JPS63125874A - 動弁機構制御弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の出力制御を行なうべく、動弁機構の
可変要素に変位を与えるアクチュエータを制御するため
の動弁機構制御弁に関する。

〈従来の技術〉 一般に、エンジンの出力制御は、エンジン回転速度、吸
入空気量、吸気管負圧などをパラメータとして燃料供給
量などの各種可変要素を制御することにより行なわれて
おり、この可変要素の１つとして、燃焼室の吸気ボート
または排気ポートに設置される吸・排気弁の作動時期が
挙げられる（特開昭６１−１９９１１号公報参照）。

動弁機構の作動時期可変装置のための動力源としては、
一般的に潤滑油圧が流用されており、選択的な切換動作
を与えるための方向制御弁としては、電磁弁が用いられ
ている。そしてこの電磁弁ユニットは、従来は機関本体
とは別個に製作されていた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかるに、電磁弁ユニットが機関本体と別体であると、
組付作業や配管作業など、組立工程の煩雑化を招くと同
時に、油圧経路にジヨイント部が増えるため、油洩れに
対する保守管理面が成る程度厄介にならざるを得ないと
いう問題があった。

このような従来技術の不都合に鑑み、本発明の主な目的
は、組立工程を簡略化し、構成をコンパクト化すること
のできる動弁Ｉａ構制御弁を提供することにある。

〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、内燃機関の出力制
御を行なうべく、動弁機構の可変要素に変位を与えるア
クチュエータを制御するための動弁機構制御弁であって
、弁体を収容する部分が機関本体に一体形成されている
ことを特徴とする動弁機構制御弁を提供することにより
達成される。

〈作用〉 このようにすれば、組立工数が削減し得る。また、油圧
通路をも機関本体に内股することができ、配管接続が不
要となる。

〈実施例〉 以下に添附の図面を参照して本発明の好適実施例ついて
詳細に説明する。

第１図に示されるように、シリンダヘッド１の側壁の適
所には膨出部２が形成され、該膨出部２の内側には円筒
孔３がＩＱれている。そして円筒孔３の内部には、スプ
ールボディ４がＯリング５を介して液密に嵌着されてい
る。

スプールボディ４の中心部には、弁体としてのスプール
６が摺合するガイド孔７が穿設されている。そしてこの
ガイド孔７と直交して膨出部２の端面からスプールボデ
ィ４を０通する第１及び第２油路８．９が平行に穿設さ
れ、更に第２油路９の下側にガイド孔７に連通する第３
油路１０が穿設されている。また膨出部２の端面には、
ガスケット１１を介して盲板１２が固着され、これによ
り第１、第２両油路８．９が行き止まり孔とされている
。

第１油路８は、シリンダヘッド１の上端面から、ヘッド
カバー１３により密閉された動弁機構の収容室内に連通
している。

第２油路９は、ロッカアームを枢支するロッカシャフト
（図示せず）を介して、例えば油圧ピストンなどの動作
要素に連通している。

第３油路１０は、潤滑油ポンプの吐出口に連通しており
、従って、この第３油路１０から作動油圧が供給される
。

ガイド孔７に宿合するスプール６は、各油路８．９．１
０の位置関係に対応させて第１及び第２縮径部１４．１
５が形成されており、各縮径部１４．１５と各油路８．
９．１０との相互位置関係を変化させることにより、油
圧の方向を変化させることができる。また、両線径部１
４．１５間を連通するリーク通路１６が形成されている
。

スプール６の上端は、シリンダヘッド１の上端面に固着
された励磁コイルユニット１７の中心部に突入しており
、励磁コイルユニット１７を励磁することにより、スプ
ール６が吸引されて上方に変位するようにされている。

また、スプール６は、コイルばね１８により常時下向き
に付勢されており、励磁コイルユニット１７が消磁状態
の時は、下側位置を保持するようにされている。

尚、ガイド孔７下端にはドレン孔１９が穿設されており
、スプール６とガイド孔７との隙間からリークした潤滑
油が、ガイド孔７内にｉＵＪすることのないようにされ
ている。

次に本制御弁の作動について説明する。

励磁コイルユニット１７が消磁状態にあっては、第１図
に示すようにスプール６の第１縮径部１４は、第１、第
２両油路８．９間を連通する位置にあるが、第２縮径部
１５は第３油路１０にのみ整合している。この状態に於
ては、第１、第２両油路８．９はヘッドカバー１３内に
開放しており、ポンプ吐出圧が作用しない一方、両線径
部１４．１５間を連通させるリーク通路１６を介して、
ロッカシャフトとロッカアーム間の潤滑に必要なだけの
潤滑油が第２油路９に流入する。

励磁コイルユニット１７が励磁状態にあっては、第２図
に示すようにスプール６が上方に変位し、第２縮径部１
５が第２、第３両油路９．１０を連通させ、ポンプから
吐出された潤滑油が第３油路１０から第２油路９へと流
入し、油圧ピストンに油圧を作用させる。この時、リー
ク通路１６から、一部の潤滑油が第１油路８側に流出す
るが、動作上の妨げにはならない。

〈発明の効果〉 このように本発明によれば、組立工程を簡略化し、コス
トを低減することができる。しかも油圧配管を殆ど皆無
にすることができ、ジヨイント部の緩みなどの不安を解
消し得ることから、耐振動性の改善が可能であり、また
、油圧通路を著しく短縮することができることから、応
答性の向上が企図し得るなど、機関性能のより一層の向
上に大きな効果かめる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づく方向制御弁が組込まれたシリン
ダヘッドの要部断面図でめる。 第２図は第１図に示す方向制御弁の作動説明図でおる。 １・・・シリンダヘッド　２・・・膨出部３・・・円筒
孔　　　　　４・・・スプールボディ５・・・Ｏリング
　　　　６・・・スプール７・・・ガイド孔　　　　８
・・・第１油路９・・・第２油路　　　　１０・・・第
３油路１１・・・ガスケット　　１２・・・盲板１３・
・・ヘッドカバー　１４・・・第１縮径部１５・・・第
２縮径部　　１６・・・リーク通路１７・・・励磁コイ
ルユニット １８・・・コイルばね　　１９・・・ドレン孔特　許　
出　願　人　　本田技研工業株式会社代　　　理　　　
人　　弁理士　大　島　陽　−第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 内燃機関の出力制御を行なうべく、動弁機構の可変要素
   に変位を与えるアクチュエータを制御するための動弁機
   構制御弁であって、 弁体を収容する部分が機関本体に一体形成されているこ
   とを特徴とする動弁機構制御弁。