JPS63126897A - 免疫抑制因子 - Google Patents

免疫抑制因子

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JPS63126897A
JPS63126897A JP62102738A JP10273887A JPS63126897A JP S63126897 A JPS63126897 A JP S63126897A JP 62102738 A JP62102738 A JP 62102738A JP 10273887 A JP10273887 A JP 10273887A JP S63126897 A JPS63126897 A JP S63126897A
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JP
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mol
cells
factor
activity
immunosuppressive
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JP62102738A
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Yoshiyuki Hashimoto
橋本 嘉幸
Kenji Chiba
千葉 健治
Hiroshi Komatsu
弘嗣 小松
Takeki Okumoto
奥本 武城
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Original Assignee
Welfide Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヒト細胞由来の新規な免疫抑制因子に関する
〔従来の技術〕
ヒトT細胞により種々の免疫調節性因子(リンホカイン
ともいう)が産生されること、また、これらの免疫調節
性因子の中でも、免疫反応を負の方向へ導く免疫抑制活
性を有する因子が存在することが知られている。
ヒトT細胞由来の免疫抑制因子として、たとえばシュナ
ソパ−(Schnaper)らは、ヒト牌細胞(特に、
OKT 8抗原陽性サプレツサーT細胞)をコンカナバ
リンAで刺激することによって、その培養上清中に、ポ
ークライードマイトジェンで刺激されたヒ)B細胞のポ
リクローナル抗体産生を抑制する活性を有する因子(S
oluble ims+une responsesu
ppressor:5IR3)が産生されることを報告
している(J、 Immunol、 132巻、242
9頁、1984年)。こ(7)SIRS因子は分子量1
10,000〜150.000 テ、p)(3処理で失
活し、過酸化水素などの酸化剤により活性化され、2−
メルカプトエタノールなどの還元剤により不活性化され
る。
グリーン(Greene) らは、コンカナバリンAで
刺激されたヒト末梢血リンパ球から、フィトヘマグルチ
ニン刺激によるヒトT細胞の幼若化反応を抑制する活性
を有する因子(Soluble immune 5up
p−ressor 5upernatant of T
 cell proliferation:5ISS−
T)およびポークライードマイトジェン刺激によるヒ)
B細胞のポリクローナル抗体産生を抑制する因子(So
luble immune 5uppressor 5
uper−natant of B cell imm
unoglobulin production:5I
SS−8)が産生されることを報告している。5153
−T因子は、分子量が30.000〜45.000で、
その活性はN−アセチル−D−グルコサミンの添加によ
って阻害サレ、一方、5ISS−8因子は、分子量60
.000〜so、oooで、その活性がL−ラムノース
添加によって阻害されることが明らかにされている(J
Immunol、 126巻、1185頁、1981年
)。
また、ヒト正常T細胞ばかりでなく、種々のT細胞性白
血病などのT細胞株からも免疫反応を抑制する活性を有
する因子が産生されることが報告されている。たとえば
、ヒト白血病細胞由来の因子として、キャサリン(Ca
tharine)らは、6−チオグアニン耐性のヒトT
細胞性白血病細胞CCRF−CEMからサプレッサーT
l1l胞を活性化する因子(Suppressor−a
ctivating factor:5AP)が産生さ
れることを報告している(J、 Ims+uno1.1
34巻、3155頁、1985年)。また、サントリ(
Santol+) らは、ヒトT細胞性白血病細胞であ
るCCRF−CEM、 HUT−78などから、ヒト白
血病細胞自身の分裂増殖を抑制する因子(T ]euk
e+++1a−derived suppressor
lymphokine:TLSL)が産生されているこ
とを見い出した(J、 Exp、 Med、 163巻
、18頁、1986年)。
さらに、ハーゼイ(Hersey)らは、黒色腫細胞か
らT細胞によるインターロイキン2の産生を特異的に抑
制し、分子量が44,000および7 、000である
因子が産生されることを見い出しており(J、Immu
nol、。
131巻、2837頁、1983年)、また、ホンタナ
(Fon tana)らによって、ヒト神経膠芽細胞腫
細胞からインターロイキン2依存性T細胞の増殖を抑制
する分子量97.000の因子が産生されることが報告
されている(J、 Ima+uno1.+ 132巻、
1837頁、1984年)。
さらに、橋本らは、ヒト末梢血リンパ球をCon^で刺
激した場合、種々の細胞のDNA合成を抑制する因子(
Sti+wulated T cell derive
d 1nhibitoryfactor for ce
llular DNA 5ynthesis:5TIF
)が産生されることを見い出している。この5TIFは
、分子量45.000〜65,000、等電点4.5〜
5.5のタンパク性因子であり、その産生細胞は0にT
8抗原陽性サプレッサーT細胞であることが明らかにさ
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように、種々の活性化ヒトT細胞由来の免疫抑制
因子の存在が多数報告されているが、はとんどの場合、
それらの分子性状、アミノ酸組成、アミノ酸配列などを
知るに足る充分量が単離精製されておらず、しかも、こ
れらの因子の作用機序の解明も充分されていないのが現
状である。そこで、当分野においてさらに有効な生理活
性因子の検索が続けられている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、これらの実情に鑑み、鋭意研究を重ねた
結果、ヒトT細胞株から新規な免疫抑制因子が高濃度で
産生されることを見い出し、本発明を完成するに至った
即ち、本発明は、ヒ)T細胞株に由来し、以下の性質に
よって特徴づけられる新規な免疫抑制因子に関する。
(1)分子量がゲル濾過にて45 、000〜65,0
00および150.000〜200.000であり、S
DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動にて約31,0
00である、(2)等電点が4.6〜4.8である、(
3)  FPLC−Mono Q陰イオン交換クロマト
グラフィーにて食塩濃度0.31〜0.32 Mで溶出
される、(4)  固定化コンカナバリンAセファロー
スおよびブルーセファロースに非吸着性である、(5)
デオキシリボヌクレアーゼ、リボヌクレアーゼ、パパイ
ン、過ヨウ素酸に非感受性で、トリプシン、α−キモト
リプシン、プロナーゼに感受性である、 +61  pH2〜lOで安定である、(7)4℃にて
長期間安定であり、56°Cおよび90℃、30分間の
熱処理にて部分失活する、(8)2−メルカプトエタノ
ール、レバミゾール、N−アセチル−D−グルコサミン
、N−アセチル−D−ガラクトサミン、α−メチル−D
−マンノシド、L−アルギニンまたはL−オルニチンに
より活性が阻害されない、 (9)  抗体産生を抑制する、 α〔リンパ球の幼若化反応を抑制する an  細胞分裂増殖抑制作用を示す、および(2)構
成アミノ酸およびその含有量(モル%)が、アスパラギ
ン(アスパラギン酸を含む)9.0モル%、スレオニン
4.7モル%、セリン8.5モル%、グルタミン(グル
タミン酸を含む)13.1モル%、グリシン16.9モ
ル%、アラニン10.4モル%、バリン5.2モル%、
メチオニン1.1モル%、イソロイシン3.5モル%、
ロイシン7.3モル%、チロシン2.3モル%、フェニ
ルアラニン4.2モル%、リジン5.8モル%、ヒスチ
ジン2.2モル%、アルギニン3.7モル%、プロリン
2.3モル%、1/2シスチンく1モル%およ、びトリ
プトファンく1モル%である。
本発明の免疫抑制因子の産生細胞としては、ヒトT細胞
株、特°にヒトT細胞性白血病細胞などが使用される。
具体的には、培養株化されたヒトT細胞性白血病細胞で
、マイコプラズマに感染していないもの、たとえばMO
LT 4、MOLT 3、CCRF−11sB2 、C
CRF−CEM (アメリカン・タイプ・カルチャー・
コレクション(ATCC)などにより入手可能〕などが
用いられる。
本発明の免疫抑制因子はこれらの細胞をマイトジェンに
て刺激するか、または無刺激にて 1nvitroの培
養またはin vivoでの増殖を行なうことにより産
生される。マイトジェンとしては、本発明の免疫抑制因
子を誘導し得るものであればいずれでもよく、たとえば
コンカナバリンA (Con^)、フィトヘマグルチニ
ン(PHA) 、ポークライードマイトジェン(PWM
)のようなレクチン、12−0−テトラデカノイルホル
ボール−13−アセテート、ホルボール−12,13−
ジデカノエートおよびホルボール−12,13−ジベン
ゾエートなどのホルボールエステル類、または同種抗原
が挙げられ、これらを単独または組み合わせて使用する
ことができる。
本発明の免疫抑制因子を産生ずるためには、各種動物の
血清(好ましくは牛胎児血清)またはそれらの熱不活化
物を含有するか、あるいはそれらを含まない各種動物細
胞の生育可能な通常培地(たとえば、RPMI 164
0培地、イーグルMEM培地、ダルベツコ変法イーグ/
L7MEM培地)中で増殖させるin vitroの培
養方法やヌードマウスやヌードラットなどの腫瘍細胞の
移植可能な温血動物に上記の細胞を移植し、その体内で
増殖させるin viv。
での増殖方法が用いられ得る。本発明の免疫抑制因子は
、これら細胞の培養上清や腹水などから実質上、無限に
取得することができる。
このようにして産生された本発明の免疫抑制因子は、一
般に蛋白質の分離に用いられている塩析、遠心分離、透
析、ゲル濾過クロマトグラフィー、イオン交換クロマト
グラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、逆相
クロマトグラフィー、疎水クロマトグラフィー、クロマ
トフオーカシング、電気泳動法、限外濾過および凍結乾
燥などの常法を任意に組み合わせて適用することにより
精製することができる。
本発明の好ましい産生、単離および精製方法は次の通り
である。すなわち、ヒトT細胞性白血病細胞を無刺激ま
たはマイトジェンで刺激し、これを動物細胞が生育可能
な培地中で培養する。得られた培養上清を限外濾過また
は塩析などの方法で濃縮した後、分子量10,000〜
250.000の物質の分離に適した担体を用いるゲル
濾過を行なう。こうして得られた本発明の免疫抑制因子
を含有する活性画分を四級アンモニウム基またはジエチ
ルアミノエチル基などの陰イオン交換基を有する担体を
用いた陰イオン交換クロマトグラフィーで、たとえば、
食塩の直線的濃度勾配により溶出を行ない、さらにポリ
アクリルアミドゲル電気泳動法、SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動法などの電気泳動法により泳動後、
ゲルを切り出し、溶出を行なうことにより、単一バンド
にまで精製することができる。
また、分取用等電点電気泳動、またはクロマトフオーカ
シングを行なうことによっても精製することができる。
本発明の免疫抑制因子は、分取用等電点電気泳動を行な
うことにより、p H4,6〜4.8の両分に得ること
ができ、さらに固定化コンカナバリンAセファロースあ
るいはブルーセファロースを用いたアフィニティークロ
マトグラフィーにより精製することもできる。
このようにして精製された本発明の免疫抑制因子は、凍
結乾燥状態などで保存するのが好ましい。
【作  用〕
本発明の免疫抑制因子は、上記に示されるような諸性質
を有し、従来のヒト細胞由来免疫抑制因子とは異なる新
規なものである。
免疫抑制因子の活性測定に当っては、マウス、ラットま
たはヒトのリンパ球を用いた種々の免疫反応を用いるこ
とができる。たとえば、コンカナバリンA、フィトヘマ
グルチニンA1ボータウイードマイトジェンなどのマイ
トジェンを用いたリンパ球幼若化反応〔アドラー(Ad
ler、W、Il、)ら、J。
Exp、 Med、 131巻、1049頁、1970
年〕や同種リンパ球混合反応(同種MLR)(ダットン
(Dutton+R,W、)ら、J、 Exp、 Me
d、 122@、759頁、1965年〕またはリンパ
球、特にB細胞による抗体産生などを指標とすることが
できる。すなわち、マイトジェンまたは腫瘍組織適合抗
原などの抗原によりリンパ球が刺激されると、リンパ球
特にT細胞のDNA合成が促進され、細胞分裂するよう
になる、いわゆるリンパ球の幼若化反応が誘導されるこ
とが知られている。このリンパ球の幼若化反応を測定す
る方法としては、DNA合成および細胞分裂の指標とし
て3H−チミジンの細胞内への取り込みを測定する方法
が一般的に用いられている。したがって免疫抑制因子の
活性は、種々のリンパ球幼若化反応(マイトジェン反応
、同種MLRなど)による3H−チミジン取り込み上昇
を抑制する活性として測定することができる。
また、抗原またはマイトジェンで刺激活性化されたB細
胞による抗体(イムノグロブリン^、 D、 II!。
G、Mなど)産生を抑制する活性としても評価すること
ができる。
一方、近年、マイトジェン反応、同種MLRなどによる
T細胞の分裂増殖は、インターロイキン2などのT細胞
由来可溶性因子(リンホカイン)によって媒介されてい
ることが明らかとされた〔モーガン(Morgan、 
D、^、)ら、5cience、 193頁、1007
頁、1976年〕。このような免疫反応を調節する因子
としては、インターロイキン1.2.3もしくは4、コ
ロニー刺激因子、インターフェロンγまたはリンホトキ
シンなど多数が見い出されている。したがって、このよ
うな因子によるリンパ球の幼若化反応または機能の誘導
を抑制する活性としても免疫抑制因子の活性を評価する
ことができる。
本発明の免疫抑制因子は、以下の実験例からも明らかな
ように、これらの評価系においてすぐれた免疫抑制活性
を示した。
以上のことから、本発明の免疫抑制因子は、骨髄、腎、
心臓などの異種または同種移植をうけた患者の移植拒絶
反応を抑制するために用い得るばかりでなく、全身性エ
リトマト−デス、リューマチ性関節炎などの自己免疫患
者、アレルギーまたはリンパ球増殖異常に基づく患者の
予防または治療に応用することができる。また、本因子
は広く、医学、薬学の分野における試薬などとしても用
いることが可能である。
本発明の免疫抑制因子を医薬として用いる場合には、通
常の製剤技術にしたがって、製剤化することができ、た
とえば、原体を担体、賦形剤、希釈剤などと混和して、
散剤、錠剤、カプセル剤、注射剤などの型で提供され得
る。また、凍結乾燥させても使用し得る。
〔実施例〕
以下、実施例および実験例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例および実験例によっ
て何ら限定されるものではない。
なお、本発明の免疫抑制因子は以下の実施例などにおい
て適用されているように、ラット骨髄細胞の3H−チミ
ジン取り込み抑制を指標として探索した。その方法は次
の通りである。
活性測定法二ラット骨髄細胞の3H−チミジン取り込み
抑制 培養容器として96穴マイクロテストプレート(コーニ
ング社製)を使用し、10%熱不活化牛脂児血清を含む
RPMI 1640培地を用い調整したラット骨髄細胞
懸濁液(5X10’個/ml) 0.1 mlと、希釈
試料0.1mlを混合し、5%炭酸ガス含有空気中37
℃で12時間培養した。次いで、3H−チミジン(比活
性5 Ci/m+*ol 、アマジャム社製)を0.5
μCi/ウエルの濃度で添加し、さらに4時′  間培
養後、セルハーベスタ−を用いてグラスファイバーフィ
ルターにて細胞を収集した。細胞内の残存放射活性をト
ルエンシンチレータ−を用い、液体シンチレーションカ
ウンターにより測定し、次の式から、3H−チミジン取
り込みの抑制率を算出し、本免疫抑制因子の活性の指標
として表わした。
一以下余白一 力価は試料の希釈度と抑制率を正規確立紙などにプロッ
トし、50%の3H−チミジン取り込み抑制率を与える
希釈度を求め、単位(U)で表示することができる。
実施例1 ヒトT細胞性白血病細胞として、MOLT 4、MOL
T3 、CCRF−HSO3またはCCRF−CEMを
、ヒトB細胞性白血病細胞としてRPMI 1788を
用いて、これらの各細胞をlθ%熱不活化牛脂児血清、
硫酸カナマイシン60μg /ml、 N −2−ヒド
ロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸
10mM、L−グルタミン2mM、0.1%炭酸水素ナ
トリウムを含むRPMI 1640培地にて培養し、各
培養上清の免疫抑制活性をラット骨髄細胞を用いた3H
−チミジンの取り込み抑制を指標にして測定した。
その結果、MOLT 4およびCCIIF−HSO2の
培養土清に強い免疫抑制活性が検出され、CCRF−C
EM細胞の培養上清にも弱いながら活性が認められた。
一方、ヒトB細胞性白血病細胞で、リンホトキシン産生
株として知られているRP11788の培養上清には、
活性は全く認められなかった。なお、本実施例中で用い
られたヒト培養細胞株はすべてマイコプラズマの感染は
認められなかった。
次いで、MOLT 4またはCCRF−HSB2細胞を
限界希釈法によってクローン化することにより、免疫抑
制因子高産生クローンを得た。その中でも特に高度生の
クローンとしてMOLT 4クローンIE9が得られ、
以下の実施例においても用いた。
MOLT 4クローンIE9に関して、免疫抑制因子産
生の条件検討を行なった。その結果、MOLT 4クロ
ーンIE9を無刺激で、無血清RPMI 1640培地
を用いて、10″個/■lの細胞濃度で、5%炭酸ガス
含有空気中、37℃で培養することによって72時間後
に免疫抑制因子の産生が最大となった。一方、MOLT
 4クローンIE9を上記の条件でコンカナバリンA(
シグマ社製)10Mg/mlで刺激した場合には、刺激
後12時間で免疫抑制因子の産生が最高値に達した。
実施例2 ヒトT細胞白血病細胞MOLT 4またはMOLT 4
クローンIE9を無刺激で、無血清RPMI 1640
培地を用いて、10’個/mlの細胞濃度で5%炭酸ガ
ス含有空気中、37℃、72時間培養した。その後、遠
心により細胞を除去して得られた培養上清をホローファ
イバー(アミコン社製)などを用いて限外濾過し、約百
分の一量に濃縮する。このようにして得られた濃縮培養
上清(この段階のものを濃縮培養上清という)は、そこ
に含まれる免疫抑制因子の活性を、ラット骨髄細胞を用
いて測定した後、精製に用いた。
セファクリルS−200カラム(1,4X90Cnt)
またはFPLC−Superose 12カラム(HR
10/305(いずれもファルマシア社製)を用い、リ
ン酸緩衝生理食塩水(pH7,4)にてゲル濾過を行な
った。標準蛋白質(ファルマシア社製:リボヌクレアー
ゼA1キモトリプシノーゲンA1オブアルプミン、牛血
清アルブミン)を用いて分子量の検量線を作製し、ゲル
濾過により得られた各両分について分子量を測定した。
第1図に示したように、ラット骨髄細胞を用いた活性評
価により、本発明の免疫抑制因子の活性ピークはオブア
ルプミンと牛血清アルブミンの間および、牛血清アルブ
ミンより前の二画分に溶出され、分子量は45,000
〜65,000および150.000〜200、000
であった。
ゲル濾過により得られた活性画分を限外濾過により濃縮
した後、トリス−塩酸緩衝液(トリスヒドロキシアミノ
メタン30a+M、p H8,0)で−晩透析し、50
0μJをFPLC−Mono Q陰イオン交換クロマト
グラフィー(ファルマシア社製)により分画を行なった
。FPLC−Mono Qカラム(HR515)は、ま
ずトリス−塩酸緩衝液で平衡化しておき、試料添加後、
流速1ml/分で、トリス−塩酸緩衝液3mlで溶出さ
せ、さらに引き続いて0〜1M食塩による直線的濃度勾
配(10a+1)を10分間で形成させ溶出させた。各
1o11の両分を分取し、リン酸緩衝生理食塩水(pH
7,4)で−晩透析後、ラット骨髄細胞を用いた活性評
価を行なったところ、第2図に示したように活性は食塩
濃度0.55〜0.75Mの溶出画分に認められた(こ
の段階のものを部分精製品という)。
さらに、FPLC−Mono Q陰イオン交換クロマト
グラフィーにより得られた、本発明の免疫抑制因子の活
性画分を限外濾過濃縮後、トリス−塩酸緩衝液(トリス
ヒドロキシアミノメタン30+M、pH8,0)で−晩
透析し、再度、FPLC−Mono Q陰イオン交換ク
ロマトグラフィーにより分画を行なった。
FPLC−Mono Qカラムは、0.3〜0.5 M
食塩による直線的濃度勾配(40a+1)を40分間で
形成させ溶出を行なった。各II+llの両分を分取し
、リン酸緩衝生理食塩水(pH7,4)で−晩透析後、
ラット骨髄細胞を用いた活性評価を行なった結果、活性
は食塩濃度0.31〜0.32Mの溶出画分に認められ
(第3図)、本発明の免疫抑制因子の比活性は約10’
U/mlであり、培養上清に比し、精製度は約5800
倍となり、活性収率は約30%であった(この段階のも
のを高度精製標品という)。
実施例3 実施例2の高度精製標品を4%ドデシル硫酸ナトリウム
(SDS) 、4%2−メルカプトエタノールおよび5
0%グリセリンを含むトリス−塩酸緩衝液(トリスヒド
ロキシアミノメタン40mM  、p H6,8)と3
=1の割合で混合し、90℃で3分間熱処理を行なった
。次に、試料調整用の厚み’1mm、長さ11cm、巾
14csaの10%ポリアクリルアミドを含むSDS−
ポリアクリルアミド平板ゲルをレームリ−(Laemm
li)らの方法(Nature+227巻、680頁、
1970年)に準じてゲル作製装置(アト−株式会社製
、A E−6200およびAE−621O型ゲル作製装
置)を用いて作製した。平板ゲルに試料約600μlを
付与し、電気泳動は20mAの定電圧で行なった。泳動
終了後、2mm間隔でゲルの切り出しを行ない、各ゲル
片をリン酸緩衝生理食塩水(pH7,4)1.0a+1
に浸漬して4℃で24時間抽出を行なった。抽出後、パ
スツールピペットにて抽出液を回収し、リン酸緩衝生理
食塩水(pH7,4)で洗浄を行なって、各2.5ml
ずつの抽出液を取得した。得られた抽出画分中、分子量
約31 、000の染色バンドに本発明の免疫抑制因子
の活性が認められた(第4図)。
合計4回のSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動を
行ない、本発明の免疫抑制因子は単一染色バンドとして
回収されたので、限外濾過膜(YM−10,アミコン社
製)を用いて、脱塩を行なった後、アミノ酸分析用試料
とした。
試料を減圧シール下、6規定塩酸(4%チオグリコール
酸含有)で110℃、22時間加水分解を行ない、高速
アミノ酸分析計(日立835型)を用いてアミノ酸組成
(モル%)を測定した。その結果を第1表に示す。
第   1   表 以上のことから、本発明の免疫抑制因子は分子量がゲル
濾過にて45,000〜65.000および150.0
00〜200.000であり、SDS−ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動にて約31,000であるタンパク性
因子であり、これらのことから2蓋体(homod i
mer)とr、ア、すナーL士名!ケ全企1、アh露1
.得スこ入力曵云嗟された。
実施例4 実施例2の濃縮培養上清を、脱イオン水で一晩透析した
後、ウルトロデンクス(LKB社製) 4g1アンホラ
イン(LKB社製、pH3,5〜10)5mlおよび脱
イオン水を混合し、約100m1のゲルを作製し、18
ワツト定電力で6〜8時間、4℃にて等電点電気泳動を
行なった。泳動終了後、直ちにゲルを30画分に分画し
、それぞれの画分のpHを測定した後、脱イオン水を用
いてゲルからタンパク質の溶出を行なった。さらにリン
酸緩衝生理食塩水(pH7,4)で−晩透析した後、ラ
ット骨髄細胞を用いた活性評価を行なったところ、第5
図に示したように、活性はp H4,6〜4.8の画分
に認められた。
また、実施例2の部分精製品をビスートリスーイミノニ
酢酸緩衝液〔2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−2,
2′、21−ニトリロトリエタノール、25mM、pH
7,1)に−晩透析した後、FPLC−Mono Pカ
ラムを用いたクロマトフオーカシングに供した。開始緩
衝液としては、ビスートリスーイミノニ酢酸緩衝液(2
5mM、pH7,1)を、溶出緩衝液としては10%ポ
リバッファー74(ファルマシア社製)を含むイミノニ
酢酸水溶液(p H4,0)を用いた。溶出は流速1 
ml/分で、45分間で行ない、各21の両分を得た。
それぞれの両分のpHを測定した後、リン酸緩衝生理食
塩水(pH7,4)で−晩透析し、ラット骨髄細胞を用
いた活性評価を行なったところ、本発明の免疫抑制因子
の活性はp H4,6〜4.8の両分に認められ(第6
図)、等電点電気泳動の結果と一致した。
実施例5 実施例2の部分精製品を、固定化コンカナバリンAセフ
ァロース4Bカラム(ファルマシア社製:1.4X5c
m)を用いアフィニティークロマトグラフィーを行なっ
た。溶出は最初リン酸緩衝生理食塩水(pH7,4)5
0+1を用いて行ない、コンカナバリンAセファロース
非吸着性画分を得た。
次に、0.2M  α−メチル−D−マンノシドを含む
リン酸緩衝生理食塩水(pH7,4)50mlを用いて
溶出を行ない、コンカナバリンAセファロース吸着性画
分を得た。各両分について、リン酸緩衝生理食塩水(p
H7,4>で−晩透析した後、ラット骨髄細胞を用いた
活性評価により、第7図に示したように、免疫抑制活性
はコンカナバリンA非吸着性の両分に認められた。
また、実施例2の濃縮培養上清を、ブルーセファロース
CL6Bカラム(ファルマシア社製:1.4X10cm
)を用い、アフィニティークロマトグラフィーを行なっ
た。ブルーセファロースCL6Bカラムは、あらかじめ
トリス−塩酸緩衝液(トリスヒドロキシアミノメタン3
0mM5pH8)で平衡化しておき、試料添加後、まず
、トリス−塩酸緩衝液(pH8)で溶出させ、ブルーセ
ファロース非吸着性画分25m1を得た。続いて0〜1
M食塩の直線的濃度勾配により溶出させ、各5m1O画
分をリン酸緩衝生理食塩水(pH7,4)で−晩透析後
、ラット骨髄細胞を用いる活性評価を行なった。その結
果、第8図に示すように、免疫抑制活性はブルーセファ
ロース非吸着性の両分に認められた。
実施例6 実施例2の部分精製品について、デオキシリボヌクレア
ーゼ1  (DNase I)、リボヌクレアーゼA(
RNase A) 、トリプシン、α−キモトリプシン
、プロナーゼ、パパイン、過ヨウ素酸処理による影響、
熱およびpH安定性について検討した。
本発明の免疫抑制因子にDNase I 、RNase
 A sトリプシン、α−キモトリプシン、プロナーゼ
、パパイン(シグマ社製)を50μg/+++1または
200μg/mlの濃度で加え、37℃で3時間処理し
、ラット骨髄細胞を用い活性評価を行なった。
また、過ヨウ素酸処理においては、メタ過ヨウ素酸ナト
リウム(和光紬薬社製)5mMを添加し、冷暗所で3時
間放置し、処理終了時に、シg糖り%重量/容量を添加
し30分間放置する。さらにリン酸緩衝生理食塩水(p
H7,4)で−晩透析し、ラット骨髄細胞を用いて活性
評価を行なった。
その結果、第9図に示すように、本発明の免疫抑制因子
はDNase I 5RNase^、パパイン処理およ
び過ヨウ素酸処理には非感受性であるが、トリプシン5
0μg /ls 1 sα−キモトリプシン200μs
/mlおよびプロナーゼ50μg/mlの処理には感受
性であった。
また、本発明の免疫抑制因子は、pH2〜10の範囲で
安定であるが、56℃および90℃で、30分間の熱処
理によって部分失活した。
実施例7 10−’M  2−メルカプトエタノール、5μg/l
1llレバミゾール、50mM  N−アセチル−D−
グルコサミン、50mM  N−アセチル−D−ガラク
トサミン、50mM  α−メチル−D−マンノシド、
10mML−アルギニン、または10mM  L−オル
ニチンを添加した場合のラット骨髄細胞による本発明の
免疫抑制因子の活性評価を行なったところ、いずれの物
質によっても本発明の免疫抑制因子の活性は阻害されな
かった。
なお、本発明の免疫抑制因子は、2−メルカプトエタノ
ール、レバミゾールによって、その活性が阻害されない
ことから既知のヒト免疫抑制因子である5IR3因子と
は差別化され、N−アセチル−D−グルコサミン、N−
アセチル−D−ガラクトサミン、α−メチル−D−マン
ノシドによって活性が阻害されないことから5ISS−
7因子とも差別化され、さらに、L−アルギニンおよび
L−オルニチンによって活性が阻害されないことからア
ルギナーゼとも異なる。
また、部分精製された本発明の免疫抑制因子はリンホト
キシン、腫瘍検死因子に高感受性のマウスL929細胞
に対して細胞障害性を全く示さず、また、抗ウィルス活
性、インターロイキン2依存性T細胞株の分裂増殖活性
、および骨髄細胞の分裂増殖およびコロニー形成刺激活
性を全(示さなかった。
以上の結果から明らかなように、本発明の免疫抑制因子
は従来のリンホカインとは異なる新規な免疫抑制因子で
ある。
実験例 本発明の免疫抑制因子の生物活性について、以下の通り
実験を行なった。なお、実験例中rsEM」は標準偏差
を意味する。
m土:マイトジェンによって誘導されるヒト末梢血リン
パ球のIgM抗体産生に対 する抑制効果 比重遠心法によって得られたヒト末梢血リンパ球を10
%熱不活化牛脂児血清を含むRPMI 1640培地に
て5X10’個/mlに調整し、ポークライードマイト
ジェン(PWM、1/l G O希釈)またはスタフィ
ロコッカス・アウレウス・コラワン1  (SAClo
、003%)を添加した。この細胞浮遊液100μlを
あらかじめ本発明の免疫抑制因子50U/mlを含む試
料100μlを入れた96穴平底マイクロテストプレー
トの各ウェルに加えた。37℃、5%炭酸ガス条件下で
7日間培養した後、培養上清を回収しその上清中に含ま
れるイムノグロブリンM(IgM)量をエンザイム・リ
ンクド・イムノソルベント・アッセイ (ELIS^)
により定量した。その結果を試料を添加しない場合の1
gM産生量を対照とした抑制率として第1表に示す。
第   1   表 (U/ n11) SAC50157±192.4 1JJJ[=ヒト末梢血リンパ球の自発的IgG抗体産
生に対する抑制効果 ヒト末梢血リンパ球を10%熱不活化牛脂児血清を含む
RP旧1640培地にて5XIO’個/1に81K1M
 l  J−vM6+nll&+8ff)’t&:17
k 1 6八、、 a L −J−5h R11tT+
免疫抑制因子を含む試料100μlを96穴平底マイク
ロテストプレートの各ウェル中で混合し、未刺激で7日
間、37℃、5%炭酸ガス条件下で培養した。培養上清
を回収し、その上滑中に含まれるイムノグロブリンG(
IgG)量をELISA法により定量した。その結果を
試料添加しない場合のIgG産生量を対照とした抑制率
として第2表に示す。
第   2   表 (U/ ml) 0287±7 − 25 187±52  34.8 50  Lot±53  64.8 第2表から明らかなように、本発明の免疫抑制因子は、
同因子を含まない対照と比べて、ヒト末梢血リンパ球に
よる自発的IgG抗体産生を濃度依存的に抑制した。
実験例3:ヒl−B細胞性白血病細胞株の抗体産生に対
する抑制効果 ヒトB細胞性白血病細胞株のうち、IgGを産生ずるこ
とが明らかなCC1?F−5RおよびRP旧8226、
またIgMを産生ずることが明らがなRPMI 178
Bを用いて、これらの抗体産生に対する本発明の免疫抑
制因子の効果について検討した。上記細胞はすべて10
%熱不活化牛脂児血清を含むRPMI 1640培地に
てlXl0’個/曽1に調整した。この細胞浮遊液10
0μlと免疫抑制因子を含む試料100μlとを96穴
平底マイクロテストプレートの各ウェル中で混合し、3
7℃、5%炭酸ガス条件下で72時間培養した。その培
養中に含まれるIgG、IgMIをそれぞれELISA
法により測定した。その結果を第3表に示す。表中、力
7コ内の数字は試料未添加の場合のIgGまたは1gM
産生量を対照とした際の抑制率を示す。
一以下余白一 第   3   表 第3表から明らかなように、本発明の免疫抑制因子は同
因子を含まない対照と比して、CCRF−3BおよびR
PMI 8226によるIgG産生、さらにRP門11
788による1gM産生を濃度依存的に抑制した。
叉U土:マウス同種リンパ球混合反応(M L R)の
抑制効、果 マウス同種MLRは、反応細胞としてBALB/Cマウ
ス(H−2’)の肺細胞を、刺激細胞としてC57BL
/6マウスの肺細胞をマイトマイシンC処理したものを
用い、等比で混合培養することによって行なった。
反応細胞の調整は、以下の方法で行なった。5〜6週齢
の雄性B A L B / cマウスより肺臓を摘出し
、5%熱不活化牛脂児血清を添加したRPMT1640
培地(硫酸カナマイシン6oμg/lIl、L−グルタ
ミン2mM、N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N
’−2−エタンスルホネー)10m M s 001%
炭酸水素ナトリウム含有)を用いて肺細胞の単細胞浮遊
液を得た。溶血処理後、lo−4M2−メルカプトエタ
ノールおよび20%熱不活化牛脂児血清を含むRPMI
 1640培地を用いて、10’個/ mlに調製し、
反応細胞浮遊液として用いた。
刺激細胞の調製は以下の方法で行なった。5〜6週齢の
雄性C57BL/6マウスから肺臓を摘出し、RPMI
 1640培地を用いて肺細胞の単細胞浮遊液を得た。
溶血処理後、40μg/mlのマイトマイシンCで37
℃、60分間の処理を行なった。
3回洗浄後、10−’M2−メルカプトエタノールおよ
び20%熱不活化牛脂児血清を含むRPM11640培
地を用いて107個/+alに調整し、刺激細胞浮遊液
として用いた。
上述した方法により調製した反応細胞浮遊液50μlと
刺激細胞浮遊液50plおよび免疫抑制因子を含む試料
100μlとを96穴マイクロテストプレートに加え、
37℃で5%炭酸ガス条件下で4日間培養を行なった。
培養終了後に、3H−チミジン0.5μCi/ウエルを
添加し、4時間培養後、セルハーベスタ−にて細胞を収
集し、細胞内に取り込まれた放射活性を液体シンチレー
ションカウンターにて測定し、マウス同種MLRのリン
パ球幼若化の指標とした。
マウス同種MLRに対する本発明の免疫抑制因子の抑制
活性は、以下の式により抑制率を算出し、評価した。
−以下余白一 その結果を第4表に示す。
一以下余白一 第4表から明らかなように、本発明の免疫抑制因子はマ
ウス同種MLRにおけるリンパ球幼若化反応を濃度依存
的に抑制する。
大狼■工:マイトジエン刺激によるヒト末梢血リンパ球
幼若化反応の抑制効果 (1)  コンカナバリンA刺激によるヒト末梢血リン
パ球幼若化反応に対する効果の試験は以下の方法で行な
った。比重遠心法によって得られたヒト末梢血リンパ球
を10%熱不活化牛脂児血清を含むRPMl 1640
培地にて5×10−個/mlに調整し、コンカナバリン
Aを添加した。この細胞浮遊液100μlをあらかじめ
本発明の免疫抑制因子を含む試料100μiを入れてお
いた96穴平底マイクロテストプレートの各ウェルに加
えた(ヒト末梢血リンパ球の数は5X10’個/ウェル
である)。
37℃、5%炭酸ガス条件下で72時間培養した後、3
H−チミジン0.5μCi/ウエルを加え、同条件下で
さらに4時間培養した。培養終了後、セルハーベスタ−
を用いて細胞を回収し、細胞内に取り込まれた放射活性
を液体シンチレーションカウンターにて測定し、ヒト末
梢血リンパ球幼若化の指標とした。その結果を第5表に
示す。
第   5   表 試 無添加         1636±522−Con^
単独  −26175±4868   −し 251364±20594.8 第5表から明らかなように本発明の免疫抑制因子は、同
因子を含まない対照に比して、コンカナバリンA (C
on A)によって誘導される3H−チミジンの取り込
みを90%以上抑制した。
(2)  PWMまたはSAC刺激によるヒト末梢血リ
ンパ球幼若化反応に対する効果の試験は、以下の方法で
行なった。実験例5(1)と同様に調製されたヒト末梢
血リンパ球にホークライードマイトジェン(PWM、1
/100希釈)またはスタフィロコッカス・アウレウス
・コラワンI  (SAC。
0.003%)を添加した。この細胞浮遊液100μl
をあらかじめ免疫抑制因子を含む試料100μiを入れ
ておいた96穴平底マイクロテストプレートの各ウェル
に加えた。37℃、5%炭酸ガス条件下で48時間また
は96時間培養した後、3H−チミジン0.5μC4/
ウエルを添加し、さらに4時間培養した。培養終了後、
セルハーベスタ−を用いて細胞を回収し、細胞内に取り
込まれた放射活性を液体シンチレーションカウンターに
て測定し、ヒト末梢血リンパ球幼若化の指標とした。そ
の結果を第6表に示す。
一以下余白一 111L:コロニー刺激因子(CS F)によって誘導
されるマウス骨髄細胞の3H−チ ミジン取り込みおよびコロニー形成に 対する抑制効果 (11コロニー刺激因子(CSF)によって誘導される
マウス骨髄細胞の3H−チミジン取り込みに対する効果
の試験は、以下の方法で行なった。
C3H/ He Nマウス(雄性、8〜12週齢)の大
腿骨から得た骨髄細胞を10%熱不活化牛脂児血清を含
むRPMl 1640培地にて2.5X10’個/++
+’lに調整した後、マウス顆粒球−マクロファージ・
コロニー刺激因子(GM−C5F、ゲンザイム社製)を
10またはl OOU/ml添加した。この細胞浮遊液
100μlをあらかじめ本発明の免疫抑制因子50U/
mlを含む試料100μlを入れておいた96穴平底マ
イクロテストプレートの各ウェルに加えた(マウス骨髄
細胞数は2.5X10’個/ウェルである)。37℃、
5%炭酸ガス条件下で、16または39時間培養させた
後、311−チミジン0.5μCi/ウエルを加え、さ
らに4時間培養した。培養終了後、セルハーベスタ−を
用いて細胞を回収して、細胞内に取り込まれた放射活性
を液体シンチレーションカウンターにて測定した。その
結果を第7表に示す。表中、カッコ内は抑制率(%)を
示す。
−以下余白一 第7表から明らかなように、本発明の免疫抑制因子は、
本因子を含まない対照と比して、コロニー刺激因子(C
SF)未添加の3H−チミジン取り込みを抑制するのみ
ならず、コロニー刺激因子(C3F)10または100
U/n+1によって誘導される3H−チミジン取り込み
の上昇も強く抑制した。
(2)  コロニー刺激因子(C3F)によって誘導さ
れるマウス骨髄細胞のコロニー形成に対する効果の試験
は以下の方法で行なった。C3H/HeNマウス(雄性
、8〜12週齢)の大腿骨から得た骨髄細胞を0.88
%メチルセルロース、20%馬血清、コロニー刺激因子
(C3F)含有試料としてのし細胞培養上清5%および
本発明の免疫抑制因子20U/+mlを含むMEM−2
培地にて1×lOS個/ml/ 35 mプラスチック
・ディツシュに調整し、37℃、5%炭酸ガス条件下で
7日間培養した後のコロニー形成数を計測し、その結果
を第8表に示す。
一以下余白一 第   8   表 087±4− 2023±1 73.6 第8表から明らかなように、本発明の免疫抑制因子は、
コロニー刺激因子(CS F)によるマウス骨髄細胞の
コロニー形成を強く抑制した。
lL[:インターロイキン2 (IL−2)によって誘
導されるIL−2依存性マウス 細胞株(CTLL−2)の’I(−チミジン取り込みに
対する抑制効果 IL−2依存性マウス細胞株CTLL−2を10%牛脂
児血清を含むRPMI 1640培地にてlXl0−個
/mlに調整し、次いで組換えヒトインターロイキン2
 (r −h I L −2) 2.70/mlを添加
した。
この細胞浮遊液100μlをあらかじめ、本発明の免疫
抑制因子を含む試料100μCを入れておいた96穴平
底マイクロテストプレートの各ウェルに加えた。37℃
、5%炭酸ガス条件下で20時間培養した後、3H−チ
ミジン0.5μCi/ウエルを加え、さらに同条件下で
4時間培養した。培養終了後、セルハーベスタ−を用い
て細胞を回収し、細胞内に取り込まれた放射活性を液体
シンチレーションカウンターを用いて償1定した。その
結果を第9表に示す。
第   9   表 (U/ml) (cpIIl±SEM)2.7 200
2806±62381.9第9表から明らかなように、
本発明の免疫抑制因子は、CTLL−2をIL−22,
70/mlで処理した際の3H−チミジン取り込みを抑
制した。
大肱勇工:ヒトB細胞性白血病細胞株RPMI 178
8のリンホトキシン(LT)産生に対す る抑制効果 RP11788細胞を10%熱不活化牛脂児血清を含む
RPMI 1640培地にてI X 10’個/mlに
調整し、この細胞浮遊液100μlと免疫抑制因子を含
む試料100μlとを96穴平底マイクロテストプレー
トの各ウェル中にて混合し、37℃、5%炭酸ガス条件
下で72時間培養した。その培養上清のL929細胞に
対する細胞障害活性をRPM11788細胞のLT産生
量の指標とした。その結果を第10表に示す。
第1O表 (U/ml)  (U/ml)  (%)25   9
0 61.7 第10表から明らかなように、本発明の免疫抑制因子は
、RPMI 1788細胞によるLT産生を濃度依存的
に抑制した。
LL!!i=種々の培養腫瘍細胞の細胞増殖に対する抑
制効果 血球系細胞由来の種々の培養腫瘍細胞CCRF−CEM
CCRF−HSB2. MOLT 4. [937,K
562. HL−60,RajiおよびDaudiをそ
れぞれ10%牛脂児血清を含むRPMI 1640培地
にて2×10S個/ mlに調整した。
この細胞浮遊液50μiをあらかじめ本発明の免疫抑制
因子(500/ml)を含む試料50μlを入れておい
た96穴平底マイクロテストプレートの各ウェルに加え
た。37℃、5%炭炭酸酸ガス件下で72時間培養した
後、生細胞とインキュベートした際、ミトコンドリアの
サクシネートデヒドロゲナーゼと反応し、暗青色のホル
マザン−プロダクトを生じることが報告されている (
J。
Immunol、 Methods+ 65巻、 ss
真、 1983年)3−(4,5−ジメチルチアゾール
−2−イル) −2,5−ジフェニルテトラゾリウムブ
ロマイド(MTT。
5 at/n+1)  10 p Itを加えた。37
℃、5%炭酸ガス条件下で4時間反応させ、ホルマザン
の結晶を形成させた後、10%ドデシル硫酸ナトリウム
を含む0.01規定塩酸溶液100μlを結晶溶解のた
めに加え、37℃で一晩放置し反応させた。
反応終了後、各ウェルの上清100μlを吸光度測定用
マイクロテストプレートに移し、マイクロテストプレー
ト用分光光度針を用いて、660nmを対照とした際の
550nmにおける吸光度を測定した。
各培養腫瘍細胞に対する増殖抑制活性を以下の式に従っ
て算出し、増殖抑制率として表示した結果を第11表に
示す。
一以下余白一 第   11   表 CCRF−CEM  506±4333±734.20
937 575±6259±554.9に562 43
5±3362±916.8HL−60649±11 3
86±140.5Raji  362±1 100±1
72.4Daudi  687±10 195±117
1.2第11表から明らかなように、本発明の免疫抑制
因子は、リンパ球由来細胞を含む種々の血球系細胞由来
の培養腫瘍細胞の増殖を抑制した。
大肱五上工:ヒトB細胞性白血病細胞株CCRF−5B
の増殖および抗体産生に対する抑制 効果 CCRP−SB細胞を用いて、本発明の免疫抑制因子の
増殖抑制および抗体産生の経時変化を検討した。
本発明の免疫抑制因子25U/mlを培養開始時にCC
RF−3B細胞に添加し、24.48.72時間後の細
胞増殖および抗体産生をそれぞれMTTを用いた色素法
およびEL I SA法により測定した。
その結果を第12表に示す。
第  12 表 (%)  (%) 72時間   83.4     96.0第12表か
ら明らかなように、本発明の免疫抑制因子は、24時間
目では増殖抑制活性は約26%と弱く、また、抗体産生
抑制も全く認められなかったが、72時間目では増殖抑
制率も約83%で、抗体産生も96%抑制されることが
明らかとなった。従って、本発明の免疫抑制因子は、腫
瘍壊死因子、リンホトキシンなどの細胞障害性因子とは
明らかに異なり、細胞障害活性よりはむしろ、細胞分裂
抑制作用により免疫抑制活性を示すことが示唆された。
〔発明の効果〕
上述した実施例および実験例を含む明細書の記載を通じ
て明らかにしたように、本発明の新規な免疫抑制因子は
すぐれた免疫抑制作用を示し、医薬として、または試薬
として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、FPLC−Superose 12カラムを
用いたゲル濾過による溶出パターンを、 第2図は、FPLC−Mono Qカラムを用いた陰イ
オン交換クロマトグラフィーで、0〜1M食塩の直線的
濃度勾配による溶出パターンを、 第3図は、FPLC−Mono Qカラムを用いた陰イ
オン交換クロマトグラフィーで、0.3〜0.5M食塩
の直線的濃度勾配による溶出パターンを、第4図は、本
発明の免疫抑制因子の高度精製標品のSDS−ポリアク
リルアミドゲル電気泳動の泳動パターンを、 第5図は、本発明の免疫抑制因子を含む濃縮培養上清の
分取用等電点電気泳動による泳動パターンを、 第6図は、本発明の免疫抑制因子の部分精製品のFPL
C−Mono Pカラムを用いたクロマトフオーカシン
グのン容出パターンを、 第7図は、固定化コンカナバリンAセファロースアフィ
ニティークロマトグラフィーの結果を、第8図は、ブル
ーセファロースCL6Bを用いたアフィニティークロマ
トグラフィーの溶出パターンを、 第9図は、本発明の免疫抑制因子の各種酵素および過ヨ
ウ素酸に対する感受性をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記(1)〜(12)の性質を有する免疫抑制因子(1
    )分子量がゲル濾過にて45,000〜65,000お
    よび150,000〜200,000であり、SDS−
    ポリアクリルアミドゲル電気泳動にて約31,000で
    ある、(2)等電点が4.6〜4.8である、 (3)FPLC−Mono Q陰イオン交換クロマトグ
    ラフィーにて食塩濃度0.31〜0.32Mで溶出され
    る、(4)固定化コンカナバリンAセファロースおよび
    ブルーセファロースに非吸着性である、 (5)デオキシリボヌクレアーゼ、リボヌクレアーゼ、
    パパイン、過ヨウ素酸に非感受性で、トリプシン、α−
    キモトリプシン、プロナーゼに感受性である、 (6)pH2〜10で安定である、 (7)4℃にて長期間安定であり、56℃および90℃
    、30分間の熱処理にて部分失活する、(8)2−メル
    カプトエタノール、レバミゾール、N−アセチル−D−
    グルコサミン、N−アセチル−D−ガラクトサミン、α
    −メチル−D−マンノシド、L−アルギニンまたはL−
    オルニチンにより活性が阻害されない、 (9)抗体産生を抑制する、 (10)リンパ球の幼若化反応を抑制する、(11)細
    胞分裂増殖抑制作用を示す、および(12)構成アミノ
    酸およびその含有量(モル%)がアスパラギン(アスパ
    ラギン酸を含む)9.0モル%、スレオニン4.7モル
    %、セリン8.5モル%、グルタミン(グルタミン酸を
    含む)13.1モル%、グリシン16.9モル%、アラ
    ニン10.4モル%、バリン5.2モル%、メチオニン
    1.1モル%、イソロイシン3.5モル%、ロイシン7
    .3モル%、チロシン2.3モル%、フェニルアラニン
    4.2モル%、リジン5.8モル%、ヒスチジン2.2
    モル%、アルギニン3.7モル%、プロリン2.3モル
    %、1/2シスチン<1モル%およびトリプトファン<
    1モル%である。
JP62102738A 1986-05-02 1987-04-25 免疫抑制因子 Pending JPS63126897A (ja)

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