JPS63128589A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波加熱装置のドア構造の改良に関する。

従来の技術 加熱室の開口部を取り囲むフランジとこのフランジに対
向する電波減衰空胴の一壁面との間に電波吸収体を設け
た構造か実開昭５４−３５４６１号公報に提案されてい
る。

この従来例ては、電波減衰空胴の入口を塞ぐ誘電体製の
空胴カバーに電波吸収体を圧入している。また、フラン
ジと対向している電波減衰空胴の一壁面かドア本体と一
体的に形成されたものである。

発明が解決しようとする問題点 上記従来例では （ａ）空胴カバーに電波吸収体を圧入して”いるので、 ■空胴カバーと電波吸収体の熱膨張を一致させたり、寸
法精度を高める必要かあり、材質上の制約か大きく、か
つ製作か困難である。

■機種によって、漏洩しようとする電波の電磁界パター
ンか異なり、電波吸収体の寸法を変える必要か生しる。

この場合空胴カバーの型変更を伴うのでコスト的に不利
である。

（ｂ）電波吸収体と対向している電波減衰空胴の一壁面
かドア本体と一体的に形成されているのて、（ａ）■の
ように機種によって生じる加熱周波数のずれや異なる電
磁界パターンに対応して電波減衰空洞の共振点を調整す
るため、空胴の入口寸法を変える場合には、ドア本体の
型変更を伴い、コスト的に不利である。

問題を解決するための手段 本発明は加熱室の開口部を取り囲むフランジに対向して
設けたドアの電波減衰空胴な形成する４面のうち３面を
ドア本体の最外周付近の長手方向に溶接したコ字状金属
体て構成し、このコ字状金属体のうちフランジと対向す
る一壁面を電波の吸収体取付部とし、この吸収体取付部
にスポット溶接棒挿入用の切り欠きを設けたものである
。

作　　用 コ字状金属体が電波減衰空洞の３面を構成すると共に、
電波吸収体の取付台を兼ねている。したがって、機種に
よって電波吸収体の寸法や電波減衰空胴の共振点の再調
整を行う必要かある場合は、ドア本体及び電波減衰空胴
の入口を塞さぐ空胴カバーを変えずにコ字状金属体の寸
法のみを変更する。コ字状金属体はドア本体に切り欠き
を介してスポット溶接される。

実施例 本発明の高周波加熱装置の構成および作用を一実施例に
より説明する。

第１図および第２図において、１は加熱室で、２は加熱
室１の開口部３を取り囲むフランジて、４は外箱である
。５は金属板をプレス成形したドア本体て、このドア本
体５の周囲には、ドア６閉成時にフランジ２と平面接触
する封口面７と、この封口面７の端部よりフランジ２に
対して略直角に折り曲げた第１の壁面８と、この第１の
壁面８の端部よりフランジ２に対して略平行に延長した
第２の壁面９とを形成している。１０は第２の壁面９に
溶接したコ字状金属体で、細長い帯状金属板から折り曲
げ成形される。このコ字状金属体１０は、第２の壁面９
に溶接される溶接面１１と、第１の壁面８にほぼ平行に
対向する立ち上がり面１２と、フランジ２に対向すると
共に電波吸収体１４を取付ける吸収体取付部１３との３
面から成る。

第１の壁面８とコ字状金属体ｌＯとて囲まれた空間は狭
小な入口　１５を有する電波減衰空胴１６を形成する。

この電波減衰空胴１６の入口　１５を塞ぐ不透明の誘電
体製の空胴カバー１７の端部内面から突き出した突起片
１８は、立ち上がり面１２に設けた取付穴１９に引っ掛
かるようになっている。ドア６の前面を覆う透光性のド
ア外カバー２０を保持持するドア外＃　２１の内面から
突き出した突起片２２は、第２の壁面９の最外周端部２
３に引っ掛かるようになっている。

電波吸収体１４は両面粘着テープ等の接着体２４によっ
てコ字状金属体ｌＯのフランジ２と対向する一壁面であ
る吸収体取付部１３に固着されている。

この吸収体取付部１３の適数箇所にはスポット溶接棒挿
入用の切り欠き　２６を設けている。

次に上記のように構成した実施例の作用効果を説明する
。

本実施例では、第１図に示すように、電波吸収体１４の
電波漏洩方向２５の幅Ａは吸収体取付部１３の幅Ｂに等
しくなるように調節てき、厚さＤはコ字状金属体１０の
立ち上がり面１２の高さを変えることによって調節てき
る。

また、電波減衰空胴１６の共振点は入口　１５の大きさ
を変えることにより調節てきるか、具体的にはコ字状金
属体１０の吸収体取付部１３のｌ１ｌＩｉｉＢを変えれ
ばよい。コ字状金属体１０の溶接面１１と第２の壁面９
との接合部のスポット間隔は使用波長の展以下であれば
、スポット間の隙間を通って外部へ放射する電波は無視
てきる。切り欠き２６を介してスポット溶接するので、
８寸法に無関係に溶接面１１の幅Ｃの中央というように
適切な所定位置にスポットてきる。

発明の効果 以上のように、本発明によると、次のような効果かある
。

（ａ）電波吸収体の厳しい寸法精度は必要なく、かつ寸
法調節か大型を要する空胴カバーの型変更を伴わすに行
え、機種ごとの電波吸収体の寸法調節か容易である。

（ｂ）電波減衰空胴の共振点の調節は、大型を要するド
ア本体の型変更を伴わず、単にドア本体に切り欠きを介
して所定位置にスポット溶接されるコ字状金属体の８寸
法を調節するだけでよいのて、機種展開に際して経済的
に有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による高周波加熱装置のドア
の要部斜視図て、第２図は第１図のドアと加熱室の関係
を示す要部断面図て、第３図は第１図のコ字状金属体の
要部斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加熱室（１）の開口部（３）を開閉するドア（６）にお
   いて、このドア（６）の閉成時に加熱室（１）の開口部
   （３）のフランジ（２）に平面接触する封口面（７）と
   、この封口面（７）の端部より上記フランジ（２）に対
   して略直角に折り曲げた第１の壁面（８）と、この第１
   の壁面（８）の端部より上記フランジ（２）対して略平
   行に延長した第２の壁面（９）と、この第２の壁面（９
   ）に溶接したコ字状金属体（１０）とを備え、上記第１
   の壁面（８）とコ字状金属体（１０）を対向させて電波
   減衰空胴（１６）を形成し、コ字状金属体（１０）のう
   ち上記フランジ（２）と対向する一壁面（１３）を電波
   吸収体（１４）を固着する吸収体取付部（１３）とし、
   かつこの吸収体取付部（１３）の適数箇所にスポット溶
   接棒挿入用の切り欠き（２６）を設けたことを特徴とす
   る高周波加熱装置。