JPS63132065A - サ−マルヘツド支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、サーマルヘッド支持装置に関する。

従来の技術 従来、第８図に示すように、記録紙１を間にしてプラテ
ン２と対向するサーマルヘッド３をヘッドホルダ５１に
固定し、プラテン２とともに合成樹脂製のフレーム（図
示せず）に保持された軸５２により、ヘッドホルダ５１
と支持部材５３とを回動自在に連結し、ヘッドホルダ５
１を発条５４によりプラテン２側に付勢し、記録紙１を
セットする時はヘッドホルダ５１を上方へ回動させ、印
字時には光条５４の圧力によりサーマルヘッド３をプラ
テン２に圧接するようにしたサーマルプリンタが存する
。

発明か解決しようとする問題点 しかし、合成樹脂製のフレームを形成する時に、プラテ
ン２を保持する孔と軸５２を保持する孔との距離にバラ
ツキが生じる。このため、ヘッドホルダ５１の位置が軸
５２の位置のバラツキにより狂い、また、プラテン２の
位置が狂う。このように、記録紙１の送り方向に対する
サーマルヘッド３の位置が狂う要因が増えるため、印字
品質に影響があり、製作も困難である。

問題点を解決するための手段 円筒形のプラテンに接触されるサーマルヘッドが保持さ
れたヘッドホルダを設け、前記プラテン上の記録紙の送
り方向に沿わせてこのプラテンに対して相対的に変位す
る板金製の支持部材を設け、前記ヘッドホルダの両側面
と前記支持部材の両側面とに前記プラテンの軸心と平行
な軸心をもって回動自在に嵌合するヒンジ部を形成し、
前記プラテンの両端から突出する軸部を回転自在に保持
する切欠状の軸受部を前記ヒンジ部に対する相対位置を
定めて前記支持部材に形成する。

作用 したがって、プラテンとサーマルヘッドとの間に記録紙
等をセットする時は、ヒンジ部を支点にヘッドホルダを
回動する。組立に際しては、ヒンジ部によりヘッドホル
ダが連結された支持部材をプラテン上の記録紙送り方向
に沿わせて相対的に変位させ軸受部とプラテンの軸部と
を嵌合させる。

軸受部とヒンジ部とは板金製の支持部材に形成されるた
め両者の相対位置の精度を高めることが容易であり、し
たがって、プラテンに対するサーマルヘッドの位置を正
確に定めることが可能である。

実施例 この発明の第一の実施例を第１図及び第２図に基づいて
説明する。プリンタのフレーム（図示せず）にはロール
状に春画された記録紙１を保持する保持部（図示せず）
と、プラテン２の両端から突出する軸部４を回転自在に
保持する軸受（図示せず）と、支持部材５をプラテン２
の軸心と平行な軸心をもって回動自在に保持する支軸６
とが設けられている。サーマルヘッド３が固定されたヘ
ッドホルダ７の両側にはヒンジ部である円筒形の突部８
が形成され、プラテン２の軸心と平行な軸心をもってこ
れらの突部８に嵌合されたヒンジ部である円孔９が支持
部材５の両側面に形成されている。さらに、支持部材５
には、支軸６に回動自在に嵌合された長孔１ｏと、ヘッ
ドホルダ７の先端部両側との間で発条１１を圧縮する突
片１２と、ヘッドホルダ７の後端に対向するストッパ１
３と、プラテン２の軸部４に嵌合される半円形で切欠状
の軸受部１４とが一体的にプレス加工されている。

長孔ｌＯの長手方向は、プラテン２上の記録紙１の送り
方向に沿う方向に一致する。そして、円孔９と軸受部１
４と長孔ｌｏとは、同一の金型により同一の剪断工程で
一度に加工されるため、王者の相対位置は極めて正確に
維持されている。

このような構成において、ヘッドホルダ７は両側から突
出する突部８を円孔９に嵌合することにより支持部材５
に組立られる。そして、第１図に実線で示す状態から仮
想線で示す状態のように、支軸６を中心に支持部材５を
回動することにより、軸受部１４とプラテン２の軸部４
とを嵌合する。

この時、プラテン２と支軸６との中心距離に許容範囲を
越えるバラツキが生じている場合には、長孔１０の形成
によって支持部材５が記録紙１の送り方向に沿って変位
しつるため、軸部４と軸受部１４とは僅かの嵌合公差内
の寸法に定められていても確実に嵌合する。そして、ヘ
ッドホルダ７の回動中心からサーマルヘッド３の発熱部
までの距離に対応して円孔９と軸受部１４との相対位置
が定められているため、プラテン２の中心を通る平面上
でサーマルヘッド３の発熱部をプラテン２の外周に弾発
的に接触させることができる。プラテン２とサーマルヘ
ッド３との間に記録紙１を通す場合は、第１図に実線で
示すように、支持部材５を上方へ回動させる。この時、
ヘッドホルダ７は発条１１により下方へ付勢されている
が、後部がストッパ１３に当接するため下方へ過剰に回
動することはない。

なお、軸受部１４は支ＭＳを中心として弧状の軌跡を描
いて移動するため、第３図に示すように、軸受部１４の
底から軸受部１４の中心を通るＨ２Ｓに至る間において
、両側に拡開する面取１６を形成することにより、軸受
部１４と軸部４とを容易に嵌合させることができる。ま
た、同様の目的を達成するためには第４図に示すように
、軸受部１４の両内側面１７を支軸６を中心とする半径
に沿わせても弧状に形成しても良い。さらに、第５図に
示すように、プラテン２の軸部４を支承するスリーブＩ
８を軸受部１４により保持しても良い。

これにより、プラテン２の回転運動をより一層円滑にす
ることができる。

次いで、この発明の第二の実施例を第６図及び第７図に
基づいて説明する。前記実施例と同一部分は同一符号を
用い説明も省略する。この実施例は、支持部材５の両側
にヒンジ部である長孔１９を形成したものである。二〇
長孔１９はヘッドホルダ７の突部８を回動自在及び上下
移動自在に保持するために、その長手方向は、プラテン
２に対するサーマルヘッド３の接離方向と平行である。

したがって、プラテン２の軸心に対して平行な軸心上に
突部８が位置していない場合でも、発条１１の圧力を受
けたヘッドホルダ７が左右方向に変位し、プラテン２の
どの部分においてもサーマルヘッド３を均一に接触させ
ることができる。

前記実施例において、支持部材５をプラテン２上の記録
紙１の送り方向に沿わせてこのプラテン２に対して相対
的に変位させる手段として、支持部材５に支軸６に嵌合
される長孔１０を形成したが、支軸６に対して回動動作
のみを許容される円孔を支持部材５に形成し、代りにプ
ラテン２の軸部４を記録紙１の送り方向に沿わせて変位
自在に保持する孔をフレームに形成しても良い。

発明の効果 この発明は上述のように構成したので、プラテンとサー
マルヘッドとの間に記録紙等をセットする時は、ヒンジ
部を支点にヘッドホルダを回動するが、組立に際しては
、ヒンジ部によりヘッドホルダが連結された支持部材を
プラテン上の記録紙の送り方向に沿わせて相対的に変位
させ軸受部とプラテンの軸部とを嵌合させることができ
、また、軸受部とヒンジ部とは板金製の支持部材に形成
されるため両者の相対位置の精度を高めることが容易で
あり、したがって、プラテンに対するサーマルヘッドの
位置を正確に、かつ、容易に定めることができ、これに
より、印字品質を向上させることができる効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明の第一の実施例を示すもの
で、第１図は縦断側面図、第２図は支持部材の側面図、
第３図及び第４図は変形例を示す縦断側面図、第５図は
変形例を示す一部の側面図、第６図及び第７図はこの発
明の第二の実施例を示すもので、第６図は縦断側面図、
第７図は縦断正面図、第８図は従来例を示す側面図であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、円筒形のプラテンに接触されるサーマルヘッドが保
   持されたヘッドホルダを設け、前記プラテン上の記録紙
   の送り方向に沿わせてこのプラテンに対して相対的に変
   位する板金製の支持部材を設け、前記ヘッドホルダの両
   側面と前記支持部材の両側面とに前記プラテンの軸心と
   平行な軸心をもつて回動自在に嵌合するヒンジ部を形成
   し、前記プラテンの両端から突出する軸部を回転自在に
   保持する切欠状の軸受部を前記ヒンジ部に対する相対位
   置を定めて前記支持部材に形成したことを特徴とするサ
   ーマルヘッド支持装置。 ２、ヒンジ部の一方を円筒形の突部とし、他方をプラテ
   ンに対すサーマルヘッドの接離方向と平行な方向に長い
   長孔としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のサーマルヘッド支持装置。