JPS63129530A - 光デイスク装置のフオ−カスサ−ボ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、光ディスクに対して情報の記録や再生を行
なう光ディスク装置において、光ヘッドからのレーザー
ビームを光ディスクの情報記録面に正しく焦点を結ぶよ
うに照射するための光ディスク装置のフォーカスサーボ
装置に関する。

従来の技術 フォーカスサーボ装置の一般的な構成を第３図に示して
いる。どの装置は、光ヘッドから光ディスクに照射され
たレーザービームの反射光を受光するように光ヘッドに
内蔵された４分割光検出器１と、光検出器１の出力の差
動をとりフォーカス誤差信号（ａ）を出力する差動増幅
器２と、光検出器ｌに受光される全光量に比例した受光
レベル信号（ｂ）を出力する加算増幅器３と、受光レベ
ル信号（ｂ）に基づいてフォーカス誤差信号（Ｊｌ）の
増幅ゲインを変化させて光ディスクの反射率等の変化を
補償したフォーカス誤差信号（ｅ）を得るＡＧＣ（自動
利得制御）回路４と、フォーカスサーボのゲイン交点に
おける位相余裕を大きくしてサーボの安定度を増すため
の位相補償回路５と、フォーカス調整用のアクチェータ
１２およびその駆動回路７と、フォーカス誤差信号（ａ
）を入力としてレーザービームの焦点が光ディスクの記
録面に合った合焦点状態を検出するジャストフォーカス
点検出回路８と、フォーカスサーボの開始直前に機能す
るフォーカスサーボの開始直前に機能するフォーカス引
込み用電圧発生回路１１と、ジャストフォーカス点検出
回路８およびシステム制御用ＣＰ　Ｕ　１０からの信号
に応答して４つのアナログスイッチ１３．１４．１５．
１６を以下のように切シ換える切り換え回路９とを備え
ている。

上記の構成において、非動作状態にてはアクチェータ１
２はまったく駆動されておらず、アクチェータ１２に連
動する光学系は初期位置にあるｏ　ＣＰ　Ｕｌｏからの
フォーカス引込み指令が切り換え回路９に与えられると
、当該回路９はスイッチ１３と１４をオフ、スイッチ１
５と１６をオンにする。すると、フォーカス誤差信号（
Ｃ）は位相補償回路５に入力されず、フォーカスサーボ
のフィードバックループは形成されない。その代りに、
電圧発生回路１１からのフォーカス引込み用電圧がスイ
ッチ１Ｇを介して駆動回路７に印加され、この電圧に応
答してアクチェータ１２が駆動される。

アクチェータ１２が駆動されると、フォーカス調整用光
学系が変位してレーザービームの７オ一カス位置が変化
する。この変化の過程で、検出回路８によってジャスト
フォーカス点が検出されると、尚該回路８からの検出信
号が切り換え回路９に入力される。すると切り換え回路
９は、スイッチ１３と１４をオン、スイッチ１５と１６
をオフにする。

すると電圧発生回路１１からの電圧が駆動回路７に入力
されなくなり、代りにフォーカス誤差信号（ｃ）が位相
補償回路５を介して駆動回路７に入力される。これでフ
ォーカスサーボのフィードバックルーズが閉じた訳で、
フォーカス誤差信号（ｃ）が最小となるようにアクチェ
ータ１２が駆動される。

発明が解決しようとする問題点 従来のフォーカスサーボ装置では、フォーカス引込みか
らフォーカスサーボモードへの切す換工の際に、急激に
高ゲインのサーボルーズが閉シラれるため、瞬間的に系
が不安定になり、フォーカスアクチェータが発振しやす
く、合焦定位置に安定するのに時間がかかるという問題
があった。サーボループのゲインが低ければ発振の問題
はなくなるが、サーボ制御の定常状態において応答性が
低くなシ、制御精度が低下する。従ってサーボループの
ゲインは充分に高く設定されており、そのためサーボ開
始時（フォーカス引込み直後）に発振の問題が生じる。

この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされたもので
、その目的は、サーボループのゲインを低くすることな
く、サーボ開始時にアクチェータの発振を抑制し、素早
く合焦点状態に安定させることができるようにしたフォ
ーカスサーボ装置を提供することにある。

問題点を解決するための手段 そこでこの発明では、フォーカス誤差信号の振幅を所定
範囲に制限すべくサーボ増幅手段に振幅制限手段を付加
した。

作用 フォーカスサーボのループを閉じてフォーカスサーボを
開始するとき、サーボループのゲインが充分に高いので
、フォーカス誤差信号は発振しようとするが、上記振幅
制限回路によりフォーカス誤差信号の振幅が制限され、
フォーカスアクチェータ（フォーカス調整手段）が過大
に動くことがなくなシ、安定なフォーカスサーボ制御が
行なえる０ 実施例 第１図はこの発明の一実施例によるフォーカスサーボ装
置を示している。第１図において、光検出器１、差動増
幅器２、加算増幅器３、ＡＧＣ回路４、位相補償回路５
、駆動回路７、ジャストフォーカス点検出回路８、切り
換え回路９、ＣＰＵ１０、フォーカス引込み用電圧発生
回路１１、フォーカスアクチェータ１２、スイッチ１３
〜１６は先に説明した第３図の従来装置と同じ構成要素
であり、これらについては説明を繰シ返さない。

第１図の本発明装置が第３図の従来装置と異なるのは、
位相補償回路５の出力側にダイオードクリッパからなる
振幅制限回路６を設け、駆動回路７に入力されるフォー
カス誤差信号が約±０．７ボルト以上にならないように
した点である。なお、振幅制限回路６は電圧発生回路１
１からの電圧には作用しない。

第２図は第１図の装置におけるアクチェータ１２の駆動
電圧波形である。時刻１０から時刻ｔ１までは、電圧発
生回路１１からのフォーカス引込み電圧に応答してアク
チェータ１２が駆動されている。時刻ｔ１でジャストフ
ォーカス点が検出され、サーボループが閉じられ、アク
チェータ１２はフォーカス誤差信号に応答して駆動され
る。ここで時刻ｔ１の直後では振幅制限回路６がはたら
き、アクチェータ１２の駆動電圧の振幅は±ＶＤの範囲
に抑えられるので、ゲインが高くても発振せず、時刻ｔ
２で合焦点状態に安定する。

発明の効果 以上詳細に説明したように、この発明によれば、サーボ
増幅系に振幅制限手段を設けるという簡単な改良でもっ
て、フォーカスサーボの開始時に系が不安定となって発
振するのを効果的に防ぐことができ、短時間で素早く合
焦点状態に安定するようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるフォーカスサーボ装
置のブロック図、第２図は同装置の作用を説明するため
の要部波形図、第３図は従来のフォーカスサーボ装置の
ブロック図である。 １・・・光検出器、２・・・差動増幅器、３・・・加算
増幅器、６・・・振幅制限回路、７・・・駆動回路、１
２・・・フォーカスアクチェータ 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　　ほか１名第
２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光ディスクの記録面に対するレーザービームの照射スポ
   ットのフォーカス誤差に対応した信号を出力するフォー
   カス誤差検出手段と、上記フォーカス誤差信号を増幅す
   るサーボ増幅手段と、このサーボ増幅手段の出力によっ
   て駆動されて上記レーザービームのフォーカス位置を変
   化させるフォーカス調整手段と、上記サーボ増幅手段の
   出力振幅を所定範囲に制限する振幅制限手段とを備えた
   光ディスク装置のフォーカスサーボ装置。