JPS63130263A - ステンレス鋼材の鑞着固定方法 - Google Patents
ステンレス鋼材の鑞着固定方法Info
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- JPS63130263A JPS63130263A JP27790986A JP27790986A JPS63130263A JP S63130263 A JPS63130263 A JP S63130263A JP 27790986 A JP27790986 A JP 27790986A JP 27790986 A JP27790986 A JP 27790986A JP S63130263 A JPS63130263 A JP S63130263A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば管、棒、板等の材料、もしくはこれら
材料によって成型された各種部品及び製品からなるステ
ンレス鋼材と、ステンレス鋼材或いは他金属、例えば鉄
鋼材とを相互に鑞着するに際しての鑞着固定方法の改善
に関するものである。
材料によって成型された各種部品及び製品からなるステ
ンレス鋼材と、ステンレス鋼材或いは他金属、例えば鉄
鋼材とを相互に鑞着するに際しての鑞着固定方法の改善
に関するものである。
従来、ステンレス鋼材の鑞着固定方法としては、一般に
鑞着すべきステンレス鋼材側の表面に予めＣｕの被膜処
理を施して該Ｃｕの波膜を形成し、しかる後に鑞着部を
別途ＣＵの鍼拐により該瓜材を加熱熔融して鑞着せしめ
る方法によるか、或いはすでに本出願人によって提案さ
れた特公昭５５−４６２７４号公報に記載のように、前
記別途のＣｕによる鑞材に代って、すでに施したＣＵの
波膜より融点の低いＣｕ−ａｎによるＣｕ基合金を鑞材
として用いて該鑞材を加熱熔融して鑞着せしめる方法に
よるかして行われていた。
鑞着すべきステンレス鋼材側の表面に予めＣｕの被膜処
理を施して該Ｃｕの波膜を形成し、しかる後に鑞着部を
別途ＣＵの鍼拐により該瓜材を加熱熔融して鑞着せしめ
る方法によるか、或いはすでに本出願人によって提案さ
れた特公昭５５−４６２７４号公報に記載のように、前
記別途のＣｕによる鑞材に代って、すでに施したＣＵの
波膜より融点の低いＣｕ−ａｎによるＣｕ基合金を鑞材
として用いて該鑞材を加熱熔融して鑞着せしめる方法に
よるかして行われていた。
しかしながら、このような従来の鑞着固定方法において
は、前者にあっては予め施したＣｕの波膜まで熔融され
ることとなるため、ステンレス鋼材の鋼肌表面が露出し
て酸化クロムの生成により溶着の不完全を招くことにな
り、また後者におっては、確実な鑞着を得るための鑞材
としてのＣｕ−８ｎ合金の加熱に比較的狭い適正温度範
囲の制約を受ける傾向にあるため、概して温度管理面で
の煩わしさを招くこととなり、更に、前記合金の成分配
合のバラツキ、不均一に起因して予め施したＣｕ鍍波膜
の加熱１着に伴う融合化に不具合を生じ、しばしば鑞着
部に鑞着強度上の劣化を招く問題があった。
は、前者にあっては予め施したＣｕの波膜まで熔融され
ることとなるため、ステンレス鋼材の鋼肌表面が露出し
て酸化クロムの生成により溶着の不完全を招くことにな
り、また後者におっては、確実な鑞着を得るための鑞材
としてのＣｕ−８ｎ合金の加熱に比較的狭い適正温度範
囲の制約を受ける傾向にあるため、概して温度管理面で
の煩わしさを招くこととなり、更に、前記合金の成分配
合のバラツキ、不均一に起因して予め施したＣｕ鍍波膜
の加熱１着に伴う融合化に不具合を生じ、しばしば鑞着
部に鑞着強度上の劣化を招く問題があった。
本発明は、上１６した従来の問題を極めて効果的に解決
するため、ステンレス鋼材側の鑞着すべき表面を該表面
での活性化処理に続いてＮｉの被膜処理を施して該Ｎｉ
の波膜を形成することにより、その後のＣｕ、或いはＣ
ｕ−Ｚｎ５Ｃｕ−８ｎ等のＣｕ基合金からなる鑞材によ
る加熱熔融に際して、該鑞材に充分な・熔融温度差をも
って行わしめるようにすることにより、予め施したＮｉ
の波膜での熔融の憂いをなくし、更に加熱鑞着時の適用
する温度範囲を拡大して作業管埋金容易となし、安定し
た鑞着部を確実に得ることのできる方法を提案すること
を目的とするものである。
するため、ステンレス鋼材側の鑞着すべき表面を該表面
での活性化処理に続いてＮｉの被膜処理を施して該Ｎｉ
の波膜を形成することにより、その後のＣｕ、或いはＣ
ｕ−Ｚｎ５Ｃｕ−８ｎ等のＣｕ基合金からなる鑞材によ
る加熱熔融に際して、該鑞材に充分な・熔融温度差をも
って行わしめるようにすることにより、予め施したＮｉ
の波膜での熔融の憂いをなくし、更に加熱鑞着時の適用
する温度範囲を拡大して作業管埋金容易となし、安定し
た鑞着部を確実に得ることのできる方法を提案すること
を目的とするものである。
本発明は、ステンレス鋼材と、ステンレス鋼材或いは他
金属とを相互に鑞着するに際して、予めステンレス鋼材
側をアルカリ浴による′Ｉｔ解脱脂と、酸による陰極電
解とに伴う表面活性化処理を行わしめ、次いで電實法に
より鑞着すべき表面附近にＮｉの被膜処理を施して該Ｎ
ｉの波膜を形成し、［−かる後に相互の鑞着部をＣｕ、
或いはＣｕ基合金からなる鑞材により非酸化性の雰囲気
炉中で前記Ｎｉ鍍膜の融点以下の温度に加熱処理を行い
、前記１材を熔融して鑞着せしめたステンレス鋼材の′
：ｌＪ、着固定方法を要旨とするものである。
金属とを相互に鑞着するに際して、予めステンレス鋼材
側をアルカリ浴による′Ｉｔ解脱脂と、酸による陰極電
解とに伴う表面活性化処理を行わしめ、次いで電實法に
より鑞着すべき表面附近にＮｉの被膜処理を施して該Ｎ
ｉの波膜を形成し、［−かる後に相互の鑞着部をＣｕ、
或いはＣｕ基合金からなる鑞材により非酸化性の雰囲気
炉中で前記Ｎｉ鍍膜の融点以下の温度に加熱処理を行い
、前記１材を熔融して鑞着せしめたステンレス鋼材の′
：ｌＪ、着固定方法を要旨とするものである。
本発明では、ステンレス鋼材へのＮｉのλ膜を形成する
前に、ステンレス鋼材表面の不働態膜を除去する電解脱
脂処理と表面活性化処理を行う。
前に、ステンレス鋼材表面の不働態膜を除去する電解脱
脂処理と表面活性化処理を行う。
電解脱脂処理は、シアン或いはアミン類を官むアルカリ
浴に前記ステンレス鋼材を浸漬して行い、また、表面活
性化処理は１酸、硫酸等の酸で線層電解処理を施すこと
により行う。
浴に前記ステンレス鋼材を浸漬して行い、また、表面活
性化処理は１酸、硫酸等の酸で線層電解処理を施すこと
により行う。
これら前処理を施した後Ｎｉの波膜を通常のｖｉ′Ｒ法
てより形成する。その後Ｃｕ或いはＣｕ−Ｚｎ、Ｃｕ−
３ｎ等のＣｕ基合金からなる鑞材を用いて鑞着するか、
Ｃｕ或いはＣｕ基合金を用いた理由は、強度が高く且つ
融点が安定しているためであり、被加工物の形状や作業
条件により、棒状、線状、粉状又はペースト状で適用さ
れる。又、鑞着に用いられる炉は非酸化性の雰囲気に保
たれ、前記鑞材の融点より高く且つＮｉの融点より低い
温度、例えば、１．１００〜１，１５０°Ｃの加熱温度
で鑞材を熔融する。
てより形成する。その後Ｃｕ或いはＣｕ−Ｚｎ、Ｃｕ−
３ｎ等のＣｕ基合金からなる鑞材を用いて鑞着するか、
Ｃｕ或いはＣｕ基合金を用いた理由は、強度が高く且つ
融点が安定しているためであり、被加工物の形状や作業
条件により、棒状、線状、粉状又はペースト状で適用さ
れる。又、鑞着に用いられる炉は非酸化性の雰囲気に保
たれ、前記鑞材の融点より高く且つＮｉの融点より低い
温度、例えば、１．１００〜１，１５０°Ｃの加熱温度
で鑞材を熔融する。
この鑞材の熔融の際にＮｉの破嘆は熔融しないためステ
ンレス鋼肌表面で酸化クロムが生成されず、萱だ、鑞材
への加熱に伴ってＮｉの波膜の一部がステンレス鋼材側
の鋼肌表面に拡散して強固に結合することになる。
ンレス鋼肌表面で酸化クロムが生成されず、萱だ、鑞材
への加熱に伴ってＮｉの波膜の一部がステンレス鋼材側
の鋼肌表面に拡散して強固に結合することになる。
以下、本発明の一実施例を説明すれば、材質ＳＵ８３Ｑ
４、外径１８．０〜、肉厚０．８鬼、製品長５００〜か
らなるステンレス鋼管材を、−肌表面の不働態膜の除去
による活性化処理として、市販の脱脂溶液（ユケン工業
社製、品名／ｑクナＫ ０４１ ） 、浴温ω”ｃ、’
ｒｔｔ流密度５Ａ／ｄｍ２、時間３分間で陰陽極交互に
よる電解脱脂を行った後、水洗し、更に引続き１８チ塩
酸にグリシン０．５ ％添加した水溶液による液温蜀°
Ｃ，電流密夏１．５Ａ／ｄｍ２、時間２分間で陰極電解
を行い、水洗してこれら一連の前処理を行った。次いで
ステンレス鋼管材の鑞着すべき管端部附近を硫酸Ｎｉ２
５０ ｆ ／ Ｌ 、塩化Ｎｉ４５り／ｌ、硼酸３０ｆ
／ｌの組成からなる団値４．０、浴温５５°ＣのＮｉ鍍
金浴に浸漬し、該ステンレス鋼管材側を陰極として電流
密度３ Ａ ／ ｄｍ”、時間１８分間通電して管端部
附近の鋼肌表面に約１０μの膜厚からなるＮｉの波膜を
形成した。そして該管端部附近を鉄鋼板材からなるフラ
、ンジ継手の軸芯取付は孔部に嵌挿し、該取付は孔周縁
附近の管端部側の外周部に鑞材としてＣｕ材からなる線
状リングを添着し、プロパン変成ガスによる無酸化性ガ
スの雰囲気炉中で約温度１１２０’Ｃ１時間３分間の加
熱処理を行って前記鑞材の熔融による鑞着部を得た。得
られた前記試料を軸芯方向に引張り試験を行ったところ
、引張り強さ６０ ｋｇ ／ｗｎ”で管材側の中間で破
断した鑞着部では全く異常の認められない結果を得た。
４、外径１８．０〜、肉厚０．８鬼、製品長５００〜か
らなるステンレス鋼管材を、−肌表面の不働態膜の除去
による活性化処理として、市販の脱脂溶液（ユケン工業
社製、品名／ｑクナＫ ０４１ ） 、浴温ω”ｃ、’
ｒｔｔ流密度５Ａ／ｄｍ２、時間３分間で陰陽極交互に
よる電解脱脂を行った後、水洗し、更に引続き１８チ塩
酸にグリシン０．５ ％添加した水溶液による液温蜀°
Ｃ，電流密夏１．５Ａ／ｄｍ２、時間２分間で陰極電解
を行い、水洗してこれら一連の前処理を行った。次いで
ステンレス鋼管材の鑞着すべき管端部附近を硫酸Ｎｉ２
５０ ｆ ／ Ｌ 、塩化Ｎｉ４５り／ｌ、硼酸３０ｆ
／ｌの組成からなる団値４．０、浴温５５°ＣのＮｉ鍍
金浴に浸漬し、該ステンレス鋼管材側を陰極として電流
密度３ Ａ ／ ｄｍ”、時間１８分間通電して管端部
附近の鋼肌表面に約１０μの膜厚からなるＮｉの波膜を
形成した。そして該管端部附近を鉄鋼板材からなるフラ
、ンジ継手の軸芯取付は孔部に嵌挿し、該取付は孔周縁
附近の管端部側の外周部に鑞材としてＣｕ材からなる線
状リングを添着し、プロパン変成ガスによる無酸化性ガ
スの雰囲気炉中で約温度１１２０’Ｃ１時間３分間の加
熱処理を行って前記鑞材の熔融による鑞着部を得た。得
られた前記試料を軸芯方向に引張り試験を行ったところ
、引張り強さ６０ ｋｇ ／ｗｎ”で管材側の中間で破
断した鑞着部では全く異常の認められない結果を得た。
尚前記Ｎｉの波膜厚としては、その後の鑞材の加熱によ
る熔融の問題を考慮して７μ以上とすることが好捷しい
。
る熔融の問題を考慮して７μ以上とすることが好捷しい
。
以上説明したように、本発明によるステンレス鋼材の鑞
着固定方法は、特に撞着部に施した鑞材よす遥かに高い
融点のＮｉの被膜処理による該Ｎｉの霊膜を有して鑞着
部を形成するため、その後の鑞材の加熱′ｆｉ着時にお
いても熔融がない該Ｎｉの材膜によって、鑞着部でのス
テンレス鋼材側の鋼肌表面の露出の憂いがなく、また、
鑞着時の適用する加熱温度範囲を拡大して作業管理を容
易となし、安定した鑞着部を確実に得ることができ、更
に所望により、ハ層部附近だけに限らずステンレス鋼材
１ｉ１１１の表面全体に前記訂の被膜処理による核Ｎｉ
の材膜を施すことにより、他金属、例えば鉄−材と鑞着
した後の該鉄鋼材側の耐食性等の被膜形成のための社製
処理を行うのに関連したステンレス鋼材側への別途施す
マスキングの煩わしい作業を不要として、その後のＺｎ
等による被膜処理を行って製品全体を一様な材膜で形成
することができる等、極めて有用なステンレス鋼材の鑞
着固定方法である。
着固定方法は、特に撞着部に施した鑞材よす遥かに高い
融点のＮｉの被膜処理による該Ｎｉの霊膜を有して鑞着
部を形成するため、その後の鑞材の加熱′ｆｉ着時にお
いても熔融がない該Ｎｉの材膜によって、鑞着部でのス
テンレス鋼材側の鋼肌表面の露出の憂いがなく、また、
鑞着時の適用する加熱温度範囲を拡大して作業管理を容
易となし、安定した鑞着部を確実に得ることができ、更
に所望により、ハ層部附近だけに限らずステンレス鋼材
１ｉ１１１の表面全体に前記訂の被膜処理による核Ｎｉ
の材膜を施すことにより、他金属、例えば鉄−材と鑞着
した後の該鉄鋼材側の耐食性等の被膜形成のための社製
処理を行うのに関連したステンレス鋼材側への別途施す
マスキングの煩わしい作業を不要として、その後のＺｎ
等による被膜処理を行って製品全体を一様な材膜で形成
することができる等、極めて有用なステンレス鋼材の鑞
着固定方法である。
特許出願人 臼井国際産業株式会社
代理人 押 １）良 久４゛；１
自発手続補正書
１、事件の表示
昭和６１年 特 許 願 第２７７９０９号２、発明
の名称 ステンレス鋼材の鑞着固定方法 ４、代理人 ］ 補 正 書 特願昭６１−２７７９０９ １、特許請求の範囲を下記のとおり補正する。
の名称 ステンレス鋼材の鑞着固定方法 ４、代理人 ］ 補 正 書 特願昭６１−２７７９０９ １、特許請求の範囲を下記のとおり補正する。
ステンレス鋼材と、ステンレス鋼材或イハ他金属とを相
互に鑞着するに際して、電鍍法により鑞着すべき表面附
近にＮｉの被膜処理を施して該Ｎｉの材膜を形成し、し
かる後に相互の鑞着部をＯｕ、或いはＣｕ基合金からな
る鑞材により非酸化性の雰囲気炉中で前記Ｎｉ鍍波膜融
点以下の温度に加熱処理を行い、前記鑞材を熔融して鑞
着せしめてなることを特徴とするステンレス鋼材の鑞着
固定方法。
互に鑞着するに際して、電鍍法により鑞着すべき表面附
近にＮｉの被膜処理を施して該Ｎｉの材膜を形成し、し
かる後に相互の鑞着部をＯｕ、或いはＣｕ基合金からな
る鑞材により非酸化性の雰囲気炉中で前記Ｎｉ鍍波膜融
点以下の温度に加熱処理を行い、前記鑞材を熔融して鑞
着せしめてなることを特徴とするステンレス鋼材の鑞着
固定方法。
λ 明細書第４頁第３〜６行「予め・・・次いで」を削
除する。
除する。
λ 同第５頁第４行「か、」を「が、」と補正する０
４、同第７頁第１行「した」を「したがｊと補正する。
Claims (1)
- ステンレス鋼材と、ステンレス鋼材或いは他金属とを相
互に鑞着するに際して、予めステンレス鋼材側をアルカ
リ浴による電解脱脂と、酸による陰極電解とに伴う表面
活性化処理を行わしめ、次いで電鍍法により鑞着すべき
表面附近にＮｉの被膜処理を施して該Ｎｉの鍍膜を形成
し、しかる後に相互の鑞着部をＣｕ、或いはＣｕ基合金
からなる鑞材により非酸化性の雰囲気炉中で前記Ｎｉ鍍
膜の融点以下の温度に加熱処理を行い、前記鑞材を熔融
して鑞着せしめてなることを特徴とするステンレス鋼材
の鑞着固定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27790986A JPS63130263A (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | ステンレス鋼材の鑞着固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27790986A JPS63130263A (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | ステンレス鋼材の鑞着固定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63130263A true JPS63130263A (ja) | 1988-06-02 |
Family
ID=17589983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27790986A Pending JPS63130263A (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | ステンレス鋼材の鑞着固定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63130263A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005095586A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-04-14 | Pentax Corp | 接合方法、医療機器用ユニット部品接合体および内視鏡 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60115384A (ja) * | 1983-11-24 | 1985-06-21 | Kawasaki Steel Corp | ろう付圧延による複合材料の製造方法 |
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1986
- 1986-11-21 JP JP27790986A patent/JPS63130263A/ja active Pending
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