549551A (en) * 1994-12-22 1996-08-27 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Adjustable length balloon catheter
US5667493A (en) * 1994-12-30 1997-09-16 Janacek; Jaroslav Dilation catheter
US5749851A (en) * 1995-03-02 1998-05-12 Scimed Life Systems, Inc. Stent installation method using balloon catheter having stepped compliance curve
US5613946A (en) * 1995-05-04 1997-03-25 Mckeever; Louis S. Balloon pump angioplasty system and method of use
US5645528A (en) * 1995-06-06 1997-07-08 Urologix, Inc. Unitary tip and balloon for transurethral catheter
US5628770A (en) * 1995-06-06 1997-05-13 Urologix, Inc. Devices for transurethral thermal therapy
US5690642A (en) * 1996-01-18 1997-11-25 Cook Incorporated Rapid exchange stent delivery balloon catheter
US6124007A (en) * 1996-03-06 2000-09-26 Scimed Life Systems Inc Laminate catheter balloons with additive burst strength and methods for preparation of same
US5765559A (en) * 1996-04-25 1998-06-16 Higher Dimension Research, Inc. Multi-cuffed endotracheal tube and method of its use
ATE229356T1 (de) 1996-04-26 2002-12-15 Schneider Europ Gmbh Eingriffkatheter
US6022336A (en) 1996-05-20 2000-02-08 Percusurge, Inc. Catheter system for emboli containment
US6666883B1 (en) 1996-06-06 2003-12-23 Jacques Seguin Endoprosthesis for vascular bifurcation
US6391032B2 (en) 1996-08-23 2002-05-21 Scimed Life Systems, Inc. Stent delivery system having stent securement means
US6077273A (en) 1996-08-23 2000-06-20 Scimed Life Systems, Inc. Catheter support for stent delivery
US5944726A (en) * 1996-08-23 1999-08-31 Scimed Life Systems, Inc. Stent delivery system having stent securement means
CA2263492C (en) 1996-08-23 2006-10-17 Scimed Life Systems, Inc. Stent delivery system having stent securement apparatus
US6123712A (en) * 1996-08-23 2000-09-26 Scimed Life Systems, Inc. Balloon catheter with stent securement means
US5980530A (en) 1996-08-23 1999-11-09 Scimed Life Systems Inc Stent delivery system
US6355016B1 (en) 1997-03-06 2002-03-12 Medtronic Percusurge, Inc. Catheter core wire
US6190332B1 (en) 1998-02-19 2001-02-20 Percusurge, Inc. Core wire with shapeable tip
US6554795B2 (en) 1997-03-06 2003-04-29 Medtronic Ave, Inc. Balloon catheter and method of manufacture
US5800393A (en) * 1997-03-07 1998-09-01 Sahota; Harvinder Wire perfusion catheter
US5951514A (en) * 1997-03-07 1999-09-14 Sahota; Harvinder Multi-lobe perfusion balloon
US6143016A (en) * 1997-04-21 2000-11-07 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Sheath and method of use for a stent delivery system
US6165166A (en) 1997-04-25 2000-12-26 Schneider (Usa) Inc. Trilayer, extruded medical tubing and medical devices incorporating such tubing
DE19739086C1 (de) * 1997-09-06 1999-07-15 Voelker Wolfram Priv Doz Dr Me Ballonkatheter
US6129707A (en) * 1998-01-21 2000-10-10 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Intravascular catheter with expanded distal tip
US6319229B1 (en) 1998-02-19 2001-11-20 Medtronic Percusurge, Inc. Balloon catheter and method of manufacture
US6338709B1 (en) 1998-02-19 2002-01-15 Medtronic Percusurge, Inc. Intravascular radiation therapy device and method of use
US6228072B1 (en) 1998-02-19 2001-05-08 Percusurge, Inc. Shaft for medical catheters
US5947927A (en) * 1998-03-23 1999-09-07 Scimed Life Systems, Inc. Convertible catheter having a single proximal lumen
US6036697A (en) * 1998-07-09 2000-03-14 Scimed Life Systems, Inc. Balloon catheter with balloon inflation at distal end of balloon
US20020007145A1 (en) 1998-10-23 2002-01-17 Timothy Stivland Catheter having improved bonding region
US6221042B1 (en) 1999-09-17 2001-04-24 Scimed Life Systems, Inc. Balloon with reversed cones
US6287291B1 (en) 1999-11-09 2001-09-11 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Protective sheath for catheters
US6605056B2 (en) * 2001-07-11 2003-08-12 Scimed Life Systems, Inc. Conformable balloon
US6726714B2 (en) * 2001-08-09 2004-04-27 Scimed Life Systems, Inc. Stent delivery system
AU2002350164A1 (en) * 2001-11-08 2003-05-19 William D. Hare Rapid exchange catheter with stent deployment, therapeutic infusion, and lesion sampling features
EP1542616B1 (en) 2002-09-20 2015-04-22 Endologix, Inc. Stent-graft with positioning anchor
CN2885311Y (zh) 2006-01-18 2007-04-04 郑成福 经尿道光动力疗法前列腺治疗仪
US7252677B2 (en) * 2003-03-14 2007-08-07 Light Sciences Oncology, Inc. Light generating device to intravascular use
US20080269846A1 (en) * 2003-03-14 2008-10-30 Light Sciences Oncology, Inc. Device for treatment of blood vessels using light
US10376711B2 (en) 2003-03-14 2019-08-13 Light Sciences Oncology Inc. Light generating guide wire for intravascular use
US20050131510A1 (en) * 2003-03-14 2005-06-16 Chen James C. Device for distal protection and treatment of blood vessels
US7744620B2 (en) 2003-07-18 2010-06-29 Intervalve, Inc. Valvuloplasty catheter
US20070038283A1 (en) * 2004-02-06 2007-02-15 Mustapha Jihad A Ostial stent and balloon
EP1722845A1 (en) * 2004-03-08 2006-11-22 Medilator Catheter and method for dilating a body passageway
JP4713573B2 (ja) * 2004-03-31 2011-06-29 クック・インコーポレイテッド ステント展開装置
US8048145B2 (en) 2004-07-22 2011-11-01 Endologix, Inc. Graft systems having filling structures supported by scaffolds and methods for their use
US8262605B2 (en) 2004-12-09 2012-09-11 Ams Research Corporation Needleless delivery systems
US20060155356A1 (en) * 2005-01-13 2006-07-13 Israel Henry M Balloon catheter
US20060183974A1 (en) * 2005-02-14 2006-08-17 Sightline Technologies Ltd. Endoscope With Improved Maneuverability
US7862601B2 (en) * 2005-05-23 2011-01-04 Incept Llc Apparatus and methods for delivering a stent into an ostium
US9034025B2 (en) 2005-05-23 2015-05-19 Ostial Corporation Balloon catheters and methods for use
WO2007008600A2 (en) 2005-07-07 2007-01-18 Nellix, Inc. Systems and methods for endovascular aneurysm treatment
JP5000656B2 (ja) * 2005-08-22 2012-08-15 インセプト・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー フレア展開ステント、ならびにこれを製造・使用する装置および方法
US7766893B2 (en) * 2005-12-07 2010-08-03 Boston Scientific Scimed, Inc. Tapered multi-chamber balloon
US20090312696A1 (en) * 2005-12-28 2009-12-17 Copa Vincent G Devices, Systems, and Related Methods for Delivery of Fluid to Tissue
US8414611B2 (en) * 2006-11-03 2013-04-09 Boston Scientific Scimed, Inc. Main vessel constraining side-branch access balloon
US8398695B2 (en) * 2006-11-03 2013-03-19 Boston Scientific Scimed, Inc. Side branch stenting system using a main vessel constraining side branch access balloon and side branching stent
US20080119823A1 (en) * 2006-11-21 2008-05-22 Crank Justin M Injection Tube for Jet Injection Device
JP2008212563A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Fujinon Corp 医療器具用チューブの端部加工方法
CA2721950A1 (en) 2008-04-25 2009-10-29 Nellix, Inc. Stent graft delivery system
AU2009244447B2 (en) * 2008-05-06 2013-09-19 The Cleveland Clinic Foundation Balloon for a body lumen and method of use
EP2299931B1 (en) * 2008-06-04 2020-01-08 Endologix, Inc. Sealing apparatus
US8216498B2 (en) 2008-09-10 2012-07-10 Boston Scientific Scimed, Inc. Catheter having a coextruded fluoropolymer layer
WO2010042869A1 (en) * 2008-10-10 2010-04-15 Intervalve, Inc. Valvuloplasty catheter and methods
FR2938441B1 (fr) * 2008-11-19 2011-12-30 Pierre Sarradon Dispositif d'angioplastie
US20110276078A1 (en) 2009-12-30 2011-11-10 Nellix, Inc. Filling structure for a graft system and methods of use
US8147526B2 (en) * 2010-02-26 2012-04-03 Kyphon Sarl Interspinous process spacer diagnostic parallel balloon catheter and methods of use
US20120116350A1 (en) * 2010-07-07 2012-05-10 Reverse Medical Corporation Translation dilator and stand alone vascular guide catheter
EP2616130A1 (en) 2010-09-13 2013-07-24 Intervalve, Inc. Positionable valvuloplasty catheter
US20120078039A1 (en) * 2010-09-27 2012-03-29 Kok-Ming Tai Dilation Device for Placing Catheter Tubes
US20120136384A1 (en) * 2010-11-30 2012-05-31 Simple Endovascular, Llc Graduated arterial dilation balloon catheter
US8801768B2 (en) 2011-01-21 2014-08-12 Endologix, Inc. Graft systems having semi-permeable filling structures and methods for their use
JP5976777B2 (ja) 2011-04-06 2016-08-24 エンドーロジックス インコーポレイテッド 血管内動脈瘤治療のための方法およびシステム
WO2013003450A1 (en) 2011-06-27 2013-01-03 Boston Scientific Scimed, Inc. Stent delivery systems and methods for making and using stent delivery systems
US9314370B2 (en) 2011-09-28 2016-04-19 Zoll Circulation, Inc. Self-centering patient temperature control catheter
EP2887905B1 (en) * 2012-08-22 2020-03-11 Krishnan, Subramaniam, Chitoor Systems for accessing a pericardial space and preventing strokes arising from the left atrial appendage
US20140171912A1 (en) * 2012-12-18 2014-06-19 California Institute Of Technology Drug-eluting angioplasty balloon systems
US10201638B2 (en) 2013-03-14 2019-02-12 Endologix, Inc. Systems and methods for forming materials in situ within a medical device
US9486347B2 (en) 2013-12-18 2016-11-08 Timothy A. M. Chuter Balloon catheters and systems and methods for delivering stents using such catheters
WO2015131086A1 (en) * 2014-02-27 2015-09-03 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems for delivering drugs to a treatment site
EP3349835B1 (en) 2015-06-30 2020-08-05 Cosette, Lee & Harrison, LLC Endovascular catheter with multiple capabilities
US11903795B2 (en) * 2017-09-20 2024-02-20 Ear Tech Llc Method and apparatus for treating a malformed Eustachian tube
CN110192901A (zh) 2018-02-27 2019-09-03 上海科赐医疗技术有限公司 球囊牵拉装置及其制造方法
USD879958S1 (en) * 2018-07-18 2020-03-31 Shanghaí Kecì Medical Technology Co., Ltd. Medical balloon Group
JP2022521269A (ja) * 2019-02-20 2022-04-06 アブダラ マハムード エルタラウィ,モハマド 圧力可変動脈バルーン
EP3797817A1 (en) * 2019-09-26 2021-03-31 Kölbel, Tilo Balloon devices
WO2022204719A1 (en) * 2021-03-26 2022-09-29 DIXI Neurolab, Inc. Apparatus with double balloon for treating trigeminal neuralgia

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US550238A (en) * 1895-11-26 Horace russel allen
US2799273A (en) * 1955-03-22 1957-07-16 Vincent J Oddo Haemostatic catheter
US3045677A (en) * 1960-05-03 1962-07-24 American Cystoscope Makers Inc Inflatable balloon catheter
US4148307A (en) * 1975-12-26 1979-04-10 Olympus Optical Company Limited Tubular medical instrument having a flexible sheath driven by a plurality of cuffs
US4091816A (en) * 1977-01-28 1978-05-30 Elam James O Double cuffed endotracheal tube
CH616337A5 (ja) * 1977-10-21 1980-03-31 Schneider Medintag Ag
US4327736A (en) * 1979-11-20 1982-05-04 Kanji Inoue Balloon catheter
US4295464A (en) * 1980-03-21 1981-10-20 Shihata Alfred A Ureteric stone extractor with two ballooned catheters
US4338942A (en) * 1980-10-20 1982-07-13 Fogarty Thomas J Dilatation catherter apparatus
US4456011A (en) * 1980-12-22 1984-06-26 Irene Warnecke Balloon-catheter
US4404971A (en) * 1981-04-03 1983-09-20 Leveen Harry H Dual balloon catheter
US4520823A (en) * 1981-04-03 1985-06-04 Leveen Harry H Catheter with separable balloons
US4467790A (en) * 1981-04-13 1984-08-28 Peter Schiff Percutaneous balloon
DE3235974A1 (de) * 1981-11-24 1983-06-01 Volkmar Dipl.-Ing. Merkel (FH), 8520 Erlangen Vorrichtung zur entfernung bzw. zur aufweitung von engstellen in koerperfluessigkeit fuehrenden gefaessen
CH654214A5 (en) * 1981-12-12 1986-02-14 Schneider Medintag Ag Dilating catheter arrangement
US4430076A (en) * 1982-02-04 1984-02-07 Harris James H Combined uterine injector and manipulative device
US4423725A (en) * 1982-03-31 1984-01-03 Baran Ostap E Multiple surgical cuff
US4445892A (en) * 1982-05-06 1984-05-01 Laserscope, Inc. Dual balloon catheter device
US4527549A (en) * 1982-08-05 1985-07-09 Shelhigh Inc. Method of and means for intraaortic assist
US4581017B1 (en) * 1983-03-07 1994-05-17 Bard Inc C R Catheter systems
US4554929A (en) * 1983-07-13 1985-11-26 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Catheter guide wire with short spring tip and method of using the same
US4546759A (en) * 1983-07-29 1985-10-15 Mladen Solar Method and apparatus for assisting human heart function
US4571240A (en) * 1983-08-12 1986-02-18 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Catheter having encapsulated tip marker
US4573470A (en) * 1984-05-30 1986-03-04 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Low-profile steerable intraoperative balloon dilitation catheter
US5102390A (en) * 1985-05-02 1992-04-07 C. R. Bard, Inc. Microdilatation probe and system for performing angioplasty in highly stenosed blood vessels
US4641654A (en) * 1985-07-30 1987-02-10 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Steerable balloon dilatation catheter assembly having dye injection and pressure measurement capabilities
US4655746A (en) * 1985-12-02 1987-04-07 Target Therapeutics Catheter device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505470A (ja) * 2006-10-02 2010-02-25 ボストン サイエンティフィック リミテッド 接合二重バルーンカテーテル

Also Published As

Publication number Publication date
AU599137B2 (en) 1990-07-12
EP0260107A2 (en) 1988-03-16
DE3779710D1 (de) 1992-07-16
CA1318206C (en) 1993-05-25
JPH0370979B2 (ja) 1991-11-11
US4763654A (en) 1988-08-16
EP0260107A3 (en) 1988-11-23
AU7823387A (en) 1988-03-17
EP0260107B1 (en) 1992-06-10
DE3779710T2 (de) 1993-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63132668A (ja) カテ−テル
US4990139A (en) Tandem independently inflatable/deflatable multiple diameter balloon angioplasty catheter systems
EP0261831B1 (en) Concentric independently inflatable/deflatable multiple diameter balloon angioplasty catheter systems and method of use
EP0362268B1 (en) Limacon geometry balloon angioplasty catheter systems and method of making same
US5071406A (en) Limacon geometry balloon angioplasty catheter systems
JP2812713B2 (ja) カテーテル及びその組立体
JP3631139B2 (ja) 二股カテーテルアッセンブリ
US8216294B2 (en) Catheter with disruptable guidewire channel
US4581017A (en) Catheter systems
US5876426A (en) System and method of providing a blood-free interface for intravascular light delivery
US7238168B2 (en) Exchangeable catheter
EP0853956B1 (en) Low profile dilation catheter
JPS63238877A (ja) 灌流型バルーン膨脹装置及びそのカテーテル
JPH06507105A (ja) ガイドワイヤー末端内腔及び中間部材を備える血管内カテーテル
JPS63145667A (ja) 可撓性を調整自在のカテ−テル
JP2984937B2 (ja) バルーンカテーテル
US20200205887A1 (en) Ablation Balloon Catheter Allowing Blood Flow
CN117100981A (zh) 一种棘突药物双球囊导管及其制作方法
JPH1033685A (ja) 医療用バルーンカテーテル