JPS6312620Y2 - - Google Patents

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JPS6312620Y2
JPS6312620Y2 JP1360882U JP1360882U JPS6312620Y2 JP S6312620 Y2 JPS6312620 Y2 JP S6312620Y2 JP 1360882 U JP1360882 U JP 1360882U JP 1360882 U JP1360882 U JP 1360882U JP S6312620 Y2 JPS6312620 Y2 JP S6312620Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕 この考案は音声多重信号を処理する為の回路に
関する。 〔考案の技術的背景〕 音声多重受信装置に於いて、多重放送(2重音
声放送またはステレオ放送)を受信する場合、復
調された主チヤンネル信号及び副チヤンネル信号
は、切換スイツチを操作することにより次のいず
れかのモードで出力されるのが一般的である。 (1) 左右のスピーカ共に主チヤンネル信号を出力
させる。 (2) 左右のスピーカ共に副チヤンネル信号を出力
させる。 (3) 左側のスピーカに主チヤンネル信号を出力さ
せ、右側のスピーカに副チヤンネル信号を出力
させる。 これを2重音声放送、例えば日本語と外国語に
よる2ケ国語放送(映画プログラムの放送等)に
ついて述べると以下のようになる。 (1) 左右のスピーカ共に日本語を出力させる。 (2) 左右のスピーカ共に外国語を出力させる。 (3) 左側のスピーカに日本語を出力させ、右側の
スピーカに外国語を出力させる。 以上の3つの出力モードを任意に選択できるわ
けであるが、2重音声放送、特に2ケ国語放送を
受信する場合は通常、上記1,2の出力モードが
選択されることが多い。上記3の出力モードがあ
まり選択されないのは、左右のスピーカからそれ
ぞれ日本語と外国語が同時に出力されるような状
態では、音声内容を把握しにくいからである。そ
こで、3の出力モードを選択した場合の聴き方と
しては、主チヤンネルか副チヤンネルのいずれか
一方のチヤンネルの出力をイヤホンで聴き、他方
のチヤンネルの出力を装置本体のスピーカで聴く
という方法が考えられる。すなわち、例えば、装
置本体の片方のスピーカから日本語を出力させ、
イヤホンで外国語を聴くという方法である。しか
し、いずれにしても3の出力モードは、一般的に
みて利用価値が低い。 また、3の出力モードで2重音声放送を受信す
る場合には、さらに次のような問題がある。音声
多重信号が復調される場合、各チヤンネルの復調
回路の特性の差により、副チヤンネル信号の復調
出力は主チヤンネル信号のそれに比べ時間的に遅
れて出力される。もし、この復調出力がそのまま
スピーカに供給されると、ステレオ放送の場合、
左側のスピーカの出力と右側のスピーカの出力と
の間の位相関係が本来の位相関係と異なることと
なり、不自然な音が再生されてしまうことにな
る。そこで、このような不具合を無くす為に、ス
テレオ放送時は放送局側で主チヤンネル信号を副
チヤンネル信号に比べて約20μsec遅らせて送信
し、時間差を補正するようにしている。 ところが2重音声放送の場合は、ステレオ放送
の場合と異なり、両チヤンネル信号を同時に再生
する必要性、つまり3の出力モードを選択する必
要性は必ずしもなく、通常は1,2の出力モード
に従つて主または副チヤンネル信号の一方が選択
聴取される。したがつて、2重音声放送時は前述
したような時間差補正は行われない。そこで、も
し2重音声放送時にあつて同一の信号内容を主チ
ヤンネルと副チヤンネルとで同時に送信したとす
ると、両チヤンネルの復調出力間に生じる20μsec
の時間差の為に、両復調出力の位相差は信号周波
数に応じて第1図に示すように変化する曲線上に
存在するようになる。図示の特性曲線から判るよ
うに周波数50KHzで位相差360゜となる。また人間
の音声帯域(50Hz〜15KHz)の範囲では0.36゜〜
108゜の位相差となる。したがつて、2重音声放送
を前述の3の出力モードで受信すると、上述のご
とく信号周波数が高い程両復調出力の位相差が大
きくなるような特性が得られ、人間の会話音等の
音声出力ではその内容を非常に把握しにくいもの
となる。特に2ケ国語放送では左右のスピーカか
らそれぞれ日本語、外国語が出力されるのでこの
問題が顕著となる。 しかしながら、上述した問題はあくまでも人間
の音声出力に関するものであり、これ以外の出力
音(以下、背景音と称する)ではエコーのかかつ
た立体感のある音が再生されるという効果があ
る。そこで、本件出願人は昭和56年3月26日出願
の実願昭56−42437号に於いて、2重音声放送受
信時、人間の音声等の希望する音声としては主チ
ヤンネルあるいは副チヤンネルのどちらか一方の
チヤンネルの信号を選択することができ、背景音
としては主チヤンネルと副チヤンネルの両方のチ
ヤンネルの背景音を同時に出力することができる
ような2重音声信号処理回路を出願している。第
2図はその回路構成を示す図である。この回路の
動作を簡単に説明すると、主チヤンネルの信号
(背景音と例えば日本語の信号情報を含む)は第
1の周波数分離器11に供給され、人間の音声帯
域の信号とこれ以外の帯域の信号に分離され、そ
れぞれ、切換スイツチ12の一方の固定接点12
1、第1の混合器13に供給される。副チヤンネ
ルの信号(背景音と例えば外国語の信号情報を含
む)は第2の周波数分離器14に供給され、人間
の音声帯域の信号とそれ以外の帯域の信号に分離
され、それぞれ切換スイツチ12の他方の固定接
点122、第2の混合器15に供給される。切換
スイツチ12では切換接片123が固定接点12
1,122のいずれか一方に任意に接続され、主
チヤンネルあるいは副チヤンネルの人間の音声帯
域の信号が選択される。この切換スイツチ12に
よつて選択された信号は増幅器16によつて増幅
され、第1、第2の混合器13,15に供給され
る。したがつて、第1の混合器13では切換スイ
ツチ12によつて選択された信号と主チヤンネル
の人間の音声帯域以外の帯域の信号との混合が行
なわれ、第2の混合器15では上記選択信号と副
チヤンネルの人間の音声帯域以外の帯域の信号と
の混合が行なわれ、各混合出力はそれぞれ左側の
スピーカ、右側のスピーカ(図示せず)に供給さ
れる。これにより、スピーカからは背景音として
はエコーのかかつた立体的な音が再生され、人間
の音声としては主チヤンネルあるいは副チヤンネ
ルのどちらか一方のチヤンネルの音声が再生され
る。すなわち、例えば2ケ国語による映画プログ
ラムの場合は、人間の会話音等は日本語あるいは
外国語によつて明瞭に聴き取ることができるよう
になり、また、背景音としてはエコーのかかつた
立体感のある信号を得ることができる。 〔背景技術の問題点〕 しかしながら、上記構成では第1、第2の周波
数分離器11,14や第1、第2の混合器13,
15のような特別なフイルタ回路や混合回路が必
要で回路構成が複雑になり、製造経費が上昇する
という問題があつた。また、前述した出力モード
1,2,3を得るように構成しようとする場合は
さらにスイツチ手段等を用いて別の信号経路を付
加しなければならず、音声多重受信装置全体の構
成が複雑となる問題があつた。 〔考案の目的〕 この考案は上記の事情に対処すべくなされたも
ので、簡単な構成により第2図で説明した2重音
声信号処理回路の持つ機能と同じ機能を持つこと
は勿論、さらに2重音声放送及びステレオ放送時
に於いて前述した出力モード1,2も得ることが
できる音声多重信号処理回路を提供することを目
的とする。 〔考案の概要〕 そこで、この考案は主チヤンネル信号が印加さ
れる第1の入力端子と、副チヤンネル信号が印加
される第2の入力端子と、各チヤンネル信号の
中、低音域成分を再生する為の第1、第2のスピ
ーカ手段と、各チヤンネル信号の高音域成分を再
生する為の第3、第4のスピーカ手段と、前記第
1、第2の入力端子のいずれか一方に前記第1、
第2のスピーカ手段の両方を選択的に接続するこ
とができる切換スイツチ手段と、前記第1、第2
の入力端子のいずれか一方に前記第3のスピーカ
手段を接続し他方に前記第4のスピーカ手段を接
続する第1のモードと前記切換スイツチ手段にて
選択されて接続された側の入力端子に前記第3、
第4のスピーカ手段の両方を接続する第2のモー
ドとのいずれかのモードを選択することができる
選択手段とを具備するように構成したものであ
る。 〔考案の実施例〕 以下、図面を参照してこの考案の一実施例を詳
細に説明する。まず、第3図を参照して音声多重
受信装置の概略を説明する。図に於いて、音声多
重放送信号は復調・マトリクス回路21に供給さ
れる。この復調・マトリクス回路21では主チヤ
ンネル及び副チヤンネルの信号が復調され、各復
調出力はモード切換スイツチ22で選択されるモ
ードに従つてマトリクスされ、端子23,24に
導出される。すなわち、モノラル放送の受信時に
あつては、モード切換スイツチ22でいずれのモ
ードを選択しても端子23,24は同一内容の信
号が得られる。また、ステレオ放送の受信時にあ
つては、モード切換スイツチ22で主/副モード
を選択すれば端子23,24にはそれぞれ主チヤ
ンネル信号、副チヤンネル信号が導出される。ま
た、主モードを選択すれば端子23,24にはい
ずれも主チヤンネル信号が導出され、副モードを
選択すれば逆に端子23,24のいずれにも副チ
ヤンネル信号が導出される。なお、2重音声放送
の受信時にあつてはステレオ放送の受信時と全く
同様に動作する。 25,26はそれぞれ左右の音声増幅回路で、
その出力はそれぞれ左右のスピーカ27,28に
供給されるとともに、中低音域遮断用のコンデン
サ29,30を介し左右のスピーカ31,32に
供給される。スピーカ27,28と31,32は
それぞれ第4図に示すようにクロスオーバ周波数
(c)を境にして再生周波数を分担しており、ス
ピーカ27,28は中低音域再生用のスピーカ、
スピーカ31,32は高音域再生用のスピーカと
なつている。したがつて、人間の会話音等のよう
な人間の音声帯域の音声出力はスピーカ27,2
8から得られ、これ以外の音声出力はスピーカ3
1,32から得られる。 今、仮に2重音声信号を受信しているものとす
ると、この場合、主モードを選択すればスピーカ
27,28からは主チヤンネルの人間の音声出力
や中低音域の背景音の音声出力が得られ、スピー
カ31,31からは主チヤンネルの背景音の高音
域の音声出力が得られる(前述した出力モード
(1))。副モードを選択すれば逆に副チヤンネルの
音声出力が得られる(前述した出力モード(2))。
また、主/副モードを選択すれば、スピーカ2
7,28からはそれぞれ主チヤンネルあるいは副
チヤンネルの人間の音声出力及び中低音域の背景
音の音声出力が得られる。また、スピーカ31,
32からはそれぞれ主チヤンネルあるいは副チヤ
ンネルの背景音の高音域の音声出力が得られる
(前述した出力モード(3))。 上述した音声多重受信装置に於いて、例えば音
声増幅回路25の出力信号を第2図を用いて説明
した2重音声信号処理回路の第1の周波数分離器
11に導びき、音声増幅回路26の出力信号を第
2の周波数分離器14に導びき、第1の混合器1
3の出力信号をスピーカ31,27に導びき、第
2の混合器15の出力信号をスピーカ28,32
に導びくように構成すれば、2重音声放送の受信
時、第2図を用いて説明したようなモードを楽し
むことができる。なお、この場合、第3図を用い
て説明した各種モードとの切換はスイツチ回路等
を用いて適宜構成することができる。また、第2
図のような2重音声信号処理回路を用いる場合は
左側のスピーカ27と31及び右側のスピーカ2
8と32をそれぞれ低域から高域まで再生可能な
1つのスピーカで兼用することができる。 この考案は例えば上述したような装置に於い
て、スピーカマトリクス方式を用いて先の第2図
で説明した2重音声信号処理回路の持つ機能及び
前述した出力モード1,2が得られるような音声
多重信号処理回路を提供するものである。 そこで、まず、スピーカマトリクス方式を用い
て先の第2図で説明した回路と同じ機能を持つ回
路を構成すると第5図のようになる。すなわち、
音声増幅回路25の出力信号はコンデンサ29を
介してスピーカ31に供給されるとともに、切換
スイツチ33の一方の固定接点331に供給され
ている。また、音声増幅回路26の出力信号もコ
ンデンサ30を介してスピーカ32に供給される
とともに切換スイツチ33の他方の固定接点33
2に供給されている。切換スイツチ33の可動接
片333によつて選択された信号はスピーカ2
7,28に供給されている。 上記構成によれば、切換スイツチ33の可動接
片333を固定接点331に接続することによつ
て、スピーカ27,28から主チヤンネルの人間
の音声帯域の音声出力を得ることができる。逆に
固定接点332に接続すれば、副チヤンネルの人
間の音声帯域の音声出力を得ることができる。ま
た、可動接片333をいずれの固定接点331,
332に接続した場合でも、スピーカ31からは
主チヤンネルの人間の音声帯域以外の帯域の信号
を出力することができ、スピーカ32からは副チ
ヤンネルの人間の音声帯域以外の帯域の信号を出
力することができる。したがつて、第5図の回路
によれば、人間の音声出力は主チヤンネルあるい
は副チヤンネルの音声出力によつて明瞭に聴き取
ることができるとともに、これ以外の音声出力は
主チヤンネル及び副チヤンネルの音声出力が同時
に再生される為、その位相差によつてエコー効果
が発揮され、立体感溢れた再生出力を得ることが
できる。 第6図はこの考案の一実施例の回路図である。 図に於いて、34〜38は切換スイツチであ
り、このうち切換スイツチ34,35は互いに連
動して切り換り、切換スイツチ36〜38は互い
に連動して切り換わる。音声増幅回路25の出力
端は切換スイツチ34,36,37の一方の固定
接点a,x及び切換スイツチ35の他方の固定接
点bに接続されている。音声増幅回路26の出力
端は切換スイツチ34,36,38の他方の固定
接点b,y及び切換スイツチ35の一方の固定接
点aに接続されている。切換スイツチ34の可動
接片cは切換スイツチ38の一方の固定接点xに
接続され、切換スイツチ35の可動接片cは切換
スイツチ37の他方の固定接点yに接続されてい
る。切換スイツチ36の可動接片zはスピーカ2
7,28に接続され、切換スイツチ37,38の
可動接片zはそれぞれコンデンサ29,30を介
してスピーカ31,32に接続されている。 上記構成によれば、2重音声放送の受信時、次
の4つのモードを得ることができる。 (ア) 全てのスピーカ27,28,31,32から
主チヤンネルの音声出力を導出する。 (イ) スピーカ27,28,31からは主チヤンネ
ルの音声出力を導出し、スピーカ32からは副
チヤンネルの信号構成を出力する。 (ウ) 全てのスピーカ27,28,31,32から
副チヤンネルの音声出力を導出する。 (エ) スピーカ27,28,32からは副チヤンネ
ルの音声出力を導出し、スピーカ31からは主
チヤンネルの音声出力を導出する。 ここで、考案の詳細な説明の一番最後に載せる
表を参照しながら動作を説明する。この場合、切
換スイツチ22は常に主/副モードを選択するよ
うに設定される。したがつて、端子23,24に
はそれぞれ主チヤンネル信号、副チヤンネル信号
が出力される。 まず、出力モード(ア)を選択する場合について説
明する。この場合、切換スイツチ34,35では
固定接点aが選択される。また、切換スイツチ3
6〜38では固定接点xが選択される。したがつ
て、スピーカ27,28には主チヤンネル信号が
切換スイツチ36を介して供給され、スピーカ3
1には切換スイツチ37、コンデンサ29を介し
て主チヤンネル信号が供給され、スピーカ32に
は切換スイツチ34,38、コンデンサ30を介
して主チヤンネル信号が供給される。これによ
り、スピーカ27,28では主チヤンネルの人間
の音声帯域の信号が再生される。また、スピーカ
31,32ではいずれも主チヤンネルの音声帯域
以外の帯域の信号が再生される。なお、この出力
モード(ア)は前述した出力モード(1)に相当する。 また、出力モード(イ)を選択する場合は、切換ス
イツチ34,35では固定接点bが選択され、切
換スイツチ36〜38では固定接点xが選択され
る。これにより、スピーカ27,28,31には
主チヤンネル信号が供給され、スピーカ32には
副チヤンネル信号が供給される。したがつて、例
えば日本語(主チヤンネル)と外国語(副チヤン
ネル)による2ケ国語の映画放送の場合、人間の
会話音等は日本語で明瞭を聴くことができ、その
他の帯域の音声出力は立体感のある出力を得るこ
とができる。なお、このモード(イ)は第5図の回路
に於いて、切換スイツチ33にて固定接点331
が選択された状態と同じである。 また、モード(ウ)を選択する場合は、切換スイツ
チ34,35では固定接点aが選択され、切換ス
イツチ36〜37では固定接点yが選択される。
したがつて、スピーカ27,28,31,32に
はいずれも副チヤンネルの信号が供給される。な
お、このモード(ウ)は前述した出力モード2に相当
する。 また、モード(エ)を選択する場合は、切換スイツ
チ34,35では固定接点bが選択され、切換ス
イツチ36〜38では固定接点yが選択される。
これによりスピーカ27,28,32には副チヤ
ンネル信号が供給され、スピーカ31には主チヤ
ンネル信号が供給される。したがつて、人間の会
話音等は外国語で明瞭に聴くことができ、その他
の帯域の音声出力は立体感ある音声出力として得
ることができる。なお、このモード(エ)は第5図の
回路に於いて、切換スイツチ33にて固定接点3
32が選択された場合と等価となる。 なお、詳細な説明は省略するが、第6図の回路
ではステレオ放送時に出力モード(ア),(ウ)を選択す
ることによつて2重音声放送時に限らず、ステレ
オ放送時にも前述した出力モード(1),(2)を設定す
ることができる。 また、切換スイツチ34〜38は説明の便宜
上、機械的スイツチで説明したが、例えば電子ス
イツチでもよいことは勿論である。 このようにこの実施例によれば、特別なフイル
タ回路や混合回路を用いることなく、単に切換ス
イツチ34〜38を設けるだけの簡単な構成によ
り第3図あるいは第5図の回路で得られる機能を
得ることができることは勿論、さらに2重音声放
送時やステレオ放送時に前述した出力モード(1),
(2)を設定することができる。 なお、2重音声放送時やステレオ放送時、前述
した出力モード(3)を得られるようにするには端子
23,24に導びかれた信号を別途スイツチ手段
等を用いてスピーカ27,31、あるいはスピー
カ28,32に導びくように構成すればよい。し
たがつて、第6図の回路では切換スイツチ22は
主/副モードだけを選択するものであればよく、
言い換えれば復調マトリツクス回路21は復調機
能だけを有し、端子23,24にそれぞれ主チヤ
ンネル信号あるいは副チヤンネル信号を導びくも
のであればよい。 なお、この考案の切換スイツチ手段や選択手段
は先の切換スイツチ34〜38による構成だけに
限らず、他にも種々様々変形実施可能なことは勿
論である。 〔考案の効果〕 このようにこの考案によれば、簡単な構成によ
り、第2図や第5図の回路で得られる機能と同じ
機能を有することは勿論、さらに2重音声放送時
やステレオ放送時に於いて前述した出力モード
(1),(2)も得ることができる音声多重信号処理回路
を提供することができる。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は2重音声放送時に於ける主チヤンネル
信号の復調出力と副チヤンネル信号の復調出力の
周波数−位相差特性図、第2図は従来の2重音声
信号処理回路を示す回路図、第3図は音声多重受
信装置の代表的構成を示す回路図、第4図は第3
図に示すスピーカの再生帯域を示す周波数特性
図、第5図はこの考案の説明に供する回路図、第
6図はこの考案に係る音声多重信号処理回路の一
実施例を示す回路図である。 27,28……中低域再生用スピーカ、29,
30……中低域遮断用コンデンサ、31,32…
…高域再生用スピーカ、33〜38……切換スイ
ツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主チヤンネル信号が印加される第1の入力端子
    と、副チヤンネル信号が印加される第2の入力端
    子と、各チヤンネル信号の中、低音域成分を再生
    する為の第1、第2のスピーカ手段と、各チヤン
    ネル信号の高音域成分を再生する為の第3、第4
    のスピーカ手段と、前記第1、第2の入力端子の
    いずれか一方に前記第1、第2のスピーカ手段の
    両方を選択的に接続することができる切換スイツ
    チ手段と、前記第1、第2の入力端子のいずれか
    一方に前記第3のスピーカ手段を接続し他方に前
    記第4のスピーカ手段を接続する第1のモードと
    前記切換スイツチ手段にて選択されて接続された
    側の入力端子に前記第3、第4のスピーカ手段の
    両方を接続する第2のモードとのいずれかのモー
    ドを選択することができる選択手段とを具備した
    音声多重信号処理回路。
JP1360882U 1982-02-03 1982-02-03 音声多重信号処理回路 Granted JPS58116371U (ja)

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