JPS63124893A - スクロ−ル圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は摺動部を潤滑しつつフレームに溜ったオイル
を密閉容器円の底部に戻すよ５ＶＣＬだスクロール圧Ｈ
機の改良に関する。

（ロ）　従来の技術 従来のスクロール圧縮機は例えば実開昭６１−６２２９
４号公報に示され℃いるように構成され℃いる。ここで
、この公報を参考に従来例を説明する。　　　　　　　
　　　　　　　・ヒ、第４図において、５０は底部にオ
イルの貯溜されたオイル溜５１を有する密閉容器で、こ
の容器内には上側に圧縮機部５２、下側に電動機部５３
を隔離するフレーム５４が配置され℃いる。フレーム５
４の中心部は主軸受５５と一体に形成され℃おり、電動
機部５３０回転軸５６を軸支し℃いる。圧縮機部５２は
固定スクロール５γと旋回スフロー、／Ｌ１５８とを備
え℃いる。固定スクロール５７は端板５９と、この端板
に立設され℃いるラップ６０とで形成され、旋回スクロ
ール５８は端板６１と、この端板に立設されているラッ
プ６２とで形成され１いる。これらのラップはインボリ
ュート状またはこれに近似の曲線からなる渦巻き状に形
成されている。また、固定スクロール５７と旋回スクロ
ール５８とはラップ６０．６２が内側になるように互い
にかみ合わせて密閉室６３を複数個形成している。固定
スクロール５γはフレーム５４に固定され、旋回スクロ
ール５８は回転軸５６のクランク６４によつ℃旋回させ
られるが。

その際角運動を阻止するとともに、フレーム５４と旋回
スクロール５８との関係位置を保持するため、オルダム
リング６５が用いられている。６６は回転軸５６に設け
られたバランスウェイトで、このバランスウェイトはフ
レーム５４で囲まれた空間６７内を回転している。電動
機部５３は密閉容器５０の内壁に固定された固定子６８
と、この固定子の内部で回転軸５６に挿着された回転子
６９とで構成され℃いる。７０はフレーム５４に投げて
空間６７内の底部に開口する油排出孔で、この油排出孔
には固定子６８の外周に設けられたオイル戻し孔γ１に
導く排油溝７２が設けられている。この排油溝はフレー
ム５４の延長部γ３に設けられ工いる。回転軸５６１Ｃ
は摺動部にオイルを供給する給油孔Ｔ４が設けられてい
る。７５は吸込管で、この吸込管は密閉容器５０内のフ
レーム５４と電動＠ｆｉ５３との間の中空部７６１Ｃ開
口している。γ７は固定スクロール５７と７レーム５４
とに設けられた吸込通路である。γ８は固定スクロール
５７の端板５９の中央に設けられた吐出孔で、この吐出
孔は密閉容器５０と固定スクロール５７とで形成された
密封空間７９内に開口している。８０は密閉容器５００
土壁に取付け℃密封空間７９に開口する吐出管である。

この構造のスクロール圧縮機では回転軸５６の給油孔Ｔ
４かも供給されて摺動部を潤滑しつつフレーム５４の空
間６７に溜まるオイルを、こり）フレームに設けられた
油排出孔７０と排油溝７２とから固定子６８のオイル戻
し孔７１へ戻し、吸込管７５から密閉室６３内に流入す
る冷媒がオイル戻し孔７１へ戻るオイルと混ざらないよ
うにしている。

ｌ／ｊ　　発明が解決しよ５とする問題点しかしながら
、フレーム５４の空間６７内に溜ったオイルを回収する
油排出孔７０と排油＊７２とはこの７レームに一体に形
成した延長部７３１Ｃ設けているため、全体の重量が重
くなったり、延長部７３と密閉容器５０と０間をシール
して構造が複雑になったりあるいは、吸込管７５かも流
入する冷媒で電動機部５３が冷却されなかったりする等
の問題があった。

この発明は上記の問題を解決するために、７レームの空
間内に溜ったオイルを油排出孔からパイプで固定子のオ
イル戻し孔に導き、かつ、電動機部り下方に設けられた
吸込管かも密閉容器円に流入させた冷媒を電動機部のエ
アギャップに案内する案内部材を設け、電動機部を冷媒
で冷却し℃もオイル戻し孔に冷媒が流れないようにして
密閉容器のオイル溜にオイルがすみやかに戻るようにす
るとともに、フレームの重量が重（ならないようにする
ことを目的としたものである。

に）問題点を解決するための手段 この発明は固定スクロールに対して見かけ上自転しない
ように公転させる旋回スクロールを回転軸（Ｃ連結し、
この連結部を囲むフレーム疋油排出孔を設け、この油排
出孔に電動機部の上端より下方に開口するとともに、こ
の電動機部の外周に設けたオイル戻し孔に対向するパイ
プを接続し、かつ、電動機部の下方の密閉容器円に開口
する吸込管に対向して冷媒を電動機部のエアギャップに
案内する案内部材を密閉容器の内壁に取付けたものであ
る。

（ホ）作用 この発明は上記のよ５に構成したことにより、連結部を
囲んだフレームに設けられた油排出孔に電動機部の上端
より下方に開口するとともに、オイル戻し孔に対向する
パイプを接続し、かつ、吸連管の開口に冷媒を案内する
案内部材を設け、この吸込管の開口から密閉容器円の電
動機部の下方に流入した冷媒を案内部材で電動機部のエ
アギャップに案内してオイル戻し孔に行かないようにし
、このオイル戻し孔を上から下へ流れるオイルが吸込管
かも流入する冷媒流によって阻止されないようにしたも
のである。

（へ）実施例 以下この発明を第１図及び第２図に示す実施例に基い℃
説明する。

１は密閉容器で、この容器は電動機部２の取付けられる
円筒ケース３と、スクロール圧縮機部４の取付けられる
上蓋体５と、オイルの貯溜されるオイル溜６を有する下
蓋体７とで構成されている。

円筒ケース３の上端面にはスクロール圧縮機部４に固定
されたフレーム８が載せられ℃いる。このフレームの中
央には回転軸９を軸支する軸受部１０が一体に設けられ
ている。電動機部２は巻線１１を内蔵して円筒ケース３
０内壁に取付けられる固定子１２と、この固定子の内部
でエアギャップ１３を介して回転軸９に挿着された回転
子１４とで構成され℃いる。スクロール圧縮機部４は固
定スクロール１５と旋回スクロール１６とで構成されて
いる。固定スクロール１５は密閉容器１１７３を上下に
仕切る円板状の端板１７と、この端板り一方の面周縁に
突設された環状壁１８と、この環状壁で囲まれて端板１
７に立役されたインボリュート状またはこれに近似の曲
線からなる渦巻き状のラップ１９とで構成されている。

固定スクロール１５の端板１γには中央に吐出口２０が
設けられている。そし℃、固定スクロール１５は環状壁
１８およびラップ１９の突出方向を下方としてこの環状
壁が７レ一ム８０周縁の取付脚２１にボルト２２で固定
されている。旋回スクロール１６は端板２３と、この端
板の一方の面に立役されたインポリエート状またはこれ
に近似の曲線からなる渦巻き状のラップ２４と、端板２
３の他方の面の中央に穿設されたビン部２５とで構成さ
れている。

そして、旋回スクロール１６はラップ２４の突出方向を
上方として、このラップが固定スクロール１５のラップ
１９に向い合ってかみ合うようにしている。２６は回転
軸９の先端に設けられて旋回スクロール１６のビン部２
５を挿入するボス穴で、このボス穴の中心は回転軸９の
軸心と偏心して設けられ工いる。ボス穴２６のまわりの
回転軸９にはバランスウェイト２７が一体に設けられ℃
いる。

このバランスウェイトはフレーム８で形成された空間２
８内を回転している。２９は固定スクロール１５に対し
て旋回スクロール１６を見かけ上自転しないように円軌
道上を公転させるオルダムリングである。フレーム８の
外周にはスクロール圧縮機部４に冷媒を導く吸込通路３
０が形成され℃いる。３１は吸込管で、この吸込管は電
動機部２の下方の密閉容器１円に開口している。３２は
電動機部２の固定子１２の下端に取付けられた冷媒案内
部材で、この案内部材は固定子１２の端面に接する立上
り壁３３と、中央に回転軸９を軸支する補助軸受部３４
を有する底壁３５とで巻線１１の下部コイルエンド３６
を覆うように形成されている。冷媒案内部材３２の立上
り壁３３には吸込管３１の開口に相対向して開けられた
連通孔３７が設けられている。この連通孔にはフィルタ
３８が設けられている。冷媒案内部材３２内は電動機部
２！７）エアギャップ１３を介してこの電動機部の上部
の中窒部３９に連通している。空間２８を形成するフレ
ーム８には下部に油排出孔４０が設けられ、この油排出
孔には固定子１２の端面と同一高さに開口するように延
びたパイプ４１が接続され℃いる。このパイプは固定子
１２の外周を切欠いて形成したオイル戻し孔４２に開口
を対向させている。パイプ４１はフレーム８の外周に設
けられた吸込通路３００間に設けられている。４３は上
蓋体５に取付けられた吐出管で、この吐出管は上蓋体５
と固定スクロール４の端板１７とで形成された上部空間
４４に開口している。回転軸９には各摺動部にオイルを
供給する給油孔４５が設げられ℃いる。

このように構成されたスクロール圧縮機において、電動
機部２を回転させると、その回転力が回転軸９を介して
旋回スクロール１６Ｖｃ伝えられる。

すなわち、旋回スクロール１６は回転軸９のボス穴２６
にこの回転軸の細心に対して偏心して挿入されたピン部
２５で駆動され、２ｒルダムリング２９で固定スクロー
ル１５に対して見かけ上自転しないよ５に円軌道上を公
転させられる。セし℃。

固定スクロール１５と旋回スクロール１６とはこれらの
スクロールで形成された密閉室を外方から内方へ向って
漸次縮小させ、吸込管３１から密閉容器１内て流入して
電動機部２のエアギャップ１３を通りフレーム８の外周
の吸込通路３０を流れる冷媒を圧縮している。この圧縮
された冷媒は固定スクロール１５つ端板１７の吐出口２
０かも上部空間４４に吐出され、吐出管４３かも密閉容
器１外に吐出される。また、オイル溜６のオイルは回転
軸９０回転により給油孔４５を上昇し、この回転軸のボ
ス穴２６に挿入された旋回スクロール１６のピン部２５
−？軸受部１０等の摺動面に供給されている。

冷媒案内部材３２は吸込管３１から密閉容器１内に流入
する冷媒を電動機部２のエアギャップ１３１Ｃ導き、こ
のエアギャップからフレーム８の外周の吸込通路３０に
流れるようにし℃いる。

また、旋回スクロール１６のビン部２５や軸受部１０等
の摺動面を潤滑して流出したオイルはフレーム８の空間
２８内に溜まる。こり）空間内に溜ったオイルは油排出
孔４０からパイプ４１内に排出される。こり）パイプ内
を流れるオイルは固定子１２の外周のオイル戻し孔４２
を介し℃オイル溜６に戻される。しかも、パイプ４１は
巻線１１の上部コイルエンド４６の外側で固定子１２の
端面と同一高さに開口しており、！動機部２の下方の吸
込管３１かも流入し℃エアギャップ１３を流れる冷媒流
の影響を受けないようにされている。そのため、パイプ
４１かも排出されたオイルはすみやかにオイル溜５に戻
されるようにされている。

また、パイプ４１はフレーム８の吸込通路３００間に設
けられており、エアギャップ１３から吸込通路３０に流
れる冷媒流を乱さないようにし′ｃ（・る。

吸込管３１から密閉容器１内に流入した冷媒は冷媒案内
部材３２で電動機部２のエアギャップ１３に導かれてお
り、この電動機部を効果的に冷却できるようにしている
。

尚、上記説明においては、パイプ４１を固定子１２の端
面と同一高さに開口するように説明したが、第３図に示
すようにパイプ４７を固定子１２の端面の下で開口させ
てもよいことは言うまでもない。

（ト）発明の効果 この発明のスクロール圧縮機は固定スクロールに対して
見かけ上自転しないように公転させる旋回スクロールを
回転軸に連結し、この連結部を囲むフレームの下部に油
排出孔を設け、この油排出孔に電動機部の上端より下方
に開口するとともに。

この電動機部の外周に設けたオイル戻し孔に対向するパ
イプを接続し、かつ、電動機部の下方の密閉容器円に開
口する吸込管に対向して冷媒を電動機部のエアギャップ
に案内する案内部材を密閉容器の内壁に取付け℃いるの
であるから、以下のよ５な効果を有する。

■　パイプと案内部材とでオイル戻し通路と冷媒流通路
とを別にしているため、フレームに溜ったオイルが冷媒
の影響を受けることなく、オイル溜にすみやかに戻すこ
とができる。

■　案内部材で冷媒を電動機部のエアギャップに導いて
いるため、この電動機部を効果的に冷却できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明を示し、第１図はスクロー
ル圧縮機の縦断面図、第２図は第１図の■−■線断面図
、第３図は他の実施例を示すオイル戻し装置の要部断面
図、第４図は従来例を示すスクロール圧縮機の縦断面図
である。 １・・・密閉容器、　２・・・電動機部、　４・・・ス
クロール圧縮機部、　６・・・オイル溜、　８・・・フ
レーム。 ９・・・回転軸、　１０・・・軸受部、　１３・・・エ
アギャップ、　１５・・・固定スクロール、　１６・・
・旋回スクロール、　　１７．２３・・・端板、　１９
．２４・・・ラップ、　３１・・・吸込管、　３２・・
・冷媒案内部材。 ４０・・・油排出孔、　４１・・・パイプ、　４２・・
・オイル戻し孔、　４３・・・吐出管。 出願人　三洋電機株式会社　外１名 代理人　弁理士　西野卓嗣外１名 μ第１図 第２図 第３図　８　／４０ ／　。 １トシ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．底部にオイルの貯溜されたオイル溜を有する密閉容
   器円に上側に圧縮機部を，下側に電動機部を夫々収納し
   、前記圧縮機部を、端板にインボリュートのラップを立
   設させてなる固定スクロールと、この固定スクロールと
   向い合つてかみ合う端板にインボリュートのラップを立
   設させてなる旋回スクロールとで構成し、前記固定スク
   ロールに対して見かけ上自転しないように公転させる旋
   回スクロールを回転軸に連結させ、この回転軸の連結部
   を囲うフレームの中央に回転軸の軸受部を設け、圧縮機
   部の上方の密閉容器に吐出管を、電動機部の下方の密閉
   容器に吸込管を夫々取付けたスクロール圧縮機において
   、前記連結部を囲うフレームには油排出孔が設けられ、
   この油排出孔には電動機部の上端より下方に開口すると
   ともに。 この電動機部の外周に設けたオイル戻し孔に対向するパ
   イプが接続され，かつ、密閉容器の内壁には吸込管の開
   口に対向して冷媒を電動機部のエアギャップに案内する
   案内部材が取付けられていることを特徴とするスクロー
   ル圧縮機。