JPS63129769A - 多色電子写真複写機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、多色電子写真複写機に関し、特に、上記複写
機を用いて画像のテストパターンを得る際の制御装置に
関する。

（従来技術） 周知のように、赤、緑、青の三原色を組合せることによ
ってフルカラーの画像を得る装置とじて。

電子写真方式を用いた多色電子写真複写機がある。

この多色電子写真複写機の代表的な構造として、第３図
に示すように、感光体ドラムと転写ドラムとを備えた構
造がある。

すなわち、第３図に示す構造は、感光体ドラムに対する
露光光としてレーザー光を用いる場合のものでありて、
符号１で示す感光体ドラムは、回転可能に設けられてい
て、表面に、光導電性層を有している。

この感光体ドラム１の周囲には、後述する転写ドラムを
含め、電子写真プロセスを構成する前帯電器２．書込装
置３、現像装置４、クリーング装置５がそれぞれ配置さ
れている。

書込装置３は、レーザー光による走査光学系を備えたも
のであって、パーソナルコンビーータ（図示されず）等
のホスト機器内の制御部からの画像信号によって駆動さ
れる変調器および偏向器を主要部として備える周知のも
のが使用されている。

また、現像装置４は、三原色と補色関係にあるイエロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各色の現像剤
を収容する複数の現像槽および同槽内に位置する１例え
ば現像ローラから構成されている。

一方、転写ドラム６は、現像処理を終えた感光体ドラム
１と対向する位置に配置され、その対向位置で感光体ド
ラム１と同方向および同速で移動している。

また、転写ドラム６は、近傍に位置する給紙装置７から
の転写紙の給送を受け、この転写紙を表面に捲装させた
状態で感光体ドラム１との対向位置内側に配置されてい
る転写用帯電器６Ａを介して感光体ドラム１上の画像を
上記転写紙上に静電転写する。

なお、図において符号８は画像転写を終えた転写紙を導
入して画像の定着を行なう定着装置を示している。

このような構造から成る多色電子写真複写機にありては
、書込装置３を介して三原色に色分解された光を各色毎
に感光体ドラム１上に与えて露光を行ない、同ドラム１
上にその色に対応した静電潜像を形成したうえで、その
色に対する補色現像剤で可視像処理を行ない、その可視
像を転写ドラム６上の転写紙に転写する。

これらの工程はミロ繰り返されて三原色の組合せで得ら
れるフルカラー画像を転写紙上に形成し、しかる後、転
写紙上の画像を定着して複写物を得る。

ところで、前述した多色電子写真複写機においては、色
分解機能を始めとして同複写機の機能をチェックする目
的で、画像のテストパターン、所謂、テストプリントを
作成する場合がある。

この場合、各色を単独で、あるいは合成した状態で得る
とすると、書込装置からは色分解された画像情報が露光
のために用いられるので、この書込装置による露光を介
して補色現像剤を用いた単独色あるいは合成色の画像を
評価するときには、さほど画像の色調において不自然さ
を覚えない。

一方、最近の多色電子写真複写機では１画像の階調性を
改善する目的で、黒色現像剤を用いることもあり、この
ため、黒色のみのテストプリントを作ることもある。

しかしながら、このテストパターンを得るにあたっては
１色分解された各色の重ね合せによって黒色に見合う色
調を得ようとするので、完全な黒色にはならず、どちら
かといえば、黒に近い混合色が得られてしまい、黒とし
ての色調を評価する場合にある程度の不自然さが残シ、
評価しにくいという問題があった。

（目　　的） 本発明の目的は、画像のテストパターンを作成する際、
特に黒色のパターンを得る場合に、色分解された混合色
によるのでなく、黒色現像剤を用いてテストパターンを
作成するように制御できる多色電子写真複写機を得るに
ある。

（構　　成） この目的を達成するため１本発明は、複数色を有する原
稿画像を色分解して各色に対応した画像信号を記録部の
露光部に対して順次送り込む制御部を備えた書込装置を
有する多色電子写真複写機において、上記制御部に１色
分解された色に対応する画像信号を選択する信号選択部
を設け、この信号選択部において、多色モードによるテ
ストプリント作成の際には順次、画像信号を選択して出
力させ、上記色分解による色以外の単色モードによるテ
ストプリント作成の際には上記各色に対応する画像信号
を同時に選択させて出力するようにしたことを提案する
ものである。

以下、第１図及び第２図について本発明の実施例の詳細
を説明する。

第１図は本発明実施例における制御部を示すブロック図
である。

本実施例の特徴とする点は、例えば、フルカラーのテス
トプリントを作成する場合であれば、三原色に色分解さ
れる色毎に画像信号を色分解順序に従って転送する一方
、白黒のみ、換言すれば、分解された色以外の色である
黒色のテストプリントを作成する場合であれば、単なる
画像信号として所謂、擬似信号を転送し黒色現像剤を用
いてテストプリントを得る点にある。

すなわち、発振器１０からのビデオクロック信号は、同
期信号により位置調整回路１１に取入れられて位置補正
される。

一方、位置調整回路１１からの出力信号はカウンタ１１
に取込まれて計数されて同カウンタ１１かもの出力信号
はＲＯＭでそれぞれ構成された書込装置データメモリ１
２および画素データメモリ１３に取込まれる。

書込位置データメモリ１２に取込まれた信号は、色分解
された色（Ｒ，Ｇ、Ｂ）のデータエリアでのスタート位
置選択を行なうアドレス信号としてプールされ、出力き
れる。

一方、画素データメモリ１４では、書込位置データメモ
リ１２から出力されたスタート位置での色毎の画像情報
を出力するようになっている。

従って１画素データメモリ１４からは１色分解された色
画像間での画素信号が出力され、この信号は、信号選択
回路１５に取込まれる。

信号選択回路１５では、これに接続されたホスト機器（
図示きれず）からの指令に基いて多色複写である場合と
色分解された色以外の色による単色複写である場合とに
おいて記録部の露光部に対する変調信号の選択が行なわ
れる。

すなわち、第２図には、信号選択回路１５の作用が示さ
れており、同図においてホスト機器から多色複写指令が
出されると各画素データメモリからの出力信号を順々に
選択して記録部の露光部に対する変調信号を出力し、多
色複写のための露光を制御する。

一方、ホスト機器から信号選択回路１５に対して、色分
解による色以外の単独の色、すなわち黒色の単色複写を
行なう指令が出されると、信号選択回路１５では各画素
データメモリ１４からの出力を同時に選択する。

この状態にあっては、露光に対しての変調信号として三
原色を合成した信号が出力され、ホスト機器からの指令
を受けた黒色現像装置を作動させて黒色画像を得る。

（効　　果） 以上述べたように、本発明によれば１色分解された色以
外の単一色によるテストコピーを作成する場合、色分解
された色画像を次々に重ね合わせるのでなく、全ての色
画像を合成するように露光部に対する信号の制御を行な
い、結果として、露光部に対して通常の白黒複写を行な
う際の画像信号を送出するのと同じ状態にして単一現像
剤による可視像を得るので、例えば、黒色の単一色によ
るテストプリントとしては完全な単一色を作成すること
ができ、評価の際の色調の不自然さをなくすことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の要部である制御部のブロック図
、第２図は第１図に示したブロック図における信号選択
回路の作用を説明する図、第３図は多色電子写真複写機
の一例としてレーザープリンタを説明する全体構成図で
ある。 ■・・・感光体ドラム、３・・・書込装置、４・・・現
像装置、１２・・・カウンタ、１５・・・信号選択回路
。 第７図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数色を有する原稿画像を色分解して各色に対応した画
   像信号を記録部の露光部に対して順次送り込む制御部を
   備えた書込装置を有する多色電子写真複写機において、 上記制御部に、色分解された色に対応する画像信号を選
   択する信号選択部を設け、この信号選択部において、多
   色モードによるテストプリント作成の際には順次画像信
   号を選択して出力させ、上記色分解による色以外の単色
   モードによるテストプリント作成の際には上記各色に対
   応する画像信号を同時に選択させて出力するようにした
   ことを特徴とする多色電子写真複写機。