JPS6253145B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は細長い要素、特に巻きたばこを包装機
械に供給するシステムに関する。

連続的な巻きたばこ供給装置によつて包装機械
及び特にその入口ホツパに供給することは公知で
ある。上記たばこ供給装置によりホツパ内に開口
する供給ダクトに沿つてホツパに或る量の巻きた
ばこを供給することができる。これらの巻きたば
こはホツパ内の巻きたばこが包装機に吸収される
と代りに供給されるものである。

所謂“ボツクス”供給システムによつて包装機
のホツパに供給することも公知である。上記“ボ
ツクス”供給システムは通常上記ホツパ上の搭載
ステーシヨンに巻きたばこを一杯につめた複数個
の“ボツクス”を連続的に供給するためのステツ
プコンベヤを有する。上記搭載ステーシヨンは一
般には２つのボツクスを180゜隔てた対向位置に
保持する回転ヘツドを有する。この回転ヘツドは
上記両ボツクスの第１のボツクスが上記ヘツド上
でたばこを満杯せしめられかつすでに満杯の第２
のボツクスがその中味をホツパ内に排出する第１
位置と第１のボツクスがその中味をホツパ内に排
出しかつ第２のボツクスが空の状態で出口に到達
する第２位置との間で水平軸線を中心として回転
する。

上記搭載ステーシヨンはまたコンベヤからの満
杯ボツクスを回転ヘツドに移送しかつそこから空
のボツクスを取り出してコンベヤに搬送する搬送
装置を有する。

一般に、包装機が上述の公知供給装置の１つあ
るいは別の供給装置を備えているときには包装機
あるいは供給装置の作動中に何らかの中断がある
とそれは上流に伝えられそして通常は上記供給装
置に連結されるたばこ製造機の作動が自動的に中
止する。

この欠点を除去するために、そして更には一般
的にたばこ製造機による生産と包装機による吸収
との間に不均衡を補償するために公知の連続供給
装置には補償緩衝装置が設けられる。この緩衝装
置は包装機の吸収が製造機の生産においつかない
ときにはたばこを吸収すべく自動的に作動せしめ
られかつ逆に包装機の吸収が製造機の生産を上ま
わるときには包装機のホツパにたばこを自動的供
給するようになつている。これと同様の結果は通
常“ボツクス”型供給装置においては包装機の吸
収が製造機の生産を下回るときにコンベヤから過
剰のボツクスを手作業で取り除くことにより、そ
して逆の場合にはコンベヤにボツクスを手作業で
追加することにより得られる。

しかしながら、上述の補償緩衝装置を以つてし
てもあるいは手作業の介入による場合にも上述の
欠点を完全には除去し得ないということに留意す
べきである。何故ならばまず第１に色々な生産率
に対する補償はある限られた時間以上には持続で
きず従つて比較的短い時間を経過した後の包装機
あるいはたばこ製造機の停止がシステム全体の停
止に通じ、また第２に供給装置の停止は常に直ち
にシステム全体の停止を意味するからである。

本発明の目的は上述の欠点を完全に除去し得る
供給システムを提供することである。

この目的を達成するために本発明によれば巻き
たばこ等の細長要素を包装機に供給するシステム
であつて、各々が細長要素を該包装機に供給する
ために包装機の同一の入口ホツパに連結される供
給通路手段を有する少くとも２つの供給装置と、
上記供給通路手段の少くとも一方の下方に配置さ
れる貯蔵手段とを組み合せて成り、上記一方の供
給通路手段は一端で上記ホツパに連通する実質上
水平な終端部を有する端部ダクトを有し、該端部
ダクトには上記貯蔵手段に連通する開口を設けか
つホツパと上記開口との間に位置する端部ダクト
部分は可逆性コンベヤ手段により形成されるよう
にした細長要素の供給システムが提供される。

更にまた、本発明の好ましい実施例においては
上記供給装置の少くとも一方は所謂“ボツクス″
型供給装置であり、かつ上記貯蔵手段はステツプ
コンベヤと上記開口の下方に段階的に供給される
べき複数個のボツクスとを有する。

以下本発明の実施例を図面に従つて説明するが
本発明は勿論この実施例に限定されるものではな
い。

包装機１は２つの上部開口３，４を有する入口
ホツパ２を有し該ホツパには供給システム５によ
つて或る量のたばこが供給される。

供給システム５は２つの別個の供給装置を有
し、その第１の供給装置６は開口３に連結され、
第２供給装置７は開口４に連結される。

図示の実施例においては供給装置６は公知の連
続供給式のものであり、開口３に連通する供給通
路手段を形成する最終供給ダクト８を有する。或
る量のたばこが２つのコンベヤ９，１０によつて
上記ダクト８に供給される。コンベヤ９，１０は
各々少くとも１つのたばこ製造機（図示せず）の
出口に連結され、かつコンベヤ９，１０がダクト
８に連通する位置でたばこによつて加えられる圧
力に感応するセンサ装置１１によつて制御され
る。

供給装置７は搭載ステーシヨン１３にたばこ
（図示せず）を満杯した複数個のボツクス１４を
階段的に供給する第１コンベヤ１２を有する。

ステーシヨン１３は支持フレーム１６から上方
に延びる直立部材１５を有し、該直立部材１５は
コンベヤ１２を横切つて水平に延びる突出腕１７
を支持する。腕１７は２つの腕１９を有するスラ
イダ１８用のスライドガイドとして作用する。こ
れら両腕１９はコンベヤ１２上のボツクス１４に
横方向から係合してそれをスライド表面２０上で
すべらせながら回転ヘツド２１まで送るフオーク
を構成する。回転ヘツド２１は腕１７に平行な軸
２２に回転自在に取付けられかつ直立部材１５に
よつて支持される。スライダ１８は図示の実施例
では駆動手段（図示せず）によつて回転せしめら
れかつスライダ１８上に取付けられるナツトねじ
（図示せず）によつて腕１７に沿つて移動せしめ
られる。

回転ヘツド２１（その詳細は本願出願人に係る
イタリア特許第779386号に開示されている）は２
つのボツクス１４を向い合せで並べた状態で支持
し、そしてフレーム１６によつて支承されるホツ
パ２４上に配置される。ホツパ２４はその底部で
供給通路手段を形成するダクト２５の一端に連通
する。ダクト２５の他端は開口４の位置でホツパ
２に連結される。ダクト２５はフレーム１６に沿
つて実質上水平方向に延びかつその上部は隣り合
せに整列配置した２つのベルトコンベヤ２６，２
７の下帯部によつて形成されそしてダクト２５の
下部はコンベヤ２６，２７に向き合つて配置され
る２つのベルトコンベヤ２８，２９の上帯部によ
つて形成される。コンベヤ２６，２８は必ずしも
設ける必要はなく無くても済ませることができ
る。コンベヤ２６，２８は一方向性を有しかつ使
用時にたばこを開口４に向つて押し進めようとす
るが、それに対しコンベヤ２７，２９は可逆性を
有し従つてコンベヤ２６，２８と同一方向にもあ
るいは逆方向にも駆動可能である。

コンベヤ２８，２９の向い合つた端部は互いに
隔てられて開口３０を形成し、該開口を通してダ
クト２５はホツパ３１に連通する。

貯蔵手段３２はホツパ３１の下方に設けられた
ばこを満杯にした、あるいは空の複数個の“ボツ
クス”１４を収納する。貯蔵手段３２は空の“ボ
ツクス”１４を充填位置まで移送する水平方向の
ステツプコンベヤ３３を有する。充てんはホツパ
３１の排出口に対応する位置に配置される公知手
段の助けをかりて行われる。

作動時には通常はたばこ製造機（図示せず）を
ホツパ２に連結するために供給装置６，７の一方
のみが用いられる。従つて、供給装置６，７が通
常はたばこ製造機と包装機１との間に平行に配置
されるとき、使用装置６又は７に欠陥が生じて停
止してもそれは自動的にシステム全体の停止には
つながらない。何故なら、たばこ製造機によつて
製造されるたばこは直ちに供給装置６又は７によ
り包装機１に供給され得るからである。供給装置
６，７は従来技術では用いられていなかつたので
ある。

もしも包装機１が何らかの理由でスローダウン
しあるいは停止してもたばこ製造機は停止するこ
となくいつまでも作動し続けることができる。こ
の場合、もしもたばこが供給装置６によつてホツ
パ２に供給されているとすれば、これらたばこは
コンベヤ２７，２９を矢印３４の方向に作動せし
めることにより開口３０に送られそこから落下し
てコンベヤ３３上の空のボツクス１４に供給され
ることになる。

ボツクス１４が一杯になるとこれらボツクスは
適切に保管され、そしてコンベヤ１２に直接的に
供給するためにたばこ製造機の停止中にとり出さ
れる。

また、もしもたばこが装置７あるいは同時に作
動する装置６，７の双方によつてホツパ２に供給
されている場合には、コンベヤ２７，２９は包装
機１がホツパ２に供給されるすべてのたばこを吸
収し得るときは矢印３５の方向に作動せしめられ
る。しかしながら包装機１によるたばこの吸収率
がたばこ製造機（図示せず）の生産率を下回ると
きにはコンベヤ２７，２９はスローダウンされ、
そしてコンベヤ３３及び上記充てん機は同時に作
動せしめられて過剰たばこを開口３０からコンベ
ヤ３３上のボツクス１４内に落下せしめる。

本発明の範囲を逸脱することなく上記実施例に
示す供給システムは種々に変形、変更可能であ
る。例えば、ダクト８はダクト２５と同様の実質
上水平方向の終端部によつてホツパ２に連結して
もよいしあるいはまた複数個のボツクス１４を有
する貯蔵手段へ連結する開口を設けてもよい。

また、別の供給装置（図示せず）を装置６，７
に平行にホツパ２に連結することも可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す部分断面正面図。 １……包装機、２……ホツパ、５……供給シス
テム、６，７……供給装置、８……ダクト、９，
１０……コンベヤ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 巻きたばこ等の細長要素を包装機に供給する
   システムであつて、各々が細長要素を該包装機に
   供給するために包装機の同一の入口ホツパに連結
   される供給通路手段を有する少くとも２つの供給
   装置と、上記供給通路手段の少くとも一方の下方
   に配置される貯蔵手段とを組み合せて成り、上記
   一方の供給通路手段は一端で上記ホツパに連通す
   る実質上水平な終端部を有する端部ダクトを有
   し、該端部ダクトには上記貯蔵手段に連通する開
   口を設けかつホツパと上記開口との間に位置する
   端部ダクト部分は可逆性コンベヤ手段により形成
   されることを特徴とする細長要素の供給システ
   ム。 ２ 上記供給装置の少くとも一方は所謂“ボツク
   ス”型供給装置であり、かつ上記貯蔵手段はステ
   ツプコンベヤと上記開口の下方に段階的に供給さ
   れるべき複数個のボツクスとを有することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の供給システ
   ム。