JPS6313242B2 - - Google Patents

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JPS6313242B2
JPS6313242B2 JP56034592A JP3459281A JPS6313242B2 JP S6313242 B2 JPS6313242 B2 JP S6313242B2 JP 56034592 A JP56034592 A JP 56034592A JP 3459281 A JP3459281 A JP 3459281A JP S6313242 B2 JPS6313242 B2 JP S6313242B2
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JP
Japan
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recording
magnetic
tape
magnetization
current
Prior art date
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Application number
JP56034592A
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English (en)
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JPS57150110A (en
Inventor
Tatsuo Fujiwara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS57150110A publication Critical patent/JPS57150110A/ja
Publication of JPS6313242B2 publication Critical patent/JPS6313242B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は磁気記録装置に係り、特に小さい記
録電流により記録が可能な、垂直磁化記録方式に
よる磁気記録装置に関する。
(従来の技術) 磁気記録方式においては、より一層の長時間記
録を実現するために磁気記録媒体の記録密度の向
上が強く望まれている。
その一つの解決策として、近年、磁気テープの
面に垂直な磁化容易軸を持つCo−Crスパツタ膜
へ、主磁極、補助磁極と呼ばれる磁気テープを挟
む二つの磁極からなる構造の記録ヘツドにより記
録を行なう垂直磁化記録方式の提案がなされてい
る(岩崎:固体物理12.2P.39.1977年)。
ところでこのように磁気テープを挟む構造の記
録ヘツドを用いる場合には、記録再生装置の構造
設計上の制約が大きく、回転記録ヘツド等への応
用が困難である。
このような問題点を解決するための一つの手段
として、従来から用いられているリング形記録ヘ
ツドにより、Co−Cr垂直磁化テープに磁気記録
を行なつたことが報告されている(岩崎・鈴木:
昭和55年度電気関係学会東北支部連合大会1A7)。
(発明が解決しようとする問題点) しかるに、リング形記録ヘツドは、従来の面内
磁化記録のための面内方向の磁界を発生させるた
めに適したものであり、垂直方向の磁界成分が小
さく記録効率の面で問題がある。
特に、後述するように、導電性を有する記録媒
体へ記録を行なう場合には、記録媒体が発生する
渦電流によると考えられる高周波領域において記
録磁界が弱められる効果があり、記録効率がさら
に減少するという問題がある。
以下この点について、第3図ないし第5図を参
照して説明する。
第3図に、Co−Cr垂直磁化テープにリング形
記録ヘツド(フエライトヘツド)を用いて磁気記
録を行なつた場合の周波数に対する記録電流の変
化を示す。ここにいう記録電流は、第4図に示す
ように、飽和出力の90%を与える記録電流であ
り、テープ速度Vを変化させ、記録波長λが1μ
mと一定になるように周波数fを変化させて測定
したものである。
ここでf=V/λである。
なお、第3図の記録電流は低い周波数での記録
電流を基準とした相対値により示してある。
この測定結果からも明らかなように、従来の
Co−Cr垂直磁化テープを用いて垂直磁化方式に
より磁化記録を行なつた場合には、記録電流値は
周波数の上昇に従つて上昇し、次第に記録が困難
になつてくる。
この記録電流値の上昇の原因としては、記録ヘ
ツドの高周波による損失および記録媒体(この場
合はCo−Cr膜)の渦電流による損失が考えられ
るが、使用したリング形記録ヘツドは高周波によ
る損失の少ないフエライトヘツドであり、フエラ
イトヘツドによる損失は、第3図に示された変化
に比べてはるかに小さいことが多くの実験から確
認されている。
従つて、第3図に示された記録電流の増大は、
Co−Crテープの渦電流による損失であると考え
られる。
すなわち、Co−Cr垂直磁化テープは、スパツ
ターにより作製された連続的金属膜であるため導
電性を有し、一方このテープに垂直磁化記録を行
なうにはテープ面に垂直な磁界を印加する必要が
あるため、垂直磁化記録時にテープ面に加えられ
る垂直な磁界によりテープ内に渦電流が生じ、こ
の渦電流が記録電流により加えられた磁界を弱め
る作用をするのである。
そもそもリング形記録ヘツドは、第3図に示す
ように、本来、従来形の面内記録方式に適するよ
うな面内方向の磁界(第5図においてx方向)を
有効に発生させる構造を有するものであり、リン
グ形記録ヘツド5により発生される垂直成分(y
方向成分)は面内方向成分に比べて小さくなつて
いる。なお、第5図には、一定の電流を記録ヘツ
ドコイルに加えた場合に発生するx方向およびy
方向磁界の大きさを比較して示してある。
すなわち同図において、x方向磁界をHx、y
方向磁界をHyとすると、Hx=Hyとなる磁気テ
ープ6の磁化領域は、dy〜dx/2であり、y方
向磁界による磁化領域はx方向のそれに比較して
1/2と小さくなつているのである。
このように、リング形記録ヘツド5を用いた従
来の垂直磁化記録方式においては、弱いy方向磁
界を利用するため、第3図に示すような他の損失
が加わつてくるとますます記録が困難となつてく
る。
特に垂直磁化記録を高速デイジタルメモリ等に
応用する場合には扱う周波数が高くなるため、こ
の渦電流によると考えられる損失が重大な問題と
なつていた。
またさらに、Co−Cr垂直磁化テープの磁性膜
は硬質の金属膜であるため、記録再生にあたつて
記録ヘツドとの接触性が悪く、問題があると記録
ヘツドの摩耗が大きいという難点があつた。
従つて、リング形記録ヘツドを用いて垂直磁化
記録を行なう方式においては、このような周波数
が高くなることにより損失が増大することがな
く、しかも記録ヘツドと垂直磁化テープとの接触
性が良好で、記録ヘツドが摩耗し難い磁気記録装
置の実現が強く望まれていた。
本発明者は、このような欠点のない記録装置を
開発すべく、渦電流損失の少ない記録テープにつ
いて各種の検討を行なつた結果、記録テープ磁性
層を非導電性にすることにより、上述した高周波
領域における損失の増大を防止することができ、
しかも記録ヘツドと磁気記録媒体との接触性が良
好で、記録ヘツドの摩耗も少ない磁気記録装置が
得られることを見出した。
本発明はこのような知見に基づいてなされたも
ので、高周波領域においても、小さい記録電流に
より記録が可能で、記録ヘツドと磁気記録媒体と
の接触性が良好で、記録ヘツドの摩耗し難い、垂
直磁化記録方式による磁気記録装置を提供するこ
とを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) すなわち本発明の磁気記録装置は、磁化容易軸
方向の直径をD1、それと直交する2方向の直径
をそれぞれD2、D3としたとき、D1≦D2、D1≦D3
である六方晶系フエライト磁性粒子を、非導電性
バインダー中に分散させて記録媒体基板上に被覆
してなる磁気記録媒体と、この磁気記録媒体上に
記録を行なうリング形記録ヘツドとを備えている
ことを特徴としている。
上記六方晶系フエライトとしては、例えば特開
昭55−86103号公報に記載された六方晶系フエラ
イト微粉末を使用することができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明
する。
本発明の磁気記録装置に用いられる磁気記録媒
体は、ポリエステルテープのような記録媒体基板
上へ、磁化容易軸方向の直径をD1、それと直交
する2方向の直径をそれぞれD2、D3としたとき、
D1≦D2、D1≦D3である磁性粒子、例えば第5図
に示すようなリン片方状六方晶系バリウムフエラ
イト磁性粉(0.1μm)を、非導電性の有機バイン
ダー中に分散させて塗布し、例えば垂直方向に磁
界をかけることにより、その磁化容易軸を記録媒
体基板上の面へ直交するよう配向させて製造され
る。
このように、本発明の、磁気記録媒体の磁性層
に分散された磁性粉は磁化容易軸が、記録媒体基
板上面にほぼ垂直に配向していることが望まし
く、特に、垂直磁化記録の特長、すなわち短波長
における出力を大きくするためには、記録媒体基
板の表面近傍において充分に垂直配向しているこ
とが望ましい。これは、短波長における出力は、
記録媒体基板上のごく表面の磁化だけが有効に働
き、それ以上内部の磁化は出力に寄与しないため
である。一般に波長の1/4程度の磁性層があれば、
充分な短波長出力が得られる。
従つて、1μmの波長を有効に記録再生するた
めには、表面より0.25μmの間の磁性層における
磁性粒子がその磁化容易軸を充分垂直配向してお
ればよい。
磁化容易軸の垂直配向を良好に行なわせるため
には、この磁気記録媒体に用いる磁性粉は、磁化
容易軸方向の直径D1が、他の直交する2方向の
直径をD2およびD3としたとき、これらの直径以
下であることが必要である。
すなわち、磁化容易軸方向の直径D1が他の直
交する2方向の直径D2、D3より大きいと、塗布
後乾燥の際の磁性層の収縮、およびその後の表面
処理工程(カレンダ処理)において表面に加えら
れるシエアストレス等により磁性粉には長い直径
が面に平行になろうとする力が働き、磁化容易軸
が記録媒体基板面に垂直に配向し難くなるためで
ある。
なお、第2図に示すような D1≪D2、D1≪D3 の磁化容易軸D1を持つリン片状六方晶系フエラ
イト磁性粉(直径約0.1μm)をテープのような記
録媒体基板上に塗布することにより、磁気記録媒
体を製造する場合には、その塗布、乾燥あるいは
表面処理工程において、磁化容易軸がテープ面に
対して垂直配向し易くなつているので、特別な配
向処理をしなくとも垂直磁化記録が可能な磁気記
録媒体を得ることができる。
また、D1≪D2、D1≪D3となる磁化容易軸D1
持つ磁性粉であれば、第2図に示した形状のリン
片状六方晶バリウムフエライト磁性粉以外の形状
の六方晶系フエライト磁性粉も使用することがで
きる。
本発明の磁気記録装置は、このようにして得た
磁気記録媒体に、リング形記録ヘツドを用いて磁
気記録を行なう構成となつている。
第1図は、本発明の磁気記録装置を用いて、垂
直磁化テープの非導電性磁性層に垂直磁化記録を
行なつたときの記録電流の周波数に対する変化を
示すグラフである。なお、この装置に用いた垂直
磁化テープは、第2図に示すようなD1≪D2、D1
≪D3の磁化容易軸D1を持つリン片状六方晶系バ
リウムフエライト磁性粉(直径約0.1μm)をポリ
エステルテープ上に塗布し磁場配向して形成した
ものである。また、第1図における記録電流も第
3図におけると同じ低い周波数での記録電流を基
準とした相対値である。
第1図に示した結果から明らかなように、本発
明の磁化記録装置を用いた場合には、第3図に示
されたような、渦電流によると考えられる周波数
の増加に伴う記録電流の上昇は認められない。
従つて、この実施例の磁気記録装置は、高速デ
イジタルメモリなどの信号でもリング形ヘツドを
用いて有効に垂直磁化記録を行なうことができ
る。またこの垂直磁化テープは、リング形記録ヘ
ツドとの接触がよく、リング形記録ヘツドに対す
る摩耗の影響もほとんど認められなかつた。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の磁気記録装置
は、短波長領域における記録電流の増加がなく、
また使用する磁気記録媒体は、スパツタ法により
作る磁気記録媒体に比較し、非常に生産コストが
低く、柔軟性を有するので、リング形記録ヘツド
との接触もよく、かつ軟らかいためヘツドの摩耗
が少ない等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録装置による周波数に
対する記録電流の変化を示す図、第2図は本発明
の実施例に用いた垂直磁化テープの製造に使用し
た磁性粉を示す図、第3図は従来の磁気記録装置
による周波数に対する記録電流の変化を示す図、
第4図は記録電流のきめ方を示す図、第5図はリ
ング形記録ヘツドによる磁化領域を説明する図。 1……リング形記録ヘツド、2……磁気テー
プ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁化容易軸方向の直径をD1、それと直交す
    る2方向の直径をそれぞれD2、D3としたとき、
    D1≦D2、D1≦D3である六方晶系フエライト磁性
    粒子を、非導電性バインダー中に分散させて記録
    媒体基板上に被覆してなる磁気記録媒体と、この
    磁気記録媒体上に記録を行なうリング形記録ヘツ
    ドとを備えていることを特徴とする磁気記録装
    置。
JP56034592A 1981-03-12 1981-03-12 Magnetic reocrding system Granted JPS57150110A (en)

Priority Applications (1)

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JP56034592A JPS57150110A (en) 1981-03-12 1981-03-12 Magnetic reocrding system

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JP56034592A JPS57150110A (en) 1981-03-12 1981-03-12 Magnetic reocrding system

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JP61203135A Division JPS6297105A (ja) 1986-08-29 1986-08-29 ビデオテ−プレコ−ダ装置

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JPS57150110A JPS57150110A (en) 1982-09-16
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JPS5996532A (ja) * 1982-11-25 1984-06-04 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録体
JPH0760514B2 (ja) * 1989-09-11 1995-06-28 株式会社東芝 磁気記録媒体及びその製造方法

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