JPS63125648A - ベリリウム銅合金の製造法 - Google Patents

ベリリウム銅合金の製造法

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JPS63125648A
JPS63125648A JP61268744A JP26874486A JPS63125648A JP S63125648 A JPS63125648 A JP S63125648A JP 61268744 A JP61268744 A JP 61268744A JP 26874486 A JP26874486 A JP 26874486A JP S63125648 A JPS63125648 A JP S63125648A
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copper alloy
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Yosuke Matsui
洋介 松井
Shuhei Ishikawa
修平 石川
Koji Iwatate
岩立 孝治
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高導電率と高強度を有し、コネクター、リレ
ー等に用いられるベリリウム銅合金に関し、さらに詳し
くは、未固溶析出粒が微細に分散して存在するために、
強度、加工性に優れるベリリウム銅合金の製造法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、種々のベリリウム銅合金がその高導電率、高強度
の特性を生かして電子部品の展伸材等として広く使用さ
れている。これらのベリリウム銅合金を製造するにあた
っては、第3図にそのフローチャートを示すように、所
定のCu、 Be、その他の副成分からなる鋳塊を得た
後、例えば750〜950℃で溶体化処理を行なって冷
間加工を施した後、さらに時効硬化処理を実施して所望
のベリリウム銅合金を得ていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来の合金の製造法においては
、溶体化処理をBeと副添加成分との間で生じる未固溶
の金属間化合物により強度および加工性を改善するため
に実施しているが、この溶体化処理後のベリリウム銅合
金には例えば0.3μm以上の粗大な未固溶析出粒が多
く認められ、強度、加工性を十分に改善できない問題点
があった。
また、このとき単に溶体化温度を上げることにより未固
溶析出物の一部を固溶させて強度を向上させることもで
きるが、同時に基地の粒径の粗大化を招き、加工性に大
きな問題が生じる欠点もあった。
本発明の目的は上述した不具合を解消して、従来粗大で
あった未固溶析出粒の多くを0.3μm以下に微細化す
るとともに基地中に分散させることにより、均質性を向
上し、高い強度及び加工性を有するベリリウム銅合金の
製造法を提供しようとするものである。
さらに本発明の目的は、均一微細に分散した未固溶析出
粒により焼鈍時の粒成長を抑制して高い強度及び加工性
を達成可能なベリリウム銅合金の製造法を提供しようと
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明のへリリウム銅合金の製造法は、Bed、 05
〜2.0重量%、CoおよびNiの少なくとも1種0.
1〜10.0重量%、Si+ AI + Mg + Z
r + Sn + Crのうちの少なくとも1種0.0
5〜4.0重量%、残部実質的にCuよりなる合金を溶
解して鋳塊を得、この鋳塊に対して800〜1000℃
の温度で溶体化処理を行い、冷間加工を加えた後時効硬
化処理前に、750〜950℃の範囲内の溶体化温度よ
りも低い温度で焼鈍することを特徴とするものである。
(作 用) 上述したBeとCoあるいはNiさらにはSi 、 A
I 。
Mg + Zr + Sn + Cr等の添加元素との
金属間化合物の析出を主な強化機構とする本発明におい
ては、まず800〜1000°Cの従来より高温で溶体
化することにより、大きな析出粒を基地中に固溶させ、
冷間加工を加えて析出核発生を容易にしている。その後
、750〜950°Cの溶体化温度より低い温度、好ま
しくはその差が20〜200°Cとなる温度で焼鈍する
ことにより、溶質の一部が析出した結果析出粒が例えば
0.3 μm以下の粒径で50%以上が分散した状態の
合金を得ている。
なお、本発明合金において、Beの添加量を0.05〜
2.0重量%と限定した理由は、0.05重重景未満で
は添加効果が得られず2.0重量%を超えると強度向上
の割にコストが高くなるためで、0.1〜0.7重量%
の添加がさらに好ましい。また、CoおよびNiの少な
くとも1種0.1〜10.0重量%と限定した理由は、
0.1重量%未満では添加効果が得られず10.0重量
%を超えると加工性が悪くなり特性の向上も望めないた
めで、0.2〜4.0重量%の添加がさらに好ましい。
さらに、Si+ AI + Mg + Zr + Sn
 + Crの少なくとも1種を合量で0.05〜4.0
重量%と限定した理由は、0.05重量%未満では添加
効果が得られず4.0重量%を超えると加工性が悪くな
り特性の向上も望めないためである。
さらに、溶体化処理温度を800〜1000℃と限定し
た理由は、800°C未満の溶体化温度では析出粒の固
溶が進まず、1000°Cを超えると融点に近くあるい
は融点以上となり生産が困難となるためである。また、
焼鈍温度は溶体化温度及び要求される強度、結晶粒径に
より異なるが、750°C未満では焼鈍時の析出量が多
くなり時効硬化後の強度が低下するとともに、950°
Cを超えると析出量が少なくなり基地の結晶粒の微細化
効果が失われるため、750〜950℃と限定した。
(実施例) 第1図は本発明のベリリウム銅合金の製造法の一例を示
すフローチャートである。本実施例において、まずBe
 0.05〜2.0重量%、CoおよびNiの少なくと
も1種0.1〜10.0重量%、Si l AI l 
Mg IZr 、 Sn 、 Crのうちの少なくとも
1種0.05〜4.0重量%、残部Cuより成る合金を
鋳造して鋳塊を得る。得られた鋳塊に必要に応じ熱間鍛
造、冷間圧延、焼鈍を繰り返し調質して素材を得た後、
この素材に800〜1000’Cの間の所定の温度で溶
体化処理を施す。その後、冷間加工を行ない所定の形状
にした後、750〜950℃の間の溶体化温度よりも好
ましくは20〜200 ’C低い温度で好ましくは1〜
5分間焼鈍を行なう。最後に通常の時効硬化処理を実施
して、本発明の緒特性を有するベリリウム銅合金材を得
ている。
以下、実際の例について説明する。
大施讃[ 第1表に示す種々の組成を有する合金を鋳造後熱間鍛造
を加え、さらに冷間圧延、焼鈍を繰り返した後3等分し
た。その後、それぞれ5分間、1つは本発明の工程に準
じ第1表に示す温度で溶体化処理しく阻1〜10) 、
1つは従来工程に準じ第1表に示す通常の溶体化温度で
溶体化処理しく隘11〜20)、もう1つは溶体化処理
のみを本発明と同じ第1表に示す温度で実施した(隘2
1〜30)。
本発明合金(ll&1.1〜10)については、さらに
第1表に示す温度で焼鈍した後、各試料に30%の冷間
加工を施した。
その後、各試料に対して安全曲げ係数として、圧延方向
に対し直角方向においてクランクを生ずることなく90
°曲げを行うことができる最小曲率半径Rを板厚もで割
った値R/lを求めた。
さらに、本発明合金(患1〜10)と従来工程の通常溶
体化材(llhll〜20)については、通常の時効硬
化処理後引張強さと疲労強さく応力60kg/mm”)
をそれぞれ測定した。
また、本発明における焼鈍温度の影響を調べるため、従
来合金として焼鈍温度が本発明の範囲外の合金について
本発明と同様の第1表に示す温度の処理を行なって(1
1に+、31.32) 、同様に各種緒特性を測定した
。結果を第1表に示す。なお、第1表において、基地の
粒径と0.3μm以下の析出粒のパーセントは、同一倍
率の光学顕微鏡写真から目視により求めた。
第1表の結果から明らかなように、800〜1000℃
の温度で溶体化処理を行ない、冷間加工を加えた後時効
硬化処理前に750〜950℃の範囲内の溶体化温度よ
りも低い温度で焼鈍した本発明合金(階1〜9)は、他
の従来合金に比べて基地の粒径が小さいとともに0.3
IJm以下の析出粒の割合が50%以上となり、その結
果良好な引張強さ、成形性さらには疲労強さを得られる
ことがわかった。
第2図(a) 、 (b)はそれぞれ従来方法および本
発明方法で製造したCu−0,2Be −2,5Ni−
0,63iからなるベリリウム銅合金の金属組織を示す
光学顕微鏡写真である。第2図(a) 、 (b)から
明らかなように、本発明の合金は基地の結晶粒が微細で
あるとともに金属間化合物からなる析出粒も微細に分散
している。
(発明の効果) 以上詳細に説明したところから明らかなように、本発明
のへリリウム銅合金の製法によれば、所定組成の合金に
対し800〜1000℃の従来より高い温度で溶体化処
理し、大きな析出粒を基地中に固溶させ冷間加工を加え
て析出核発生を容易にし、その後750〜950℃の溶
体化温度より低い温度、好ましくはその差が20〜20
0°Cとなる温度で焼鈍することにより、溶質の一部が
析出した結果析出粒が例えば0.3μm以下の粒径で5
0%以上が分散した状態の合金を得ることができる。
その結果、本発明の製法により得られた合金は、引張強
さ、成形性および疲労強度が向上し、高い導電率と強度
を必要とするばね材、コネクタ等の電子部品として好適
なベリリウム銅合金を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のベリリウム銅合金の製造法の一例を示
すフローチャート、 第2図(a) 、 (b)はそれぞれ従来方法および本
発明方法で製造したベリリウム銅合金の金属Mi織を示
す光学顕微鏡写真、 第3図は従来のベリリウム銅合金の製造法の一例を示す
フローチャートである。 第1 1−1御 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Be0.05〜2.0重量%、CoおよびNiの少
    なくとも1種0.1〜10.0重量%、Si、Al、M
    g、Zr、Sn、Crのうちの少なくとも1種0.05
    〜4.0重量%、残部実質的にCuよりなる合金を溶解
    して鋳塊を得、この鋳塊に対して800〜1000℃の
    温度で溶体化処理を行い、冷間加工を加えた後時効硬化
    処理前に、750〜950℃の範囲内の溶体化温度より
    も低い温度で焼鈍することを特徴とするベリリウム銅合
    金の製造法。 2、前記溶体化温度と焼鈍温度との温度差が20〜20
    0℃である特許請求の範囲第1項記載のベリリウム銅合
    金の製造法。
JP61268744A 1986-11-13 1986-11-13 ベリリウム銅合金の製造法 Granted JPS63125648A (ja)

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DE8787309945T DE3773470D1 (de) 1986-11-13 1987-11-11 Herstellung von kupfer-berylliumlegierungen.
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US07/120,543 US4792365A (en) 1986-11-13 1987-11-13 Production of beryllium-copper alloys and alloys produced thereby

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