JPS61293699A - ろう付け用フラツクスおよびその製造方法 - Google Patents

ろう付け用フラツクスおよびその製造方法

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JPS61293699A
JPS61293699A JP13497085A JP13497085A JPS61293699A JP S61293699 A JPS61293699 A JP S61293699A JP 13497085 A JP13497085 A JP 13497085A JP 13497085 A JP13497085 A JP 13497085A JP S61293699 A JPS61293699 A JP S61293699A
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flux
brazing
zinc
fluoride
potassium
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JP13497085A
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Fusayoshi Miura
房美 三浦
Kenichi Suzuki
憲一 鈴木
Shinya Morishita
真也 森下
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Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/36Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings, fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest
    • B23K35/3601Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings, fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest with inorganic compounds as principal constituents
    • B23K35/3603Halide salts
    • B23K35/3605Fluorides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミニウム(Ae’)又はAg合金材料(
以下、l系材料という)のろう付けに使用するフラック
ス、およびAg系材料の表面に該フラックスを形成する
方法に関するものである。
〔従来技術〕
近年、Ag系材料からなるAi?製品をろう付け組立て
するに際して、非腐食性であるという利点からフッ化カ
リウム(KF)−フッ化アルミニウム(AeF、)等の
フッ化物系フラックスが広く利用されつつある。しかし
ながら、これらのフラックスが非腐食性であるというこ
とは、ろう付け後、それらの残渣が製品上に残留したと
しても腐食原因にならないということを意味するにすぎ
ない。たとえば、自動車用エンジンのAe製ヲジl−タ
ーが融雪塩、海水塩等の飛散する環境で使用された場合
には、塩素イオンによる孔食を受け9部材に貫通孔が形
成され使用不能となることがおる。それ故、孔食を抑制
するために、Ae製品の表面には、孔食抑制用の犠牲腐
食層として、亜鉛拡散層を形成することが従来から行な
われている。亜鉛拡散層を形成する方法としては、あら
かじめl系材料を亜鉛化合物の水溶液で処理し、亜鉛層
を形成させたり、Ag系材料の表面に、Ag−Zn合金
をククッドしたのち、ろう付け時の加熱された状態でろ
う付けと同時に亜鉛をAg系材料の表面に拡散させる方
法が一般的である。
しかしながら、上記の方法を適用すると、ろう付け工程
の前に、少なくとも一工程が余分に加わることとな力、
製造コストの上昇や、生産性低下を招く。これをある程
度回避できる方法として提案されているものに、KF−
AJF、系のフルオロアルミニウム酸カリウム錯塩を含
むフラックスを基本とし、これにフッ化亜鉛(ZnF、
 )等の亜鉛化合物を含有させたフラックスを使用して
、ろう付け接合と同時に亜鉛拡散層を形成する方法があ
る。
しかし、上記亜鉛化合物を含有させたろう付けフラック
スを熱交換器等に適用する場合にに。
次のような問題点かあった■ この種のフラ、クスi、KF−ムg F、 −Z n 
F、の3成分系複合フッ「ヒ物を主体としておシ、その
組成が複雑であることは勿論、各々の化合物の重量比が
適当な範囲にないと良好なろう付け性および1射孔食性
向上に必要で充分な亜鉛拡散層は得られない。
それ故、これらの1ヒ合物の重量比を適切な値に常時調
整するのが困難でめった。
また、上記フラックスは実質的には、に、A(!。
Znを含む極めて多種類のフルオロ錯化合物の混合体で
ある。これらは、均一に混合されていなければならず、
粉砕、混合に多大の労力を必要とするものである。
本発明は、上記ろう付け用フラックスの問題点を解決す
るものでオリ、本発明の目的とするところはフッ化物系
ろう付け用フラックスとして。
複雑な組成を必要としないで、従来保有する優れた特性
を低下させることなく、シかも少量の使用で耐食性に優
れた亜鉛拡散層をろう付けと同時に形成することのでき
るAg系材料のろう付け用フラックスを提供することで
おる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、単体化合物表示でフッ化カリウム/フッ化亜
鉛のモル比が35/65〜55/45に相当する組成か
らなるフルオロ亜鉛酸カリウム又は該フルオロ亜鉛酸カ
リウムとフッ化亜鉛との混合物からなり、m離のフッ化
カリウムを含まないCとを特徴とするアルミニウム系材
料のろう付け用フラックスおよびその製造方法である。
本発明において、フルオロ亜鉛酸カリウムとの全いう。
本発明のフラックスは、第1図に示した状態図かられか
るように、その溶融温度、すなわちKFとZnF、との
共融温度は700℃付近であり、Ag系材料のろう付け
温度領域(580〜620℃)において溶融することは
考えにくい。
したがって1本発明のフラックスがAg系材料のろう付
け部に適用された場合、従来のろう付け法の常識からす
れば、フラックス作用なおろか、亜鉛拡散層の形成もで
きないと判断できる。
しかしながら本発明者らは鋭意検討を行な−た結果、驚
くべきことに単体化合物表示でKF/Z n Ftのモ
アtz比が35/65〜55/45に相当する組成を有
するフルオロ亜鉛酸カリウム又はフルオロ亜鉛酸カリウ
ムとフッ化亜鉛の混合組成物をAg系材料のろうが偏に
適用した場合、十分な接合強度とともに、亜鉛拡散層が
形成されるという全く新しい知見を得た。これをもとに
1本発明を完成した。
本発明のフラックスにおけるKl’/ZnF、のモル比
は、35/65〜55/45の範囲内であり。
この範囲内において優れたろう付け用フラックス作用と
、亜鉛拡散層の形成作用を発揮する。
上記モル比が上記範囲外である場合には、あとで説明す
るZnの置換析出反応には直接影響しないが、フッ、ク
ス作用に必要なA e F3の生成量に過不足が生じる
ようである。
すなわちKF/Z ri F2 (Z) −e−/L/
比が35/65未満あるいは55/45i越えると、生
成するA eFs とフラックス中にあらかじめ存在す
るKおよびFとの間で形成されるKF−AgF系共融混
合物の組成は560℃の融点欠有する共融点組成(KF
55−e#%、 Ages 45 モlV%)から過度
に偏倚し、溶融温度が600℃以上となつてフラックス
作用が低下するためである。また9本発明のフラックス
には、S離のKFを含んでいない。融離のKFは、被ろ
う付け体に適用したとき吸湿し。
腐食性となる。
なお本発明のフラックスの製造過程で混入する恐れのあ
る不純物として9例えば弗化ナトリウム(NaF )、
弗fヒマグネシウム(MgF、 )等のアルカリ金属、
アルカリ土類金属の弗化物が数モル%程度含まれている
としてもろう付け性を大きく低下させるものでに無い。
また、亜鉛の化合物としてZnO,Zn8iF@等の弗
化亜鉛の製造原料あるいはZ n F (OH)等の中
間化合物が数モル%程度含まれていても問題はない。ま
た0本発明のフラックスにAeF、が含まれていても差
支えない。
本発明にかかるろう付け用フラックスを用いてろう付け
する方法にに、従来から行なわれている方法が適用でき
る。
該フラックス粉末を水あるいはアルコール等の溶媒に分
散させた懸濁液に1合金からなる被玄 ろう付け体に浸漬することにより、あるいは、ペースト
状、スラリー状にしたものをろう付け所望部へ直接供給
する。フラックスの供給は、はけ塗シ、スプレー塗布す
る方法がよい。いずれの場合にも、フラックスの粒径は
20〜50μm以下がよい。
なお9本発明の7ラツクスをろう付け部へ供給する常法
以外の方法として、ろう付け所望部を有するA41系材
料の表面にジンケート処理等の置換亜鉛メッキを施した
のち、にイオンおよびFイオンを含む水溶液で化成処理
することによってもフルオロ亜鉛酸カリウムを主成分と
するフッ化物よりなるフラツクスを生成することができ
る。
例えばその反応は以下の様にあられされる。
Zn    −Zn2++ 2≠ Zn2++ K++3 F−−KZnFxこの場合に適
用されるZnめりき浴はZnOをNa0B。
KOHのアルカリに溶かしたジンケート浴やフッ化亜鉛
等の亜鉛を含むフッ化物をフッ化水素酸等に溶かしため
つき浴を適用できる。上記Znめつき浴によ−て、十分
な耐孔食性を有するZnが拡散した犠牲腐食層をAe系
系材衣表面形成するためには、2〜597m″以上のZ
n量となる様にめりきするのがよい。その後直ちに、ま
た必要がおれば水洗した後、にイオンとrイオンを含む
溶液と接触させる。Kイオンの濃度は0.01〜1.0
−e−AI/ gの範囲が好ましく、FイオンOKイオ
ンに対するモル比は1〜10の範囲がよい。これらの範
囲をはずれると9反応が遅かったシ、生成する皮膜の密
着性が低下したすする。Kイオンの濃度が上記範囲内で
ちシ、Fイオンのにイオンに対するモル比が上記範囲内
にあれば、この溶液にZnめ−きされたAee材料を接
触させることによ−てZnの表面に本発明にかかるフラ
ックスの被覆層を形成することができる。この際被処理
材を通電処理するか、過酸化水素水等の酸化剤を添加す
れば、よシ短時間にフラックス層を形成することができ
る。
処理温度は高いほど反応が進むが室温でも数分間浸漬す
るだけで後のろう付け工程に必要量のフラックス層を形
成することができる。
なおフラックス成分をろう付け所望部により多く供給す
る必要があれば、上記処理液に本発明にがかるKF−Z
nFz系フフックス又は公知であるKF−hitFs系
のフルオロアルミニウム酸錯塩を含む非腐食性フラック
ス粉末を適量懸濁させておいてもよい。またZn粉末を
上記にイオン、Fイオンを含む溶液あるいは懸濁液中で
上記と同様に処理してe Zn粉末上に本発明にかかる
フラックス層を形成した後、ろう付け所望部へ供給して
ろう付けすることにより、Ae系材料表面にZnが拡散
した犠牲腐食層を形成することも可能である。
ろう付け所望部には、フラックスの他に、必要な場合に
応じて、ろう材を供給する。ろう材は粉末状、線状、板
状等いずれの形態のものでもよい。
ろう材の材質は、フラックスの融点よシ10〜100℃
高い融点を有するものが使いやすく、一般にAe−8i
系共晶合金(8i含有i7〜12Wt%)(A4343
合金、A4047合金等)が使われる。特に、ke−8
i系共晶合金をAg糸材料にクラフトした。いわゆるプ
レージングシート(BA12PC等)を使用すると、別
にろう材を供給しなくてもよいので便利である。
ろう付けのための加熱手段としては、トーチ。
加熱炉いずれでもよい。炉中加熱の場合には、大気雰囲
気でもよいが、窒素雰囲気等の非酵化性雰囲気中で行な
うのがよい。
本発明のフラックス自身の融点は、先述のように。
第1図に示されるとと<、700℃付近であるか。
Ag系材料とは560℃近辺から反応を始め、フラック
ス作用を発揮する。
したがつて、加熱を行なうと、その詳細はわからないが
、約500℃以上になったところで、フラックスが徐々
に分解しながら、Ag系材料のAgと反応し、亜鉛が置
換析出し、Ag系材料の表面を覆う・その後、該亜鉛は
Ag系材料の内部に浸透して亜鉛拡散層を形成する。
一方、亜鉛の置換析出によってAeFx として溶出し
たkg(4,フラックス中のKおよびFと共に。
KF −A g Fz系の共融化合物となつてAg系材
料表面で溶融し酸化皮膜の剥離作用を発揮する。さらに
温度が上昇するとろう材が溶融し始め、酸化物層の除去
されたAg系材料表面とよくなじみろう付け所望部に流
動し充満する。この時Ag−8i共晶ろう材上へ置換析
出した亜鉛の一部はA(1−8i−Zn  の37C共
晶温度で融解しうるため、ろう材の流動性がさらに大き
くなる。すなわちKF−AlF2系のフラックスを用い
てA4−8i糸のろう材を使用した場合よりも数10℃
低い温度で充分なすきま充てん性を有し、その結果、均
一なフィレットが形成される。なおフラックスの亜鉛含
有量を多くして、ろう付け所望部に適量あてがえば、ろ
う材を必ずしも使用しなくともAg糸材料表面に置換析
出した金属亜鉛がろう材の役割をはたしAg−Znの結
合によって接合することが可能でろる。
この場合これに類似した従来法が知られているが。
これはZnCg、金主成分とするフラックスを有機溶剤
に溶解し、スラリーを作成し、大気中で加熱し下記の反
応を起こさせ。
3 ZnCez + 2 AN −3Zn + 2 A
lIC1IsAe  系材料表面に析出した金属亜鉛に
よってアルミニウム系材料を接合する方法でおるのに対
して。
当該発明フラックスは接合後■フラックス残渣がCe−
イオンを含まないため、腐食性が無く、また吸湿I!+
:ヲも有しない。し九がうてろう付け後において洗浄工
程が不要であるという大きな利点を有する。なお本発明
においてフッ化カリウξ珈りにフッ1ヒセシウムを用い
ても同様の効果が得られる。
本発明のフラックスは種々の方法で製造することができ
る。第1の方法としては、KFとZnF2イ箒とを本発
明の含有量割合で混合し、加熱溶融後粉砕して作る方法
である。第2の方法としては。
KFおよびZnF*あるいはZnF21半士銖の水和物
を所定の割合で混合したものに水を加えて、ベースト状
もしくはスフリー状とし、これ全常温で長時間放置する
か、あるいは100℃以下の温度で約1時間放置する等
して、熟成する方法である。
水に難溶であるZ n FzあるいはZnF、の水和物
と水に可溶のKFとが徐々に反応して水に難溶のフルオ
ロ亜鉛酸カリウムが生成する。この方法ではKFとZn
F、■混合物はそのどちらの成分も不足することなく所
望の組成の〕yオロ亜鉛酸カリウムあるいはフルオロ亜
鉛酸カリウムとフッ化亜鉛の混合物を得ることができる
また第5の方法として、金属亜鉛(Zn)あるいは酸化
亜鉛(ZnO)水酸fヒ亜鉛(Zn(OR)t)。
等の亜鉛化合物を水酸化カリウム(KOH)あるいはフ
ッ化水素酸水溶液中一方に溶かし他方で中和することに
よつてフルオロ亜鉛酸カリウムを生成する方法がある。
第4の方法として、 Zn(0,H)tおよびKOHを
フッ化水素酸水溶液中で混合し、攪拌しながら。
zn、 K、 F ′t−反応させ、フルオロ亜鉛酸カ
リウムを生成させる方法がある。第3.第4の方法では
ここに記した以外のカリウム、亜鉛、フッ素を含む化合
物を使用しても該発明フラックスを製造することは可能
である。
第2,3および4の方法では、生成物を含む水溶液をそ
のままもしくは沈殿生成物のみを濾過し、フラックスが
酸化を受けない様に200℃以下の温度で加熱、乾燥す
るとよい。もちろん上記合成法で製造したフルオロ亜鉛
酸カリウムさらには市販のフルオロ亜鉛酸カリウム、に
フッ化亜鉛を所定割合に配合して製造してもよい。
〔発明の効果〕
本発明のろう付け用フラックスは、フラックス自体にA
et−含んでいないので9組成がKF−ZnF2糸の2
成分系と単純なためフラックスの製造コストは安価であ
る。また品質のばらつきを抑えることが容易である。さ
らにその結果、フラックスに占める亜鉛含有量の割合を
相対的に高める(38〜49vt %)ことができ、少
量のフラックスの使用によって、接合と同時に、被ろう
付け体表面に耐孔食性べ高い亜鉛拡散層を形成すること
ができる。
また、 Ag系材料の表面に亜鉛1層を形成し九のち化
成処理により、該フラックスを形成すると。
フラックスはAg系材料表面に強固に付着し、はがれ落
ちることがない。また、亜鉛を多量(供給することもで
きる。
さらに、加熱過程で置換析出した亜鉛がろう材とな−て
Ag系材料を接合することもできるので、必ずしもろう
材を供給しなくてもよい。
ろう付けした後にもフラックス残渣はAg系材料および
ろう材を腐食することがないので、被ろう付け体を洗滌
する工程を必要としない。
〔実施例〕
以下1本発明の詳細な説明する。
実施例1゜ 第1表の実施番号1〜3に示した混合割合のKFとZX
lF& ・4Hz 00混合物を100fずつ用意し、
それぞれに20000の水を加えてよく混練した。その
後100℃で2時間乾燥し、得られた固化物を粉砕して
本発明にかかるフラックスを得た。各々のフラックスに
ついて、X線回折を行なりた結果、KFはフルオロ亜鉛
酸塩として固定されてお夛、未反応のKFは検出されな
かった。実施番号3のフラックスに対して測定したO 
o −X a線による回折図形を第2図に例示する。ま
た、各々のフラツクスについて加熱重量曲線を測定した
結果、いずれも約500を付近から徐々に分解して重量
が減少する様子が観察された。
第3図に実施番号2の加熱重量曲線を例示する。
次に、上記ろう付け用フラックスの効果を調べるために
、以下のろう付け試験を実施した。大きさ3X3m、厚
さ1NのAd板CJI8 A1050ン1とAg−7w
t%8i合金が両面にクツラドしであるブレージングシ
ー) (JIS BAI2PC)  (大きさ5 X 
2 as 、厚さ1.6 fi ) 2をトリクレンで
脱脂した後第4図に示すようにT字型に組み立て、被ろ
う付け体とした・ 一方上記各フフックスを水に分散させた懸濁液に被ろう
付!体を浸漬して引き上げ乾燥し、被ろう付け体の表面
にフラツクスを付着させた。フラックスの付着量は約6
g/mtであった。
その後、これらの被ろう付け体を窒素雰囲気炉で610
℃、2分間加熱し、ろう付けを行なった。
また、比較例として、KF/Znものモル比が本発明範
囲をはずれたフラックスを上記と同様の方法で調製した
く第1表の実施番号C−1,C−2)。これらとC−3
として従来法のKF−AeFs−ZnF、系7 ”F 
yクス(重量比54:24:42vt%1モル比44:
18:38モμ%、亜鉛量としてフラツクスを体の15
wt%)を用いて同一フラックス付着量でろう付け試験
を行なった。
この結果2本発明のフラックスによれば、ろう付け部乙
に均一な@を有するフィレットが得られたが、実施番号
C1,O−2の場合には幅が不4嗟フ・し・トとな・た
。またろう付後の試験片をEPMAによって深さ方向の
亜鉛濃度を求めたところ、実施番号1〜3はいずれも犠
牲腐食層として十分量の表面亜鉛濃度1.5〜2. Q
 wt%、深さ方向に90〜100μり亜鉛拡散層が形
成されていた。一方、比較例C−3は均一な幅を有する
フィレットは形成されていたが1表面亜鉛濃度0.5w
t%深さ方向に30μつ亜鉛拡散層が形成されたにすぎ
なかった。
第  1  表 実施例2゜ Zn (OH)z 、K OHをそれぞれ0.1モμず
つとHFを1eの水に溶解し、この液を加熱して水分を
蒸発させたのち、200℃に昇温して乾燥した固化物を
得た。この固化物を粉砕して、X線による分析を行なっ
たところ、はぼ100%のKZ n Fsであつた。
この粉砕物1.0モルにZnFlの粉末を0.22モル
加えて混合し9本発明のフラックスを得た(5j!施番
号4とする)。
またZnFy−ytt4Hto t’ 1.0−v: 
Nを水1eに加え、フ・化水素酸溶液ft加えて完全に
溶かした後水1eにKFを5モル溶かした液を加えて生
成した白色の沈殿を濾過水洗し80℃で2時間乾燥した
この物質のX線回幕で調査した結果はぼ100%のKZ
nFsであり、他に若干のZnF(OH)が生成してい
た。この物質を粉砕して本発明のフラックスを得た(l
ji!施番号5とする)。
これらのフラックスを使って、実施例1と同一材料、同
一条件でろう付け試験を行なった結果、いずれも幅が均
一で良好なフィレットが得られた。
またろう付け後の亜鉛拡散層は実施番号4では表面濃度
t 7 wt%深さ105μへ実施番号5では表面濃度
1.5 wt%深さ95μぐあシ耐食性金向上させるに
十分な亜鉛拡散層が生成した。
実施例3゜ KFとZnFt ” 4H,0を第2表の実施番号6〜
8に示す割合(KF/ZnFtモル比)に混合し、それ
ぞれの混合物100gに水200 ccを加えてさらに
よく混合したのち、100℃で2時間乾燥した0得られ
た固化物を粉砕して9本発明にかかるろう付け用フラッ
クスを得た。各フラックスについて* Co−Ka線に
よる回折図形を求めた。
その結果いずれのフラックスもフルオロ亜鉛酸カリウム
もしくはフッ化亜鉛、であり、KFは存在していなかり
た。代表例として実施番号7の回折図形を第5図に示す
次に上記フラックスの効果を調べるために。
以下のろう付け試験を実施した。まず各々のフラックス
に水を加えスラリー状とした。被ろう付け体として大き
さ2×31.厚さ1flのJIS  A5005 Ae
 合金板同志を実施例1と同様に丁字形に組み合せた後
両板の接触部にスラリー状フラックスのみを盛りつけ窒
素界囲気で610℃×5m1nの加熱処理を行なった。
その結果、フラックスはAg板の接触部に浸透すると供
に置換析出した亜鉛がろう材となりで良好な接合が得ら
れた。
比較例としてKF/ZnF、のモル比が本発明範囲をは
ずれた組成物(9I!施番号C−4.C−5)を同様に
してFl製し該物質全便−で上記と同様のろう付けを行
なった。その結果接合部には未溶解の残渣が多量に付着
し、良好な接合を得ることができなかつた。また亜鉛粉
末(粒径200μ−下)のみを接合部に付着して同一条
件で加熱したがC!−4,0−5と同様に良好な接合部
を得ることはできなかった。
第2表 実施例4゜ 実施例1.と同じ大きさのAg板(JI8A1050)
11とAl1−7wt%Si合金が両面クラッドしであ
るグレージングシート(JI8BA12PC)+2をト
リクレンで脱脂した後、実施例1と同様にT字型に組み
立て、被ろう付け体とした。次にKOH420f / 
e Zn050 j’/ (1(D溶液に30℃1分間
浸漬して水洗しZn @換めりきを形成した。
Zn付着量は4117m” であった。
次に酸性フッ化カリウム; KHF2を水1eに1モル
溶かした液に60℃で1分間浸漬しそのまま乾燥し引き
上げた。
ff 生成した皮膜のX線回折の結果9表面にKZnFsが生
成していることを確かめた。その後実施例1と同一条件
で同様にろう付けした。その結果ろう付け部3に均一な
幅を有するフィレットが得られた。比較例として、上記
Zn置換めっきをしたままで酸性フッ化カリウム溶液に
浸漬せずにろう付けを行な−たが、フィレットは部分的
にしか形成されなかつた。なお本実施例におけるろう付
け後の試験片のZn濃度は表面で2wt%であシ深さ方
向100戸の亜鉛拡散層が形成されていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は= K F−Z n F j系の状態図、第2
〜5図に実施例を示し、第2および5図はX線回折図。 第3図は加熱重量曲線、第4図は、被ろう付け体である
。 1.2・・・・・Al糸材料 5・・・・・・・−・ ろう付け部 品願人 株式会社 豊田中央研究所 (外2名) KF   20   40   60   80   
Z/lらMo1. (’10 ) 第1図 2θを廉ノ 第2図 夕曽カa ↑

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単体化合物表示でフッ化カリウム/フッ化亜鉛の
    モル比が35/65〜55/45に相当する組成からな
    るフルオロ亜鉛酸カリウム、又は該フルオロ亜鉛酸カリ
    ウムとフッ化亜鉛との混合物からなり、融離のフッ化カ
    リウムを含まないことを特徴とするアルミニウム系材料
    のろう付け用フラツクス。
  2. (2)アルミニウム系材料の表面に亜鉛層を形成したの
    ち、カリウムイオンおよびフッ素イオンを含む水溶液に
    浸漬することにより、アルミニウム系材料の表面に、フ
    ルオロ亜鉛酸カリウムを主成分とするフッ化物よりなる
    フラツクスを形成することを特徴とするアルミニウム系
    材料のろう付け用フラツクスを製造する方法。
JP13497085A 1985-06-20 1985-06-20 ろう付け用フラツクスおよびその製造方法 Pending JPS61293699A (ja)

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