JPS6312590B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシガーレツトあるいはそれに類似した
棒状物品を運搬するための各種のシステムに関す
る。だが便宜上本発明はシガーレツトのみに関し
て述べられるであろう。

本発明にしたがつたシガーレツトコンベアシス
テムは、接続帯域を画定する装置と、シガーレツ
トを前記接続帯域に送り込みあるいは該帯域から
送り出すようにそれぞれが一方の端部を前記接続
帯域に隣接させた少くとも２つのシガーレツトコ
ンベアと、前記コンベアの１つを駆動するための
第１の駆動装置と、他のコンベアを駆動するため
の第２の駆動装置と、前記接続帯域へのあるいは
該帯域からのシガーレツトの流れを決定する他の
因子が一定のまゝである限り、第１の駆動装置の
速度に関連して基本的に予め決定される速度で第
２の駆動装置が作動するように第２の駆動装置の
速度を制御するための第１の制御装置と、前記接
続帯域内のシガーレツトの容積または圧力を検出
するセンサを備えた第２の制御装置とを有し、前
記第２の制御装置が、前記センサによつて検出さ
れた接続帯域内のシガーレツトの容積または圧力
に応じて第２の駆動装置に連結された速度調整機
構を制御してその第２の駆動装置の速度を前記基
本的に予め決定された速度から変化させることに
よつて前記容積または圧力を予定の限度内に維持
する構成になつていることを特徴とする。

本発明にしたがつたコンベアシステムの複数例
が添付図面に図示されている。

第１図に図示されているコンベアシステムは接
続帯域１０と、端部を上記接続帯域に隣接させた
３つのコンベアとを含んでいる。上記コンベアの
１つは垂直供給装置を形成するバンド１２および
１４から成つている。上記バンドは前記接続帯域
に隣接したプーリー１６および１８の周りを通過
する。その構造は特願昭48−120614号の明細書に
記載されている発明にしたがつている。接続帯域
１０で出会う第２のコンベアは頂部バンド２２と
協同する水平バンド２０から成り、また上記頂部
バンド２２は常にバンド２０と同一速度で、同一
方向に走行する。すなわち、バンド２２はバンド
２０と調和して走行する。第３のコンベアは頂部
バンド２６と協同する水平バンド２４から成りま
た上記頂部バンド２６はバンド２４と調和して走
行する。

接続帯域１０の上方に配備されたセンサバンド
２８は接続帯域１０内のシガーレツトに接続する
ように配列された作用部分２８Ａを有している。
バンド２８は固定軸線の周りに回転するプーリー
３０および３２の周りを通過し且つピボツト３８
で枢架されたレバー３６上に装架されているばね
付きプーリー３４の周りを通過する。レバー３６
はばね４０によりピボツト３８の周りを反時計方
向に押し付けられている。かくして、ばね付きプ
ーリー３４はバンド２８を緊張した状態に保持す
る。

ほゞ最下方位置におけるバンド２８の作用部分
２８Ａが実線で示されている。上記最下方位置に
おけるバンドの作用部分２８Ａはシガーレツトの
圧力によりわずかに屈撓されて、接続帯域１０内
のシガーレツトに凹形状の表面を提供する。バン
ド２８に対するシガーレツトの圧力が増大した場
合、前記バンド２８はばね４０の抵抗に逆らつて
さらに上向きに撓まされ、且つそれに対応してば
ね付きプーリー３４が下向きに運動し且つ前記レ
バーをピボツト３８の周りに回転する。

前記コンベヤの１つを駆動する駆動装置には、
その駆動装置の速度を制御する速度調整機構が連
結されている。そして、前記センサバンド２８、
プーリー３０，３２，３４、レバー３６及びピボ
ツト３８等は、前記速度調整機構を制御して前記
駆動装置の速度を変化させることによつて接続帯
域１０内のシガーレツトの容積または圧力を予定
の限度内に維持するための制御装置を構成してい
る。上記ピボツト３８は、前記速度調整機構に連
結されたスピンドルから構成されるとよい。

なお、前記速度調整機構は第１図には図示され
ていない。また、後述する第２図、第３図、第５
図及び第６図の構成においても速度調整機構が設
けられているが、その図示は省略されている。

第１図に図示されているシステムを各種の作動
モードで使用することができる。１つの作動モー
ドは前記特許願の明細書に記載されているとおり
である。すなわち、コンベア２０，２２は積重ね
様のシガーレツトの流れを１つまたはそれ以上の
シガーレツト製造機から受領して、これ等のシガ
ーレツトを接続帯域１０へ運搬する。コンベア２
４，２６は１重ねのシガーレツトを接続帯域１０
から１台またはそれ以上のシガーレツト包装機に
向けて運搬する。上記接続帯域内へのシガーレツ
トの供給が需要を超過した場合は、垂直給送装置
１２，１４がシガーレツトを適当な速度（センサ
バンド２８等からなる前記制御装置により制御さ
れる）で貯槽ユニツト（図示されていない）へ下
向きに運搬する。それに反して、需要が供給を超
えた場合には、垂直給送装置１２，１４がシガー
レツトを前記貯槽ユニツトから前記接続帯域へ上
向きに送達する。

この第１の作動モードにおいては、作用部分２
８Ａが右方へ運動するように、できればバンド２
８が同一方向に連続的に駆動されることが好まし
い。上記バンドの速度は一定であつてもよい。他
の可能性は、上記速度がコンベア２４，２６の速
度に応じてあるいは該速度に正比例して変えられ
てもよいことである。

第１図に図示されているこのシステムの他の作
動モードは次のとおりである。垂直給送装置１
２，１４がシガーレツト製造機から上向きに連続
的に給送する。コンベア２４，２６は、送り出し
が必要とされる場合、シガーレツトを前記接続帯
域１０から１台あるいはそれ以上の包装機へ運搬
する。またコンベア２０，２２はシガーレツトを
貯槽ユニツト、たとえば英国特許第1299174号の
明細書に記載されている貯槽ユニツトへあるいは
該ユニツトから運搬する。（特に第１図および第
２図を参照）。

この作動モードにおいては、できればバンド２
８は可逆であることが好ましい。その伝動装置
は、たとえば、バンド２８の運動の速度と方向と
がコンベア２０，２２のものに対応するようにコ
ンベア２０，２２の伝動装置に結合されてもよ
い。他の可能性は、このシステムが制御回路を有
し、それによりコンベア２４，２６が接続帯域１
０からシガーレツトを運搬している限り前記バン
ドの作用部分２８Ａが右方へ運動しまたコンベア
２４，２６が停止している場合（すなわち、関連
した包装機が一時的に作動していない場合）シガ
ーレツトをコンベア２０，２２上へ、次で上記コ
ンベアから前記貯槽内へ駆動するのを助勢するた
め、左方へ運動するようにされる。互いに相反す
る方向におけるバンド２８の速度は同じであつて
もよい。各々の場合において、コンベア２４，２
６の速度は包装機によるシガーレツトの需要に応
じてコンベア２４，２６の下流端部におけるセン
サによりセツトされることができる。垂直給送装
置１２，１４の上向きの速度は一定であつてもよ
いしあるいは、シガーレツト製造機により送り出
されるシガーレツトの列か積重ね体に形成される
区域内の前記垂直給送装置の下端部におけるセン
サによりセツトされてもよい。

第１図に図示されているシステムの第２の作動
モードにおいては、上記制御回路はコンベア２
０，２２の速度（およびその運動方向）をコンベ
ア１２，１４および２４，２６の速度次第で決ま
るほゞ予定の値にセツトするように配列されるこ
とができる。すなわち、上記制御回路はシガーレ
ツトを接続帯域１０における供給と需要の状態に
適当した割合で給送するようにコンベア２０，２
２の速度と方向とを根本的に決定することができ
る。だが、コンベア２０，２２の速度はセンサバ
ンド２８に応答してわずかな変更を加えられるで
あろう。同様な考察が第１の作動モードにも当て
嵌まる。

第２図には他の形式の接続帯域が図示されてい
る。本例においては、シガーレツトの積重ね体様
の流れが常時図示されている方向に運動している
コンベア４４，４６により接続帯域４２に向けて
運ばれる。コンベア４４，４６はたとえばシガー
レツト製造機からのシガーレツトを受領するよう
に配列されている。壁４８，５０から成るシユー
トがシガーレツトを包装機に送達するように接続
帯域４２から下向きに延びている。また接続帯域
４２における供給と需要との差は貯槽（たとえば
この場合も英国特許第1299174号の明細書記載の
貯槽）に達している可逆コンベア５２により考慮
に入れられる。

このシステム内には、接続帯域４２の頂部を横
切るように固定された板５６の下方を延びる下方
作用部分５４Ａを有しているセンサバンド５４が
配備されている。板５６の下方を延びるバンド５
４の部分はコンベア５２と協同してコンベア５２
上のシガーレツトの積重ね体の高さを画定する。
バンド５４の速度と方向とはコンベア５２のもの
に等しい。第１図に図示されているシステムの場
合と同様に、バンド５４はばね付きプーリー５８
により緊張状態に保持される。該プーリーはレバ
ー６０上に装架され、このレバーはピボツト６２
で枢架され且つばね６４により時計方向に押し付
けられている。ピボツト６２の周りの上記レバー
の運動はコンベア５２と、バンド５４との運動の
速度と方向とを調整する機構を制御するように取
計られている。

第３図には第２図に示されているシステムの一
変更が示され、また同様あるいは同等の部分がダ
ツシ付きの同じ符号を有している。センサバンド
５４A′はコンベア５２′上の積重ね体の上表面を
画定するように板５６（第２図の場合と同様に）
の下方を延びる代りに、上記センサバンドはプー
リー５５の周りを通つて戻り、且つコンベア５
２′と調和して運動するさらに他の頂部バンド５
７が配備されている。

センサバンド５４A′の運動は、コンベア４
４′と５２′との両方がシガーレツトを前記接続帯
域に送り込みつゝある時に、バンド５４A′が停
止されるように、制御されることができる。

第２図および第３図において、前記シユートは
第１図の場合と同様に可逆垂直給送装置で置きか
えられてもよい。

第４図には他の異つたシステムが示されてい
る。単１列のシガーレツトがコンベアバンド６６
と６８との間を上向きに接続帯域７０に送り込ま
れる。たとえばバンド６６および６８は英国特許
第1299174号の明細書に、その添付図面の第３図、
第６図および第７図に関連して述べられていると
おり相互間にシガーレツトを掴持するためジグザ
グ通路に沿つて上向きに運動するように強制され
ている。シガーレツトの単一の列の流れが接続帯
域７０内で積重ね体様の流れに形成され、また上
記積重ね体は、バンド７２と調和して運動してコ
ンベア７２上の積重ね体の高さを維持するように
頂部バンド７４と協動するコンベア７２により運
び去られる。コンベア７２，７４の速度を制御す
るセンサバンド７６が固定されたプーリー７８お
よび８０の周りを通り且つばね付きプーリー８２
の周りを通る。プーリー８２はばね８２ｃにより
ピボツト８２Ｂの周りを時計方向に押し付けられ
るレバー８２Ａ上に装架されている。プーリー８
２の運動で、コンベア７２，７４の速度を制御す
る速度調整機構８２Ｄが作動される。センサバン
ド７６は、コンベア７２，７４の速度に等しいあ
るいは比例した速度で作動するようにコンベア７
２，７４の伝動装置から駆動を得ることができ
る。たとえば、バンド７６はコンベア７２，７４
より高速度で走行してもよい。

第５図および第６図には頭上コンベア上に１重
ねのシガーレツトを生成する異つた方法が図示さ
れている。各々の例において、シガーレツトは第
１図に関して述べられたとおりリブ付きのコンベ
アバンド８４，８５から成る垂直給送装置により
積重ね体として上向きに給送される。上記垂直給
送装置の頂部には、同一の符号の使用で示されて
いるように、それぞれ第２図および第３図に図示
されているものに根本的には類似している構体が
配備されている。各々の構体あるいは「頭上ユニ
ツト」は固定板８８で完成される。ばね付きのプ
ーリー５８または５８′の運動でコンベア５２ま
たは５２′，５７の速度が制御される。

垂直給送装置および頭上コンベア５２，５２′
は単方向に（図示されているように）あるいは可
逆的に作動してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は３つのコンベアの相互間の接続帯域を
含んだ１つのコンベアシステムの部分を示した概
略図、第２図は第１図に示されているシステムの
一変更を示した図、第３図は第１図に示されてい
るシステムの他の変更を示した図、第４図は２つ
のコンベアの接続帯域を含んだ他のシステムの概
略図、第５図は第４図に示されているシステムの
一変更を示した図、第６図は第４図に示されてい
るシステムの他の変更を示した図である。 １０……接続帯域、１２，１４……垂直給送コ
ンベアバンド、２０……水平コンベアバンド、２
２……協同頂部バンド、２４……水平バンド、２
６……協同頂部バンド、２８……センサバンド、
２８Ａ……作用部分、３４……ばね付きプーリ
ー、３６……レバー、４０……ばね。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 接続帯域を画定する装置と、シガーレツトを
   前記接続帯域に送り込みあるいは該帯域から送り
   出すようにそれぞれが一方の端部を前記接続帯域
   に隣接させた少くとも２つのシガーレツトコンベ
   アと、前記コンベアの１つを駆動するための第１
   の駆動装置と、他のコンベアを駆動するための第
   ２の駆動装置と、前記接続帯域へのあるいは該帯
   域からのシガーレツトの流れを決定する他の因子
   が一定のままである限り、第１の駆動装置の速度
   に関連して基本的に予め決定される速度で第２の
   駆動装置が作動するように第２の駆動装置の速度
   を制御するための第１の制御装置と、前記接続帯
   域内のシガーレツトの容積または圧力を検出する
   センサを備えた第２の制御装置とを有し、前記第
   ２の制御装置が、前記センサによつて検出された
   接続帯域内のシガーレツトの容積または圧力に応
   じて第２の駆動装置に連結された速度調整機構を
   制御してその第２の駆動装置の速度を前記基本的
   に予め決定された速度から変化させることによつ
   て前記容積または圧力を予定の限度内に維持する
   構成になつていることを特徴とするシガーレツト
   コンベアシステム。