JPH0778540A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

Info

Publication number
JPH0778540A
JPH0778540A JP22606993A JP22606993A JPH0778540A JP H0778540 A JPH0778540 A JP H0778540A JP 22606993 A JP22606993 A JP 22606993A JP 22606993 A JP22606993 A JP 22606993A JP H0778540 A JPH0778540 A JP H0778540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
relay
base substrate
electromagnetic relay
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22606993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Uchino
博之 内野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP22606993A priority Critical patent/JPH0778540A/ja
Publication of JPH0778540A publication Critical patent/JPH0778540A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は動作時に発生する騒音を遮音するよ
うに構成された電磁継電器に関し、電磁継電器の実装ス
ペースを大きくすることなく大きな消音効果を発揮し得
るように構成された電磁継電器を提供することを目的と
する。 【構成】 ベース基板(10)と、その上に搭載された
リレー本体(12)とよりなる電磁継電器において、ベ
ース基板上にリレー本体を包囲する密封二重壁カバー部
材(26)を装着し、その内部空間を遮音のために減圧
する。また、ベース基板(10)と、その上に搭載され
たリレー本体(12)とよりなる電磁継電器において、
ベース基板上にリレー本体を包囲するカバー部材(2
8)を密封状態で装着し、その内部空間を消音のために
減圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベース基板と、このベー
ス基板上に搭載されたリレー本体とよりなる電磁継電器
であって、その動作時に発生する騒音を遮音するように
構成された電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電磁継電器はベース基板と、
このベース基板上に搭載されたリレー本体とからなり、
このリレー本体は2つの動作位置間で移動自在となった
可動接触子と、この可動接触子を一方の動作位置に弾性
的に偏倚させるためのばね手段と、可動接触子を該一方
の動作位置から他方の作動位置にばね手段の弾性的偏倚
力に抗して移動させるための電磁石と、可動接触子とそ
の2つの動作位置のそれぞれで接触するようになった一
対の固定接触子とを包含する。このような電磁継電器の
動作時には、種々の可動部品から騒音が発生する。詳述
すると、可動接触子を一方の動作位置から他方の動作位
置に移動させるべく電磁石が付勢されたとき、該可動接
触子は電磁石の鉄心に磁気的に吸着され、このとき吸着
衝撃音が発生し、また可動接触子が固定接触子間で接触
する際にも接触衝撃音が発生する。更に、電磁継電器の
動作中には、可動接触子をその一方の動作位置に弾性的
に偏倚させるばね手段が振動し、このばね手段の振動音
も騒音となる。そこで、従来では、電磁継電器の騒音を
遮音するために、ベース基板上に内カバーを被せてリレ
ー本体を覆うと共に更にその全体を外カバーで覆う構成
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁継
電器のカバーを上述したように二重カバー構造にしたと
しても、大きな遮音効果が得られないだけでなく、その
二重カバー構造のために電子機器等に組み込む際の実装
スペースを大きく取らなければならないという問題も生
じる。したがって、本発明の目的は電磁継電器の全体構
造を大きくすることなく大きな消音効果を発揮し得るよ
うに構成された電磁継電器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電磁継
電器はベース基板と、このベース基板上に搭載されたリ
レー本体とよりなり、該ベース基板上にリレー本体を包
囲する密封二重壁カバー部材が装着され、この密封二重
壁カバーの内部空間が減圧される。また、本発明の別の
局面によれば、電磁継電器はベース基板と、このベース
基板上に搭載されたリレー本体とより、該ベース基板上
にリレー本体を包囲するカバー部材が密封状態で装着さ
れ、このカバー部材の内部空間が減圧される。
【0005】
【作用】以上の構成から明らかなように、本発明による
電磁継電器にあっては、騒音の発生源となるリレー本体
が減圧空間で包囲されることになる。
【0006】
【実施例】次に、添付図面を参照して、本発明による電
磁継電器の実施例について説明する。なお、図1は本発
明による電磁継電器の一実施例を示す分解斜視図であ
り、図2はその垂直断面図である。
【0007】図1に示すように、電磁継電器はベース基
板10を具備し、このベース基板10上にはリレー本体
12が搭載される。リレー本体12自体は周知の構成で
あり、2つの動作位置間で移動自在となった可動接触子
14と、この可動接触子14を一方の動作位置に弾性的
に偏倚させるための板ばね部材16と、可動接触子14
を一方の動作位置から他方の動作位置にばね部材16の
弾性的偏倚力に抗して移動させるための電磁石18と、
可動接触子とその2つの動作位置のそれぞれで接触する
ようになった一対の固定接触子20および22とを包含
する。図1から明らかなように、可動接触子14は一対
の固定接触子20および22間に突出した接触片を有
し、電磁石18が電気的に非付勢状態にあるとき、可動
接触子14は板ばね部材16の弾性的偏倚力のために一
方の動作位置に弾性的に偏倚させられ、このため該可動
接触子14の接触片は固定接触子20と接触させられ
る。電磁石18が電気的に付勢されたとき、可動接触子
14は電磁石18の鉄心に磁気的に吸着されて、一方の
動作位置から他方の動作位置に移動させられ、このため
該可動接触子14の接触片は固定接触子22と接触させ
られる。なお、図1において、参照符号24はリレー本
体12からベース基板10を貫通して延びるリードを示
す。
【0008】図1および図2から明らかなように、本発
明によれば、密封二重壁カバー部材26がベース基板1
0上に適当な接着剤でもって固着され、これによりリレ
ー本体12は密封二重壁カバー部材26でもって包囲さ
れる。密封二重壁カバー部材26の内部は大気圧に対し
て減圧されているので、リレー本体12の動作中に発生
する騒音は効果的に遮音される。また、本発明による電
磁継電器にあっては、従来のような二重カバー構造とは
されないので、その実装スペースは従来の場合に比べて
小さくされ得る。
【0009】密封二重壁カバー部材26は内側壁部分2
6aおよび外側壁部分26bを具備し、この両壁部分は
例えば適当な樹脂材料から射出成形される。外側壁部分
26bの一方の対向内側壁面間には複数の補強リブ要素
26cが一体的に形成され、またその他方の対向壁面間
にも複数の補強リブ要素26dが一体的に形成される
(なお、図2では、補強リブ要素26dのうちの1つだ
けを見ることができる)。補強リブ要素26cおよび補
強リブ要素26dは外側壁部分26bの頂部側では互い
に直角方向に交差して格子構造を成す。図2から明らか
なように、補強リブ要素26dの内側輪郭形状は内側壁
部分26aの垂直断面形状に一致させられ、これは補強
リブ要素26cについても言える。したがって、内側壁
部分26aが外側壁部分26b内に収容された際には、
補強リブ要素26cおよび26dの内側縁は内側壁部分
26aの外側壁面と接触した状態で適合させられる。内
側壁部分26aの開口部材側には矩形状フランジ部が一
体的に形成され、この矩形状フランジ部が外側壁部分2
6bの内側壁面に対して適当な接着剤でもって密封状態
で接着される。外側壁部分26bに対する内側壁部分2
6aの組付作業および接着作業は減圧室内で自動機械に
よって行われ、このため密封二重壁カバー部材26が大
気圧下に置かれたとき、その内側空間は減圧状態とな
る。このとき密封二重壁カバー部材26には大気圧が及
ぼされるが、しかしその変形は補強リブ要素26cおよ
び26dによって防止される。なお、密封二重壁カバー
部材26が大気圧に耐えられ得るような肉厚で構成され
る場合、あるいは大気圧に耐え得る材料例えばセラミッ
ク材料等で形成される場合には、その内部の補強リブ要
素26cおよび26dを省き得ることは言うまでもな
い。
【0010】図3を参照すると、本発明による電磁継電
器の別の実施例を示し、この実施例では、カバー部材2
8がベース基板10上にリレー本体12を包囲するよう
に密封状態で装着され、該カバー部材28の内部空間が
減圧される。したがって、本実施例においては、リレー
本体12が減圧内部空間内に配置された状態となるの
で、該リレー本体12の動作中の騒音の発生自体が抑え
られることになる。
【0011】カバー部材28も適当な樹脂材料から射出
成形され得るものであり、その一方の対向内側壁面間に
は複数の補強リブ要素28aが一体的に形成され、また
その他方の対向壁面間にも複数の補強リブ要素28bが
一体的に形成される(なお、図3では、補強リブ要素2
8bのうちの1つだけを見ることができる)。補強リブ
要素28aおよび補強リブ要素28bはカバー部材28
の頂部側では互いに直角方向に交差して格子構造を成
す。カバー部材28の開口部材側には矩形状フランジ部
が一体的に形成され、この矩形状フランジ部はベース基
板10の周囲部を収容するように寸法形状とされる。カ
バー部材28の矩形状フランジ部とベース基板10の周
囲部とは適当な接着剤でもって密封状態に接着され、こ
のような接着作業は減圧室内で自動機械によって行われ
る。このため図3に示す電磁継電器が大気圧下に置かれ
たとき、カバー部材28の内部は減圧状態となる。この
ときカバー部材28には大気圧が及ぼされるが、しかし
その変形は補強リブ要素28cおよび28bによって防
止される。先に述べた実施例の場合と同様に、カバー部
材28が大気圧に耐えられ得るような肉厚で構成される
場合、あるいは大気圧に耐え得る材料例えばセラミック
材料等で形成される場合には、カバー部材28内の補強
リブ要素28aおよび28bを省き得る。
【0012】上述の実施例では、ベース基板10を密封
二重壁カバー部材26あるいはカバー部材28に対して
固着するために接着剤を用いたが、ベース基板10がか
かるカバー部材と同じ樹脂材料で形成される場合には、
両者を熱融着によって固着させることも可能である。ま
た、上述の実施例では、密封二重壁カバー部材28の内
部空間の減圧あるいはカバー部材28内の減圧を得るた
めに、内側壁部分26aと外側壁部分26bとの組付固
着作業あるいはベース基板10に対するカバー部材28
の固着作業が減圧室で行われたが、その他の方法で密封
二重壁カバー部材28の内部空間の減圧あるいはカバー
部材28内の減圧を行うことも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による電磁継電器にあっては、騒音の発生源となるリレ
ー本体が減圧空間で包囲されるので、リレー本体の動作
中の騒音を大巾に低減することが可能であり、また従来
のような二重カバー構造は回避されるので、その実装ス
ペースは従来の場合に比べて小さくされ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁継電器の一実施例を示す分解
斜視図である。る。
【図2】図1に示す電磁継電器の組立状態での垂直断面
図である。
【図3】図2に対応する垂直断面図であって、本発明に
よる電磁継電器の別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10…ベース基板 12…リレー本体 14…可動接触子 16…板ばね部材 18…電磁石 20…固定接触子 22…固定接触子 24…リード 26…密封二重壁カバー部材 26a…内側壁部分 26b…外側壁部分 26c・26d…補強リブ要素 28…カバー部材 28a・26b…補強リブ要素

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース基板(10)と、このベース基板
    上に搭載されたリレー本体(12)とよりなる電磁継電
    器であって、前記ベース基板上に前記リレー本体を包囲
    する密封二重壁カバー部材(26)を装着し、該密封二
    重壁カバーの内部空間が減圧されていることを特徴とす
    る電磁継電器。
  2. 【請求項2】 ベース基板(10)と、このベース基板
    上に搭載されたリレー本体(12)とよりなる電磁継電
    器であって、前記ベース基板上に前記リレー本体を包囲
    するカバー部材(28)を密封状態で装着し、該カバー
    部材の内部空間が減圧されていることを特徴とする電磁
    継電器。
JP22606993A 1993-09-10 1993-09-10 電磁継電器 Withdrawn JPH0778540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22606993A JPH0778540A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 電磁継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22606993A JPH0778540A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 電磁継電器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0778540A true JPH0778540A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16839329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22606993A Withdrawn JPH0778540A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 電磁継電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0778540A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176241A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 回路ユニット
JP2020021594A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 富士通コンポーネント株式会社 電磁継電器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176241A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 回路ユニット
JP2020021594A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 富士通コンポーネント株式会社 電磁継電器
US11798765B2 (en) 2018-07-31 2023-10-24 Fujitsu Component Limited Electromagnetic relay

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101190566B1 (ko) 접점 장치
JP2690608B2 (ja) 電磁気シールド用部材
US20120169146A1 (en) Linear vibration motor
JPH08130381A (ja) 表示部付き電子機器の防塵構造
JPH0778540A (ja) 電磁継電器
US11309780B2 (en) Vibration motor
JP5065226B2 (ja) 電子回路基板の収容ケース
JP2001068912A (ja) 平面アンテナ
JP2003197061A (ja) 押しボタン装置
JP7342732B2 (ja) 電子装置
JPH10276022A (ja) 平面アンテナ
US4212001A (en) Electric horn
JPH10276019A (ja) 平面アンテナ
JP2001085918A (ja) 平面アンテナ
JP2001267828A (ja) Gpsアンテナ装置
JPH0864973A (ja) 線材の保持構造
JPH0982196A (ja) 電磁継電器
JPH09289390A (ja) 電子部品用筐体
JP7427908B2 (ja) 電磁継電器
WO2021124755A1 (ja) 電磁継電器
JPH0284617A (ja) 液晶表示器保持装置
JP2751494B2 (ja) 電磁継電器
JP2878020B2 (ja) 電磁継電器
JP4184331B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2003008276A (ja) 光ファイバジャイロの駆動回路基板シールド方法及びシールド構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128