JPS63125004A - 平面アンテナの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野１ 本発明は、衛星放送受信用や衛星通信に用いる所謂誘電
体ｍ部に空気層を介在させるサスペンデッド方式の平面
アンテナの製造方法に関するものである。

［背景技術１ 第３図は平面アンテナの全体の一部を切り欠いた斜視図
を示すものである。四角形で平板状の接地導体板１は、
例えばアルミニウム板（厚さ２−一）などの金属板から
なり、この接地導体板１の面上に空気層を介して配設さ
れる給電回路板２は、フレキシブルな材料、例えばポリ
エチレンテレ７タート（以下ＰＥＴと称す）と銅箔のラ
ミネート品から構成され、給電回路が形成さ扛ている。

また、同様にこの給電回路板２の面上に空気層を介して
配設される放射回路板３は、ＰＥＴと銅箔のラミネート
品から構成してあり、放射回路が形成しである。給電回
路、放射回路等のアンテナ回路を形成した給電回路板２
及び放射回路板３回路板を構成する。給電回路板２及び
放射回路板３は共に、フレキシブルなプリント板に銅箔
のラミネート品を印刷し、エツチングにて回路を形成し
ているものである。放射回路板３の面上に配設される平
板状のカバー４は、例えばＦＲＰと発泡体を複合させて
形成している。給電回路板２の下面周囲には金属製の四
角枠状の枠５が、また、放！を回路板３の下面周囲には
同様に金属製の四角枠状の枠６が夫々取着され、これら
枠５，６は給電回路板２及び放射回路板３を展張するた
めのものである。また、枠５．６の板厚は接地導体板１
と給電回路板２、及び給電回路板２と放射回路板３の必
要な空気層の厚みである。そして、この金属製の枠５゜
６の幅は、給電回路板２及び放射回路板３のフレキシブ
ルなプリント板をたわみなく展張するのに必要な機械的
強度を持っている。これら各部材が上下方向に配設され
、接地導体板１の下方からビン８により、接地導体板１
、枠５，６を固定している。そして、断面がＬ型の端面
カバー７を接地導体板１及びカバー７の上下より配設し
て軍ノ９とナラ）９ｍとで全体を固定している。また、
給電回路板２と例えば導波管やコンバータなどの外部の
高周波回路（図示せず）を接続するコネクタ１０は、ね
じ１１により接地導体板１に固定され、コネクタ１０の
ビン１０ａは給電回路板２の給電点と半田付は等により
接続される。

以上の構成により、接地導体板１と給電回路板２、給電
回路板２と放射回路板３との闇に空気層を介在させるこ
とで、誘電体損失が小さくて、高利得の平面アンテナを
提供できるのである。尚、給電回路板２と枠５、及び放
射回路板３と枠６は加熱、加圧のホットプレスによる接
着成形で固定している。加熱によるプリント板材料の収
縮により、給電回路板２、放射回路板３を展張する。

ところで、衛星放送や衛星通信の出力が大きい場合には
、小型の平面７ンテナを用いることが可能であるが、出
力が小さい場合には、大型の平面７ンテナを用いる必要
がある。そして、例えば、１２００Ｘ　１２００−曽サ
イズ以下の小型の平面アンテナの場合には、第３図に示
すように、１つのパネルで形成が可能であるが、例えば
１２００Ｘ　１２００ｍ＋＊のサイズを越える大型の平
面アンテナの場合には、給電回路板２と枠５、及び放射
回路板３と枠６とからなるアンテナパネル２０を複数枚
組み合わせる必要がある。その理由は、大型材料の確保
、大型印刷設備及び大型エツチング設備の確保が困難な
ためである。つまり、１枚もので大訃なプリント板が作
れないからである。

このようにして複数枚のアンテナパネル２０にて形成し
た平面アンテナを第４図乃至第６図に示す、第４図は枠
６と放射回路板３とで構成される７ンテナパネル２０を
４つ用いた場合を示すものである。この例では、平面ア
ンテナの大きさに合わせて４分割した大きさの放射回路
板３と枠６からなるアンテナパネル２０を形成している
。また、給電回路板２と枠５も同様にアンテナパネル２
１を形成しているものである。第６図はこのようにして
形成した平面アンテナ全体の分解斜視図を示し、略Ｈ字
型の導波管１２の接続ビン１２ｍを各給電回路板２の給
電点に接続するようにしている。この従来例にあっては
、枠５，６が複数枚に分ｌｙ１されていて、それぞれの
枠５，６に給電回路板２及び放射回路板３のパターンを
形成したプリント板を展張するので、金属製の枠５，６
は機械的に強固であらねばならい。ところで、外寸法１
２００Ｘ　１２００ｍｍの枠５の場合で、幅Ｗは約３０
１６ＩＩｌ必要である。この結果、第５図に示すように
、接地導体板１、枠５、給電回路板２、枠６、放射回路
板３をビン８で固定して結合した場合には、複数枚のア
ンテナパネル２０．２１を接合する部分Ａに大きな幅を
持った枠５，６を位置せしめることになる。このように
、枠５，６の外周部の枠幅と同じ枠幅を平面アンテナの
内側に位置させることは、規則的に配列すべき７ンテナ
回路の特性を６しし、平面アンテナの指向特性において
サイドローブが立つなどの悪影響を与えることになる。

また、有効な受信面積を確保するために、Ａ部の分だけ
平面アンテナ全体寸法が大きくなり、コスト＾、施工の
困Ｗｋさ、デザインの低下を招くという問題があった。

［発明の目的１ 本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、大
型の割にできるだけ外径寸法が小さくて、電気特性に優
れる平面アンテナの製造方法を提供することを目的とし
たものである。

［発明の開示］ （Ｉ成） 本発明は、金属板からなる接地導体板と、この接地導体
板の面上に所定の空気層を介して配設される給電回路や
放射回路等のアンテナ回路を形成した回路板と、この回
路板を回路板の周縁部で固定し、上記空気層を形成する
枠とで構成した平面アンテナにおいて、上記回路板を複
数のパネルに分割し、該分割されたパネルの端部同士を
接合し１つの枠に取着して回路板を形成することにより
、複数のパネルを接合し該接合部で回路配列を乱すこと
なく規則的に接合してアンテナ回路を形成するようにし
たことを特徴とするものである。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面により説明する。

従来例の大型の平面アンテナは、金属製の枠が複数枚に
分割されでいるために、その接合部に２枚の枠の辺が位
置せしめられることが問題であったことに注目し、本発
明では、従来の複数枚の枠を一体化し、その一体化され
た枠に分割されたプリント板等からなる給電回路板２、
放射回路板３をホットプレスによる接着成形で展張する
ようにしたものである。尚、全体の構成は第６図に示す
のと同様である。

第１図は本発明の全体の断面図を示すものである。枠５
，６はレーザー加工による１枚板の切断や溶接等により
製作するものであり、枠５，６は分割されず１つのもの
からなっている。給電回路板２及び放射回路板３は複数
、例えば４つに分割し、給電回路板２及び放射回路板３
のプリント板の接合部の一方の面には、接着接合用の裏
当てフィルム（例えば、ポリエチレンテレフタレート）
１７．１８を夫々張り、この裏当てフィルム１７゜１８
で複数枚に分割された給電回路板２及び放射回路板３を
継ぎ合わせるようにしたものである。

その製造方法を第２図に基づいて説明する。

尚、＠２図は給電回路を形成した給電回路板２と枠５の
場合であり、他方の放射回路板３及び枠６の場合も同様
である。第２図は枠５に給電回路板２を展張するための
ホットプレスの接着成形の構成を示すもので、ホットプ
レス接着成形用に上下から熱板２１．２２を用いる。プ
リント板からなる給電回路板２は、ＰＥＴフィルム２３
と、アンテナ回路を形成する＃Ｉ箔１３と接着フィルム
１４とで構成されている。これは、ＰＥＴフィルム２３
に＠＠１３をラミネートした後、アンテナ回路を印刷し
、その後、エツチングにてアンテナ回路を形成する。そ
の後、接着フィルム１４をラミネートする。ここで、Ｐ
ＥＴフィルム２３を用いるのは、熱変形が少な（、耐候
性に優れるので、アンテナ回路の寸法精度を確保するの
に優れるためテする。接着フィルム１４は、ＰＥＴフィ
ルム２３と枠５の接着性に優れるポリオレフィン系のも
のを用いる。尚、給電回路板２は図中のＢ部で分割され
、各パネル２１１ｔ　２　ｂをその端部の端面で接合す
るようにしている。

離型フィルム１９は給電回路板２の上（第２図中）にな
るように枠５の上側に配置される。押さえ鉄板２０は、
接着成形時に枠５の内側に入り込み、給電回路板２に圧
力をかけて、しわ、変形等の歪みの発生を防ぐためのも
のである。そして、上下の熱板２１．２２によりホット
プレスを行ない、つ本り、熱板１８，１９により加圧、
加熱することにより、接着フィルム１４が溶融すること
で、給電回路板２と枠５とが接着されることになる。

その後、冷却すると、給電回路板２の主構成体であるＰ
ＥＴフィルム２３の熱収縮で、給電回路板２はたるみな
く枠５に接着され展張する。この接着成形時、裏当てフ
ィルム１７が同様に接着フィルム１４を介して同時に給
電回路板２にＩｌ’ｆｌされるので、Ｂ部で分離されて
いた給電回路板２は１枚のフィルムに張り合わされる。

同様にして、放射回路板３と枠６も接着成形する。この
ようにしてできた部材を岨み立てて形成した大型の平面
アンテナを第１図に示す、尚、分割した給電回路板２及
び放射回路板３を１つの枠５，６に裏当てフイルム１７
．１８により＃Ｃ着成形するのが本発明の要旨であり、
カバー４、層面カバー７、ネジ９等を用いての全体の組
み立ては従来と同様であるので、その説明は省略する。

［発明の効果１ 本発明は上述のように、金属板からなる接地導体板と、
この接地導体板の面上に所定の空気層を介して配設され
る給電回路や放射回路等のアンテナ回路を形成した回路
板と、この回路板を回路板の周縁部で固定し、上記空気
層を形成する枠とで構成した平面アンテナにおいて、上
記回路板を複数のパネルに分割し、該分割されたパネル
の端部同士を接合し１つの枠に取着して回路板を形成す
るようにしたものであるから、平面アンテナの内側で枠
の外周部と同じ枠幅で回路板を受けていた従来と比べ、
１つの枠に分ｗ４されたパネルの端部同士を接合して回
路板を取着することで、アンテナ回路の接合部で回路の
配列を乱すことなく規則的に接合でき、そのため、指向
特性に優れ、しかも、平面アンテナの内側で従来のよう
に枠の外局部を位置させていたのとは異なり、分割した
回路板を接合しているため、枠の外周部が枠の内側に位
置しないために、内側に位置していた枠の外周部だけ小
型化できる大型の平面アンテナを提供できる効果を奏す
るものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例の平面アンテナの断面図、第２
図は同上の形成方法を示す説明図、第３図は平面アンテ
ナの一部を切り欠いた分解斜視図、第４図は従来例の分
解斜視図、第５図は同上の断面図、第６図は同上の大型
の場合の分解斜視図である。 １は接地導体板、２は給電回路板、２８ｔ　２　ｂはパ
ネル、３は放射回路板、５，６は枠である。 代理人　弁理士　石　１）艮　七 −Ｎ 第３図 第５図 第６図 手続補正書（自発） 昭和６１年１２月２７日 １、事件の表示 昭和６１年特許Ｍ第２７２１７５号 ２、発明の名称 平面アンテナの製造方法 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　大阪府門真市大字門真１０４８番地名称（５８
３）松下電工株式会社 代表者　藤井貞夫 ４、代理人 郵便番号　５３０ ５、補正命令の日付 自　　発 ６、補正により増加する発明の数　なし［１］　本願明
細書の第８頁第１６行目の［ポリエチレンテレフタレー
ト」の次に、［に接着剤を塗布したもの］を挿入する。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属板からなる接地導体板と、この接地導体板の
   面上に所定の空気層を介して配設される給電回路や放射
   回路等のアンテナ回路を形成した回路板と、この回路板
   を回路板の周縁部で固定し、上記空気層を形成する枠と
   で構成した平面アンテナにおいて、上記回路板を複数の
   パネルに分割し、該分割されたパネルの端部同士を接合
   し１つの枠に取着して回路板を形成するようにしたこと
   を特徴とする平面アンテナの製造方法。
2. （２）上記回路板はフレキシブルなプリント板で形成さ
   れ、上記枠とプリント板とを接着成形し、該接着成形時
   に分割されたプリント板を同時に接着接合するようにし
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の平面ア
   ンテナの製造方法。