JPS6313057Y2 - - Google Patents

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JPS6313057Y2
JPS6313057Y2 JP16216879U JP16216879U JPS6313057Y2 JP S6313057 Y2 JPS6313057 Y2 JP S6313057Y2 JP 16216879 U JP16216879 U JP 16216879U JP 16216879 U JP16216879 U JP 16216879U JP S6313057 Y2 JPS6313057 Y2 JP S6313057Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
cab
tightening band
vibration
vehicle
Prior art date
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Expired
Application number
JP16216879U
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English (en)
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JPS5679418U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用燃料タンク、特に容量を増大さ
せるために横巾に対して縦方向が長い略直方体に
構成された車両用燃料タンクの改良に関するもの
である。
従来の車両では、車両の設計上、同一種類のシ
ヤシに対して異なるキヤブを搭載したり、反対に
同一種類のキヤブに対して長さの異なるシヤシを
採用することがある。
例えばシヤシをそのままにして、キヤブのみを
シングルキヤブからダブルキヤブに変更する場合
は、キヤブ後方の長さが延長された分だけ、シヤ
シに取付けられる装置、部品が制約を受け、それ
らの大きさ、形状等の変更が余儀なくされるもの
である。
上述のように、キヤブの変更によつて制約を受
ける部品の一つとして燃料タンクがあり、その燃
料タンクはその巾方向には車巾によつて制限され
ており、底面方向には最低地上高の確保のため
に、現在以上に下げることができず、前後方向に
は満タン時の重量を考慮してその支持安定のため
に前後車輪間に他の装置、部品との位置関係を保
ちつつ設けられるので、前後方向の変移は殆ど許
容されないのが実情である。
そこで、シヤシに対する燃料タンクの取付位置
を変えることなく、キヤブをシングルキヤブより
ダブルキヤブに変更しようとすると、キヤブ下方
にくるタンク部分はその高さを低くせざるを得な
い。
従つて、従来の直方体の燃料タンクと同一容量
を前記実情を考慮しながら確保しようとすると、
ダブルキヤブを外れた燃料タンクの後方部分の高
さを上方へ増大せざるを得ないから、燃料タンク
の前方部分と後方部分との間の中央部即ち長手方
向中央部の上面に段差が生じ、そこに前下りの傾
斜面が形成される。
このように、上面中央部に傾斜面を形成された
燃料タンクを従来車両と同様にその前端及び後端
においてシヤシフレーム側に支持即ち両端支持さ
せた場合、本考案者等の実験によるとシヤシフレ
ームからの振動伝達により、前記傾斜面を有する
部分に応力集中が発生し、振動の最大振幅もそこ
に生じ、しかもこの現象は、燃料タンク内に燃料
をリザーブしている場合に顕著となることが判明
した。
また、シヤシフレームからの振動伝達により応
力集中が発生し、振動の最大振幅も生ずる上面中
央部の前記傾斜面の端部即ち前記傾斜面の両側と
水平面部との連結部分に亀裂が生じ、燃料タンク
を破損に至らしめることも判明した。
これに対して、実開昭52−162319号公報に示さ
れた考案の如く、単に燃料タンクの長手方向の適
宜2箇所をバンドで巻き車体に吊下げるのみでは
最大振幅を効果的に抑えることができない。
本考案は上記事実に基づき前記の如き上面に傾
斜面を形成した燃料タンクの振動低減効果を大な
らしめるため案出したもので、略直方体に構成さ
れかつ長手方向中央部に傾斜面を有する燃料タン
クの長手方向の両端を車体に支持するようにした
ものにおいて、振動により燃料タンク上下面に生
ずる振幅を簡単な構成で効果的に減衰することが
できる燃料タンクを提供しようとするもので、以
下、図示の実施例に基づいて具体的に説明する。
図において、1はキヤブをダブルキヤブとした
車両の燃料タンクで、断面型をなし開口部周囲
にフランジ11aを備えた上部部材11と、断面
型をなし開口部周囲にフランジ12aを備えた
下部部材12とからなり、前記両フランジ11a
と12aとが溶接により結合され略直方体に構成
されている。
更に、燃料タンク1の上部部材1には、ダブル
キヤブの採用により、キヤブ後方の長さが延長さ
れた分だけ低くされた前半部分の上面11cとタ
ンク容量確保のために前方部分の低くした分を補
うように高くされた後方部分の上面11eとの間
の中央部即ち長手方向中央部の上面11bに前下
りの傾斜面11dが形成されている。
前記燃料タンク1の長手方向の両端には、前記
フランジ11aの上面およびフランジ12aの下
面に各々取付板21および22が各々溶接によつ
て固着されており、該両取付板が車体構成部材で
あるサイドメンバー3に固定されたクロスメンバ
ー4および5に取付けられたブラケツト6および
7にボルト、ナツト等の締結手段81および82
によつて取付けられている。
以上のように略直方体に構成され、かつ長手方
向中央部の上面11bに前下りの傾斜面11dを
有する燃料タンク1においては、車体の振動によ
り、前記傾斜面11dの部分に最大振幅を有する
大きな振動が生ずる。このため、前記傾斜面11
dの端部即ち前記傾斜面11dとその両側におけ
る前記上面11bの水平面部との連結部の少なく
ともいずれか一方、この例では燃料タンクの前方
部分の上面11cに連結する側の端部の外周に締
付バンド9を装着する。
前記締付バンド9は、その両端に締付金具9a
および9bが取付けられており、該両締付金具9
aおよび9bがボルトナツト等の締付手段9cに
よつて締付け固定されるようになつている。
また、図中10aおよび10bは、締付バンド
9と上部部材11および下部部材12との間に装
着されたパツキングである。
本考案の車両用燃料タンク1は上述のように構
成したので、第4図に示した両端支持による燃料
タンク1の実験結果として得られた振動モード特
性から明らかなように、対策なし即ち締付バンド
9を装着しない場合の振動モード特性Aに比較し
て、締付バンド9を装着した場合の振動特性Bの
方が最大振幅を抑止でき、それにより燃料タンク
全体の振動振幅を減少させることができ、燃料タ
ンクの耐久性を向上させることができる。
本考案は以上のように略直方体に構成され、長
手方向中央部の上面に前下りの傾斜面を有する燃
料タンクの長手方向の両端を支持させ、前記傾斜
面の端部外周に締付バンドを装着してなるので、
最大振幅を抑止でき、それにより燃料タンク全体
の振動振幅を減少させることができ、燃料タンク
の耐久性を向上させることができる。しかも、本
考案によれば傾斜面の端部の外周に締付バンドを
装着するという簡単な構成により、振動振幅を効
果的に減少することができる。また、本考案によ
れば燃料タンクの長手方向の中央部に形成された
傾斜面の端部の外周に締付バンドを装着した構成
であるため、該締付バンドは他の部品に関係なく
装着できるので、燃料タンクの支持位置等の製作
誤差を吸収するための位置調整を不要とすること
ができる等の作用効果を有するものである。更
に、傾斜面の中央部でなく、その端部に締付バン
ドを装着するので、自動車の振動により前記締付
バンドの位置がずれたりすることがなく、確実な
締付バンドの装着が行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による燃料タンクの平面図、第
2図は同側面図、第3図は第2図における−
線断面図、第4図は両端支持による燃料タンクの
振動モード特性図である。 1:燃料タンク、11:上部部材、12:下部
部材、21,22:取付板、3:サイドメンバ
ー、4,5:クロスメンバー、6,7:ブラケツ
ト、81,82:締付手段、9:締付バンド、1
0a,10b:パツキン、11d:傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略直方体に構成され、長手方向中央部の上面に
    前下りの傾斜面を有する燃料タンクの長手方向の
    両端を車体に支持させ、前記傾斜面の端部外周に
    締付バンドを装着してなる車両用燃料タンク。
JP16216879U 1979-11-22 1979-11-22 Expired JPS6313057Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16216879U JPS6313057Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16216879U JPS6313057Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5679418U JPS5679418U (ja) 1981-06-27
JPS6313057Y2 true JPS6313057Y2 (ja) 1988-04-14

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ID=29673194

Family Applications (1)

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JP16216879U Expired JPS6313057Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22

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JP (1) JPS6313057Y2 (ja)

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JP2007253793A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 固定装置

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JPS5679418U (ja) 1981-06-27

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