JP2501566Y2 - シ―ル装置 - Google Patents

シ―ル装置

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JP2501566Y2
JP2501566Y2 JP1573290U JP1573290U JP2501566Y2 JP 2501566 Y2 JP2501566 Y2 JP 2501566Y2 JP 1573290 U JP1573290 U JP 1573290U JP 1573290 U JP1573290 U JP 1573290U JP 2501566 Y2 JP2501566 Y2 JP 2501566Y2
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JP
Japan
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ring
sealing device
annular groove
pressure
groove
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知紀 小山田
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、流体、特に液体の通路となる内部通路を
有した第1及び第2接続部材に適用され、これら第1及
び第2接続部材に互いに衝合して、内部通路の相互を接
続する際に、第1及び第2接続部材の衝合面間をシール
するためのシール装置に関する。
(従来の技術) この種のシール装置は、種々の接続部に使用されてお
り、一般には、第1及び第2接続部材に於ける一方の衝
合面に内部通路の開口を囲むようにして形成されたOリ
ング溝と、このOリング溝に装着されたOリングとかち
構成されている。このように、第1及び第2接続部材の
衝合面間にOリングが配置されていれば、第1及び第2
接続通路の内部通路内を流れる液体が第1及び第2接続
部材の衝合面間から漏出するのを防止することができ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述したOリングタイプのシール装置で
は、長時間の使用に於いて、Oリングに損耗や切損が生
じると、Oリング自体によるシール性が損なわれ、第1
及び第2接続部材内を流れる液体がこれら第1及び第2
接続部材の衝合面から漏出してしまうことになる。ま
た、Oリングの損耗や切損は、Oリングのどの個所から
発生するか分からないので、液体の漏出は、Oリングの
周方向でみて、任意の周方向位置から発生する虞があ
る。このため、接続部の周囲に於いて、好ましくない部
位が液体によって汚れたり、また、定期検査等に於い
て、液体の漏出を見逃したりする虞がある。
この考案は、上述した事情に基づきなされたもので、
その目的とするところは、Oリングが損傷された場合で
も、流体の漏出方向を規制して、その漏出を容易に視認
することができるシール装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この考案のシール装置は、内部通路を夫々有し、これ
ら内部通路が相互に接続されるようにして、互いに衝合
して連結される第1及び第2接続部材に適用され、そし
て、シール装置は、第1及び第2接続部材の衝合面の少
なくとも一方に、内部通路の開口を囲むようにして形成
したOリング溝と、このOリング溝に装着され、第1及
び第2接続部材に於ける衝合面間のシールをなすOリン
グ部材と、衝合面のいずれか一方に形成され、Oリング
リング溝よりも大径の環状溝と、衝合面のいずれか一方
に環状溝と接続して形成され、環状溝から径方向外側に
延びる案内溝とを備えて構成されている。
(作用) 上述したシール装置によれば、万一、Oリングが損傷
して、その損傷個所から流体が漏出しても、この漏出流
体は、Oリングの外側に形成された環状溝に受け止めら
れ、そして、この環状溝及び案内溝により案内されて導
出されることになる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は、一実施例のシール装置が適用された内燃機
関を示しており、この内燃機関には、圧縮エンジンブレ
ーキ装置、所謂、常開式のパワータード装置が組み込ま
れている。
先ず、内燃機関について簡単に説明すると、第1図
中、参照符号1はシリンダブロックを示しており、この
シリンダブロック1のシリンダボア2には、ピストン3
が嵌合されている。第1図でみて、シリンダボア2内に
於けるピストン3の上方には、シリンダヘッド4によっ
て燃焼室5が形成されており、この燃焼室5には、パワ
ータード装置に於ける補助ポート6が開口されている。
この補助ポート6は、図示しない排気管に接続されてい
るとともに、弁ばね7により付勢された補助弁8によっ
て閉塞されている。ここで、補助弁8は、車両のブレー
キング時、パワータード装置によって、開かれるように
なっている。尚、第1図に於いては、通常の排気弁及び
吸気弁は、図示されていないが、上記補助弁8は、排気
弁及び吸気弁に比べて小さな弁からなっている。
ここで、パワータード装置について更に説明すれば、
シリンダヘッド4上に取付けられたロッカブラケットア
センブリ9内には、補助弁8の弁ステム10と同軸上に位
置して、シリンダ穴11が形成されており、このシリンダ
穴11には、スレーブピストン12が摺動自在に嵌合されて
いる。このスレーブピストン12のピストンロッド13は、
ロッカブラケットアセンブリ9から液密を存して突出
し、その下端は、補助弁8に於ける弁ステム10の上端に
当接されている。
シリンダ穴11には、スレーブピストン13とプラグ14と
の間に於いて、圧力室15が規定されており、この圧力室
15には、圧液通路16が接続されている。この圧液通路16
は、ロッカブラケットアセンブリ9及びシリンダヘッド
4内を通じて延び、そして、シリンダヘッド4の外側面
に開口されている。
一方、シリンダヘッド4の外側面には、圧液通路16の
開口端を覆うようにして、コネクタプレート17が複数の
取付けボルト18を介して取付けられている。第1図に於
いて、取付けボルト18は、1個のみが図示されている。
コネクタプレート17内には、圧液通路16の開口端に連通
する内部通路19が形成されており、この内部通路19は、
高圧管路20を介して液圧ポンプ21に接続されている。こ
の液圧ポンプ21は、内燃機関に於ける噴射ポンプの駆動
軸22によって所定の回転数で回転され、これにより、図
示しない圧液源、即ち、リザーバタンクから吸引した圧
液を所定の圧力に加圧して高圧管路20に吐出可能となっ
ている。従って、噴射ポンプ21から高圧の圧液が高圧管
路20から圧液通路16を通じて圧力室15に供給されること
になる。
一方、コネクタプレート17の内部通路19は、低圧管路
23を介して制御弁24にも接続されている。この制御弁24
は、常開の開閉弁から構成され、図示しない流体圧回路
から制御力を受けたとき、低圧管路23を開くようになっ
ている。
従って、制御弁24が開かれている状態では、液圧ポン
プ21から高圧管路20を通じ、コネクタプレート17の内部
通路19に高圧の圧液が供給されても、この高圧の圧液
は、制御弁24を通じてリザーバタンクに戻るから、圧力
室15内が高圧に加圧されることはない。しかしながら、
ブレーキ作動時に、制御弁24が閉じられると、液圧ポン
プ21から吐出された高圧の圧液は、圧液通路16を通じて
圧力室15に供給され、この圧力室15内を加圧することに
なる。従って、この場合には、スレーブピストン12が第
1図でみて下方に移動され、補助弁8は、スレーブピス
トン12のピストンロッド13により僅かに押し開かれたま
まとなる。このようにしてパワータード装置により補助
弁8が開弁された状態にあると、その気筒はエアコンプ
レッサとして機能することで、吸収馬力を発生し、これ
により、エンジンブレーキが働くことになる。尚、上述
したパワータード装置の説明に於いては、1つの気筒を
対象としたが、内燃機関が多気筒の場合には、各気筒に
於いて同様な機構、即ち、補助弁及びスレーブピストン
等を設けるようにすればよい。
そして、この実施例に係わるシール装置は、上述した
パワータード装置に於いて、コネクタプレート17とシリ
ンダヘッド14との間に適用されている。即ち、第1及び
第2接続部材となるコネクタプレート17及びシリンダヘ
ッド4の互いに密着される面の夫々は、衝合面25,26と
して形成されている。そして、これら衝合面25,26の一
方、この実施例の場合、シリンダヘッド4の衝合面26に
は、第2図及び第3図からより明らかなように、衝合面
26に開口する圧液通路16の開口端を同心的に囲むように
して、Oリング溝27が形成されており、このOリング溝
27には、Oリング28が装着されている。
そして、衝合面26には、Oリング溝27よりも大径の環
状溝29が形成されており、この環状溝29には、案内溝30
が接続されている。この案内溝30は、下方に向かって延
び、その下端は、衝合面26から、即ち、コネクタプレー
ト17から外部に露出されている。この実施例の場合、案
内溝30は、第1図に示されているように、シリンダヘッ
ド4の外側面からシリンダブロック1の外側面に亙って
形成されているが、これに限られるものではなく、要
は、案内溝30が衝合面25,26の外側に露出していればよ
い。
上述したシール装置がコネクタプレート17とシリンダ
ヘッド4との間に設けられていれば、万一、Oリング28
がその周方向でみて如何なる位置から損傷しても、圧液
の漏出を特定の方向に規制することができる。即ち、O
リング28を通じて高圧の圧液が濡れても、この圧液は、
環状溝29に受け止められ、そして、この環状溝29及び案
内溝30に案内されて、シリンダヘッド4及びシリンダブ
ロック1の外側面を伝うようにして、下方に漏出するこ
とになる。従って、圧液がシリンダヘッド4の上方に向
かって漏出して、このシリンダヘッド4の上部を汚すよ
うなことはない。
また、漏出した圧液は、下方に向かって流れるので、
この圧液の漏出、つまり、シール装置の故障を容易に視
認することができるから、シール装置に於けるOリング
28の交換を迅速に実施することができる。
この考案は、上述した一実施例に制約されるものでは
なく、種々の変形が可能である。例えば、この考案のシ
ール装置は、パワータード装置のみに適用されるもので
はなく、内燃機関に於いては、燃料供給系等での接続部
にも適用することができるのは勿論のこと、内燃機関に
限らず、種々の分野での接続部に適用することができ
る。
また、一実施例では衝合面26にOリング28と環状溝29
の両方を設けるようにしたが、衝合面25に環状溝29を形
成するようにしてもよいし、更には、衝合面25にOリン
グ28と環状溝29の両方を設けるようにしてもよい等、こ
れらOリング28及び環状溝29の配置に関しては種々に変
更可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案のシール装置によれ
ば、第1及び第2接続部材の衝合面間をシールするOリ
ングの外側に環状溝を設け、そして、この環状溝に径方
向外側に延びる案内溝を接続してあるから、万一、Oリ
ングに損傷が生じた場合でも、環状溝及び案内溝によ
り、Oリングを通じて漏れる流体の漏出方向を規制する
ことが可能となる。この結果、漏出流体によって、シー
ル装置周囲の不特定な部位が汚れたりすることもない
し、また、シール装置からの漏れを容易に視認して、O
リングの交換を迅速に実施できる等の優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の一実施例を示し、第1図は、一実施
例のシール装置が適用され、パワータード装置を組み込
んだ内燃機関の一部の断面図、第2図は、シール装置の
拡大断面図、第3図は、第2図中III-III線に沿うシリ
ンダヘッドの一部の外側面図である。 1……シリンダブロック、2……シリンダボア、3……
ピストン、4……シリンダヘッド(接続部材)、8……
補助弁、12……スレーブピストン、15……圧力室、16…
…圧液通路(内部通路)、17……コネクタプレート(接
続部材)、19……内部通路、21……液圧ポンプ、20……
高圧管路、24……制御弁、25,26……衝合面、27……O
リング溝、28……Oリング、29……環状溝、30……案内
溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部通路を夫々有し、これら内部通路が相
    互に接続されるようにして、互いに衝合して連結される
    第1及び第2接続部材に於いて、第1及び第2接続部材
    に於ける衝合面の少なくとも一方に、内部通路の開口を
    囲むようにして形成したOリング溝と、このOリング溝
    に収容され、第1及び第2接続部材に於ける衝合面間の
    シールをなすOリング部材と、衝合面のいずれか一方に
    形成され、Oリング溝よりも大径の環状溝と、衝合面の
    いずれか一方に環状溝と接続して形成され、環状溝から
    径方向外側に延びる案内溝とを具備したことを特徴とす
    るシール装置。
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JP2002242859A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール圧縮機
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